JPS6221771Y2 - - Google Patents

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JPS6221771Y2
JPS6221771Y2 JP1979041104U JP4110479U JPS6221771Y2 JP S6221771 Y2 JPS6221771 Y2 JP S6221771Y2 JP 1979041104 U JP1979041104 U JP 1979041104U JP 4110479 U JP4110479 U JP 4110479U JP S6221771 Y2 JPS6221771 Y2 JP S6221771Y2
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JP
Japan
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ball
plates
clamping
fulcrums
force
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979041104U
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English (en)
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JPS55140820U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はボールジヨイント、特にボールを2枚
の板で挾持しその挾持力を調節することによつて
ボール側部材と板側部材とを互いに自由にあるい
は固定的に連結することができるようにした継手
に関するものである。
この種の継手、通称ボールジヨイントは、ボー
ルが球体であり板側部材が球体の周面のいろいろ
な角度位置で連結関係を実現できるので、たとえ
ば手術台に設置され患者の手、足、腕などを保持
ないし支持する器具などに有効に利用されてい
る。
しかしながら従来のこの種のボール継手は、ボ
ールを2枚の板で挾持する場合ボールを中心にし
てその両側に同一距離を隔てて両板の締結具を設
置した構造であり、互いの部材を固定的に連結す
る操作が複雑でしかも挾持力を相当大きくしなけ
れば両部材間の固定的連結が充分でなく滑りを生
じて手術に支障をきたすなどの欠点を有してい
る。ボールに締結ねじを直接当接し操作を容易に
したものもあるが、両部材を固定的に連結すると
きの締結力(挾持力)が小さいのが問題である。
本考案はこのような従来の欠点を解消したボー
ル継手を提供しようとするものである。
すなわち、本考案のボール継手は、ボールを挾
持する2枚の板の一端側を挾持支点として構成し
しかもこの挾持支点をボールの直径より大なる距
離間隔を有する2地点に配置するとともに、この
両挾持支点を結ぶ直線をボールの中心に近接する
位置に配置し、前記ボールに対し前記両挾持支点
と反対側で、かつ前記両挾持支点を結ぶ直線に対
しボールの中心を通る垂直線上の位置に、両板を
たがいに引き寄せあるいは離反させる作動機構た
とえば締結具を設け、2枚の板のボールに対する
挾持力をこの作動機構で調節するようにしてボー
ル側と板側の両部材の連結を行なわせるようにし
たものである。
以下図示実施例を説明する。
図において、1はボール(鋼球)であり、ボー
ル側部材2に一体に取り付けられている。4,5
はこのボール1を両側から愿持する板であり、両
板4,5のうち基板4は板側部材3に一体に固定
されている。両板4,5のボール1を挾持する部
分には凹球面4′,5′が形成され、ボール1を両
側より抱囲挾持する。
両板4,5は第2図に示すように、V字形をな
した中央凹部Kが形成されていて、ボール側部材
2をこの凹部Kの位置まで板4,5に対して曲折
できるようになつている。板4,5のV字形両端
部にはそれぞれボルト6,6′が貫通されナツト
7,7′によつて締結され挾持支点を構成してい
る。この両挾持支点はもちろんボール1の直径よ
りも大なる距離間隔を有しており、しかも両挾持
支点を結ぶ直線が図面からも明らかなようにボー
ル1の中心Oに近接するように配置されている。
9はつまみ8と一体の締付ねじで、両板4,5
のねじ孔4N,5Nおよび部材3に穿設されたね
じ孔3Nにねじ込まれそのねじ込み量により両板
4,5のボール1に対する挾持力が調節される。
この締付ねじ9による作動機構は第2図に明示す
るように、ボール1に対し両挾持支点と反対側
で、かつ両挾持支点から遠く離れた位置であり、
しかも両挾持支点を結ぶ直線に対して垂直な直線
上の位置に配置されている。すなわち、両挾持支
点を結ぶ直線からボールの中心Oまでの距離を
B、また作動機構による締付力発生位置までの距
離をAとすると、AとBの関係はA≫Bである。
したがつてねじ9の締付力をfとし、ボール1を
挾持する力をFとすると、 F=A/Bf であるから、A≫BによりFはきわめて大きな力
となりボール1を強固に挾持することができる。
第3図は本考案を手術台用の支持具ないし保持
具に適用した例を示す。第1図、第2図における
と同一の符号は第1図、第2図と同一の部品ない
しは同一の機能を有する部品を示す。
3′は板4に一体に固定された支柱で手術台
(図示省略)に固定されている。3′Nはこの支柱
3に穿設されたねじ孔である。10はたとえば患
者の足を受ける受板であり11は支え棒である。
第3図においては挾持支点を構成するためのボル
ト、ナツトは図示を省略してある。
このような支持具はそのつまみ8を若干量まわ
すのみで受台10と支柱3′との関係を自由にし
あるいは固定的に連結することができ、操作が容
易で、かつ手術の安全を保障する。しかも部材2
は両板4,5に対しその傾斜角度をかなりの範囲
にわたつて広げられるので受台10を多様な状態
に支持でき手術時の要求に適用可能である。
本考案は図示例のみに限定されるものではな
い。たとえば両板を引き寄せあるいは離反させて
ボールへの挾持力を調節する作動機構は図示例の
ようにねじ9とつまみ8による方式のみでなく、
カムとレバーを利用する方式も採用できる。両板
4,5の形状も図示例のみに限定されない。
本考案によるボール継手の利用は単に手術台の
ための支持具ないし保持具のみに限らずベツド、
治療器具、さらには2個の部材を必要により強固
に連結する部所に効果的に使用できる。
本考案のボール継手は以上のように従来の継手
に比して構造、操作とも簡単であり、また、作動
機構を2枚の板の挾持支点からボールの中心まで
の距離に比べて遠く離れた位置に配置したから、
作動機構の小さな力でボールを挾持する大きな力
を得ることができ強固な連結を可能にしたもの
で、その実用的効果はきわめて優れている。
特に、挾持支点を2地点に分ける両挾持支点方
式としたから、ボールの径を大きくしてもなお挾
持支点からボール中心までの距離を小さくするこ
とができ、大径のボールでかつ強力に挾持でき強
力な連結が保障される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図
は同平面図、第3図は本考案を手術台用支持具に
適用した例の一部を縦断面で示した正面図であ
る。 1……ボール、2……ボール側部材、3……板
側部材、4,5……板、6……ボルト、7……ナ
ツト、8……つまみ、9……ねじ、O……ボール
の中心、K……板の凹部、B……挾持支点からボ
ールの中心までの距離、A……挾持支点から作動
機構までの距離。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボールを2枚の板で挟持し、その挟持力を調節
    することによつてボール側と板側とをたがいに自
    由にしあるいは固定的に連結することができるよ
    うにした継手において、2枚の板のボールに対す
    る挟持支点をボールの直径より大なる距離間隔を
    有する2地点に配置するとともに、この両挟持支
    点を結ぶ直線をボールの中心に近接する位置に配
    置し、前記ボールに対し前記両挟持支点と反対側
    でかつ前記両挟持支点を結ぶ直線に対しボールの
    中心を通る垂直線上の位置に前記2枚の板をたが
    いに引き寄せあるいは離反させる作動機構を配備
    し、この作動機構によつて前記挟持力を調節する
    ようにしたことを特徴とするボール継手。
JP1979041104U 1979-03-28 1979-03-28 Expired JPS6221771Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979041104U JPS6221771Y2 (ja) 1979-03-28 1979-03-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979041104U JPS6221771Y2 (ja) 1979-03-28 1979-03-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55140820U JPS55140820U (ja) 1980-10-08
JPS6221771Y2 true JPS6221771Y2 (ja) 1987-06-03

Family

ID=28911064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979041104U Expired JPS6221771Y2 (ja) 1979-03-28 1979-03-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4520662Y1 (ja) * 1966-09-02 1970-08-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4520662Y1 (ja) * 1966-09-02 1970-08-19

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Publication number Publication date
JPS55140820U (ja) 1980-10-08

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