JPH05343678A - 横型mos電界効果トランジスタ - Google Patents

横型mos電界効果トランジスタ

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JPH05343678A
JPH05343678A JP14962392A JP14962392A JPH05343678A JP H05343678 A JPH05343678 A JP H05343678A JP 14962392 A JP14962392 A JP 14962392A JP 14962392 A JP14962392 A JP 14962392A JP H05343678 A JPH05343678 A JP H05343678A
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substrate
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Yuji Yamanishi
雄司 山西
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Matsushita Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 飽和電流を減らさずにブレークダウンに対す
る耐量の強化を図ることができる横型MOS電界効果ト
ランジスタを提供する。 【構成】 ソース領域8の延長ドレイン領域3へ向かう
方向に対して垂直方向に隣接する側に基板バイアス効果
を抑制するためのシリコン基板1と同一導電型の高濃度
基板コンタクト領域14をソース領域8と交互に形成す
るとともに、ソース領域8をゲート電極7に隣接した側
で広くソースコンタクト窓部9側で狭くなるように形成
して実効ゲート幅を実際のゲート電極7幅と同一になる
ようにし、ブレークダウン時には基板コンタクト領域1
4にブレーク電流が流れるようにしてオン抵抗を低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高耐圧横型MOS
(酸化金属半導体)構造をした電界効果トランジスタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の高耐圧横型MOS電界効果
トランジスタ(以下LMOSという)について説明す
る。図2(a)は従来のLMOSを示す平面図、同図
(b)はセルの断面構造を示す図である。図2におい
て、1はシリコン基板、2は高濃度のドレイン領域、3
は延長ドレイン領域、5はチャネル領域、6はゲート酸
化膜、7は多結晶シリコンからなるゲート電極、8はソ
ース領域、9はソースコンタクト窓部、10はソース電
極、11はドレインコンタクト窓部、12はドレイン電
極、13は層間絶縁膜を示している。
【0003】図2に示すように、シリコン基板1とは逆
導電型の高濃度のドレイン領域2が延長ドレイン領域3
内に形成され、チャネル領域5上にはゲ−ト酸化膜6お
よびゲ−ト電極7が形成されている。チャネル領域5の
横には、延長ドレイン領域3に相対して逆導電型のソ−
ス領域8が形成されている。また、図3に示すように、
基板バイアス効果を抑制するため、ソース領域8に隣接
してシリコン基板1と同一導電型の高濃度基板コンタク
ト領域14をソース領域8と交互に形成し、ソース領域
8とコンタクト領域13とをソース電極10に接続した
構造のものもある。同図(a)はこのように構成された
LMOSを示す平面図、同図(b)は(a)におけるC
−C’間で切断したセルの断面構造を示す図、(c)は
同じくD−D’間で切断したセルの断面構造を示す図で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のLMOSでは、図2に示すように基板コンタク
ト領域14を形成しないで、チャネル領域5の一辺全部
にソース領域8が接した構造にすると、LMOSのドレ
イン領域2とソース領域8間に高電圧がかかるので、ブ
レークダウンした場合の耐圧が低いという問題点があっ
た。すなわち、ドレイン・ソース間でブレークダウンす
るとソース領域8、基板1、延長ドレイン領域3で形成
されるバイポーラトランジスタが動作し、LMOSが発
熱により破壊されるため、逆方向安全動作領域が狭くな
っていた。
【0005】また、図3に示す構造のものは、ソース領
域8と基板コンタクト領域14とが交互に形成されてお
り、ブレークダウンに対する耐量は強化されているが、
LMOSの実効ゲート幅が小さくなるので、飽和領域電
流値が小さくなるという問題点もあった。したがって、
この発明の目的は、上記従来の課題を解決し、飽和電流
を減らさずにブレークダウンに対する耐圧の強化を図る
ことができる横型MOS電界効果トランジスタを提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の横型MOS電
界効果トランジスタは、ソース領域の延長ドレイン領域
へ向かう方向に対して垂直方向に隣接する側に基板バイ
アス効果を抑制するためのシリコン基板と同一導電型の
高濃度基板コンタクト領域をソース領域と交互に形成す
るとともに、ソース領域をゲート電極に隣接した側で広
くソースコンタクト窓部側で狭くなるように形成したこ
とを特徴としている。
【0007】
【作用】この発明の構成によれば、ソース領域の延長ド
レイン領域へ向かう方向に対して垂直方向に隣接する側
に基板バイアス効果を抑制するためのシリコン基板と同
一導電型の高濃度基板コンタクト領域をソース領域と交
互に形成するに際して、ソース領域をゲート電極に隣接
した側で広くソースコンタクト窓部側で狭くなるように
形成しているので、実効ゲート幅は、実際のゲート電極
幅と同一となり、ブレークダウン時には高濃度基板コン
タクト領域に向かって電流が流れ、いわゆるオン抵抗が
低減して寄生のバイポーラトランジスタの動作を抑制す
る。
【0008】
【実施例】以下に図面を参照しながら、この発明の実施
例であるLMOSについて説明する。図1(a)はこの
発明の実施例であるLMOSのを示す平面図で、同図
(b)は(a)におけるA−A’間で切断したセルの断
面構造を示す図、(c)は同じくB−B’間で切断した
セルの断面構造を示す図である。図1において従来例を
示す図2および図3と同一符号を付したものは同じもの
を示すため、説明を省略する。尚、図中15は延長ドレ
イン領域3内に形成されたシリコン基板1と同一導電型
領域である。
【0009】この発明の実施例であるLMOSは、図1
(a)に示すように、ソース領域8の延長ドレイン領域
3へ向かう方向に対して垂直方向に隣接する側に基板バ
イアス効果を抑制するためのシリコン基板1と同一導電
型の高濃度基板コンタクト領域14がソース領域8と交
互に形成されているが、ソース領域8の形成を、ゲート
電極7に隣接した側で広くソースコンタクト窓部9側で
狭くなるように形成している。
【0010】ソース領域8は、上記したように、ゲート
電極7に隣接する側で広く、ソースコンタクト窓部9側
で狭くなるように形成され、特にゲート電極7に最も隣
接する側ではゲート幅分に対応するようにソース領域8
が形成されており、実効ゲート幅が実際のゲート電極7
の幅と同一となるようにして飽和電流を減少させないよ
うにしている。このため、基板バイアス降下を低減する
こともできる。
【0011】また、ゲート電極7に隣接した側のソース
領域8を広くすることで、LMOSブレークダウン時に
流れるブレークダウン電流は、ゲート電極7下の延長ド
レイン領域3とシリコン基板1間のPN接合から高濃度
の基板コンタクト領域14に向かって流れる。しかし、
この基板コンタクト領域14の抵抗は、従来例を示す図
3のように、ソース領域8と基板コンタクト領域14と
を同じ幅で交互に形成した場合とほぼ同程度になり、オ
ン抵抗が低減されるので、寄生バイポーラトランジスタ
は動作しにくくなり、LMOSの破壊が抑制される。
【0012】
【発明の効果】この発明の横型MOS電界効果トランジ
スタによれば、ソース領域の延長ドレイン領域へ向かう
方向に対して垂直方向に隣接する側に基板バイアス効果
を抑制するためのシリコン基板と同一導電型の高濃度基
板コンタクト領域をソース領域と交互に形成するに際し
て、ソース領域をゲート電極に隣接した側で広くソース
コンタクト窓部側で狭くなるように形成しているので、
実効ゲート幅は、実際のゲート電極幅と同一となり、飽
和電流を減少させないようにすることができる。また、
ブレークダウン時には高濃度基板コンタクト領域に向か
って電流が流れ、この領域のオン抵抗が低減して寄生の
バイポーラトランジスタの動作を抑制することができ、
ブレークダウン時の耐圧の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の実施例であるLMOSを示
す平面図であり、(b)は(a)におけるA−A’間で
切断したセルの断面構造を示す図であり、(c)は
(a)におけるB−B’間で切断したセルの断面構造を
示す図である。
【図2】(a)は従来例であるLMOSを示す平面図で
あり、(b)はセルの断面構造を示す図である。
【図3】(a)は別の従来例であるLMOSを示す平面
図であり、(b)は(a)におけるC−C’間で切断し
たセルの断面構造を示す図であり、(c)は(a)にお
けるD−D’間で切断したセルの断面構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 ドレイン領域 3 延長ドレイン領域 5 チャネル領域 6 ゲート酸化膜 7 ゲート電極 8 ソース領域 9 ソースコンタクト窓部 10 ソース電極 11 ドレインコンタクト窓部 12 ドレイン電極 13 層間絶縁膜 14 基板コンタクト領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型のシリコン基板上に形成された
    他導電型のソース領域と高濃度ドレイン領域との間に前
    記ドレイン領域を包含する延長ドレイン領域を形成し、
    この延長ドレイン領域と前記ソース領域間のチャネル領
    域上にゲート酸化膜を介してゲート電極を形成するとと
    もに、前記延長ドレイン領域内に前記ドレイン領域を取
    り囲むシリコン基板と同一の導電型領域を形成してこの
    同一導電型領域の一部を前記シリコン基板に電気的に接
    続し、前記ソース領域と高濃度ドレイン領域とをそれぞ
    れのコンタクト窓部でソース電極とドレイン電極とに電
    気的に接続した横型MOS電界効果トランジスタであっ
    て、 前記ソース領域の前記延長ドレイン領域へ向かう方向に
    対して垂直方向に隣接する側に基板バイアス効果を抑制
    するための一導電型の高濃度基板コンタクト領域を前記
    ソース領域と交互に形成するとともに、 前記ソース領域を、前記ゲート電極に隣接した側で広く
    ソースコンタクト窓部側で狭くなるように形成したこと
    を特徴とする横型MOS電界効果トランジスタ。
JP04149623A 1992-06-09 1992-06-09 横型mos電界効果トランジスタ Expired - Fee Related JP3074065B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970013429A (ko) * 1995-08-28 1997-03-29 빈센트 비. 인그라시아 높은 브리크다운 전압을 갖는 탄화실리콘 트랜지스터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR970013429A (ko) * 1995-08-28 1997-03-29 빈센트 비. 인그라시아 높은 브리크다운 전압을 갖는 탄화실리콘 트랜지스터

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