JPH0534353U - トランスミツシヨンの潤滑装置 - Google Patents

トランスミツシヨンの潤滑装置

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JPH0534353U
JPH0534353U JP8271791U JP8271791U JPH0534353U JP H0534353 U JPH0534353 U JP H0534353U JP 8271791 U JP8271791 U JP 8271791U JP 8271791 U JP8271791 U JP 8271791U JP H0534353 U JPH0534353 U JP H0534353U
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JP
Japan
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oil
lubricating oil
transmission
bearing
orifice
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Pending
Application number
JP8271791U
Other languages
English (en)
Inventor
計巳 吉田
Original Assignee
日産デイーゼル工業株式会社
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Publication date
Application filed by 日産デイーゼル工業株式会社 filed Critical 日産デイーゼル工業株式会社
Priority to JP8271791U priority Critical patent/JPH0534353U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はトランスミッションの潤滑装置に関
し、低温から高温域まで各ベアリングに潤滑油を平均的
に供給することを目的とする。 【構成】 トランスミッションの回転軸中心に油路が設
けられ、その油路に直交して各ベアリングに潤滑油を供
給する油孔が設けられたトランスミッションの潤滑装置
において、上記油孔の出口部に低温時開口部先端が広が
り高温時に狭まるオリフィスを取付けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トランスミッションのベアリングに潤滑油を供給するトランスミッ ションの潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トランスミッションおいては、回転軸、その他の回転体が円滑に回転 できるように潤滑油が供給される。
【0003】 従来のトランスミッションの潤滑装置は、図5に示すように回転軸1の中心に 軸心に沿って油路2が設けられ、その油路2に直交して回転ギア3の軸受である 各ベアリング4に潤滑油を供給する油孔5が設けられている(例えば、実開昭6 4−48472号公報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、上記トランスミッションの潤滑装置は、各ベアリング4に潤滑油を 供給する油孔5が単に設けられている。従って、油温の上昇による潤滑油の粘度 低下によって温度上昇時、潤滑油供給側の油孔5に多く流れて潤滑油供給側から 遠い油孔5の供給量が減る虞がある。
【0005】 本考案は上記に鑑みてなされたもので、低温から高温域まで各ベアリングに潤 滑油を平均的に供給できるようにするトランスミッションの潤滑装置を提供する ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、トランスミッションの回転軸中心に油路が設けられ、その油路に直 交して各ベアリングに潤滑油を供給する油孔が設けられたトランスミッションの 潤滑装置において、上記油孔の出口部に低温時開口部先端が広がり高温時狭まる オリフィスが取付られたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
油孔の出口部に低温時開口部先端が広がり高温時狭まる温度により変化するオ リフィスを取付けると、潤滑油の粘性が高い低温時、潤滑油が各オリフィスの広 がった開口した開口部先端で軽く絞られて、各ベアリングへ平均的に潤滑油が供 給される。
【0008】 一方、潤滑油の粘性が低い高温時は、潤滑油が各オリフィスの狭まった開口部 先端で強く絞られて、各ベアリングに平均的に供給される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。 図1及び図2は、本考案に係るトランスミッションの潤滑装置の一実地例であ る。
【0010】 図において、1はトランスミッションの例えば、メーンシャフトからなる回転 軸で、その軸心に沿って油路2が設けられている。3は各回転ギアで、各回転ギ ア3は、軸受であるベアリング4を介して前記回転軸1に回転可能に支持されて いる。前記油路2には、直交して各ベアリング4に潤滑油を供給する油孔5が設 けられている。
【0011】 各油孔5の出口部6には、図3及び図4に示すように低温時開口部先端が広が り高温時狭まる、例えば、バイメタルからなる温度により変化するオリフィス7 が取付られている。その各オリフィス7は、高温時には、図3に示すうに開口先 端部8が小さく開口する。即ち、開口先端部8の開口径aが小さくなる。一方、 低温時には、図4に示すように開口先端部8が大きく開口する。即ち、開口先端 部8の開口径bが大きくなる。
【0012】 尚、オリフィス7は、バイメタルの他に、形状記憶合金が使用される。 本考案トランスミッションの潤滑装置は、このような構成になっており、潤滑 油の粘性が高くなる低温時には、潤滑油が各オリフィス7の大きく開口した開口 部先端8から各ベアリング4に供給される。従って、各オリフィス7の大きく開 口した開口部先端8で軽く絞られるので、潤滑油供給側に近い油孔5も、遠い油 孔5も、ほぼ同じ量の潤滑油が流れて各ベアリングへ平均的に潤滑油が供給され る。
【0013】 一方、潤滑油の粘性が低い高温時は、潤滑油が各オリフィス7の小さく開口し た開口部先端8から各ベアリング4に供給される。従って、各オリフィス7の小 さく狭く開口した開口部先端8で強く絞られるので、潤滑油供給側に近い油孔5 も、遠い油孔5も、ほぼ同じ量の潤滑油が流れて各ベアリング4へ平均的に潤滑 油が供給される。
【0014】 上記実施例は、各油孔5にオリフィス7を設けるが、オリフィス7を油孔5全 部に設けなくてもよい。 その場合には、主として大きい油孔のみに設けるか、又は潤滑油供給の上流側 にだけ設けるようにする。
【0015】 かかる構成にしても、オリフィス7の作用により各ベアリングに潤滑油を平均 的に供給できる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、低温から高温域まで各ベアリングに潤滑油を平 均的に供給できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の一実施例の要部拡大断面図である。
【図3】高温時の本考案のオリフィスの状態を示す要部
拡大断面図である。
【図4】低温時の本考案のオリフィスの状態を示す要部
拡大断面図である。
【図5】従来の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 油路 4 ベアリング 5 油孔 6 出口部 7 オリフィス 8 開口部先端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッションの回転軸中心に油路
    が設けられ、その油路に直交して各ベアリングに潤滑油
    を供給する油孔が設けられたトランスミッションの潤滑
    装置において、上記油孔の出口部に低温時開口部先端が
    広がり高温時狭まるオリフィスが取付られたことを特徴
    とするトランスミッションの潤滑装置。
JP8271791U 1991-10-11 1991-10-11 トランスミツシヨンの潤滑装置 Pending JPH0534353U (ja)

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JP8271791U JPH0534353U (ja) 1991-10-11 1991-10-11 トランスミツシヨンの潤滑装置

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JP8271791U JPH0534353U (ja) 1991-10-11 1991-10-11 トランスミツシヨンの潤滑装置

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Publication Number Publication Date
JPH0534353U true JPH0534353U (ja) 1993-05-07

Family

ID=13782166

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JP8271791U Pending JPH0534353U (ja) 1991-10-11 1991-10-11 トランスミツシヨンの潤滑装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015132297A (ja) * 2014-01-10 2015-07-23 日本精工株式会社 回転部材用支持軸
JP2017089723A (ja) * 2015-11-06 2017-05-25 トヨタ自動車株式会社 回転軸

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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