JPH0534386U - ホースクリツプ - Google Patents
ホースクリツプInfo
- Publication number
- JPH0534386U JPH0534386U JP9141691U JP9141691U JPH0534386U JP H0534386 U JPH0534386 U JP H0534386U JP 9141691 U JP9141691 U JP 9141691U JP 9141691 U JP9141691 U JP 9141691U JP H0534386 U JPH0534386 U JP H0534386U
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- Japan
- Prior art keywords
- piece
- knob
- tool
- clamp portion
- hose clip
- Prior art date
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- Granted
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- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホースクリップの仮止め状態を解除する作業
を簡易化する。 【構成】 クランプ部1の一端に連接された第1のつま
み片3にはクランプ部2の他端に形成された差込み片4
に切り起し状に形成されて先上り状に傾斜した掛合片6
を解離可能に掛止する受け片7を先下り状に傾斜させて
切り起し状に形成するとともに、第1のつまみ片3には
工具9が挿脱される工具通し窓8を開設し、この工具通
し窓8に差込んだ工具9のてこ作用によって両つまみ片
3,5の相対位置をクランプ部1の径方向へ強制的に押
し拡げて掛合片6と受け片7との掛合状態を解離し、ホ
ースクリップCの仮止め状態を解除する。
を簡易化する。 【構成】 クランプ部1の一端に連接された第1のつま
み片3にはクランプ部2の他端に形成された差込み片4
に切り起し状に形成されて先上り状に傾斜した掛合片6
を解離可能に掛止する受け片7を先下り状に傾斜させて
切り起し状に形成するとともに、第1のつまみ片3には
工具9が挿脱される工具通し窓8を開設し、この工具通
し窓8に差込んだ工具9のてこ作用によって両つまみ片
3,5の相対位置をクランプ部1の径方向へ強制的に押
し拡げて掛合片6と受け片7との掛合状態を解離し、ホ
ースクリップCの仮止め状態を解除する。
Description
【0001】
この考案はホースを向心状に締付けて各種パイプに固止するときに適用される ホースクリップに関する。
【0002】
従来のホースクリップでは、例えば図6,7に示すように、ホースクリップの クランプ部50の一端にはスロット孔51が貫設されて第1のつまみ片52が連 接され、クランプ部50の他端にはスロット孔51に差込まれた差込み部53が 形成されて第2のつまみ片54が連接され、差込み部53にはクランプ部50を 若干拡径した状態で第1のつまみ片52を係止してホースクリップを仮止めする 中空状の突部55が凸設されていて、第1のつまみ片52が突部55を乗り越え てクランプ部50が縮径した状態でクランプ部50がホースを締付けるように構 成されている。
【0003】
上記ホースクリップでは、その仮止め状態を解除するときに第1のつまみ片5 2を掴み工具56で挟み付けて第1のつまみ片52が突部55を乗り越えるまで 強く引張り上げる必要があり、この仮止め状態を解除する作業の作業性が悪く、 第1のつまみ片52を過度に引張り上げるとクランプ部50が変形するので、第 1のつまみ片52に対して適正な引張り力を加えにくい問題点や、ホースクリッ プを送り込むときや位置決めするときなどに突部55と第1のつまみ片52との 係合状態が解離され易い問題点がある。 また、突部55と第1のつまみ片52の係合状態を強化するために突部55の 高さを高くすると、第1のつまみ片52を引張り上げる操作力をさらに増大する 必要がある。 本考案は上記問題点を解消することを課題とするものである。
【0004】
本考案のホースクリップは円環状に湾曲されて弾性曲げ変形可能に形成された クランプ部の一端にはスロット孔が貫設されかつ外方へ突出した第1のつまみ片 が連接される一方、前記クランプ部の他端には前記スロット孔に差込まれた差込 み片が形成されかつ外方へ突出した第2のつまみ片が連接されたホースクリップ であって、前記第1のつまみ片には前記差込み片に切り起し状に形成された掛合 片を解離可能に掛止する受け片を切り起し状に形成するとともに、前記第1のつ まみ片には前記掛合片と前記受け片との掛合状態を解離するときに前記両つまみ 片の相対位置をてこ作用によって前記クランプ部の径方向へ押し拡げる工具が挿 脱される工具通し窓を開設した構成を有する。
【0005】
一端に第1のつまみ片が連接されて他端に第2のつまみ片が連接されたクラン プ部の他端に形成した差込み片を前記クランプ部の一端に貫設されたスロット孔 に差込んだ状態で、前記差込み片に切り起し状に形成した掛合片を前記第1のつ まみ片に切り起し状に形成した受け片によって掛止し、ホースクリップを仮止め 状態で保持する。また、前記第1のつまみ片に開設した工具通し窓に工具を差し 込んでこの工具のてこ作用によって前記両つまみ片の相対位置を前記クランプ部 の径方向へ強制的に押し拡げて前記掛合片と前記受け片との掛合状態を解離し、 前記ホースクリップの仮止め状態を解除する。
【0006】
本考案は前記したように構成してあるので、工具を工具通し窓に差込んで傾動 操作すると、仮止め状態の両つまみ片の相対位置を工具のてこ作用によってクラ ンプ部の径方向へ容易に押し拡げてホースクリップの仮止め状態を軽少な操作力 によって容易に解除することができ、ホースクリップの仮止め状態を解除すると きの操作力を軽減して仮止め解除作業を簡易化および能率化することができる。 また、それぞれ切り起し状に形成された掛合片および受け片が掛合した状態で ホースクリップが仮止めされるので、ホースクリップの仮止め状態を強化および 安定化することができ、ホースクリップの仮止め状態が誤って解離される不具合 を解消することができる。
【0007】
次に、本考案の1実施例を図1〜図5にしたがって説明する。 帯板状の板ばね材によってバンド状に形成されたホースクリップCにおいて、 パイプPに接続されるホースHに外嵌されてホースHを向心状に締付けるクラン プ部1は円環状に湾曲されて弾性曲げ変形可能に形成されている。
【0008】 クランプ部1の一端には横長状のスロット孔2が貫設されるとともに、クラン プ部1の一端にはクランプ部1の径方向に沿って外方へ突出されてクランプ部1 の幅と等しい幅を有する第1のつまみ片3が連接されている。
【0009】 クランプ部1の他端はその両側が切欠かれて幅が縮小し、クランプ部1の他端 にはスロット孔2に突合わせ状に差込まれた差込み片4が形成されるとともに、 クランプ部1の他端にはクランプ部1の径方向に沿って外方へ突出されて差込み 片4の幅と等しい幅を有する第2のつまみ片5が連接され、この第2のつまみ片 5の突出長は第1のつまみ片3の突出長より若干短縮されている。差込み片4を スロット孔2に差込んだ状態で両つまみ片5を引寄せてクランプ部1を拡径した ときには縮径しようとする弾発力がクランプ部1に加えられる。
【0010】 クランプ部1の差込み片4の中央部付近には第2のつまみ片5に向って先上り 状に傾斜した掛合片6が切り起し状に形成されている。
【0011】 第1のつまみ片3の基端側には掛合片6を解離可能に掛止してホースクリップ Cを仮止めする受け片7が先下り状に傾斜して切り起し状に形成されている。 第1のつまみ片3が第2のつまみ片5および掛合片6を乗り越えた状態で、両 つまみ片3,5を互いに引寄せて接近させると、受け片7が掛合片6の外側面で 案内されて押上げられ、受け片7が掛合片6を乗り越えると、受け片7と掛合片 6とが自動的に掛合し、両つまみ片3,5の間隔が所定の間隔だけ拡がってクラ ンプ部1が所定寸法に拡径した状態でホースクリップCが仮止めされる。
【0012】 第1のつまみ片3の先端側には掛合片6と受け片7との掛合状態を解離すると きに両つまみ片3,5の相対位置をてこ作用によってクランプ部1の径方向へ強 制的に押し拡げる工具9が挿脱される工具通し窓8が横長の角孔状に開設されて いる。
【0013】 掛合片6と受け片7が掛合してホースクリップCが仮止めされているときに、 ドライバー等の工具9の先端付近を工具通し窓8内に差込んで第2のつまみ片5 の先端縁5aおよび工具通し窓8の上側開口縁8aにそれぞれ当接させた状態で 、工具9を外方へ傾動させると、工具9のてこ作用によって第1のつまみ片3が 押上げられかつ第2のつまみ片5が押下げられて両つまみ片3,5の相対位置が クランプ部1の径方向へ押し拡げられ、受け片7が外方へ変位しかつ掛合片6が 内方へ変位する。受け片7が掛合片6の先端縁を乗り越えた時点で両つまみ片3 ,5を解放すると、両つまみ片3,5の間隔がクランプ部1の周方向へ拡がりか つクランプ部1が縮径してホースHがクランプ部1によって締付けられる。
【0014】 続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明する。 本例では円環状に湾曲されて弾性曲げ変形可能に形成されたクランプ部1の一 端にはスロット孔2が貫設されかつ外方へ突出した第1のつまみ片3が連接され る一方、クランプ部1の他端にはスロット孔2に差込まれた差込み片4が形成さ れかつ外方へ突出した第2のつまみ片5が連接されたホースクリップであって、 前記第1のつまみ片3には前記差込み片4に切り起し状に形成された掛合片6を 解離可能に掛止する受け片7を切り起し状に形成するとともに、第1のつまみ片 3には掛合片6と受け片7との掛合状態を解離するときに両つまみ片3,5の相 対位置をてこ作用によってクランプ部1の径方向へ押し拡げる工具9が挿脱され る工具通し窓8を開設してある。
【0015】 このため、工具9を工具通し窓8に差込んで傾動操作すると、仮止め状態の両 つまみ片3,5の相対位置を工具9のてこ作用によってクランプ部1の径方向へ 容易に押し拡げてホースクリップCの仮止め状態を軽少な操作力によって容易に 解除することができ、ホースクリップCの仮止め状態を解除するときの操作力を 軽減して仮止め解除作業を簡易化および能率化することができる。
【0016】 また、それぞれ切り起し状に形成された掛合片6および受け片7が掛合した状 態でホースクリップCが仮止めされるので、ホースクリップCの仮止め状態を強 化および安定化することができ、ホースクリップCの仮止め状態がホースクリッ プCの位置決め操作中などに誤って解離される不具合を解消することができる。
【図1】本考案の1実施例を示すホースクリップの斜視
図である。
図である。
【図2】同じく、図1の反対側から斜視したホースクリ
ップの斜視図である。
ップの斜視図である。
【図3】ホースクリップが仮止めされた状態を示す要部
の拡大縦断面図である。
の拡大縦断面図である。
【図4】ホースクリップの仮止め状態を解除する操作を
説明する要部の縦断面図である。
説明する要部の縦断面図である。
【図5】仮止め状態のホースクリップを示す側面図であ
る。
る。
【図6】従来のホースクリップの斜視図である。
【図7】従来のホースクリップの仮止め状態の解除操作
を説明する側面図である。
を説明する側面図である。
1 クランプ部 2 スロット孔 3 第1のつまみ片 4 差込み片 5 第2のつまみ片 6 掛合片 7 受け片 8 工具通し窓 9 工具 C ホースクリップ
Claims (1)
- 【請求項1】 円環状に湾曲されて弾性曲げ変形可能に
形成されたクランプ部の一端にはスロット孔が貫設され
かつ外方へ突出した第1のつまみ片が連接される一方、
前記クランプ部の他端には前記スロット孔に差込まれた
差込み片が形成されかつ外方へ突出した第2のつまみ片
が連接されたホースクリップであって、前記第1のつま
み片には前記差込み片に切り起し状に形成された掛合片
を解離可能に掛止する受け片を切り起し状に形成すると
ともに、前記第1のつまみ片には前記掛合片と前記受け
片との掛合状態を解離するときに前記両つまみ片の相対
位置をてこ作用によって前記クランプ部の径方向へ押し
拡げる工具が挿脱される工具通し窓を開設したことを特
徴とするホースクリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9141691U JP2551782Y2 (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | ホースクリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9141691U JP2551782Y2 (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | ホースクリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534386U true JPH0534386U (ja) | 1993-05-07 |
JP2551782Y2 JP2551782Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=14025773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9141691U Expired - Lifetime JP2551782Y2 (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | ホースクリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551782Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09133278A (ja) * | 1995-10-24 | 1997-05-20 | Rasmussen Gmbh | ばね帯金クリップ |
CN103206586A (zh) * | 2012-01-14 | 2013-07-17 | 诺马德国有限责任公司 | 弹簧带夹 |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP9141691U patent/JP2551782Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09133278A (ja) * | 1995-10-24 | 1997-05-20 | Rasmussen Gmbh | ばね帯金クリップ |
CN103206586A (zh) * | 2012-01-14 | 2013-07-17 | 诺马德国有限责任公司 | 弹簧带夹 |
JP2013145048A (ja) * | 2012-01-14 | 2013-07-25 | Norma Germany Gmbh | ばねバンドクリップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2551782Y2 (ja) | 1997-10-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |