JPH05346441A - コンパレータ - Google Patents

コンパレータ

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JPH05346441A
JPH05346441A JP3010660A JP1066091A JPH05346441A JP H05346441 A JPH05346441 A JP H05346441A JP 3010660 A JP3010660 A JP 3010660A JP 1066091 A JP1066091 A JP 1066091A JP H05346441 A JPH05346441 A JP H05346441A
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和宏 辻
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    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/356Bistable circuits
    • H03K3/356104Bistable circuits using complementary field-effect transistors
    • H03K3/356113Bistable circuits using complementary field-effect transistors using additional transistors in the input circuit
    • H03K3/35613Bistable circuits using complementary field-effect transistors using additional transistors in the input circuit the input circuit having a differential configuration
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/22Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral
    • H03K5/24Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral the characteristic being amplitude
    • H03K5/2472Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral the characteristic being amplitude using field effect transistors
    • H03K5/249Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral the characteristic being amplitude using field effect transistors using clock signals

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高ゲイン、高速動作が可能であり、しかも、
オフセット電圧を抑えることが可能なコンパレータを得
る。 【構成】 オフセット補償コンパレータ11の入力端に
は、基準電圧Vref 、入力電圧Vinが供給されている。
このオフセット補償コンパレータ11の非反転出力端は
正帰還コンパレータ12の反転入力端に接続され、オフ
セット補償コンパレータ11の反転出力端は正帰還コン
パレータ12の非反転入力端に接続されている。この正
帰還コンパレータ12はオフセット補償コンパレータ1
1の比較終了直前に比較を開始する。したがって、高ゲ
イン、高速動作が可能であり、しかも、オフセット電圧
を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばA/D変換器
に適用され、アナログ電圧を比較するコンパレータに関
する。
【0002】
【従来の技術】図15は、A.G.F.Dingwall et.al."An 8
MHz CMOS Subranging 8Bit A/D Converter",IEEE Jour
nalof Solid-State Circuits,Vol.sc-20,no.6 December
1985 pp.1138-1143 に示された従来のコンパレータを示
すものである。このコンパレータは、高いゲインを得る
ため、インバータ回路を多段に接続している。すなわ
ち、スイッチ回路S1の一端には基準電圧Vref が入力
され、スイッチ回路S2の一端には入力信号Vinが供給
されている。これらスイッチ回路S1,S2の他端は、
キャパシタC1を介してインバータ回路IV1の入力端
に接続されている。このインバータ回路IV1の入出力
端間には、スイッチ回路S3が接続されている。このイ
ンバータ回路IV1の出力端はキャパシタC2を介して
インバータ回路IV2の入力端に接続されている。この
インバータ回路IV2の入出力端間には、スイッチ回路
S4が接続されている。前記スイッチ回路S1、S3、
S4は制御信号φAZによって制御され、スイッチ回路S
2は制御信号φAMP によって制御される。
【0003】上記構成において、インバータ回路IV
1、IV2のゲインをそれぞれ−A1,−A2とし、各
動作中心電圧をVc1,Vc2とする。先ず、制御信号
φAZに応じてスイッチ回路S1、S3、S4がオンした
場合、キャパシタC1,C2の各両端電位は Vc1−Vref ,Vc2−Vc1 となる。
【0004】次に、スイッチ回路S1、S3、S4をオ
フ状態として、制御信号φAMP に応じてスイッチ回路S
2をオンとする。このとき、インバータ回路IV1の入
力電圧、出力電圧をそれぞれV1i,V1oとし、イン
バータ回路IV2の入力電圧、出力電圧をそれぞれV2
i,V2oとすると、 V1i=Vc1+(Vin−Vref ) V1o=Vc1−A1(Vin−Vref ) V2i=Vc2+A1(Vin−Vref ) V2o=Vc2−A1A2(Vin−Vref )
【0005】となり、インバータ回路IV2の出力電圧
は、インバータ回路IV1とIV2のゲインの積だけ増
幅され、また、オフセット電圧は“0”となる。さら
に、ゲインを高める場合は、インバータ回路の数が増加
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記コンパレ
ータの場合、インバータ回路IV1、IV2の入力電圧
がそれぞれ決定してから出力電圧が決定するまでの時間
をそれぞれtAMP1、tAMP2とした場合、コンパレータ全
体の比較時間tAMP は、tAMP1+tAMP2にほぼ等しくな
り、インバータ回路が一段の場合に対して、2倍程度時
間がかかる。さらに、ゲインを高めるために、複数段イ
ンバータ回路を設けた場合、さらに時間を要することと
なる。図15では、1入力、1出力のコンパレータにつ
いて説明したが、差動増幅器を用いたコンパレータの場
合も同様である。
【0007】一方、図16は、ITEJ Tecnical Report V
ol.14 No.32 PP.7-12 に開示された正帰還コンパレータ
を示すものである。この正帰還コンパレータは、ゲイン
が理想的には無限大であり、比較時間が短いものであ
る。しかし、このコンパレータは、オフセットが補償さ
れていないため、MOSFET(以下、トランジスタと称す)
Q42とQ43、トランジスタQ44とQ45の特性が
一致していない場合、オフセット電圧が生ずる。したが
って、この正帰還コンパレータは高速動作が可能である
ものの、オフセット電圧を抑えることが困難なものであ
る。
【0008】この発明は、上記従来の従来のコンパレー
タが有する課題を解決するものであり、その目的とする
ところは、高ゲイン、高速動作が可能であり、しかも、
オフセット電圧を抑えることが可能なコンパレータを提
供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するため、被変換入力電圧と基準電圧が順次供給さ
れ、オフセットが補償された第1の反転出力および第1
の非反転出力を出力する第1のコンパレータと、前記第
1のコンパレータから出力される第1の反転出力および
第1の非反転出力を差動入力とし、この差動入力に応じ
た第2の反転出力および第2の非反転出力を出力する正
帰還型の第2のコンパレータとを設けている。また、第
2のコンパレータの差動入力の相互間には差動入力を同
電位とするスイッチ手段が接続されている。さらに、第
2のコンパレータは第1のコンパレータの比較終了直前
に比較を開始するように設定されている。
【0010】また、第1のコンパレータは、反転入力端
と非反転入力端および反転出力端と非反転出力端とを有
する差動増幅器と、前記被変換入力電圧を導入するため
の第1のスイッチ手段と、前記基準電圧を導入するため
の第2のスイッチ手段と、これら第1、第2のスイッチ
手段と前記差動増幅器の反転入力端間に接続された第1
のキャパシタと、一定の電位と前記差動増幅器の非反転
入力端間に接続された第2のキャパシタと、前記差動増
幅器の反転入力端と非反転出力端間に接続された第3の
スイッチ手段と、前記差動増幅器の非反転入力端と反転
出力端間に接続された第4のスイッチ手段とによって構
成されている。
【0011】さらに、第2のコンパレータは、前記第2
の非反転出力がゲートに供給され、電流通路が前記第2
の反転出力と第1の電位との間に接続された第1導電型
の第1のトランジスタと、前記第2の反転出力がゲート
に供給され、電流通路が前記第2の非反転出力と第1の
電位との間に接続された第1導電型の第2のトランジス
タと、前記第2の非反転出力がゲートに供給され、電流
通路の一端が前記第2の反転出力に接続された第2導電
型の第3のトランジスタと、前記第2の反転出力がゲー
トに供給され、電流通路の一端が前記第2の非反転出力
に接続された第2導電型の第4のトランジスタと、前記
第3、第4のトランジスタの電流通路の他端に電流通路
の一端が接続され、電流通路の他端が第2の電位に接続
されたスイッチ手段と、ゲートに前記第1の反転出力が
供給され、電流通路の一端が前記第2の非反転出力に接
続され、他端が前記第2の電位に接続された第2導電型
の第5のトランジスタと、ゲートに前記第1の非反転出
力が供給され、電流通路の一端が前記第2の反転出力に
接続され、他端が前記第2の電位に接続された第2導電
型の第6のトランジスタと、前記電流通路の一端が第2
の反転出力に接続され、電流通路の他端が第2の非反転
出力に接続され、これら第2の反転出力および第2の非
反転出力を同電位とする第2のスイッチ手段とによって
構成されている。また、第5、第6、および第1のスイ
ッチ手段の電流通路の他端は、定電流源を介して前記第
2の電源に接続されている。
【0012】さらに、この発明は、非反転出力がゲート
に供給され、電流通路が反転出力と第1の電位との間に
接続された第1導電型の第1のトランジスタと、前記反
転出力がゲートに供給され、電流通路が前記非反転出力
と第1の電位との間に接続された第1導電型の第2のト
ランジスタと、前記非反転出力がゲートに供給され、電
流通路の一端が前記反転出力に接続された第2導電型の
第3のトランジスタと、前記反転出力がゲートに供給さ
れ、電流通路の一端が前記非反転出力に接続された第2
導電型の第4のトランジスタと、前記第3、第4のトラ
ンジスタの電流通路の他端に電流通路の一端が接続さ
れ、電流通路の他端が第2の電位に接続された第1のス
イッチ手段と、ゲートに第1の入力信号が供給され、電
流通路の一端が前記非反転出力に接続され、他端が前記
第2の電位に接続された第2導電型の第5のトランジス
タと、ゲートに第2の入力信号が供給され、電流通路の
一端が前記反転出力に接続され、他端が前記第2の電位
に接続された第2導電型の第6のトランジスタと、電流
通路の一端が前記反転出力に接続され、電流通路の他端
が非反転出力に接続され、反転出力と非反転出力とを同
電位とする第2のスイッチ手段とを有している。
【0013】また、この発明は、非反転出力がゲートに
供給され、電流通路が反転出力と第1の電位との間に接
続された第1導電型の第1のトランジスタと、前記反転
出力がゲートに供給され、電流通路が前記非反転出力と
第1の電位との間に接続された第1導電型の第2のトラ
ンジスタと、前記非反転出力がゲートに供給され、電流
通路の一端が前記反転出力に接続された第2導電型の第
3のトランジスタと、前記反転出力がゲートに供給さ
れ、電流通路の一端が前記非反転出力に接続された第2
導電型の第4のトランジスタと、前記第3、第4のトラ
ンジスタの電流通路の他端に電流通路の一端が接続さ
れ、電流通路の他端が第2の電位に接続された第1のス
イッチ手段と、ゲートに第1の入力信号が供給され、電
流通路の一端が前記非反転出力に接続され、他端が前記
第2の電位に接続された第2導電型の第5のトランジス
タと、ゲートに第2の入力信号が供給され、電流通路の
一端が前記反転出力に接続され、他端が前記第2の電位
に接続された第2導電型の第6のトランジスタと、電流
通路の一端が前記反転出力に接続され、他端が第3の電
位に接続された第2のスイッチ手段と、電流通路の一端
が前記非反転出力に接続され、他端が第3の電位に接続
され前記第2のスイッチ手段とともに導通され、前記反
転出力と非反転出力とを同電位とする第3のスイッチ手
段とを有している。
【0014】
【作用】すなわち、この発明によれば、第1のコンパレ
ータによって順次供給された被変換入力電圧と基準電圧
とに応じてオフセットが補償された第1の反転出力およ
び第1の非反転出力を出力し、これら第1の反転出力お
よび第1の非反転出力を差動入力として、高ゲインの正
帰還型の第2のコンパレータにより、この差動入力に応
じた第2の反転出力および第2の非反転出力を出力して
いるため、高ゲインで高速且つオフセットが低減された
コンパレータを得ることができる。
【0015】また、第2のコンパレータの差動入力をス
イッチ手段によって同電位とすることにより、第2のコ
ンパレータの差動入力にノイズが混入することを防止で
きるとともに、第2のコンパレータの差動入力を安定化
することができる。さらに、第2のコンパレータは前記
第1のコンパレータの比較終了直前に比較を開始してい
るため、高速動作が可能である。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0017】図2において、オフセット補償コンパレー
タ11の入力端には、基準電圧Vref 、入力電圧Vinが
供給されている。このオフセット補償コンパレータ11
の非反転出力端は正帰還コンパレータ12の反転入力端
に接続され、オフセット補償コンパレータ11の反転出
力端は正帰還コンパレータ12の非反転入力端に接続さ
れている。この正帰還コンパレータ12の非反転出力
端、反転出力端からはV2+、V2-がそれぞれ出力され
る。
【0018】上記オフセット補償コンパレータ11のゲ
インをA1 、オフセットは補償されているため“0”と
し、また、正帰還コンパレータ12のゲインをA2 、入
力オフセット電圧を2Δ(反転入力端の方が高いとす
る)とすると、 V1+=A1(Vref −Vin) V1-=−A1(Vref −Vin) V2+=−A2(V1+ −V1- +2Δ) =−2A1 A2(Vref −Vin+Δ/A1 ) V2-=−V2+
【0019】となる。よって、このコンパレータの入力
換算オフセット電圧は、Δ/Aとなり、正帰還コンパレ
ータ12のオフセットは、オフセット補償コンパレータ
のゲイン分だけ小さくなる。また、2段目に正帰還コン
パレータ12を用いているため、ゲインは大きく、また
比較時間も短縮できるものである。
【0020】図1は、図2の具体的な回路を示すもので
ある。オフセット補償コンパレータ11において、Pチ
ャネルトランジスタQ11のドレインには、基準電圧V
refが供給され、PチャネルトランジスタQ12のド
レインには入力電圧Vinが供給されている。トランジス
タQ11のゲートには、制御信号φAMP-( 以下、制御信
号の右側に付した"-" はローアクティブを示す)が供給
され、トランジスタQ12のゲートには制御信号φAZ-
が供給されている。これらトランジスタQ11、12の
ソースは、それぞれキャパシタC1を介してPチャネル
トランジスタQ13のドレイン、および差動増幅器OP
1を構成するNチャネルトランジスタQ14のゲートに
接続されている。トランジスタQ13のゲートには制御
信号φAZ-が供給され、ソースはPチャネルトランジス
タQ15のゲートおよびドレインに接続されるととも
に、正帰還コンパレータ12を構成するトランジスタQ
23のゲートに接続されている。
【0021】前記トランジスタQ14のソースはNチャ
ネルトランジスタQ16のドレインに接続されるととも
に、NチャネルトランジスタQ17のソースに接続され
ている。前記トランジスタQ16のソースは接地(Vs
s)され、ゲートには定電圧Vb1が供給されている。
前記トランジスタQ17のゲートはキャパシタC2を介
して定電圧Vb2に接続されるとともに、Pチャネルト
ランジスタQ18のドレインに接続されている。このト
ランジスタQ18のゲートには、前記制御信号φAZ- が
供給され、ソースはPチャネルトランジスタQ19のソ
ースおよびゲートに接続されるとともに、正帰還コンパ
レータ12を構成するトランジスタQ30のゲートに接
続されている。さらに、トランジスタQ18のソース
は、前記トランジスタQ17のドレインに接続されると
ともに、PチャネルトランジスタQ20のドレイン、お
よびPチャネルトランジスタQ21のゲートに接続され
ている。このPチャネルトランジスタQ21のドレイン
は前記トランジスタQ14のドレインに接続されてい
る。これらトランジスタQ15、Q19、Q20、Q2
1のソースは電源VDDに接続されている。
【0022】前記トランジスタQ13のソースとトラン
ジスタQ18のソースの相互間には、トランジスタQ2
2が接続されている。このトランジスタQ22のゲート
には、制御信号φH が供給されている。
【0023】一方、正帰還コンパレータ12において、
前記トランジスタQ23のソースは電源VDDに接続さ
れ、ドレインは非反転出力端Qに接続されるとともに、
NチャネルトランジスタQ24のドレインに接続されて
いる。このトランジスタQ24のソースは接地され、ゲ
ートには制御信号φAMP1が供給されている。前記非反転
出力端QはPチャネルトランジスタQ25およびNチャ
ネルトランジスタQ26のドレインに接続されるととも
に、PチャネルトランジスタQ27およびNチャネルト
ランジスタQ28のゲートに接続されている。前記トラ
ンジスタQ25、Q27のソースはそれぞれトランジス
タQ29を介して電源VDDに接続されている。このトラ
ンジスタQ29のゲートには制御信号φAMP が供給され
ている。前記トランジスタQ26、Q28のソースはそ
れぞれ接地されている。前記トランジスタQ25、Q2
6のゲート、および前記トランジスタQ27、Q28の
ドレインは反転出力端Q- に接続されるとともに、Pチ
ャネルトランジスタQ30、およびNチャネルトランジ
スタQ31のドレインにそれぞれ接続されている。前記
トランジスタQ30のソースは電源VDDに接続され、ゲ
ートは前記トランジスタQ18のソースに接続されてい
る。前記トランジスタQ31のソースは接地され、ゲー
トには制御信号φAMP1が供給されている。
【0024】上記正帰還コンパレータ12のトランジス
タQ23とオフセット補償コンパレータ11のトランジ
スタQ15、Q20、および正帰還コンパレータ12の
トランジスタQ30とオフセット補償コンパレータ11
のトランジスタQ21、Q19はそれぞれカレントミラ
ーを構成しており、これらにはオフセット補償コンパレ
ータ11のトランジスタQ16によって規定される定電
流が流れる。したがって、トランジスタQ23、Q2
9、Q30のソースに定電流源を接続する必要がない。
上記構成において、図3を参照して動作について説明す
る。
【0025】先ず、制御信号φAZ- がローレベルの場
合、オフセット補償コンパレータ11のトランジスタQ
12、Q13、Q18が導通され、入力電圧Vinのサン
ブリングが行われるとともに、オフセット補償動作が実
行される。次に、制御信号φAMP-がローレベルとなる
と、トランジスタQ11が導通して基準電圧Vref がサ
ンプリングされ、前記サンプリングされた入力電圧と比
較される。オフセット補償コンパレータ11の詳細な動
作は後述する。
【0026】一方、正帰還コンパレータ12は制御信号
φAMP1がローレベルの場合、オフセット補償コンパレー
タ11のトランジスタQ13、Q18のソースから出力
される比較出力がトランジスタQ23、Q30を介して
入力され、これらが比較される。正帰還コンパレータ1
2が比較を開始するタイミングは、オフセット補償コン
パレータ11が比較を終了する直前に設定されている。
前記比較結果はトランジスタQ25〜Q28を介してホ
ールドされる。この正帰還コンパレータ12は非常に高
速に動作する。図3に示す時間tAMP は非反転出力Qお
よび反転出力Q- の電位差が、トランジスタQ23、Q
25、Q27、Q30のオフセット電圧より大きけれ
ば、非常に短くすることができ、正帰還コンパレータ1
2を高速動作させることができる。
【0027】このように、初段のオフセット補償コンパ
レータ11の比較電圧が決定した後、正帰還コンパレー
タ12で比較動作する場合においても、正帰還コンパレ
ータ12が非常に高速であるため、これらコンパレータ
全体の比較時間はオフセット補償コンパレータ11の比
較時間とほぼ等しくなる。
【0028】また、オフセットに関しては、正帰還コン
パレータ12でのオフセット電圧はオフセット補償コン
パレータ11のゲインによって低減される。さらに、ゲ
インについては、正帰還コンパレータ12を使用してい
るため、非常に大きい。
【0029】図1中、トランジスタQ22は、正帰還コ
ンパレータ12の差動入力端をショートするためのもの
であるが、基本的には、このトランジスタQ22を除い
ても動作可能である。しかし、(1) 非反転出力Qおよび
反転出力Q- がそれぞれVDD、Vssとなった状態で、ト
ランジスタQ24、Q31をオンすると、トランジスタ
Q23、Q30のゲート、ドレイン間の容量により、正
帰還コンパレータ12の差動入力にノイズが混入する可
能性がある。(2) オフセット補償コンパレータ11でオ
フセット補償が終了してから比較が始まる間で時間があ
ると、この間は正帰還コンパレータ12の差動入力がハ
イインピーダンスであるため、出力が変動してしまう。
これら(1)(2)の理由により、トランジスタQ22を設
け、正帰還コンパレータ12の差動入力電圧を安定させ
ることが得策である。次に、前記オフセット補償コンパ
レータ11についてさらに説明する。
【0030】従来、高PSRR(Power Supply Rejection Ra
tio)のコンパレータを構成しようとした場合、特公昭6
2−5376号公報に開示されるような、チョッパ型コ
ンパレータが用いられていた。図4は、従来のチョッパ
型コンパレータを示すものである。このコンパレータ
は、先ず、制御信号φAZによって制御されるスイッチS
2、S3、S4、S6をオンした状態でオフし、次に、
制御信号φAMP で制御されるスイッチS1、S5をオン
とすることにより、差動増幅器OP1のオフセットを低
減し、高精度に入力電圧Vinと基準電圧Vref の比較結
果を得るものである。
【0031】上記従来のチョッパ型コンパレータは、制
御信号φAZによって制御されるスイッチS2、S3、S
4、S6をオンした時と、制御信号φAMP によって制御
されるスイッチS1、S5をオンしたときとで、入力電
圧Vinが変化した場合、正しい比較結果を得ることがで
きないという問題を有している。
【0032】すなわち、差動増幅器OP2のゲインを
A、入力オフセット電圧を2Δ、出力中心電圧をVcと
し、差動増幅器OP2の反転入力端がオフセットを有す
るものとし、反転出力端が高いオフセットを有すると
し、さらに、制御信号φAZがオンのときの入力電圧Vin
をVin1 とすると、キャパシタC1、C2の両端の電圧
VC1、VC2はそれぞれ VC1=Vc+(A/(1+A))Δ−Vref VC2=Vc−(A/(1+A))Δ−Vin1 となる。
【0033】次に、制御信号φAZがオフし、制御信号φ
AMP がオンし、このときの入力電圧Vinの電圧をVin2
とした場合、差動増幅器OP2の反転入力端および非反
転入力端の電圧をそれぞれV- 、V+ とすると、これら
は V- =Vc+(A/(1+A))Δ+(Vin2 −Vref ) V+ =Vc−(A/(1+A))Δ−(Vin1 −Vref ) (V+ −V- +2Δ)=(2/(1+A))Δ +2(Vref −(Vin1 +Vin2)/2)
【0034】となる。この場合、オフセットは(2/
(1+A))ΔとなるがVin1 がVin2と等しくない場
合、Vref と(Vin1 +Vin2)/2とを比較しているこ
ととなり、正しい結果を得ることができない。これを解
消するためには、入力電圧Vinの値をホールドするため
のサンプル・ホールド回路を設ける必要があるが、この
場合、回路が大型化する欠点を有している。
【0035】これに対して、図1に示すオフセット補償
コンパレータ11は上記問題が解決されている。図5は
オフセット補償コンパレータ11を取出して示すもので
あり、図1と同一部分には同一符号を付す。
【0036】このオフセット補償コンパレータ11にお
いて、差動増幅器OP1のゲインをA、入力オフセット
を2Δ(反転入力端のほうがレベルが高いとする)、出
力中心電圧をVcとし、制御信号φAZ- で制御されるト
ランジスタQ12,Q13,Q18がオンし、この後、
オフした瞬間の入力電圧Vinの値を入力電圧Vin0 とす
ると、このときのキャパシタC1、C2の両端の電圧V
C1、VC2はそれぞれ VC1=Vc+(A/(1+A))Δ−Vin0 VC2=Vc−(A/(1+A))Δ−Vb となる。次に、制御信号φAMP-によって制御されるトラ
ンジスタQ11がオンすると、差動増幅器OP1の反転
入力端、非反転入力端の電圧V- 、V+ は V- =Vc+(A/(1+A))Δ−(Vin0 −Vref ) V+ =Vc−(A/(1+A))Δ (V+ −V- +2Δ)=(2/(1+A))Δ+(Vin0 +Vref ) …(1)
【0037】となり、オフセットは(2/(1+A))
Δとなり、図4の回路と同様である。一方、差動増幅器
OP1の入力端における入力電圧Vinと基準電圧Vref
の差電圧は半分になるものの、入力電圧Vinをサンプル
するタイミングは、制御信号φAZ- がローレベルとなる
瞬間であるため、入力電圧Vinの値をサンプルホールド
する必要がなく、ダイナミックな入力電圧を直接入力で
きる。
【0038】尚、図1、図5に示す回路では、トランジ
スタQ11に制御信号φAMP-を供給し、トランジスタQ
12に制御信号φAZ- を供給したが、これらを逆とする
ことも可能である。この場合、(1)式において、Vin
0 とVref の符号を入換えることで等価となる。
【0039】また、キャパシタC1側にトランジスタQ
11、Q12を接続したが、トランジスタQ11、Q1
2をキャパシタC2側に接続することも可能である。こ
の場合も、(1)式において、Vin0 とVref の符号を
入換えることで等価となる。次に、前記正帰還コンパレ
ータ12についてさらに説明する。
【0040】図16に示す従来の正帰還コンパレータ
は、トランジスタQ46をオンさせ、出力電圧VQとV
Q- を同電位とし、次に、このトランジスタQ46をオ
フする。この時、入力電圧Vin>Vref の場合には、 トランジスタQ42のソース・ドレイン電流 >トランジスタQ43のソース・ドレイン電流
【0041】となるため、出力電圧VQとVQ- の関係
は、VQ<VQ- となる。さらに、出力電圧VQ- がト
ランジスタQ45のゲートに供給され、出力電圧VQが
トランジスタQ44のゲートに供給されているため、 トランジスタQ44のソース・ドレイン電流 <トランジスタQ45のソース・ドレイン電流 となり、出力電圧VQ- はVssに近接し、出力電圧VQ
はVDDに近接する。このようにして、正帰還がかかり出
力電圧VQとVQ- の間の電位差が拡大して VQ<VQ- なる結果を得る。上記従来の正帰還コンパレータにおい
て、入力電圧Vinと基準電圧Vref の関係が、Vin>V
ref の場合、出力電圧VQ、VQ- を図6に示す。トラ
ンジスタQ45のソース・ドレイン電流IDSは IDS=gmp(VDD−VQ- −Vthp ) gmp:トランジスタQ45のコンダクタンス、 Vthp :トランジスタQ45の閾値電圧 であるため、出力電圧VQ- の電位が下がるに従い、ト
ランジスタQ45の電流が増加し、出力電圧VQの電位
が急速にVDDに接近する。
【0042】一方、出力電圧VQ- 側はトランジスタQ
41、Q42を介して、Vssに接近する。しかし、Vin
とVref がほぼ等しい場合、トランジスタQ42のソー
ス・ドレイン電流は約1/2Ib (Ib はトランジスタ
Q41のソース・ドレイン電流)となり、Ib の値が小
さい場合は、図6に示すように比較結果を得るのに時間
がかかる。そこで、Ib の値を大きくすることにより、
比較時間を短縮することができるが、消費電力が増加す
るという問題を有している。
【0043】図7は、上記問題を解決した正帰還コンパ
レータの実施例を示すものである。この正帰還コンパレ
ータは図16に示す回路にトランジスタQ57、Q5
8、Q59を付加し、出力電圧をVssに接近させるよう
にしたものである。すなわち、Nチャネルトランジスタ
Q52のゲートには、制御信号φAMP1が供給されてい
る。このトランジスタQ52のドレインは反転出力端Q
- に接続されるとともに、NチャネルトランジスタQ5
7のドレイン、PチャネルトランジスタQ54のドレイ
ンに接続されている。前記トランジスタQ52のソース
は、NチャネルトランジスタQ51を介して接地される
とともに、NチャネルトランジスタQ53を介して非反
転出力端Qに接続されている。前記トランジスタQ51
のゲートには、定電圧Vb が供給されている。前記トラ
ンジスタQ53のゲートには、基準電圧Vref が供給さ
れている。このトランジスタQ53のドレインはNチャ
ネルトランジスタQ58のドレイン、Pチャネルトラン
ジスタQ55のドレインに接続されている。さらに、ト
ランジスタQ53のドレインはPチャネルトランジスタ
Q56を介して反転出力端Q- に接続されるとともに、
前記トランジスタQ54、57のゲートに接続されてい
る。前記トランジスタQ56のゲートには、制御信号φ
AMP が供給されている。また、前記トランジスタQ5
5、Q58のゲートは互いに接続されるとともに、前記
反転出力端Q- に接続されている。さらに、前記トラン
ジスタQ57、Q58のソースはNチャネルトランジス
タQ59のドレインに接続され、このトランジスタQ5
9のソースは前記トランジスタQ51のドレインに接続
されている。トランジスタQ59のゲートには制御信号
φAMP1が供給されている。また、トランジスタQ54、
Q55のソースは電源VDDに接続されている。図8は、
図7に示す回路における、Vin>Vref の場合における
出力電圧VQ、VQ- を示すものである。同図を参照し
て動作について説明する。
【0044】先ず、トランジスタQ56をオンとして出
力電圧VQ、VQ- を同電位とする。この後、トランジ
スタQ56をオフとする。この状態において、出力電圧
VQ、VQ- 間の電位差が大きくなったところで、トラ
ンジスタQ59をオンさせると、VQ>VQ- であるた
め、 トランジスタQ37のソース・ドレイン電流 >トランジスタQ38のソース・ドレイン電流
【0045】であり、VinとVref がほぼ等しい場合で
も、トランジスタQ57のソース・ドレイン電流によ
り、出力電圧VQ- はVss側に接近する。さらに、正帰
還がかかっているため、トランジスタQ57の電流は最
大Ib (Ib はトランジスタQ51のソース・ドレイン
電流)まで流れる。このような動作により、従来に比べ
て半分程度の時間で比較が終了する。
【0046】図9は、正帰還コンパレータの実施例を示
すものであり、図7に示す回路からトランジスタQ56
を削除し、反転出力端Q- と電源VDDの間に制御信号φ
AMPによって制御されるトランジスタQ61を設けると
ともに、非反転出力端Qと電源VDDの間に制御信号φAM
P によって制御されるトランジスタQ62を設けたもの
である。
【0047】この実施例の場合、図10に示すごとく、
先ず、制御信号φAMP によってトランジスタQ61、Q
62がオンとされ、出力電圧VQ、VQ- が電源VDDな
る電圧から比較が開始される。この後の動作は、図7と
同様である。
【0048】図11、図12は、それぞれ正帰還コンパ
レータの実施例を示すものであり、図7、図9に示す回
路からトランジスタQ51を削除するとともに、トラン
ジスタQ52、Q53、Q59のソースを接地電位Vss
としたものである。このような構成とした場合、出力電
圧VQ、VQ- を電源電圧VDDおよび接地電位Vssまで
設定できる。
【0049】図11、図12に示す実施例の場合、入力
電圧Vinと基準電圧Vref によってコンパレータの消費
電流が変化することがある。このような場合、図11、
図12に示す回路の前段に、図13で示すバッファ回路
を設けることにより、消費電流の変動を防止できる。
【0050】すなわち、図13において、ゲートに低電
圧Vb1が供給されるPチャネルトランジスタQ81のソ
ースは電源VDDに接続されている。このトランジスタQ
81のドレインはPチャネルトランジスタQ82、Nチ
ャネルトランジスタQ84を直列に介して接地されると
ともに、PチャネルトランジスタQ83、Nチャネルト
ランジスタQ85を直列に介して接地されている。この
バッファ回路において、PチャネルトランジスタQ8
2、Q83のゲートにそれぞれ入力電圧Vin、基準電圧
Vref を供給し、NチャネルトランジスタQ84、Q8
5のゲートおよびドレインを、それぞれ図11、図12
のトランジスタQ52、Q53のゲートに接続する。
【0051】このような構成とした場合、トランジスタ
Q84、Q85とトランジスタQ52、Q53とがそれ
ぞれカレントミラー構成となり、流れる電流が等しくな
るため、消費電流の変動を防止できる。図14は、図7
のトランジスタQ59をトランジスタQ54、Q59の
ソースに接続し、トランジスタQ51を電源VDDに接続
したものである。
【0052】尚、図7、図9、図11、図12では、入
力用のトランジスタとして、PチャネルMOSFETを使用し
たコンパレータを示したが、これら実施例において、ト
ランジスタの導電型を入替え、制御信号および電源を反
転することによっても上記実施例と同様の効果を得るこ
とができる。また、トランジスタとしては、MOSFETに限
らず、バイポーラトランジスタを使用することも可能で
ある。その他、この発明の要旨を変えない範囲におい
て、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、高ゲイン、高速動作が可能であり、しかも、オフセ
ット電圧を抑えることが可能なコンパレータを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す回路構成図。
【図2】図1の概略構成図。
【図3】図1の動作を説明するために示す図。
【図4】従来のオフセット補償コンパレータを示す回路
図。
【図5】図1に示すオフセット補償コンパレータ11を
概略的に示す回路図。
【図6】従来の正帰還コンパレータの動作を説明するた
めに示す図。
【図7】正帰還コンパレータの他の実施例を示す回路
図。
【図8】図7の動作を説明するために示す波形図。
【図9】正帰還コンパレータの他の実施例を示す回路
図。
【図10】図9の動作を説明するために示す波形図。
【図11】正帰還コンパレータの他の実施例を示す回路
図。
【図12】正帰還コンパレータの他の実施例を示す回路
図。
【図13】図11、図12の正帰還コンパレータに適用
されるバッファ回路を示す回路図。
【図14】正帰還コンパレータの他の実施例を示す回路
図。
【図15】従来のコンパレータを示す回路図。
【図16】従来の正帰還コンパレータを示す回路図。
【符号の説明】
11…オフセット補償コンパレータ、12…正帰還コン
パレータ、Vin…入力電圧、Vref …基準電圧、C1、
C2…キャパシタ、Vb2…定電圧、Q、Q- …出力端、
Q11、Q12、Q13、Q18、Q24、Q31、Q
51、Q52、Q53…トランジスタ、OP1…差動増
幅器、φAZ- 、φAMP 、φAMP-、φAMP1、φH …制御信
号。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被変換入力電圧と基準電圧が順次供給さ
    れ、オフセットが補償された第1の反転出力および第1
    の非反転出力を出力する第1のコンパレータと、 前記第1のコンパレータから出力される第1の反転出力
    および第1の非反転出力を差動入力とし、この差動入力
    に応じた第2の反転出力および第2の非反転出力を出力
    する正帰還型の第2のコンパレータと、 を具備したことを特徴とするコンパレータ。
  2. 【請求項2】 前記第2のコンパレータの差動入力の相
    互間に接続され、差動入力を同電位とするスイッチ手段
    とを具備したことを特徴とする請求項1記載のコンパレ
    ータ。
  3. 【請求項3】 前記第2のコンパレータは前記第1のコ
    ンパレータの比較終了直前に比較を開始することを特徴
    とする請求項1記載のコンパレータ。
  4. 【請求項4】 前記第1のコンパレータは、反転入力端
    と非反転入力端および反転出力端と非反転出力端とを有
    する差動増幅器と、 前記被変換入力電圧を導入するための第1のスイッチ手
    段と、 前記基準電圧を導入するための第2のスイッチ手段と、 これら第1、第2のスイッチ手段と前記差動増幅器の反
    転入力端間に接続された第1のキャパシタと、 一定の電位と前記差動増幅器の非反転入力端間に接続さ
    れた第2のキャパシタと、 前記差動増幅器の反転入力端と非反転出力端間に接続さ
    れた第3のスイッチ手段と、 前記差動増幅器の非反転入力端と反転出力端間に接続さ
    れた第4のスイッチ手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載のコンパレー
    タ。
  5. 【請求項5】 前記第2のコンパレータは、前記第2の
    非反転出力がゲートに供給され、電流通路が前記第2の
    反転出力と第1の電位との間に接続された第1導電型の
    第1のトランジスタと、 前記第2の反転出力がゲートに供給され、電流通路が前
    記第2の非反転出力と第1の電位との間に接続された第
    1導電型の第2のトランジスタと、 前記第2の非反転出力がゲートに供給され、電流通路の
    一端が前記第2の反転出力に接続された第2導電型の第
    3のトランジスタと、 前記第2の反転出力がゲートに供給され、電流通路の一
    端が前記第2の非反転出力に接続された第2導電型の第
    4のトランジスタと、 前記第3、第4のトランジスタの電流通路の他端に電流
    通路の一端が接続され、電流通路の他端が第2の電位に
    接続された第1のスイッチ手段と、 ゲートに前記第1の反転出力が供給され、電流通路の一
    端が前記第2の非反転出力に接続され、他端が前記第2
    の電位に接続された第2導電型の第5のトランジスタ
    と、 ゲートに前記第1の非反転出力が供給され、電流通路の
    一端が前記第2の反転出力に接続され、他端が前記第2
    の電位に接続された第2導電型の第6のトランジスタ
    と、 前記電流通路の一端が第2の反転出力に接続され、電流
    通路の他端が第2の非反転出力に接続され、これら第2
    の反転出力および第2の非反転出力を同電位とする第2
    のスイッチ手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載のコンパレー
    タ。
  6. 【請求項6】 前記第5、第6のトランジスタおよび第
    1のスイッチ手段の電流通路の他端は、定電流源を介し
    て前記第2の電源に接続されることを特徴とする請求項
    5記載のコンパレータ。
  7. 【請求項7】 非反転出力がゲートに供給され、電流通
    路が反転出力と第1の電位との間に接続された第1導電
    型の第1のトランジスタと、 前記反転出力がゲートに供給され、電流通路が前記非反
    転出力と第1の電位との間に接続された第1導電型の第
    2のトランジスタと、 前記非反転出力がゲートに供給され、電流通路の一端が
    前記反転出力に接続された第2導電型の第3のトランジ
    スタと、 前記反転出力がゲートに供給され、電流通路の一端が前
    記非反転出力に接続された第2導電型の第4のトランジ
    スタと、 前記第3、第4のトランジスタの電流通路の他端に電流
    通路の一端が接続され、電流通路の他端が第2の電位に
    接続された第1のスイッチ手段と、 ゲートに第1の入力信号が供給され、電流通路の一端が
    前記非反転出力に接続され、他端が前記第2の電位に接
    続された第2導電型の第5のトランジスタと、 ゲートに第2の入力信号が供給され、電流通路の一端が
    前記反転出力に接続され、他端が前記第2の電位に接続
    された第2導電型の第6のトランジスタと、 電流通路の一端が前記反転出力に接続され、電流通路の
    他端が非反転出力に接続され、反転出力と非反転出力と
    を同電位とする第2のスイッチ手段と、 を具備することを特徴とするコンパレータ。
  8. 【請求項8】 非反転出力がゲートに供給され、電流通
    路が反転出力と第1の電位との間に接続された第1導電
    型の第1のトランジスタと、 前記反転出力がゲートに供給され、電流通路が前記非反
    転出力と第1の電位との間に接続された第1導電型の第
    2のトランジスタと、 前記非反転出力がゲートに供給され、電流通路の一端が
    前記反転出力に接続された第2導電型の第3のトランジ
    スタと、 前記反転出力がゲートに供給され、電流通路の一端が前
    記非反転出力に接続された第2導電型の第4のトランジ
    スタと、 前記第3、第4のトランジスタの電流通路の他端に電流
    通路の一端が接続され、電流通路の他端が第2の電位に
    接続された第1のスイッチ手段と、 ゲートに第1の入力信号が供給され、電流通路の一端が
    前記非反転出力に接続され、他端が前記第2の電位に接
    続された第2導電型の第5のトランジスタと、 ゲートに第2の入力信号が供給され、電流通路の一端が
    前記反転出力に接続され、他端が前記第2の電位に接続
    された第2導電型の第6のトランジスタと、 電流通路の一端が前記反転出力に接続され、他端が第3
    の電位に接続された第2のスイッチ手段と、 電流通路の一端が前記非反転出力に接続され、他端が前
    記第3の電位に接続され前記第2のスイッチ手段ととも
    に導通され、前記反転出力と非反転出力とを同電位とす
    る第3のスイッチ手段と、 を具備することを特徴とするコンパレータ。
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