JPH05341821A - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

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JPH05341821A
JPH05341821A JP4147377A JP14737792A JPH05341821A JP H05341821 A JPH05341821 A JP H05341821A JP 4147377 A JP4147377 A JP 4147377A JP 14737792 A JP14737792 A JP 14737792A JP H05341821 A JPH05341821 A JP H05341821A
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Naoki Okamura
直樹 岡村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ伝送装置の記憶容量の変更を容易にす
る。 【構成】 通信インタフェイス31から接続されたプロ
グラマブルコントローラ41を通信インタフェイス31
を介して複数台接続して形成されるデータ伝送装置30
の通信インタフェイス31に、テーブルメモリ54を設
置する。データメモリ41のメモリ容量の変更データは
テーブルメモリ54内に記憶され、通信制御部52はデ
ータメモリ41のデータに基づいてデータの送受信を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプログラマブル
コントローラ間でデータを送受信するデータ伝送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】通信インタフェイスを介して接続された
複数のプログラマブルコントローラ(以下、PCと記
す)11を使用する場合がある。図9は従来のデータ伝
送装置28の電気的構成を示すブロック図であり、図1
0は図9に示される各データメモリ18にそれぞれ記憶
される領域記憶テーブル21を示す図であり、図11は
送受信領域22を示す図である。図9では、通信インタ
フェイス10(後述する第1通信インタフェイス1、第
2通信インタフェイス2および第3インタフェイス3を
総称する場合にはインタフェイス10とする)がそれぞ
れ個別に接続されたPC11(後述する第1PC4、第
2PC5および第3PC6を総称する場合にはPC11
とする)が3台、相互にデータ通信可能に接続されてい
る。
【0003】第1PC4には第1データメモリ7が設置
されており、第2PC5には第2データメモリ8が、第
3PC5には第3データメモリ9がそれぞれ設置されて
いる。データメモリ18(第1、第2および第3データ
メモリ7,8,9を総称する場合にはデータメモリ18
とする)には、後述する領域記憶テーブル21が記憶さ
れているとともに、送受信領域22(後述する第1、第
2および第3送受信領域23,24,25を総称する場
合には送受信領域22とする)が設定されている。第1
通信インタフェイス1には第1通信制御部12と第1バ
ッファメモリ13とが設置されており、第2通信インタ
フェイス2には第2通信制御部14と第2バッファメモ
リ15とが、第3通信インタフェイス3には第3通信制
御部16と第3バッファメモリ17とがそれぞれ設置さ
れている。
【0004】PC11から他のPC11へデータを送信
する場合には、データメモリ18の送受信領域21にま
ずデータが書込まれる。書込まれたデータは通信制御部
19(第1、第2および第3通信制御部12,14,1
6を総称する場合には通信制御部19とする)によって
バッファメモリ20(第1、第2および第3バッファメ
モリ13,15,17を総称する場合にはバッファメモ
リ20とする)に書込まれた後、通信制御部12によっ
て他のPC11へ送信される。受取られたデータは、通
信制御部19によってバッファメモリ20に書込まれた
後、データメモリ9の送受信領域22に書込まれ、必要
に応じて読出される。
【0005】図11(1)には、第1PC4の第1デー
タメモリ7に設定されている第1送受信領域23が示さ
れており、図11(2)には、第2PC5の第2データ
メモリ8に設定されている第2送受信領域24が示され
ており、図11(3)には、第3PC6の第3データメ
モリ9に設定されている第3送受信領域25が示されて
いる。
【0006】第1送受信領域23は、第1PC4から送
信するデータを記憶する、斜線で示す第1記憶領域23
aと、第2PC5から送信されたデータを記憶する第2
記憶領域23bと、第3PC6から送信されたデータを
記憶する第3記憶領域23cとを有している。他の送受
信領域24,25も同様な記憶領域が設定される。
【0007】図10に示される領域記憶テーブル21に
は、送受信領域22における各PC11の番号に対応す
る先頭アドレスとバイト数とが示されている。先頭アド
レスは、送受信領域22において各PC11に相当する
記憶領域22a,22b,22cの先頭アドレスのこと
である。バイト数は、各PC11に相当する記憶領域2
2a,22b,22cのバイト数を示している。
【0008】第1PC4は先頭アドレスが「0」であ
り、前記バイト数が「8」であるため、第1送受信領域
23において、第1記憶領域23aは先頭アドレスが
「0」であり、アドレス「0〜7」までの8バイトであ
ることがわかる。第2PC5の先頭アドレスは「8」で
あり、バイト数が「8」であるため、第1記憶領域23
bのアドレスは「8〜15」であり、第3PC6の先頭
アドレスは「16」であり、バイト数が「8」であるた
め、第2受信領域7cのアドレスは「16〜23」とな
る。
【0009】図11(2)および同図(3)に示される
ように、第4および第3送受信領域24,25も同様に
第1記憶領域24a,25a、第2記憶領域24b,2
5bおよび第3記憶領域24c,25cが設定される。
送受信領域24の第3記憶領域24cおよび第3送受信
領域25の第2記憶領域25bは、第1受信領域23と
同様に用いられる。しかしながら第2および第3送受信
領域24,25の第1記憶領域24a,25aは第1P
C4から送信されるデータを記憶する領域となり、第2
送受信領域24の斜線で示す第2記憶領域24aは第2
PC5から送信するデータを記憶する領域となり、第3
送受信領域25の斜線で示す第3記憶領域25cは、第
3PC6から送信するデータを記憶する領域となる。
【0010】図12は、第3PC6の第3バッファメモ
リ17と第3送受信領域25との間の送受信について説
明する図である。第3送受信領域25の第3記憶領域2
5cのデータは、第3バッファメモリ17の第3領域1
7cへ第3通信制御部16によって伝送される。この
際、第3通信制御部16は、第1PC4、第2PC5、
第3PC6の順に第3バッファメモリ17にデータが並
ぶように第3記憶領域25cのデータを伝送する。
【0011】第3PC6に対応する第3記憶領域17c
は、第1PC4からの送信データを記憶する第1領域1
7aと第2PC5からの送信データを記憶する第2領域
17bに続いて設けられている。このため第3通信制御
部16は、領域記憶テーブル21から第1PC4に対応
するバイト数および第2PC5に対応するバイト数がい
ずれも「8」であることを読出し、第3領域17cの先
頭アドレスが「16」であることを演算し、データの伝
送を行う。これは、第1および第2PC4,5において
も同様に行われる。
【0012】第1PC4からのデータは、第3バッファ
17の第1領域17aから第3受信領域25の第1記憶
領域25aへ送信される。第1領域17aの先頭アドレ
スと同じアドレスを第3送受信領域25での先頭アドレ
スとして、データを送信する。
【0013】同様に第2PC5からのデータを記憶して
いる第2領域17bのデータは、第3送受信領域25の
アドレス「8」から記憶される。これらの操作は、第1
および第2PC4,5内でも同様に行われている。
【0014】図13は、従来例のバッファメモリ20間
の送受信を説明する図である。第1バッファ13の斜線
で示す第1領域13aのデータは、第2および第3バッ
ファ15,17の第1領域15a,17aに送信され
る。
【0015】第2バッファ15の斜線で示す第2領域1
5bのデータは第1および第3バッファ13,17の第
2領域13b,17bに、第3バッファ17の斜線で示
す第3領域17cのデータは第1および第2バッファ1
3,15の第3領域13c,15cへ送信される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図9に示されるように
複数のPC11を用いてPC11に接続される作業機械
を制御する際、いずれかのPC11に作業機械の追加を
行った場合など、各PC11に対応する記憶領域を増加
しなければならない場合がある。
【0017】図14は、図10に示される領域記憶テー
ブル21を変更した領域記憶テーブル21aを示す図で
ある。領域記憶テーブル21aでは、第1PC4に対応
するバイト数が「12」と、領域記憶テーブル21より
「4」増加されており、それに伴い第2PC5に対応す
る先頭アドレスが「4」増加した「12」に、第3PC
6に対応する先頭アドレスが「4」増加した「20」に
変更されている。
【0018】図15は、送受信領域22と、送受信領域
22の第1記憶領域22aを4バイト増加した送受信領
域26とを示す図である。図15では、領域記憶テーブ
ル21aに従って、第1PC4に対応する8バイトの第
1記憶領域22aが、4バイト増加した12バイトの第
1記憶領域26aに変更されている。第1記憶領域26
aは、増加前の第1記憶領域22aに相当する8バイト
の領域27aと、斜線で示す増加した4バイトに対応す
る増加領域27bとからなる。
【0019】送受信領域22の第1記憶領域22aのア
ドレスは「0〜7」であり、第2記憶領域22bのアド
レスは「8〜15」であり、第3記憶領域22cのアド
レスは「16〜23」である。これに対して送受信領域
26では、第1記憶領域26aのアドレスは「0〜1
1」となり、第2記憶領域26bのアドレスは「12〜
19」となり、第3記憶領域26cのアドレスは「20
〜27」となる。
【0020】PC11が作業機械を制御する際、必要に
応じて送受信領域22,26からデータを読出したり、
またはデータを書込んだりする。データの読出しや書込
み命令は、PC11内を制御する制御プログラムに入っ
ており、この際、制御プログラムには読出しや書込みを
行うアドレスが設定されている。
【0021】第2記憶領域26bおよび第3記憶領域2
6cに対応するアドレスは、第1記憶領域22aが4バ
イト増加されたために、すべて変更されている。このた
め、すべてのPC11内の制御プログラムに指定されて
いる第2および第3記憶領域22b,22cのアドレス
を、第2および第3記憶領域26b,26cに対応する
ように書換えなければならない。
【0022】図9に示されるように、3台のPC11を
用いている場合には、3台のPC11内の制御プログラ
ムを変更すればよいが、実際には4台以上のPC11を
用いることもあり、台数が増加するに伴い制御プログラ
ムのアドレス変更が手間を要し困難であり、記憶領域の
変更が繁雑であり、このため記憶領域変更に伴う操作が
困難であるという問題がある。
【0023】本発明の目的は、データメモリのデータ容
量の変更が容易であり、データ容量の変更操作が簡単に
行えるデータ伝送装置を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の端末装
置を含んでなるデータ伝送装置において、各端末装置
は、送信/受信されるデータを記憶し、各端末装置に対
応する1または複数の第1メモリ領域が設定されるデー
タメモリと、前記複数の端末装置に亘り、予め定められ
た順序に従って、送信/受信されるデータを記憶し、各
端末装置に対応する1または複数の第2メモリ領域が設
定される伝送メモリと、前記各第1メモリ領域のデータ
容量と、データメモリにおける各端末装置毎の複数の第
1メモリ領域間の第1間隔量と、伝送メモリにおける各
端末装置毎の複数の第2メモリ領域の一方が他方の第2
メモリ領域の先頭アドレスから隔たる第2間隔量とを、
各端末装置毎に記憶する変換データメモリと、変換デー
タメモリの記憶内容に基づいて、データメモリと伝送メ
モリとの間のデータの送受信を制御する制御手段とを含
むことを特徴とするデータ伝送装置である。
【0025】
【作用】複数の端末装置を含んでなるデータ伝送装置に
おいて、各端末装置は、データメモリと伝送メモリと変
換データメモリと制御手段とを含んでいる。複数の端末
装置間で送信/受信されるデータを記憶するデータメモ
リには、各端末装置に対応する1または複数の第1メモ
リ領域が設定されている。前記複数の端末装置に亘り、
予め定められた順序に従って送信/受信データを記憶す
る伝送メモリには、各端末装置に対応する1または複数
の第2メモリ領域が設定されている。
【0026】変換データメモリには、前記各第1メモリ
領域のデータ容量と、第1間隔量と、第2間隔量とが各
端末装置毎に記憶されている。第1間隔量とは、データ
メモリにおける各端末装置毎の複数の第1メモリ領域間
の間隔量であり、第2間隔量とは、伝送メモリにおける
各端末装置毎の複数の第2メモリ領域の一方が、他方の
第2メモリ領域の先頭アドレスから隔たっている間隔量
である。制御手段は、変換データメモリの記憶内容に基
づいて、データメモリと伝送メモリとの間のデータの送
受信を制御する。
【0027】各端末装置間の送受信は、伝送メモリ間で
行われ、データメモリのデータが伝送メモリに記憶され
た後、他の端末装置の伝送メモリに送信される。データ
メモリの第1メモリ領域と伝送メモリの第2メモリ領域
とが相互に対応している。第1メモリ領域のデータは対
応する第2メモリ領域に記憶される。この際制御手段
は、伝送メモリにおける各端末装置の先頭アドレスをデ
ータ容量から演算し、得られた先頭アドレスから第1メ
モリ領域に対応して記憶されている第2間隔量を隔てる
位置に第1メモリ領域に相当する第2メモリ領域がある
ため、第2間隔量を用いて相当する第2メモリ領域を指
定する。
【0028】或る端末装置の伝送メモリから送信された
データは、他の端末装置の伝送メモリで受信され記憶さ
れる。記憶されたデータは、記憶されている第2メモリ
領域に対応する第1メモリ領域に記憶される。この際、
第2メモリ領域の先頭アドレスから第1間隔量を隔たっ
た位置に第2メモリ領域に相当する第1メモリ領域があ
るため、制御手段は第1間隔量を用いて相当する第2メ
モリ領域を指定する。
【0029】
【実施例】通信インタフェイス40(後述する第1、第
2および第3通信インタフェイス31,32,33を総
称して通信インタフェイス40とする場合がある)を介
した複数のプログラマブルコントローラ41(以下、P
Cと記す。また、後述する第1、第2および第3PC3
4,35,36を総称してPC41とする場合がある)
を使用する場合がある。
【0030】図1は、本発明の一実施例であるデータ伝
送装置30の電気的構成を示すブロック図である。デー
タ伝送装置30は、通信インタフェイス40と接続され
たPC11が3台、相互にデータ通信可能に接続されて
いる。第1PC34には第1データメモリ37が設置さ
れており、第2PC35には第2データメモリ38が、
第3PC36には第3データメモリ39がそれぞれ設置
されている。データメモリ51(第1、第2および第3
データメモリ37,38,39を総称する場合はデータ
メモリ51とする)には、後述する領域記憶テーブル5
5が記憶されるとともに、送受信領域56が設定されて
いる。第1通信インタフェイス31には第1通信制御部
42と第1バッファメモリ43と第1テーブルメモリ4
4とが設置されており、第2通信インタフェイス32に
は第2通信制御部45、第2バッファメモリ46および
第2テーブルメモリ47が、第3通信インタフェイス3
3には第3通信制御部48、第3バッファメモリ49お
よび第3テーブルメモリ50がそれぞれ設置されてい
る。
【0031】PC41から他のPC41へデータを伝送
する場合には、データメモリ51の送受信領域56にま
ずデータが書込まれる。書込まれたデータは通信制御部
52(第1、第2および第3通信制御部42,45,4
8を総称して通信制御部52とする)によってバッファ
メモリ53(第1、第2および第3バッファメモリ4
3,46,49を総称してバッファメモリ53とする)
に書込まれた後、通信制御部52によって他のPC41
へ送信される。受取られたデータは、通信制御部52に
よってバッファメモリ53に書込まれた後、データメモ
リ51の送受信領域56に書込まれ、必要に応じて読出
される。またテーブルメモリ54(第1、第2および第
3テーブルメモリ44,47,50を総称してテーブル
メモリ54とする)には後述する変換テーブル57がそ
れぞれ記憶される。
【0032】変換テーブル57はテーブルメモリ54毎
に記憶しても良く、またある一つのテーブルメモリ54
に記憶されており、PC41、通信インタフェイス40
の電源を投入する際に、他のテーブルメモリ54内に転
送記憶させてもよい。
【0033】図2は、図1に示されるデータメモリ51
にそれぞれ記憶される領域記憶テーブル55を示す図で
あり、図3は図1に示されるテーブルメモリ54に記憶
される変換テーブル57を示す図であり、図4は第1テ
ーブルメモリ内に記憶されている第1送受信領域58と
第1バッファメモリ43との間でのデータの送受信を説
明する図である。第1送受信領域58は、第1PC34
から送信するデータを記憶する斜線で示す第1記憶領域
58aと、第2PC35から送信されたデータを記憶す
る第2記憶領域58bと、第3PC36から送信された
データを記憶する第3記憶領域58cと、第1PC31
から送信するデータを記憶する第4記憶領域58dとを
有している。前述のように本実施例のデータメモリ51
は第1PC34に対応する領域が2つに別れている。
【0034】図2に示される領域記憶テーブル55に
は、各PC41の番号に対応する先頭アドレスが示され
ている。先頭アドレスとは、送受信領域56の各PC4
1に相当する記憶領域の先頭アドレスのことである。第
1PC34の先頭アドレスは「0」と「24」の2カ所
であり、第2PC32の先頭アドレスは「8」であり、
第3PC33の先頭アドレスは「16」である。したが
って第1PC31に対応する第1記憶領域58aの先頭
アドレスは「0」であり、また第1PC31に対応する
第4記憶領域58dの先頭アドレスは「24」であり、
第2PC35に対応する第2記憶領域58bの先頭アド
レスは「8」であり、第3PC36に対応する第3記憶
領域58cの先頭アドレスは「16」である。
【0035】図3に示される変換テーブル57には、各
PC41の番号に対応するイメージオフセットとバイト
数と実メモリ上のオフセットとが示されている。イメー
ジオフセットとは、送受信領域56からバッファメモリ
53へデータを送信する際に、記憶領域56a,56
b,58c,58dの先頭アドレスが、各PC41毎に
定められる先頭アドレスから隔たっているアドレスを示
している。バイト数とは各記憶領域56a,56b,5
6c,56dに相当するバイト数を示している。実メモ
リ上のオフセットとは、バッファメモリ53から送受信
領域56にデータを送信する際に、バッファメモリの各
領域61a,61b,43b,43cの先頭アドレスが
移動するバイト数を示している。
【0036】図4に斜線で示される第1送受信領域58
の第1記憶領域58aと第4記憶領域58dとは、第1
PC34からデータを送信する領域である。変換テーブ
ル57には、第1PC34に対応するデータが2種類記
憶されている。第1記憶領域58aはイメージオフセッ
トおよび実メモリ上のオフセットが「0」であり、バイ
ト数が「8」である。これに対し、第4記憶領域58d
はイメージオフセットが「8」、バイト数が「4」、実
メモリ上のオフセットが「16」である。
【0037】第1記憶領域58aのデータは第1通信制
御部42によって第1バッファメモリ43に送信され
る。その際、第1通信制御部42は、第1PC34に対
する記憶領域の先頭アドレスを求める。バッファメモリ
53では、第1PC34のデータから順にデータを記憶
する領域53a,53b,53cを設けているため、第
1PC34のデータの先頭アドレスは「0」である。ま
たイメージオフセットが「0」であるため、先頭アドレ
スに修正は行われない。したがって、第1記憶領域58
aのデータは第1バッファメモリ43の先頭アドレスが
「0」である第1領域43a内の領域61aに伝送され
る。
【0038】第4記憶領域58dのデータは、イメージ
オフセットが「8」であるため、前述の先頭アドレス
「0」から8バイト隔たった先頭アドレスが「8」であ
る増加領域61bに伝送される。
【0039】第2および第3PC35,36から第1P
C34に送信されるデータは、まず第1バッファメモリ
43に伝送される。第2PC35からのデータは、第1
バッファメモリ43内の先頭アドレス「12」から8バ
イトの第2領域43bに伝送され、第3PC36からの
データは先頭アドレス「20」から8バイトの第3領域
43cに伝送される。
【0040】第2および第3PC35,36から第1バ
ッファメモリ43に送信されたデータは、第1通信制御
部42によって第1送受信領域58に送信される。変換
テーブル57において第2PC35の実メモリ上のオフ
セットは「−4」である。このため、第1通信制御部4
2は、第2領域43bのデータを第2領域43bの先頭
アドレス「12」から「−4」バイト隔たった先頭アド
レスが「8」である第2記憶領域58bに送信する。
【0041】第3PC36の実メモリ上のオフセットも
また「−4」であるため、第1通信制御部42は、第3
領域43cのデータを第3領域43cの先頭アドレスを
「20」から「−4」バイト隔たった先頭アドレスが
「16」である第3記憶領域58cに送信する。
【0042】図5は、第2バッファメモリ46と第2送
受信領域59とを示す図である。第2送受信領域59
は、第1PC34から送信されたデータを記憶する第1
記憶領域59aと、第2PC35から送信するデータを
記憶する斜線で示す第2記憶領域59bと、第3PC3
6から送信されたデータを記憶する第3記憶領域59c
と第1PC34から送信されたデータを記憶する第4記
憶領域59dとを含んでいる。
【0043】第2記憶領域59bのデータは、第2通信
制御部45によって第2バッファメモリ46へ送信され
る。その際、第2通信制御部43は、第2PC35に対
する記憶領域の先頭アドレスを求める。バッファメモリ
53では、第1PC34のデータから順にデータを記憶
する領域53a,53b,53cを設けているため、第
2PC35のデータの前には第1PC34のデータが記
憶される。変換テーブル57には第1PCに相当する領
域のバイト数は「8」と「4」であるため、これらを合
計し、第2PC35に対応する送信領域の先頭アドレス
は「12」となる。また第2PC35のイメージオフセ
ットは「0」であるため、先頭アドレスの修正は行われ
ない。したがって第2記憶領域59aのデータは第2バ
ッファメモリ46の先頭アドレスが「12」である第2
領域46bに送信される。
【0044】第1および第3PC34,36から第2P
C35に送信されるデータは、まず第2バッファメモリ
46に伝送される。第1PC34からのデータは先頭ア
ドレス「0」から8バイトの領域61aと先頭アドレス
「8」から4バイトの増加領域61bからなる第1領域
46aに送信され、第3PC36からのデータは先頭ア
ドレス「20」から8バイトの第3領域46cに送信さ
れる。
【0045】第1PC34の領域61aのデータは、実
メモリ上のオフセットが「0」であるため、第2送受信
領域59に送信される際、第2通信制御部45によって
先頭アドレスが「0」である第1記憶領域59aに送信
される。
【0046】また、第1PC34の増加領域61bのデ
ータは、実メモリ上のオフセットが「16」であるた
め、第2送受信領域59に送信される際、第2通信制御
部45によって先頭アドレス「8」から16バイト隔た
った先頭アドレスが「24」である第4記憶領域59d
に送信される。
【0047】第3領域46cのデータは、第3PC36
に対応する実メモリ上のオフセットが「−4」であるた
め、先頭アドレス「20」から「−4」バイト隔たった
先頭アドレスが「16」である第3記憶領域59cに送
信される。
【0048】図6は、第3バッファメモリ49と第3送
受信領域60とを示す図である。第3送受信領域60
は、第1PC34から送信されたデータを記憶する第1
記憶領域60aと、第2PC35から送信されたデータ
を記憶する第2記憶領域60bと、第3PC36から送
信するデータを記憶する斜線で示す第3記憶領域60c
と第1PC34から送信されたデータを記憶する第4記
憶領域60dとを含んでいる。
【0049】第3記憶領域60cのデータは、第3通信
制御部48によって第3バッファメモリ49へ送信され
る。その際、第3通信制御部48は、第3PC36に対
する記憶領域の先頭アドレスを求める。バッファメモリ
53では、第1PC34のデータから順にデータを記憶
する領域53a,53b,53cを設けているため、第
3PC36のデータの前には第1および第2PC34,
35のデータが記憶される。変換テーブル57には第1
PC34に相当する領域のバイト数は「8」と「4」で
あり、第2PC35に相当する領域のバイト数は「8」
であるため、これらを合計し、第3PC36に対応する
送信領域の先頭アドレスは「20」となる。また第3P
C36のイメージオフセットは「0」であるため、先頭
アドレスの修正は行われない。したがって第3記憶領域
60aのデータは第3バッファメモリ49の先頭アドレ
スが「20」である第2領域49cに送信される。
【0050】第1および第2PC34,35から第3P
C36に送信されるデータは、まず第3バッファメモリ
49に伝送される。第1PC34からのデータは先頭ア
ドレス「0」から8バイトの領域61aと先頭アドレス
「8」から4バイトの増加領域61bからなる第1領域
49aに送信され、第2PC35からのデータは先頭ア
ドレス「12」から8バイトの第2領域49bに送信さ
れる。
【0051】第1PC34の領域61aのデータは、実
メモリ上のオフセットが「0」であるため、第3送受信
領域60に送信される際、第3通信制御部48によって
先頭アドレスが「0」である第1記憶領域60aに送信
される。
【0052】また、第1PC34の増加領域61bのデ
ータは、実メモリ上のオフセットが「16」であるた
め、第3送受信領域60に送信される際、第3通信制御
部45によって先頭アドレス「8」から16バイト隔た
った先頭アドレスが「24」である第4記憶領域60d
に送信される。
【0053】第2領域49bのデータは、第2PC35
に対応する実メモリ上のオフセットが「−4」であるた
め、先頭アドレス「16」から−4バイト隔たった先頭
アドレスが「12」である第3記憶領域60bに送信さ
れる。
【0054】図7は、バッファメモリ53間のデータの
送受信を説明する図である。バッファメモリ53は領域
61aと増加領域61bとからなる第1領域53aと第
2領域53bと第3領域53cとを含んで構成されてい
る。第1領域53aにかかわるデータは第1バッファメ
モリ43の第1領域43aから第2および第3バッファ
メモリ46,49の第1領域46a,49aに送信され
る。
【0055】第2領域53bにかかわるデータは第2バ
ッファメモリ46の第2領域46bから第1および第3
バッファメモリ43,49の第2領域43b,49bに
送信され、第3領域53cにかかわるデータは第3バッ
ファメモリ49の第3領域49cから第1および第2バ
ッファメモリ43,46の第3領域43c,46cに送
信される。
【0056】以上のように本実施例によれば、データメ
モリ51内の送受信領域56には各PC41に対応する
記憶領域56a,56b,56c,56dをPC41毎
に隣接させることなく複数設置することが可能である。
したがってPC41に対応する記憶領域56a,56
b,56c,56dが増加する場合には送受信領域56
の最終アドレスの後に追加すればよく、予め定められて
いるアドレスを変更する必要がない。このため、従来の
ように各PC41内のプログラム内のアドレスを変更す
ることなく、新たに追加された記憶領域56a,56
b,56c,56dにかかわるプログラムのみを追加す
ればよく、記憶領域56a,56b,56c,56dの
変更を容易に行うことができる。
【0057】図8は、本発明の他の実施例を示す図であ
る。図8(1)は領域記憶テーブル55aを示してお
り、図8(2)は変換テーブル57aを示している。図
1に示されるデータ伝送装置30において、PC41毎
に1つの記憶領域56a,56b,56cが定められて
いる場合には領域記憶テーブル55aおよび変換テーブ
ル57aはPC41毎に各値が1つずつ記憶されてい
る。またこの場合、イメージオフセットおよび実メモリ
上のオフセットの値は0となる。本実施例においても前
述と同様の通信が行われる。
【0058】以上の実施例においては、3台のPC41
を用いたデータ伝送装置30について説明したけれど
も、PC41の台数はこれに限られるものではなく、2
台でもよく、また4台以上でもよい。また本実施例では
第1PC34の記憶領域58a,58dが複数の場合に
ついて説明したけれども、第1PC34には限らず、ど
のPC41の領域58a,58b,58c,58dを増
加してもよく、また増加領域数も2以上でもよい。また
本発明の実施対象はPCに限定されず、データ伝送を行
う任意の装置に関して実施されるものである。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、データメ
モリに設定された第1メモリ領域のデータ容量と、各端
末装置毎の複数の第1メモリ領域間の第1間隔量と、伝
送メモリに設置される第2メモリ領域の各端末装置毎の
複数の第2メモリ領域の一方が他方の第2メモリ領域の
先頭アドレスから隔たる第2間隔量とを各端末毎に記憶
する変換データメモリを有しており、変換データメモリ
の記憶内容に基づいてデータメモリと伝送メモリとの間
のデータの送受信が、制御手段によって行われる。第1
メモリ領域のデータ容量を変更するためには、変換デー
タメモリの記憶内容を変更すればよく、容易にデータ容
量の変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるデータ伝送装置30の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示されるデータメモリ51に記憶される
領域記憶テーブル55を示す図である。
【図3】図1に示されるテーブルメモリ54に記憶され
る変換テーブル57を示す図である。
【図4】第1バッファメモリ43および第1送受信領域
58を示す図である。
【図5】第2バッファメモリ46および第2送受信領域
59を示す図である。
【図6】第3バッファメモリ49および第3送受信領域
60を示す図である。
【図7】バッファメモリ53間の送受信を説明する図で
ある。
【図8】本発明の他の実施例を説明する図である。
【図9】従来のデータ伝送装置28の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図10】図9に示されるデータメモリ18に記憶され
る領域記憶テーブル21を示す図である。
【図11】送受信領域22を示す図である。
【図12】第3PC6の第3バッファメモリ17と第3
送受信領域25との間の送受信について説明する図であ
る。
【図13】従来例のバッファメモリ20間の送受信を説
明する図である。
【図14】図10に示される領域記憶テーブル21を変
更した領域記憶テーブル21aを示す図である。
【図15】送受信領域22と、送受信領域22の第1記
憶領域22aを増加した送受信領域26とを示す図であ
る。
【符号の説明】
30 データ伝送装置 41 プログラマブルコントローラ 51 データメモリ 53 バッファメモリ 54 テーブルメモリ 55 領域記憶テーブル 56 送受信領域 57 変換テーブル 61a 領域 61b 増加領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置を含んでなるデータ伝送
    装置において、 各端末装置は、送信/受信されるデータを記憶し、各端
    末装置に対応する1または複数の第1メモリ領域が設定
    されるデータメモリと、 前記複数の端末装置に亘り、予め定められた順序に従っ
    て、送信/受信されるデータを記憶し、各端末装置に対
    応する1または複数の第2メモリ領域が設定される伝送
    メモリと、 前記各第1メモリ領域のデータ容量と、データメモリに
    おける各端末装置毎の複数の第1メモリ領域間のアドレ
    ス差を示す第1間隔量と、伝送メモリにおける各端末装
    置毎の複数の第2メモリ領域の一方が他方の第2メモリ
    領域の先頭アドレスから隔たる第2間隔量とを、各端末
    装置毎に記憶する変換データメモリと、 変換データメモリの記憶内容に基づいて、データメモリ
    と伝送メモリとの間のデータの送受信を制御する制御手
    段とを含むことを特徴とするデータ伝送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3044507A1 (de) * 1979-12-20 1981-08-27 Modine Manufacturing Co., 53401 Racine, Wis. Waermetauscher und verfahren zu seiner herstellung
JP2022009933A (ja) * 2019-02-28 2022-01-14 株式会社安川電機 通信システム、通信方法、及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3044507A1 (de) * 1979-12-20 1981-08-27 Modine Manufacturing Co., 53401 Racine, Wis. Waermetauscher und verfahren zu seiner herstellung
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