JPH05346167A - シールリング - Google Patents

シールリング

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JPH05346167A
JPH05346167A JP4152459A JP15245992A JPH05346167A JP H05346167 A JPH05346167 A JP H05346167A JP 4152459 A JP4152459 A JP 4152459A JP 15245992 A JP15245992 A JP 15245992A JP H05346167 A JPH05346167 A JP H05346167A
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JP
Japan
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seal ring
abutment portion
abutment
tip
grooves
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JP4152459A
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Kazuhisa Ito
一寿 伊藤
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CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シールリングの合口部からの洩れを安価な加
工で低減できるシールリングを提供する。 【構成】 両端の合口部17を重合したシールリング1
2において、合口部17の外側の先端を除いた部分が凹
設されている。又、複数の溝18が合口部17の外側面
に形成されることにより、合口部17の外側面が凹設さ
れている。その溝18は合口部17の先端に近づくもの
ほど深く形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両端の合口部を重合し
たピストンリング等のシールリングに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、両端の合口部を重合した構成のシ
ールリングは図8に示すように構成されている。すなわ
ち、この構成はシールリングの両端の肉厚を薄くして重
合したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記シール
リングにおいては、合口部の密着性が十分ではない。こ
のため、シリンダに内圧が付与された場合、合口部間か
らの洩れが多い。この洩れ29を低減するためには合口
部30の重なりあう部位の寸法精度、平面度、平行度、
面粗度を向上させる必要があり、製作コストが高くなる
という問題がある。
【0004】そこで本発明の目的は、シールリングの合
口部に簡単な加工を施すことにより、合口部からの洩れ
を低減できるシールリングを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の本発明では両端の合口部を重合したシールリ
ングにおいて、合口部の外側の先端を除いた部分を凹設
したことをその要旨としている。
【0006】又、第2の発明では前記合口部の外側面に
複数の溝を形成することにより、合口部の外側面を凹設
し、その溝は合口部の先端に近づくものほど深く形成さ
れていることをその要旨としている。
【0007】
【作用】上記構成により、第1の発明では合口部の外側
の先端を除いた部分を凹設したため、その合口部の柔軟
性が増し、密着性が向上する。
【0008】第2の発明では合口部の柔軟性は合口部の
先端に近づくにつれて増す。一方、合口部に働く漏洩圧
力は合口部の先端に近づくにしたがい小さくなるが、シ
リンダ内圧による変形量は合口部の先端側ほど大きい。
従って、合口部のシール性が均一に作用するようにな
る。
【0009】
【実施例】
(第1実施例)以下に本発明を流体圧シリンダのシール
リングに具体化した第1実施例について図1〜3に従っ
て説明する。
【0010】図3に示すように、流体圧シリンダ1はシ
リンダチューブ2と、その両端に固定されたロッドカバ
ー3及びヘッドカバー4とにより構成されている。給排
ポート5,6はそれぞれ前記ロッドカバー3及びヘッド
カバー4に形成され、それらはシリンダチューブ2のシ
リンダ室R1,R2と連通している。挿通孔7はロッド
カバー3の中央に貫通穿孔されている。ピストン8のピ
ストンヘッド9はその円周上に環状溝10を有し、その
環状溝10内に収容されたゴム製のOリング11及び合
成樹脂製のシールリング12とともに、チューブ2内に
移動自在に挿入されている。又、ピストンロッド13は
ロッドカバー3の環状溝14に収容されたゴム製のOリ
ング15及び合成樹脂製のシールリング16を介して挿
通孔7に貫入されている。ピストンヘッド9及び挿通孔
7に配設されたOリング11,15及びシールリング1
2,16は、ともに摺動面にシールリング12,16が
接するように重ね合わせて配設されている。すなわち、
Oリング11,15はそれぞれ自身の弾性によりシール
リング12,16を拡径方向又は縮径方向に付勢してい
る。従って、シールリング12,16は自身の弾性も相
まってチューブ2の内周面又は、ピストンロッド13の
外周面にバネ力をもって接触している。
【0011】前記シールリング12,16は摩擦係数の
小さい合成樹脂材料、例えばテフロン等から成り、図1
に示すように全体として環状で両端に重合する合口部1
7を有している。複数の溝18は合口部17の外側面に
内周面と外周面との間を貫通するように形成されてお
り、合口部17の先端に近づくものほど深く凹設されて
いる。
【0012】以上のように構成されたシールリングの作
用について説明する。前記流体圧シリンダ1の一方の給
排ポート5より流体が供給され、他方の給排ポート6よ
り排出されると、その流体圧によりピストン8は移動さ
れる。この時、例えばピストンヘッド9側のシールリン
グ12はその片側が加圧状態、反対側が非加圧状態にな
っている。
【0013】図2に示すように、合口部17の内側面に
は漏洩による圧力分布から発生する力(a)が作用し、
合口部17の外側面には加圧力から発生する力(b)が
作用している。漏洩による圧力分布から発生する力
(a)は合口部17先端側で大きく、その力は合口部1
7を開く方向に働いている。一方、加圧力による力
(b)は合口部17の一側面に均一に、合口部17を密
着する方向に働いている。この二つの力(a),(b)
の合力(c)が実際に合口部17に働いており、その合
力(c)は、合口部17を密着する方向に作用し、大き
さは先端側で小さくなっている。
【0014】一方、合口部17側面に形成された溝18
により合口部17の柔軟性が増している。加えて、その
溝18は合口部17の先端に近づくものほど深く形成さ
れており、その結果先端部に近づくほど柔軟性は増して
くる。
【0015】従って、合口部17に加わる合力(c)は
先端に向かうに従い小さくなる反面、先端側ほど柔軟性
が大きくなって力(a)による変形量が大きくなるた
め、シール性は合口部17全体にわたり均一となり、洩
れを低減することができる。
【0016】加えて、合口部17の先端は凹設されず元
の厚みが残っているため、漏洩圧力により先端がめくれ
るように変形することはなく、前記の均一シールに寄与
できるとともに、強度を保つことができる。
【0017】さらに、溝18はシールリング12,16
の成形と同時に形成され、あるいは成形後切削されるの
みの簡単な加工で形成されている
【0018】
【別の実施例】次に、この発明を具体化した別の実施例
を図4〜図6に従って説明する。なお、以降の説明にお
いては前記実施例の構成と同様な構成については図面に
同一番号を記すのみで、説明は省略する。
【0019】図4に示す第2実施例は、前記実施例と同
様に合口部19の外側面に複数の溝20が形成されてい
るが、その各溝20の深さは一定である。又、第3実施
例は図5に示すように、合口部21に各々の溝22が幅
広く形成されており、この実施例では溝22は二本であ
る。弾性は第2実施例とほぼ同程度であるが、溝22の
数が少ないため形成が容易でありコストも低減できる。
【0020】続いて図6に示すように、第4実施例は合
口部23の外側面に一つの溝24を凹設し、その底面を
先端に向かうほどに深く形成している。第5実施例は図
7に示すように、合口部25は一方を凸状部26に、他
方を凹状部27に形成して、嵌め合わせた構造を有して
いる。その凹状部27の両側面には複数の溝28が形成
されている。この構成では、凹状部27に形成された溝
28及び、凸状部26と凹状部27がサンドイッチ状に
重なりあっているため、シール性がより向上される。
【0021】なお、発明は前記実施例の構成に限定され
るものではなく、例えば、Oリングと重ね合わせて使用
せず、シールリング単体で流体圧シリンダに使用した
り、シールリングとして金属製のものを使用したりする
等、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で、各部の構成
を任意に変更して具体化することも可能である。
【0022】
【発明の効果】第1の発明によれば、密着性が向上し、
合口部の重なりあう部位の寸法精度、平面度、平行度、
面粗度を向上させることなく、シールリングの合口部か
らの洩れを安価な加工で低減できるという効果を奏す
る。
【0023】第2の発明によれば、溝の深さを変化させ
たことにより、均一なシール性を確保できるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化したシールリングの第1実施例
を示す斜視図である。
【図2】シールリングの第1実施例の合口部を示す要部
断面図である。
【図3】本発明のシールリングを装着した流体圧シリン
ダの断面図である。
【図4】シールリングの第2実施例の合口部を示す要部
断面図である。
【図5】シールリングの第3実施例の合口部を示す要部
断面図である。
【図6】シールリングの第4実施例の合口部を示す要部
断面図である。
【図7】シールリングの第5実施例の合口部を示す要部
断面図である。
【図8】シールリングの従来例の合口部を示す要部断面
図である。
【符号の説明】
12,16 シールリング、17 合口部、18 溝。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端の合口部を重合したシールリングに
    おいて、 合口部の外側の先端を除いた部分を凹設したことを特徴
    とするシールリング。
  2. 【請求項2】 前記合口部の外側面に複数の溝を形成す
    ることにより、合口部の外側面を凹設し、その溝は合口
    部の先端に近づくものほど深く形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のシールリング。
JP4152459A 1992-06-11 1992-06-11 シールリング Expired - Lifetime JP2725948B2 (ja)

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