JPH05340274A - ディーゼルエンジンのガバナの停止操作力軽減装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンのガバナの停止操作力軽減装置

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Publication number
JPH05340274A
JPH05340274A JP17187292A JP17187292A JPH05340274A JP H05340274 A JPH05340274 A JP H05340274A JP 17187292 A JP17187292 A JP 17187292A JP 17187292 A JP17187292 A JP 17187292A JP H05340274 A JPH05340274 A JP H05340274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rack
governor
lever
injection
spring
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Pending
Application number
JP17187292A
Other languages
English (en)
Inventor
Munehiro Amano
宗洋 天野
Masashi Nakano
正士 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH05340274A publication Critical patent/JPH05340274A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディーゼルエンジンのガバナの停止操作力軽
減装置に関し、エンジンの負荷が急減しても噴射ラック
の過剰移動によるエンストの発生を防止する。 【構成】 ガバナレバー1にラック操作具3を摺動自在
に支持し、ラック操作具3を燃料噴射ポンプの噴射ラッ
ク5に係合し、ラック操作具3を戻しバネ6で燃料増量
側に付勢し、ラック操作具3を弾圧バネ8を介してガバ
ナレバー1の出力部2に摩擦接当させて構成する。エン
ジン負荷の急減に伴い噴射ラック5が燃料減量側に過剰
に移動しようとするのをラック操作具3のガバナレバー
1に対する摩擦力で受け止めて、エンジンのエンストを
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼルエンジンのガ
バナの停止操作力軽減装置に関し、負荷の急減時にもエ
ンストをスムーズに防止できるものを提供する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンでは、ガバナレバー
にラック操作具を摺動自在に付設し、このラック操作具
のみを燃料噴射ポンプの噴射ラックに係合し、ガバナレ
バーを噴射ラックに係合しないように構成すると、噴射
ラックをエンジン停止操作具で無噴射位置に押し戻して
ディーゼルエンジンを停止する場合、ラック操作具を弱
い戻しバネのバネ力に抗して楽に操作でき、ガバナスプ
リングの強いスプリングフォースに抗して押し戻す必要
がなくなる。
【0003】本発明はこの形式のディーゼルエンジンの
ガバナを対象とし、その基本構造は、図2又は図4に示
すように、ディーゼルエンジンEにガバナレバー1を揺
動自在に支持し、ガバナレバー1の出力部2にラック操
作具3を燃料噴射ポンプ4の噴射ラック5の操作方向A
に沿わせて摺動自在に支持し、ラック操作具3を噴射ラ
ック5に係合し、ラック操作具3を戻しバネ6で燃料増
量側に付勢し、ガバナフォースGFとガバナスプリング
7のスプリングフォースとの不釣合い力をガバナレバー
1からラック操作具3を介して噴射ラック5に伝達可能
に構成するとともに、エンジン停止操作具28をラック
操作具3と噴射ラック5とのいずれかに臨ませたもので
ある。
【0004】この形式の従来技術としては、図4に示す
ように、ラック操作具3に摺動方向Aに沿わせて長穴1
0を空け、2個の支持ピン11・11を長穴10に嵌挿
しながらガバナレバー1に固定して、ラック操作具3を
ガバナレバー1に抜け外れ不能で、且つ、滑らかに摺動
するように構成したものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ガバナスプリ
ング7のバネ定数は大きいが、ラック操作具3の戻しバ
ネ6のバネ定数は小さい。このため、エンジンEの負荷
が急減すると、エンジンEの回転数が大きくなってガバ
ナフォースが急速に増大し、ラック操作具3及びこれと
係合する噴射ラック5は燃料減量側に押し戻されるが、
このときのラック操作具3及び噴射ラック5の運動慣性
力にバネ定数の小さな戻しバネ6は抗することができな
いので、噴射ラック5は燃料減量側に過剰に移動してし
まい、ディーゼルエンジンEがエンストを起こす虞れが
あった。本発明は、エンジンの負荷が急減しても噴射ラ
ックの過剰移動によるエンストの発生を防止することを
技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の手段を、実施例を示す図面により以下に説明する。即
ち、本発明は、前記基本構造のディーゼルエンジンのガ
バナにおいて、ラック操作具3を弾圧バネ8を介してガ
バナレバー1の出力部2に摩擦接当させた事を特徴とす
るディーゼルエンジンのガバナの停止操作力軽減装置で
ある。上記ラック操作具3は戻しバネ6により燃料増量
側に付勢されるが、当該戻しバネ6は例えばスタートス
プリングで兼用しても良いが、専用のバネを用いても差
し支えない。
【0007】
【作用】前述したように、ガバナスプリング7のバネ定
数は大きく、ガバナレバー1はスプリングフォースとガ
バナフォースGFとの大きな作用力のバランスの上で揺
動している。エンジンEの負荷が急減した場合、ガバナ
フォースGFの急増でガバナレバー1に対してラック操
作具3及びこれと係合する噴射ラック5は運動慣性によ
り燃料減量側に過剰に移動しようとするが、ラック操作
具3を弾圧バネ8でガバナレバー1に接当させているの
で、上記移動慣性力はこの摺動摩擦力で受け止められ
て、当該過剰移動を阻止する。
【0008】
【発明の効果】弾圧バネによるラック操作具とガバナレ
バーとの摩擦力でガバナレバーに対する噴射ラックの燃
料減量側への過剰移動がなくなるので、ディーゼルエン
ジンのエンストを円滑に防止できる。また、弾圧バネで
ラック操作具をガバナレバーに接当するだけの簡単な構
造なので、安価に実施できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて述べ
る。図1は縦型ディーゼルエンジンのガバナレバーの分
解斜視図、図2は同ディーゼルエンジンのポンプ室周辺
の概略縦断面図、図3は同エンジンの調速装置の概略分
解斜視図である。図1及び図2に示すように、縦型ディ
ーゼルエンジンEの前部にギヤ室12を設け、ギヤ室1
2の後方にポンプ室14を隔壁13を介して連通状に臨
ませる。上記ポンプ室14内に燃料噴射ポンプ4を上方
より収容し、その下方に燃料噴射カム軸15を前後方向
に支持し、燃料噴射カム軸15を燃料カムギヤ16を介
してクランク軸に連動し、燃料噴射ポンプ4を燃料噴射
カム軸15に燃料噴射駆動可能に連動する。上記隔壁1
3にガバナレバー1を支点19を介して揺動自在に支持
し、燃料カムギヤ16にガバナウエイト17を付設し、
ガバナウエイト17をガバナスリーブ18を介してガバ
ナレバー1の入力ピン21に連動し、ガバナレバー1の
出力部2をラック操作具3を介して燃料噴射ポンプ4の
噴射ラック5のラックピン5aに連動し、ガバナレバー
1の作用部22をガバナスプリング7を介して調速レバ
ー20に連動する。これにより、ガバナスプリング7の
スプリングフォースとガバナウエイト17のガバナフォ
ースGFとの不釣合い力で燃料噴射ポンプ4を適正噴射
位置に整えて、エンジンEの実回転数を設定回転数に調
整可能に構成する。
【0010】図1に示すように、上記ガバナレバー1は
2本のフォークレバー1a・1bから成り、背面のフォ
ークレバー1bはガバナスプリング7の懸架によりスプ
リングフォースを受け、前面のフォークレバー1aはガ
バナウエイト17によるガバナフォースGFを入力ピン
21で受けるように構成され、押圧面23と受け止めピ
ン24によりスプリングフォースはフォークレバー1b
からフォークレバー1aに伝達可能になっている。ま
た、フォークレバー1aの出力部2にラック操作具3を
噴射ラック5の操作方向Aに沿わせて摺動自在に支持
し、ラック操作具3のフォーク部25を噴射ラック5に
係合し、フォークレバー1aは噴射ラック5に係合せず
燃料減量側からのみ臨むようにして、ガバナレバー1の
作用力をラック操作具3を介して噴射ラック5に伝達可
能に構成する。
【0011】上記ラック操作具3はスタートスプリング
6で燃料増量側に付勢され、始動時に当該スプリング6
の作用で噴射ラック5は始動位置に変移可能に構成され
る。但し、スタートスプリングとは別途にラック操作具
3を燃料増量側に付勢する専用の戻しバネを設けても良
い。上記ラック操作具3に摺動方向Aに沿わせて長穴1
0を空け、2個の支持ピン11・11を長穴10に嵌挿
しながらフォークレバー1aに固定して、前述のように
ラック操作具3をガバナレバー1に抜け外れ不能で摺動
可能に構成する。この場合、図1に示すように、上記ラ
ック操作具3は二つ折りにした板バネ状の弾圧バネ8を
介してガバナレバー1に摩擦接当され、弾圧バネ8の接
当力でラック操作具3の摩擦力が増大可能になるように
構成される。
【0012】一方、図3に示すように、調速装置30
は、外付けの調速操作レバー27と内付けの前記調速レ
バー20を一体化し、外付けのエンジン停止操作レバー
29と内付けのエンジン停止レバー28を一体化して、
これらの一体化部材を内・外同心状に基盤26に各々支
持して構成される。調速レバー20には前述のようにガ
バナスプリング7が係合され、エンジン停止レバー28
は上記ラック操作具3に臨む。即ち、図2に示すよう
に、ラック操作具3のうちのスタートスプリング6の係
合側先端面を湾曲して停止操作受け止め面31を形成
し、この受け止め面31をエンジン停止レバー28で燃
料減量側に押し戻して、噴射ラック5を無噴射位置に移
動させてディーゼルエンジンEを停止操作可能に構成す
る。
【0013】但し、図3に示すように、エンジン停止レ
バー28は、これと一体になった外付けのエンジン停止
操作レバー29を停止ソレノイド32に連動することに
より回動操作されるが、エンジン停止操作レバー29の
一端を上向きに屈曲して大径の嵌挿穴33を形成し、こ
の嵌挿穴33に停止ソレノイド32の操作ロッド34の
支持ピン35を上から係合するように構成するので、こ
の両者の係合がスムーズになり、停止ソレノイド32に
よる停止操作が楽になる。
【0014】そこで、このディーゼルエンジンのガバナ
の機能を述べる。エンジンEの負荷が急減した場合、エ
ンジンEの回転数が大きくなってガバナフォースが急速
に増大し、ラック操作具3及びこれと係合する噴射ラッ
ク5は燃料減量側に過剰に移動しようとする。しかしな
がら、ラック操作具3を弾圧バネ8でガバナレバー1に
接当すると、ガバナレバー1に対するラック操作具3の
摩擦力が増大し、しかも、ガバナレバー1はスプリング
フォースとガバナフォースとの大きな作用力のバランス
の上で揺動しているので、上記移動慣性力はこの摺動摩
擦力で受け止められる。このため、当該過剰移動は強力
に阻止されて、ディーゼルエンジンEのエンストは円滑
に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦型ディーゼルエンジンのガバナレバーの分解
斜視図である。
【図2】同ディーゼルエンジンのポンプ室周辺の概略縦
断面図である。
【図3】同エンジンの調速装置の概略分解斜視図であ
る。
【図4】従来技術を示す図2の相当図である。
【符号の説明】
1 ガバナレバー 2 1の出力部 3 ラック操作具 4 燃料噴射ポンプ 5 噴射ラック 6 戻しバネ 7 ガバナスプリング 8 弾圧バネ 28 エンジン停止操作具 A 3の摺動方向 E ディーゼルエンジン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼルエンジン(E)にガバナレバー
    (1)を揺動自在に支持し、ガバナレバー(1)の出力部
    (2)にラック操作具(3)を燃料噴射ポンプ(4)の噴射ラ
    ック(5)の操作方向(A)に沿わせて摺動自在に支持し、
    ラック操作具(3)を噴射ラック(5)に係合し、ラック操
    作具(3)を戻しバネ(6)で燃料増量側に付勢して、ガバ
    ナフォースGFとガバナスプリング(7)のスプリングフ
    ォースとの不釣合い力をガバナレバー(1)からラック操
    作具(3)を介して噴射ラック(5)に伝達可能に構成する
    とともに、エンジン停止操作具(28)をラック操作具
    (3)と噴射ラック(5)とのいずれかに臨ませたディーゼ
    ルエンジンのガバナにおいて、 ラック操作具(3)を弾圧バネ(8)を介してガバナレバー
    (1)の出力部(2)に摩擦接当させたことを特徴とするデ
    ィーゼルエンジンのガバナの停止操作力軽減装置。
JP17187292A 1992-06-05 1992-06-05 ディーゼルエンジンのガバナの停止操作力軽減装置 Pending JPH05340274A (ja)

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JPH05340274A true JPH05340274A (ja) 1993-12-21

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