JP3049462U - 消火栓格納箱 - Google Patents

消火栓格納箱

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JP3049462U
JP3049462U JP1997010683U JP1068397U JP3049462U JP 3049462 U JP3049462 U JP 3049462U JP 1997010683 U JP1997010683 U JP 1997010683U JP 1068397 U JP1068397 U JP 1068397U JP 3049462 U JP3049462 U JP 3049462U
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JP
Japan
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storage box
door
fire hydrant
fixed
opening
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JP1997010683U
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English (en)
Inventor
晃 岸本
Original Assignee
第一城南産業株式会社
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の消火栓格納箱は、消火ホースを引き出
して消火にあたるときに、通路方向に突出する扉により
通路が狭くなる等の問題があった。 【解決手段】 格納箱本体1の開口の端縁部に案内レー
ル12を設け、案内レール12に扉10をスライド可能
に装着した。案内レール12の取り付け位置は、格納箱
本体1の開口の上縁部と下縁部とし、案内レール12
は、格納箱本体1の固着される固定側レール13と、扉
の裏面に固着される移動側レール14と、固定側レール
13と移動側レール14に接触する鋼球16を回転可能
に保持する中間移動部材15とにより構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、屋内設置型の消火栓格納箱の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
屋内設置型の消火栓格納箱は、屋内の通路に面した壁面或いは壁面に形成され た凹部に固着され、通常時には、前面に設けられた開き戸型の扉が閉鎖されてい るが、火災が発生した場合には、開き戸型の扉を開いて内部に格納されているノ ズル付きのホースを引き出すと共に、内部の消火栓弁を開いてノズルより水を噴 射して消火にあたる。
【0003】 屋内の通路幅は、安全管理上必要最小限の幅が決められており、建築基準法施 行令第109条によれば、廊下幅は両側の居室がある廊下で1.6メートル以上 、その他の廊下で1.2メートル以上と定められている(小学校ないし高等学校 では更に広い幅が定められている)。 消火栓格納箱が壁面に取り付けられている場合には、消火栓格納箱の厚さ分だ け通路が狭くなるが、このような場合でも、上記の通路幅が確保されなければな らない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
然し、火災が発生した場合には、消火栓格納箱からホースを引き出して消火に あたるので、開き戸型の扉はほぼ全開状態になり、扉の先端は通路に向かって突 出するので、通路幅が扉の突出量だけ狭くなる問題と、通路に向けて突出してい る扉が消火作業に従事する人や通行者にとって大きな障害物になり、極めて危険 である。 本考案はかかる課題を解決することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案の消火栓格納箱は、 建築物の内壁に固着され、前面が開口し内部に消火栓弁及び消火ホースを収納 する格納箱本体と、上記開口を開閉する扉を備えた消火栓格納箱において、 上記格納箱本体の開口の端縁部に案内レールを設け、該案内レールに上記扉を スライド可能に装着したことを特徴とするものである。 このような構成により、消火ホースを引き出して消火栓弁を開けるために扉を 全開した場合に、扉は格納箱本体の前面と平行に移動するので、通路幅は狭くな らないし、消火従事者や通行人の妨げとならない。
【0006】 上記案内レールは、上記格納箱本体の開口の上端縁部と下端縁部にそれぞれ設 けることができる。 又、上記案内レールは、上記開口の端縁部に固着される固定側レールと、扉の 裏面に固着される移動側レールと、上記固定側レール及び移動側レールに接触す る鋼球を回転可能に保持する中間移動部材とにより構成することができる。 このような構成により、扉は移動側レールと一体となって移動するので扉に局 部荷重がかかることはなく、移動側レールと固体側レールとの間に挟まれた鋼球 が転動するので、扉の移動が極めて軽く、且つガタを生じることなく円滑に移動 するので扉の開閉が容易である。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の実施例について図面を参照して説明すると、図1は消火栓格納箱Aの 分解斜視図、図2は消火栓格納箱Aの正面図、図3は図2の側面図、図4は扉1 0を除去した消火栓格納箱Aの正面図である。 図1に示すように、消火栓格納箱Aの格納箱本体1は、前面が開口する箱形状 であり、後部側本体1aと、後部側本体の前部内壁面に嵌着される前部側本体1 bとにより構成される。
【0008】 格納箱本体1の内部に仕切り壁2が設けられ、仕切り壁2の下方は消火栓弁3 やホース4の格納室5であり、格納室5の内壁面に消火栓弁3及びホース掛け6 が固着され、ホース掛け6にホース4が掛けられる(図4参照)。 仕切り壁2の上方は非常コンセント,非常電話,表示灯,ブザーなどの機器類 収納室7である。
【0009】 仕切り壁2の前面に突条部2aが設けられ、前部側本体1bの上壁8及び下壁 9の前面に上部突条部8a及び下部突条部9aが形成される(図1参照)。 仕切り壁2の突条部2aと下壁9の下部突条部9aとの間に、格納室5を開閉 する扉10が配設され、仕切り壁2の突条部2aと上壁8の上部突条部8の間に 機器類収容室7のカバー11が設置される(図2参照)。
【0010】 扉10を開閉方向に案内する案内レール12は、固定側レール13と、移動側 レール14と、鋼球16を回転可能に保持する一対の中間移動部材15とにより 構成される。 固定側レール13と移動側レール14は同形状であり、長い板材の長手方向に ねじ挿入用孔13a(或いは14a)が配列して設けられ、長い板材の幅方向の 両端部に、同方向に向けて突出し内側に彎曲した彎曲部13b(或いは14b) が形成される(図1,図5,図6参照)。
【0011】 一対の中間移動部材15は、長い板材の長手方向にねじ挿入用孔15aが配列 して設けられ、同方向に向けて突出し外面に凹溝15bが形成される。 一対の中間移動部材15は、相互に背中合わせにした後に、ねじ挿入用孔15 aに挿通されるねじ(図示しない)により一体的に結合される。 鋼球16は、凹溝15bと彎曲部13bの間、凹溝15bと彎曲部14bの間 に転動可能に挿入される(図5参照)。
【0012】 以上のように構成された案内レール12は、格納室5の開口の上端縁部と、下 端縁部にそれぞれ設けられる。 開口の上端縁部に設けられる上側の案内レール12は、固定側レール13が仕 切り壁2の前面に当てられ、ねじ挿入用孔13aに挿通されるねじ17により仕 切り壁2に固着され、移動側レール14が扉10の裏面の上端部に当てられ、ね じ挿通用孔14aに挿通されるねじ18により仕切り壁2に固着される。 背中合わせに結合された中間移動部材15は、回転可能に保持する鋼球16が 固定側レール13と移動側レール14の間に挿入される(図1,図5参照)。
【0013】 開口の下端縁部に設けられる下側の案内レール12は、上側の案内レール12 と同様に、固定側レール13が下壁9の前面に固着され、移動側レール14が扉 10の裏面の下端部に固着される(図1,図5参照)。 本考案では、格納室5の開口の上端縁部と下端縁部に、扉10を開閉方向に案 内する案内レール12を設けたが、機器類収容室12の開口の上端部及び下端部 にも、カバー11を開閉方向に案内する案内レールを設けることができる。 この場合には、機器類収容室12内の機器類に接続する配線コードを、カバー 11の開閉に引張されない長さにする必要がある。
【0014】 以上のように構成された消火栓格納箱Aは、扉10が消火栓格納箱Aの前面と 平行に開閉するので、火災時に消火ホース4を引き出すために扉10を10′の 位置(図2参照)まで全開しても消火栓格納箱Aを設置した通路幅は狭くならず 、消火時でも建築基準施行令の規定が遵守される。 又、従来のように開き戸式の扉が通路に向けて突出しないので、消火従事者や 通行人にとって危険性がない。
【0015】 扉10は移動側レール14に支えられ、移動側レール14と一体となって移動 するので扉10に局部荷重がかかることはなく、扉10を開閉すると移動側レー ル14と固体側レール13との間に挟まれた鋼球16が転動するので、扉10の 移動が極めて軽く、且つ、ガタを生じることなく移動するので扉10の開閉が容 易である。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏 する。 (1) 従来の消火栓格納箱は、火災発生時に消火ホースを引き出すために開き戸型 の扉を開けると、消火栓格納箱の手前の通路幅が狭くなる問題や、通路方向に 突出した扉が消火従事者や避難者にとって危険である問題があったが、本考案 では、かかる課題を総て解消した。 (2) 格納室の機構の上下端に、扉の移動を案内する案内レールを設けたので、扉 開閉時に扉はガタつくことなく円滑に移動する。 案内レールを、固定側レール,移動側レール,鋼球を回転可能に保持した中 間移動部材で構成すると、扉の開閉が極めて円滑になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】消火栓格納箱の分解斜視図である。
【図2】消火栓格納箱の正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】扉を除去した消火栓格納箱の正面図である。
【図5】消火栓格納箱に取り付けられた案内レールの側
面図である。
【図6】片方の固定側レールを除去した案内レールの斜
視図である。
【符号の説明】
A 消火栓格納箱 1 格納箱本体 2 仕切り壁 3 消火栓 4 ホース 5 格納室 10 扉 12 案内レール 13 固定側レール 14 移動側レール 15 中間移動部材 16 鋼球
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E05D 15/06 125 E05D 15/06 125C

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の内壁に固着され、全面が開口し
    内部に消火栓弁及び消火ホースを収納する格納箱本体
    と、上記開口を開閉する扉を備えた消火栓格納箱におい
    て、 上記格納箱本体の開口の端縁部に案内レールを設け、該
    案内レールに上記扉をスライド可能に装着したことを特
    徴とする消火栓格納箱。
  2. 【請求項2】 上記案内レールは、上記格納箱本体の開
    口の上端縁部と下端縁部にそれぞれ設けられることを特
    徴とする請求項1記載の消火栓格納箱。
  3. 【請求項3】 上記案内レールは、上記開口の端縁部に
    固着される固定側レールと、扉の裏面に固着される移動
    側レールと、上記固定側レール及び移動側レールに接触
    する鋼球を回転可能に保持する中間移動部材とにより構
    成されることを特徴とする請求項1又は2記載の消火栓
    格納箱。
JP1997010683U 1997-12-03 1997-12-03 消火栓格納箱 Expired - Lifetime JP3049462U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05346167A (ja) * 1992-06-11 1993-12-27 Ckd Corp シールリング
JP2010158287A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Nohmi Bosai Ltd 簡易型消火栓装置
JP2017217356A (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 能美防災株式会社 消火栓装置、消火器箱
JP2018086178A (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 沖電気工業株式会社 道路用消火栓
JP2021016696A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 沖電気工業株式会社 筐体

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JP7238669B2 (ja) 2019-07-23 2023-03-14 沖電気工業株式会社 筐体

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