JPH05344790A - 丸棒の2ロール型矯正機の駆動制御方法 - Google Patents

丸棒の2ロール型矯正機の駆動制御方法

Info

Publication number
JPH05344790A
JPH05344790A JP4150685A JP15068592A JPH05344790A JP H05344790 A JPH05344790 A JP H05344790A JP 4150685 A JP4150685 A JP 4150685A JP 15068592 A JP15068592 A JP 15068592A JP H05344790 A JPH05344790 A JP H05344790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
drum
speed
shaped
inverter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4150685A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Sato
藤 雄 司 佐
Keiichi Takahashi
橋 啓 一 高
Kazuo Nakamura
村 和 男 中
Katsuya Takenami
並 克 也 竹
Tetsuro Hashiguchi
口 哲 朗 橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd, Nippon Steel Corp filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP4150685A priority Critical patent/JPH05344790A/ja
Publication of JPH05344790A publication Critical patent/JPH05344790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Multiple Motors (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 丸棒の2ロール型矯正機において、拘束板か
ら丸棒を引き離して拘束板の磨耗を軽減し、かつ、省電
力を図る。 【構成】 各々単独のインバータ7,8で駆動される鼓
形上ロール1と太鼓形下ロール2において、上ロール1
の回転速度V1を下ロール2の回転速度V2より、1%〜
3%高くなるように制御すると共に、上下ロール駆動用
インバータ7,8の各々の直流中間回路を連結18する
ことで、回転速度の差によって生ずる下ロール駆動電動
機6の回生電力を、力行運転している上ロール駆動電動
機5へ流入させ、有効電力として再利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、丸棒の2ロール型矯正
機の駆動制御方法に係り、特に、可変電圧可変周波数イ
ンバータを使用してロ−ル速度制御を行う駆動装置に関
するものである。
【0002】
【従来技術】丸棒の2ロール型矯正機は図2の(a)に
示すように、鼓形の上ロール1と太鼓形の下ロール2の
間に形成される湾曲した隙間に丸棒3を通し、軽圧下す
ることで丸棒3の曲がりを矯正すると共に、形状(丸棒
の心円度)の改善を行う設備であり、丸棒3の径に応じ
て、上下ロール1,2間の空隙および、ロール相互間の
交叉角度を最適な値に設定し運転される。すなわち、図
2の(a)図中に示す矢視b方向の平面図である(b)
図ならびに矢視c方向の側面図である(c)図に示すご
とく、丸棒3は上下ロール1,2に挟みこまれるかたち
で捻転され、曲りが矯正される。図2の(a)および
(b)において、20は拘束板と呼ばれ、矯正時丸棒3
とびだすのを防止する金具である。
【0003】図3の(a)に、上ロ−ル駆動電動機5お
よび下ロ−ル駆動電動機6を回転付勢する、インバータ
を用いた主ロール駆動系を示す。7,8は電動機5,6
それぞれの駆動用インバータ、21はそれぞれのインバ
ータに対し、速度指令を与える制御装置である。22は
矯正速度設定器であり矯正される丸棒3のサイズ等によ
って、任意に設定され、上下ロール駆動用インバータ
7,8に共通の速度指令を与える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の矯正機
においては、次のような問題点を有する。すなわち同一
丸棒の繰返し矯正や丸棒の心円度向上の為に、圧下量の
設定を大きくしたり、生産性向上の為高速運転を行なう
と、図3の(b)に示すように丸棒3が矯正機パスライ
ンのセンターから外れ、拘束板20に強接触し易くな
り、拘束板20の摩耗が増加し、ときには製品疵が発生
する。この問題を解消する手段として、実開平03−3
6313号公報に提案された丸棒の2ロール型矯正機が
ある。この提案は、拘束板20に代え、ガイドローラを
配設することで、拘束板の摩耗を解消しようとするもの
である。
【0005】本発明は、拘束板の摩耗の低減すなわち上
記摩耗を発生させる丸棒3と拘束板20の接触そのもの
の軽減を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、鼓形ロール
1の周速度を太鼓形ロール2の周速度より高くすること
で、丸棒3を拘束板20から引き離すと共に、両ロール
駆動用インバータの各々の直流中間回路を連結すること
で、回転速度差の為に生ずる一方のロール駆動用インバ
ータの回生電力を、力行運転している他方のロールの駆
動インバータへ流入させる。
【0007】
【作用】図4の(a)に示すように、鼓形ロール1の周
速度V1を太鼓形ロール2の周速度V2より高くすると、
丸棒3が拘束板20から引離すことができる。すなわ
ち、鼓形ロール1と太鼓形ロール2の速度差率と、拘束
板20への丸棒3の押付力との相関、並びに製品疵の評
価について調査した結果、図4の(b)に示すように、
ロールの周速度差率が1%〜3%の範囲で押付力が低減
し、それに伴なって製品疵の状態も良好となった。ここ
で、ロール周速度差率(%)は、〔(鼓形ロール周速度
/太鼓形ロール周速度)−1〕×100である。
【0008】この結果より、図1に示すように、おいて
矯正速度設定器22の入力を基準に、従来上下ロール
1,に同じ値で与えられていた速度指令を、上下ロール
の速度差率設定器23によって、鼓形上ロール1の速度
指令に対し、太鼓形下ロール2の速度指令を1%〜3%
の範囲で低減させることで、拘束板20の摩耗軽減が実
現可能となる。丸棒3が矯正センターで強圧下されるの
で矯正品質が向上し生産性が向上する。制御装置21
が、設定器22に設定された速度で鼓形上ロール1を駆
動しかつ、この設定速度と設定器23に設定された比率
に基づいて太鼓形下ロール2の所要速度を算出してこの
速度で太鼓形下ロール2を駆動するので、矯正速度すな
わち設定器22の設定速度を変えても上下ロール1,2
の相対的な速度比は変わらない。すなわち、設定器23
に設定された速度比が維持される。
【0009】一方、この速度差の為に、下ロール2が上
ロール1で駆動されることになり、この駆動に関して上
ロール駆動電動機5は力行運転、下ロール駆動電動機6
は回生運転となる。この場合、下ロール駆動電動機6を
連続回生運転するためには、図3の(a)に示すごと
く、例えば下ロール駆動用インバータ8の直流中間回路
に設けた抵抗器DBRと制御回路を組合わせた機器19
によって回生電力を吸収する必要がある。この抵抗器D
BRに吸収される電力は、上ロール駆動電動機5より上
ロール1→丸鋼3→下ロール2→下ロール駆動電動機6
→下ロール用インバータ8の経路で供給されるので、大
きな電力損失となる。
【0010】本発明では、図1に示すごとく、下ロール
駆動用インバータ8の直流中間回路のA点に外部端子
A’を設け、又上ロール駆動用インバータ7の直流中間
回路のB点に外部端子B’を設けて、A’〜B’間を接
続する回路18を有するので、この接続回路18によ
り、上ロール速度V1>下ロール速度V2によって生ずる
下ロール2を介した電動機6の回生電力が、A点とB点
の電位差により、下ロール駆動用インバータ8から、上
ロール駆動用インバータ7へ流入し電動機6を駆動す
る。すなわち回生電力が有効電力として再利用される。
【0011】ここで、何らかの条件によって上ロール速
度<下ロール速度となった場合でも上記とは、逆方向で
回生電力が流れ、有効電力として再利用されることは言
うまでもない。
【0012】以上により本発明によれば、生産性が向上
し拘束板の摩耗軽減と省電力が実現しする。
【0013】
【実施例】図1は、本発明を一態様で実施する装置構成
を示す。図1において、1は鼓形上ロール、2は太鼓形
下ロール、3は丸鋼、5および6は上および下ロール駆
動電動機、9および10は上および下ロール駆動用イン
バータ内トランジスターのインバータ部、11,12は
DCリアクトル、13,14はコンバータ部、15,1
6はACリアクトル、17は入力変圧器である。そし
て、22が矯正速度設定器、23が上下ロールの速度差
率設定器であり、両設定器22,23からの信号は速度
制御装置21に入力され、22の設定速度値V1に対し
23の設定値Kによって、上ロール駆動用インバータ7
にはV1、下ロール駆動用インバータ8にはV2=V
1(1−K)の速度指令が与えられる。
【0014】上下ロール駆動用インバータ7,8にはそ
れぞれの直流中間回路を結合するための端子A’,B’
を設け外部の回路18で相互に接続する。
【0015】この構成において、速度差率K分の上下ロ
ールの速度差K・V1によって、丸鋼3は矯正センター
(太鼓形下ロール2の最太径位置)に引き寄せられると
共に、下ロール2が上ロール1によってまわされること
になり、下ロール駆動電動機6が回生運転となる。この
為に、下ロール駆動用インバータ8の直流中間回路A点
の電位が上昇して、上ロール駆動用インバータ7の直流
中間回路B点の電位より高くなるため、直流中間回路間
を接続する回路18によって、A,B二点間の電位差に
応じた電流がA点からB点に向って流れ、下ロール駆動
電動機6の回生電力は、上ロール駆動電動機5へ注入さ
れる。この結果、A点とB点の電位は平衛状態となり安
定する。
【0016】
【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、本
発明に係る制御方法によれば、上下ロール1,2間に積
極的に速度差をつけて、丸鋼3を拘束板20から引離す
ので、拘束板20の摩耗が軽減すると共に、丸棒3が矯
正センターで強圧下されるので矯正品質が向上し生産性
が向上する。加えて、前記速度差によって生じる回生電
力を放棄することなくロ−ル駆動電力として利用するの
が消費電力が節減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を一態様で実施する装置構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 (a)は矯正機の概要を示す斜視図、(b)
は(a)の矢視b方向の平面図、(c)は(a)の矢視
c方向の側面図である。
【図3】 (a)は従来の矯正機駆動装置の概要を示す
ブロック図、(b)は(a)に示す上下ロ−ル1,2の
拡大側面図である。
【図4】 (a)は図3の(b)に相当する、本発明実
施時の上下ロ−ル1,2の拡大側面図、(b)はロール
周速度差率に対する拘束板への丸棒の押付力および下ロ
−ル駆動電動機6の負荷電流を示すグラフである。
【符号の説明】
1:鼓形上ロール 2:矯
正機太鼓形下ロール 3:丸棒 4:減
速機 5,6:上下ロール駆動電動機 7,8:上下ロール駆動用インバータ 9,10:トランジスタインバータのインバータ部 11,12:DCリアクトル 1
3,14:コンバータ部 15,16:ACリアクトル 1
7:入力変圧器 18:直流中間回路を接続する回路 19:回生電力を吸収する抵抗器と制御回路 A’,B’:直流中間回路を結合するための外部端子 A,B:インバータ直流中間回路上の点 20:拘束板 2
1:制御装置 22:矯正速度設定器 23:上下ロールの速度差率設定器 2
4:速度制御装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 村 和 男 川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機 株式会社機器事業本部内 (72)発明者 竹 並 克 也 川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機 株式会社システム機器事業本部内 (72)発明者 橋 口 哲 朗 室蘭市仲町12番地 新日本製鐵株式会社室 蘭製鐵所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々単独のインバータで制御される鼓型
    ロールと太鼓型ロールからなる2ロール型丸棒矯正機の
    駆動制御方法において、鼓形ロールの周速度を太鼓形ロ
    ールの周速度より1〜3%高くなるように制御するとと
    もに、前記インバータ間を電気的に接続して片方のイン
    バータで発生した回生電力をもう一方のインバータに流
    入させて有効電力として使用することを特徴とする2ロ
    ール型丸棒矯正機の駆動制御方法。
JP4150685A 1992-06-10 1992-06-10 丸棒の2ロール型矯正機の駆動制御方法 Pending JPH05344790A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4150685A JPH05344790A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 丸棒の2ロール型矯正機の駆動制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4150685A JPH05344790A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 丸棒の2ロール型矯正機の駆動制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05344790A true JPH05344790A (ja) 1993-12-24

Family

ID=15502227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4150685A Pending JPH05344790A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 丸棒の2ロール型矯正機の駆動制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05344790A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290127A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Sumitomo Metal Ind Ltd 矯正機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028628A (ja) * 1973-07-18 1975-03-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028628A (ja) * 1973-07-18 1975-03-24

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290127A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Sumitomo Metal Ind Ltd 矯正機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100325270B1 (ko) 다단계연삭기에의한버르제거장치
JPH05344790A (ja) 丸棒の2ロール型矯正機の駆動制御方法
JPS60111752A (ja) 連続鋳造機鋳型振動用電動機の過負荷防止方法
JPS58168410A (ja) 連続冷間圧延装置
JPH0570844A (ja) 連続焼鈍炉内の鋼板搬送停止方法
CN114453432B (zh) 一种带钢精轧设备的控制方法及装置
JPH0890181A (ja) 直結型連続鋳造圧延設備の制御方法
JPH06297015A (ja) 熱延巻取機に於けるネッキング制御方法
JPS58177846A (ja) ブライドロ−ル駆動装置
DE2434695A1 (de) Filmtransport-steuereinrichtung
JPS5913236Y2 (ja) 連続焼鈍炉のストリップ搬送装置
JP2592474Y2 (ja) 門型自動整列巻き装置
JPS6352713A (ja) ロ−ラレベラ
JP2999098B2 (ja) 圧延方法
JPH0760552A (ja) ワイヤ放電加工装置
JPH0490362A (ja) プリンタ
JPS60111751A (ja) 連続鋳造機鋳型振動装置の異常監視方法
CN115740029A (zh) 一种轧机机架调平方法与系统
JPH0532136B2 (ja)
JPS61111720A (ja) 鋼板矯正装置
JPS6340256Y2 (ja)
JPS6199633A (ja) 帯状板材の連続焼鈍ライン
JPS62286607A (ja) 張力付加装置
JPS59153567U (ja) ベルト状感光体の駆動装置
JPS5924559A (ja) 彎曲型連続鋳造機

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970617