JPH0534023Y2 - - Google Patents

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JPH0534023Y2
JPH0534023Y2 JP9170686U JP9170686U JPH0534023Y2 JP H0534023 Y2 JPH0534023 Y2 JP H0534023Y2 JP 9170686 U JP9170686 U JP 9170686U JP 9170686 U JP9170686 U JP 9170686U JP H0534023 Y2 JPH0534023 Y2 JP H0534023Y2
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circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、負荷に安定化した正弦波電圧を供給
する正弦波コンバータに関し、更に詳しくは、供
給電圧を監視するための監視回路を備えた正弦波
コンバータに関するものである。
(従来の技術) 第4図は、従来の電圧監視回路を備えた正弦波
コンバータの構成ブロツク図である。図中CVは
コンバータ部で、その出力端に正弦波電圧eoを
出力する。CNTはコンバータ部CVの入力側に設
けられ、出力電圧eoが所定値に安定化するよう
に制御する制御回路、VAは出力電圧eoを入力
し、この電圧が例えば出力端子短絡等の事故によ
り異常に低下するのを監視する電圧監視回路であ
る。
(考案が解決しようとする問題点) このような構成の従来の正弦波コンバータにお
いては、制御回路と監視回路とが別々な構成とな
つており、全体として構成が複雑になるという問
題点があつた。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は制御回路と、電圧監視回路と
を共用し、構成の簡単な正弦波コンバータを実現
しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 前記した問題点を解決する本考案は、駆動信号
を入力し正弦波電圧を出力するコンバータ部と、
駆動信号が印加される入力ラインに1次巻線が直
列に接続された制御用トランスと、この制御用ト
ランスの2次巻線出力を整流平滑化する回路と、
この整流平滑回路の出力端に接続されたトランジ
スタと、前記コンバータ部から得られる電力によ
つて動作するとともに前記正弦波電圧に対応した
電圧を入力し前記トランジスタを制御することに
よつて正弦波電圧を安定化する制御回路と、前記
整流平滑回路の出力電圧に対応した信号と所定値
とを比較し、出力端が短絡したか否かを示す監視
信号を出力する監視回路を備えて構成される。
(実施例) 第1図は本考案に係る装置の一例を示す電気的
接続図である。図において、TDは駆動トランス
で、端子11,12に印加される駆動信号が1次
巻線に印加されている。CVは駆動トランスTD
介して駆動信号を入力し、端子21,22に正弦
波電圧eoを出力するコンバータ部、Tは制御用
トランスで、その1次巻線は、駆動トランスTD
の2次巻線に得られた駆動信号をコンバータ部
CVに印加させる入力ラインliに直列に接続され
ている。RSは制御用トランスTの2次巻線に得
られた信号を整流、平滑する整流平滑回路で、こ
こでは、ダイオードブリツジによる整流回路BS
と、平滑コンデンサC1及び抵抗R1,R2で構
成されている。Qは整流平滑回路RSの出力端に
接続されたトランジスタ、CNTは端子21,2
2に得られる正弦波電圧eoに対応した電圧を入
力し、トランジスタQを制御する制御回路であ
る。ここではこの制御回路CNTは、正弦波電圧
eoを整流するダイオードD1,D2、平滑コン
デンサC2、平滑コンデンサC2に得られる電圧
Eoを分圧する抵抗R3,R4、抵抗R3,R4
による分圧電圧Edに応じて流れる電流lkを制御
する電流制御素子U1、この電流制御素子U1と
並列に接続されたツエナーダイオードZDと抵抗
R5の直列回路で構成されている。ツエナーダイ
オードZDと、抵抗R5の共通接続点の電圧EB
は、ツエナーダイオードZDで得られる定電圧と
分圧電圧Edとの偏差に対応しており、この電圧
EBがトランジスタQのベースに印加されていて、
トランジスタQのコレクタ・エミツタ間電圧
VCEを制御するようになつている。ここで、ツ
エナーダイオードZD及び電流制御素子U1は、
抵抗R6を介してコンデンサC2の両端、すなわ
ち、コンバータ部CVの出力端からその作動電力
を得るようにしている。
破線で囲んだ部分ARは監視回路で、平滑回路
の一部を構成している抵抗R1,R2、この抵抗
R1,R2の分圧電圧Vodと所定の設定電圧
VTHとを比較する比較器CPとで構成されてお
り、比較器CPから出力端が短絡したか否かを示
す監視信号を出力する。
このように構成した装置の動作を次に説明す
る。
第1図装置において、制御用トランジスタTの
2次巻線側回路及びトランジスタQからなる回路
は、制御回路CNTの出力電圧EBによつて抵抗値
が変る抵抗で代表される。
コンバータ部CVは、駆動トランスTDを介して
印加される駆動信号によつて駆動され、端子2
1,22に正弦波電圧eoを出力している。いま、
第1図において、正弦波出力電圧eoの平均値が
所定値より低下したとすると、分圧電圧Edが下
がり、電流制御素子U1が吸い込む電流lkが減少
する。このため、ツエナーダイオードZD、抵抗
R5の直列回路側に流れる電流が増大し、トラン
ジスタQのベース電流lBが増加して、トランジ
スタQはコレクタ・エミツタ電圧VCEが小さく
なるように制御される。トランジスタQのVCE
が小さくなると、制御用トランスTの2次巻線側
での損失が小さくなり、抵抗R0の値が見掛上小
さくなる。抵抗R0の値が小さくなると、コンバ
ータ部CVに印加される駆動信号の振幅が大きく
なり、正弦波出力電圧eoが所定値になるまで大
きくなる。
正弦波出力電圧eoが所定値より増大したとす
ると、前記した逆の動作により、正弦波出力電圧
eoが所定値になるまで小さくなる。
以上のような動作により、正弦波出力電圧eo
は、ツエナーダイオードZDによつて得られる基
準電圧に対応する所定の一定電圧になるように安
定化される。なお、正弦波出力電圧eoの平均値
は、抵抗R3,R4による分圧比を変えることに
よつて調整できる。
次に、出力端子21,22間が短絡されるとい
うような事故が生じた場合、出力電圧eoを零又
は異常に低下する。この場合、制御回路CNTを
構成しているツエナーダイオードZDや、電流制
御素子U1には電力が供給されなくなる。このた
めに、トランジスタQがオフとなつて、抵抗R0
で代表されている制御用トランジスタTの2次巻
線側は、第2図のような等価回路で表わすことが
できる。この状態では、制御用トランスTに最大
電圧が印加され、前段のコンバータ部CVには負
担がかかることはなく、このコンバータ部の保護
が可能となる。また、整流平滑回路RSの出力電
圧Voは、トランジスタQがオフとなることによ
つて急激に増大するので、その分圧電圧Vod(=
Vo・R2/R1+R2)も増大する。
第3図は、整流平滑回路RSの出力電圧Vo及び
その分圧電圧Vodの正常動作時と、出力端短絡時
の変化を示す線図である。
監視回路ARにおいて、比較器CPは分圧電圧
Vodと、所定の設定電圧VTHとを比較しており、
正常動作時には、Vod<VTHとなつていて正常
動作を示す信号(例えばハイレベルの信号)を出
力している。出力端短絡事故が生ずると、第3図
に示すようにVod<VTHとなつて、比較器CPは
出力端短絡を示す信号(例えばローレベルの信
号)を出力する。監視回路ARから出力されるこ
のような監視信号は、警報手段等に印加されて利
用されたり、あるいは正弦波コンバータからの電
力によつて動作している負荷回路に送られて利用
される。
なお、上記の実施例では、制御回路CNTは電
流制御素子U1を含んで構成したものであるが、
他の回路構成のものでもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は、整流平滑回路
RS内に発生する電圧を利用して出力端短絡状態
を検出するようにしたもので、簡単な構成で出力
端電圧の監視信号が得られる正弦波コンバータが
実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る装置の一例を示す電気的
接続図、第2図は第1図装置において、トランジ
スタQがオフとなつた時の等価回路図、第3図は
その動作波形図、第4図は従来装置の構成ブロツ
ク図である。 CV……コンバータ部、T……制御用トランス、
RS……整流平滑回路、Q……トランジスタ、
CNT……制御回路、AR……監視回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動信号を入力し正弦波電圧を出力するコンバ
    ータ部と、駆動信号が印加される入力ラインに1
    次巻線が直列に接続された制御用トランスと、こ
    の制御用トランスの2次巻線出力を整流平滑化す
    る回路と、この整流平滑回路の出力端に接続され
    たトランジスタと、前記コンバータ部から得られ
    る電力によつて動作するとともに前記正弦波電圧
    に対応した電圧を入力し前記トランジスタを制御
    することによつて正弦波電圧を安定化する制御回
    路と、前記整流平滑回路の出力電圧に対応した信
    号と所定値とを比較し、出力端が短絡したか否か
    を示す監視信号を出力する監視回路を備えた正弦
    波コンバータ。
JP9170686U 1986-06-16 1986-06-16 Expired - Lifetime JPH0534023Y2 (ja)

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JPS62201816U JPS62201816U (ja) 1987-12-23
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