JPH11248003A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JPH11248003A
JPH11248003A JP10071275A JP7127598A JPH11248003A JP H11248003 A JPH11248003 A JP H11248003A JP 10071275 A JP10071275 A JP 10071275A JP 7127598 A JP7127598 A JP 7127598A JP H11248003 A JPH11248003 A JP H11248003A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動面に良好なシール性を発揮する面圧分布
を形成可能とすること、両方向にシール性を発揮させる
こと等を図り、かつ簡易な構成で密封装置のシール性を
向上させる。 【解決手段】 樹脂リング2(シール部材)の摺動面2
aは、軸方向に離れた位置に対となる環状突部2e,2
fを備え、Oリング3(付勢部材)により樹脂リング2
を付勢することにより、摺動面2aの軸方向端部に2つ
の山形状の面圧分布を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摺動面を備えたシ
ール部材とこのシール部材に当接する付勢部材とを備え
る密封装置に関し、そのシール性を向上させる技術であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、高圧の密封流体(作動油や燃
料等)が作用する装置の駆動力伝達部等において、例え
ばハウジングの軸孔内周面と該軸孔に挿通される軸の外
周面(軸孔に対する回転軸やシリンダに対するピスト
ン)との間の環状隙間からの密封流体の漏れを防止する
ために密封装置が備えられている。
【0003】図9は、このような密封装置100A,1
00B,100Cの断面概略構成(図9(a),
(c),(e))と,使用形態を説明する断面構成説明
図(図9(b),(d),(f))である。
【0004】各密封装置100A,100B,100C
は、外周側に配置される樹脂材料(例えばPTFE等)
による樹脂リング111,112,113と、これら樹
脂リングの内周側に当接して拡張力を与えるゴム状弾性
体によるOリング114,115,116の2つの構成
部材を備えている。
【0005】図9(b),(d),(f)において、ハ
ウジング101の軸孔101aと軸102は同軸的に配
置されており、軸102は目的に合わせて停止/回転動
/揺動/往復動等の動作がなされる。そして、軸102
の外周面102aには断面矩形状の環状溝102bが設
けられ、密封装置100A,100B,100Cが装着
されている。
【0006】密封装置100Aと100Bは断面矩形状
の樹脂リング111,112を備え、樹脂リング11
1,112の外周面111a,112a(樹脂リングを
円筒形状にみたてた場合その外周壁面)がハウジング1
01の軸孔101aとの摺動面となっている。
【0007】また、密封装置100Cは、装着状態にお
いて矢印A101方向からの流体の進入をより防止可能
とする片側シールとして機能させるために、樹脂リング
113の断面形状を左右非対称としている。
【0008】具体的には、外周面を矢印A101方向に
向けて縮径させた傾斜面部113aと、傾斜面部113
aよりも若干小径の平行面部113bとを軸方向に接続
させた外周輪郭を有する断面形状である(図8の断面形
状は外周輪郭の特徴を際立たせており、実際の傾斜面部
113aと平行面部113bとの間隔は図に示されたも
のよりも小さく設定されることもある)。
【0009】従って、このような構成の密封装置100
A,100B,100Cは、樹脂リングとOリングを組
み合わせることにより、弾性の低い樹脂リングに拡張力
を与え、対向摺動面(図8ではハウジング101の軸孔
101a)に対し所定の圧力で当接させてシール性を発
揮させると共に、かつ樹脂材料の特性から摺動性/耐摩
耗性に優れたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】また近年においては、
ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等において低燃
費や高出力等の性能向上を図る為に、シリンダ内に高圧
力の燃料を直接噴射して燃焼させる筒内直接噴射方式の
ものが開発されている。
【0011】そして、このような筒内直接噴射方式のエ
ンジンでは、燃料を高圧力に加圧するための高圧燃料ポ
ンプが必要であり、この高圧燃料ポンプに使用される密
封装置にもより高圧なシール性が要求されている。
【0012】しかしながら、密封装置100A,100
Bにおいては、樹脂リング111,112がOリング1
14,115により略軸方向略中央部に一番大きな拡張
力を受けることから、その外周面111a,112aに
おける面圧分布PD100A,PD100Bは、中央部
に向かって序々に面圧が高くなる一つの山形形状となっ
ており、面圧の低い軸方向端部より両方向より流体が進
入し易くなり、高圧シール性を低下させている。
【0013】一方、密封装置100Cでは、耐圧を発揮
させる側(図において左側)に急な立ち上がりを有する
面圧分布PD100Cが形成されることになり、矢印A
101方向のシール性に対しては十分であるが、反対側
(図において右側)からは流体が進入し易くなり、シー
ル性を低下させている。
【0014】また、密封装置100Cでは、外周壁面が
平面(円筒壁面)ではないので、密封装置100A,1
00Bに比較して製作性が劣り、また傾斜面部113a
の摩耗によって面圧分布が変化しシール性や寿命の低下
につながることも懸念されていた。
【0015】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、良好な
シール性を発揮する面圧分布を形成可能とすること、両
方向にシール性を発揮させること等を図り、かつ簡易な
構成で密封装置のシール性を向上させることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、2対向面により形成される環状隙
間のいずれか一方の面に形成された環状溝に嵌め込ま
れ、他方の面に当接する摺動面を備えたシール部材と、
このシール部材に当接して前記他方の面へと付勢する付
勢部材とを備えた密封装置において、前記シール部材の
摺動面は、軸方向に離れた位置に対となる環状突部を備
えていることを特徴とする。
【0017】これにより、シール部材の摺動面の他方の
面に対する面圧が環状突部において高くなり、軸方向に
離れて少なくとも2つの山を有する面圧分布が形成さ
れ、両方向に対して複数段のシールを行なうことが可能
となる。
【0018】前記環状突部は、前記シール部材の摺動面
の軸方向における中央部より両端側に向かって突出した
傾斜面を有することも好適である。
【0019】これにより、環状突部により形成される面
圧分布の山形状は、軸方向内側が緩やかで軸方向外側に
急な立ち上がりを有するものとなり、それぞれの環状突
部が軸方向外側に向かい一方向にシール性の高い面圧分
布となり、よりシール性を向上させることができる。
【0020】また、2対向面により形成される環状隙間
のいずれか一方の面に形成された環状溝に嵌め込まれ、
他方の面に当接する摺動面を備えたシール部材と、この
シール部材に当接して前記他方の面へと付勢する付勢部
材とを備えた密封装置において、前記シール部材と付勢
部材は、軸方向に離れた位置に配置された対となる環状
当接部により当接することを特徴とする密封装置。
【0021】これにより、シール部材の摺動面の他方の
面に対する面圧分布は、軸方向に離れた位置で面圧の高
くなる少なくとも2つの山を有するものとなり、両方向
に対して複数段のシールを行なうことが可能となる。
【0022】前記シール部材は、付勢部材との対向面に
おける軸方向略中央部に凹溝を備えたことも好適であ
る。
【0023】これによって、付勢部材はシール部材の軸
方向両端部を付勢して軸方向に離れた位置で面圧の高く
なる2つの山を有する面圧分布が形成される。
【0024】また、前記付勢部材は、シール部材との対
向面における軸方向略中央部に凹溝を備えたことも好適
である。
【0025】これによっても、付勢部材はシール部材の
軸方向両端部を付勢して軸方向に離れた位置で面圧の高
くなる2つの山を有する面圧分布が形成される。
【0026】前記付勢部材は、矩形断面形状のOリング
であることも好適である。従って、Oリングがつぶされ
変形した際の弾性復帰力による付勢をシール部材の軸方
向両端部に効果的に行なうことができる。
【0027】また、前記シール部材は、付勢部材との対
向面における軸方向略中央部に突条を備え、前記付勢部
材は、前記突条により分割された環状溝の2領域に配置
されることも好適である。
【0028】これによっても、付勢部材はシール部材の
軸方向両端部を付勢して軸方向に離れた位置で面圧の高
くなる2つの山を有する面圧分布が形成される。尚、付
勢部材は、2本のOリングでも良いし、あるいは突条部
に対する部位が薄くなっている1本で2つの突部を有す
るOリングでも良い。
【0029】また、前記シール部材は、付勢部材との対
向面に軸方向に離れて2つの凹溝を備え、前記付勢部材
は、前記凹溝のそれぞれに配置されることも好適であ
る。
【0030】これによっても、付勢部材はシール部材の
軸方向両端部を付勢して軸方向に離れた位置で面圧の高
くなる2つの山を有する面圧分布が形成される。
【0031】また、前記環状溝は、溝底部の軸方向略中
央部に突条を備え、前記付勢部材は、前記突条により分
割された環状溝の2領域に配置されることも好適であ
る。
【0032】これによっても、付勢部材はシール部材の
軸方向両端部を付勢して軸方向に離れた位置で面圧の高
くなる2つの山を有する面圧分布が形成される。
【0033】また、前記シール部材の摺動面の軸方向両
端部に前記他方の面から離間するテーパ部を備えること
も好適である。
【0034】このテーパ部によって、密封装置が軸方向
に摺動する際の姿勢を安定させると共に、シール部材の
摺動面に形成される面圧分布の山形状を、軸方向外側に
急な立ち上がりを有するものとし、軸方向外側に向かい
一方向にシール性を高め、よりシール性が向上する。
【0035】また、前記テーパ部の他方の面から離間す
る起点位置を、前記シール部材と付勢部材との環状当接
部の付勢中心にほぼ合わせることも好適である。
【0036】これにより、面圧分布の山形状は、軸方向
内側が緩やかで軸方向外側に急な立ち上がりを有するも
のものとし、軸方向外側に向かい一方向にシール性を高
め、よりシール性が向上する。
【0037】また、前記テーパ部の他方の面から離間す
る起点位置を、前記シール部材と付勢部材との環状当接
部の付勢中心よりも内側に位置させることも好適であ
る。
【0038】これにより、摺動面を凹むように撓ませる
方向の応力を与えることができ、シール部材の摺動面の
軸方向両端部により高い面圧を付与することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明を
適用した第1の実施の形態における密封装置1の構成を
説明する図である。図1においては、密封装置1が軸1
02に設けた環状溝102bに嵌め込まれ、2対向面と
してのハウジング101の軸孔101aと軸102の外
周面102aの間の環状隙間106をシールしている状
態を説明する要部の断面構成説明図(軸102を軸方向
に切断した図)である。
【0040】シール部材としての樹脂リング2は、PT
FE等の耐摩耗及び摺動性に優れた樹脂材料で形成さ
れ、概略矩形断面形状を呈した環状部材であり、その外
周面をハウジング101の軸孔101aに当接・摺動す
る摺動面2aとしている。
【0041】樹脂リング2の摺動面2aは、軸方向の略
中央部の逃げ部2bと、逃げ部2bから両端側に向かっ
て突出した傾斜面2c,2dから構成されている。従っ
て、軸方向に離れた位置に1対の環状突部2e,2fが
形成され、その最外周部(摺動面2aと両端面の角部)
が軸孔101aに対して最も接近することになる。
【0042】3は環状溝102bに配置され、樹脂リン
グ2の内周面側に当接して樹脂リング2を付勢する付勢
部材としてのOリングである。
【0043】次に、密封装置1が環状溝102bに嵌め
込まれ、使用される際に発揮されるシール作用を説明す
る。
【0044】樹脂リング2は、Oリング3が径方向につ
ぶれる際の反作用として発生する拡張力により、その摺
動面2aが軸孔101aに対して付勢され当接する。そ
して環状突部2e,2fにおいて、その最外周部近傍
(すなわち樹脂リング2の軸方向両端部近傍)をピーク
とする2つの山を有する面圧分布PD1,PD2が形成
される。
【0045】この面圧分布PD1,PD2の山の形状
は、傾斜面2c,2dが軸方向内側にあることから軸方
向外側に急な立ち上がりを有して両方向(図において矢
印A3,A4方向から進入しようとする流体に対して)
に高いシール性を発揮し、例えばこの密封装置1を介し
てハウジング101内部で2つの流体を混合させずに分
離状態とすることもできる。
【0046】従って、簡易な構成で摺動面2aに両方向
にシール性を発揮する面圧分布を形成することができ、
密封装置のシール性の向上を図ることができる。
【0047】尚、この実施の形態では、環状隙間106
を密封するために密封装置1も環状としていたが、2対
向面が平面の場合にも環状の曲率を大きく設定し、環状
の一部を利用したものとみなすことで、適用することが
可能である。
【0048】また、実際の環状突部2e,2fの逃げ部
2bからの立ち上がり寸法や傾斜面2c,2dの傾斜角
度は、密封流体の種類や使用環境に応じて適宜決定され
るもので、図1に示されたようなはっきりした輪郭を伴
わない場合もあるが、本発明を適用することにより軸方
向両端部近傍をピークとする2つの山を有する面圧分布
PD1,PD2が形成されることになる。
【0049】(実施の形態2)第2の実施の形態とし
て、上記第1の実施の形態で説明された樹脂リング2
の、その他の形態例を図2に示す。図2は樹脂リング単
体の断面図である。
【0050】図2(a)において、樹脂リング2Aの摺
動面2aは軸方向に円弧状となる凹面をなしており、軸
方向の両端部が環状突部2e,2fとして機能してい
る。
【0051】図2(b)において、樹脂リング2Bは、
樹脂リング2の環状突部2e,2fの外側にテーパ部2
g,2hを付加したものである。このテーパ部2g,2
hにより、密封流体による摺動面2aの潤滑性を向上さ
せ、密封装置が軸方向に摺動する際の姿勢を安定させ
る。
【0052】従って、密封流体を完全にシールしてしま
った場合等にみられるビビリの防止や、摩耗防止を図る
ことができる。
【0053】(実施の形態3)図3は本発明を適用した
第3の実施の形態における密封装置11の構成を説明す
る図である。
【0054】図3(a)においては、密封装置11が軸
102に設けた環状溝102bに嵌め込まれ、2対向面
としてのハウジング101の軸孔101aと軸102の
外周面102aの間の環状隙間106をシールしている
状態を説明する要部の断面構成説明図(軸102を軸方
向に切断した図)である。図3(b)は、樹脂リング1
2の断面形状を示す図である。
【0055】シール部材としての樹脂リング12は、P
TFE等の耐摩耗及び摺動性に優れた樹脂材料で形成さ
れ、概略矩形断面形状を呈した環状部材であり、その外
周面側にハウジング101の軸孔101aに当接・摺動
する摺動面12a(樹脂リング12円筒とみたてた場合
にその外側面)を有している。
【0056】摺動面12aの軸方向両端部には、軸孔1
01aから軸方向両側に向かって離間するテーパ部12
b,12cが備えられている。
【0057】一方、樹脂リング12の内周面側には、軸
方向略中央部に凹溝12dが形成され、この凹溝12e
により内周面が軸方向に2分割され、その両端部がOリ
ング13と当接する環状当接部12f,12gとなるよ
うに構成されている。
【0058】Oリング13はフリーの状態では矩形断面
形状を呈しており、環状溝102bに嵌め込まれ、径方
向につぶれる際の反作用として発生する拡張力により、
樹脂リング12の環状当接部12f,12gに対して当
接・付勢する。
【0059】尚、Oリング13は、樹脂リング12の凹
溝12dを付勢しない限り、円形断面形状等のその他の
断面形状のものを採用することもなんら問題ないが、矩
形断面形状とすることにより、樹脂リング12の環状当
接部12f,12gに対して集中する効果的な付勢を行
なうことができる。
【0060】次に、密封装置11が環状溝102bに嵌
め込まれ、使用される際に発揮されるシール作用を説明
する。
【0061】樹脂リング12は、Oリング13の付勢力
を環状当接部12f,12gで受けることになり、樹脂
リング12の軸方向に離れた2つの位置で付勢され、摺
動面12aの軸方向両端部をピークとする2つの山を有
する面圧分布PD3,PD4が形成される。
【0062】さらに、この面圧分布PD3,PD4の山
の形状は、テーパ部12b,12cが軸方向外側にある
ことから軸方向外側に急な立ち上がりを有して両方向
(図において矢印A5,A6方向から進入しようとする
流体に対して)に高いシール性を発揮する。
【0063】テーパ部12b,12cが摺動面12aか
ら離間する起点位置(寸法H1により規定)は、環状当
接部12f,12gの寸法H2に対してH1<H2の範
囲で設定することが望ましいが、特に、環状当接部12
f,12gに対するOリング13の付勢中心(環状当接
部12f,12gの寸法H2により規定)にほぼ合わせ
ることも好適である。
【0064】これにより、面圧分布PD3,PD4の山
形状は、軸方向内側が緩やかで軸方向外側に急な立ち上
がりを有するものものとし、軸方向外側に向かい一方向
にシール性を高め、よりシール性が向上する。
【0065】また、上記起点位置を、環状当接部12
f,12gに対するOリング13の付勢中心よりも内側
に位置させることにより、Oリング13の付勢力が摺動
面12aを凹むように撓ませる方向の応力を与え、摺動
面12aの軸方向両端部により高い面圧を付与すること
ができる。
【0066】(実施の形態4)図4に第4の実施の形態
を示す。この実施の形態の密封装置21では、樹脂リン
グ22の内周面側には凹溝は形成されておらず、平滑面
となっている。樹脂リング22の外周面側の構成は、第
3の実施の形態の樹脂リング12と同様であり、摺動面
22aとテーパ部22b,22cを備えている。
【0067】Oリング23は、樹脂リング22との対向
面(この実施の形態では外周面)における軸方向略中央
部に凹溝23aが形成され、断面凹字状となっている。
【0068】そして、この凹溝23aにより外周面が軸
方向に2分割され、その両端部が樹脂リング22と当接
する環状当接部23b,23cとなるように構成されて
いる。
【0069】次に、密封装置21が環状溝102bに嵌
め込まれ、使用される際に発揮されるシール作用を説明
する。
【0070】樹脂リング22は、Oリング23の環状当
接部23b,23cより付勢力を受けることになり、樹
脂リング22の軸方向に離れた2つの位置で付勢され、
摺動面22aの軸方向両端部をピークとする2つの山を
有する面圧分布PD5,PD6が形成される。
【0071】さらに、この面圧分布PD5,PD6の山
の形状は、テーパ部22b,22cが軸方向外側にある
ことから軸方向外側に急な立ち上がりを有して両方向
(図において矢印A7,A8方向から進入しようとする
流体に対して)に高いシール性を発揮する。
【0072】この実施の形態のように、樹脂リングとO
リングの環状当接部をOリング23により形成すること
も可能である。
【0073】(実施の形態5)図5に第5の実施の形態
を示す。この実施の形態の密封装置31では、樹脂リン
グ32の内周面側に特徴的な構成を有している。
【0074】樹脂リング32の外周面側の構成は、第4
の実施の形態の樹脂リング22と同様であり、摺動面3
2aとテーパ部32b,32cを備えている。
【0075】樹脂リング32の内周面側の構成は、軸方
向略中央部に突条32dを備え、軸方向の両端部のフラ
ンジ部32e,32fとにより形成される凹溝32g,
32hにOリング33a,33bが嵌め込まれている。
【0076】従って、樹脂リング32は、軸方向に離れ
た2つのOリング33a,33bにより付勢力を受ける
ことになり、摺動面32aの軸方向両端部をピークとす
る2つの山を有する面圧分布PD7,PD8が形成され
る。
【0077】さらに、この面圧分布PD7,PD8の山
の形状は、テーパ部32b,32cが軸方向外側にある
ことから軸方向外側に急な立ち上がりを有して両方向
(図において矢印A9,A10方向から進入しようとす
る流体に対して)に高いシール性を発揮する。
【0078】また、図5(b)に示されるように、樹脂
リング32のテーパ部32b,32cの範囲H3を凹溝
32g,32hの範囲H4内とすることも好適であり、
この実施の形態では1/2程度に設定されている。
【0079】このような関係とすることにより、摺動面
32aの軸方向両端部により高い面圧を発生させること
が可能となる。
【0080】図6は第5の実施の形態の変形例であり、
樹脂リング32Bには樹脂リング32に備えられていた
フランジ部32e,32fが存在しない。このような形
態の樹脂リング32Bにおいても、樹脂リング32と同
様の効果が得られる。
【0081】(実施の形態6)図7に第6の実施の形態
を示す。この実施の形態の密封装置41は、第5の実施
の形態と同じく、2本のOリング43a,43bを軸方
向に離して樹脂リング42を付勢する構成である。
【0082】この実施の形態では、2本のOリング43
a,43bを軸方向に離すために、環状溝102bの軸
方向略中央部に突条102cが設けられている。
【0083】従って、樹脂リング42は、軸方向に離れ
た2つのOリング43a,43bにより付勢力を受ける
ことになり、摺動面42aの軸方向両端部をピークとす
る2つの山を有する面圧分布PD9,PD10が形成さ
れる。
【0084】さらに、この面圧分布PD9,PD10の
山の形状は、テーパ部42b,42cが軸方向外側にあ
ることから軸方向外側に急な立ち上がりを有して両方向
(図において矢印A11,A12方向から進入しようと
する流体に対して)に高いシール性を発揮する。
【0085】また、図7(b)に示されるように、樹脂
リング42のテーパ部42b,42cの範囲H5を突条
102cにより分割された環状溝102bの幅H6内と
することも好適であり、この実施の形態では1/2程度
に設定されている。
【0086】このような関係とすることにより、摺動面
42aの軸方向両端部により高い面圧を発生させること
が可能となる。
【0087】(実施の形態7)図8に第7の実施の形態
を示す。この実施の形態の密封装置51は、第6の実施
の形態と同じ構成であるが、軸方向に離れた2つのOリ
ング43a,43bの付勢中心位置(矢印A13,A1
4)が、樹脂リング42のテーパ部42b,42cの摺
動面42aからの離間開始位置、即ち摺動面42aの両
端部の位置(矢印A15,A16)よりも外側としてい
る(H7の距離だけ離れている)。
【0088】これにより、摺動面42aを凹むように撓
ませる方向の応力(矢印A17,A18の曲げモーメン
ト)を与えることができ、樹脂リング42のの摺動面4
2aの軸方向両端部により高い面圧を付与することがで
きる。
【0089】
【発明の効果】上記に説明されたように、本発明を適用
した密封装置によると、シール部材の摺動面の他方の面
に対する面圧が環状突部において高くなり、軸方向に離
れて少なくとも2つの山を有する面圧分布が形成され、
両方向に対して複数段のシールを行なうことが可能とな
り、密封装置のシール性を向上させることができる。
【0090】環状突部が傾斜面を有することで、軸方向
外側に向かい一方向にシール性の高い面圧分布が形成さ
れ、よりシール性を向上させることができる。
【0091】また、シール部材と付勢部材が、軸方向に
離れた位置に配置された対となる環状当接部により当接
することにより、軸方向に離れた位置で面圧の高くなる
少なくとも2つの山を有するものとなり、両方向に対し
て複数段のシールを行なうことが可能となり、密封装置
のシール性を向上させることができる。
【0092】シール部材の摺動面の軸方向両端部に前記
他方の面から離間するテーパ部を備えることにより、密
封装置が軸方向に摺動する際の姿勢を安定させると共
に、シール部材の摺動面に形成される面圧分布の山形状
を、軸方向外側に急な立ち上がりを有するものとし、軸
方向外側に向かい一方向にシール性を高め、よりシール
性を向上させる。
【0093】テーパ部の他方の面から離間する起点位置
を、前記シール部材と付勢部材との環状当接部の付勢中
心にほぼ合わせることにより、面圧分布の山形状は、軸
方向内側が緩やかで軸方向外側に急な立ち上がりを有す
るものものとし、軸方向外側に向かい一方向にシール性
を高め、よりシール性が向上する。
【0094】テーパ部の他方の面から離間する起点位置
を、前記シール部材と付勢部材との環状当接部の付勢中
心よりも内側に位置させることにより、摺動面を凹むよ
うに撓ませる方向の応力を与えることができ、シール部
材の摺動面の軸方向両端部により高い面圧を付与するこ
とができ、よりシール性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施の形態に係る密封装置の断面
構成説明図。
【図2】図2は第2の実施の形態に係る密封装置の構成
部材の図。
【図3】図3は第3の実施の形態に係る密封装置の断面
構成説明図。
【図4】図4は第4の実施の形態に係る密封装置の断面
構成説明図。
【図5】図5は第5の実施の形態に係る密封装置の断面
構成説明図。
【図6】図6は第5の実施の形態に係る密封装置の断面
構成説明図。
【図7】図7は第6の実施の形態に係る密封装置の断面
構成説明図。
【図8】図8は第7の実施の形態に係る密封装置の断面
構成説明図。
【図9】図9は従来の密封装置とその摺動面の面圧分布
特性を示す図。
【符号の説明】
1 密封装置 2 樹脂リング(シール部材) 2a 摺動面 2b 逃げ部 2c,2d 傾斜面 2e,2f 環状突部 3 Oリング 101 ハウジング 101a 軸孔 102 軸 102a 外周面 102b 環状溝 106 環状隙間 PD1,PD2 面圧分布

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2対向面により形成される環状隙間のい
    ずれか一方の面に形成された環状溝に嵌め込まれ、他方
    の面に当接する摺動面を備えたシール部材と、このシー
    ル部材に当接して前記他方の面へと付勢する付勢部材と
    を備えた密封装置において、 前記シール部材の摺動面は、軸方向に離れた位置に対と
    なる環状突部を備えていることを特徴とする密封装置。
  2. 【請求項2】 前記環状突部は、前記シール部材の摺動
    面の軸方向における中央部より両端側に向かって突出し
    た傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載の密
    封装置。
  3. 【請求項3】 2対向面により形成される環状隙間のい
    ずれか一方の面に形成された環状溝に嵌め込まれ、他方
    の面に当接する摺動面を備えたシール部材と、このシー
    ル部材に当接して前記他方の面へと付勢する付勢部材と
    を備えた密封装置において、 前記シール部材と付勢部材は、軸方向に離れた位置に配
    置された対となる環状当接部により当接することを特徴
    とする密封装置。
  4. 【請求項4】 前記シール部材は、付勢部材との対向面
    における軸方向略中央部に凹溝を備えたことを特徴とす
    る請求項3に記載の密封装置。
  5. 【請求項5】 前記付勢部材は、シール部材との対向面
    における軸方向略中央部に凹溝を備えたことを特徴とす
    る請求項3に記載の密封装置。
  6. 【請求項6】 前記付勢部材は、矩形断面形状のOリン
    グであることを特徴とする請求項4に記載の密封装置。
  7. 【請求項7】 前記シール部材は、付勢部材との対向面
    における軸方向略中央部に突条を備え、 前記付勢部材は、前記突条により分割された環状溝の2
    領域に配置されることを特徴とする請求項3に記載の密
    封装置。
  8. 【請求項8】 前記シール部材は、付勢部材との対向面
    に軸方向に離れて2つの凹溝を備え、 前記付勢部材は、前記凹溝のそれぞれに配置されること
    を特徴とする請求項3に記載の密封装置。
  9. 【請求項9】 前記環状溝は、溝底部の軸方向略中央部
    に突条を備え、 前記付勢部材は、前記突条により分割された環状溝の2
    領域に配置されることを特徴とする請求項3に記載の密
    封装置。
  10. 【請求項10】 前記シール部材の摺動面の軸方向両端
    部に前記他方の面から離間するテーパ部を備えることを
    特徴とする請求項3乃至9のいずれか1項に記載の密封
    装置。
  11. 【請求項11】 前記テーパ部の他方の面から離間する
    起点位置を、前記シール部材と付勢部材との環状当接部
    の付勢中心にほぼ合わせることを特徴とする請求項10
    に記載の密封装置。
  12. 【請求項12】 前記テーパ部の他方の面から離間する
    起点位置を、前記シール部材と付勢部材との環状当接部
    の付勢中心よりも内側に位置させることを特徴とする請
    求項10に記載の密封装置。
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