JP2715937B2 - 露光方法 - Google Patents

露光方法

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JP2715937B2
JP2715937B2 JP27258394A JP27258394A JP2715937B2 JP 2715937 B2 JP2715937 B2 JP 2715937B2 JP 27258394 A JP27258394 A JP 27258394A JP 27258394 A JP27258394 A JP 27258394A JP 2715937 B2 JP2715937 B2 JP 2715937B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はマスクやレチクル上の原
画パターン(回路パターン等)の像を投影光学系を介し
てウェハ等の感光基板に露光する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の露光方法が適用される投影型露
光装置は高解像力の投影レンズを有し、露光すべき半導
体ウェハ等の感光基板上でサブミクロンの線幅でパター
ンの転写が可能となってきた。一般に投影レンズのイメ
ージフィールドはウェハ全面に対して小さな面積しかな
いので、この種の装置ではレチクル(マスクと同義)上
のパターンの投影像に対してウェハを歩進させては露光
することを繰り返す、所謂ステップ・アンド・リピート
方式を採用している。この場合、ウェハ全面に同一の回
路パターンのみを繰り返し形成するなら、そのウェハの
ある層を露光するためのレチクルは1枚でよい訳であ
る。ところがウェハ上の一部分に実用回路パターン以外
にテスト回路用のパターンを作り込む場合は、ある層に
対して常に2枚以上のレチクルを用意しておく必要があ
る。通常、投影型露光装置で露光できるレチクルは一枚
であるため、実用回路パターンを露光するためのレチク
ルと、テスト回路用のパターンを露光するためのレチク
ルとを交換する必要がある。 【0003】また別の手法として、一枚のレチクル上に
異なる回路パターン(実用回路やテスト回路)を予め複
数形成しておき、必要とする回路パターン以外が照明さ
れないように、レチクルブラインド(照明視野絞り)で
開口の寸法や形状を制限し、照明された回路パターンの
投影像がウェハ上の所定位置に露光されるように、ウェ
ハを載置するステージを位置決めする方式もある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
では、レチクルを交換する場合、その2つのレチクルに
は共通の位置にアライメントマークが形成されており、
レチクル交換のたびにこのマークを使ってレチクルを装
置に対して位置決めする作業(レチクルアライメント)
が不可欠であり、レチクル交換、レチクルアライメント
に要する時間的な損失が必然的に伴なう。 【0005】また、1枚のレチクル上に異なる回路パタ
ーンを形成してレチクルブラインドの開口を制限するこ
とで必要な回路パターンを照明する場合、レチクルブラ
インドを全開にすれば、複数の回路パターンの全てが投
影レンズを介してウェハに投影されるように定めておく
必要がある。従って投影レンズのイメージフィールド内
にしめる個々の回路パターンの像の寸法が大きくできな
いといった問題がある。また投影レンズのイメージフィ
ールド内を分割して使うため、分割された領域の夫々で
の像のディストーションが露光ショット上微妙に異なる
ことになり、これは重ね合わせ露光を行なう際の重ね合
わせ精度の向上を阻むことにもなる。 【0006】特に近年、チップインテグレーション、あ
るいはウェハインテグレーションと呼ばれる手法でVL
SIを作成することが提案されているが、その場合、露
光できる回路パターン像の寸法は、投影レンズのイメー
ジフィールドのみで制限される程度に大きく取れること
が望まれ、かつ回路パターンの交換も短時間に行なわれ
ることが望まれている。さらに投影レンズのイメージフ
ィールド等の制限で決まる最大露光ショット面積よりも
大きな回路パターンを作る場合は、画面合成という手法
が使われるが、この際にも高速な回路パターン(原画パ
ターン)の交換が望まれる。 【0007】しかしながら、現在のところ実用に耐え得
るだけの高速性と高精度とを兼ね備えた装置はなく、チ
ップインテグレーション、ウェハインテグレーション、
又は画面合成を前提にした使い方のできる投影露光装置
の実用化が強く望まれてきた。本発明はチップインテグ
レーション、ウェハインテグレーション等によるVLS
Iを作成する場合等に好適な高速原画パターン交換と高
精度な位置合わせ(重ね合わせ)を同時に達成し得る露
光方法を得ることを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、所定の方向に
移動するステージ(7)に載置された第1原画パターン
(PT1)と第2原画パターン(PT2)との像を投影
光学系(12)を介して感光基板上(W)の第1及び第
2の露光領域(Fu−A,Fu−B)の夫々に露光して
少なくとも前記1原画パターンと第2原画パターンとか
らなる合成パターンを露光する露光方法において、第1
原画パターンと第2原画パターンとが互いに重ならず、
且つ第1及び第2原画パターン内の所定の露光中心点
(O1,O2)がステージの移動ストロークに応じて定
められた位置関係となるように第1、第2原画パターン
を一体的に保持する工程と、第1原画パターンに形成さ
れたアライメント用のマーク(RM1〜RM4)と感光
基板に形成されたアライメント用のマークとの相対的な
位置関係を検出することによって、第1原画パターンの
露光中心点(O1)を投影光学系の有効投影領域内の所
定位置(AX)に位置決めするとともに、感光基板上の
第1の露光領域(Fu−A)を投影光学系の有効投影領
域に対して位置決めする工程(ステップ100〜10
5)と、第1の露光領域を前記第1原画パターンの像で
投影露光する第1の露光工程(ステップ106)と、第
1原画パターンを第2原画パターンに交換する際、第
1、第2原画パターンの各露光中心点の予め定められた
位置関係に基づいて、第2原画パターンの露光中心点
(O2)を第1の露光工程における第1原画パターンの
露光中心点と実施的に同じ位置に位置決めするととも
に、第1原画パターンと前記第2原画パターンとが合成
されるように感光基板を移動させて、第2の露光領域を
投影光学系の有効投影領域に対して位置決めする工程
(ステップ103、105)と、第2の露光領域を第2
原画パターンの像で投影露光する第2の露光工程(ステ
ップ106)とを含み、少なくとも第1原画パターンと
第2原画パターンとからなる合成パターンを露光してい
る。 【0009】また、第1及び第2の原画パターン(PT
1 ,PT2 )は1つのマスク(R)上に形成されてお
り、このマスクを移動することによって原画パターンの
位置決めを行うこととした。或いは、第1及び第2の原
画パターン(PT1 〜PT4 )のそれぞれは、複数のマ
スク(R1 〜R4 )に形成されており、この複数のマス
クを一体に保持するテーブル(7)を移動することによ
って原画パターンの位置決めを行うこととした。 【0010】さらに、第1及び第2の露光領域(Fu−
A,Fu−B)は、感光基板(W)上に複数組(CP1
〜CP9 )存在し、複数組のうち1組の露光領域に対し
て第1及び第2の原画パターンの像を投影した後、他の
露光領域の組に対して第1及び第2の原画パターンの像
を投影することとした。或いは、第1及び第2の露光領
域(Fu−A,Fu−B)は、感光基板(W)上にそれ
ぞれ複数存在し、複数の第1の露光領域の全てに対して
第1の原画パターンの像を投影した後、第2の露光領域
に対して第2の原画パターンの像を投影することとし
た。 【0011】その他、原画パターンの移動の精度は、感
光基板の移動の精度を投影光学系の投影倍率で除した値
であることとした。さらに、本発明は、所定の方向に移
動するステージ(7)に載置された第1及び第2原画パ
ターン(PT1〜PT4)の像を感光基板上(W)の第
1及び第2の露光領域(Fu−A,Fu−B)の夫々に
露光して少なくとも1原画パターンと第2原画パターン
とからなる合成パターンを露光する露光方法において、
第1及び第2原画パターン内の所定の露光中心点がステ
ージの移動ストロークに応じて定められた位置関係とな
るように第1、第2原画パターンを配置する工程と、第
1原画パターンに付随したアライメント用のマーク(R
M1〜RM4)と感光基板上のアライメントマークの位
置関係を検出し、この検出結果に基づいて第1原画パタ
ーンと第1の露光領域とを位置合わせする工程と、第1
原画パターンの像を第1の露光領域に露光する第1の露
光工程と、第1の露光工程における第1原画パターンの
位置と実質的に同じ位置に第2原画パターンを位置決め
するとともに、第1原画パターンと前記第2原画パター
ンとが合成されるように感光基板を移動させて、第2原
画パターンに対して第2の露光領域を位置合わせする工
程と、第2原画パターンの像を第2の露光領域に露光す
る第2の露光工程とを含み、少なくとも第1原画パター
ンと第2原画パターンとからなる合成パターンを露光し
ている。 【0012】 【作用】本発明によれば、複数の原画パターンを予め定
められた位置関係で一体的に保持し、第1原画パターン
についてはアライメント用のマークを検出することによ
って位置決めし、第2原画パターンについては予め定め
られた位置関係に基づいて第1原画パターンを位置決め
した位置と実質的に同じ位置に位置決めするため、原画
パターンを高速に交換することができる。 【0013】 【実施例】図1は本発明の露光方法を適用するのに好適
な投影型露光装置の主要部分の構成を示す斜視図であ
り、図2は図1の主要部分の構成を含む全体的な配置を
示す構成図である。図2において、不図示の照明光源か
らの光は結像レンズ群1、照明視野絞りとしてのレチク
ルブラインド2、結像レンズ群3を介してダイクロイッ
クミラー4で反射され、コンデンサーレンズ5を介して
レチクルRを均一な照度分布で照射する。レチクルブラ
インド2は4枚の独立に可動なブレードを有し、そのブ
レードの夫々は同図中矢印Aで示すように、ブラインド
駆動部6によって動かされる。このレチクルブラインド
2によって規定される矩形の開口部は、レチクルRのパ
ターンPTが形成された面と光学的に共役になるように
配置されている。このためレチクルブラインド2による
開口部の像が照明光によってレチクルR上に投影される
ことになる。 【0014】さて、レチクルRは本発明の第2ステージ
としてのレチクルステージ7に載置される。レチクルス
テージ7は装置の固定部と一体のコラム8上を、駆動部
(モータ等)9によって2次元的に移動する。レチクル
ステージ7にはレチクルR上のパターンPTが遮光され
ないだけの開口部7aが形成されており、コラム8の上
部にはこの装置で露光し得る最大寸法のパターン像が遮
光されないだけの開口部8aが形成されている。そして
コラム8の上端部分にレチクルステージ7のガイド面が
形成されている。レチクルステージ7の端部には、本発
明の第2位置検出手段としてのレーザ干渉側長器(以下
干渉計と呼ぶ)11からの平行なレーザビームを反射す
るための移動鏡10が固定されている。この干渉計11
はレチクルステージ7の2次元的な位置(座標値)を計
測するものであり、そのレーザビームは好ましくはレチ
クルRのパターンPTの面(パターン面)と同一な平面
内に位置するように定められる。そしてこの干渉計11
はコラム8に固定される。ところでレチクルRのパター
ンPTの像は投影レンズ12を介してウェハW上に結像
される。投影レンズ12はその光軸AXがレチクルRの
パターン面、及びウェハWの表面と垂直となるように、
かつ照明光学系(1、3、5等)の光軸と一致するよう
にコラム8に対して不動に配置されている。ウェハWは
本発明の第1ステージとしてのウェハステージ13上に
載置され、このステージ13はコラム8と一体となって
いるベース14上を、駆動部15によって2次元的に移
動する。ウェハステージ13上にも本発明における第1
位置検出手段としてのレーザ干渉測長器(以下干渉計と
呼ぶ)16からの平行なレーザビームを反射するための
移動鏡17が固定されている。干渉計16はウェハステ
ージ13の2次元的な位置(座標値)を計測するもので
あり、そのレーザビームは好ましくはウェハWの表面よ
り厳密に言えばレチクルRのパターンPTの像の投影レ
ンズ12による結像平面と同一な平面内に位置するよう
に定められている。 【0015】さて主制御部18はブラインド駆動部6へ
のブラインド開口の寸法を制御するための指令を出力し
たり、干渉計11、16からの位置情報を入力して、レ
チクルRやウェハWの位置を知り、駆動部9、15に所
定の駆動指令を出力したりする。この主制御部18は、
ウェハステージ13に対してはステップ・アンド・リピ
ート方式による露光が行なわれるように、直交座標系xy
のx方向とy方向との夫々にステッピング動作等をさ
せ、レチクルステージ7に対してはパターンPTの交換
のための移動動作、あるいはレチクルRのアライメント
時の微動動作等をさせるものである。この主制御部18
による装置の動作シーケンス等は後で詳細に説明する。
尚、上記説明では省略したが、レチクルステージ7には
レチクルRをステージ7に対して微小量回転させるため
のθテーブルが組み込まれており、アライメント時に干
渉計11による計測座標系内においてレチクルRが回転
してステージ7に保持されることを修正する。同様にウ
ェハステージ13にはウェハWをステージ13に対して
微小量回転させるためのθテーブルが組み込まれてお
り、アライメント時に干渉計16の計測座標系内におい
てウェハWが回転してステージ13に保持されることを
修正する。 【0016】また、図2において、レチクルRを装置に
対してアライメントするために、レチクルRとコンデン
サーレンズ5との間にはミラー20a、20bを含むア
ライメントセンサー21a、21bが配置されている。
ミラー20a、20bはレチクルRの周辺に設けられた
アライメントマークを観察可能に斜設されるものであ
り、アライメントマークの位置に応じて矢印Bに示すよ
うに可動としてもよいし、所定の位置に固定しておいて
もよい。このアライメントセンサー21a、21bは自
己照明光学系を備えているものが好ましい。さらにアラ
イメントセンサー21a、21bはミラー20a、20
bが光軸AXに向って繰り出されたとき、パターンPT
の周辺部に形成されたステップアライメントマークと、
ウェハW上の露光すべき領域に設けられたマークの投影
レンズ12による逆投影像とを同時に検出可能な構成に
しておくと、さらに好都合である。 【0017】ところで図1に示すように、本実施例にお
いてはレチクルRに互いに異なる2つのパターンP
1 、PT2 が形成されている。矩形状のパターンPT
1 、PT 2 の露光中心点は夫々O1 、O2 であり、パタ
ーンPT1 の周囲には所定の幅でクロム等の遮光帯SB
1 が形成され、パターンPT2 の周囲にも所定の幅で遮
光帯SB2 が形成されている。このレチクルR上で中心
点O1 とO2 のx方向及びy方向の間隔はレチクルの設
計時から予めわかっている。図1において干渉計11か
らの2つのレーザビームL2x、L2yは夫々直交座標
系xyのx軸とy軸とに平行に配置され、移動鏡10a、
10bに入射する。移動鏡10aはレチクルRのy方向
に伸びた一辺とほぼ同等の長さでy方向に伸びた反射面
を有し、移動鏡10bはレチクルRのx方向に伸びた一
辺とほぼ同等の長さでx方向に伸びた反射面を有し、レ
チクルステージ7の移動ストローク内でレーザビームL
2x、L2yが夫々移動鏡10a、10bからはずれな
いように定められている。そしてレーザビームL2yと
L2xとを含む平面は光軸AXと垂直に定められ、レー
ザビームL2yとL2xとの延長線は光軸AXで交わる
ように定められる。またレチクルRの4辺の夫々にはレ
チクルアライメント用のマークRM1 、RM2 、R
3 、RM4 が形成されている。マークRM1 とRM3
はレチクルRの中心を通るy軸と平行な線上に配置さ
れ、マークRM2 とRM4 はレチクルRの中心を通るx
軸と平行な線上に配置される。 【0018】一方、ウェハステージ13はベース14上
をx方向に移動するxステージ13bと、このxステー
ジ13b上をy方向に移動するyステージ13aとで構
成される。そして干渉計16からの2つのレーザビーム
L1x、L1yは夫々直交座標系xyのx軸とy軸とに平
行に配置され、移動鏡17a、17bに入射する。レー
ザビームL1xとL1yとを含む平面は光軸AXと垂直
に定められ、レーザビームL1xとL1yとの延長線は
光軸AXで交わるように定められている。 【0019】さて図3は上記レチクルRの平面図であ
り、レチクルRの外形に対してわずかに内側に定めた矩
形がレチクルステージ7の開口部7aである。また想像
線で示す矩形領域AR1 は、レチクルステージ7の移動
ストロークによって制限される有効投影領域である。こ
の領域AR1 の内にパターン又はマークがあれば、それ
はかならず投影レンズ12によって投影される。そして
領域AR1 よりも内側の想像線で示す矩形領域AR
2 は、レチクルステージ7の移動ストロークによって制
限される露光中心点の存在すべき領域である。すなわち
領域AR2 内に露光中心点が存在すれば、それは必らず
投影レンズ12の光軸AXと一致するように位置決め可
能である。図3からも明らかなようにパターンPT1
PT2 は互いに重なり合うことなく、領域AR1 内に存
在し、かつ露光中心点O1 、O2 も共に領域AR2 内に
存在するように定められる。また本実施例でレチクルア
ライメント用のマークRM1 、RM2 、RM3 、RM4
はともに領域AR1 内に形成するものとし、さらに各パ
ターンPT1 、PT2 の夫々にはステップ・アライメン
ト用のマークが付随して設けられている。パターンPT
1 については中心O1 に関して放射状にマークS1 、S
2 、S3 、S4 が設けられ、パターンPT2 については
中心O2 に関して放射状にマークS5 、S6 、S7 、S
8 が設けられる。本実施例においてマークS1 〜S4
5 〜S8 は必らずしも必要ではないが、レチクルRと
ウェハWとのTTL(スルー・ザ・レンズ)方式による
アライメントの確認等を行なう際には必要となる。 【0020】尚、図1、図2には示していないが、ウェ
ハW上に形成されたアライメントマーク(ウェハマー
ク)を検出して、ウェハのグローバルアライメントを行
なったり、ウェハ上の露光ショット毎のアライメントを
行なったりするためのウェハアライメントセンサーも設
けられている。また図3に示した遮光帯SB1 、SB2
の幅はレチクルブラインド2の4枚のブレードの位置決
め精度に応じて定められている。例えばブラインド2に
よる開口部がレチクルR上でK倍に拡大されて投影され
るものとし、ブレードの設定精度が再現性を含めて±a
(mm)であるとすると、遮光帯SB1 、SB2 の幅は少
なくとも2・a・K(mm)だけ必要となる。またそれ以
外に、遮光帯SB1 、SB2 の幅はレチクルブラインド
2の投影像のレチクルRのパターン面上でのディフォー
カス量も考慮して定められる。例えばレチクルRの厚さ
が微妙に異なる場合、あるレチクルに対してはパターン
面にブラインド2のエッジ像がシャープに結像しても、
それよりわずかに厚さの異なるレチクルの場合、エッジ
像は多少ボケることがある。従ってこのボケたエッジ像
がパターンPT内に入り込まないように、ブレードの設
定精度を含めて、遮光帯SB1 、SB2 の幅が決定され
る。 【0021】次に本装置の代表的な動作シーケンスを図
4のフローチャートを用いて説明するが、ここでは画面
合成によるチップインテグレーションVLSIをウェハ
W上に露光する場合を一例として取りあげる。チップイ
ンテグレーションとは図5に示すように、ダイシングに
よって切り出される1つのチップCP内に、固有の機能
を持つ回路を複数個同時に作成するものである。1つの
チップCP内で例えば機能Fu−Aはプロセッサー部、
機能Fu−Bはランダム・アクセス・メモリ(RAM)
部、機能Fu−Cはリード・オンリー・メモリ(RO
M)部、機能Fu−Dはアナログ−デジタル(A/D)
又はデジタル−アナログ(D/A)の交換部、そして機
能Fu−Eは各機能間の情報のやり取り、入出力の情報
のやり取り、あるいはチップ内の素子の動作タイミング
等を制御する部分である。もちろん各機能間は必要に応
じて内部で相互に配線されるように構成されている。図
5において、ウェハW上には一例として9個のチップC
1 〜CP9 が規則的に配列されている。 【0022】本実施例においては、図5に示すように9
チップを露光するものとし、各チップ内には5つの個別
の回路が形成されるものとする。従って図1、図3に示
したレチクルR内には5つのパターンPT1 、PT2
…PT5 が形成されているものとする。ここでレチクル
R上のパターンPT1 、PT2 、…PT5 の各々はパタ
ーン番号n(A、B、C、D、E)で表わし、ウェハW
上のチップ番号はmで表わす。以下、本動作シーケンス
をフローチャートのステップ順に説明する。 【0023】〔ステップ100〕まずレチクルRをレチ
クルステップ7上の所定位置にアライメントして載置す
る。このレチクルアライメントは図2に示したアライメ
ントセンサー21a、21b等を用いてマークRM1
RM2 、RM3 、RM4 を検出することによって行なわ
れる。この際同時にレチクルRの微小な回転誤差も修正
される。アライメントセンサー21a、21bが図2に
示したコラム8に一体に設けられているものとすると、
アライメントセンサー21a、21bのマークRMに対
する検出中心は光軸AXから一定距離だけ離れた固定位
置とみなせるから、レチクルアライメント完了時は光軸
AXがレチクルRの中心点を通るように位置決めされ
る。このときのレチクルステージ7の座標位置は干渉計
11により読み取られ、レチクルRの基準位置として主
制御部18に記憶される。尚、このステップにおいて、
ウェハステージ13上に公知の基準マーク(フィデュー
シャルマーク)が設けられている場合は、レチクルステ
ージ側の直交座標系と、ウェハステージ側の直交座標系
との対応を取るために、アライメントセンサー21a、
21bによって投影レンズ12を介して基準マークを検
出する動作も必要に応じて実行される。 【0024】〔ステップ101〕次にウェハWがウェハ
ステージ13上の所定位置にプリアライメントされた状
態で載置され、ウェハW上の予め定められた位置に形成
されたウェハマークを検出して、ウェハWのグローバル
アライメントを実行する。この際、ウェハWの微小な回
転誤差も修正される。このグローバルアライメントによ
って、ウェハW上の特定点と投影レンズ12の光軸AX
との位置関係が規定され、干渉計16の計測値のみに基
づいて、ウェハW上の露光すべき領域と投影レンズ12
によるパターン投影像とを、干渉計16の検出分解能で
位置合わせすることができる。 【0025】〔ステップ102〕次にパターン番号nと
してA(例えば機能Fu−Aを構成する回路パターン)
を設定し、チップ番号mとして1(例えばチップCP1)
を設定する。 〔ステップ103〕パターン番号nをAとするパターン
が図1に示したパターンPT1 だとすると、主制御部1
8は干渉計11の計測値を読み取りつつ、駆動部9を制
御して露光中心点O1 が光軸AXと一致するようにレチ
クルステージ7を位置決めする。この位置決めは、レチ
クルRの中心点と光軸AXとの一致する座標値がすでに
正確にわかっていることから、干渉計11の計測値のみ
に基づいてアライメントセンサーを一切用いないオープ
ン制御によって高速に実行される。しかも干渉計11の
検出分解能で決まる精度で位置決めできる。この場合投
影レンズ12の投影倍率が1/10(縮小)で、干渉計
16の検出分解能が0.01μmだとすると、レチクルR
側の干渉計11の検出分解能は0.1μmあれば十分であ
る。このことはレチクルステージ7を高速移動させる際
に極めて有利である。このためステージ7の最高速度と
して1000mm/sec 程度にすることもできるが、実際
的な制御上の問題から50〜100mm/sec 程度であ
る。しかしながら、これでもパターン交換の所要時間は
わずか数秒以内であり、従来の装置にくらべて格段に高
速である。 【0026】〔ステップ104〕次に選ばれたパターン
A(パターンPT1 )の寸法に対応して、ブラインド2
の開口寸法を設定する。これは駆動部6によって行なわ
れる。尚このステップ104と先のステップ103と
は、シーケンス上同時に実行させることができる。 〔ステップ105〕次にウェハW上のチップm(一番初
めはチップCP1)内のパターンAを露光すべき位置にウ
ェハステージ13をステッピングさせる。これによって
パターンAの投影像とチップm内の露光すべき領域(F
u−A)とは干渉計16の検出分解能に応じた精度で位
置決めされる。 【0027】〔ステップ106〕次に図2に示した照明
光学系(レンズ群1、ブラインド2、レンズ群3、コン
デンサレンズ5等)を介して照明光をレチクルRのパタ
ーンA(PT1)に所定時間だけ照射する。これによって
パターンAの投影像がウェハW表面のフォトレジストに
露光される。この際、チップ番号mを1だけ増加させ
る。 【0028】〔ステップ107〕ここではウェハW上の
全チップに対してパターンAの露光を行なったか否かを
判断する。ウェハW上には9チップあるのでm≦9の場
合は再びステップ105に戻り、同様にステッピングと
露光が繰り返される。尚、ステップ105におけるステ
ッピングのピッチはチップの寸法と同程度である。 【0029】〔ステップ108〕さてステップ107で
全チップに対してパターンAの露光が終了(m>9が
真)と判断されると、ウェハステージ13の位置をリセ
ットし、m=1にセットする。 〔ステップ109〕次にレチクルR上のパターンの全て
に対して露光が終了したか否かを判断する。ここで全て
終了と判断されたときは、1枚のウェハに対する露光が
完了したものとしてシーケンスを終了する。 【0030】〔ステップ110〕ステップ109で否と
判断されると、パターン番号nを例えばB(パターンP
2)に変更する。このとき同時にステップ・アンド・リ
ピート方式でウェハステージ13をステッピングさせる
ためのショット位置データを、例えばウェハ上の領域F
u−Aの中心点と領域Fu−Bの中心点との間隔分だけ
補正しておく。 【0031】そして再びステップ103に戻り、同様の
動作を繰り返し実行する。次に本実施例の第2の動作シ
ーケンスを図6のフローチャートに基づいて説明する。
図4のフローチャート図と基本的に異なる点は、ウェハ
W上の1つのチップに対して露光すべきパターンを順次
交換して露光した後、ウェハのステッピングを行なうこ
とだけである。そのため図4の各ステップと同一に作用
するステップについては同一の符号をつけてある。図6
においてステップ100のR.A.はレチクルアライメ
ント、ステップ101のW.G.Aはウェハグローバル
アライメント、そしてステップ102のn=A、m=1
はパターン番号とチップ番号の初期設定を表わし、ここ
までは図4の場合と全く同じである。 【0032】さて、次にステップ105が実行され、チ
ップCP1 内のパターンAの露光されるべき位置がステ
ッピングにより位置決めされる。このときのウェハステ
ージ13の位置はチップCP1 のショット位置として記
憶されている。次にステップ103でパターンA(PT
1)が露光されるようにレチクルステージ7を位置決め
し、ステップ104でブラインド2の開口寸法をパター
ンA(PT1)に合わせて設定し、引き続きステップ10
6’で露光を行なう。このステップ106’では図4の
ステップ106のようにチップ番号mを1だけインクリ
メントする必要はない。次にステップ109にて、レチ
クルR上の全てのパターン(A、B、C、D、E)が露
光されたか否かを判断する。ここで次のパターンBにつ
いて露光する場合は、ステップ110’に進み、パター
ン番号nを変更する。このステップ110’では図4の
ステップ110のようにショット位置データの補正は不
要である。そしてステップ120において、パターンA
のショット位置とパターンBのショット位置とのずれ
分、すなわち図5に示した領域Fu−Aの中心点とFu
−Bの中心点との間隔分だけウェハステージ13をずら
しておく。そして再びステップ103から同様の動作を
繰り返し、ステップ109でレチクルR上のパターンに
ついて全て露光されたと判断されると、チップCP1
ついてFu−A〜Fu−Eの全ての露光が完了すること
になるので、ステップ121に進む。ステップ121で
はチップ番号mを1だけインクリメントし、かつパター
ン番号nをAにセットするとともに、次のチップCP2
のショット位置データを読み出しておく。そしてステッ
プ107で、m≦9と判断されると、全チップに対する
露光が終了したことになり、m>9と判断されたときは
ステップ105から繰り返し同様の動作が実行される。 【0033】図6のシーケンスにおいて、レチクルステ
ージ7の制御とウェハステージ13の制御とを別々のプ
ロセッサーで行なえば、ステップ110’、120とス
テップ103、104とは同時に実行することができ
る。次に本発明を適用する露光装置の他の例について、
図7を参照して説明する。図7はレチクルステージ7上
にパターンの異なる4枚のレチクルR1 、R2 、R 3
4 を配列させた場合を示す。このように複数枚のレチ
クルを配列させてステージ7上に吸着固定しても第1の
実施例と同様の効果が得られる。図7において、レチク
ルR1 〜R4 の夫々には1つのパターンPT1 、P
2 、PT3 、PT4 が形成されている。そしてパター
ンPT1 〜PT4 の夫々の周囲には、遮光帯を挟んでア
ライメントマークAMが4ケ所に形成されている。また
レチクルステージ7は、レチクルR1 〜R4 の各パター
ンPT1 〜PT4 に対応する部分のみが開口部とされて
いる。このため第1の実施例にくらべてパターンPT1
〜PT4 の平面度がよくなるといった利点がある。 【0034】さて実際の露光時には、各レチクルR1
2 のアライメントマークAMと、ウェハ上の露光すべ
き領域に付随したウェハマークとをアライメントセンサ
ー21a、21bにより同時に観察(所謂ダイ・バイ・
ダイアライメント)し、両マークの合わせ状態が最良に
なるようにウェハステージ13、又はレチクルステージ
7の少なくとも一方を微動させてアライメントした後露
光を行なうことが望ましい。この場合、レチクルR1
4 の夫々のレチクルステージ7に対するアライメント
精度はそれ程高くなくてもよいので、レチクルアライメ
ントが4回必要ではあるがそれ程時間をかけなくてもよ
いという利点がある。すなわち、あるレチクルのパター
ンの露光中心点が光軸AXと一致し得るような設計上の
位置にレチクルステージ7を位置決めしたとき、そのレ
チクルのアライメントマークAMの夫々がアライメント
センサー21a、21bの検出視野に入っている程度の
精度(例えば±2μm)であればよい。尚、このように
所謂ダイ・バイ・ダイアライメントを主に行なう使い方
をする場合、レチクル側の座標測定器は干渉計11の代
りにリニアエンコーダ等を用いてもよい。 【0035】また上述の第1の動作シーケンスのように
オープン制御でレチクルステージ7やウェハステージ1
3を移動させるような使い方をする場合は、レチクルを
ステージ7に吸着した後、レチクルR1 〜R4 の相互の
露光中心間隔を計測しておけばよい。この場合、ウェハ
ステージ13上に基準マークを設け、この基準マークの
投影レンズ12による逆投影像とレチクルR1 〜R4
夫々のアライメントマークAMとをアライメントセンサ
ー21a、21bで検出しつつ、両マークが一致するよ
うにアライメントした時点でのレチクルステージ7の位
置とウェハステージ13の位置とを求める。そしてこれ
らの位置からパターンPT1 〜PT2 の夫々の露光中心
点の相対位置を求めておけばよい。 【0036】さらにレチクルR1 〜R4 の夫々につい
て、θ回転の誤差を補正するためのθテーブルを設けて
おくことも有効である。以上本発明の実施例を説明した
が、その他いくつかの変形例が考えられる。図8は上述
の実施例のように、1枚のレチクル上に複数のパターン
を同時に形成しておく場合のレチクルの平面図である。
レチクルRの左右のマークAMはダイ・バイ・ダイアラ
イメント(又はレチクルアライメント)用に使われる。
この例においては隣接するパターン間の遮光帯SBを、
両パターンで兼用するようにしたものである。遮光帯S
BはパターンPT1 、PT2 、PT3 、PT4 のいずれ
についても所定の幅で形成されている。このためパター
ンの有効面積が大きくでき、配列の自由度が高まるとい
った利点がある。尚、このように一枚のレチクル上に複
数のパターンを形成する場合は、各パターンの露光中心
点(O1 、O2 、O 3 、O4)の相互の位置関係に狂いを
生じることがないので、ダイ・バイ・ダイアライメント
用のマークはレチクル上の1ケ所にしてもよい。しかも
レチクルステージ7の移動ストロークが大きいので、そ
のマーク位置はレチクルの周辺に限られず、ストローク
が許す範囲内であれば、レチクルの中央部分に設けてお
いてもよい。 【0037】また1枚のレチクル上に複数のパターンを
用意しておく場合でも、レチクルステージ上に複数枚の
レチクルを載置する場合でも共通に実施し得ることでは
あるが、レチクルステージそのものをθ回転させるよう
な構成とし、その回転量を高精度に読み取るセンサーを
設けておいてもよい。さらに本発明は投影光学系を用い
ないプロキシミティタイプのステップ・アンド・リピー
ト方式のX線露光装置にも同様に実施し得る。この場
合、投影レンズの光軸に相当するのは、点状(実際には
有限の面積を有する)のX線源からX線用マスク(又は
ウェハ)におろした垂線である。そしてレチクルブライ
ンドに相当するマスクブラインドはX線用マスクとX線
源との間に設けられる。 【0038】 【発明の効果】以上本発明によれば、投影光学系の解像
力が要求される画面サイズに対して不足する場合、すな
わち、その画面サイズを1回の露光でカバーするような
フィールドサイズの投影光学系が解像力不足の場合、フ
ィールドサイズは小さいが高解像力の投影光学系を用い
て容易に、かつ高速に大きなサイズのチップを露光でき
るといった効果が得られる。特に原画パターンの交換時
間は、従来のように一枚一枚のマスク(レチクル)を装
置外部から交換する場合にくらべて大幅に短縮され、2
〜3秒程度で終了する。これはマスクを保持するステー
ジの移動ストロークに渡って分解能の高い位置検出装置
(干渉計、エンコーダ等)を用いて、ステージの位置計
測を行なうためである。さらに本発明によれば、高解像
力小画面の投影光学系を用いて、大画面の合成チップを
高スループットで得ることができ、大容量メモリーや多
機能デバイスの作成に有効である。 【0039】また実施例によればレチクル上のマークと
ウェハ上のマークとをアライメントセンサーを使って一
度位置合わせした後は、その位置を基準にして複数のパ
ターンの交換を、レチクルステージの干渉計を用いたオ
ープン制御による移動で行なうことができる。このこと
は本発明のような装置構成でもダイ・バイ・ダイアライ
メントが可能であることを意味する。もちろん本発明に
よる装置はウェハへのパターンの露光に限られるもので
はなく、例えば一括露光装置やX線露光装置等に使うマ
スクを作成する場合にも有効である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例による露光方法を適用するのに
好適な投影型露光装置の主要部分を示す斜視図。 【図2】図1の装置の全体的な構成を模式的に示す構成
図。 【図3】レチクルの平面図。 【図4】図2の装置の第1の動作シーケンスを示すフロ
ーチャート図。 【図5】画面合成によるチップインテグレーション方法
を説明するウェハの平面図。 【図6】図2の装置の第2の動作シーケンスを示すフロ
ーチャート図。 【図7】本発明の実施例に用いられるレチクルの他の例
を示す図。 【図8】レチクルのその他のパターン配列を示す平面
図。 【符号の説明】 2 レチクルブラインド 7 レチクルステージ 11 レーザ干渉測長器 12 投影光学系 13 ウェハステージ 16 レーザ干渉測長器 R レチクル W ウェハ AX 光軸 PT1 ,PT2 ,PT3 ,PT4 パターン O1 ,O2 ,O3 ,O4 露光中心点 Fu−A,Fu−B,Fu−C,Fu−D,Fu−E
露光すべき領域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−111076(JP,A) 特開 昭52−39364(JP,A) 特開 昭54−59883(JP,A) 特開 昭55−129333(JP,A) 特開 昭55−132039(JP,A) 特開 昭55−165629(JP,A) 特開 昭60−18738(JP,A) 特開 昭57−138134(JP,A) 特開 昭56−94744(JP,A) 特公 昭50−21232(JP,B1)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.所定の方向に移動するステージに載置された第1原
    画パターンと第2原画パターンとの像を投影光学系を介
    して感光基板上の第1及び第2の露光領域の夫々に露光
    して少なくとも前記1原画パターンと第2原画パターン
    とからなる合成パターンを露光する露光方法において、 前記第1原画パターンと第2原画パターンが互いに重
    ならず、且つ前記第1及び第2原画パターン内の所定の
    露光中心点が前記ステージの移動ストロークに応じて
    められた位置関係となるように前記第1、第2原画パタ
    ーンを一体的に保持する工程と、 前記第1原画パターンに形成されたアライメント用のマ
    ークと前記感光基板に形成されたアライメント用のマー
    クとの相対的な位置関係を検出することによって、前記
    第1原画パターンの露光中心点を前記投影光学系の有効
    投影領域内の所定位置に位置決めするとともに、前記感
    光基板上の第1の露光領域を前記投影光学系の有効投影
    領域に対して位置決めする工程と、 前記第1の露光領域を前記第1原画パターンの像で投影
    露光する第1の露光工程と、 前記第1原画パターンを前記第2原画パターンに交換す
    る際、前記第1、第2原画パターンの各露光中心点の予
    め定められた位置関係に基づいて、前記第2原画パター
    ンの露光中心点を前記第1の露光工程における前記第1
    原画パターンの露光中心点と実施的に同じ位置に位置決
    めするとともに、前記第1原画パターンと前記第2原画
    パターンとが合成されるように前記感光基板を移動させ
    て、前記第2の露光領域を前記投影光学系の有効投影領
    域に対して位置決めする工程と、 前記第2の露光領域を前記第2原画パターンの像で投影
    露光する第2の露光工程とを含み、少なくとも前記第1
    原画パターンと第2原画パターンとからなる合成パター
    ンを露光することを特徴とする露光方法。 2.前記第1及び第2の原画パターンは1つのマスク上
    に形成されており、該マスクを移動することによって前
    記原画パターンの位置決めを行うことを特徴とする請求
    項1記載の露光方法。 3.前記第1及び第2の原画パターンのそれぞれは、複
    数のマスクに形成されており、該複数のマスクを一体に
    保持するテーブルを移動することによって前記原画パタ
    ーンの位置決めを行うことを特徴とする請求項1記載の
    露光方法。 4.前記第1及び第2の露光領域は、前記感光基板上に
    複数組み存在し、前記複数組のうち1組みの露光領域に
    対して前記第1及び第2の原画パターンの像を投影した
    後、他の露光領域の組に対して前記第1及び第2の原画
    パターンの像を投影することを特徴とする請求項1記載
    の露光方法。 5.前記第1及び第2の露光領域は、前記感光基板上に
    それぞれ複数存在し、前記複数の第1の露光領域の全て
    に対して前記第1の原画パターンの像を投影した後、前
    記第2の露光領域に対して前記第2の原画パターンの像
    を投影することを特徴とする請求項1記載の露光方法。 6.前記原画パターンの移動の精度は、前記感光基板の
    移動の精度を前記投影光学系の投影倍率で除した値であ
    ることを特徴とする請求項1記載の露光方法。 7.所定の方向に移動するステージに載置された第1及
    び第2原画パターンの像を感光基板上の第1及び第2の
    露光領域の夫々に露光して少なくとも前記1原画パター
    ンと第2原画パターンとからなる合成パターンを露光す
    る露光方法において、 前記第1及び第2原画パターン内の所定の露光中心点が
    前記ステージの移動ストロークに応じて 定められた位置
    関係となるように前記第1、第2原画パターンを配置す
    る工程と、 前記第1原画パターンに付随したアライメント用のマー
    クと前記感光基板上のアライメントマークの位置関係を
    検出し、該検出結果に基づいて前記第1原画パターンと
    前記第1の露光領域とを位置合わせする工程と、 前記第1原画パターンの像を前記第1の露光領域に露光
    する第1の露光工程と、 前記第1の露光工程における前記第1原画パターンの位
    置と実質的に同じ位置に前記第2原画パターンを位置決
    めするとともに、前記第1原画パターンと前記 第2原画
    パターンとが合成されるように前記感光基板を移動させ
    て、前記第2原画パターンに対して前記第2の露光領域
    を位置合わせする工程と、 前記第2原画パターンの像を前記第2の露光領域に露光
    する第2の露光工程とを含み、少なくとも前記第1原画
    パターンと第2原画パターンとからなる合成パターンを
    露光することを特徴とする露光方法。
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JPS55132039A (en) * 1979-04-02 1980-10-14 Mitsubishi Electric Corp Forming method for repeated figure
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JPS57138134A (en) * 1981-02-20 1982-08-26 Nippon Kogaku Kk <Nikon> Positioning device
JPS6018738A (ja) * 1983-07-11 1985-01-30 Nippon Kogaku Kk <Nikon> 投影露光装置

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