JPH0534619B2 - - Google Patents

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JPH0534619B2
JPH0534619B2 JP58125889A JP12588983A JPH0534619B2 JP H0534619 B2 JPH0534619 B2 JP H0534619B2 JP 58125889 A JP58125889 A JP 58125889A JP 12588983 A JP12588983 A JP 12588983A JP H0534619 B2 JPH0534619 B2 JP H0534619B2
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slit
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Nippon Kogaku KK
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/70591Testing optical components
    • G03F7/706Aberration measurement
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70716Stages
    • G03F7/70725Stages control
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7023Aligning or positioning in direction perpendicular to substrate surface

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、マスクのパターンを投影光学系を介
して半導体基板上に投影露光する装置に関し、特
に投影光学系の光学的な特性を測定する装置に関
するものである。
(発明の背景) 大規模集積回路(LSI)のパターンの微細化は
年々進行しているが、微細化に対する要求を満た
し、かつ生産性の高い、回路パターン焼付け装置
として縮小投影型露光装置が普及してきている。
従来より用いられてきたこれらの装置において
は、シリコンウエハ等(以下ウエハと称する)に
焼付けされるべきパターンの何倍か(例えば10
倍)のレチクルパターンが投影レンズによつて縮
小投影され、1回の露光で焼付けされるのはウエ
ハ上で対角長14mmの正方形よりも小さい程度の領
域である。従つて、直径125mm位のウハ全面にパ
ターンを焼付けるには、ウエハをステージに載せ
て一定距離移動させては露光を行なうことを繰返
す、いわゆるステツプアンドリピート方式を採用
している。LSIの製造においては、数層以上のパ
ターンがウエハ上に順次形成されていくが、異な
る層間のパターンの重ね合わせ誤差を一定値以下
にしておかなければ、層間の導電又は絶縁状態が
意図するものでなくなり、LSIの機能を果たすこ
とができなくなる。例えば1μmの最小線幅の回路
に対してはせいぜい0.2μm程度の重ね合わせ誤差
しか許されない。この重ね合わせ誤差の原因のう
ち、露光装置によつて発生するものは、(1)投影倍
率誤差と投影歪み、及び(2)投影像とウエハの相対
的な位置ずれである。上記(1)の原因の歪は投影光
学系の持つ歪曲収差である。一方、倍率誤差につ
いては投影光学系のレチクル側光束がテレセント
リツクではない場合は、レチクルと投影光学系の
主点(主平面)との間隔を変えることによつて小
さくできるものであり、またテレセントリツクな
場合には投影光学系内部の構成要素(レンズ等の
光学部材)を相対的に光軸方向に位置ずらしして
小さくできるものである。従つて、レチクルと投
影レンズ間の距離及び投影レンズ内部の構成要素
の相対位置が変化しなければ(1)の原因による誤差
は一定であり、システマテイツクな誤差と言え
る。これに対して、(2)の原因による誤差はランダ
ム誤差の要因を多く含み、アライメント(位置合
わせ)を行なう毎に重ね合わせ誤差がばらつく主
原因となるものである。
さて、システマテイツツクな誤差である(1)の誤
差は、その値を測定しながら一定値以下になるよ
うに装置を調整しておけば、長い時間にわたつて
安定して小さい値を維持できるもので、露光装置
の製造時の調整において、できるだけ小さくして
おかねばならない。従来より(1)の誤差の測定は、
予め定められた複数の位置にマークのパターンが
描かれたレチクル、いわゆるテスト・レチクルの
像をウエハ上のフオトレジストに焼付け、焼付け
られたマークのレジスト像の座標を測定し、その
測定座標と、レチクル上のマーク座標の比較によ
つてなされていた。しかし、この方法によると、
ウエハ上にテスト・レチクルのパターンを露光
し、これを現像する手間と時間が必要であり、ま
たマークのレジスト像を測定するのに高価な測定
装置を用いなければならないという欠点があつ
た。
これらの欠点を解決するため、レジストにパタ
ーンの転写を行なわない方法が考えられており、
例えばウエハの載置されるステージにスリツトを
設け、スリツトを透過した光を検出してパターン
の像位置を測定する方法が考えられている。しか
し、この方法においては、1つの測定座標系例え
ばステージの2次元移動のX,Y方向の測定軸に
対応するスリツトは単一であり、像位置を計測す
るのに同一のスリツトが、ステージの移動によつ
て被測定像を走査するので、多数の像位置を計測
するのにステージが長距離走行しなければならな
い。このため測定に長時間を要しており、測定能
率が悪かつた。この欠点は測定値の再現性を良く
する為に繰返し測定して測定値の平均化を行なう
場合、特に顕著となつていた。
(発明の目的) 本発明は、これらの欠点を解決し、投影倍率や
投影歪量等の光学特性を高精度、高速に測定可能
な投影露光装置を得ることを目的とする。
(発明の概要) 本発明は、第1基板(レチクル5)に形成され
たパターンを第2基板(スリツト部材S)に投影
する投影光学系6と、第1基板を照明する照明系
1〜3とを備えた投影露光装置において、 第1基板上の予め定められた複数の位置の各々
に形成された複数の第1マーク(M0〜M4)と、
複数の第1マーク(M0〜M4)の各々に対応して
前記第2基板上に設けられた複数の第2のマーク
(S0〜S4)とを有し、さらに複数の第2マーク
(S0〜S4)の各々は、第1基板と第2基板とを所
定の位置関係に設定したとき、投影光学系によつ
て第2基板上に投影される第1基板上の対応する
第1マーク(M1〜M4)の像(M0′〜M4′)との
所定方向(例えばX方向)に関する間隔が互いに
異なるように配置されており、 複数の第2マーク(S0〜S4)のうちの1つと、
当該第2マークに対応した第1マークの像とが所
定の位置関係に整列したことを検出する光電検出
手段9と、複数の第1マーク(M0〜M4)の像
(M0′〜M4′)と複数の第2マーク(S0〜S4)とを
所定方向に相対移動させたときに光電検出手段か
ら順次出力される検出信号に基づいて、複数の第
1マークの像(M0′〜M4′)の各投影位置を検出
する位置検出手段と13,31と、この検出され
た各投影位置に基づいて、投影光学系の光学特
性、例えば倍率誤差や像歪み等を算出する演算手
段30とを備えたことを要点とするものである。
(実施例) 第1図を参照して、本発明の実施例による投影
露光装置の前提となる装置構成の一例について説
明する。
露光用の照明光源1からの照明光は第1のコン
デンサーレンズ2によつて一度収束された後、第
2のコンデンサーレンズ3に達する。その光路
中、光が収束される位置には照明光を遮断、通過
するためのシヤツター4が設けられている。そし
て、第2のコンデンサーレンズ3を通つた光束
は、マスクとしてのテスト・レチクル5(以下単
にレチクル5とする)を照明する。レチクル5の
下面には予め定められた複数の位置に、光透過性
の5つのマークM0〜M4が描かれている。(第1
図ではマークM1,M2のみを示す)このレチクル
5のマークM0〜M4を透過した光束l1は、光学的
な特性を測定すべき結像光学系としての投影レン
ズ6に入射する。この投影レンズ6はレチクル5
側、すなわち物体側が非テレセントリツクで、像
側がテレセントリツクな光学系であり、光学系の
保持手段としてのベース16に固定される。光束
l1は投影レズ6によつて集束されて、光束l2とな
つて射出する。尚、レチクル5の下面と投影レン
ズ6の主平面6aとの間隔はLとする。そして、
光束l2は2次元移動可能なステージ7に水平に設
けられ複数のスリツト開口を有するスリツト部材
S上に結像される。さらにスリツト部材Sを通つ
た光はステージ7に設けられた光電検出器9によ
つて光電変換される。また、ステージ7は普段は
半導体ウエハ10を載置して2次元移動するもの
であり、ウエハ10は、ステージ7と一体に2次
元移動するウエハホルダ11上に載置される。ウ
エハホルダ11はステージ7に対して微小回転と
上下動ができるように設けられている。このウエ
ハホルダ11は投影レンズ6の投影像がウエハ1
0の表面に結像するように、すなわち焦点合わせ
ができるように上下動する。また、スリツト部材
Sのスリツトが設けられた開口面は、ウエハ10
の表面の高さとほぼ一致するように定められ、こ
の開口面と光電検出器9とはウエハホルダ11の
上下動に伴つて一体に上下動するように設けられ
ている。この焦点合わせのために、投影レンズ6
とウエハ10の表面(あるいはスリツト部材Sの
開口面)との間隔を計測するギヤツプセンサー1
2が設けられる。このギヤツプセンサー12とウ
エハホルダ11の上下動とによつて自動焦点調整
が可能であり、ウエハ10上に回路パターンを焼
付ける際、ウエハ10の表面の高さを検出して、
常にコントラストの高い投影像が転写できる。
一方、ステージ7の位置はレーザ干渉計13に
より、ステージ7に固定された反射鏡14までの
距離をレーザー光を用いて測定することによつて
求められる。
第1図では、紙面中左右方向のx軸方向のみし
か表わしていないが、ステージ7の移動平面を成
すx軸と垂直(紙面と垂直)なy軸方向に関して
も同様にレーザ干渉計と反射鏡が設けられてい
る。これらレーザ干渉計によつてステージ7の所
定の原点に対する座標軸が逐次計測される。
尚、このx軸、y軸方向のレーザ干渉計の各レ
ーザ光束が成す2つの測定軸の交点は、投影レン
ズ6の光軸と一致するように定められている。
また、マスク保持手段としてのレチクル・ホル
ダ15はレチクル5を保持して2次元的に移動可
能であり、後述するレチクル・アライメント制御
系によつて駆動制御され、レチクル5の位置決め
を行なうものである。
さて、第2図は第1図に示したレチクル5のパ
ターンを示す平面図である。レチクル5はガラス
基板の下面(投影レンズ6側)全面にクロム等に
よる不透明部を形成した後、光を透過させる5つ
の十字状マークM0,M1,M2,M3,M4(第1マ
ーク)を予め定められた位置に設けたものであ
る。
このレチクル5に関して、レチクル5の中心を
原点とする直交座標系XYを定めたとき、マーク
M0の十字の中心は原点Oと一致し、マークM1
M4は原点Oからほぼ等距離の位置に設けられて
いる。また5つの十字状マークはそれぞれ、X方
向に細長く延びた透過部M0y,M1y,M2y,M3y
M4yと、Y方向に細長く延びた透過部M0x,M1x
M2x,M3x,M4xとから成る。
そして、この5つのマークの十字の中心位置
は、予め精密な位置測定器によつて測定されてお
り、マークM0〜M4について、各々座標値(X0
Y0),(X1,Y1),(X2,Y2),(X3,Y3),(X4
Y4)として求められている。尚、この座標値中、
マークM0の座標値(X0,Y0)は第2図のように
原点OとマークM0の十字の中心とを一致させれ
ばX0=0,Y0=0となるものであるが、必らず
しも第2図のように座標系XYを定めて、マーク
M0〜M4の座標値を求めておく必要はない。従つ
て、ここではマークM0の座標値を一般的な形で
表わしておく。
一方、第3図はスリツト部材Sの平面図を示し
たものであり、第4図はそのA−A矢視の一部断
面図である。ここのスリツト部材Sは、低膨張ガ
ラス、又は水晶、等の透明な基板20と、その基
板20の表面(投影レンズ6側)に形成されたク
ロム等の不透明部による層21とから成る。その
層21には、レチクル5のマークM0〜M4を投影
レンズ6で投影したとき、各マークM0〜M4の投
影位置に対応して複数の光透過性のスリツト(第
2マーク)が形成されている。
このスリツト部材Sについても、直交座標xy
を定める。この座標系xyはレチクル5の座標系
XYと軸方向が逆に決められている。これはレチ
クル5の投影像がスリト部材S上では上下左右が
反転するからである。
第3図のように、十字状マークM0〜M4の各投
影像と重なるように、x方向、及びy方向に延び
た2つのスリツトが計5組形成され、このうちス
リツトS0x,S0yは各々x軸、y軸上に位置する。
従つて、レチクル5の中心Oが投影レンズ6の光
軸を通るように位置決めされ、さらにスリツト部
材Sの中心Oが投影レンズ6の光軸を通るように
位置決めされた状態では、マークM0の透過部
M0x,M0yの投影像が各々スリツトS0x,S0yと重
なる。同様に、マークM1の透過部M1x,M1yの投
影像は各々スリツトS1x,S2xと、マークM2の透
過部M2x,M2yの投影像は各々スリツトS2x,
S2yと、マークM3の透過部M3x,M3yの投影像は
各々スリツトS3x,S3yと、そして、マークM4
透過部M4x,M4yの投影像は各々スリツトS4x
S4yと重なる。
また、各スリツトの位置も、マークM0〜M4
投影像ができる理想位置に設けられるが、一般に
0.1μm程度の製造誤差は生じるのでレチクル5の
マークM0〜M4と同様に精密な位置測定器によつ
てスリツト部材S上の座標位置として予め正確に
測定されている。
さて、スリツトS0x,S1x,S2x,S3x,S4xは各々
マークM0〜M4の透過部M0x,M1x,M2x,M3x
M4xのx方向の投影位置を測定するものであり、
そのx座標値は各々a0,a1,a2,a3,a4とする。
またスリツトS0y,S1y,S2y,S3y,S4yは各々マー
クM0〜M4の透過部M0y,M1y,M2y,M3y,M4y
のy方向の投影位置を測定するものであり、その
y座標値は各々b0,b1,b2,b3,b4とする。
以上のようなスリツト部材Sの下側には5つの
光電検出器9a〜9eが設けられる。
光電検出器9aはスリツトS1xS1yの透過光を受
光し、光電検出器9bはスリツトS2xS2yの透過光
を受光し、光電検出器9bはスリツトS2xS2yの透
過光を受光し、光電検出器9cはスリツトS0x
S0yの透過光を受光し、光電検出器9dはスリツ
トS3x,S3yの透過光を受光し、そして光電検出器
9eはスリツトS4x,S4yの透過光を受光するよう
に配置されている。
次に、第1図で示した装置を制御するための制
御系を、第5図のブロツク図に基づいて説明す
る。装置全体はプログラムによる制御及び各種演
算処理が可能なように、メモリ等を含むマイク
ロ・コンピユータ(以下単にCPUとする)30
によつて統括制御される。CPU30はインター
フエース31(以下IF31とする)を介して周
辺の検出部、測定部、あるいは駆動部と各種情報
のやり取りを行なう。
さて、シヤツター駆動部32はCPU30の指
令によつて、シヤツター4の開閉動作を行ない、
レチクル・アライメント制御系33(以下R−
ALG33とする)は投影レンズ6の光軸に対し
てレチクル5が所定の位置にくるように、レチク
ルホルダ15を動かして位置合わせするものであ
る。
一方、ステージ7の座標を計測するために、前
述のレーザ干渉計13で読み取られたステージ7
のx方向の位置情報と、レーザ干渉計34で読み
取られたステージ7の7のy方向の位置情報とは
共に、IF31を介してCPU30に送られる。ま
た、ステージ7を2次元移動させるために、ステ
ージ7をx方向に駆動するx軸駆動部35(以下
X−ACT35とする)と、ステージ7をy方向
に駆動するy軸駆動部36(以下Y−ACT36
とする)とが、CPU30の指令によつて動作す
るように設けられている。
また、ステージ7上のウエハホルダ11を微小
回転させるためのθ軸回転駆動部37(以下θ−
ACT37とする)と、ウエハホルダ11と光電
検出器9、スリツト部材Sとを上下動させるため
のZ軸駆動部38(以下Z−ACT38とする)
とが設けられ、CPU30の指令によつて動作す
る。尚、第5図では説明を簡略にするため、ウエ
ハホルダ11そのものは図示していない。そし
て、焦点検出部39(以下AFD39とする)は
第1図に示したギヤツプセンサー12からの信号
を入力して、ウエハ10の表面(又はスリツト部
材Sのスリツト開口面)と投影レンズ6の焦点位
置のずれ情報を、IF31を介してCPU30に出
力する。
また、測定した結果や動作状態等を表示するた
めのモニター用CRT、あるいはプリンタ等の端
末装置40もIF31を介してCPU30と接続さ
れている。
尚、実際の露光装置には上記各種制御系の他
に、ウエハ10をステージ7のxy移動方向に対
して位置決めするためにオフ・アクシス方式、又
はTTL(スルーザ・レンズ)方式のウエハ・アラ
イメント制御系も含まれるが、本発明とは直接関
係しないので説明は省略する。
さて、第5図中の全体の制御系の他に、測定の
ための回路が一部IF31の中に含まれている。
その回路の具体的な例を第6図に示す。第6図に
おいて、第5図と同じものには同一の符号をつけ
てある。
CPU30からのセレクト信号SSに応答して光
電検出器9a〜9eの5つのうち1つを選択する
スイツチ100が設けられ、選択された光電検出
器の光電信号はアンプ101によつて増幅され、
アンプ101は信号Iを出力する。
コンパレータ102は基準レベルIrと信号Iの
大きさを比較して、I>Irのとき論理値「1」と
なる信号Aを出力する。
ラツチ回路103(LT103)、は信号Aの立上
りでラツチ動作になり、ラツチ回路104
(LT104)は信号Aをインバータで反転した信号
の立上りでラツチ動作になる。
ラツチ解除はCPU30の解除信号S2によつて
行なわれる。また信号AはCPU30にも読込ま
れる。
一方、レーザ干渉計13からはステージ7のx
方向の単位移動量(例えば0.01μm)毎にアツ
プ・ダウンパルスが発生し、そのパルスはXカウ
ンタ106(X−CNT105)によつて加減算計数
され、ステージ7のx方向の位置計測を行なう。
レーザ干渉計34からも同様のアツプ・ダウン
パルスが発生し、Yカウンタ107(Y−
CNT107)によつて、ステージ7のy方向の位置
計測が行なわれる。
X−CNT106,Y−CNT107は各々CPU
30からのクリア信号CS1,CS2によつて計数
値が零にクリアされる。
またX−CNT106,Y−CNT107の各計
数値XC,YCはCPU30中のインプツト/アウ
トプツト・ポート(I/Oポート)を介して読み
込まれる。
切替スイツチ108(SW108)は計数値XC,
YCを入力して、CPU30からの切替信号S1によ
り、計数値XC,YCのいずれか一方を選択的に
LT103,104に出力する。
従つて、SW108によつて計数値XCが選択
されているとすると、LT103は信号Aの立上
りに応答して計数値XCをラツチして、データLD
1としてCPU30に出力し、LT103は信号A
の立下りに応答して計数値XCをラツチし、デー
タLD2としてCPU30に出力する。
さて、CPU30にはメモリ回路111
(RAM111)が接続され、レチクル5のマークM0
〜M4の位置データ及びステージ7上のスリツト
部材Sの各スリツトの位置データがテーブルとし
て記憶されている。
た、RAM111は各種演算のための一時記憶
にも使われる。また、第5図のX−ACT36,
Y−ACT35を制御するために、デジタル・ア
ナログ変換器112,113(DAC112,113)
が設けられる。
DAC112はCPU30からのデータXMをア
ナログ信号に変換し、ステージ7のx方向の駆動
速度を制御する。
DAC113はCPU30からのデータYMをア
ナログ信号に変換し、ステージ7のy方向の移動
速度を制御する。
尚、データXM,YMは正負の両値を取り、正
のときはステージ7がxy座標系の正方向に移動
し、負のときはxy座標系の負方向に移動する。
データXM,YMが零のとき、ステージ7は停
止状態に保たれる。
さらに、ステージ7は、CPU30を介してX
−CNT106,YY−CNT106,DAC11
2,113,X−ACT36,Y−ACT35によ
つて、位置決めのためのループ制御が行なわれ
る。尚、レーザ干渉計13,34,X−CNT1
06,Y−CNT107,SW108,LT103,
104によつて位置検出手段を構成する。
次に、上記露光装置を用いた投影レンズ6の光
学特性の測定動作について説明する。
まず初めに、装置にセツトされたレチクル5を
R−ALG33を用いて位置決めする。このとき
投影レンズ6の光軸がレチクル5上の座標系XY
の原点Oを通るように位置合わせする。さらに座
標系XYのX,Y軸がステージ7のx,y移動方
向、すなわちレーザ干渉計13,34の各測定軸
x,yと夫々平行、又は一致するように回転補正
も含めてレチクル5の位置を定める。これによつ
て、5つの十字マークM0〜M4の直交する2つの
透過部の延長方向は、夫々ステージ7のxy移動
方向と一致する。
次にX−ACT35,Y−ACT36によりステ
ージ7を移動させて、スリツト部材Sの層21の
表面の高さをギヤツプセンサー12とAFD39
によつて検出し、その検出情報に基づいて、投影
レンズ6の結像面と層21の表面とが一致するよ
うに、Z−ACT38を駆動する。
次にシヤツター駆動部32によりシヤツター4
を開いてレチクル5を照明し、マークM0〜M4
像を投影する。そして、マークの投影像と各スリ
ツトSx,Syとの位置関係が、例えば第7図のよ
うになるように、X−ACT35,Y−ACT36
を作動してステージ7を移動させる。さて、第7
図はレチクル5のマークM0の投影像M0′とスリ
ツト部材SのスリツトS0x,S0yとの位置関係を示
す。ここでマークM0のうち、y方向に細長く延
びた透過部M0xの投影部をM0x′とし、x方向に
細長く延びた透過部M0yの投影部をM0y′とする。
また、投影部M0x′,M0y′の幅dmはスリツト
S0x,S0yの幅dsよりも大きく定められている。と
ころで、第7図のように投影像M0′とスリツト
S0x,S0yとが位置すると、値の4つのマークM1
〜M4の投影像M1′〜M4′と、4組のスリツトS1x
〜S4x,S1y〜S4yも同様の関係に位置決めされる。
次に、第6図の回路を用いてマークM0の投影
像M0′の中心CP0の位置を測定する手順を第8図
のフローチヤート図に沿つて説明する。
第8図は、基本的でもつとも簡単なフローチヤ
ートであり、投影像M0′のスリツトS0x,S0yによ
る走査が一方向に一回のみの場合を示すと共に、
他の投影像M1′〜M4′の中心CP1〜CP4の位置測定
もあわせて示してある。
第8図のステツプ200は投影像M0′とスリツト
S0x,S0yとの位置関係が第7図のようになつたと
きのステージ7の位置をホーム・ポジシヨンとし
て記憶しておくもので、X−CNT106の計数
値XCと、Y−CNT107の計数値YCとをRAM
111に記憶する。
次のステージ201でCPU30は、切替信号S1
解除信号S2を出力して、SW108で計数値XC
を選択するとともに、LT103,104のラツ
チを解除しておく。ステージ202で、CPU30は
ステージ7をx方向に一定距離だけ動かすため
に、データXMをDAC112に出力する。ステ
ージ7が一定距離だけ移動したか否かは、CPU
30がX−CNT106の計数値XCを逐次読み込
むことによつて検出される。
このステージ7のx方向の移動によつて、投影
像M0′の投影部M0x′がスリツトS0xによつて走査
され、アンプ101の出力信号Iは第9図のよう
な波形となる。第9図は縦軸に信号Iの大きさを
示し、横軸にステージ7のx方向の位置を示すも
のであり、この波形は投影部M0x′の幅方向の光
強度分布に対応している。
従つて、ステージ7のx方向の走査に伴つて、
信号Iが立上ると、位置x1で基準レベルIrを越
え、信号Aは論理値「0」から「1」に立上が
る。このためLT103が位置x1に相当した計数
値XCをラツチする。さらに走査が進み、信号I
が立下り位置x2でで基準レベルIrと一致すると、
信号Aは論理値「1」から「0」に立下る。この
ためLT104が位置x2に相当した計数値XCをラ
ツチする。
そして、スリツトS0xが投影部M0x′を横切つた
後、ステージ7のx方向の走査が停止する。次に
CPU30はステージ203で、LT103,104
にラツチされたデータLD1,LD2を読み込み、
ステツプ204で(LD1+LD2)/2の演算を行な
い、第7図に示すように投影部M0x′の幅方向の
中心CL0xの位置xcを求める。求めた位置xcのデ
ータはRAM111に記憶される。次にCPU30
はステツプ205でステージ7を一定距離だけxy方
向に移動し、スリツトS0yが投影部M0y′を走査で
きるような位置、例えば第7図中、投影部M0y
の左端、下方の位置にスリツトS0yを位置決めす
る。これは投影像M0′のサイズが予めわかつてい
るので、X−CNT106,Y−CNT107の計
数値XC,YCを検出することによつて容易に位置
決め可能である。
さてステツプ206でCPU30は切替信号S1と解
除信号S2を出力して、SW108で計数値YCを
選択するとともに、LT103,104のラツチ
を解除する。
次にステツプ207で、CPU30はデータYMを
DAC113に出力して、ステツプ202と同様にス
テージ7をy方向に一定距離だけ移動する。
このとき、信号IはスリツトS0yの投影部
M0y′の走査に伴つて、第9図と同様の波形にな
る。従つて、ステージ7のy方向の走査により、
LT103,104は信号Iと基準レベルIrとが
一致する位置y1,y2に相当する計数値YCを各々
ラツチする。
そしてステツプ208でCPU30はLT103,
104でラツチされたデータLD1,LD2を読み
込み、ステツプ209で(LD1+LD2)/2の演算
を行ない、第7図に示したような投影像M0y′の
中心CLy0の位置ycを求め、RAM111に記憶す
る。
以上の各ステツプにより、マークM0′の投影像
M0′の中心CP0の位置が、レーザ干渉計13,3
4の分解能で座標値(xc,yc)として測定され
る。
そこで、X−CNT106,Y−CNT107に
よつて測定される座標位置が座標値(xc,yc)
となるようにステージ7を位置決めすれば、第7
図に示すスリツトS0xの中心Rx0と投影部M0x′の
中心CLx0とが一致し、かつスリツトS0yの中心
R0yと投影部M0y′の中心CLy0とが一致し、投影像
M0′とスリツトS0x,S0yとは正確に重なり合うこ
とになる。
さて、次にCPU30はステツプ210,211を実
行し、ステージ7をホーム・ポジシヨンに位置決
めする。ステツプ212で、5つのマークM0〜M4
の各投影像について繰り返し同様の測定を行なつ
たか否かが判断され、測定が完了していれば、第
8図のプログラムは終了し、完了していなけれ
ば、ステツプ213に進む。ステツプ213でCPU3
0はセレクト信号SSを出力して、次に測定すべ
きマークM0〜M4に対応した光電検出器9a〜9
eを選択して、再びステツプ201から繰り返し同
様の測定が行なわれる。
尚、第8図中、ステツプ209の終了後、マーク
M0の投影像M0′とスリツトS0x,S0yとを重ね合わ
せるようにステージ7を位置決めし、そのとき、
X−CNT106,Y−CNT107をCPU30か
らのクリア信号CS1,CS2によつて計数値を零
にするようなステツプを加えてもよい。このよう
にすると、ステージ7の位置が投影像M0′の中心
CP0を原点とする座標系に従つて測定され、後述
する各種演算が簡単になるという利点もある。
また、スリツトS0xが投影部M0x′を走査する
際、スリツトS0yは投影像M0′のいかなる部分も
走査しないように説明したが、必らずしもそのよ
うにする必要はない。例えばスリツトS0x,S0y
投影像M0′とが第10図aのように位置した状態
から、ステージ7をx方向に移動させると、信号
Iは第10図bのような波形となる。すなわち、
ステージ7が第10図aの位置から位置xaまで
動く間は、スリツトS0xが投影部M0y′と交差し、
スリツトS0yが投影部M0x′と交差している。しか
しながら、スリツトS0x,S0yの長さを、投影部
M0x′,M0y′の幅dmよりも十分大きくしておけ
ば、信号Iの大きさは基準レベルIrを越えること
はない。
また位置xaからxbまではスリツトS0xと投影部
M0y′のみが重ない、信号Iは小さくなる。そし
て位置xbからxcまではスリツトS0xが投影部
M0x′と重なり、ここで初めて信号Iは基準レベ
ルIrよりも大きくなる。従つてスリツトS0x,S0y
のサイズと投影像M0′のサイズを適当に定めれ
ば、本来重なるべきスリツトと投影部の他に、重
なる部分が生じても基準レベルIrの設定によつ
て、判別は可能である。
さて、以上のようにして測定された投影像
M0′〜M4′の中心CP0〜CP4の位置はRAM111
に、第11図のように座標値(xc0,yc0),(xc1
yc1),(xc2,yc2),(xc3,yc3),(xc4,yc4)と
して記憶される。またレチクル5のマークM0
M4の位置は予め測定されて、RAM111中に第
12図のように座標値(X0,Y0),(X1,Y1),
(X2,Y2),(X3,Y3),(X4,Y4)、として記憶
されている。さらにスリツト部材Sの5組のスリ
ツトS0〜S4の位置は、RAM111中に第13図
のように予め座標値(a0,b0),(a1,b1),(a2
b2),(a3,b3),(a4,b4)として記憶されてい
る。
次に、これらRAM111中の各種データに基
づいて、各マークM0〜M4の投影像M0′〜M4′の
各位置について、計測値と設計値との位置ずれ量
を求める。
ここで、レチクル5から投影レンズ6の結像面
への投影倍率の理想値(設計値)をM(ただしM
<1)とする。もし、投影レンズ6が1/5縮小レ
ンズであればM=1/5となる。
さて、計測値と設計値とに基づいて、位置ずれ
を伴つたマークM0〜M4の投影像M0′〜M4′の位
置誤差がx方向、y方向について各々α,βとし
て、 αi=xci−(M・Xi−ai) … βi=yci−(M・Yi−bi) … の両式に従つて、演算手段としてのCPU30に
よつて計算される。(ただし、i=0,1,2,
3,4)式及びは測定値、xci,yciを、マー
ク位置Xi,Yi及びスリツト位置ai,biによつて
補正し、結像状態とのずれ量を得るようにするこ
とを意味している。
そして、スリツトS0〜S4が第3図中の座標系
xyに沿つて整列している場合、投影像M0′の中心
CP0が投影レンズ6の光軸と一致するから、中心
CP0を基準点として、以下の計算を行なう。
γi=αi−α0 … δi=βi−β0 … (ただし、i=0,1,2,3,4) この式,で表わされるγi,δiが、マーク
M0〜M4の投影位置の誤差を示すものである。例
えばマークM1の投影位置の誤差は(γ1,δ1)の
ようにベクトルとして表わされる。従つて、第1
4図のように、理想的な露光領域を図中破線で示
す領域50とすると、投影位置の誤差(γi,δi)
から、投影レンズ6の投影歪や倍率誤差を含む実
際の露光領域が実線で示す領域51のように認定で
きる。ただし、式,で明らかなように、領域
50と51の中心では誤差(γ0,δ0)=(0,0)であ
る。
また、スリツト部材Sをステージ7に取り付け
る際、ステージ7の移動座標系に対して一般に微
小量回転していることが多い。そこでスリツト部
材Sが第3図中の座標系xyに対して角度θだけ
回転しているものとすると、投影位置の誤差
(γi,δi)について角度θが微小量であることか
ら近似的に以下の式によつて補正する。
γi′=γi+β・δi … δi′=−θ・γi+δi … (ただし、i=0,1,2,3,4) この式,で(γi′,δi′)は誤差(γi,δi)

(γ0,β0)=(0,0)を中心として−θだけ回転
補正した誤差値を表わしており、(γi′,δi′)が求
める結像光学系の投影位置誤差(歪や倍率変動)
である。
尚、角度θは、例えば最小自乗法を用いて、
(γi′2+δi′2)を最小にするようにすれば求めるこ
とができる。
以上、上記構成の装置では、マークM0〜M4
各マークは、順次光電検出器9a〜9cを切替え
て測定するようにしたが、第6図におけるアンプ
101,CP102,LT103,104を、光電
検出器9a〜9eの各々について設けるようにす
れば、第8図のように、ステツプ201〜209を5回
繰り返すことなく、1回だけ実行するだけで、5
つのマークM0〜M4の投影像M0′〜M4′の位置が
同時に測定できる。
また、スリツトS0〜S4による投影像M0′〜
M4′の走査は、一方向に1回のみとしたが、複数
回往復走査するようにステージ7を移動し、得ら
れた複数の位置測定値を平均するようにすれば、
さらに正確な値が得られる。
次に、第15図、第16図を参照して本発明の
実施例による投影露光装置について説明する。本
実施例の投影露光装置は先に説明した装置(第1
図)と基本構成は同一であり、その差異はスリツ
ト部材Sの下面に光電検出器9を1つだけ設けて
おくこと、及びレチクル5のマークM0〜M4の投
影像M0′〜M4′とスリツト部材S上のスリツトS0
〜S4との位置関係である。尚、スリツトS0〜S4
用いて投影像M0′〜M4′を検出することは第1図
の装置と全く同様である。
第15図はマークM0〜M4の投影像M0′〜
M4′と、スリツトS0〜S4の位置関係を示す平面図
である。スリツトS0〜S4の各々は投影像M0′〜
M4′の各々とは同じ位置で重ならないように、故
意にずらして設けられている。例えばx方向の像
位置測定用のスリツトS0x〜S4xに着目すると、ス
リツトS0x〜S4xは投影像M0′〜M4′のy方向にス
リツト状に延びた投影部M′0x′〜M′4x′に対して
x方向に順次ずれるように配置される。従つて、
第15図の状態、すなわち、スリツトS0x〜S4x
いずれも投影部M0x′〜M4x′と重ならない状態か
ら、ステージ7をx方向に等速で移動すると、ま
ずスリツトS3xと投影部M3x′とが重なり、次にス
リツトS4xと投影部M4x′とが重なり、以下、スリ
ツトS0xと投影部M0x′、スリツトS2xと投影像
M2x′、スリツトS1xと投影部M1x′の順番で重なつ
ていく。
そこでスリツト部材Sの下面に配置されて、受
光面がスリツトS0〜S4からの光を受光するような
大きさをもつた光電検出器9は、第16図のよう
な信号Iを出力する。
第16図においては縦軸は信号Iの大きさを表
わし、横軸は位置xを表わすが、このように、ス
リツトS0x〜S4xの各々が投影部M0x′〜M4x′を走
査したとき、各スリツトからの信号Iは時間的、
あるいは位置的に分離して検出可能である。そこ
で、この信号Iの立上り、立下りの中心を求めれ
ば、投影像M0′〜M4′の中心CP0〜CP4のx方向の
位置xc3,xc4,xc0,xc2,xc1が順次検出される。
またy方向の位置測定も同様に、スリツトS0y
〜S4yが順時投影像M0′〜M4′の投影部M0y′〜
M4y′と重なるように予めずらしておくことによ
つて、投影像M0′〜M4′の中心CP0〜CP4のy方向
の位置xc0〜xc4が検出される。以後は第1の実施
例と同様の演算によつて投影レンズ6の投影誤差
を求めることができる。このように、スリツト
S0x〜S4x,S0y〜S4yを投影像M0′〜M4′と同時に重
ならないように、一定値以上ずらしておけば、1
つの光電検出器によつて複数の投影像が検出でき
る。このため、第第1図の装置のように複数の光
電検出器を用いた場合に比較して、短時間に測定
できるとともに、光電検出器同志の受光感度差の
影響を受けず、正確な位置測定ができるという効
果が得られる。
尚、本実施例において、スリツトS0〜S4のずら
し方はどのようにしてもよい。要は、ステージ7
を走査して複数の投影像M0′〜M4′のうち、いず
れか1つの投影像とスリツトとが重なつたとき、
他のスリツトが、他の投影像と重ならないように
各スリツト、又はレチクル5の各マークM0〜M4
を配置してあればよいのである。
以上、本発明の各実施例を説明したが、その他
の変形例として、投影像M0′〜M4′をスリツトS0
〜S4で走査する際、ステージ7を移動する替り
に、レチクル5を動かすようにしてもよい。その
場合はレチクルホルダ15をxy方向に移動可能
にするとともに、その移動位置を測定する位置測
定器を設け、レーザ干渉計13,34による測定
と同様に使えば、同様の効果が得られる。
また、投影露光領域中の座標測定点はマーク
M0〜M4、スリツトS0〜S4に代表されるように5
点としたが、それ以上の測定点で計測するように
すれば、さらに正確に投影誤差を求めることがで
きる。
また、各実施例において、マークM0〜M4の投
影像M0′〜M4′の位置は信号Iの立上りや立下り
を基準レベルIrでスライスすることによつて行な
つた。しかしながら、信号Iをレーザ干渉計1
3,34からの単位移動量毎に発生するパルスに
応答してサンプリングしてはデジタル変換して、
メモリに順次記憶することを繰返す。そしてサン
プリングされた信号Iのデジタル・データを
CPU30によつて処理することによつて、マー
クの投影位置を検出するようにしてもよい。
さらにその他の変形例として、レチクル5中の
マークM0〜M5の形状は十字マークに限られるも
のではなく、L字状マークでもよい。また、第1
7図aのように単なる矩形状のマークや、第17
図bのように連続した窓枠状の細線マークとして
もよい。
第17図a,bにおいて、斜線部は遮光部であ
る。第17図bのように連続した細線マークとし
た場合、x方向とy方向に延びた細線の複数の屈
曲部や交差部の位置がレチクル上の所定位置に設
けられたマークとして意味を持つものである。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、光電検出器を長
距離走査することがないので、投影レンズ等の結
像光学系の光学特性が高速に測定できるととも
に、位置検出にあたつて、累積誤差の発生が低減
し極めて正確な測定が達成される。さらに測定が
高速にできるから、繰返し計測の回数を多くする
ことができ、再現精度も極めて良くなる利点があ
る。さらに、1つの光電検出器のみを用いて測定
を行うことができ、光電検出器同士の受光感度差
の影響を受けることなく高精度な測定が可能とな
る利点もある。
尚、本発明は投影型露光装置にのみ適用し得る
ものではなく、その他投影光学系を有する露光装
置や、カメラ用の撮影レンズ等の結像光学系を調
べる際に適用すれば、極めて簡単で正確、かつ高
速に光学特性を測定でき、自動化も可能となる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による投影露光装置の
基本構成を示す概略図、第2図は光学特性を調べ
るのに適したテスト・レチクルの平面図、第3図
はスリツト部材Sの平面図、第4図はスリツト部
材Sと光電検出器の配置を示す一部断面図、第5
図は制御系の全体ブロツク図、第6図は測定のた
めにマーク位置検出を行なう回路ブロツク図、第
7図はマークの投影像とスリツトの位置関係を示
す平面図、第8図はマークの投影位置測定用のフ
ローチヤート図、第9図は光電信号の波形図、第
10図aはマークの投影像とスリツトの別の位置
関係を示す平面図、第10図bは第10図aの場
合における光電信号の波形図、第11図はメモリ
中に記憶された測定データ群を示す図表、第12
図はメモリ中に記憶されたテスト・レチクルのマ
ーク位置のデータ群を示す図表、第13図はメモ
リ中に記憶されたスリツト部材のスリツト位置の
データ群を示す図表、第14図は結像光学系の投
影誤差を説明する図、第15図は本発明の実施例
によるマーク投影像とスリツト部材との位置関係
を示す平面図、第16図は第15図の位置関係の
場合に得られる光電信号の波形図、第17図a,
bはレチクルのマークの他の変形例を示す平面図
である。 主要部分の符号の説明、1……照明光源、5…
…レチクル(マスク)、6……投影レンズ、7…
…ステージ、9……光電検出器、13,34……
レーザ干渉計、15……レチクル・ホルダ、16
……ベース、30……CPU。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1基板に形成されたパターンを第2基板に
    投影する投影光学系と、前記第1基板を照明する
    照明系とを備えた投影露光装置において、 前記第1基板上の予め定められた複数の位置の
    各々に形成された複数の第1マークと、該複数の
    第1マークの各々に対応して前記第2基板上に設
    けられた複数の第2マークとを有し; 該複数の第2マークの各々は、前記第1基板と
    前記第2基板とを所定の位置関係に設定したと
    き、前記投影光学系によつて前記第2基板上に投
    影される前記第1基板上の対応する第1マークの
    像との所定方向に関する間隔が互いに異なるよう
    に配置されており; 前記複数の第2マークのうちの1つと、該1つ
    の第2マークに対応した前記第1マークの像とが
    所定の位置関係に整列したことを検出する光電検
    出手段と; 前記複数の第1マークの像と前記複数の第2マ
    ークとを前記所定方向に相対移動させたときに前
    記光電検出手段から順次出力される検出信号に基
    づいて、前記複数の第1マークの像の各投影位置
    を検出する位置検出手段と; 該検出された各投影位置に基づいて、前記投影
    光学系の光学特性を算出する演算手段とを備えた
    ことを特徴とする投影露光装置。 2 前記第1基板はマスクであり、前記第2基板
    は前記投影光学系に関して前記マスクとほぼ共役
    な面内に配置される基準部材であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の投影露光装置。 3 前記基準部材は、複数のスリツト状の微小開
    口が前記第2マークとして形成された遮光部材で
    あり、 前記光電検出手段は、前記投影光学系によつて
    投影された前記第1マークの像を形成する光のう
    ち、前記微小開口を通過した光を受光することを
    特徴とする特許請求の範囲第2項記載の投影露光
    装置。
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