JPH053484A - リング型ネツトワークのノード装置 - Google Patents

リング型ネツトワークのノード装置

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JPH053484A
JPH053484A JP3960991A JP3960991A JPH053484A JP H053484 A JPH053484 A JP H053484A JP 3960991 A JP3960991 A JP 3960991A JP 3960991 A JP3960991 A JP 3960991A JP H053484 A JPH053484 A JP H053484A
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JP
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unit
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frame
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JP3960991A
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Inventor
Mitsuo Iwama
光夫 岩間
Kazuyuki Ozawa
和幸 小澤
Kyosuke Saka
恭輔 坂
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消去解除用の通信フレームを用いる必要がな
く、通信フレーム群の転送効率の低下を招かずに確実に
リング型ネットワークシステムに送出した通信フレーム
の消去ができ、かつ回路が簡単で経済的にできる。 【構成】 送信元アドレス情報記憶部110 は中継制御部
103 の制御により端末側送受信部108 からの通信フレー
ム中の送信元アドレス情報を一つ以上記憶する。送信元
アドレス情報比較部110 は受信部102 からの通信フレー
ム中の送信アドレスと送信元アドレス情報記憶部110 の
内容とを比較する。通信フレーム消去部107 は送信元ア
ドレス情報比較部111 の一致結果にもとづき受信部102
からの通信フレームを消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リング型ローカルネッ
トワークのノード装置の送信電文消去装置に利用する。
特に、特定のフレーム(消去解除用フレーム)を用いる
ことなく通信フレームの消去解除ができ伝送効率の良い
リング型ネットワークシステムを構築できるリング型ネ
ットワークのノード装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2はリング型ネットワークシステムの
ブロック構成図である。図3はリング型ネットワークシ
ステムの通信フレームフォーマットである。図4は従来
例のリング型ネットワークのノード装置のブロック構成
図である。
【0003】図2において、1A1 〜1An (括弧内は
従来例を示す)はノード装置、2はノード装置1A1
ノード装置1A2 、…1An との間を接続する伝送ケー
ブル、311〜31a、321〜32b、3j1〜3jc、3k1〜3
kd、3n1〜3neはノード装置1A1 〜1An にそれぞれ
接続される端末、41 〜4n はノード装置1A1 〜1A
n と端末311〜31a、321〜32b、3j1〜3jc、3k1
kd、3n1〜3neとの間に設けられた接続伝送ケーブル
である。
【0004】図3において、50はフレーム開始部、51は
通信相手を示す宛先アドレス部、52は送信元を示す送信
元アドレス部、53は通信電文などの情報部、54は通信フ
レームのチェックなどを含むフレーム終了指示部であ
る。
【0005】図4において、101 は伝送ケーブル2に接
続される送信部、102 は伝送ケーブル2に接続される受
信部、103 は中継制御部、104 はアドレスフィルタリン
グ部、105 はバッファ部、106 は送信制御部、107 Aは
通信フレーム消去部、108 は接続伝送ケーブル4に接続
される端末側送受信部である。
【0006】従来、ノード装置は、図2〜図4に示すよ
うに通信を以下のように行う。ここでは、ノード装置1
1 に接続される端末31aからノード装置1Aj に接続
される端末3jcへの通信を例として説明する。
【0007】端末31aは、宛先アドレスを3jc、送信元
アドレスを31aとし、通信すべき内容などから構成され
る通信フレームをノード装置1A1 の接続伝送ケーブル
1 に送信する。この送信フレームがノード装置1A1
の端末側送受信部108 に到達すると、端末側送受信部10
8 はこの通信フレームの内容を中継制御部103 に送信す
る。中継制御部103 は、この通信フレームの宛先アドレ
ス3jcの情報をアドレスフィルタリング部104 に送る。
【0008】アドレスフィルタリング部104 はあらかじ
め伝送ケーブル2に送出の有無の判定を行えるアドレス
情報データベース(アドレスDB)を有しているので、
宛先アドレス3jcについてアドレスDBを精査して、伝
送ケーブル2に送出すべき通信フレームであるとの判定
結果を中継制御部103 に回答する。回答を受信した中継
制御部103 は、端末側送受信部108 から中継制御部103
に送信された通信フレームの内容をバッファ部105 に格
納する。ここで、バッファ部105 は、上記の通信フレー
ムを含む、さらにこの通信フレームの以前に端末側送受
信部108 に受信した伝送ケーブル2に送出すべき通信フ
レームであるとの判定した複数の通信フレームが格納さ
れる状態が存在する。このようにしてバッファ部105 に
格納された通信フレームは、中継制御部103 から伝送ケ
ーブル2に送出されるのを待つ状態に入る。
【0010】この状態において、ノード装置1A1 は、
伝送ケーブル2に接続された受信部102 に受信して中継
制御部103 に送られる通信フレームが、特定の通信フレ
ーム{たとえば、IEEE802.5 またはFDDI(Fibe
r Distributed Data Interface) に準拠するリング型ネ
ットワークシステムでは、トークンとして定義される制
御フレーム}であるかを送信制御部106 に送り判定す
る。特定の通信フレームでないときは、この通信フレー
ムを送信部101 を介して伝送ケーブル2に送出する。特
定の通信フレームの受信であると送信制御部106 が判定
したときには、中継制御部103 は、上記の特定の通信フ
レームの変わりにバッファ部105 に格納された通信フレ
ームを、伝送ケーブル2に送出できる図3に示す通信フ
レーム形式で送信部101 を介して伝送ケーブル2に送出
する。この場合に、上述のバッファ部105 に格納された
通信フレームでは、宛先アドレス部51のデータは3jc
し、送信元アドレス部52のデータは31aとし、情報部53
はバッファ部105 に格納された通信フレームの通信すべ
きデータ内容とし、必要に応じて伝送ケーブル2に送出
する通信フレームのチェックを行うためのデータを含む
フレーム終了指示部54とする通信フレームとして伝送ケ
ーブル2に送出されることになる。
【0011】この動作の継続する期間は、バッファ部10
5 に格納した一つの通信フレームで終了して残りは、再
度特定の通信フレームを受信するまで待つものもある
が、送信制御部106 にシステムとしてあらかじめ設定さ
れた時間内であれば連続してバッファ部105 に格納され
た通信フレームを送出できるようになっているものもあ
る。いずれにしても、伝送ケーブル2を流れる通信フレ
ームは、ノード装置1A1 から送出された通信フレーム
群として捕らえることができる。
【0012】これらの一連の送信動作が終了すると、中
継制御部103 は、他のノード装置1A2 〜1An が送信
動作を開始する契機となるノード装置1A1 が送信動作
の契機とした同様の特定の通信フレームを開放する。
【0013】これらの動作により、ノード装置1A1
ら伝送ケーブル2に送出された通信フレーム群は、リン
グ型ネットワークシステムを構成するノード装置間を巡
回する。ノード装置1A2 〜1An 、ここでは上述の通
信フレームの宛先の端末3jcを接続するノード装置1A
j を例に説明する。ノード装置1Aj からの通信フレー
ム群がノード装置1Aj の受信部102 を介して中継制御
部103 に到達すると、中継制御部103 は、通信フレーム
群を送信部101 を介して伝送ケーブル2に送出するのと
並行して、この通信フレームの宛先アドレス部51のデー
タをアドレスフィルタリング部104 に送る。アドレスフ
ィルタリング部104 では、宛先アドレス部51のデータと
アドレスDBとを精査して、接続伝送ケーブル4j に送
出すべき通信フレームであるとの判定を行い、その結果
を中継制御部103 に回答する。接続伝送ケーブル4j
送出すべき通信フレームであるとの判定した通信フレー
ムについては、この通信フレームの複写を行い、その内
容をバッファ部105 に格納する。バッファ部105 に格納
された通信フレームは、ノード装置1A1 での説明とは
逆に、端末側送受信部108 を介して接続伝送ケーブル4
j に送出され、通信先の端末3jcに到達する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上がリング型ネット
ワークシステムにおける通信動作の共通的な説明である
が、問題は、巡回を終えた通信フレーム群が送信元のノ
ード装置1A1 に再び戻って来た時の消去方法である。
すなわち、ノード装置1A1 で伝送ケーブル2への通信
フレーム送出時には、通信フレーム消去部107 Aが動作
しているので通信フレームは消去される状態にある。し
かし、中継制御部103 からバッファ部105に格納された
最後の通信フレームを送出した後は、いつ通信フレーム
消去部107Aの動作を解除するかが問題となる。
【0015】従来例のノード装置1Aでは、このため
に、最後の通信フレームと他のノード装置1A1 〜1A
n に送信権を渡すための特別な通信フレームとの間に消
去解除用のフレームを通信フレーム消去部107 Aが受信
したことを検出して消去動作を終了する方法があった。
この方法は、消去解除用のフレームの長さに比べて一般
通信フレーム(端末31aから端末3jnなどで使用する通
信フレーム)の長さが大きいか、または、通信フレーム
群として大きい場合には、消去解除用のフレームによる
伝送効率の低下は問題とならないが、小さい場合には、
伝送効率の低下となる問題点があった。
【0016】また、一般通信フレームが小さい場合に
は、ノード装置1Aでの伝送ケーブル2と接続伝送ケー
ブル4との間に中継するための処理能力の低下を考える
と伝送効率の低下はさらに増加することになる。
【0017】さらに、消去解除用のフレームの内容がノ
ード装置1A2 〜1An を巡回する間に変質した場合に
は、通信フレーム消去部107 Aでは消去解除用のフレー
ムが検知できないために、引続く特定の通信フレームま
たは他のノード装置1A2 〜1An から送信された通信
フレームを消去し続けることになる。これを解決するた
めには、システムの送信手段の初期化またはシステム初
期化が必要となるなどの問題点があった。
【0018】後者の場合を解決するために、ノード装置
1A1 が送出した通信フレーム群であることを示す情報
部を持った消去解除用のフレームを通信フレーム群の送
出に先立ち送出して、ノード装置1Aで送出した通信フ
レームのカウンタにより解決する方法があった。
【0019】この方法は、通信フレーム消去部107 Aが
自分で送出した通信フレームであることを示す情報部を
持った消去解除用のフレームを受信すると、引続きノー
ド装置1A1 に到達する通信フレームのつど、セットさ
れたカウンタ値から減算を行い、カウント値が零となっ
たときまたは自分以外の送出した消去解除用のフレーム
を受信したときにこの通信フレームを最後に消去を終了
する方法である。
【0020】しかし、この場合も、通信フレーム群がノ
ード装置1A2 〜1An を巡回する過程で、通信フレー
ム群が変質して通信フレームの区切り、たとえば、通信
フレームの開始部が喪失した場合には、正常な通信フレ
ームカウンタは動作不可能となり、喪失した通信フレー
ムのカウント数分自分以外の通信フレームを消去するこ
とになり問題点となっていた。
【0021】本発明は上記の問題点を解決するもので、
消去解除用の通信フレームを用いる必要がなく、通信フ
レーム群の伝送効率の低下を招かずに確実にリング型ネ
ットワークシステムに送出した通信フレームの消去がで
き、かつ回路が簡単で経済的なリング型ネットワークの
ノード装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】リング型ネットワークシ
ステムの伝送ケーブルに通信フレームを送信する送信部
と、上記伝送ケーブルから通信フレームを受信するネッ
トワーク側受信部と、自装置の端末からの通信フレーム
を受信する端末側受信部と、この端末側受信部および上
記ネットワーク側受信部からの通信フレームを上記送信
部に与える中継制御手段とを備えたノード装置におい
て、上記中継制御手段の制御により上記端末受信部から
の通信フレーム中の送信元アドレス情報を一つ以上記憶
する送信元アドレス情報記憶部と、上記ネットワーク側
受信部の出力する通信フレーム中の送信元アドレスと上
記送信元アドレス情報記憶部の内容とを比較する送信元
アドレス比較部と、この送信元アドレス比較部の一致結
果に基づき上記ネットワーク側受信部の出力する通信フ
レームを消去する通信フレーム消去手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0023】
【作用】送信元アドレス情報記憶部は中継制御手段の制
御により端末受信部の出力する通信フレーム中の送信元
アドレス情報を一つ以上記憶する。送信元アドレス比較
部はネットワーク側受信部の出力する通信フレーム中の
送信元アドレスと送信元アドレス情報記憶部の内容とを
比較する。通信フレーム消去手段は送信元アドレス比較
部の一致結果に基づきネットワーク側受信部からの通信
フレームを消去する。
【0024】以上により消去解除用の通信フレームを用
いる必要がなく、通信フレーム群の伝送効率の低下を招
かずに確実にリング型ネットワークシステムに送出した
通信フレームの消去ができ、かつ回路が簡単で経済的に
できる。
【0025】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1は本発明一実施例リング型ネットワークのノ
ード装置のブロック構成図である。
【0026】図1において、ノード装置11 〜1n は、
リング型ネットワークシステムの伝送ケーブル2に通信
フレームを送信する送信部101 と、伝送ケーブル2から
通信フレームを受信するネットワーク側受信部として受
信部102 と、自装置の端末3からの通信フレームを受信
する端末側受信部として端末側送受信部108 と、端末側
送受信部108 および受信部102 からの通信フレームを送
信部101 に与える中継制御手段としてアドレスフィルタ
リング部104 、バッファ部105 、情報比較部106 および
中継制御部103 とを備える。
【0027】ここで本発明の特徴とするところは、中継
制御部103 の制御により端末側送受信部108 からの通信
フレーム中の送信元アドレス情報を一つ以上記憶する送
信元アドレス情報記憶部110 と、受信部102 の出力する
通信フレーム中の送信元アドレスと送信元アドレス情報
記憶部110 の内容とを比較する送信元アドレス情報比較
部111 と、送信元アドレス情報比較部111 の一致結果に
基づき受信部102 からの通信フレームを消去する通信フ
レーム消去手段として通信フレーム消去部107とを備え
たことにある。
【0028】このような構成のリング型ネットワークの
ノード装置の動作について説明する。図1〜図3におい
て、端末31aなどから送出された通信フレームがノード
装置11 のバッファ部105 に格納されて中継制御部103
から伝送ケーブル2に送出されるのを待つ状態に入るま
での動作は、従来の技術の説明で行ったものと同様であ
るので省略する。
【0029】この状態において、ノード装置11 の中継
制御部103 は、伝送ケーブル2に接続された受信部102
からの通信フレームが特定の通信フレームの受信である
かを送信制御部106 に送り判定する。特定の通信フレー
ムでないときには、この通信フレームを送信部101 を介
して伝送ケーブル2に送出する。特定の通信フレームの
受信であると送信制御部106 が判定したときには、中継
制御部103 は、上記の特定の通信フレームの変わりにバ
ッファ部105 に格納された通信フレームを伝送ケーブル
2に送出できる図3に示す通信フレーム形式で送信部10
1 を介して伝送ケーブル2に送出する。バッファ部105
に格納された通信フレームを送信部101を介して伝送ケ
ーブル2に送出する動作は、従来の技術の説明で述べた
動作と同様であるが、送信部101 を介して伝送ケーブル
2に送出するこの通信フレームの送信元アドレス部52に
書込まれるデータと同一のものを送信元アドレス情報記
憶部110 に格納する。この動作は通信フレームを送信部
101 を介して伝送ケーブル2に送出する都度行われる。
このようにして、ノード装置11 から送出した通信フレ
ーム群の個々の通信フレームの送信元アドレス部52のデ
ータが送信元アドレス情報記憶部110 にすべて格納され
た状態となる。
【0030】このような状態において、ノード装置11
から送出した通信フレーム群が再びノード装置11 に到
達する。通信フレーム消去部107 では、通信フレームの
開始部50を検出すると送信元アドレス情報比較部111 の
通信フレームの送信元アドレス部52のデータと送信元ア
ドレス情報記憶部110 に格納済の情報との比較を行うた
めの準備を行う。具体的には、送信元アドレス情報比較
部111 の通信フレームの送信元アドレス部52のデータを
格納するレジスタの初期化と送信元アドレス情報記憶部
110 の最初に到達する確率の高い、すなわち、ノード装
置11 から最初に送出した通信フレームの送信元アドレ
スの格納位置にポインタをセットする。
【0031】この状態において、通信フレームの送信元
アドレス部52が通信フレーム消去部107 に到着すると、
このデータを送信元アドレス情報比較部111 のレジスタ
にセットする。このセットの完了を受け、送信元アドレ
ス情報比較部111 は、送信元アドレス情報記憶部110 の
ポインタ位置のデータとの比較を行う。この比較の結果
が同一と判定した送信元アドレス情報比較部111 は、消
去の継続を通信フレーム消去部107 に指示する。この後
に、送信元アドレス情報比較部111 はレジスタの初期化
を行い、また送信元アドレスアドレス情報記憶部110
は、次に到達する確率の高い、すなわち、ノード装置1
1 から消去している通信フレームに続いて到達すべき通
信フレームの送信元アドレスの格納位置にポインタをセ
ットして、連続した通信フレーム群の消去に備える。こ
の動作を繰返して、送信元アドレス情報記憶部110 にお
いてノード装置11 から消去している通信フレームに続
いて到達すべき通信フレームの送信元アドレスの格納位
置にポインタがなくなったときに、通信フレーム消去部
107 にその旨を通知する。通知を受けた通信フレーム消
去部107 は、消去中の通信フレームのフレーム終了指示
部54を検出するまで消去を継続した後に、通常の中継状
態、すなわち、受信部102 から受信した通信フレームを
そのまま中継制御部103 に伝達できる状態となる。この
ようにして、ノード装置11 から送出した通信フレーム
群が消去できたことになる。
【0032】ここで仮に、通信フレーム群の中間の通信
フレームの送信元アドレス部52のデータが変質した場合
には、送信元アドレス情報記憶部110のポインタ位置の
データとは異なるが、送信元アドレス情報比較部111 は
通信フレーム消去部107 に消去処理の継続を指示すると
ともに、当該レジスタ内容の初期化を行い、送信元アド
レス情報記憶部110 のポインタを次に到達する可能性が
高いポインタ位置に移動しておくだけでよい。また、最
初または中間の通信フレームのフレーム開始部50が通信
フレーム消去部107 で検出されなかった場合には、通信
フレーム消去部107 は消去動作を継続し、通信フレーム
のフレーム開始部50を検出した時点で、この通信フレー
ムの送信元アドレス部52のデータを送信元アドレス情報
比較部111 のレジスタにセットし、送信元アドレス情報
記憶部110のポインタを移動してレジスタの内容と一致
するポインタ位置を精査する。このようにして、送信元
アドレス情報記憶部110 のポインタ位置が確定したとき
には、必要ならば送信元アドレス情報記憶部110 はその
旨を送信元アドレス情報比較部111 に通知するとともに
ポインタ位置をこの通信フレームの次に到達する可能性
が高いポインタ位置に移動して、動作が起動されるのを
待っている通常の状態に戻る。
【0033】通信フレーム群の最後の通信フレームの送
信元アドレス部52のデータが変質した場合には、送信元
アドレス情報記憶部110 のポインタ位置のデータと送信
元アドレス情報比較部111 のレジスタとの内容は不一致
となるが、送信元アドレス情報記憶部110 ではポインタ
の移動ができない旨を送信元アドレス情報比較部111に
通知することにより、送信元アドレス情報比較部111
は、このフレームの消去をもって処理の解除を通信フレ
ーム消去部107 に指示できる。なお、送信元アドレス情
報記憶部110 ではポインタの移動ができない旨の通知
は、送信元アドレス情報記憶部110 では、最終のポイン
タ位置であることを前もって知ることができる場合に
は、あらかじめこの通知を送信元アドレス情報比較部11
1 に通知しておいてもよい。通信フレーム群の最後の通
信フレームのフレーム開始部50が変質した場合には、次
の通信フレームのフレーム開始部50を検出した時点で、
送信元アドレス情報比較部111 では、この通信フレーム
の送信元アドレス部52のデータを送信元アドレス情報記
憶部110のポインタ位置のデータと比較することになる
が、当然、不一致であり、送信元アドレス情報記憶部11
0 ではポインタの移動ができない旨の通知により送信元
アドレス情報比較部111 は、通信フレーム消去部107 に
消去処理の中止を指示するとともにこの通信フレームの
中継制御部103 への中継を指示する。ここで、この動作
を実行可能とするためには、通信フレーム消去部107 に
は、少なくともフレーム開始部50、宛先アドレス部51お
よび送信元アドレス部52を一時的に格納するヘッダバッ
ファ部109 を設けておく必要がある。
【0034】以上の説明では、通信フレーム消去部107
での通信フレームのフレーム開始部50の検出を契機とす
ることを前提として動作するように説明したが、通信フ
レームのフレーム開始部50またはフレーム終了指示部54
のいずれか一方の検出を動作の契機とすれば、より確実
に動作の契機が保証されるので、通信フレーム消去部10
7 に、フレーム開始部50、宛先アドレス部51および送信
元アドレス部52を一時的に格納するヘッダバッファ部10
9 の動作は、送信元アドレス情報記憶部110のポインタ
位置が最終位置を示す場合において動作するのみでよ
い。また、通信フレームのフレーム開始部50またはフレ
ーム終了指示部54のいずれか一方の検出を動作の契機と
する場合には、ノード装置11 から送出された通信フレ
ーム群の中間に位置する通信フレームのフレーム開始部
50がリング型ネットワークシステムを巡回する間に何等
かの原因で変質したときには、通信フレーム消去部107
では通信フレームのフレーム終了指示部54が連続して検
出されるので、この検出結果を送信元アドレス情報記憶
部110 を通知してポインタをその検出回数分だけ移動す
ることにより、先に説明した送信元アドレス情報記憶部
110 のポインタを移動してレジスタの内容と一致するポ
インタ位置を精査することを不要にすることができる。
【0035】なお、以上は、送信元アドレス情報記憶部
110 においてアドレスDBに対してポインタの移動とし
て動作を説明したが、送信元アドレス情報比較部111 で
ノード装置11 からの通信フレームと判定されたなら
ば、判定された通信フレームの送信元アドレス部52と同
一のアドレスDB内の情報の消去を行ってもよい。この
場合には、通信フレーム群の中間に位置する通信フレー
ムにおいて、通信フレームのフレーム開始部50が変質し
たときには、送信元アドレス情報記憶部110 のアドレス
DBを精査してレジスタの内容と一致するアドレスDB
内の情報までの消去を行うことになる。また、通信フレ
ームのフレーム開始部50またはフレーム終了指示部54の
いずれか一方の検出を動作の契機とする場合には、通信
フレーム消去部107 では通信フレームのフレーム終了指
示部54が連続して検出されたときに、検出回数分だけア
ドレスDBの情報の消去を行う。
【0036】なお、上述の本発明の動作は、ノード装置
1 から送出される通信フレーム群の先頭が、ノード装
置11 からの通信フレーム群の最後が送出されるまで到
達しないことを前提として説明を簡単にするために説明
したが、中継制御部103 および送信部101 の動作と受信
部102 ならびに本発明の主要部である通信フレーム消去
部107 、送信元アドレス情報記憶部110 および送信元ア
ドレス情報比較部111の動作とは独立に行うことが可能
であるので、これを前提とする制約を設ける必要はな
い。このような状況は、リング型ネットワークシステム
が小規模かつ伝送ケーブル2の長さが短い場合などに発
生する。この場合には、ノード装置11 から送出する通
信フレーム群の先頭の通信フレームが送出ノード装置1
1 から送出する最後の通信フレームを送出するまでに、
通信フレーム消去部107 に到達することになるが、先頭
の通信フレームの送信元アドレス部52と同一の情報が送
信元アドレス情報記憶部110 には通信フレームの送出時
の動作として前もってこの情報が格納されているので、
通信フレーム消去部107 、送信元アドレス情報記憶部11
0 および送信元アドレス情報比較部111 は前に説明した
本発明の動作を行うだけでよく、ノード装置11 の通信
フレーム送出動作、通信フレーム消去動作に何等変更を
加える必要はない。
【0037】このような作用をするから、その効果とし
ては、特別に通信フレーム群の消去のための特定のフレ
ームを定義することがないので、このための処理機構が
不要で、構成回路等が簡潔になり、ノード装置価格の低
価格化ができ、かつ特別のフレームの分だけ通信効率の
向上が達成できるリング型ネットワークシステムが構築
できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、消去解
除用の通信フレームを用いる必要がなく、通信フレーム
群の伝送効率の低下を招かずに確実にリング型ネットワ
ークシステムに送出した通信フレームの消去ができ、か
つ回路が簡単で経済的にできる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明一実施例リング型ネットワークのノー
ド装置のブロック構成図。
【図2】 リング型ネットワークシステムのブロック構
成図。
【図3】 リング型ネットワークシステムの通信フレー
ムフォーマット。
【図4】 従来例のリング型ネットワークのノード装置
のブロック構成図。
【符号の説明】
1、1A、11 〜1n ノード装置 2 伝送ケーブル 311〜31a、321〜32b、3j1〜3jc、3k1〜3kd、3
n1〜3ne 端末 41 〜4n 接続伝送ケーブル 50 フレーム開始部 51 宛先アドレス部 52 送信元アドレス部 53 情報部 54 フレーム終了指示部 101 送信部 102 受信部 103 中継制御部 104 アドレスフィルタリング部 105 バッファ部 106 送信制御部 107 通信フレーム消去部 108 端末側送受信部 109 ヘッダバッファ部 110 送信元アドレス情報記憶部 111 送信元アドレス情報比較部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図2】
【図4】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 リング型ネットワークシステムの伝送ケ
    ーブルに通信フレームを送信する送信部と、上記伝送ケ
    ーブルから通信フレームを受信するネットワーク側受信
    部と、自装置の端末からの通信フレームを受信する端末
    側受信部と、この端末側受信部および上記ネットワーク
    側受信部からの通信フレームを上記送信部に与える中継
    制御手段とを備えたリング型ネットワークのノード装置
    において、上記中継制御手段の制御により上記端末受信
    部からの通信フレーム中の送信元アドレス情報を一つ以
    上記憶する送信元アドレス情報記憶部と、上記ネットワ
    ーク側受信部の出力する通信フレーム中の送信元アドレ
    スと上記送信元アドレス情報記憶部の内容とを比較する
    送信元アドレス比較部と、この送信元アドレス比較部の
    一致結果に基づき上記ネットワーク側受信部からの通信
    フレームを消去する通信フレーム消去手段とを備えたこ
    とを特徴とするリング型ネットワークのノード装置。
JP3960991A 1991-02-08 1991-02-08 リング型ネツトワークのノード装置 Pending JPH053484A (ja)

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