JPH0755481Y2 - ブレーキシューの剪断強度測定装置 - Google Patents

ブレーキシューの剪断強度測定装置

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JPH0755481Y2
JPH0755481Y2 JP8124791U JP8124791U JPH0755481Y2 JP H0755481 Y2 JPH0755481 Y2 JP H0755481Y2 JP 8124791 U JP8124791 U JP 8124791U JP 8124791 U JP8124791 U JP 8124791U JP H0755481 Y2 JPH0755481 Y2 JP H0755481Y2
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JP
Japan
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rim
shoe
shear strength
measuring device
brake shoe
Prior art date
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Application number
JP8124791U
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JPH0533052U (ja
Inventor
光男 一瀬
哲司 村山
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Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、円弧状のリムの内面に
ウェブが連設されて成るシュー本体と、前記リムの外面
に接合されるシューライニングとの間の剪断強度を測定
すべく、シュー本体を着脱可能に固定する固定治具と、
該固定治具でシュー本体を固定した状態でシューライニ
ングに剪断方向で押圧力を与える押圧部材とを備えるブ
レーキシューの剪断強度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置では、シュー本体にお
けるウェブを固定治具で挟持、固定し、その状態で押圧
部材によりシューライニングに剪断力を与えるようにし
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、リムは比較
的薄い金属板を半円状に彎曲加工して形成されるもので
あり、上記従来の装置によると、固定治具による固定状
態でリムの中間部は確実に固定されるものの、リムの側
縁部は、押圧部材の押圧力によりウェブとの連結部を支
点として外方側に倒れる方向の曲げモーメントが作用し
て撓み易く、剪断強度の測定精度に問題があった。
【0004】本考案は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、押圧部材による押圧力の作用によってもリム
に倒れが生じることを回避して、剪断強度測定精度を向
上し得るようにしたブレーキシューの剪断強度測定装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の第1の特徴によれば、固定治具は、リムの
一側縁に当接する第1挟持部材と、第1挟持部材に対し
て近接・離反可能であってリムの他側縁に当接する第2
挟持部材と、両挟持部材を相互に近接する方向に締付け
る締付け手段とを備える。
【0006】また本考案の第2の特徴によれば、上記第
1の特徴に加えて、第1および第2挟持部材には、リム
の両側縁から内方にそれぞれ張出したガイド部を嵌合す
る位置決め凹部がそれぞれ設けられる。
【0007】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例について
説明する。
【0008】図1ないし図3は本考案の一実施例を示す
ものてあり、図1はブレーキシューの斜視図、図2は剪
断強度測定装置の平面図、図3は図2の3−3線拡大断
面図である。
【0009】先ず図1において、ドラムブレーキに用い
られるブレーキシュー1のシュー本体4は、ドラム(図
示せず)内面に対向して円弧状に形成されるリム5の内
面にフェブ6が直角に連設されて成り、リム5の外面に
シューライニング7が貼着等により接合される。リム5
の両側縁には、周方向に間隔をあけて複数たとえば3つ
ずつのガイド部8…が内方側に張出すようにしてそれぞ
れ設けられる。而して、ガイド部8…はドラムブレーキ
におけるバックプレートに摺接してシュー本体4の摺動
を案内するためのものであるが、ドラムブレーキでは左
右一対のブレーキシュー1が用いられるものであり、左
右いずれの側でもブレーキシュー1を利用可能とすべ
く、リム5の両側縁にガイド部8…がそれぞれ設けられ
る。
【0010】このようなブレーキシュー1において、シ
ュー本体4のリム5に対するシューライニング7の剪断
方向の接合強度を測定するために、本考案に従う剪断強
度測定装置が用いられる。
【0011】図2および図3において、この剪断強度測
定装置は、シュー本体4におけるリム5をその両側から
挟持して固定する固定治具9と、該固定治具9でシュー
本体5を固定した状態でシューライニング7に剪断方向
11で押圧力を与える押圧部材10とを備える。
【0012】固定治具9は、リム5の一側縁に当接する
第1挟持部材12と、リム5の他側縁に当接すべく第1
挟持部材12に対して近接・離反可能な第2挟持部材1
3と、両挟持部材12,13を相互に近接する側に締付
ける締付け手段14とを備える。
【0013】第1および第2挟持部材12,13は、そ
の外面をリム5の外面に対応させた円弧状に形成される
ものであり、第1挟持部材12は、固定の基板15に複
数たとえば3つのボルト16により固定される。また第
2挟持部材13は、基板15に対して近接・離反可能な
ホルダ17の一端部に複数たとえば3つのボルト18に
より固定される。ホルダ17の他端部には、基板15に
立設された一対のガイド柱19,19が挿通されてお
り、ホルダ17は、それらのガイド柱19,19で案内
されて昇降する。しかもホルダ17の他端部と基板15
との間には、第1および第2挟持部材12,13間で挟
まれるリム5に過大な挟圧力が作用することを回避すべ
く両挟持部材12,13間の最短距離を規制するスペー
サ20が介在せしめられており、両ガイド柱19,19
は該スペーサ20を貫通する。
【0014】締付け手段14は、基板15に植設される
ボルト21と、ホルダ17の上面への係合を可能として
ボルト21に螺合されるナット22とから成る。ボルト
21は、上下に延びる軸線を有するとともに第1挟持部
材12およびスペーサ20間で基板15に植設されるも
のであり、ホルダ17には該ボルト21を挿通させる挿
通孔23が穿設される。
【0015】第1挟持部材12は、その外周部上面でシ
ュー本体5におけるリム5の一側縁を受けるものであ
り、第1挟持部材12の外周部上面には、リム5の一側
縁における3つのガイド部8…を嵌合するための位置決
め凹部24…がそれぞれ設けられる。また第2挟持部材
13は、その外周部下面をリム5の他側縁に当接させる
ものであり、第2挟持部材13の外周部下面には、リム
5の他側縁における3つのガイド部8…を嵌合するため
の位置決め凹部25…がそれぞれ設けられる。
【0016】而して、第1および第2挟持部材12,1
3間にブレーキシュー1を介在させた状態で、ボルト2
1に螺合したナット22をホルダ17に係合させて螺進
操作することにより、ホルダ17すなわち第2挟持部材
13が第1挟持部材12に近接し、両挟持部材12,1
3間にブレーキシュー1のシュー本体4が固定的に保持
されることになる。
【0017】押圧部材10は、第2挟持部材13の外周
面に摺接する内周面を有して円弧状に形成されており、
この押圧部材10は、複数たとえば3つのボルト26に
より昇降部材27に固定される。しかも昇降部材27に
は、基板15に植設された一対のガイド柱28,28が
挿通されており、図示しない押圧駆動手段により昇降部
材27を下方に押圧することにより、昇降部材27すな
わち押圧部材10がガイド柱28,28で案内されて剪
断方向11に駆動されることになる。
【0018】また押圧部材10の内周面下部には、該押
圧部材10のシューライニング7への接触面における最
内端と、リム5の外面との間に一定たとえば1mmのク
リアランスをあけるための切欠き29が全周にわたって
設けられる。
【0019】次にこの実施例の作用について説明する
と、固定治具9でシュー本体4を固定した状態でシュー
ライニング7に押圧部材10によって剪断方向11に押
圧力を作用させ、剪断強度を測定するにあたって、シュ
ー本体4のリム5は、その両側縁に当接する第1および
第2挟持部材12,13間に挟持、固定されるものであ
り、リム5の両側縁が固定治具9で固定された状態にあ
る。したがってシューライニング7に剪断力が作用して
もリム5が外方に倒れることが防止され、ウェブを挟持
することによりリムの両側縁部をフリーとした状態でシ
ュー本体を固定する従来のものに比べて、剪断強度測定
精度を向上することが可能となる。
【0020】また両挟持部材12,13に位置決め凹部
24…,25…を設け、リム5の両側縁部のガイド部8
…をそれらの位置決め凹部24…,25…に嵌合するよ
うにしたので、両挟持部材12,13間へのシュー本体
4の位置決めが容易となるとともに、シュー本体4の固
定がより確実となる。
【0021】
【考案の効果】以上のように本考案の第1のによれば、
固定治具は、リムの一側縁に当接する第1挟持部材と、
第1挟持部材に対して近接・離反可能であってリムの他
側縁に当接する第2挟持部材と、両挟持部材を相互に近
接する方向に締付ける締付け手段とを備えるので、リム
の側縁部を確実に保持、固定し、リムが倒れることを防
止して、剪断強度の測定精度を向上することができる。
【0022】また本考案の第2の特徴によれば、第1お
よび第2挟持部材には、リムの両側縁から内方にそれぞ
れ張出したガイド部を嵌合する位置決め凹部がそれぞれ
設けられるので、固定治具へのシュー本体の位置決め固
定を容易とし、リムの固定をより強固にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキシューの斜視図である。
【図2】剪断強度測定装置の平面図である。
【図3】図2の3−3線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ブレーキシュー 4 シュー本体 5 リム 6 ウェブ 7 シューライニング 8 ガイド部 9 固定治具 10 押圧部材 11 剪断方向 12 第1挟持部材 13 第2挟持部材 14 締付け手段 24,25 位置決め凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円弧状のリム(5)の内面にウェブ
    (6)が連設されて成るシュー本体(4)と、前記リム
    (5)の外面に接合されるシューライニング(7)との
    間の剪断強度を測定すべく、シュー本体(4)を着脱可
    能に固定する固定治具(9)と、該固定治具(9)でシ
    ュー本体(4)を固定した状態でシューライニング
    (7)に剪断方向(11)で押圧力を与える押圧部材
    (10)とを備えるブレーキシューの剪断強度測定装置
    において、固定治具(9)は、リム(5)の一側縁に当
    接する第1挟持部材(12)と、第1挟持部材(12)
    に対して近接・離反可能であってリム(5)の他側縁に
    当接する第2挟持部材(13)と、両挟持部材(12,
    13)を相互に近接する方向に締付ける締付け手段(1
    4)とを備えることを特徴とするブレーキシューの剪断
    強度測定装置。
  2. 【請求項2】 第1および第2挟持部材(12,13)
    には、リム(5)の両側縁から内方にそれぞれ張出した
    ガイド部(8)を嵌合する位置決め凹部(24,25)
    がそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1記載の
    ブレーキシューの剪断強度測定装置。
JP8124791U 1991-10-07 1991-10-07 ブレーキシューの剪断強度測定装置 Expired - Lifetime JPH0755481Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8124791U JPH0755481Y2 (ja) 1991-10-07 1991-10-07 ブレーキシューの剪断強度測定装置

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JPH0533052U JPH0533052U (ja) 1993-04-30
JPH0755481Y2 true JPH0755481Y2 (ja) 1995-12-20

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