JPH053425A - コンパレータを利用したタイマー回路 - Google Patents

コンパレータを利用したタイマー回路

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JPH053425A
JPH053425A JP3180109A JP18010991A JPH053425A JP H053425 A JPH053425 A JP H053425A JP 3180109 A JP3180109 A JP 3180109A JP 18010991 A JP18010991 A JP 18010991A JP H053425 A JPH053425 A JP H053425A
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signal
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Masago Takahashi
雅吾 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な回路で出力信号が歯切れ良く反転し、復
帰の早いタイマー回路を提供する。 【構成】コンパレータCPの入力端子と出力端子間にタ
イマー帰還回路部T1を設けてなり、前記コンパレータ
CPの出力信号を反転させるパルス信号をタイマー駆動
信号として入力端子より入力させたときには、上記タイ
マー帰還回路部T1は上記コンパレータCPの入力信号
を、コンパレータCPの出力信号を反転保持させるよう
に所定時間だけプルアップ或はプルダウンさせる構成で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパレータを利用し
たタイマー回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンパレータを用いたタイマー回
路としては、コンパレータの出力側にCR回路を設け、
その充放電特性を利用してトランジスタをオンからオフ
に動作させる時間を、タイマー時間としているものが存
在する。例えば図14は基本的な構成を示しており、Q
20はコンパレータ、Rは抵抗、TR20はトランジス
タである。基本的な動作は図15(a)〜(d)に示し
た通りであり、この回路では、コンパレータに基準信号
よりも低いパルス信号を入力させたときには、瞬時的に
トランジスタをオンさせ、このオンされたトランジスタ
がCR回路の時定数によってオフになるまでの時間をタ
イマーの設定時間にしている。しかしながら、このよう
なタイマー回路では、図15(d)示したようにトラン
ジスタをオフにする出力信号の立上がり(後縁)が緩や
かに変化するので後の回路での信号の扱いが面倒であっ
た。又、従来のPUTを使用した図16に示したタイマ
ー回路では、オープンコレクタ型のコンパレータを使用
しており、その動作は、入力信号が入力されると、すぐ
に図17(b)に示すようにコンデンサの端子電圧が0
になり、電源から徐々に充電される。この充電期間中P
UTのゲート電圧が高くなり、トランジスタのベース電
流が流れ、コレクタ電流も流れる。よって、その間出力
信号は、Lレベルとなる。この場合、タイマー回路の出
力は、歯切れ良く反転するので、後の回路は扱いやすい
がタイマー回路が複雑になるという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、簡単な回路で出力信号が歯
切れ良く反転するタイマー回路を提供することを目的と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される請求項1の本発明は、コンパレータの入力
端子と出力端子間にタイマー帰還回路部を設けてなり、
前記コンパレータの出力信号を反転させるパルス信号を
タイマー駆動信号として入力端子より入力させたときに
は、上記タイマー帰還回路部は上記コンパレータの入力
信号を、コンパレータの出力信号を反転保持させるよう
に所定時間だけプルアップ或はプルダウンさせる構成と
したものである。請求項2の本発明は、第1,第2の基
準電圧入力端子と、入力端子を有した2つのオープンコ
レクタ型オペアンプで形成したウインドコンパレータの
いずれか一方の基準電圧入力端子と出力端子間にタイマ
ー帰還回路部を設けてなり、上記ウインドコンパレータ
の出力を反転させるレベルの入力信号を、タイマー駆動
信号として、上記基準電圧入力端子に入力させたときに
は、上記ウインドコンパレータのタイマー帰還回路部の
接続された方の基準電圧を、所定時間だけプルアップ或
はプルダウンさせる構成としたものである。請求項3の
本発明は、第1,第2の基準電圧入力端子と、入力端子
を有した2つのオープンコレクタ型オペアンプで形成し
たウインドコンパレータの入力端子と出力端子間にタイ
マー帰還回路部を設けてなり、上記ウインドコンパレー
タの出力を反転させるレベルの入力信号を、タイマー駆
動信号として上記入力端子に入力させたときには、上記
タイマー帰還回路部は、上記ウインドコンパレータの入
力電圧を、所定時間だけプルアップ或はプルダウンさせ
る構成としたものである。請求項4の本発明は、1つの
オペアンプの非反転端子と反転端子間に、ダイオードを
2つ接続し、そのダイオード間に入力端子を接続して、
ウインドコンパレータを形成し、このウインドコンパレ
ータを構成する上記1つのオペアンプの出力端子とその
オペアンプの反転、非反転端子の何れか一方との間にタ
イマー帰還回路部を接続してなり、上記ウインドコンパ
レータの出力を反転させるレベルの入力信号を、タイマ
ー駆動信号として上記入力端子に入力させたときには、
上記ウインドコンパレータのタイマー帰還回路部の接続
された一方の反転或は非反転入力端子の電圧を、所定時
間だけプルアップ或はプルダウンさせる構成としたもの
である。
【0005】
【作用】請求項1の本発明では、コンパレータの入力端
子と出力端子間にタイマー帰還回路部を設けてなり、前
記コンパレータの出力信号を反転させるパルス信号をタ
イマー駆動信号として入力端子より入力させたときに
は、上記タイマー帰還回路部は上記コンパレータの入力
信号を、コンパレータの出力信号を反転保持させるよう
に所定時間だけプルアップ或はプルダウンさせる構成と
したので、簡単な回路で出力信号が歯切れ良く反転し、
復帰が早い。請求項2の本発明では、第1,第2の基準
電圧入力端子と、入力端子を有した2つのオープンコレ
クタ型オペアンプで形成したウインドコンパレータのい
ずれか一方の基準電圧入力端子と出力端子間にタイマー
帰還回路部を設けてなり、上記ウインドコンパレータの
出力を反転させるレベルの入力信号を、タイマー駆動信
号として、上記基準電圧入力端子に入力させたときに
は、上記ウインドコンパレータのタイマー帰還回路部の
接続された方の基準電圧を、所定時間だけプルアップ或
はプルダウンさせる構成としたので、簡単な回路で出力
信号が歯切れ良く反転し、復帰が早い。請求項3の本発
明では、第1,第2の基準電圧入力端子と、入力端子を
有した2つのオープンコレクタ型オペアンプで形成した
ウインドコンパレータの入力端子と出力端子間にタイマ
ー帰還回路部を設けてなり、上記ウインドコンパレータ
の出力を反転させるレベルの入力信号を、タイマー駆動
信号として上記入力端子に入力させたときには、上記タ
イマー帰還回路部は、上記ウインドコンパレータの入力
電圧を、所定時間だけプルアップ或はプルダウンさせる
構成としたので、簡単な回路で出力信号が歯切れ良く反
転し、復帰が早い。請求項4の本発明では、1つのオペ
アンプの非反転端子と反転端子間に、ダイオードを2つ
接続し、そのダイオード間に入力端子を接続して、ウイ
ンドコンパレータを形成し、このウインドコンパレータ
を構成する上記1つのオペアンプの出力端子とそのオペ
アンプの反転、非反転端子の何れか一方との間にタイマ
ー帰還回路部を接続してなり、上記ウインドコンパレー
タの出力を反転させるレベルの入力信号を、タイマー駆
動信号として上記入力端子に入力させたときには、上記
ウインドコンパレータのタイマー帰還回路部の接続され
た一方の反転或は非反転入力端子の電圧を、所定時間だ
けプルアップ或はプルダウンさせる構成としたので、簡
単な回路で出力信号が歯切れ良く反転し、復帰が早い。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の一実施例について、図面を
参照しながら説明する。図1は、第1の本発明(請求項
1)の第1実施例の回路図であり、図2は、その波形図
である。
【0007】第1の本発明のタイマー回路は、コンパレ
ータの入力端子と出力端子間にタイマー帰還回路部を設
けた構成となっている。ここに、コンパレータCPの非
反転入力端子には、電源Voを抵抗R1,R2で分圧し
た電圧を基準電圧Vrefとして入力し、反転入力端子
には抵抗R3を介してタイマー駆動信号Vtを入力させ
る構成となっており、タイマー帰還回路部T1は、コレ
クタをコンパレータCPの反転入力端子に接続し、エミ
ッタを接地したトランジスタTr1のベースを、コンデ
ンサC、抵抗RとダイオードDの並列回路を介してコン
パレータCPの出力端子に接続し、更にトランジスタT
r1のベースを抵抗RとダイオードDの並列回路によっ
て接地した構成となっている。 このタイマー回路の基
本動作を説明すると、基準電圧Vrefより低いパルス
信号をタイマー駆動信号Vtとして、コンパレータCP
反転入力端子より入力させると、コンパレータCPの出
力信号はHレベルに反転するので、コンデンサCは、コ
ンパレータCPの出力電圧により抵抗R,Rを通じて充
電され、このときトランジスタTr1にベース電流が流
れ、トランジスタTr1はオンとなる。そして、オンと
なったトランジスタTr1はコンデンサCの充電時によ
り流れるベース電流によってオン状態を保持するので、
その間はコンパレータCPの出力信号はHレベルに保持
される。ところが、コンデンサCが充電終期になり、ト
ランジスタTr1のベース電流が小さくなると、トラン
ジスタTr1はオフとなる。すると、コンパレータCP
の出力信号は直ちにLレベルに反転し、このためコンデ
ンサCに蓄積された電荷は2つのダイオードD,Dを通
じてコンパレータCPの出力端子に流れ込むので、迅速
に最初の状態に復帰する。(以上の動作を図2(a)〜
(e)に示す)。このタイマー回路では、タイマー駆動
信号Vtを入力後、コンパレータCPの出力信号がHに
保持される一定時間、つまりコンデンサCと2つの抵抗
R,RによるCR回路の時定数に応じた値がタイマーの
設定時間となっている。尚、この回路は、入力信号を実
質上0Vに所定時間保持するプルダウン型回路である
が、非反転入力端子側に基準電圧の供給された反転入力
端子側よりも大きいレベルのタイマー駆動信号(パルス
信号)を入力させ、タイマー帰還回路によって非反転入
力端子側を基準電圧より高いレベルにプルアップさせる
構成としてもよい。
【0008】図3は、第1発明の第2の実施例を示して
おり、図4はその各部の動作をタイムチャートとして示
したものである。コンパレータの入力端子と出力端子間
にタイマー帰還回路部を設けた構成は図1に示したタイ
マー回路と同様であるが、コンパレータの反転入力端子
に基準電圧を入力し、非反転入力端子にタイマー駆動信
号を入力させる構成となっている点、及びタイマー帰還
回路T2の構成が異なる。すなわち、このタイマー回路
におけるタイマー帰還回路部T2は、PNP,NPNト
ランジスタTr2,Tr3と、コンデンサC,抵抗R、
ダイオードDを図示のように接続して構成されている。
基本的な動作を説明すると、基準電圧Vrefより低い
パルス信号をタイマー駆動信号Vtとして、コンパレー
タCPの非反転入力端子より入力させると、コンパレー
タCPの出力信号はLレベルに反転するので、電源Vo
から抵抗R,Rを通じてコンパレータCPに流れ込む電
流によってコンデンサCは充電され、このときトランジ
スタTr3のベース−エミッタ間に接続した電流が増大
してトランジスタTr3もオンとなる。トランジスタT
r3がオンとなれば、トランジスタTr2もオンとなる
ので、コンパレータCPの非反転入力端子はアースレベ
ルに低下され、この結果、コンパレータCPの出力信号
は直ちにLレベルに保持される。コンパレータCPの出
力信号は、コンデサCの充電電流の低下によって、トラ
ンジスタTr3がオフとなり、トランジスタTr2がオ
フとなるまで、Lレベルに保持され、この保持時間がタ
イマー回路の設定時間となる。ところが、タイマー駆動
信号Vtがなくなり、コンデンサCの充電電流の低下に
よって、トランジスタTr2がオフとなると、コンパレ
ータCPの出力信号は直ちにHレベルに反転し、このと
き、電源VoとコンパレータCPの電源に通じる放電路
が形成される結果、コンデンサCに蓄積された電荷も2
つのダイオードD,Dを通じて瞬時に放電され、コンパ
レータCPは、瞬時に最初の状態に復帰する(以上の動
作を図4(a)〜(e)に示す)。尚、この回路は、入
力信号を実質上0Vに所定時間保持するプルダウン型回
路であるが、反転入力端子側に、基準電圧の供給された
非反転入力端子側よりも大きいレベルのタイマー駆動信
号(パルス信号)を入力させ、タイマー帰還回路部によ
って反転入力端子側をプルアップさせる構成としてもよ
い。
【0009】次に、請求項1の本発明の第3実施例を図
面を参照しながら説明する。図5は、請求項1の第3実
施例の回路図であり、図6はその波形図である。まず、
コンパレータの基準電圧端子(反転入力端子側)と出力
端子間にタイマー帰還回路部T3が設けられている。こ
のタイマー回路におけるタイマー帰還回路部T3は、ト
ランジスタTr4と、コンデンサC、抵抗R、ダイオー
ドDを図示のように接続して構成されている。この動作
を説明すると、入力信号として基準電圧以下のタイマー
駆動信号Vtを入力すると、コンパレータCPの出力信
号が反転してLレベルになる。すると、トランジスタT
r4のベース電流が流れ、トランジスタTr4がオンす
る。すると、基準電圧が上がり、出力端子は、Lレベル
のままである。しかし、コンデンサCの端子電圧が充電
されれば、トランジスタTr4がオフとなり、基準電圧
は、元に戻る。すると、出力端子も図6(d)に示すよ
うに、Hレベルに反転する。このコンデンサCの充電期
間がほぼタイマー回路の設定時間である(以上の動作を
図6(a)〜(d)に示す)。このとき、充電されたコ
ンデンサCの電荷も、コンパレータCPの出力端子と電
源V0に通じる放電路が形成される結果、瞬時に放電さ
れ、最初の状態に復帰する。尚、この回路は、基準電圧
を所定時間持ち上げるプルアップ型回路であるが、反転
入力端子側に、基準電圧の供給された非反転入力端子側
よりも大きいレベルのタイマー駆動信号(パルス信号)
を入力させ、タイマー帰還回路部によって非反転入力端
子側をプルダウンさせる構成としてもよい。
【0010】次に、請求項1の本発明の第4実施例の説
明をする。図7は、この請求項1の本発明の第4実施例
の回路図である。まず、コンパレータの基準電圧端子
(非反転入力端子)と出力端子間にタイマー帰還回路部
T4が設けられている。このタイマー回路におけるタイ
マー帰還回路部T4は、NPN、PNPトランジスタT
r5、Tr6と、コンデンサC,抵抗R、ダイオードD
を図示のように接続して構成されている。この動作を説
明すると、基準電圧より低いパルス信号がタイマー駆動
信号Vtとして入力するとコンパレータCP出力端子は
Hレベルに反転し、それによって、トランジスタTr5
にベース電流がながれ、トランジスタTr5がオンす
る。すると、トランジスタTr6もベース電流が流れ、
トランジスタTr6もオンし、基準電圧が高くなる。そ
して、コンデンサCが充電されるとトランジスタTr5
にベース電流が流れなくなりトランジスタTr5がオフ
となり、トランジスタTr6もオフとなる。それによっ
て、基準電圧が元に戻る。そして、コンパレータCPの
出力端子もLレベルに反転する。よって、基準電圧が高
い間、出力端子もHレベルの状態で保持される。この保
持されている間がほぼタイマー設定時間である。この充
電されたコンデンサCは、接地されているダイオードD
とこのコンデンサC、ダイオードD、コンパレータCP
の出力端子で、回路が形成され、瞬時に放電され、最初
の状態に復帰する。尚、この回路は、基準電圧を所定時
間持ち上げるプルアップ型回路であるが、非反転入力端
子側に、基準電圧の供給された反転入力端子よりも大き
いレベルのタイマー駆動信号を入力させ、タイマー帰還
回路部によって非反転入力端子側をプルダウンさせる構
成としてもよい。
【0011】次に、請求項2の本発明の実施例について
説明する。図8は、本実施例の回路図であり、図9は、
その波形図である。まず、2つのオープンコレクタ型オ
ペアンプで形成したウインドコンパレータと、このウイ
ンドコンパレータの第2の基準電圧端子と出力端子間に
タイマー帰還回路部T5が設けられている。このタイマ
ー帰還回路部T5は、トランジスタTr7のエミッタが
第2の基準電圧に接続され、そのコレクタが電源電圧に
接続され、そのベースと出力端子の間にコンデンサC、
抵抗RとダイオードDの並列回路が接続されている。更
に、ベースと電源の間にダイオードDと抵抗Rが並列に
接続されている。動作を説明すると、第1基準電圧を越
えるパルス信号としてタイマー駆動信号Vtを入力する
と、コンパレータの出力端子は瞬時にLレベルに反転す
る。それによって、図9(b)に示すようにA点の電位
も立ち下がる。それによって、トランジスタTr7のベ
ース電流が流れ、トランジスタTr7がオンとなる。よ
って、図9(c)のB点に示すように第2基準電圧が電
源電圧近くまで高くなる。次に、コンデンサCが充電さ
れるとトランジスタTr7のベース電流が流れなくな
り、トランジスタTr7は、オフとなり、第2基準電圧
も元に戻る。それによって、出力端子もHレベルに反転
する。このようにコンデンサCの充電の期間がほぼ出力
端子の立ち下がっている期間であり、タイマー設定時間
である(図9(a)〜(d)参照)。充電されたコンデ
ンサCは、2つのダイオードDとプルアップ抵抗Rによ
って、瞬時に放電され、このタイマー回路は最初の状態
に復帰する。尚、入力信号が一時的に第2基準電圧を下
回ったときも同様である。又、この回路は基準電圧を高
く所定時間保持するプルアップ型の回路であるが、入力
端子と出力端子間にタイマー帰還回路部を設け、入力信
号を所定時間実質上0Vとするプルダウン型としてもよ
い。
【0012】次に、請求項3の本発明の実施例について
図面を参照しながら説明する。図10は、請求項3の本
発明の実施例の回路図であり、図11は、その波形図で
ある。2つのオープンコレクタ型オペアンプで形成した
ウインドコンパレータと、前記ウインドコンパレータの
2つの入力端子と出力端子間にタイマー帰還回路部T6
とを備えた構成となっており、タイマー帰還回路部T6
はPNP,NPN、トランジスタTr8、Tr9、抵抗
R、コンデンサC、ダイオードDを図示のように接続し
て構成されている。この動作を説明すると、基準電圧よ
りも低いパルス信号としてタイマー駆動信号Vtを入力
すると、コンパレータの出力端子も瞬時にLレベルに反
転し、それによりA点も図11(b)に示すように立ち
下がる。すると、トランジスタTr8がオンし、それに
よってトランジスタTr9もオンし、入力端子は、図1
1(c)に示すように実質上0V近くになってしまう。
しかし、トランジスタTr8のベース電流によって、コ
ンデンサCが充電されてしまうと、トランジスタTr8
のベース電流が流れなくなり、トランジスタTr8がオ
フとなり、それによって、トランジスタTr9のベース
電流も流れなくなり、トランジスタTr9もオフとな
る。このことによって、入力端子も通常の値に戻り、出
力端子も図11(d)に示すようにHレベルに反転す
る。このコンデンサCの充電時間がほぼタイマー設定時
間である。(図11(a)から(d)参照)。このと
き、充電されたコンデンサCの電荷は、コンパレータの
出力端子と電源のプルアップ抵抗Rのループで、ダイオ
ードDを通じて、瞬時に放電され、このタイマー回路
は、最初の状態に復帰する。尚、入力信号が一時的に第
1基準電圧を上回ったときも同様である。又、この回路
は、入力信号を実質上0Vに所定時間保持するプルダウ
ン型回路であるが、第1或は第2基準電圧端子と出力端
子の間に、タイマー帰還回路部を設け、第1或は第2基
準電圧端子を電源電圧近くまで、所定時間持ち上げるプ
ルアップ型の回路としてもよい。
【0013】次に、請求項4の本発明の実施例について
図面を参照しながら説明する。図12は、請求項4の本
発明の実施例の回路図であり、図13は、その波形図で
ある。1つのオペアンプCPの非反転端子と反転端子間
に、ダイオードを2つ接続し、そのダイオード間に入力
端子を接続して、ウインドコンパレータを形成し、この
ウインドコンパレータの出力端子と反転端子間にタイマ
ー帰還回路部T7を接続した構成となっている。タイマ
ー帰還回路部T7は、トランジスタTr10、コンデン
サC、抵抗R、ダイオードDで図示のように構成されて
いる。この動作を説明すると、第2基準電圧より低いパ
ルス信号としてタイマー駆動信号Vtを入力すると、コ
ンパレータの出力端子は瞬時にHレベルに反転し、それ
につれて図13(b)に示すように、A点の電位も立ち
上がる。出力端子がHレベルになったことにより、トラ
ンジスタTr10にベース電流が流れ、トランジスタT
r10がオンする。このことによって、図13(c)に
示すようにB点の電位が実質上0Vに近くなる。しか
し、時間の経過とともにコンデンサCの充電が進み、ベ
ース電流が流れなくなり、トランジスタTr10がオフ
となり、B点の電位が元に戻り、コンパレータの出力端
子もLレベルに反転する。このコンデンサCの充電期間
がほぼタイマー回路の設定時間である。(図13(a)
〜(d)参照)。このとき、充電されたコンデンサC
は、接地されているダイオードと抵抗に並列接続されて
いるダイオードDとコンパレータの出力端子間のループ
で瞬時に放電され、最初の状態に復帰する。尚、入力信
号が一時的に第1基準電圧を上回ったときも同様であ
る。又、この回路は、プルダウン型の回路であるが、非
反転端子と反転端子とを逆にして2つのダイオードDを
接続し、その間から入力端子を取り出し、反転端子と出
力端子の間にタイマー帰還回路部を設け、反転端子の基
準電圧を所定時間電源電圧近くまで持ち上げるプルアッ
プ型の回路としてもよい。
【0014】尚、抵抗は、すべてRとしたが、それぞれ
個別の値をとり、コンデンサC、ダイオードDもそれぞ
れ個別の値をとる。
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明では、
簡単な回路で出力信号が歯切れ良く反転し、早く復帰す
るタイマー回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の本発明の第1実施例の回路図であ
る。
【図2】請求項1の本発明の第1実施例の波形図であ
る。
【図3】請求項1の本発明の第2実施例の回路図であ
る。
【図4】請求項1の本発明の第2実施例の波形図であ
る。
【図5】請求項1の本発明の第3実施例の回路図であ
る。
【図6】請求項1の本発明の第3実施例の波形図であ
る。
【図7】請求項1の本発明の第4実施例の回路図であ
る。
【図8】請求項2の本発明の実施例の回路図である。
【図9】請求項2の本発明の実施例の波形図である。
【図10】請求項3の本発明の実施例の回路図である。
【図11】請求項3の本発明の実施例の波形図である。
【図12】請求項4の本発明の実施例の回路図である。
【図13】請求項4の本発明の実施例の波形図である。
【図14】従来のタイマー回路図である。
【図15】図14の回路の波形図である。
【図16】従来のPUTを利用したタイマー回路図であ
る。
【図17】図16の回路の波形図である。
【符号の説明】
R・・・抵抗 D・・・ダイオード C・・・コンデンサ Tr1〜Tr10・・・トランジスタ CP・・・コンパレータ T1〜T7・・・タイマー帰還回路部
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンパレータの入力端子と出力端子間にタ
    イマー帰還回路部を設けてなり、前記コンパレータの出
    力信号を反転させるパルス信号をタイマー駆動信号とし
    て入力端子より入力させたときには、上記タイマー帰還
    回路部は上記コンパレータの入力信号を、コンパレータ
    の出力信号を反転保持させるように所定時間だけプルア
    ップ或はプルダウンさせる構成としたコンパレータを利
    用したタイマー回路。
  2. 【請求項2】第1,第2の基準電圧入力端子と、入力端
    子を有した2つのオープンコレクタ型オペアンプで形成
    したウインドコンパレータのいずれか一方の基準電圧入
    力端子と出力端子間にタイマー帰還回路部を設けてな
    り、上記ウインドコンパレータの出力を反転させるレベ
    ルの入力信号を、タイマー駆動信号として、上記基準電
    圧入力端子に入力させたときには、上記ウインドコンパ
    レータのタイマー帰還回路部の接続された方の基準電圧
    を、所定時間だけプルアップ或はプルダウンさせる構成
    としたコンパレータを利用したタイマー回路。
  3. 【請求項3】第1,第2の基準電圧入力端子と、入力端
    子を有した2つのオープンコレクタ型オペアンプで形成
    したウインドコンパレータの入力端子と出力端子間にタ
    イマー帰還回路部を設けてなり、上記ウインドコンパレ
    ータの出力を反転させるレベルの入力信号を、タイマー
    駆動信号として上記入力端子に入力させたときには、上
    記タイマー帰還回路部は、上記ウインドコンパレータの
    入力電圧を、所定時間だけプルアップ或はプルダウンさ
    せる構成としたコンパレータを利用したタイマー回路。
  4. 【請求項4】1つのオペアンプの非反転端子と反転端子
    間に、ダイオードを2つ接続し、そのダイオード間に入
    力端子を接続して、ウインドコンパレータを形成し、こ
    のウインドコンパレータを構成する上記1つのオペアン
    プの出力端子とそのオペアンプの反転、非反転端子の何
    れか一方との間にタイマー帰還回路部を接続してなり、
    上記ウインドコンパレータの出力を反転させるレベルの
    入力信号を、タイマー駆動信号として上記入力端子に入
    力させたときには、上記ウインドコンパレータのタイマ
    ー帰還回路部の接続された一方の反転或は非反転入力端
    子の電圧を、所定時間だけプルアップ或はプルダウンさ
    せる構成としたコンパレータを利用したタイマー回路。
  5. 【請求項5】前記タイマー帰還回路部は、CR回路の充
    電特性を利用する構成とした請求項1から4に記載のコ
    ンパレータを利用したタイマー回路。
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