JPH05342903A - 車輌搭載用灯具とその製造方法 - Google Patents

車輌搭載用灯具とその製造方法

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JPH05342903A
JPH05342903A JP4152179A JP15217992A JPH05342903A JP H05342903 A JPH05342903 A JP H05342903A JP 4152179 A JP4152179 A JP 4152179A JP 15217992 A JP15217992 A JP 15217992A JP H05342903 A JPH05342903 A JP H05342903A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 分子量8万以上の高分子ポリ乳酸樹脂を用い
たレンズまたはハウジングを、プレス成型又は射出成型
によって得、それを一体化させて製造された車輌搭載用
灯具。 【効果】 生分解性プラスチックのみで構成された車輌
搭載用灯具であり、使用後は破砕後、土壌中に埋没投棄
しても経時で崩壊し、全くまたはほとんど無公害な性質
を発揮。一方その灯具は弱アルカリ水で容易に水和・崩
壊させる事も出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車輌搭載用灯具及びその
製造方法に関する。詳しくは生分解性プラスチックから
なる車輌搭載用ヘッドランプおよび車輌搭載用リヤーラ
ンプであり、更に詳しくはレンズ素材及びハウジング部
材を廃棄処分する際に自然環境下で崩壊させる事や水和
分解が可能な自動車搭載用ヘッドランプおよびリヤーラ
ンプとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車輌搭載用灯具はレンズ部素材と
してガラス、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタア
クリレート樹脂、アクリロニトリルースチレン樹脂等が
使用され、一方ハウジング部材としてはポリプロピレ
ン、ポリアクリロニトリルーブタジエンースチレン樹
脂、ノニル樹脂等の通称エンジニアリングプラスチック
や不飽和ポリエステル樹脂コンパウンド等の熱硬化性樹
脂、その他鋼板などの成型物が使用されてきた。従って
従来の車輌搭載用灯具はその構成成分から、廃棄の際は
強引に解体−粉砕−粗分別回収で対処している現状にあ
り、何等かの形で大量のゴミとして投棄せざるを得ない
状況である。近年では、エンジニアリングプラスチック
素材や金属素材は適宜リサイクル回収する事が実施され
つつ有るが、回収物の用途が限定される事、分別に多大
な労力を必要とする事、多種多様な組合せの素材構成で
あり、リサイクル化の手段がまちまちで統一した方法が
採用しにくい事などの問題から新たな素材を用いた廃棄
取扱が簡単に実施できる車輌搭載用灯具の出現が強く望
まれている。そしてその製造方法に関しても同様であ
る。一方、近年では工業製品全般に渡り、省資源化、無
公害化の視点から製品のリサイクル化適性や自然環境化
での短時間崩壊性等が問われている現状にあり、加水分
解性の性質や微生物分解性の性質を発揮するいわゆる生
分解性プラスチックスや光分解性プラスチックス、水和
性樹脂等の開示が成されている。生分解性のあるプラス
チックとしては、例えば、ポリ乳酸が開発されており、
USP1,995,970、USP3,636,956
等でその製造方法に関し開示されている。また生分解性
のあるプラスチックとしては、例えば、ポリヒドロキシ
ブチレートとポリヒドロキシバレレートの不透明なコポ
リマー樹脂が知られている。ポリ乳酸は動物の体内で数
ケ月から1年以内に完全に100%生分解し、また土壌
や海水中に置かれた場合など、湿った環境下では数週間
で分解が開始され、1年から数年以内に人体に無害な乳
酸、炭酸ガス、水となる性質を有している事も知られて
いる。しかし、上記生分解性の樹脂を用いた車輌用搭載
灯具は全く知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した社会
的背景に添い、通常の環境下では長期耐久性を示し、レ
ンズ素材としての透明性や高剛性性と耐衝撃性、耐熱性
に富んだ生分解性またはアルカリ水崩壊性の性質を有す
る灯具を製造する事にある。さらに詳しくは、原料樹脂
自体は透明で、その成型用樹脂は耐熱クリープ温度が1
50℃以上、従来公知のポリスチレン並みの硬度と剛
性、任意の形態加工が出来る等の易成型性、光沢のある
成型表面を発現出来る、適度な耐衝撃性を保有し一定衝
撃荷重下では粉々に破砕する性質を有する衝突安全性を
兼ね具えた灯具であり、かつ廃棄とする場合に容易に分
解する事が可能な無公害性の車輌搭載用灯具の開発とそ
の製造方法を見出す事である。
【0004】
【発明を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決する目的で鋭意研究した結果、ポリ乳酸を特定さ
せた分子量とし、その樹脂をプレス成型や射出成型でそ
れぞれの形態に加工し一体化させる事で達成され、本発
明を達成した。すなわち、本発明は次のとおりである。 (イ)レンズ部材とハウジング部材のいずれか一方また
は両者が、少なくとも重量平均分子量が8万以上のポリ
乳酸または乳酸とヒドロキシカルボン酸からなる乳酸コ
ポリマーのいずれかを含有してなることを特徴とする車
輌搭載用灯具。 (ロ)レンズ部材が、少なくとも重量平均分子量が8万
以上のポリ乳酸又は乳酸とヒドロキシカルボン酸からな
る乳酸コポリマーのいずれかと黄色着色剤又は赤色着色
剤を含有してなることを特徴とする上記(イ)記載の車
輌搭載用灯具。 (ハ)ハウジング部材が、少なくとも重量平均分子量が
8万以上のポリ乳酸または乳酸とヒドロキシカルボン酸
からなる乳酸コポリマーのいずれかと充填剤を含有して
なることを特徴とする上記(イ)記載の車輌搭載用灯
具。 (ニ)ポリ乳酸または乳酸コポリマーが、L型及び/又
はD型の樹脂又はその脂組成物である事を特徴とする上
記(イ)〜(ハ)の何れかに記載の車輌搭載用灯具。 (ホ)ポリ乳酸または乳酸コポリマーの軟化点温度が1
75℃以上である事を特徴とする上記(イ)〜(ニ)の
何れかに記載の車輌搭載用灯具。 (ヘ)充填材が、カーボンブラック、炭酸カルシウム、
タルク、シリカ、アルミナ、ガラス繊維、金属繊維、セ
ラミックス繊維、チタンホワイト、硫酸バリウムから選
ばれた少なくとも1種を1〜65重量%の範囲で使用し
て成ることを特徴とする上記(ハ)記載の車輌搭載用灯
具。 (ト)レンズ部材とハウジング部材のいずれか一方また
は両者を、少なくとも重量平均分子量が8万以上のポリ
乳酸または乳酸とヒドロキシカルボン酸からなる乳酸コ
ポリマーのいずれかを原料として、プレス成型または射
出成型によって成形し、一体化させることを特徴とする
車輌搭載用灯具の製造方法。 (チ)上記(ト)記載のレンズ部材の外側表面を紫外線
硬化型ハードコート剤で被覆処理して成る耐久性を向上
させた車輌搭載用灯具の製造方法。 (リ)上記(ト)記載のレンズ部材とハウジング部材と
を一体熱融着してランプの気密性を出す事を特徴とする
車輌搭載用灯具の製造方法。 (ヌ)上記(リ)記載のレンズ部材とハウジング部材と
を一体融着する方法として、ポリ乳酸や乳酸コポリマー
のいずれかを主成分とするホットメルトシーリング材を
介して接合し、灯具(ランプ)の気密性を出す事を特徴
とする車輌搭載用灯具の製造方法。
【0005】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
車輌搭載用灯具とは具体的には、自転車、オートバイ、
自動車、工作機械車、電車、船などの車輌に搭載するヘ
ッドランプまたはリヤーランプでありその構成材料が発
明の目的から、全て下記のポリ乳酸系ポリマーまたはそ
の組成物である事が特徴的である。前記ポリ乳酸系ポリ
マーとは、L型やD型の乳酸またはその混合物乳酸を出
発原料とし、それらを直接脱水重縮合させて得た物や、
L型及び/又はD型の乳酸の環状2量体から合成された
通常ラクタイドと呼ばれる物を得た後、更に開環重縮合
させて得た物等が挙げられる。また更には、L型及び/
又はD型の乳酸と他のヒドロキシカルボン酸から誘導さ
れたコポリマーやラクタイドとε−カプロラクトンやグ
リコライド等の共重合可能なモノマーとから誘導される
コポリマーであっても良く、その合成手段等には特に制
約は無く、すでに公知の方法で得られるL型及び/又は
D型のそれぞれポリ乳酸や乳酸コポリマーであれば好ま
しく使用出来る。本発明では前記ポリ乳酸系ポリマー
は、重量平均分子量が8万以上で有る事が肝要であり、
好ましくは8〜100万の範囲、より好ましくは8〜5
0万の範囲のポリマーが使用される。平均分子量が8万
以下では機械的剛性性が低すぎて脆く実用に供しない。
一方本発明では前記ポリ乳酸系ポリマーの熱安定性やそ
の他の樹脂特性の向上目的で、以下の(a)〜(f)で
示した改質・変性ポル乳酸系ポリマーとする事であって
も良い。 (a)として例えば、ポリ乳酸をジイソシアナート化合
物と反応させて得た、いわゆるポリ乳酸の片末端ヒドロ
キシル基をウレタン化改質させた高分子ウレタン化ポリ
乳酸とする事。好ましくはポリ乳酸と公知のジイソシア
ナート化合物とをモル比で2:(1〜0.9)の割合で
反応させて得られる高分子ウレタン化ポリ乳酸とする事
が挙げられる。
【0006】ジイソシアナート化合物とは公知の物を使
用して良く、特に制約する物では無いが以下の物が代表
例である。例えば、ナフタレンジイソシアナート、トリ
レンジイソシアナート、キシリレンジイソシアナート、
ジフェニルメタンジイソシアナート、テトラメチルキシ
リレンジイソシアナート等の芳香属ジイソシアナート
や、イソホロンジイソシアナート、テトラメチレンジイ
ソシアナートなどの脂肪属ジイソシアナー等が挙げられ
る。 (b)として例えば、ポリ乳酸をジオール化合物または
ジカルボン酸と反応させて得た、いわゆるポリ乳酸の片
末端カルボキシル基をエステル化改質させた高分子エス
テル化ポリ乳酸とする事。好ましくはポリ乳酸と公知の
ジオール化合物またはジカルボン酸をモル比で2:(1
〜0.9)の割合で脱水縮合反応させて得られる高分子
エステル化ポリ乳酸とする事が挙げられる。ジオール化
合物とは公知の物を使用して良く、特に制約する物では
無いが以下の物が代表例である。例えば、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール等で代表されるグリコール類、
ビスフェノールAやビスフェノールFまたはそのエチレ
ンおよびまたはプロピレン付加物等が挙げられる。
【0007】また前記ジカルボン酸とは公知の物を使用
して良く、特に制約する物では無いが以下の物が代表例
である。例えば、コハク酸、マレイン酸、プロピオン酸
などで代表される脂肪属ジカルボン酸、フタル酸、フマ
ル酸で代表芳香属ジカルボン類等が挙げられる。 (c)として例えば、ポリ乳酸をジグリシジル化合物と
反応させて得た、いわゆるポリ乳酸の片末端カルボキシ
ル基をグリシジル基と反応改質させた高分子エポキシ変
性ポリ乳酸とする事。好ましくはポリ乳酸と公知のジグ
リシジル化合物をモル比で2:(1〜0.9)の割合で
脱水縮合反応させて得られる高分子エポキシ変性ポリ乳
酸とする事が挙げられる。ジグリシジル化合物とは公知
の物を使用して良く、特に制約する物では無いが以下の
物が代表例である。例えばビスフェノールAやビスフェ
ノールF型ジグリシジルエーテル系エポキシ樹脂、ナフ
タレンジグリシジルエーテルで代表される芳香属ジグリ
シジル化合物や、ネオペンチルジグリシジルエーテル、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエチレン
グリコールジグリシジルエーテル、トリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグ
リシジルエーテル、ジプロピレングリコールジグリシジ
ルエーテル、トリプロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル
で代表されるグリコール類のジグリシジル化合物やその
他脂環属ジグリシジル化合物が挙げられる。 (d)ポリ乳酸と乳酸アルキルエステル(以下乳酸アル
キルエステルを本発明では単にアルキル乳酸と呼ぶ。)
の同モル量に対し前記ジイソシアナート化合物を反応さ
せて得た、いわゆるポリ乳酸及びアルキル乳酸の片末端
カルボキシル基をイソシアナート基と反応改質させ、前
記ジイソシアナート化合物を介して末端分子にポリ乳酸
とアルキル乳酸がそれぞれ結合された高分子変性ポリ乳
酸、又は前記ジイソシアナート化合物を介して末端分子
にポリ乳酸のアルキル乳酸付加物がそれぞれ結合された
高分子変性ポリ乳酸とする事。好ましくはポリ乳酸とア
ルキル乳酸の同モル量に対し、公知の前記ジイソシアナ
ート化合物を、モル比で(1:1):(1〜0.9)の
割合で縮合反応させて得られる前記高分子エポキシ変性
ポリ乳酸とする事が挙げられる。
【0008】前記アルキル乳酸としては、特に制約は無
いが、炭素数30以下、好ましくは炭素数18以下、好
ましくは炭素数5以下のアルキル乳酸が良く、例えば乳
酸メチル(別名2−ヒドロキシプロパン酸メチル)、乳
酸エチル(別名2−ヒドロキシプロパン酸エチル)、乳
酸プロピル(別名2−ヒドロキシプロパン酸プロピ
ル)、乳酸ブチル(別名2−ヒドロキシプロパン酸ブチ
ル)等の物が容易に入手可能な事から好ましい例であ
る。前記ジイソシアナート化合物を介して末端分子にポ
リ乳酸とアルキル乳酸がそれぞれ結合された高分子変性
ポリ乳酸を得る方法としては、特に制約する物では無い
が、例えばポリ乳酸またはアルキル乳酸に対し等モル量
の例えばトリレンジイソシアナートで代表されるイソシ
アナート基の活性反応速度がそれぞれ異なった性質を示
すジイソシアナート化合物をゆっくり作用させてのち、
いま一方の等モルのポリ乳酸またはアルキル乳酸を作用
させて得る方法などが代表的な例である。前記ジイソシ
アナート化合物を介して末端分子にポリ乳酸のアルキル
乳酸付加物がそれぞれ結合された高分子変性ポリ乳酸を
得る方法としては、特に制約する物では無いが、例えば
ポリ乳酸とアルキル乳酸を等モル量、完全にエステル化
反応後、その反応生成物に対し更に等モル量の前記ジイ
ソシアナート化合物をゆっくり作用させて得る方法など
が代表的な例である。 (e)分子末端に加水分解性シリル基を導入した改質ポ
リ乳酸があげられ、公知の方法で得たポリ乳酸の活性ヒ
ドロキシル基及びまたは活性カルボキシル基に対し反応
しうる例えばトリメトキシエポキシシラン、ジメトキシ
メチルエポキシシラン、トリメトキシイソシアナートシ
ラン、ジメトキシメチルイソシアナートシランで代表さ
れるジまたはトリメトキシシランモノマーや、トリエト
キエポキシシシラン、ジエトキメチルエポキシシシラ
ン、トリエトキシイソシアナートシランで代表されるジ
またはトリエトキシシラン誘導体等のアルコキシシラン
モノマー類を作用させて得た高分子シリル変性改質ポリ
乳酸が代表例である。 (f)分子末端をアルキルエステル化封鎖した高分子改
質ポリ乳酸があげられ、ポリ乳酸のアルキルエステル化
剤としては、ポリ乳酸の片末端活性ヒドロキシル基及び
または活性カルボキシル基に対し反応しうるすでに公知
のアルキルエステル化剤を使用して良く、特に制約は無
いが以下の様な物が代表的な例として挙げられる。例え
ば、ポリ乳酸の片末端活性カルボキシル基に作用するア
ルキルエステル化剤として、特に制約は無いが、炭素数
30以下、好ましくは炭素数18以下、好ましくは炭素
数5以下の脂肪属または芳香属アルコール類がある。一
方、ポリ乳酸の片末端活性ヒドロキシル基に作用するア
ルキルエステル化剤として、特に制約は無いが、炭素数
30以下、好ましくは炭素数18以下、好ましくは炭素
数5以下の脂肪属または芳香属酸やその他前記アルキル
乳酸が挙げられる。より詳しくは、前記した(a)〜
(f)の各種改質・変性ポリ乳酸(以下単に改質ポリ乳
酸樹脂と総称する)を使用する事で、本発明のポリ乳酸
系ポリマーの耐久年数を任意に調整出来る事、適度な速
度のアルカリ水崩壊性、微生物分解性の速度等の性質を
任意に調整または達成可能とする事等が出来、従って、
目的に応じて前記改質ポリ乳酸系ポリマーを選定使用す
る事が本発明を達成する上で肝要である。特に(a)樹
脂や(f)樹脂系が好ましい。
【0009】本発明では前記したようにポリ乳酸系ポリ
マーとは乳酸と他のヒドロキシカルボン酸とのコポリマ
ーをも包含する物であり、以下の記載では前記改質ポリ
乳酸樹脂をも含めて一括して単にポリ乳酸樹脂と呼ぶ。
乳酸と反応する他のヒドロキシカルボン酸とは、すでに
公知の物であれば好ましく使用出来、特に制約は無いが
以下の様な物が代表的な例として挙げられる。例えば、
グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪
酸、4−ヒドロキシ吉草酸、5−ヒドロキシル吉草酸、
6−ヒドロキシカプロン酸が好ましく使用出来、特にグ
リコール酸が好ましい例である。特に乳酸と他のヒドロ
キシカルボン酸とのコポリマーをポリ乳酸樹脂として使
用した本発明の灯具用組成物では、耐衝撃性の性質を向
上できる事から大いに好ましい例である。本発明のポリ
乳酸樹脂はヒドロキシル価または酸価が多くとも1以
下、好ましくは0.1以下とする事が最も特に好まし
く、理由は樹脂自体の熱安定性と透明色相安定性を著し
く向上出来る事からである。本発明のポリ乳酸樹脂は本
発明のヘッドランプやリヤーランプのレンズ部材として
使用する場合、その光透過性を充分発揮させる為に、ポ
リ乳酸樹脂の結晶質の程度に応じて結晶サイズを出来る
だけ小さく調整する工夫(透明度調整)をする事が肝要
である。透明性を発揮する為に成型加工時に急冷却や延
伸配向または結晶核剤の併用などの各手段を使用するこ
とが大いに好ましい。また本発明のポリ乳酸系ポリマー
中には公知の粘着付与剤樹脂や軟化剤、乳酸オリゴマー
と称される低分子ポリ乳酸やラクタイド、充填剤、着色
剤、高分子安定剤、紫外線安定剤、内部離型剤などを発
明の目的を疎外しない範囲で併用使用する事も本発明に
包含される。一般的には前記乳酸オリゴマーと称される
低分子ポリ乳酸やラクタイドや粘着付与剤などは樹脂中
多くとも10%以内、充填剤は1〜65%の範囲で、そ
の他の成分では極く極く少量にとどめた方が良い。前記
粘着付与剤(以下の記載では低分子量ポリ乳酸やラクタ
イドと区別する意味で粘着付与剤を単にタッキファイヤ
ーと呼ぶ)としては、その種類や分子量やポリ乳酸樹脂
との相溶性(ポリマーブレンド安定性)等には特に制約
は無く、公知のタッキファイヤーであって良い。好まし
くはポリ乳酸樹脂と一部相溶または完全に相溶する事が
好ましく、熱可塑性樹脂成分を熱時低粘度化する作用効
果を発揮するタッキファイヤーであれば好ましく使用す
る事ができる。
【0010】タッキファイヤーとしては公知の例えば、
ロジンまたはその誘導体、テルペン樹脂とその誘導体、
炭素数5〜9の石油分解留分から誘導された石油樹脂、
ジシクロペンタジエン樹脂、クマロンーインデン樹脂、
ケトン樹脂、キシレン樹脂、アクリルオノゴマー樹脂、
ポリエステルオリゴマー樹脂等があり、その他としてポ
リ乳酸以外の公知の生分解性オリゴマーも挙げられ、一
般的には常温で固体又は半固体または液状の数平均分子
量が高くとも数千以下、好ましくは5,000以下の無
色透明な低分子量タッキファイヤーが挙げられる。前記
ポリ乳酸以外の公知の生分解性樹脂オリゴマーとは例え
ば3−ヒドロキシブチリックアシッドや3−ヒドロキシ
バレリックアシッド等のオリゴマーやその共重合オリゴ
マー、更にはε−カプロラクトンの開環オリゴマー樹脂
等が挙げられる。タッキファイヤーとして特に好ましく
は、透明ロジンやそのエステル化物及びまたは水添テル
ペンーフェノール樹脂が挙げられる。また前記軟化剤と
は以下の物が代表的な例として挙げられる。例えば、ジ
オクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジイソデシ
ルフタレートで代表されるジアルキルフタレート系可塑
剤、ジオクチルアジペートで代表されるジアルキルアジ
ペート系可塑剤、グリセリントリアセテート、ネオペン
チルジアセテートで代表されるジまたはトリアセテート
系可塑剤が挙げられる。またクエン酸やアジピン酸など
の有機酸から誘導されるsp値(ソルビィリティーパラ
メーター値)が8〜9.5の範囲のポリエステル系可塑
剤や、植物油のエステル系可塑剤なども良い例である。
特に好ましくは、ポリ乳酸樹脂と極めて良好な相溶性の
性質を示す物として、グリセリントリアセテート系可塑
剤、植物油のエステル系可塑剤があげられる。
【0011】また本発明では灯具の使用実体や各構成材
に鑑みて、レンズ部材にはテールランプ等に代表される
標識灯レンズとして肝要な赤または黄色等の色剤を含む
色調安定性に富む樹脂組成物が好ましい態様として挙げ
られる。従って有機染料または顔料を添加併用したポリ
乳酸樹脂組成物も大いに本発明の好ましい例である。好
ましい有機染料または顔料としては、公知のもので有っ
て良い。例としては黄色の色剤として、PSイエローG
G、PSイエローSK、カヤロンポリエステルイエロー
5G−S、オイルイエローS−7、アイゼンスピロンイ
エローGRH、スミプラストイエローFG等が、赤色の
色剤としては、PSレッドG、MSレッドVP、ダイア
セリトンファストレッドR、スミプラストレッドFB、
カヤロンポリエステルプラストピンクRCL−E、アゼ
インスピロンレッド等を挙げる事ができる。また本発明
では灯具の使用実体や各構成材に鑑みて、ハウジング部
材ではその内部に設置される電球から発せられる光が外
部に洩れる態様では好ましく無い事から、以下に記載の
充填材を1〜65%以内、好ましくは1〜50%の範囲
で、特に好ましくは10〜35%の範囲で併用使用した
樹脂組成物が好ましい態様として挙げられる。従って以
下の充填剤を適宜併用したポリ乳酸樹脂組成物も大いに
本発明の好ましい態様である。前記充填剤としては、例
えばカーボンブラック、炭酸カルシウム、タルク、シリ
カ、アルミナ、ガラス繊維、金属繊維、セラミックス繊
維、チタンホワイト、硫酸バリウムから選ばれた少なく
とも1種を選定使用して良い。次に本発明の前記ポリ乳
酸樹脂を用いてレンズ素材またはハウジング素材を得る
方法としては、ポリ乳酸樹脂フィルムないしポリ乳酸樹
脂ペレットを、たとえば成形型に必要量乗せて加圧また
は真空加熱プレス成型する方法や射出成型法などの方法
で成形する事が良い。
【0012】ここで前記ポリ乳酸樹脂は成型に供する際
の形態としては特に制約はなく、一般的にはペレット、
粉体、フィルム、スティックなどの形態であれば良い。
成形条件等には特に制約は無いが、一般的には成形樹脂
溶融温度(押出しまたはプレス温度を含む)として19
0〜250℃、金型温度50〜190℃、押出し吐出圧
力として3〜20Kg/cm2 が望ましい。一般に、ラ
ンプ自体の気密性は車輌搭載用灯具として欠かせない性
質と言われ、従って本発明の車輌搭載用ヘッドランプ及
びリヤーランプの製造方法では前記ポリ乳酸樹脂を成型
加工して得たレンズ素材とハウジング部材を、如何に生
産性が高く、かつ完全な気密性を発揮する一体接合が出
来るかが重要となる。従って以下の本発明の一体化製造
加工方法が極めて重要な意義を有しており、以下で述べ
る。まず本発明のレンズ部材とハウジング部材とを一体
熱融着してランプの気密性を出す事で灯具を製造する製
造方法について述べる。一体熱溶融接合の加工方法は公
知の方法を採用して良く、例えば超音波加熱、熱風加
熱、熱プレスなどの加熱圧締加工方法が好ましく採用で
きる。制約するもので無いが、溶融締結・接着温度は樹
脂接着面温度で190〜250℃になるように加熱し、
数秒から数分圧締冷却する事で達成できる。より低い温
度で接合する加熱圧締加工方法では、接合面に前記した
比較的低分子ポリ乳酸樹脂溶液を塗り、乾燥加熱圧締接
着する等の加工方法も好ましく採用出来る。次に本発明
のレンズ部材とハウジング部材とを一体化する方法とし
て、ポリ乳酸や乳酸コポリマーのいずれかを主成分とす
るホットメルトシーリング材を介して接合し、灯具を製
造する方法について述べる。前記方法は本発明のポリ乳
酸樹脂成型物であるレンズ部材とハウジング部材とを予
め加熱することなく、一体化させる方法であり、ポリ乳
酸や乳酸コポリマーのいずれかを主成分とするホットメ
ルトシーリング材を別個に用意し、該ホットメルトシー
リング材をいずれか一方のランプ部材のシール溝に溶融
塗布し、該ホットメルトシーリング材が固化しない時間
内にいま一方の部材を圧締接着する方法である。ホット
メルトシーリング材としては前記したようにポリ乳酸や
乳酸コポリマーのいずれかを主成分とする物が好まし
く、特に分子量が少なくとも2万以上の高分子ポリ乳酸
樹脂と分子量が5,000以下の低分子乳酸オリゴマー
やラクタイドなどの2種類の乳酸系樹脂を主成分とする
180〜230℃溶融粘度が 2〜15万センチポイズ
の範囲の物が好ましく使用できる。接着シーリング材が
前記構成であればその灯具製品はレンズまたはハウジン
グ部材と同様にアルカリ水崩壊性または生分解性を示す
事から本発明の目的は何等疎外されず好ましい製造方法
である。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を記載するが特に本発
明を制約するものでは無い。例中記載の%及び部とはそ
れぞれ重量%、重量部を表す。また表中記載の自重耐熱
クリープ開始温度および耐衝撃強さの各項に記載の各記
号はそれぞれ以下の特性を表す。 ◎:耐熱クリープ温度が170℃以上。耐衝撃性が5K
g・cm/cm以上。 ○:耐熱クリープ温度が150〜170℃または耐衝撃
性が3〜5Kg・cm/cmの範囲。 △:耐熱クリープ温度が100〜150℃または耐衝撃
性が1.5〜3Kg・cm/cmの範囲。 ×:耐熱クリープ温度が100℃以下または耐衝撃性が
1.5Kg・cm/cm以下。 また例中記載の光透過率%とはJIS−K−6714に
より、土壌埋没試験は常温、30%水分の土壌を使用し
た結果である。 製造例1 L−乳酸とD−乳酸の同量に対し触媒として錫粉末の
0.3%とラウリルアルコールの0.035%を仕込、
クロロベンゼン溶剤下、窒素気流中、150℃、35時
間、脱水縮重合を行ない、最終的に脱溶剤と脱触媒・濾
過し、ペレット化して重量平均分子量8.4万のLD型
高分子ポリ乳酸樹脂−Aを得た。 製造例2 L−ラクタイド15モル(2160部)に対しオクタン
酸第一スズの0.1部と乳酸ブチルの0.02部を仕
込、窒素気流中、高温で開環重合を行なって重量平均分
子量13万のL型高分子ポリ乳酸樹脂−Bを得た。
【0014】製造例3〜5 製造例2のL−ラクタイド1.5モル(216部)の替
りに、L−ラクタイド108部と下記ヒドロキシカルボ
ン酸の108部とした以外は製造例2と同様に開環・脱
水縮重合を行ってL−ラクタイドとヒドロキシカルボン
酸のコポリマ−であるL型高分子ポリ乳酸樹脂−C,
D,Eを得た。ヒドロキシカルボン酸がD−ラクタイド
の場合を製造3、生成物は重量平均分子量が13万のL
型高分子ポリ乳酸樹脂−C,ヒドロキシカルボン酸がグ
リコライドの場合を製造例4、生成物は重量平均分子量
が13万のL型高分子ポリ乳酸樹脂−D,ヒドロキシカ
ルボン酸がε−カプロラクタムの場合を製造5、生成物
は重量平均分子量が13万のL型高分子ポリ乳酸樹脂−
Eとした。 製造例6〜7 LD−混合(1:1)乳酸に対し触媒として錫粉末の
0.3%を仕込み、水と共沸性の不活性溶剤存在下、窒
素気流中、内温145℃の温度で減圧脱水縮重合を30
時間行ない、濾過して重量平均分子量7万のLD型ポリ
乳酸を得た。製造例6では、そのポリ乳酸にポリ乳酸の
0.5モル当量に相当する2,4−トリレンジイソシア
ナートを作用させて、グリセリントリアセテートを3%
を含む分子量が約14万のウレタン化変性ポリ乳酸樹脂
−Fを得た。製造例7では、そのポリ乳酸溶液にポリ乳
酸の0.5モル当量に相当するエチレングリコールジグ
リシジルエーテルを高温で20時間作用させて、グリセ
リントリアセテートを3%を含む、分子量が約14万の
熱可塑性高分子のエポキシ変性ポリ乳酸樹脂−Gを得
た。
【0015】実施例1 製造例6で得たポリ乳酸樹脂−Fペレットを用いた溶融
吐出温度230℃、射出圧力10Kg/cm2 、厚み3
mm,半径70mm外周部のエッジ高さ30mmの円形
でそのエッジ部立上がり先端形状が幅5mmのL型接着
面を保有する車輌搭載用レンズ部材となる様に金型中に
吐出充填完了と同時に急冷して脱型加工した結果、透明
性は透過度90%以上と優れ、レンズ表面は光沢を持っ
た灯具用レンズ成型部材(a)が得られた。一方、製造
例2で得たポリ乳酸樹脂−Bを、予めカーボンブラック
の1%、250メッシュパスの粒度炭酸カルシウムの2
0%をブレンド改質した黒色ペレット(B−2)を用い
た溶融吐出温度230℃、射出圧力10Kg/cm2
厚み3mm,レンズ接合開口部の半径が70mmでそれ
を中心に幅5mmのL型接着面を保有し,それと連続し
た半球円状の中心低部深さが85mmの半円形形状、低
部中心に直径20mm円の電球バルブを装着可能な開口
部を保有する車輌搭載用ハウジング部材となる様に、金
型中に吐出充填完了と同時に急冷して脱型加工した結
果、遮光性の高いハウジング部材(b)が得られた。前
記レンズ部材(a)とハウジング部材(b)を超音波加
熱装置を用いて、接着L字面を200℃に20秒間加熱
すると同時に圧力5Kg/cm2 の圧締圧力で融着接合
させた。得られた灯具を灯具1とする。得られた灯具1
は、130℃雰囲気に5時間、常温に1時間、−30℃
の雰囲気に5時間のサーモサイクル試験の結果、および
14.5V用レンズ表面輝度300ルックスの点灯バル
ブを装着した10時間連続点灯試験での結果からは何等
異常はなく、成型物の変形、クラック発生は無であっ
た。また灯具1の1m高さから5回床に落下させた衝撃
試験で灯具1の破損は全く観察されなかった。また、点
灯試験終了後の灯具1を0.5Nアルカリ苛性ソーダ水
中に50℃/1時間浸漬した所、灯具は完全に形態が崩
壊し、少なくとも1.5時間後には完全に水和し、その
処理中和水は大部分人畜無害な乳酸塩や一部乳酸オリゴ
マー塩の状態で水和していた。また実施例1で使用し
た、ポリ乳酸樹脂−Fとポリ乳酸樹脂−Bのそれぞれの
100ミクロンフィルム片を土壌中に埋没して2ケ月放
置後取り出して重量変化を測定した所、それぞれ約17
%、15%でボロボロの状態であり、極めて脆い状態ま
で生分解・崩壊していた。また灯具1の一括5mm以下
の粉砕片の土壌埋没試験2ケ月後の観察でも破砕片はか
なり風化が観察された。また、ポリ乳酸樹脂−Fとポリ
乳酸樹脂組成物−(B−2)のそれぞれの機械的物性は
表−1記載の結果であった。
【0016】
【0017】実施例2 製造例1で得たポリ乳酸樹脂−Bに、PSレッドGを
0.2%添加し均一に着色した赤色透明樹脂ペレット
を、実施例1記載と同様なレンズ成型加工方法で赤色透
明な透過度89%以上の灯具用レンズ成型部材(c)を
得た。一方、製造例3で得たポリ乳酸樹脂−Cを、予め
カーボンブラックの1%、250メッシュパスの粒度炭
酸カルシウムの18%、ガラス2〜3mm長短繊維2%
を均一にブレンド改質した黒色ペレット(C−2)を用
いた実施例1記載と同様なレンズ成型加工方法で加工し
た結果、遮光性の高いハウジング部材(d)が得られ
た。前記レンズ部材(c)とハウジング部材(d)を超
音波加熱装置を用いて、接着L字面を230℃に15秒
間加熱すると同時に圧力3Kg/cm2 の圧締圧力で融
着接合させた。得られた灯具を灯具2とした。得られた
灯具2は、130℃雰囲気に5時間、常温に1時間、−
30℃の雰囲気に5時間のサーモサイクル試験の結果、
および14.5V用レンズ表面輝度300ルックスの点
灯バルブを装着した10時間連続点灯試験での結果から
は何等異常はなく、成型物の変形、クラック発生は無で
あった。また、点灯試験終了後の灯具2を0.5Nアル
カリ苛性ソーダ水中に50℃/1時間浸漬した所、灯具
は完全に形態が崩壊し、少なくとも1.5時間後には完
全に水和し、その処理中和水は大部分人畜無害な乳酸塩
や一部乳酸オリゴマー塩の状態で水和していた。また実
施例1で使用した、ポリ乳酸樹脂−Aとポリ乳酸樹脂−
Cのそれぞれの100ミクロンフィルム片を土壌中に埋
没して2ケ月放置後取り出して重量変化を測定した所、
それぞれ約17%、15%でボロボロの状態であり、極
めて脆い状態まで生分解・崩壊していた。また前記灯具
2の一括5mm以下の粉砕片の土壌埋没試験2ケ月後の
観察でも破砕片はかなり風化が観察された。また、ポリ
乳酸樹脂−Aとポリ乳酸樹脂組成物−(C−2)のそれ
ぞれの機械的物性は表−2記載の結果であった。
【0018】
【0019】実施例3 製造例7で得たポリ乳酸樹脂−Gペレットを用いた溶融
吐出温度240℃、射出圧力13Kg/cm2 、厚み3
mm,半径70mm外周部のエッジ高さ30mmの円形
でそのエッジ部立上がり先端形状が幅5mm、深さ7m
mの+字型接着面を保有する車輌搭載用レンズ部材とな
る様に金型中に吐出充填完了と同時に急冷して脱型加工
した結果、透明性は透過度92%以上と優れ、レンズ表
面は光沢を持った灯具用レンズ成型部材(e)が得られ
た。一方、製造例4,5で得たポリ乳酸樹脂−D,Eの
1:1混合樹脂に対し予めカーボンブラックの0.2
%、チタンホワイトR−930の10%、炭酸カルシウ
ムの10%、をブレンド改質した灰色ペレット(DE−
2)を用いた溶融吐出温度250℃、射出圧力8Kg/
cm2、厚み3mm,レンズ接合開口部の半径が70m
mでそれを中心に幅5mm、溝深さ7mmのコの字型シ
ール溝接着面を保有し、それと連続した半球円状の中心
低部深さが85mmの半円形形状、低部中心に直径20
mm円の電球バルブを装着可能な開口部を保有する車輌
搭載用ハウジング部材となる様に、金型中に吐出充填完
了と同時に急冷して脱型加工した結果、遮光性の高いハ
ウジング部材(f)が得られた。前記レンズ部材(e)
とハウジング部材(f)を以下に記載のホットメルトシ
ーリング材をハウジング部材(f)のシール溝に195
℃で溶融塗布してのち、塗布終了後10秒以内でレンズ
部材(e)をシール溝に圧挿入して20秒間、圧力2K
g/cm2 の圧締圧力で接合させた。得られた灯具を灯
具3とする。また灯具3の1m高さから5回床に落下さ
せた衝撃試験で灯具3の破損は全く観察されなかった。
得られた灯具3は、100℃雰囲気に5時間、常温に1
時間、−30℃の雰囲気に5時間のサーモサイクル試験
の結果、および14.5V 用レンズ表面輝度300ル
ックスの点灯バルブを装着した10時間間欠連続点灯試
験での結果からは何等異常はなく、成型物の変形、クラ
ック発生は無であった。また、点灯試験終了後の灯具3
を0.5Nアルカリ苛性ソーダ水中に50℃/1時間浸
漬した所、灯具は完全に形態が崩壊し、少なくとも1.
5時間後には完全に水和し、その処理中和水は大部分人
畜無害な乳酸塩や一部乳酸オリゴマー塩の状態で水和し
ていた。また実施例1で使用した、ポリ乳酸樹脂−Dと
ポリ乳酸樹脂組成物−(DE−2)のそれぞれの100
ミクロンフィルム片を土壌中に埋没して2ケ月放置後取
り出して重量変化を測定した所、それぞれ約14%、1
1%でボロボロの状態であり、極めて脆い状態まで生分
解・崩壊していた。また灯具3の一括5mm以下の粉砕
片の土壌埋没試験2ケ月後の観察でも破砕片はかなり風
化が観察された。ホットメルトシーリング材として製造
例7で得たポリ乳酸樹脂Gの35部、別個に合成された
重量平均分子量2200のDL混合乳酸オリゴマーの4
0部、アジピン酸系ポリエステル可塑剤「商品名W−3
60EL」の20部、カルナバ天然ワックス5部からな
る組成物。
【0020】実施例4 実施例2で得た灯具素材であるレンズ部材(c)の外側
表面に対し、アクリレート系紫外線硬化型ハードコート
用樹脂として「三井東圧化学製品:RA1328」をス
ピナー塗布で3〜5ミクロン塗布し、60W紫外線照射
ランプ3本で照射硬化させたハードコート被膜硬度6〜
8H(鉛筆硬度)されたレンズ部材(g)を得た。レン
ズ性能は光透過率で89%以上と良好であった。レンズ
部材(g)と実施例2で得たハウジング部材(d)を実
施例2記載の一体化加工方法と同様にして灯具4を得
た。得られた灯具4を130℃雰囲気に5時間、常温に
1時間、−30℃の雰囲気に5時間のサーモサイクル試
験の結果および14.5V用レンズ表面輝度300ルッ
クスの点灯バルブを装着した10時間連続点灯試験での
結果からは何等異常はなく、成型物の変形、クラック発
生は無であった。また、点灯試験終了後の灯具2を1N
アルカリ苛性カリ水中に60℃/1時間浸漬した所、灯
具4はハードコート被膜を含め全く樹脂が認められない
程度に崩壊した。
【0021】比較例1 レンズ材料として代表的なポリメチルメタアクリレート
樹脂「三菱ガス化学製品」0.2mm厚みのフィルム片
を、その物を土壌中に2ケ月間埋没させたが全く変化は
観察されなかった。また50℃、0.5N苛性ソーダア
ルカリ水に1時間浸漬した試験では水和は観察されなか
った。 比較例2 ハウジング部材として代表的なポリプロピレン樹脂「三
井東圧化学製品JHHグレード」の0.2mm厚みのフ
ィルム片を、土壌中に2ケ月間埋没させたが全く変化は
観察されなかった。また50℃、0.5N苛性ソーダア
ルカリ水に1時間浸漬した試験では水和は観察されなか
った。 比較例3 ポリヒドロキシブチレートとポリヒドロキシバレレート
のコポリマー樹脂である商品名「バイオポールBX−P
05」を用いて厚み3mmの実施例1記載の射出成型条
件で得た平板成型物は光透過率が70%以下と低く、白
濁半透明の板であった。また表面硬度は容易に爪で傷が
付く程度と低く、問題であった。樹脂単独の常温引張り
弾性率は3,000Kg/cm2 程度と低く熱剛性性が
低く灯具用樹脂素材としては不向きであった。生分解性
は0.2mm厚みのフィルムの土壌埋没で20%程度重
量減少が観察され生分解性に優れる樹脂であった。
【0022】
【発明の効果】本発明の実施例1〜4からは明らかに重
量平均分子量が少なくとも8万以上のポリ乳酸樹脂を使
用した核灯具用成型部材および本発明接の一体接合方法
で得た灯具では、優れた耐久性とランプレンズ特性を発
揮し、合せてその灯具は不用となった段階で容易に水和
させる事が出来る事または微生物分解可能な事が明らか
となった。従って本発明のレンズ部材とハウジング部材
のいずれか一方または両者が、少なくとも重量平均分子
量が8万以上のポリ乳酸または乳酸とヒドロキシカルボ
ン酸からなる乳酸コポリマーのいずれかからなり、プレ
ス成型、射出成型によって各成形し、一体化させて製造
された車輌搭載用ヘッドランプ及びリヤーランプは極め
て無公害かつ廃棄処理が容易な灯具製品となると推定さ
れた。また、実施例1〜4で明からの様に、本発明の各
灯具用部材を熱融着またはポリ乳酸系主成分型ホットメ
ルトシーリング材を用いた行なったシール一体化接合加
工灯具製造方法は工程が簡単で極めて短時間に灯具が生
産でき、実用性の高い事も判明した。これに対して、従
来公知の灯具製造用プラスチックでは、比較例1〜2か
ら明らかな様に、全くアルカリ水崩壊性や微生物分解性
の性質を発揮する事が不可であった。また比較例3では
代表的な生分解性プラスチックである商品名バイオポー
ル樹脂の性質を示したが、透明性や剛性が著しく低く実
用性が欠ける事が判明した。特にアクリルレンズや例と
しては示さなかったがガラスレンズ部材やポリプロピレ
ン製ハウジング部材ではそのまま自然界に投棄すると長
期間分解する事なく存在し、公害の問題を発生する事も
比較例から明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 7/04 KKF 7242−4J C08L 67/02 KJQ 8933−4J F21M 3/02 A 9249−3K // B29L 31:30 4F

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ部材とハウジング部材のいずれか
    一方または両者が、少なくとも重量平均分子量が8万以
    上のポリ乳酸または乳酸とヒドロキシカルボン酸からな
    る乳酸コポリマーのいずれかを含有してなることを特徴
    とする車輌搭載用灯具。
  2. 【請求項2】 レンズ部材が、少なくとも重量平均分子
    量が8万以上のポリ乳酸または乳酸とヒドロキシカルボ
    ン酸からなる乳酸コポリマーのいずれかと黄色着色剤ま
    たは赤色着色剤を含有してなることを特徴とする請求項
    1記載の車輌搭載用灯具。
  3. 【請求項3】 ハウジング部材が、少なくとも重量平均
    分子量が8万以上のポリ乳酸または乳酸とヒドロキシカ
    ルボン酸からなる乳酸コポリマーのいずれかと充填剤を
    含有してなることを特徴とする請求項1記載の車輌搭載
    用灯具。
  4. 【請求項4】 ポリ乳酸または乳酸コポリマーが、L型
    及び/又はD型の樹脂又はその組成物である事を特徴と
    する請求項1〜3の何れかに記載の車輌搭載用灯具。
  5. 【請求項5】 ポリ乳酸または乳酸コポリマーの軟化点
    温度が175℃以上である事を特徴とする請求項1〜4
    の何れかに記載の車輌搭載用灯具。
  6. 【請求項6】 充填材が、カーボンブラック、炭酸カル
    シウム、タルク、シリカ、アルミナ、ガラス繊維、金属
    繊維、セラミックス繊維、チタンホワイト、硫酸バリウ
    ムから選ばれた少なくとも1種を1〜65重量%の範囲
    で使用して成ることを特徴とする請求項3記載の車輌搭
    載用灯具。
  7. 【請求項7】 レンズ部材とハウジング部材のいずれか
    一方または両者を、少なくとも重量平均分子量が8万以
    上のポリ乳酸または乳酸とヒドロキシカルボン酸からな
    る乳酸コポリマーのいずれかを原料として、プレス成型
    または射出成型によって成形し、一体化させることを特
    徴とする車輌搭載用灯具の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のレンズ部材の外側表面を
    紫外線硬化型ハードコート剤で被覆処理して成る耐久性
    を向上させた車輌搭載用灯具の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のレンズ部材とハウジング
    部材とを一体熱融着してランプの気密性を出す事を特徴
    とする車輌搭載用灯具の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のレンズ部材とハウジン
    グ部材とを一体融着する方法として、ポリ乳酸や乳酸コ
    ポリマーのいずれかを主成分とするホットメルトシーリ
    ング材を介して接合し、灯具(ランプ)の気密性を出す
    事を特徴とする車輌搭載用灯具の製造方法。
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