JPH05346065A - 建物外面部における支保工の盛替え方法 - Google Patents

建物外面部における支保工の盛替え方法

Info

Publication number
JPH05346065A
JPH05346065A JP17888192A JP17888192A JPH05346065A JP H05346065 A JPH05346065 A JP H05346065A JP 17888192 A JP17888192 A JP 17888192A JP 17888192 A JP17888192 A JP 17888192A JP H05346065 A JPH05346065 A JP H05346065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timbering
jig
work
frame
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17888192A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Ueno
修一 植野
Masaki Ikeda
正基 池田
Hiroshi Kusaka
博史 日下
Takashi Sawada
隆志 沢田
Hiromichi Kaita
廣通 貝田
Kenji Morita
健二 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyu Construction Co Ltd
Original Assignee
Tokyu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyu Construction Co Ltd filed Critical Tokyu Construction Co Ltd
Priority to JP17888192A priority Critical patent/JPH05346065A/ja
Publication of JPH05346065A publication Critical patent/JPH05346065A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 支保工の解体および組立作業をほとんど必要
とすることなく、迅速かつ安全に盛り替えることができ
る建物外面部における支保工の盛替え方法を提供する。 【構成】 支保工Aの大引き材の下側に盛替え用治具B
のアームフレーム17を挿入して、盛替え用治具Bによ
り支保工Aを支持せしめ、これらの盛替え用治具Bと支
保工Aとを吊り込みながら建物の外方に引き出してから
上方に吊り揚げ、該支保工Aを上階に盛り替える。この
盛り替え中は、アームフレーム17の水平バランスを保
ちながら吊り揚げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、PCa(プレ
キャストコンクリート)部材や半PCa部材を採用した
共同住宅等の半PCa製のバルコニーや廊下のような、
建物外面部における構築部材を支持する支保工の盛替え
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の支保工を上階に盛り替え
るには、いったん支保工を解体して階段やエレベータ等
を使用して上階にまで持ち運び、再び組立ていた。
【0003】しかしながら、上記従来の盛替え方法で
は、解体および組立に手間取って、多くの人手と時間を
要し、作業能率が悪い等の問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するためになされたもので、その目的とす
るところは、支保工の解体および組立作業をほとんど必
要とすることなく、迅速かつ安全に盛り替えることがで
きる建物外面部における支保工の盛替え方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の建物外面部にお
ける支保工の盛替え方法は、支保工の大引き材の下側に
盛替え用治具のアームフレームを挿入して、該盛替え用
治具により支保工を支持せしめ、これらの盛替え用治具
と支保工とを吊り込みながら建物の外方に引き出してか
ら上方に吊り揚げ、該支保工を上階に盛り替えることを
特徴とする。上記アームフレームの水平バランスを保ち
ながら吊り揚げることも特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1において、1はH形鋼からなる
建物躯体としての桁梁であって、耐火被覆PCa板2に
より被覆されている。
【0007】上記桁梁1上には、工場あるいは地上にお
いて製造された半PCaバルコニー3が建物の外方に張
り出すように架設され、場所打ちコンクリート4により
一体に構築される。
【0008】上記場所打ちコンクリート4の養生中、上
記半PCaバルコニー3は支保工Aにより支持される。
【0009】上記支保工Aは、図2に示すように、主と
して、4本のアルミ製脚柱5と、これらの各脚柱5を連
結する連結杆6と、左または右の各脚柱5の上端部に各
々横架された支持材7と、左右の支持材7上に井桁状に
取り付けられたアルミ製の大引き材8と、各脚柱5の下
端部に設けられたジャッキ9から構成されている。尚、
上記脚柱5の上端部と支持材7との間にもジャッキを設
けてもよい。
【0010】上記支保工Aの大引き材8の外側や外端部
等には、単管等の支柱10が取り付けられ、該支柱10
にはFRP製の手摺11が取り付けられている。また、
これらの支柱10および手摺11には安全ネット12が
張装されている。
【0011】半PCaバルコニー3上に打設された場所
打ちコンクリート4が硬化したら、これを支えている支
保工Aを上階に盛り替える。
【0012】図3は上記支保工Aの盛替え用治具Bを示
すものであって、左右の垂直フレーム13は水平フレー
ム14、15および16により一体的に連結されてい
る。該水平フレーム14は垂直フレーム13の上端部
に、また水平フレーム16は垂直フレーム13の下方部
に、各々取り付けられている。水平フレーム15は上記
水平フレーム14および16の中間位置に取り付けられ
ているが、省略してもよい。
【0013】上記水平フレーム16付近の上記垂直フレ
ーム13には、これらのフレーム13、16と直交する
方向にアームフレーム17が取り付けられている。該ア
ームフレーム17は上記支保工Aを支持するのに十分な
長さを有する。該アームフレーム17の後方延長部17
a上には、カウンターウエイト18が前後方向(アーム
フレーム17の長手方向)に移動可能に載置されてい
る。
【0014】左右のアームフレーム17の後方延長部1
7aの後端部には、これらを連結する連結フレーム19
が取り付けられていると共に、脚フレーム20が垂設さ
れている。21は補強用のブレースフレームである。ま
た、上記アームフレーム17の先端部付近の上面には、
フック部材17bが付設されていて、アームフレーム1
7上に支持した支保工Aの滑落を防止する。
【0015】図4からも明らかなように、上記カウンタ
ーウエイト18の下側には車輪22が取り付けられてい
る。該車輪22は上記アームフレーム17の後方延長部
17aに沿って転動する。上記カウンターウエイト18
と後方延長部17aとの間には僅かに隙間が形成されて
いるので、カウンターウエイト18が円滑に移動でき
る。23は横ずれ防止ローラである。なお、図3におい
て、22aは補助車輪であって、車輪22で十分な場合
には省略してもよい。
【0016】上記カウンターウエイト18の中央部下側
には、ギヤモータ24が設置されていて、図4に示すよ
うに、タイミングプーリ25、歯付ベルト26を介して
駆動プーリ27を回転させるようになっている。該駆動
プーリ27はボールスクリュー28に螺合していて、回
転しながらボールスクリュー28に沿って移動するよう
になっている。該ボールスクリュー28は、図5からも
明かなように、上記アームフレーム17と平行に延びて
いて、その両端部は上記水平フレーム16および連結フ
レーム19に固定されている。
【0017】図3において、29は受光部であって、携
帯用の光リモコン30から発射されるレーザー光を受光
して、上記ギヤモータ24を遠隔操作し、カウンターウ
エイト18を移動させる。
【0018】31は防水カバー付きの発電機であって、
上記ギヤモータ24等に電源を供給する。32は制御盤
であって、各種コントローラを収容している。33は傾
斜表示器であって、盛替え用治具B、特に、アームフレ
ーム17の傾斜状態を適宜自動平衡センサー(図示せ
ず)によりチェックして表示する。
【0019】以上のように構成された盛替え用治具B
を、図6に示すように、吊ワイヤー34を介して適宜ク
レーン(図示せず)の吊フック35に掛けて吊り上げ
る。この時、光リモコン30による遠隔操作で上記ウエ
イトブレース18を移動調節して、上記アームフレーム
17が水平になるようにする。
【0020】一方、支保工Aのジャッキ9を引き上げて
半PCaバルコニー3の支持を解除しておく。続いて、
盛替え用治具Bを矢印方向に移動させて、上記アームフ
レーム17を上記支保工Aの大引き材8の下側に挿入さ
せる。
【0021】アームフレーム17が大引き材8の下側に
セットされたら、控えチェーンC(図1参照)を外し
て、図7に示すように、支保工Aを盛替え用治具Bによ
り持ち上げる。この時、上記アームフレーム17に支保
工Aの荷重がかかって盛替え用治具Bのバランスが変化
するので、再び、リモコン操作により上記カウンターウ
エイト18を移動させて、アームフレーム17が水平に
なるように調整する。
【0022】盛替え用治具Bによる支保工Aの保持作業
が完了したら、図8に矢印で示すように、クレーンによ
り吊り揚げ移動させて、図9に示すように、上階のバル
コニー上に移動させる。
【0023】支保工Aを上階のバルコニー上に盛り替え
たら、図10に示すように、再びジャッキ9を降ろして
位置決めをすると共に、控えチェーンCを取り付けてか
ら、盛替え用治具Bを撤去する。盛り替えられた支保工
A上には、新たに半PCaバルコニー(図示せず)をセ
ットする。尚、本発明のPCa部材には、一部を現場打
ち施工する半PCa部材も含まれる。
【0024】
【発明の効果】
1)支保工を盛替え用治具により建物の外側に引き出し
てから吊り揚げて盛替え作業を行なうので、支保工を解
体および組立することなく、盛替え作業を容易かつ迅速
に行なうことができる。 2)盛替え用治具のアームフレームの水平バランスを保
ちながら盛替え作業を行なうので、作業を安全に行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】支保工によりPCaバルコニーを支持した状態
の施工図である。
【図2】手摺およびネット付き支保工の斜視図である。
【図3】盛替え治具の斜視図である。
【図4】図3のイーイ線に沿った拡大断面図である。
【図5】図3のローロ線に沿った拡大断面図である。
【図6】盛替え治具のセット開始時の施工図である。
【図7】支保工を盛替え用治具により支持した状態の施
工図である。
【図8】支保工の盛り替え中の施工図である。
【図9】支保工を上階に移動させた状態の施工図であ
る。
【図10】支保工を上階に盛り替えた状態の施工図であ
る。
【符号の説明】
1 桁梁 2 耐火被覆PCa板 3 半PCaバルコニー 4 場所打ちコンクリート 5 脚柱 6 連結杆 7 支持材 8 大引き材 9 ジャッキ 10 支柱 11 手摺 12 安全ネット 13 垂直フレーム 14 水平フレーム 15 水平フレーム 16 水平フレーム 17 アームフレーム 17a 後方延長部 18 カウンターウエイト 19 連結フレーム 20 腕フレーム 21 ブレースフレーム 22 車輪 22a 補助車輪 23 横ずれ防止ローラ 24 ギヤモータ 25 タイミングプーリ 26 歯付ベルト 27 駆動プーリ 28 ボールスクリュー 29 受光部 30 光リモコン 31 発電機 32 制御盤 33 傾斜表示器 A 支保工 B 盛替え用治具 C 控えチェーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 貝田 廣通 大阪府池田市伏尾台3−13−13 (72)発明者 森田 健二 兵庫県西宮市大浜町1−59−105

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支保工の大引き材の下側に盛替え用治具
    のアームフレームを挿入して、該盛替え用治具により支
    保工を支持せしめ、これらの盛替え用治具と支保工とを
    吊り込みながら建物の外方に引き出してから上方に吊り
    揚げ、該支保工を上階に盛り替えることを特徴とする建
    物外面部における支保工の盛替え方法。
  2. 【請求項2】 上記アームフレームの水平バランスを保
    ちながら吊り揚げることを特徴とする請求項1に記載の
    建物外面部における支保工の盛替え方法。
JP17888192A 1992-06-15 1992-06-15 建物外面部における支保工の盛替え方法 Pending JPH05346065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17888192A JPH05346065A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 建物外面部における支保工の盛替え方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17888192A JPH05346065A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 建物外面部における支保工の盛替え方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05346065A true JPH05346065A (ja) 1993-12-27

Family

ID=16056334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17888192A Pending JPH05346065A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 建物外面部における支保工の盛替え方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05346065A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009024449A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Tomoya Ota 建物用内部階段およびその建造方法
JP2016000914A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 大成建設株式会社 支保工の移動方法及び支保工

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009024449A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Tomoya Ota 建物用内部階段およびその建造方法
JP4516585B2 (ja) * 2007-07-23 2010-08-04 大河内 朋子 建物用内部階段およびその建造方法
JP2016000914A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 大成建設株式会社 支保工の移動方法及び支保工

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2587684B2 (ja) 構造物壁面の工事装置
JPH08296210A (ja) 橋脚の構築工法ならびに橋脚の解体工法およびリフトアップ・回転装置
JPH09158470A (ja) 橋脚用組立足場
JPH05106210A (ja) コンクリート斜張橋の架設方法
JP3086101B2 (ja) 空中架構体の下面外装
JPH05346065A (ja) 建物外面部における支保工の盛替え方法
CN116335355A (zh) 一种装配式楼梯施工工艺和施工支架
JP2775201B2 (ja) 高揚程クレーンの揚重部材位置決め取付装置
JP3000069B2 (ja) 資機材の吊揚げ用治具
JP2563762B2 (ja) 橋桁の扛上扛下工法,扛上機およびベント部材
JP3018267B2 (ja) 建物外面部材用の複合支保工
JP4027170B2 (ja) 外部足場装置及び外部足場装置の施工方法
JPH1018598A (ja) ハウスアップ装置
JPH05133016A (ja) 周辺保持自昇式建築工法
JPH10292619A (ja) 大空間対応吊り足場構築システムに用いるセルフクライミング吊り足場ユニット
JP2008214062A (ja) リフト装置および構造材取り付け方法
JPH0833032B2 (ja) 建築物躯体の施工方法
CN220522040U (zh) 预制楼梯的安装调节装置
JPH09137506A (ja) 建物の建設方法
JP2004076525A (ja) 仮設ステージ
JPH0430213Y2 (ja)
JP2002309517A (ja) 鋼桁の張出し架設用作業足場及び鋼桁の張出し架設方法
JPH1045391A (ja) 重量建築物等のジャッキ装置及び上昇工法装置
JPH0960290A (ja) 移動式吊り足場
SU705092A1 (ru) Устройство дл производства монтажных и строительных работ