JPH0534057Y2 - - Google Patents

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JPH0534057Y2
JPH0534057Y2 JP364987U JP364987U JPH0534057Y2 JP H0534057 Y2 JPH0534057 Y2 JP H0534057Y2 JP 364987 U JP364987 U JP 364987U JP 364987 U JP364987 U JP 364987U JP H0534057 Y2 JPH0534057 Y2 JP H0534057Y2
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cassette
lid
locking
lock pin
cassette body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は有価紙葉発行装置等に着脱自在にセ
ツトされ、紙葉の交換・操作を容易にする紙葉状
媒体カセツトに関する。
〔従来の技術〕 従来、この種の紙葉状媒体カセツトとしては、
種々のものが実施化され、例えば、第5図に示す
ようなものがある。
第5図は従来の紙葉状媒体カセツトを示す説明
図である。
同図において、1はカセツト本体であり、この
カセツト本体1は把手2で矢印方向Aに押し込ん
で有価紙葉発行装置にセツトできるようになつて
いる。
この装置の下部に板カム3が、上部に蓋4を突
起5を介して押し開ける押し板6が取付けられて
いる。
7は支点8を中心に回動可能なレバであり、こ
のレバ7の一端に板カム3と係合するローラ9が
取付けられ、他端にリンク10の下端がピン結合
されている。
また、リンク10の上端にロツクレバ11が回
動自在に取り付けられ、このロツクレバ11の一
端に支点12が、他端にロツク爪13が設けられ
ている。
14は、蓋4にロツク爪13を押し付けてロツ
ク係合させるスプリングである。
次に、前記構成の動作を説明する。
前記構成において、有価紙葉を装填したカセツ
ト本体1を矢印方向Aに押し入れると、まず、ロ
ーラ9が板カム3のテーパー部3a上に押し上げ
られるので、レバ7は支点8を中心としてスプリ
ング14の付勢力に抗して反時計方向に回転す
る。
その結果、リンク10が引き下げられるので、
ロツクレバ11は支点12を中心として反時計方
向に回転する。
そのため、ロツク爪13と蓋4とのロツク係合
が解除される。
さらにカセツト本体1を矢印方向Aに押し込む
と、蓋4の突起5が押し板6で押し付けられて蓋
4が開動し、カセツト本体1の上部に形成された
開口部15が開口する。
そして、開口した開口部15より有価紙葉を取
り出して計数等各処理を行なつている。
また、装置からカセツト本体1を矢印Aと反対
方向に引き抜くと、蓋4が図示省略のスプリング
によつて矢印方向Aに付勢されているので、蓋4
の突起5は押し板6に当接した状態で移動し、蓋
4が閉じると、突起5の移動が阻止されるので、
押し板6は突起5から離間する。
さらに、カセツト本体1を引き抜くと、板カム
3とローラ9との係合が外れ、カセツト本体1を
前記押し込むときと反対の動作によりロツク爪1
3が蓋4に係合し、ロツクされる。
したがつて、カセツト本体1が単体のときは、
蓋4を開けることができない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記構成の紙葉状媒体カセツトでは、
棒または板状の工具、例えばドライバを2本用い
ると、蓋を容易に開けることができる構成である
ので、中の有価紙葉が簡単に抜き取られるという
防犯上の問題があつた。
そこで、この考案は前記問題点に着目してなさ
れたもので、その目的とするところは、カセツト
本体が単体のときは、蓋を容易に開けることので
きない防犯上優れた機能により信頼性を向上させ
た紙葉状媒体力セツトを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的に沿うこの考案の構成は、カセツト本
体にスラスト移動かつ回転自在にロツクピンを設
け、このロツクピンをロツク方向にスラスト移動
および回転を付勢するスプリングを設け、ロツク
ピンの一端に蓋の被ロツク部とロツク係合するロ
ツク部を設けるとともに、ロツクピンの他端に板
カムとの係合によりスプリングの付勢力に抗して
非ロツク方向にスラスト移動および回転を付勢す
る段差部を設けたことを要旨とする。
〔作用〕
前記構成において、カセツト本体を装置に押し
入れると、まず、ロツクピンはその段差部と板カ
ムのテーパー部との係合により、スプリングの付
勢力に抗して非ロツク方向にスラスト移動および
回転する。
そのため、ロツクピンのロツク部が蓋の被ロツ
ク部から外れ、蓋のロツクが解除される。
さらに、カセツト本体を装置に押し込むと、蓋
は押し板に押し付けられて開動する。
また、カセツト本体を装置から抜き取ると、蓋
は押し板から離れ、ばねによつて閉動する。
さらに、カセツト本体を抜き取ると、ロツクピ
ンがセツトする場合と逆の動作によりロツク方向
にスラスト移動および回転し、ロツクピンのロツ
ク部が蓋の被ロツク部にロツク係合し、蓋がロツ
クされる。
したがつて、前記問題点を除去することができ
る。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図はこの実施例に係る紙葉状媒体カセツト
を示す構成図、第2図は同カセツトの要部の詳細
を示す斜視図である。
第1図および第2図において、1は有価紙葉を
装填するカセツト本体であり、このカセツト本体
1は把手2で矢印方向Aに押し込んで有価紙葉装
置にセツトできるようになつている。
この装置の上部に押し板6が、下部に板カム1
6が設けられ、この板カム16は段差部17を有
し、この段差部17の先端にテーパー部18が形
成されている。
19はロツクピンであり、このロツクピン19
はアツパーブラケツト20aおよびロアブラケツ
ト20bに上下かつ回転自在に設けられている。
このロツクピン19の中程にピン21が打ち込
まれ、このピン21とアツパーブラケツト2aと
の間にコイル状の圧縮スプリング22が設けら
れ、ロツクピン19に上下への移動と反時計方向
の回転とを同時に付勢できるようになつている。
また、ロアブラケツト20b寄りのロツクピン
19に落下防止のEリング23が嵌め込まれてい
る。
蓋4の端部に半円状の切欠部24が形成され、
この切欠部24にロツクピン19の上部が位置
し、このロツクピン19の上部にストローク上端
で、蓋4の端部を自在に通過させる溝部19Aが
形成され、ロツクピン19の下部に板カム16と
係合する段差部25が形成されている。
第3図は前記ロツクピンの溝部および段差部の
詳細を示し、同図aは第2図のロツクピンのA矢
視図、同図bは同図aのC−C線断面図、同図c
は同図aのDーD線断面図である。
同図に示すように、溝部19Aの方向と段差部
25の方向とは一致せず、段差部25は溝部19
Aに対し傾斜し、しかも、回転前は板カム16に
対し同図cにおいて破線で示す傾斜位置に付勢さ
れ、回転後は実線で示す傾斜位置に保持され、こ
のとき、溝部19Aは板カム16の方向に指向
し、蓋4の端部が溝部19を自在に通過できるよ
うになつている。
次に、前記構成のカセツトの動作を第4図を併
用して説明する。
第4図は蓋のロツクが解除された状態を示す説
明図である。
第1図に示すように、蓋4がロツクされたカセ
ツト本体1を矢印方向に押し込むと、まず、ロツ
クピン19の段差部25が板カム16のテーパー
部18に乗り上げられ、乗り上げられた分だけ、
ロツクピン19は圧縮スプリング22の付勢力に
抗して押し上げられ、これに伴い、溝部19Aは
蓋4の切欠部24の位置に押し上げらされる。
一方、ロツクピン19の段差部25が板カム1
6に押し付けられて段差部25に回転トルクが生
じ、この回転トルクにより、ロツクピン19は圧
縮スプリング22の付勢力に抗して時計方向Bに
回転し、これに伴い、溝部19Aも回転し、矢印
方向Aに指向した状態で保持される。
その結果、第4図に示すように、蓋4のロツク
は解除される。
さらに、カセツト本体1を矢印方向Aに押し込
むと、蓋4の突起5が押し板6で押し付けられる
ので、蓋4は開動し、カセツト本体1の上部に形
成された開口部15が開口する。
開口した開口部15より有価紙葉を取り出し、
計数や印字等の処理を行なう。
また、装置からカセツト本体1を矢印Aと反対
方向に引き抜くと、蓋4が図示省略のスプリング
によつて矢印方向Aに付勢されているので、蓋4
の突起は押し板6に当接した状態で移動し、蓋4
が閉じると、突起5の移動が阻止されるので、押
し板6は突起5から離間する。
さらに、カセツト本体1を引き抜くと、前記押
し込むときと逆の動作によりロツクピン19が反
時計方向に回転するとともに降下し蓋4がロツク
される。
したがつて、カセツト本体1が単体のときは、
蓋4はロツクされ、ドライバ等の工具によつても
開けることができない。
なお、この考案は前記実施例に限定されるもの
でなく、種々の改変が可能であることはもちろん
である。
例えば、この実施例では、有価紙葉のカセツト
にこの考案を適用したもので説明したが、これに
限らず、紙幣を装填する現金カセツトに対しても
この考案を適用することができる。
〔考案に効果〕
以上の説明から明らかなように、カセツト本体
にスラスト移動かつ回転自在にロツクピンを設
け、このロツクピンをロツク方向にスラスト移動
および回転を付勢するスプリングを設け、ロツク
ピンの一端に蓋の被ロツク部とロツク係合するロ
ツク部を設けるとともに、ロツクピンの他端に板
カムとの係合によりスプリングの付勢力に抗して
非ロツク方向にスラスト移動および回転を付与す
る段差部を設けた構成としたので、単体では、簡
単な工具では蓋を開けることができず防犯上優れ
た機能を有し、信頼性を向上させることができる
という効果も得られる。
しかも、簡単なロツク構造により、コストの低
廉化を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る紙葉状媒体カセツトを示
す構成図、第2図は同カセツトの要部を示す斜視
図、第3図はロツクピンの詳細を示す説明図、第
4図はカセツトの動作を示す説明図、第5図は従
来例を示す構成図である。 1……カセツト本体、4……蓋、6……押し
板、16……板カム、18……テーパー部、19
……ロツクピン、19A……溝部、22……圧縮
スプリング、24……切欠部、25……段差部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 紙葉を処理する装置にカセツト本体をセツトし
    たとき、装置側の押し板および板カムとの係合に
    よりロツクが解除されて蓋が開き、装置からカセ
    ツト本体を抜き取つたとき、蓋が閉じてロツクさ
    れるようにした紙葉状媒体カセツトにおいて、 前記カセツト本体にスラスト移動かつ回転自在
    にロツクピンを設け、 このロツクピンをロツク方向にスラスト移動お
    よび回転を付勢するスプリングを設け、 ロツクピンの一端に蓋の被ロツク部とロツク係
    合するロツク部を設けるとともに、ロツクピンの
    他端に板カムとの係合によりスプリングの付勢力
    に抗して非ロツク方向にスラスト移動および回転
    を付与する段差部を設けたことを特徴とする紙葉
    状媒体カセツト。
JP364987U 1987-01-16 1987-01-16 Expired - Lifetime JPH0534057Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP364987U JPH0534057Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP364987U JPH0534057Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16

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Publication Number Publication Date
JPS63114368U JPS63114368U (ja) 1988-07-23
JPH0534057Y2 true JPH0534057Y2 (ja) 1993-08-30

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ID=30783603

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5097483B2 (ja) * 2007-09-05 2012-12-12 ローレル機械株式会社 紙幣処理機
JP6606829B2 (ja) * 2015-02-05 2019-11-20 沖電気工業株式会社 媒体収納庫及び媒体取引装置

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Publication number Publication date
JPS63114368U (ja) 1988-07-23

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