JPS6217601Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電柱用立上り管の支持装置に関するも
ので、立上り管を電柱面に簡易確実に締付けられ
るこの種の装置を提供することを目的として案出
したのである。

図面は本考案に係る電柱用立上り管の支持装置
の一実施例を示し、１は支持基枠で、支持基枠１
は中央の彎曲片２と該彎曲片２の両端を折曲して
設けたＬ字形の側片３，３′とで構成し、各側片
３，３′の先端側にはバンド体４の挿通孔５，５
を設け、また、一方の側片３′と彎曲片２との間
には、彎曲片２側の一端が小径部６ｂ、他端を締
付片９貫挿用大径部６ａにしたほぼＴ字形の長孔
６を形成し、中介片７を介して彎曲片２に連設し
た他方の側片３と中介片７との間には、中介片７
側の一端を小径部８ｂ、他端側を締付ボルト１３
の先端に螺合したナツト１４を貫挿する大径部８
ａとしたＴ字形の長孔８を設けて成り、また、締
付片９は、前記支持基枠１の長孔６に係止するＴ
字形係止片１０を一端に設け、他端には、締付ボ
ルト１３の貫挿孔１２を穿つた緊締受縁１１を形
成して構成するのである。

しかして、バンド体４を挿通孔５，５に貫通せ
しめて、バンド体４によつて支持基枠１を電柱Ｄ
に締付けた後、締付け片９の係止片１０を支持基
枠１の長孔６に係止し、彎曲片２に当接した立上
り管Ｂを主体部９ａで挾むようにして、締付片９
の他端側の緊締受縁１１を支持基枠１の中介片７
に相対せしめ、該緊締受縁１１の貫挿孔１２に予
め挿通した締付ボルト１３を、先端に螺合したナ
ツト１４と共に前記支持基枠１の長孔８の大径部
８ａより挿入し、ナツト１４を中介片７に係合
し、しかる後、締付ボルト１３を回動することに
より立上り管を締付けて電柱に固定するのであ
る。

本考案は前記の通りの構成であるから、立上り
管支持作業時において最も煩雑な作業であるナツ
トの脱着作業を必要としない。

すなわち、締付け片の緊締受片に貫通させたボ
ルトの先端にナツトを螺合しておき、バンド体に
よつて締付けた支持基枠の彎曲片に当てた立上り
管の外側から、一端を支持基枠に係止した締付け
片の中間部を当て締付け片の他の一端側に取付け
たボルトに螺合したナツト部を支持基枠側に設け
た長孔に貫通して係止してボルトを締めることに
よつて立上り管を容易に締付けることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る電柱用立上り管の支持装置
の一実施例を示し、第１図は本考案の一部欠截平
面図、第２図は分解斜視図である。 １……支持基枠、４……バンド体、９……締付
片、１３……締付ボルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 彎曲片と彎曲片の両端を折曲して設けた一対の
   側片とで支持基枠を構成し、該支持基枠の側片の
   先端側にバンド体を貫通して支持基枠を電柱に締
   付けると共に、前記彎曲片と一端を一方の前記側
   片側において係離自在に係止した締付け片との間
   に立上り管を介装し、彎曲片に中介片を介して連
   設した他の一方の前記側片と中介片との間に中介
   片側の一端を小径部、側片側を大径部としたＴ字
   形の長孔を設け、該長孔に大径部を径て前記締付
   け片の他の一端に設けた緊締受片に貫通させたボ
   ルトの先端に螺合したナツトと係止した電柱用立
   上り管の支持装置。