JPH05342335A - 電子部品搭載装置 - Google Patents

電子部品搭載装置

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Publication number
JPH05342335A
JPH05342335A JP4174687A JP17468792A JPH05342335A JP H05342335 A JPH05342335 A JP H05342335A JP 4174687 A JP4174687 A JP 4174687A JP 17468792 A JP17468792 A JP 17468792A JP H05342335 A JPH05342335 A JP H05342335A
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JP
Japan
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work head
component
parts
image
work
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Withdrawn
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JP4174687A
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English (en)
Inventor
Minoru Saito
稔 斉藤
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Casio Computer Co Ltd
Yamagata Casio Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Yamagata Casio Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05342335A publication Critical patent/JPH05342335A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度な位置決めと、より高速にチップ搭載
作業を行う電子部品搭載装置を提供する。 【構成】 作業ヘッド14の作業領域の手前側と奥側2
カ所に、それぞれ画像認識用カメラ15a、15a、1
5b及び画像認識用カメラ15a′、15a′、15
b′を設け、さらにそれらの外側に、それぞれ部品供給
コーナ18、18′をもうける。作業ヘッド14をY方
向及びX方向に移動させ、基板17の手前側半面に搭載
する部品は手前の部品供給コーナ18から、基板17の
奥側半面に搭載する部品は奥の部品供給コーナ18′か
ら、作業ヘッド14が把持する吸着ノズル36bによっ
てピックアップし、作業ヘッド14の最短移動距離の途
上で吸着ノズル36bの保持する部品位置を画像認識用
カメラ15a、15a及び15b(又は15a′、15
a′、15b′)で撮像し、画像と基準線との傾き補正
し、さらに画像の中心点と基準点との偏差を算出し、予
め記憶している基準搭載位置を上記偏差により補正して
正しい搭載位置を設定して部品搭載を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、部品搭載装置に関し、
さらに詳しくは、電子部品をプリント基板に装着する前
段の、部品保持の位置状態撮像作業を、搭載作業領域の
両側いずれにおいても行うことのできる部品搭載装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、図6に示す基板供給
装置、ディスペンサ、チップ部品搭載装置、リフロー
炉、基板収納装置等で構築される基板部品製造ラインが
知られている。このような基板部品製造ラインの中で
も、プリント基板上にIC、抵抗、コンデンサなど多数
のチップ状電子部品を自動搭載するチップ部品搭載装置
は、精密な作業を行う装置としてよく知られている。こ
のチップ部品搭載装置は、平面をたてよこ2次元にわた
って自在に移動可能に支持された部品搭載用作業ヘッド
を有しており、前段装置のディスペンサにより接着剤又
は半田が塗布された後搬入されてくるプリント基板(以
下単に、基板と言う)の所定位置に所定のチップ状電子
部品(以下単に、チップと言う)を迅速に搭載する。
【0003】近年では、チップ製造技術が向上し、チッ
プの設計寸法が微細化されてきているため、チップ・サ
イズは小さいものでは0.5mm×1mmのものがあ
り、また、サイズが例えば20mm角と大きな場合で
も、そのチップから出ている多数のリード線相互間の間
隔は百ミクロン単位となっていて極めて狭い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、搭載チッ
プのサイズやリード線間隔の設計寸法が年々微細化され
るに伴って、それらのチップを基板に搭載する際には部
品搭載用作業ヘッドが保持するチップの保持位置には高
度な精度が要求される。そして、この要求を満たすため
の高精度な位置決め作業には、そのための新たな時間を
要し、全体としてチップ搭載作業の能率が低下するとい
う問題を有していた。
【0005】本発明の課題は、高精度な位置決めを行う
と共に、より高速にチップ搭載作業を行うことのできる
電子部品搭載装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。この発明は、先端に電子部品を着脱自在に保
持する保持部材を備えた作業ヘッドと、該作業ヘッドを
摺動自在に支持し所定方向に往復運動させる作業ヘッド
駆動手段と、前記作業ヘッドと前記作業ヘッド駆動手段
を一体移動可能に支持する作業ヘッド支持体と、該作業
ヘッド支持体を部品搭載作業領域に対して進退自在に移
動させる支持体駆動手段とを有する電子部品搭載装置に
適用される。
【0007】撮像手段は、上記作業ヘッド支持体が進退
する部品搭載作業領域の、上記作業ヘッドの往復摺動方
向に平行する両側にそれぞれ位置して、上記作業ヘッド
により保持された電子部品を撮像する。同手段は、例え
ば、カメラ等からなり、例えば請求項2記載のように、
撮像駆動手段により上記作業ヘッドの往復摺動方向に平
行して往復させられ、上記作業ヘッドの移動経路が最短
距離となる最適位置に移動させられる。
【0008】
【作用】この発明の手段の作用は次の通りである。作業
ヘッド支持体が進退する部品搭載作業領域の、作業ヘッ
ドの往復摺動方向に平行する両側にそれぞれ位置する撮
像手段により、作業ヘッドにより保持された電子部品が
撮像される。そして、例えば、撮像駆動手段により、上
記撮像手段が作業ヘッドの往復摺動方向に平行して往復
し、作業ヘッドの移動経路が最短距離となる最適位置に
移動する。
【0009】このように、撮像に基づく画像認識により
高精度な位置決めを行えるようになると共に、その撮像
作業を部品搭載作業領域の両側のいずれでも行うように
したので全体として高速にチップ搭載作業を行うことが
できるようになる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例について説
明する。図1は、本発明の一実施例に係わる部品搭載装
置10の平面図であり、図2はその正面図である。
【0011】図1及び図2において、部品搭載装置(以
下、本体装置と言う)10は、装置基台11上の手前及
び奥2カ所の図中横方向(以下、X方向と言う)に、チ
ップ状電子部品(以下単に、部品と言う)を後述する作
業ヘッドに供給する部品種類毎のカセットが装着される
部品供給カセットコーナ18、18′を備え、また、装
置基台11上の中央には、プリント基板(以下単に、基
板と言う)17を搬送する2本の平行するベルトコンベ
ア11a、11a′を備えている。ベルトコンベア11
a、11a′は、X方向に水平に延在させて設けられた
一対のレール上に搬送ベルトを走行可能に張設して成
る。これらベルトコンベア11a、11a′は、特には
図示しない基板搬送モータにより駆動される。部品が搭
載される基板17は、両側部をそれぞれベルトコンベア
11a、11a′に支持され、ベルトコンベア11a、
11a′の回転と共に図中右側から左側へと矢印A方向
に搬送されてくる。
【0012】ベルトコンベア11a′の外側部に沿っ
て、位置決めピン16、16′がそれぞれ装置基台11
に回動自在に支持されている。位置決めピン16、1
6′は、例えばエアシリンダ等の駆動装置により回動さ
れて先端部を基板搬送経路中に進出させ、ベルトコンベ
ア11a、11a′により搬送されてくる基板17を停
止させ、基板17のX方向の位置決めを行う。
【0013】上記のベルトコンベア11aと部品供給カ
セットコーナ18の間には、2台1組と1台独立の画像
認識用カメラ15a、15a、15b及び吸着ノズル交
換器16が、不図示のボールネジ及びこれを駆動するモ
ータによりX方向に一体移動可能に配設され、さらにベ
ルトコンベア11a′と部品供給カセットコーナ18′
の間にも、2台1組と1台独立の画像認識用カメラ15
a′、15a′、15b′及び吸着ノズル交換器16′
が、これも不図示のボールネジ及び駆動モータによりX
方向に一体移動可能に配設されている。
【0014】2台1組の画像認識用カメラ15a、15
a又は15a′、15a′は、後述する作業ヘッド14
の、搭載装置14bの2つの吸着ノズルがそれぞれ吸着
してピックアップした部品を下方から撮像する。また、
1台独立の画像認識用カメラ15b、15b′は、より
高倍率の画像認識用カメラから成り、上記2台1組の画
像認識用カメラ15a、15a又は15a′、15a′
により撮像された画像が認識不十分であるとき用いられ
る。
【0015】それら撮像された画像データは特には図示
しない本体装置10の中央制御部に送られる。中央制御
部では、入力された画像データが演算処理されて画像の
位置ズレが検出される。それらの検出データは、基板1
7に部品を搭載する際の位置補正に用いられる。
【0016】吸着ノズル交換器16、16′には、それ
ぞれ多数の収納ピットが形成されており、それら収納ピ
ットには部品を吸着してピックアップするための多種類
の吸着ノズルが挿脱自在に保持されて交換に備えてい
る。
【0017】そしてまた、装置基台11上には、ベルト
コンベア11a、11a′を跨いで、基板搬送方向(X
方向)と直角の方向(以下、Y方向と言う)に平行に延
在する左右一対の固定台12、12′が配設されてい
る。これら固定台12、12′上には、レール12e、
12e′が敷設されている。
【0018】レール12e、12e′上には、長尺状の
移動台13が、その長手方向両端にそれぞれ有する不図
示のボールベアリングによりY方向へ摺動自在に支持さ
れており、その移動台13には、基板17に部品を搭載
するための作業ヘッド14が懸架されている。
【0019】また、固定台12には移動台13をY方向
へ駆動するY軸駆動サーボモータ12aが配置され、さ
らに固定台12、12′には、それぞれ移動台13にサ
ーボモータ12aの駆動を伝達するY軸駆動ボールネジ
12c及びY軸従動ボールネジ12c′が配置されてい
る。
【0020】Y軸駆動ボールネジ12cの一端は、サー
ボモータ12aの駆動軸とカップリング12bを介して
連結され、Y軸駆動ボールネジ12cの他端は歯付きプ
ーリ12d、その歯付きプーリ12dに一方のループが
巻架される不図示の歯付きベルト、その歯付きベルトの
他方のループが巻架される歯付きプーリ12d′を介し
てY軸従動ボールネジ12c′の一端と同期回転可能に
連結されている。
【0021】Y軸駆動ボールネジ12c及びY軸従動ボ
ールネジ12c′は、それぞれのボールネジに螺合させ
た不図示のナット部材を介して移動台13の長手方向両
端とそれぞれ連結されている。
【0022】したがって、Y軸駆動ボールネジ12cに
連結したY軸駆動サーボモータ12aを作動させれば、
歯付きプーリ12d、12d′及び歯付きベルトで連結
されたY軸駆動ボールネジ12cとY軸従動ボールネジ
12c′が同期回転し、これによって作業ヘッド14を
懸架した移動台13が、レール12e、12e′に沿っ
たY方向に移動する。
【0023】上述の移動台13には、その長手方向(X
方向)に作業ヘッドをX方向に駆動するX軸駆動ボール
ネジ13及びX軸駆動サーボモータ13aが配設されて
いる。X軸駆動ボールネジ13は、図中右方の一端がカ
ップリング13bを介してX軸駆動サーボモータ13a
の駆動軸と連結され、他端が軸受13eに支持され、そ
のボールネジに螺合するナット部材13dを介して作業
ヘッド14と連結されている。
【0024】したがって、X軸駆動ボールネジ13に連
結したX軸駆動サーボモータ13aを作動させれば、X
軸駆動ボールネジ13が回転して作業ヘッド14がX方
向に移動する。
【0025】即ち、前述のY軸駆動サーボモータ12a
を正逆両方向に回転させることにより、移動台13を作
業ヘッド14と共にY方向に往復直進移動させることが
でき、且つ上記のX軸駆動サーボモータ13aを正逆両
方向に回転させることにより、作業ヘッド14をX方向
に往復直進移動させることができる。また、ボールネジ
は、ネジとナット間の摩擦抵抗が小さく、且つバックラ
ッシュを容易に除去できる特性を備えている。したがっ
て、作業ヘッド14の高速移動及び高精度な位置決めが
可能である。
【0026】作業ヘッド14は、可撓性の帯状コード1
3fの連結により、本体装置10の中央制御部と接続さ
れる。作業ヘッド14は、帯状コード13fを介して中
央制御部からは電力及び制御信号を供給され、また中央
制御部へは後述する基板上の作業すべき位置を示す画像
データを送信する。
【0027】その作業ヘッド14には、部品供給カセッ
トコーナ18、18′の部品供給カセットから部品をピ
ックアップして基板に搭載するための2個の吸着ノズル
を備えた搭載装置14a、及び基板17の部品搭載位置
の位置補正をするための画像認識用カメラ14bが配設
されている。
【0028】図3(a) は上記本体装置10の正面斜視
図、同図(b) は背面斜視図である。上述した本体基台1
1上の図1及び図2に示す各構成部分は、安全カバー1
1bにより覆われている。安全カバー11bは、正面、
背面共に一部に開口部を有しており、その開口部により
本体基台11上前後に設けられた部品供給カセットコー
ナ18、18′に外部から部品カセット取り換え作業が
可能なように構成される。これらカセットコーナ18、
18′には、例えば基板17の部品搭載領域を、その搬
入方向(X方向)に平行して2分し、その2分された手
前側の部品搭載領域に対応する種類の部品を手前のカセ
ットコーナ18′に、奥側の部品搭載領域に対応する種
類の部品を奥側のカセットコーナ18にセットするよう
にする。
【0029】また、安全カバー11bは、上部左端にパ
トライト11cを備え、また正面、背面共にモニター装
置11d、11d′及び操作パネル11e、11e′を
備えている。また、本体基台11内部の下方部10aに
は中央制御部、及び同じく下方部10b、10c、10
dには、それぞれ不図示の制動力部、電源部、画像処理
部が設けられている。
【0030】図4は、上記部品供給カセットコーナ(部
品カセット設置台)18、18′に着脱自在に配置され
る部品カセット40を示したものである。部品カセット
40は、テープ状に密封された部品41を収納する円盤
状の部品容器42と、その部品容器42を保持し、密封
された部品41を1づつ繰り出して、後述する作業ヘッ
ドに供給する部品供給部43から成る。部品供給部43
の底部には外部に向けて2個の位置決めピン43a、4
3aが設けられており、これら2個の位置決めピン43
a、43aが、供給カセット設置台18、18′の不図
示の位置決め孔に嵌合して部品カセット40を部品カセ
ット設置台18、18′に固定するようになっている。
【0031】図5は、作業ヘッド14に配設され、上記
部品供給カセットコーナ18、18′の部品カセット4
0から部品をピックアップする搭載装置14aの部分断
面図である。
【0032】同図において、作業ヘッド14の取り付け
ベース31には、パルスモータ32が配置され、また上
下一対の回転軸受31a、31bを介して中間支持部材
である円筒状のロータ33が支持される。
【0033】パルスモータ32の回転シャフト32aに
は、歯付きプーリ32bが固着され、歯付きベルト32
cの一方のループが巻架される。このパルスモータ32
は、作業ヘッド14及び帯状コード13fを介して中央
制御装置に接続される。
【0034】一方、ロータ33の上端部には歯付きプー
リ33cが固着され、その歯付きプーリ33cに歯付き
ベルト32cの他方のループが巻架される。これによ
り、パルスモータ32の回転が、歯付きプーリ32b、
歯付きベルト32c及び歯付きプーリ33cを介してロ
ータ33に伝達される。そのロータ33の円筒状内部に
は、上下一対のスプライン軸受33a、33bを介して
スプラインシャフト34が一体回転可能且つ軸方向に摺
動自在に支持される。
【0035】したがって、パルスモータ32を作動させ
れば、360度任意の角度にスプラインシャフト34を
回転させて、そのスプラインシャフト34の下端に装着
された後述する吸着ノズル36b先端の位置決め又は補
正を行うことができる。
【0036】上記のスプラインシャフト34の周面には
その軸方向に沿って複数の摺動溝34aが延在形成さ
れ、また、スプラインシャフト34の上端には円板35
が固着される。スプラインシャフト34の下端には、ノ
ズルホルダ36aが固着され、そのノズルホルダ36a
には吸着ノズル36bが着脱自在に把持される。
【0037】円板35と歯付きプーリ33c間には、引
張りバネ37が張設され、こにより、円板35を介して
スプラインシャフト34が下方に付勢される。また、ス
プラインシャフト34の図中右側の取り付けベース31
の先端部には、エアシリンダ38a、そのエアシリンダ
38aに下方を支持され上下に直線駆動されるピストン
ロッド38b、そのピストンロッド38bの上端部に固
着された中間支持部材38c、及びその中間支持部材3
8cの先端に回転自在に支持されるコロ部材38dから
成る直線駆動機構38が固設されいる。
【0038】コロ部材38dは、円板35の下側面35
aに当接され、円板35の回転を妨げることなく、その
円板35を介してピストンロッド38bの上昇駆動をス
プラインシャフト34に伝達し、またピストンロッド3
8bの下降時には、引張りバネ37の付勢力に抗して円
板35を下支えしながら下降する。
【0039】したがって、エアシリンダ38aを作動さ
せることにより、スプラインシャフト34を任意に上下
させることができ、部品搭載時には、そのスプラインシ
ャフト34を下降させ、その下端の吸着ノズル36bに
吸着された部品を基板の正確な位置に搭載することがで
きる。
【0040】次に上述した構成の本実施例における動作
の基本的なパターンを以下に説明する。なお、上記部品
搭載装置10における全ての駆動、即ちX軸駆動サーボ
モータ13a、Y軸駆動サーボモータ12a、ベルトコ
ンベア11a、11a′を駆動する基板搬送モータ、画
像認識用カメラと吸着ノズル交換器を一体に移動させる
駆動モータ、作業ヘッドの吸着ノズル36bを回転させ
るパルスモータ32、その吸着ノズル36bの昇降用エ
アシリンダ38a、部品を吸着脱する不図示のエアシリ
ンダ、部品供給テープ41の送り機構、及び画像認識用
カメラ15a、15b、15a′、15b′は、中央制
御部に接続されており、その中央制御部か予め設定され
ているプログラムに基づく最適制御信号が各駆動機構部
に出力され、部品41が効率よく短時間で正確に基板1
7上に搭載されるものである。
【0041】なお、作業ヘッド14は、基板17の手前
と奥に2分割された部品搭載位置に応じて、部品供給カ
セットコーナ18、18′のいずれからでも部品をピッ
クアップするが、以下、便宜上、部品供給カセットコー
ナ18から部品をピックアップする場合について説明す
る。
【0042】まず、中央制御部は、Y軸駆動サーボモー
タ12aとX軸駆動サーボモータ13aを作動させ、作
業ヘッド14をY方向に移動させつつX方向にも移動さ
せて、作業ヘッド14を部品供給カセットコーナ18の
ピックアップすべき部品のピックアップ位置上方に停止
させる。次に、作業ヘッド14を下降させて、搭載装置
14bの2個の吸着ノズルにより、基板17に搭載する
2個の目的部品を同時吸着させた後上昇させる。なお、
部品供給カセットの配列関係等から、2個の目的部品4
1、41を同時吸着できない場合は、作業ヘッド14を
例えばX方向に移動させて1個づつ吸着する。
【0043】次に、吸着部品の吸着位置ズレを検出する
ために、作業ヘッド14を画像認識用カメラ15a、1
5a上方に移動させ、画像認識用カメラ15a、15a
により搭載装置14aの2個の吸着ノズル36b、36
bによる2個の部品の吸着状態を下方から撮像し(図7
(a) 参照)、さらに必要に応じて画像認識用カメラ15
bにより部品の吸着状態を拡大撮像する(同図(b) 参
照)部品吸着状態の画像認識を行う。
【0044】この際、作業14が最短の直線コースを移
動してピックアップした部品41を基板17上の所定位
置に搭載できるように、画像認識用カメラ15a、15
aを適性位置に移動しておく。即ち、図6に示すよう
に、搭載すべき部品41のピックアップ位置P1と基板
の17の部品搭載位置を結ぶ直線aと、画像認識用カメ
ラ15a、15aの移動コースbとの交点Qに画像認識
用カメラ15aを位置させる。
【0045】このようにして、画像認識用カメラ15
a、15aにより撮像された部品吸着状態の画像データ
は中央制御部に送られる。中央制御部では、この画像デ
ータを処理して搭載装置14aの基準位置に対する部品
吸着位置のズレを、X方向、Y方向、及び回転角度に分
解して算出する。このようにして検出された吸着位置ズ
レのデータに基づいて吸着ノズルの軸心を回転させて角
度を補正し、さらに予め記憶している作業ヘッド14の
停止位置のX方向、Y方向の値をそれぞれ補正する。
【0046】これによって、基板17の部品搭載位置の
真上に吸着部品が位置するように、吸着位置ズレ量を見
込んだ適性補正位置へ作業ヘッド14、即ち搭載装置1
4aを停止させ、基板17の所定位置に正しく部品を搭
載することができる。
【0047】ここで、本実施例における画像認識につい
て図8(a),(b) により説明する。同図(a) は、吸着ノズ
ル36bに吸着された部品の状態が、画像認識用カメラ
15aにより下方から撮像され、その画像データが中央
制御部に送信されて、中央制御部により、上記画像デー
タに基づいて不図示の画像メモリ内に形成される画像を
示したものである。同図(b) は、その部品位置を角度補
正した後、画像認識用カメラ15bにより撮像された画
像を示したものである。画像認識用カメラ15bによる
撮像は、部品41が極めて小さい場合の正確な位置決
め、あるいは部品のコーナーマーク等を読み取って位置
の角度を決めるために行われる。
【0048】これらの画像は、本体装置10の正面又は
背面に設けられたディスプレイ装置11d、11d′に
も投影され、オペレータはこれを観察することができ
る。同図(a),(b) の画像視野8aは図中横方向(X方
向)にほぼ40mm、縦方向(Y方向)にほぼ20mm
である。また、画面構成はX方向に900画素、Y方向
に500画素である。したがって分解能はほぼ40ミク
ロン(4/100mm)である。
【0049】この位置決め処理では、まず、視野8aが
走査され部品41の画像が認識され、その画像の細線
(部品の縁の画像)と基準軸(視野8aのX方向枠)と
の傾き角θが算出される。次に、図5に示すパルスモー
タ32が駆動制御されてスプラインシャフト34が上記
算出された角θ分回転させられる。即ちスプラインシャ
フト34の下端に装着されている吸着ノズル36bが回
転させられ、傾き角θが0度となって部品位置の角度が
補正される。この補正は、2個の吸着ノズル36b、3
6bについて行われる。
【0050】次に、部品41を180度回転させ、部品
の一定部位の回転前及び回転後の2つの座標(x1 ,y
1 )及び(x2 ,y2 )を演算により求め、さらにその
2つの座標からそれらの中心座標(x3 ,y3 )を算出
して中央制御部の不図示のレジスタに記憶する。
【0051】次に、上記レジスタに求められている座標
(x3 ,y3 )と基準点座標(x,y)との偏差「x3
−x」及び「y3 −y」が求められる。つぎに設計デー
タに基づいて予め中央制御部に記憶されている基板上の
部品搭載位置の座標(x0 ,y0 )が読み出され、
0 ,y0 の値にそれぞれ偏差「x2 −x」及び「y2
−y」が加算されることにより位置補正が行われる。こ
のように、部品の傾きθと共にX,Y方向の偏差「x2
−x」及び「y2 −y」が、いずれも補正されて、正し
い搭載位置の座標データが設定される。
【0052】以上の画像認識用カメラ15a、15a、
15bによる撮像及びその撮像による画像データに基づ
く画像認識と位置補正の処理は、本体装置手前側にも設
けられて上述と同様に動作する画像認識用カメラ15
a′、15a′、15b′によっても行われる。このた
め、作業ヘッド14は、基板17上の手前側半面に搭載
する部品41については、本体装置10の手前側に設け
られた部品供給カセットコーナ18′から部品41をピ
ックアップして搭載のための最短距離移動途上において
上述同様に位置補正のための撮像を行うことができる。
【0053】以上説明したように、本実施例によれば、
位置補正のための画像認識用カメラを部品搭載作業領域
の手前と奥両側2カ所に備えるようにしたので、部品供
給カセットコーナを本体装置の手前と奥両側2カ所に設
けることにより、基板上の搭載位置に応じて2カ所ある
内の最短位置の部品供給カセットコーナから部品をピッ
クアップできると共に最短移動距離途上において撮像を
行って部品を搭載することができる。
【0054】
【発明の効果】この発明によれば、電子部品搭載装置に
おいて、作業ヘッド支持体が進退する部品搭載作業領域
の、作業ヘッドの往復摺動方向に平行する両側にそれぞ
れ作業ヘッドにより保持された電子部品の位置を画像認
識するための撮像カメラを設けるようにしたので、部品
搭載のための高精度な位置決めを行うことができると共
に、作業ヘッドの移動距離が短縮されるので、より高速
にチップ搭載作業を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる部品搭載装置の平面
図である。
【図2】図1の部品搭載装置の正面図である。
【図3】(a) は部品搭載装置の正面斜視図、(b) はその
背面斜視図である。
【図4】部品カセットの斜視図である。
【図5】作業ヘッドに配設される搭載装置の部分断面図
である。
【図6】画像認識動作の基本的なパターンを説明する図
である。
【図7】部品と画像認識用カメラの位置関係を示す図で
ある。
【図8】(a),(b) は画像認識の概略について説明する図
である。
【図9】従来の基板部品製造ラインの構成を説明する図
である。
【符号の説明】
10 部品搭載装置 11 装置基台 11a、11a′ ベルトコンベア 12、12′ 固定台 12a Y軸駆動サーボモータ 12b、13b カップリング 12c、13c ボールネジ 12d、12d′ 歯付きプーリ 13 移動台 13a X軸駆動サーボモータ 13d ナット部材 13f 帯状コード 14 作業ヘッド 14a 搭載装置 14b、15a、15b、15a′、15b′ 画像認
識用カメラ 16、16′ 位置決めピン 17 基板 18、18′ 部品供給カセットコーナ 31 作業ヘッドの取り付けベース 31a、31b 回転軸受 32 パルスモータ32 32a 回転シャフト 32b、33c 歯付きプーリ 32c 歯付きベルト 33 ロータ 33a、33b スプライン軸受 34 スプラインシャフト 34a 摺動溝 35 円板 36a ノズルホルダ 36b 吸着ノズル 37 引張りバネ 38 直線駆動機構 38a エアシリンダ 38b ピストンロッド 38c 中間支持部材 38d コロ部材 40 部品カセット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に電子部品を着脱自在に保持する保
    持部材を備えた作業ヘッドと、該作業ヘッドを摺動自在
    に支持し所定方向に往復運動させる作業ヘッド駆動手段
    と、前記作業ヘッドと前記作業ヘッド駆動手段を一体移
    動可能に支持する作業ヘッド支持体と、該作業ヘッド支
    持体を部品搭載作業領域に対して進退自在に移動させる
    支持体駆動手段とを有する電子部品搭載装置において、 前記作業ヘッド支持体が進退する部品搭載作業領域の、
    前記作業ヘッドの往復摺動方向に平行する両側にそれぞ
    れ位置して、前記作業ヘッドにより保持された電子部品
    を撮像する撮像手段を有することを特徴とする電子部品
    搭載装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段を、前記作業ヘッドの往復
    摺動方向に平行して往復させ、前記作業ヘッドの移動経
    路が最短距離となる最適位置に移動させる撮像駆動手段
    をさらに有することを特徴とする請求項1記載の電子部
    品搭載装置。
JP4174687A 1992-06-08 1992-06-08 電子部品搭載装置 Withdrawn JPH05342335A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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