JPH05342626A - 有機光記録テープ - Google Patents
有機光記録テープInfo
- Publication number
- JPH05342626A JPH05342626A JP4349599A JP34959992A JPH05342626A JP H05342626 A JPH05342626 A JP H05342626A JP 4349599 A JP4349599 A JP 4349599A JP 34959992 A JP34959992 A JP 34959992A JP H05342626 A JPH05342626 A JP H05342626A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- erasing
- layer
- tape
- laser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/24003—Shapes of record carriers other than disc shape
- G11B7/24009—Tapes, long films or long sheets
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/002—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier
- G11B7/003—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier with webs, filaments or wires, e.g. belts, spooled tapes or films of quasi-infinite extent
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/241—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
- G11B7/242—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers
- G11B7/244—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only
- G11B7/246—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only containing dyes
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10S428/913—Material designed to be responsive to temperature, light, moisture
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/21—Circular sheet or circular blank
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/24—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
- Y10T428/24802—Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/31—Surface property or characteristic of web, sheet or block
Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディスクの記録容量の限界をテープで克服す
べく、テープに記録と消去の機能を同時に持たせること
ができる複合機能を付与し、記録、消去、再生を単一の
レーザーを使用し、その出力を変換することにより可能
にした有機光記録テープを提供する。 【構成】 バックコーティング層4、ベースフィルム5
および記録と消去との機能を同時に遂行することができ
る単一複合機能層6にて積層構成され、複合機能層6
は、熱可塑性エラストマと粘弾性を有する透明熱可塑性
高分子樹脂との混合物、またはこれらが共重合されたブ
ロック共重合体に近赤外線を吸収する有機色素が分散さ
れてなる有機光記録テープである。
べく、テープに記録と消去の機能を同時に持たせること
ができる複合機能を付与し、記録、消去、再生を単一の
レーザーを使用し、その出力を変換することにより可能
にした有機光記録テープを提供する。 【構成】 バックコーティング層4、ベースフィルム5
および記録と消去との機能を同時に遂行することができ
る単一複合機能層6にて積層構成され、複合機能層6
は、熱可塑性エラストマと粘弾性を有する透明熱可塑性
高分子樹脂との混合物、またはこれらが共重合されたブ
ロック共重合体に近赤外線を吸収する有機色素が分散さ
れてなる有機光記録テープである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザーを使用して情
報の記録、消去および再生を行う記録媒体である有機光
記録テープに関し、特に、各種の情報記録用媒体または
画像記録用媒体としての使用が可能な高密度、大容量の
有機光記録テープに関する。
報の記録、消去および再生を行う記録媒体である有機光
記録テープに関し、特に、各種の情報記録用媒体または
画像記録用媒体としての使用が可能な高密度、大容量の
有機光記録テープに関する。
【0002】
【従来の技術】社会全般の高度情報化による各種情報量
の爆発的な増加は、記録媒体の高密度化、大容量化およ
び高速化を必須的に要求している。最近、最も多く使用
されている記憶方式は、磁性体の磁化方向に従って情報
が記録される磁気方式である。この使用例としては、ビ
デオテープ、オーディオテープ、フロッピーディスク等
多くを挙げることができる。
の爆発的な増加は、記録媒体の高密度化、大容量化およ
び高速化を必須的に要求している。最近、最も多く使用
されている記憶方式は、磁性体の磁化方向に従って情報
が記録される磁気方式である。この使用例としては、ビ
デオテープ、オーディオテープ、フロッピーディスク等
多くを挙げることができる。
【0003】また、社会発展による情報量の増加は、小
スペースで大容量の記録媒体を要求してきており、これ
により光磁気方式の記録媒体が登場した。この光磁気方
式は前記磁気方式において使用する磁性物質とは異な
り、磁化方向が記録膜の表面と垂直方向になっており、
この磁化方向を維持しようとする保持力が磁気方式で使
用する磁性物質に比べて5〜10倍も高いことから、外
部磁界により磁気方向を転換するのが難しい。そこで、
レーザーを使用して1μm以下に光を集束し、キュリー
温度以上に加熱した状態で外部の磁界により磁気方向を
変え、情報の記録を行っている。この方式で情報を記録
すれば、情報記録単位が1μm以下に小さくなり、磁気
方式に比べて10〜1000倍の記録密度を持つことが
でき、非接触式記録再生方法を使用することにより記録
保存が容易であるばかりでなく、寿命もまた長くなる。
スペースで大容量の記録媒体を要求してきており、これ
により光磁気方式の記録媒体が登場した。この光磁気方
式は前記磁気方式において使用する磁性物質とは異な
り、磁化方向が記録膜の表面と垂直方向になっており、
この磁化方向を維持しようとする保持力が磁気方式で使
用する磁性物質に比べて5〜10倍も高いことから、外
部磁界により磁気方向を転換するのが難しい。そこで、
レーザーを使用して1μm以下に光を集束し、キュリー
温度以上に加熱した状態で外部の磁界により磁気方向を
変え、情報の記録を行っている。この方式で情報を記録
すれば、情報記録単位が1μm以下に小さくなり、磁気
方式に比べて10〜1000倍の記録密度を持つことが
でき、非接触式記録再生方法を使用することにより記録
保存が容易であるばかりでなく、寿命もまた長くなる。
【0004】しかしながら、このような光磁気方式は重
金属系の磁性体を使用し、製造工程で真空蒸着装置また
はスパッタリング装置を必要とするので、製造上に多く
の難点があった。そこで、このような欠点を解決するた
めに有機光記録材料を使用する方式が提案された。
金属系の磁性体を使用し、製造工程で真空蒸着装置また
はスパッタリング装置を必要とするので、製造上に多く
の難点があった。そこで、このような欠点を解決するた
めに有機光記録材料を使用する方式が提案された。
【0005】このような有機光記録材料を使用する方式
は、消去可能与否に従って1回記録した後、読み取りだ
けをする追記型(WORM;Write Once Read Many 型)と、
記録後消去が可能な消去可能型(Rewritable型)とに分
けることができる。追記型(WORM)は、反射層をコーテ
ィングした基板上にレーザーを吸収することができる色
素を高分子樹脂と混合させてコーティングした後、その
上に再び保護層をコーティングしたもので、記録時には
レーザーを1μm以内に記録層に集光させることによ
り、レーザーを吸収する色素から熱が発生し、この熱に
より高分子樹脂および色素が溶けるかまたは分解されて
ピット(Pit )が形成され、記録が可能となる。記録再
生時には、このピットが有る部分と無い部分の反射率の
差により情報(ロジック"1" または"0" )を読み取るこ
とができる。この追記型においては、記録された部分が
高分子の分解形態になるため、記録の消去後再び記録す
ることは不可能である。
は、消去可能与否に従って1回記録した後、読み取りだ
けをする追記型(WORM;Write Once Read Many 型)と、
記録後消去が可能な消去可能型(Rewritable型)とに分
けることができる。追記型(WORM)は、反射層をコーテ
ィングした基板上にレーザーを吸収することができる色
素を高分子樹脂と混合させてコーティングした後、その
上に再び保護層をコーティングしたもので、記録時には
レーザーを1μm以内に記録層に集光させることによ
り、レーザーを吸収する色素から熱が発生し、この熱に
より高分子樹脂および色素が溶けるかまたは分解されて
ピット(Pit )が形成され、記録が可能となる。記録再
生時には、このピットが有る部分と無い部分の反射率の
差により情報(ロジック"1" または"0" )を読み取るこ
とができる。この追記型においては、記録された部分が
高分子の分解形態になるため、記録の消去後再び記録す
ることは不可能である。
【0006】他方、消去可能型(Rewritable)は、色素
を分散させた有機高分子をレーザーで熱膨張させてバン
プ(Bump)を作り、その形態を維持させて記録するもの
である。
を分散させた有機高分子をレーザーで熱膨張させてバン
プ(Bump)を作り、その形態を維持させて記録するもの
である。
【0007】有機色素を利用した前記追記型の光記録材
料に関する技術は、米国オプティカル データ社(Opti
cal Data Inc.)の米国特許第4719615号等に記
述されている。これは、図1(イ)に例示したように、
基板1、記録層2および消去層3の3層からなる断面構
造を備えた光ディスクである。
料に関する技術は、米国オプティカル データ社(Opti
cal Data Inc.)の米国特許第4719615号等に記
述されている。これは、図1(イ)に例示したように、
基板1、記録層2および消去層3の3層からなる断面構
造を備えた光ディスクである。
【0008】上記基板1はポリカーボネート、ポリメチ
ルメタクリレート等の透明樹脂で構成され、記録層2は
弾性を有する高分子樹脂と記録用レーザーを吸収するこ
とができる色素とで構成され、消去層3は熱可塑性高分
子樹脂と消去用レーザーを吸収することができる色素で
構成されている。このような消去可能型においては、記
録時に記録用レーザーを記録層に集光させると色素がレ
ーザーを吸収して発熱し、樹脂を熱膨張させるため、こ
の熱膨張の力によって上記消去層3に非可塑的変性が誘
導され、バンプ(Bump)が形成される(図1(ロ)のB
uで示す箇所)。一旦、レーザーの照射が終われば、消
去層3は急冷されて固まるので、記録層2との接着力に
より記録層2の原状復帰力が抑制され、バンプがそのま
ま維持される。
ルメタクリレート等の透明樹脂で構成され、記録層2は
弾性を有する高分子樹脂と記録用レーザーを吸収するこ
とができる色素とで構成され、消去層3は熱可塑性高分
子樹脂と消去用レーザーを吸収することができる色素で
構成されている。このような消去可能型においては、記
録時に記録用レーザーを記録層に集光させると色素がレ
ーザーを吸収して発熱し、樹脂を熱膨張させるため、こ
の熱膨張の力によって上記消去層3に非可塑的変性が誘
導され、バンプ(Bump)が形成される(図1(ロ)のB
uで示す箇所)。一旦、レーザーの照射が終われば、消
去層3は急冷されて固まるので、記録層2との接着力に
より記録層2の原状復帰力が抑制され、バンプがそのま
ま維持される。
【0009】この記録を読み取る時には、記録用レーザ
ーよりも弱い出力のレーザーを記録媒体に照射する。こ
の時、記録されなかった部分とバンプ形態にて記録され
た部分との反射率の差が発生するので、この差に従って
記録を読み取る(例を挙げれば、バンプ形態をロジッ
ク"1" ノルマル状態を"0" と読む)。
ーよりも弱い出力のレーザーを記録媒体に照射する。こ
の時、記録されなかった部分とバンプ形態にて記録され
た部分との反射率の差が発生するので、この差に従って
記録を読み取る(例を挙げれば、バンプ形態をロジッ
ク"1" ノルマル状態を"0" と読む)。
【0010】消去時には、消去用レーザーを消去層3に
集光させる。この時、色素がレーザーを吸収して消去層
3をガラス転移温度(Tg)以上に加熱するため、記録
層2の復元力に対する抵抗力が弱まり、この記録層2の
復元力によって原状に復帰される(図1(ハ)の実線で
示すバンプ状態から破線で示すノルマル状態となる)。
集光させる。この時、色素がレーザーを吸収して消去層
3をガラス転移温度(Tg)以上に加熱するため、記録
層2の復元力に対する抵抗力が弱まり、この記録層2の
復元力によって原状に復帰される(図1(ハ)の実線で
示すバンプ状態から破線で示すノルマル状態となる)。
【0011】上記記録層2、消去層3に使用される色素
は、フタロシアニン、カーボンブラック、アゾス(モノ
アゾ、ジアゾ)、アントラキノン、ニグロシン、キサン
テン等のうちの少なくとも1種である。また上記の如
く、ディスクタイプの消去可能記録媒体は、2種類のレ
ーザーを発生させる手段と、このレーザーを集束させる
レンズ、反射鏡およびビームスプリッター、対物レンズ
等を含む別の手段を備えた装置に光ディスクを位置決め
して再生させるか(Read)、記録させるか(Write )ま
たは消去(Erase )させる。
は、フタロシアニン、カーボンブラック、アゾス(モノ
アゾ、ジアゾ)、アントラキノン、ニグロシン、キサン
テン等のうちの少なくとも1種である。また上記の如
く、ディスクタイプの消去可能記録媒体は、2種類のレ
ーザーを発生させる手段と、このレーザーを集束させる
レンズ、反射鏡およびビームスプリッター、対物レンズ
等を含む別の手段を備えた装置に光ディスクを位置決め
して再生させるか(Read)、記録させるか(Write )ま
たは消去(Erase )させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記の米国特許は、記
録用と消去用の2種のレーザーを使用するので装置が複
雑になり、またディスクの面積限界により記録容量が制
限を受けるという欠点がある。また、記録層と消去層の
2つの層を形成しなくてはならないので、コーティング
工程と乾燥工程とがそれぞれ2回必要となり、製造工程
が複雑になるという欠点がある。さらに、記録層の上に
消去層を形成する際に記録層を損傷させずに接着力を賦
与しなければならないので、互いに相反する物性を満足
させなければならない、記録と消去のために2種類の色
素を各々の層に分散させる必要があるので製造工程が複
雑になる、光源に2種類の波長を持つレーザーを使用す
るので装置が複雑になり、大型化してしまう等の欠点も
ある。
録用と消去用の2種のレーザーを使用するので装置が複
雑になり、またディスクの面積限界により記録容量が制
限を受けるという欠点がある。また、記録層と消去層の
2つの層を形成しなくてはならないので、コーティング
工程と乾燥工程とがそれぞれ2回必要となり、製造工程
が複雑になるという欠点がある。さらに、記録層の上に
消去層を形成する際に記録層を損傷させずに接着力を賦
与しなければならないので、互いに相反する物性を満足
させなければならない、記録と消去のために2種類の色
素を各々の層に分散させる必要があるので製造工程が複
雑になる、光源に2種類の波長を持つレーザーを使用す
るので装置が複雑になり、大型化してしまう等の欠点も
ある。
【0013】本発明の目的は、光ディスクの容量不足を
解決することのできる有機光記録テープを提供すること
にある。
解決することのできる有機光記録テープを提供すること
にある。
【0014】本発明の他の目的は、レーザー源としてレ
ーザーダイオード(LD)1つだけを使用して機構を簡素
化させることにより、記録形態(bump)の成形を容易に
すると共に、記録層と消去層の役割を同時に遂行するこ
とができる複合機能層を導入して物性を向上させなが
ら、製造が簡単な光記録テープを提供することにある。
ーザーダイオード(LD)1つだけを使用して機構を簡素
化させることにより、記録形態(bump)の成形を容易に
すると共に、記録層と消去層の役割を同時に遂行するこ
とができる複合機能層を導入して物性を向上させなが
ら、製造が簡単な光記録テープを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、バック
コーティング層、ベースフィルムおよび記録と消去との
機能を同時に遂行することができる単一複合機能層が順
序に積層され、前記複合機能層として、熱可塑性エラス
トマと粘弾性(Viscoelastic)を有する透明熱可塑性高
分子樹脂との混合物、またはこれらが共重合されたブロ
ック共重合体を使用した有機光記録テープである。
コーティング層、ベースフィルムおよび記録と消去との
機能を同時に遂行することができる単一複合機能層が順
序に積層され、前記複合機能層として、熱可塑性エラス
トマと粘弾性(Viscoelastic)を有する透明熱可塑性高
分子樹脂との混合物、またはこれらが共重合されたブロ
ック共重合体を使用した有機光記録テープである。
【0016】本発明の有機光記録テープの構成を図2を
参照して説明すれば、次の如くである。
参照して説明すれば、次の如くである。
【0017】図2は、本発明の有機光記録テープの断面
図であり、バックコーティング層4、ベースフィルム
5、複合機能層6の順序で積層されている。上記バック
コーティング層4は、テープの摩擦力を減少させて走行
性を調節することと、記録後巻かれた状態でバンプを保
護することを目的としたもので、厚さ1μm以内の軟質
ポリウレタン又はフッ素樹脂等にて構成されるのが望ま
しい。
図であり、バックコーティング層4、ベースフィルム
5、複合機能層6の順序で積層されている。上記バック
コーティング層4は、テープの摩擦力を減少させて走行
性を調節することと、記録後巻かれた状態でバンプを保
護することを目的としたもので、厚さ1μm以内の軟質
ポリウレタン又はフッ素樹脂等にて構成されるのが望ま
しい。
【0018】上記ベースフィルム5としては、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)またはポリエチレンナフ
タレート(PEN)を使用し、約10μm以内の厚さで
構成するのが望ましい。上記複合機能層6の樹脂として
は、熱膨張率が大きくて熱伝導率が小さく、弾性が有り
熱分解性が高いという特性を充足する熱可塑性エラスト
マ(A)と透明熱可塑性高分子樹脂(B)とを混合(Bl
ending)したものか、これらを共重合させたブロック共
重合体を使用することが望ましい。
レンテレフタレート(PET)またはポリエチレンナフ
タレート(PEN)を使用し、約10μm以内の厚さで
構成するのが望ましい。上記複合機能層6の樹脂として
は、熱膨張率が大きくて熱伝導率が小さく、弾性が有り
熱分解性が高いという特性を充足する熱可塑性エラスト
マ(A)と透明熱可塑性高分子樹脂(B)とを混合(Bl
ending)したものか、これらを共重合させたブロック共
重合体を使用することが望ましい。
【0019】上記複合機能層6は、共重合体の2種の性
質の持つ樹脂特性を利用したもので、熱可塑性エラスト
マ(A)としては、融点が200℃以上、ガラス転移温
度0℃以下のもので、常温と200℃との間で粘弾性を
維持することができるものが望ましく、粘弾性の樹脂で
ある透明熱可塑性樹脂(B)としては、融点200℃以
上で、ガラス転移温度が130℃〜150℃であるもの
が望ましい。
質の持つ樹脂特性を利用したもので、熱可塑性エラスト
マ(A)としては、融点が200℃以上、ガラス転移温
度0℃以下のもので、常温と200℃との間で粘弾性を
維持することができるものが望ましく、粘弾性の樹脂で
ある透明熱可塑性樹脂(B)としては、融点200℃以
上で、ガラス転移温度が130℃〜150℃であるもの
が望ましい。
【0020】上記複合機能層6には、記録用レーザーを
吸収して発熱する色素が含有されるが、この色素として
は、大きな吸光係数と高い熱安定性とが要求され、その
含量は複合機能層6を構成する樹脂の2〜25重量%が
望ましい。
吸収して発熱する色素が含有されるが、この色素として
は、大きな吸光係数と高い熱安定性とが要求され、その
含量は複合機能層6を構成する樹脂の2〜25重量%が
望ましい。
【0021】本発明は、ディスクの記録容量の限界をテ
ープで克服すべく、テープに記録と消去の機能を同時に
持たせることができる複合機能を付与したもので、記
録、消去、再生を単一のレーザーを使用し、その出力を
変換することにより可能にしたものである。即ち、レー
ザーの出力を記録時には5〜7mW、消去時には10〜
12mW、再生時には1〜3mWに変換し、複合機能層
に分散された色素で熱を吸収、発散させることにより、
複合機能層6の温度を調節し、温度による複合機能層樹
脂の特性の相違を利用している。
ープで克服すべく、テープに記録と消去の機能を同時に
持たせることができる複合機能を付与したもので、記
録、消去、再生を単一のレーザーを使用し、その出力を
変換することにより可能にしたものである。即ち、レー
ザーの出力を記録時には5〜7mW、消去時には10〜
12mW、再生時には1〜3mWに変換し、複合機能層
に分散された色素で熱を吸収、発散させることにより、
複合機能層6の温度を調節し、温度による複合機能層樹
脂の特性の相違を利用している。
【0022】本発明の原理をより詳細に説明すれば次の
如くである。
如くである。
【0023】本発明における複合機能層6を構成するブ
ロック共重合体は、弾性のエラストマ(A)部分と粘弾
性の透明熱可塑性高分子樹脂(B)部分とを同時に持っ
ているので、これら2部分の樹脂(A、B)が均一に分
布されている。この時、2部分の樹脂(A、B)は共に
熱伝導率は低いが熱膨張係数は大きく、特にエラストマ
(A)部分はガラス転移温度が0℃以下であり、溶融温
度(Tm)が200℃以上であるという熱的性質を持っ
ているので、このエラストマ(A)は常温でも弾性を維
持している。
ロック共重合体は、弾性のエラストマ(A)部分と粘弾
性の透明熱可塑性高分子樹脂(B)部分とを同時に持っ
ているので、これら2部分の樹脂(A、B)が均一に分
布されている。この時、2部分の樹脂(A、B)は共に
熱伝導率は低いが熱膨張係数は大きく、特にエラストマ
(A)部分はガラス転移温度が0℃以下であり、溶融温
度(Tm)が200℃以上であるという熱的性質を持っ
ているので、このエラストマ(A)は常温でも弾性を維
持している。
【0024】即ち、このエラストマ(A)は、常温では
モジュラスが大きく、温度が増大するにつれて徐々にモ
ジュラスが落ちる傾向を現し始める。従って、その融点
以下である200℃以下では熱的な膨張により膨張が誘
導されても、元の形態への復元力を維持した弾性変形が
起こる。
モジュラスが大きく、温度が増大するにつれて徐々にモ
ジュラスが落ちる傾向を現し始める。従って、その融点
以下である200℃以下では熱的な膨張により膨張が誘
導されても、元の形態への復元力を維持した弾性変形が
起こる。
【0025】一方、粘弾性を有する透明熱可塑性樹脂
(B)部分は非結晶性であるので透明であり、ガラス転
移温度を基準にしてモジュラスの変化が急激に起こる。
即ち、ガラス転移温度以下の温度ではモジュラスが5.4
×107 パスカル程度の大きな値を持っており、熱によ
る変形時、粘弾性の変形を現し、ガラス転移温度以上の
温度で急激な減少を現す。これは、ガラス転移温度以下
の温度では原状復原力が無い粘弾性変形が起こり、ガラ
ス転移温度以上の温度において粘性変形が起こることを
意味する。
(B)部分は非結晶性であるので透明であり、ガラス転
移温度を基準にしてモジュラスの変化が急激に起こる。
即ち、ガラス転移温度以下の温度ではモジュラスが5.4
×107 パスカル程度の大きな値を持っており、熱によ
る変形時、粘弾性の変形を現し、ガラス転移温度以上の
温度で急激な減少を現す。これは、ガラス転移温度以下
の温度では原状復原力が無い粘弾性変形が起こり、ガラ
ス転移温度以上の温度において粘性変形が起こることを
意味する。
【0026】従って、記録のためにはレーザーの出力を
5〜7mWにして色素が熱を吸収することで複合機能層
6の温度を110〜120℃に上昇させ、これにより熱
膨張率が大きい複合機能層6のエラストマ(A)部分が
熱膨張して変形を誘発するようになる。この時、透明熱
可塑性樹脂(B)部分は復原力が無い粘弾性変形が誘発
され、レーザーが数10nsecに瞬間的に照射された
後には複合機能層6が急冷却されるのでバンプ(Bump)
が形成される(即ち、図2(イ)のノルマル状態から図
2(ロ)にBuで示した如くロジック"1" にて貯蔵)。
この時、レーザーにより集光された部分だけを大きく膨
張させるためには、記録層の樹脂の熱伝導率が小さく、
熱膨張率が大きければよい。一方、消去時にはレーザー
の出力を10〜12mWに大きく調整して複合機能層6
の温度を150〜160℃に上昇させればよい。これ
は、複合機能層6の透明熱可塑性樹脂(B)部分がガラ
ス転移温度(130〜150℃)以上になるにつれて粘
性を持つようになり、またエラストマ(A)部分が弾性
を維持するので形成されたバンプが原状体に復元して消
去されるのである(図2(ハ)に示す如くバンプが縮小
して図2(イ)のノルマル状態になり、消去される)。
一方、記録再生時にはレーザーの出力を1〜3mWにす
れば出力が小さいので形成されたバンプを損傷せずして
記録を再生させることができる。
5〜7mWにして色素が熱を吸収することで複合機能層
6の温度を110〜120℃に上昇させ、これにより熱
膨張率が大きい複合機能層6のエラストマ(A)部分が
熱膨張して変形を誘発するようになる。この時、透明熱
可塑性樹脂(B)部分は復原力が無い粘弾性変形が誘発
され、レーザーが数10nsecに瞬間的に照射された
後には複合機能層6が急冷却されるのでバンプ(Bump)
が形成される(即ち、図2(イ)のノルマル状態から図
2(ロ)にBuで示した如くロジック"1" にて貯蔵)。
この時、レーザーにより集光された部分だけを大きく膨
張させるためには、記録層の樹脂の熱伝導率が小さく、
熱膨張率が大きければよい。一方、消去時にはレーザー
の出力を10〜12mWに大きく調整して複合機能層6
の温度を150〜160℃に上昇させればよい。これ
は、複合機能層6の透明熱可塑性樹脂(B)部分がガラ
ス転移温度(130〜150℃)以上になるにつれて粘
性を持つようになり、またエラストマ(A)部分が弾性
を維持するので形成されたバンプが原状体に復元して消
去されるのである(図2(ハ)に示す如くバンプが縮小
して図2(イ)のノルマル状態になり、消去される)。
一方、記録再生時にはレーザーの出力を1〜3mWにす
れば出力が小さいので形成されたバンプを損傷せずして
記録を再生させることができる。
【0027】これは、レーザーをテープの表面に照射す
る時、記録された部分とされなかった部分の反射率の差
で情報を読み取るのである。即ち、記録された部分にお
いてはバンプによりレーザーの散乱が生じ、記録されな
かった部分に比べて反射率が低下するので、これを感知
して情報を読み取るのである。
る時、記録された部分とされなかった部分の反射率の差
で情報を読み取るのである。即ち、記録された部分にお
いてはバンプによりレーザーの散乱が生じ、記録されな
かった部分に比べて反射率が低下するので、これを感知
して情報を読み取るのである。
【0028】以上の如く、本発明は有機光記録用材料を
テープに適用してディスクによる容量不足を解決するこ
とができるばかりでなく、レーザーを一つだけ使用して
記録、再生及び消去を行うことができるので記録および
再生装置を簡素化することができる。
テープに適用してディスクによる容量不足を解決するこ
とができるばかりでなく、レーザーを一つだけ使用して
記録、再生及び消去を行うことができるので記録および
再生装置を簡素化することができる。
【0029】また、異なる特性の2種類の樹脂を混合ま
たは共重合させ、これにレーザー領域の波長光を吸収し
て熱を発散するアントラキノン、フタロシアニン、ニグ
ロシン、ニトロン等の近赤外線色素を分散させた複合機
能層6で記録、再生及び消去機能を遂行させるので、製
造工程上にても、コーティングを1回に減少させること
ができ、その製造単価を低くすることができるばかりで
なく製造時間もまた減少させることができる。
たは共重合させ、これにレーザー領域の波長光を吸収し
て熱を発散するアントラキノン、フタロシアニン、ニグ
ロシン、ニトロン等の近赤外線色素を分散させた複合機
能層6で記録、再生及び消去機能を遂行させるので、製
造工程上にても、コーティングを1回に減少させること
ができ、その製造単価を低くすることができるばかりで
なく製造時間もまた減少させることができる。
【0030】また、記録、消去および再生を非接触式で
ある単一波長のレーザーの使用により可能にするので、
保存安全性と装置の小型化を期することができるばかり
でなく、色素を単一層である複合機能に分散させて記
録、消去および再生のための熱吸収をさせるので色素に
対する効率が優秀である。
ある単一波長のレーザーの使用により可能にするので、
保存安全性と装置の小型化を期することができるばかり
でなく、色素を単一層である複合機能に分散させて記
録、消去および再生のための熱吸収をさせるので色素に
対する効率が優秀である。
【0031】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
れば次の如くであるが、この実施例により本発明が限定
されるもので無いことは勿論である。
れば次の如くであるが、この実施例により本発明が限定
されるもので無いことは勿論である。
【0032】
【実施例1】厚さ14.5μmのPET(韓国第一合繊社
製、ビデオフィルム用)にグラビアコーターを使用して
軟質ウレタンを1μmの厚さでコーティングした。続い
て、PETフィルムの上に記録層を次のような方法でコ
ーティングした。即ち、日本製感光色素シアン系NK2
014(下記構造式参照)0.5gをCHCl3 160m
lに溶解させた後、複合機能層を形成するために熱可塑
性ポリエステル(韓国第一合繊社製;FSREL 1050
grade )10gとポリカーボネート(ポリサイエンス社
製、分子量32000〜36000)5gをブレンディ
ングの形態にて溶解させ、3.5μmの厚さでグラビアコ
ーターにて複合機能層をコーティングして有機光記録用
テープを製造した。
製、ビデオフィルム用)にグラビアコーターを使用して
軟質ウレタンを1μmの厚さでコーティングした。続い
て、PETフィルムの上に記録層を次のような方法でコ
ーティングした。即ち、日本製感光色素シアン系NK2
014(下記構造式参照)0.5gをCHCl3 160m
lに溶解させた後、複合機能層を形成するために熱可塑
性ポリエステル(韓国第一合繊社製;FSREL 1050
grade )10gとポリカーボネート(ポリサイエンス社
製、分子量32000〜36000)5gをブレンディ
ングの形態にて溶解させ、3.5μmの厚さでグラビアコ
ーターにて複合機能層をコーティングして有機光記録用
テープを製造した。
【0033】
【化1】
【0034】この有機光記録用テープに830nmの波
長を発生させることができるレーザーダイオードを7m
Wで0.1マイクロ秒(ms)照射して記録した。この時、
生成されたバンプの直径は約0.9μm、高さは約1.5〜
1.8μmであった。消去時には、このように記録された
テープに、記録時に使用したものと同一のレーザーダイ
オードを使用し、その出力を11mWに増加させて0.3
マイクロ秒(ms)照射し、バンプを消去した。消去後、
表面測定器にて表面照度を調査した結果、記録前と同一
であることを確認することができた。
長を発生させることができるレーザーダイオードを7m
Wで0.1マイクロ秒(ms)照射して記録した。この時、
生成されたバンプの直径は約0.9μm、高さは約1.5〜
1.8μmであった。消去時には、このように記録された
テープに、記録時に使用したものと同一のレーザーダイ
オードを使用し、その出力を11mWに増加させて0.3
マイクロ秒(ms)照射し、バンプを消去した。消去後、
表面測定器にて表面照度を調査した結果、記録前と同一
であることを確認することができた。
【0035】
【実施例2】前記実施例1と同一な方法でバックコーテ
ィングしたPETフィルムの上に複合機能層を形成する
ため、両末端に水酸基を持つポリエステルエラストマ
(韓国鮮京社製 Skypel G−2555)にNaOHを添
加して末端をNa+ O- にした錯塩を製造した後、フォ
スゲン法により、両末端が−Clで終端するポリカーポ
ネート(ポリサイエンス社、分子量;20000〜25
000)と反応させてブロック共重合体を製造した。こ
の樹脂2kgと日本製感光色素(NK2014)0.2g
とを20mlのCHCl3 に溶解し、前記実施例1と同
様の方法でコーティングして有機光記録用テープを製造
した。この有機光記録用テープに830nmの波長を発
生させることができるレーザーダイオードを使用して6
mWで0.1マイクロ秒(ms)照射し、バンプを形成させ
ることによりデータを記録した。この時、形成されたバ
ンプの大きさは直径0.9μm、高さ1.6μmであった。
このようにデーターが記録されたテープを消去する時に
は、同一レーザーダイオードを使用し、11mWにて0.
2マイクロ秒(ms)照射し、バンプの消去を達成した。
ィングしたPETフィルムの上に複合機能層を形成する
ため、両末端に水酸基を持つポリエステルエラストマ
(韓国鮮京社製 Skypel G−2555)にNaOHを添
加して末端をNa+ O- にした錯塩を製造した後、フォ
スゲン法により、両末端が−Clで終端するポリカーポ
ネート(ポリサイエンス社、分子量;20000〜25
000)と反応させてブロック共重合体を製造した。こ
の樹脂2kgと日本製感光色素(NK2014)0.2g
とを20mlのCHCl3 に溶解し、前記実施例1と同
様の方法でコーティングして有機光記録用テープを製造
した。この有機光記録用テープに830nmの波長を発
生させることができるレーザーダイオードを使用して6
mWで0.1マイクロ秒(ms)照射し、バンプを形成させ
ることによりデータを記録した。この時、形成されたバ
ンプの大きさは直径0.9μm、高さ1.6μmであった。
このようにデーターが記録されたテープを消去する時に
は、同一レーザーダイオードを使用し、11mWにて0.
2マイクロ秒(ms)照射し、バンプの消去を達成した。
【0036】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0037】本発明の有機光記録テープは、単一のレー
ザーであるレーザーダイオードを使用し、その出力だけ
を変換して記録、再生および消去を行うことができるの
で、装置を小型、軽量化することができる。また、テー
プにデータを光記録方式にて貯蔵することができるので
大容量化が可能である。
ザーであるレーザーダイオードを使用し、その出力だけ
を変換して記録、再生および消去を行うことができるの
で、装置を小型、軽量化することができる。また、テー
プにデータを光記録方式にて貯蔵することができるので
大容量化が可能である。
【図1】(イ)〜(ハ)は、従来の光記録媒体を示す断
面図である。
面図である。
【図2】(イ)〜(ハ)は、本発明の有機光記録テープ
を示す断面図である。
を示す断面図である。
1 基板 2 記録層 3 消去層 4 バックコーティング層 5 ベースフィルム 6 複合機能層
Claims (4)
- 【請求項1】 バックコーティング層、ベースフィルム
および記録と消去との機能を同時に遂行することができ
る単一複合機能層にて積層構成され、単一レーザーの出
力を変換して照射することにより、記録、消去および再
生を同一層にて遂行するように構成されてなる有機光記
録テープ。 - 【請求項2】 前記複合機能層は、熱可塑性エラストマ
と粘弾性を有する透明熱可塑性高分子樹脂との混合物、
またはこれらが共重合されたブロック共重合体に近赤外
線を吸収する有機色素が分散されてなることを特徴とす
る請求項1記載の有機光記録テープ。 - 【請求項3】 前記複合機能層中の有機色素の割合は、
前記複合機能層を構成する樹脂の2〜25重量%である
ことを特徴とする請求項1記載の有機光記録テープ。 - 【請求項4】 前記単一レーザーは、レーザーダイオー
ドであることを特徴とする請求項1記載の有機光記録テ
ープ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1019920009352A KR100247792B1 (ko) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | 유기광기록 테이프 |
KR92-9352 | 1992-05-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05342626A true JPH05342626A (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=19333916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4349599A Pending JPH05342626A (ja) | 1992-05-30 | 1992-12-28 | 有機光記録テープ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5508087A (ja) |
JP (1) | JPH05342626A (ja) |
KR (1) | KR100247792B1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR960030149A (ko) * | 1995-01-28 | 1996-08-17 | 김광호 | 유기광기록매체 |
US20020122908A1 (en) * | 2000-08-30 | 2002-09-05 | Shulong Li | Abrasion and/or puncture resistant fabrics, airbag cushions, and methods |
EP1714274A4 (en) * | 2004-01-21 | 2008-11-05 | Microcontinuum Inc | PRE-FORMATTED OPTICAL DATA STORAGE BAND |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02139729A (ja) * | 1988-11-18 | 1990-05-29 | Sanyo Electric Co Ltd | 光記録媒体 |
JPH02187390A (ja) * | 1989-01-17 | 1990-07-23 | Teijin Ltd | 消去可能な光学情報記録媒体および情報の記録・消去方法 |
JPH02252143A (ja) * | 1989-03-27 | 1990-10-09 | Teijin Ltd | 消去可能な光学情報記録媒体および情報の記録・消去方法 |
JPH0410981A (ja) * | 1990-04-27 | 1992-01-16 | Victor Co Of Japan Ltd | 光記録媒体 |
JPH05250724A (ja) * | 1992-03-05 | 1993-09-28 | Ricoh Co Ltd | 光記録媒体 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4161498A (en) * | 1978-01-09 | 1979-07-17 | General Electric Company | Blends of low molecular weight polyalkylene terephthalate resins and organopolysiloxane-polycarbonate block copolymers |
US4719615A (en) * | 1983-08-22 | 1988-01-12 | Optical Data, Inc. | Erasable optical data storage medium |
DE3520109A1 (de) * | 1985-06-05 | 1986-12-11 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Pigmente, deren herstellung und deren verwendung |
US4860273A (en) * | 1986-07-31 | 1989-08-22 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method of recording information and information recording medium employed for the same |
DE3727093A1 (de) * | 1987-08-14 | 1989-02-23 | Basf Ag | Flaechenfoermiges, mehrschichtiges, laseroptisches aufzeichnungsmaterial |
US5013594A (en) * | 1987-09-25 | 1991-05-07 | Hitachi Maxwell, Ltd. | Optical information recording medium and its production |
US4879709A (en) * | 1988-02-05 | 1989-11-07 | Tandy Corporation | Dye-polymer optical data storage media with improved recording sensitivity |
JPH0827983B2 (ja) * | 1989-05-02 | 1996-03-21 | 太陽誘電株式会社 | 光情報記録媒体 |
US5079758A (en) * | 1989-09-28 | 1992-01-07 | Tandy Corporation | Single polymer layer recordable/erasable optical media |
DE69021539T2 (de) * | 1990-01-16 | 1996-03-21 | Agfa Gevaert Nv | Infrarotlaserstrahlempfindliches Registriermaterial. |
-
1992
- 1992-05-30 KR KR1019920009352A patent/KR100247792B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1992-12-28 JP JP4349599A patent/JPH05342626A/ja active Pending
-
1994
- 1994-05-26 US US08/249,697 patent/US5508087A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02139729A (ja) * | 1988-11-18 | 1990-05-29 | Sanyo Electric Co Ltd | 光記録媒体 |
JPH02187390A (ja) * | 1989-01-17 | 1990-07-23 | Teijin Ltd | 消去可能な光学情報記録媒体および情報の記録・消去方法 |
JPH02252143A (ja) * | 1989-03-27 | 1990-10-09 | Teijin Ltd | 消去可能な光学情報記録媒体および情報の記録・消去方法 |
JPH0410981A (ja) * | 1990-04-27 | 1992-01-16 | Victor Co Of Japan Ltd | 光記録媒体 |
JPH05250724A (ja) * | 1992-03-05 | 1993-09-28 | Ricoh Co Ltd | 光記録媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5508087A (en) | 1996-04-16 |
KR930023946A (ko) | 1993-12-21 |
KR100247792B1 (ko) | 2000-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0136070B1 (en) | Erasable optical data storage medium and method for recording data on the medium | |
KR100247792B1 (ko) | 유기광기록 테이프 | |
US5079758A (en) | Single polymer layer recordable/erasable optical media | |
KR100292378B1 (ko) | 기록/재생 가능한 광기록 매체 및 그에 대한 광기록 방법 | |
JP2763243B2 (ja) | 有機光記録テープ、その記録および再生方法ならびに消去装置 | |
JP3395104B2 (ja) | 記録再生可能な光記録媒体及び光記録方法 | |
JP3017406B2 (ja) | 有機光記録媒体の再記録防止方法 | |
JPH09265660A (ja) | 追記型の光記録媒体及びその光記録方法 | |
KR100204350B1 (ko) | 유기광기록 테이프 | |
JP2705330B2 (ja) | 光記録媒体 | |
Kim et al. | The optical characteristics in the layers of Compact Disc-Recordable | |
JPH0319063Y2 (ja) | ||
JP2906540B2 (ja) | 光記録媒体 | |
KR100207582B1 (ko) | 광기록매체 | |
JP2734005B2 (ja) | 書き換え可能な光情報記録媒体 | |
JP2932577B2 (ja) | 光記録方法 | |
JP3399033B2 (ja) | 光学的情報記録担体の製造方法 | |
JPH02189738A (ja) | 光記録媒体 | |
KR100247793B1 (ko) | 유기광기록 테이프 | |
KR100227083B1 (ko) | 소거 가능한 광학 기록매체 | |
JP2906541B2 (ja) | 光記録媒体の製造方法 | |
JPH0319064Y2 (ja) | ||
KR100207581B1 (ko) | 광기록매체 | |
JP2906551B2 (ja) | 光記録方法 | |
KR19980022575A (ko) | 기록 가능한 광디스크 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040330 |