JPH0534831Y2 - - Google Patents

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JPH0534831Y2
JPH0534831Y2 JP18135487U JP18135487U JPH0534831Y2 JP H0534831 Y2 JPH0534831 Y2 JP H0534831Y2 JP 18135487 U JP18135487 U JP 18135487U JP 18135487 U JP18135487 U JP 18135487U JP H0534831 Y2 JPH0534831 Y2 JP H0534831Y2
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centering
punching
punch
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は等速ボールジヨイントを構成するイン
ナレースの軸孔を打抜くために使用する芯出し装
置に関する。
(従来の技術) 近年、自動車の発展とともに等速ボールジヨイ
ントの需要が増加してきており、これに伴い製品
には精度の高さが要求されてきている。等速ボー
ルジヨイント内部には、第2図bに示すように花
弁形状をなすインナレースが装着されている。こ
のインナレースには素材成形後に軸孔を打抜く工
程があるが、前記形状のために軸孔の芯出しが困
難である。
そこで、第6図に基いてBJ(Bell Joint)タイ
プインナレースの打抜き工程を以下に説明する
(以下『インナレース』を『ワーク』という)。下
型31の中芯には軸孔を打抜くためのパンチ32
用の孔33と、ワーク34を嵌合するための凹部
35とが穿設されている。36はノツクアウトス
リーブ、37はクツシヨン機能を有する上型であ
る。この上型37の中心部にはパンチ32用の孔
38、下型31に嵌合するための凹部39および
ワーク34を嵌合するための凹部40が同心に穿
設されている。
上記構成の装置によつてワーク34に軸孔の打
抜き加工を施すには、まずワーク34を下型31
の凹部35に嵌合する。そして、上型37を下降
させて下型31に嵌合し、ワーク34の外径を保
持してパンチ32とワーク34との芯出しをす
る。しかるのち、パンチ32が下降してワーク3
4に軸孔の打抜き加工を施す。つづいて、パンチ
32が上昇すると上型37は前記クツシヨン力で
下型31に押圧されているため、パンチ32はワ
ーク34から引き抜かれる。つぎに、ノツクアウ
トスリーブ36が上昇してワーク34は下型31
から離脱する。
すなわち、ワークの軸孔打抜加工時には、上型
37と下型31とが嵌合してワークの外径を保持
することにより芯出しをしていた。このため、上
下型31,37にはワークと同形状の凹部35,
40が穿設され、この凹部35,40は成形型と
同程度の精度が要求されていた(実願昭62−
142367号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点) これにより、上下型の製作には多くの時間を要
するので作業能率の低下を招くという問題があつ
た。さらに、クロス溝タイプのワークは前記の上
下型によりボール溝部を保持することができない
ので、軸孔打抜き時には成形時と同様な6分割ダ
イスが必要とされる。この6分割ダイスによつて
前記作業をする場合には、前記の上下型に複雑な
形状の加工を要し、また大きな作業スペースが必
要になる。さらに、ワークの外径部は上下型に当
てられていないので、ワーク外径部の保持により
芯出しをすることができない。
そのため、本考案は上下型の製作が容易なワー
クの軸孔打抜き用の芯出し装置を提供するもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するために、ワーク
7を載置するための下側凹部9bが形成された下
型2と、下側凹部9bから突出するワーク7を受
け入れる上側凹部9aが形成された上型4と、上
型4の前記上側凹部9aに開口する摺動孔16
と、摺動孔16に摺動自在に嵌合されワーク7に
係合してワーク7の芯出しを行う芯出しスリーブ
5と、芯出しスリーブ5に摺動自在に挿入された
ワーク7を打抜くパンチ6とからなることを特徴
とするものである。
(作用) 本考案はこのように構成したので、ワーク7を
下型2(下側凹部9b)に載置し、芯出しスリー
ブ5を上型4とともに下降させて係合部19とワ
ーク7とを係合することにより、打抜きに要する
芯出しが行なわれる。
(実施例) 以下に、本考案の一実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
第1図および第5図において、1は等速ボール
ジヨイントのインナレース打抜き用芯出し装置
で、この装置1は下型2、ノツクアウトスリーブ
3、上型4、芯出しスリーブ5およびパンチ6を
主構成としている。この装置1はパンチ6によつ
て、第2図bに示したワーク(インナレース)7
に軸孔を打抜くためのものである。
下型2の中心にはノツクアウトスリーブ孔22
と、下側凹部9bとが穿設してあり、ノツクアウ
トスリーブ孔22と下側凹部9bとは同心に配置
貫通してある。ノツクアウトスリーブ孔22と下
側凹部9bとによつて形成された段部は、下側凹
部9bの内壁とともにワーク7を載置保持する。
ノツクアウトスリーブ孔22はノツクアウトスリ
ーブ3を軸穿l方向に沿つて摺動するものであ
る。また、下側凹部9bの内径は第2図aに示す
ようにワーク7の外径より大きく設けられてい
る。10はノツクアウトスリーブ3の排出孔、1
1は下型2のホルダ、12はノツクアウトパツ
ド、13はノツクアウトピンである。
上型4は第5図に示すように、上型4aと上型
4bとで構成され、両者4a,4bを分割するこ
とにより芯出しスリーブ5と弾性体21とを装着
孔14a,14bに装着できる。これらの上型4
a,4bは図示を省略したボルトによつて一体に
形成されている。また、上型4はクツシヨン機能
を有するもので、プレツシヤーピン15を介して
ラム(図示省略)に取付けられ、このラムにはパ
ンチ6が取付けられている。上型4の中心には摺
動孔16と上側凹部9aとが穿設してあり、摺動
孔16と上側凹部9aとは同心に配置貫通してい
る。摺動孔16は芯出しスリーブ5を摺動可能に
挿入装着するものであり、摺動孔16と上側凹部
9aとによつて形成された段部は、上側凹部9a
の内壁とともに下型凹部9bに載置されたワーク
7の突出部を保持する。また、この上側凹部9a
の内径はワーク7(の前記突出部)の外径より大
きく設けられている。
両上型4a,4bの装着孔14a,14bには
それぞれ段部17a,17bが形成されている。
段部17aは弾性体21に係合し、また段部17
bは芯出しスリーブ5の上型4側の端部に形成さ
れたフランジ18に係合するので、芯出しスリー
ブ5は弾性体21によつて段部17bに押下され
る。
芯出しスリーブ5は一端にフランジ18を設け
円筒形状をなし、パンチ6を軸線lに沿つて摺動
するためのパンチ孔8を設けている。また芯出し
スリーブ5の他端には係合部19が設けてあり、
係合部19はワーク7に設けられた凹所20に係
合しうる形状を形成している。凹所20は軸孔を
打抜くためのもので、テーパ状に形成されてい
る。
この係合部19と凹所20との係合状態は両者
19,20の形状に依存し、係合部19の形状が
凹所20の前記テーパ角度と一致した形状である
場合には、係合部19と凹所20とが互いに噛み
こむことになり離脱しにくくなる。第2図に示す
ように係合部19を凹所20の開口部径φDと同
じ径R0の球面形状に形成した場合には、前記係
合および離脱を良好に行うことができる(凹所2
0の前記テーパ角度が7〜15度であるとき特に有
効である)。
第3図および第4図は係合部19の形状が、凹
所20の開口部径φDより大きい径D1の球面を形
成している場合と、同開口部径φDより小さい径
D2の球面を形成している場合とを示している。
前者は前記噛みこみが強く、後者は係合が弱まり
外れ易くなる傾向がある。また、両者ともに球面
の中心が複数になるので形状が複雑になるため、
芯出しスリーブ5の製作に多くの時間を要すると
ともに、係合部19が所定形状か否かの検査にも
多くの時間を要する。
上記構成の装置1によりワーク7に軸孔を打抜
くには以下のように芯出しを行う。
まず、ワーク7を下型2に載置し、前記ラムを
操作して芯出しスリーブ5を上型4とともに下降
させる。このワーク7の載置は下側凹部9bの内
径がワーク7の外形より大きいために〓間がある
ので容易にできる。
さらに前記ラムを下降させると、上型4と下型
2とは嵌合ながら、係合部19の先端と凹所20
の開口部とが接触し、やがて、両者7,19は
徐々に嵌合を始める。ここで芯出しスリーブ5は
弾性体21によつて凹所20内壁(テーパ面)に
押しつけられ、芯ずれしているときにはこの嵌合
によりワーク7が凹部9内を移動する。このた
め、ワーク7は軸孔の打抜きに要する芯出しが行
なわれる。
他方、上型4にはクツシヨン機能が有るのでワ
ーク7を保持したまま前記ラムに押下され同時に
パンチ6が押下される。そして、パンチ6は芯出
しスリーブ5のパンチ孔8をガイドにしてワーク
7に軸孔を打抜くことができる。
しかるのち、打抜かれた芯バリはノツクアウト
スリーブ3の排出孔10から排出される。前記ラ
ムが上昇するとき、上型4は前記クツシヨンによ
つて押下されているのでパンチ6はワーク7の軸
孔から引き抜かれる。さらにラムが上昇すると上
型4は下型2から外れてワーク7はノツクアウト
スリーブ3によつてノツクアウトされる。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように、芯出しスリーブ
を設けることによつて、軸孔打抜き用の芯出し装
置の上下型がラフガイドになつたので、上下型お
よび型部品が旋盤のみで容易に製作できるように
なつた。また、芯出しが芯出しスリーブとワーク
との嵌合によつて行われるので、芯出しの精度は
上下型相互の製作精度に依存せず、ワークの載置
状態も芯出しに影響しない。これにより、上下型
の製作時間が短縮するとともに作業が容易にな
り、生産性および作業能率が向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る実施例の構成要部を表
わした断面図、第2図aは第1図の部分拡大図、
第2図bは第2図aのワークを表わした平面図、
第3図は第1図に示した芯出しスリーブ形状の別
の実施例を表わす断面図、第4図は第1図に示し
た芯出しスリーブ形状の別の実施例を表わした断
面図、第5図は第1図の全体構成を表わす断面
図、第6図は従来例を表わす断面図である。 1……等速ボールジヨイントのインナレース打
抜き用芯出し装置、2……下型、4……上型、5
……芯出しスリーブ、6……パンチ、7……ワー
ク(インナレース)、9a……上側凹部、9b…
…下側凹部、16……摺動孔、19……係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ワークを載置するための下側凹部が形成され
    た下型と、前記下側凹部から突出するワークを
    受け入れる上側凹部が形成された上型と、該上
    型の前記上側凹部に開口する摺動孔と、該摺動
    孔に摺動自在に嵌合されワークに係合してワー
    クの芯出を行う芯出しスリーブと、該芯出しス
    リーブに摺動自在に挿入されたワークを打抜く
    パンチとからなることを特徴とする等速ボール
    ジヨイントのインナレース打抜き用芯出し装
    置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項の等速ボール
    ジヨイントのインナレース打抜き用芯出し装置
    において、ワークに係合する前記芯出しスリー
    ブの係合部が球面状であることを特徴とするも
    の。
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