JPH05339545A - 粘着テープ用基布織物 - Google Patents
粘着テープ用基布織物Info
- Publication number
- JPH05339545A JPH05339545A JP4150286A JP15028692A JPH05339545A JP H05339545 A JPH05339545 A JP H05339545A JP 4150286 A JP4150286 A JP 4150286A JP 15028692 A JP15028692 A JP 15028692A JP H05339545 A JPH05339545 A JP H05339545A
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- JP
- Japan
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- adhesive tape
- warp
- fabric
- polyester
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- Woven Fabrics (AREA)
- Decoration Of Textiles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 物性が通常のポリエステルマルチフイラメン
トを使用し、製織性もよく、更にバックアップ材のポリ
エチレンフィルムとの接着性がよく、湿潤時に強く、更
に手切れ性がよい粘着テープ用基布織物を安価に提供す
る。 【構成】 ポリエステルマルチフイラメントの経糸にポ
リオレフィン・ポリウレタン系共重合樹脂を2〜8重量
%付着して、織物とし、得られた織物をそのままで、精
錬加工することのない粘着テープ用基布織物。
トを使用し、製織性もよく、更にバックアップ材のポリ
エチレンフィルムとの接着性がよく、湿潤時に強く、更
に手切れ性がよい粘着テープ用基布織物を安価に提供す
る。 【構成】 ポリエステルマルチフイラメントの経糸にポ
リオレフィン・ポリウレタン系共重合樹脂を2〜8重量
%付着して、織物とし、得られた織物をそのままで、精
錬加工することのない粘着テープ用基布織物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステルマルチフ
ィラメントを経糸とする粘着テープ用基布織物に関す
る。更に詳しくは通常のポリエステルマルチフィラメン
トを用いた粘着テープ用基布織物に関するものである。
ィラメントを経糸とする粘着テープ用基布織物に関す
る。更に詳しくは通常のポリエステルマルチフィラメン
トを用いた粘着テープ用基布織物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粘着テープは、包装材用として、マスキ
ング材用として多用され、一般的には、基布織物にアン
カーコート剤が塗布されてから、バックアップ材のポリ
エチレンフィルムとが張り合わさせ、粘着剤が塗布され
た物である。従来、その基布織物は、セルロース繊維、
ビニロン繊維等が一般的に広く使用されている。粘着テ
ープ用基布織物は、粘着テープとして使用時に手切れ性
がよいこと、切口が美麗なこと及び安価なこと等が必要
条件である。
ング材用として多用され、一般的には、基布織物にアン
カーコート剤が塗布されてから、バックアップ材のポリ
エチレンフィルムとが張り合わさせ、粘着剤が塗布され
た物である。従来、その基布織物は、セルロース繊維、
ビニロン繊維等が一般的に広く使用されている。粘着テ
ープ用基布織物は、粘着テープとして使用時に手切れ性
がよいこと、切口が美麗なこと及び安価なこと等が必要
条件である。
【0003】また、昨今は、屋外での使用、湿潤時での
使用の要求があり、湿潤性のない繊維を使用した基布の
要望が強い。基布織物に用いる繊維の吸水によって、粘
着剤とバックアップ材の剥離が発生する等の問題がある
からである。ポリエステル繊維は、一般的には、吸湿性
が小さく、安価であるので粘着テープ用基布織物として
優れているが、強伸度が高く、且つバックアップ材とし
てのポリエチレンフィルムとの接着性に問題があり、粘
着テープ用基布織物としては、手切れ性が良くなく、接
着性が良くない等の問題のある素材である。
使用の要求があり、湿潤性のない繊維を使用した基布の
要望が強い。基布織物に用いる繊維の吸水によって、粘
着剤とバックアップ材の剥離が発生する等の問題がある
からである。ポリエステル繊維は、一般的には、吸湿性
が小さく、安価であるので粘着テープ用基布織物として
優れているが、強伸度が高く、且つバックアップ材とし
てのポリエチレンフィルムとの接着性に問題があり、粘
着テープ用基布織物としては、手切れ性が良くなく、接
着性が良くない等の問題のある素材である。
【0004】この問題を解決する方法として、例えば、
特公昭62ー141148号公報ではポリエステルマル
チフィラメントを変性して、伸度と強度とを低下させ、
粘着テープにしたときの手切れ性をよくすること、フィ
ラメントに交絡処理を施しフィルムとの接着性を向上す
ることが開示されている。 上記の方法は、特殊な糸を
製造する必要がありコスト的にも不利であること、更
に、経糸整経時に、バックアップ材としてのポリエチレ
ンフィルムとの接着性を阻害する糊剤を使用しない点で
は工程が省略されているが、バックアップ材であるポリ
エチレンフィルムとの接着性を上げるため、アンカーコ
ート剤を塗布するような厄介な工程を必要としなければ
ならないという問題がある。
特公昭62ー141148号公報ではポリエステルマル
チフィラメントを変性して、伸度と強度とを低下させ、
粘着テープにしたときの手切れ性をよくすること、フィ
ラメントに交絡処理を施しフィルムとの接着性を向上す
ることが開示されている。 上記の方法は、特殊な糸を
製造する必要がありコスト的にも不利であること、更
に、経糸整経時に、バックアップ材としてのポリエチレ
ンフィルムとの接着性を阻害する糊剤を使用しない点で
は工程が省略されているが、バックアップ材であるポリ
エチレンフィルムとの接着性を上げるため、アンカーコ
ート剤を塗布するような厄介な工程を必要としなければ
ならないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、物性
が通常のポリエステルマルチフィラメントを使用し、製
織性もよく、更にバックアップ材のポリエチレンフィル
ムとの接着性がよく、湿潤時に強く、更に手切れ性がよ
い粘着テープ用基布織物を安価に提供することにある。
が通常のポリエステルマルチフィラメントを使用し、製
織性もよく、更にバックアップ材のポリエチレンフィル
ムとの接着性がよく、湿潤時に強く、更に手切れ性がよ
い粘着テープ用基布織物を安価に提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、粘着テー
プ用基布織物とバックアップ材としてのポリエチレンフ
ィルムとの接着性を良くする方法を追求した結果、ポリ
オレフィンとポリエステルの構造を分子内に共有したポ
リウレタン樹脂を塗布することにより通常のポリエステ
ルマルチフィラメントを用いた粘着テープ用基布織物で
も品位良好な粘着テープが得られることを見いだし本発
明に到達した。
プ用基布織物とバックアップ材としてのポリエチレンフ
ィルムとの接着性を良くする方法を追求した結果、ポリ
オレフィンとポリエステルの構造を分子内に共有したポ
リウレタン樹脂を塗布することにより通常のポリエステ
ルマルチフィラメントを用いた粘着テープ用基布織物で
も品位良好な粘着テープが得られることを見いだし本発
明に到達した。
【0007】上記樹脂を使用することによってポリエチ
レンフィルムとの接着性が非常に良くなると共に、驚い
たことに、ポリエチレンフィルムと粘着テープ用基布織
物との接着性が強いと、ポリエステル繊維の強度、伸度
が少々高くても、粘着テープの手切れ性が向上し、切口
も美麗になることを見いだし本発明に到達した。即ち、
本発明は、ポリエステルマルチフィラメントを経糸とし
た粘着テープ用基布織物において、上記経糸がポリオレ
フィン・ポリウレタン系共重合樹脂を2〜8重量%付着
されていることを特徴とする粘着テープ用基布織物、で
ある。
レンフィルムとの接着性が非常に良くなると共に、驚い
たことに、ポリエチレンフィルムと粘着テープ用基布織
物との接着性が強いと、ポリエステル繊維の強度、伸度
が少々高くても、粘着テープの手切れ性が向上し、切口
も美麗になることを見いだし本発明に到達した。即ち、
本発明は、ポリエステルマルチフィラメントを経糸とし
た粘着テープ用基布織物において、上記経糸がポリオレ
フィン・ポリウレタン系共重合樹脂を2〜8重量%付着
されていることを特徴とする粘着テープ用基布織物、で
ある。
【0008】本発明は、物性が通常のポリエステルマル
チフィラメントを経糸に用いた、緯糸打ち込み前、好ま
しくは経糸整経時に2〜8重量%のポリオレフィン・ポ
リエステル系ポリウレタン共重合樹脂が付与された粘着
テープ用基布織物である。本発明でいう通常のポリエス
テルマルチフィラメントとはテレフタル酸を主たる酸成
分とする一般的なポリエステル樹脂又は共重合体を溶融
紡糸して得られるポリエステルマルチフィラメントをい
う。匆論これらの樹脂には必要に応じて熱安定剤、艶消
剤等の添加物が混入されていてもよい。物性的には,強
度が5〜7g/d,伸度が25〜40%程度のポリエス
テルマルチフィラメントである。
チフィラメントを経糸に用いた、緯糸打ち込み前、好ま
しくは経糸整経時に2〜8重量%のポリオレフィン・ポ
リエステル系ポリウレタン共重合樹脂が付与された粘着
テープ用基布織物である。本発明でいう通常のポリエス
テルマルチフィラメントとはテレフタル酸を主たる酸成
分とする一般的なポリエステル樹脂又は共重合体を溶融
紡糸して得られるポリエステルマルチフィラメントをい
う。匆論これらの樹脂には必要に応じて熱安定剤、艶消
剤等の添加物が混入されていてもよい。物性的には,強
度が5〜7g/d,伸度が25〜40%程度のポリエス
テルマルチフィラメントである。
【0009】又、ポリエステルマルチフィラメントの製
造時に一般的に使用される仕上剤が付与されていたり、
40個/m程度までの交絡が付与されていても、撚が付
与されていてもよい。本発明の粘着テープ用基布織物に
用いる経糸は、ポリオレフィン・ポリエステル系ポリウ
レタン共重合樹脂が2〜8重量%、好ましくは3〜6重
量%付与されていることが必要である。2重量%より少
ないと、製織時に経糸のバラケが発生するため、織物に
毛羽が発生したり、ポリオレフィンフィルムとの接着性
も充分でない。8重量%を越えると経糸同士の開口が悪
くなり糸切れが発生し易くなる。
造時に一般的に使用される仕上剤が付与されていたり、
40個/m程度までの交絡が付与されていても、撚が付
与されていてもよい。本発明の粘着テープ用基布織物に
用いる経糸は、ポリオレフィン・ポリエステル系ポリウ
レタン共重合樹脂が2〜8重量%、好ましくは3〜6重
量%付与されていることが必要である。2重量%より少
ないと、製織時に経糸のバラケが発生するため、織物に
毛羽が発生したり、ポリオレフィンフィルムとの接着性
も充分でない。8重量%を越えると経糸同士の開口が悪
くなり糸切れが発生し易くなる。
【0010】本発明に使用されるポリオレフィン・ポリ
エステル系ポリウレタン共重合樹脂はメラミン樹脂系接
着剤をポリオレフィン・ポリエステル系ポリウレタン共
重合樹脂に対し20〜50%混用することが好ましい。
メラミン樹脂を用いるとタック性が低下し、より好まし
い。ポリオレフィン・ポリウレタン共重合樹脂を塗布す
る方法として、織物の経糸を集束させるための従来のサ
イジング糊剤塗布と同様な方法で塗布し得ることも見い
だした。
エステル系ポリウレタン共重合樹脂はメラミン樹脂系接
着剤をポリオレフィン・ポリエステル系ポリウレタン共
重合樹脂に対し20〜50%混用することが好ましい。
メラミン樹脂を用いるとタック性が低下し、より好まし
い。ポリオレフィン・ポリウレタン共重合樹脂を塗布す
る方法として、織物の経糸を集束させるための従来のサ
イジング糊剤塗布と同様な方法で塗布し得ることも見い
だした。
【0011】本発明の粘着テープ用基布織物は、経糸の
集束性も向上するため、製織時に撚や交絡を与えること
なく、一般的に使用されているサイジング方法で糊剤付
与と同様な方法で経糸に付与することが出来、製織性も
良く、糊剤のように糊落し工程も必要とせず、更にポリ
エチレンフィルムとの接着時にプラズマ処理やアンカー
コート剤処理が必要なく、この工程が省略できコスト的
にも非常に有利となる。
集束性も向上するため、製織時に撚や交絡を与えること
なく、一般的に使用されているサイジング方法で糊剤付
与と同様な方法で経糸に付与することが出来、製織性も
良く、糊剤のように糊落し工程も必要とせず、更にポリ
エチレンフィルムとの接着時にプラズマ処理やアンカー
コート剤処理が必要なく、この工程が省略できコスト的
にも非常に有利となる。
【0012】又、本発明の粘着テープ用基布織物は、取
扱中の目ずれが起こり難く、ポリエチレンフィルムと接
着した際カール等の品位欠点が解消される。
扱中の目ずれが起こり難く、ポリエチレンフィルムと接
着した際カール等の品位欠点が解消される。
【0013】
【実施例】以下実施例により説明する。
【0014】
【実施例1】ポリエステルマルチフィラメント50d/
34f(強度:5.5g/d、伸度:28%)を経糸に
用い、整経時にポリオレフィン・ポリエステル系ポリウ
レタン共重合樹脂10%、メラミン樹脂4%及び静電防
止剤0.5%のエマルジョン溶液を塗布し、130℃で
20秒乾燥し、整経した。
34f(強度:5.5g/d、伸度:28%)を経糸に
用い、整経時にポリオレフィン・ポリエステル系ポリウ
レタン共重合樹脂10%、メラミン樹脂4%及び静電防
止剤0.5%のエマルジョン溶液を塗布し、130℃で
20秒乾燥し、整経した。
【0015】得られた経糸はポリオレフィン・ポリエス
テル系ポリウレタン共重合樹脂の付着量が7%であっ
た。この整経糸を経密度が65本/インチとし、緯糸に
ポリエステルマルチフィラメント75d/34f(強
度:4.6g/d、伸度:28%)を緯密度が45本/
インチとなるようにエアージェット織機を使用して打ち
込み、織物を得た。この織物にTダイ方式の押し出し機
を使用して20mμのポリエチレンフィルムをラミネー
トし、粘着剤を塗布して粘着テープとして仕上げた。
得られた粘着テープはカールや表面乱れのない良品位
で、手切れ性の良い、切口も美麗なものであった。
テル系ポリウレタン共重合樹脂の付着量が7%であっ
た。この整経糸を経密度が65本/インチとし、緯糸に
ポリエステルマルチフィラメント75d/34f(強
度:4.6g/d、伸度:28%)を緯密度が45本/
インチとなるようにエアージェット織機を使用して打ち
込み、織物を得た。この織物にTダイ方式の押し出し機
を使用して20mμのポリエチレンフィルムをラミネー
トし、粘着剤を塗布して粘着テープとして仕上げた。
得られた粘着テープはカールや表面乱れのない良品位
で、手切れ性の良い、切口も美麗なものであった。
【0016】
【比較例1】ポリオレフィン・ポリエステル系ポリウレ
タン共重合樹脂15%、メラミン樹脂6%及び静電防止
剤0.5%のエマルジョン溶液を塗布した以外は実施例
1と同様に実施した。得られた経糸はポリオレフィン・
ポリエステル系ポリウレタン共重合樹脂の付着量が10
%であった。この場合は、製織時に経糸の開口に問題が
あり、糸切れが発生し品位の良くない織物であった。
タン共重合樹脂15%、メラミン樹脂6%及び静電防止
剤0.5%のエマルジョン溶液を塗布した以外は実施例
1と同様に実施した。得られた経糸はポリオレフィン・
ポリエステル系ポリウレタン共重合樹脂の付着量が10
%であった。この場合は、製織時に経糸の開口に問題が
あり、糸切れが発生し品位の良くない織物であった。
【0017】
【比較例2】ポリオレフィン・ポリエステル系ポリウレ
タン共重合樹脂2%、メラミン樹脂1%及び静電防止剤
0.25%のエマルジョン溶液を塗布した以外は実施例
1と同様に実施した。得られた経糸はポリオレフィン・
ポリエステル系ポリウレタン共重合樹脂の付着量が1.
5%であった。この場合は、製織時に経糸がばらけて、
得られた織物に毛羽が多く、仕上げた粘着テープにカー
ルが発生し、ポリエチレンフィルムとの接着性もよくな
かった。
タン共重合樹脂2%、メラミン樹脂1%及び静電防止剤
0.25%のエマルジョン溶液を塗布した以外は実施例
1と同様に実施した。得られた経糸はポリオレフィン・
ポリエステル系ポリウレタン共重合樹脂の付着量が1.
5%であった。この場合は、製織時に経糸がばらけて、
得られた織物に毛羽が多く、仕上げた粘着テープにカー
ルが発生し、ポリエチレンフィルムとの接着性もよくな
かった。
【0018】
【比較例3】ポリエステルマルチフィラメントの50d
/34f(強度5.6g/d伸度25% 交絡数50個
/m)を使用し、ワーパー整経機にて経糸を整経し、経
密度を65本/インチとし、緯糸にポリエステルマルチ
フィラメント75d/34f(強度4.8g/d、伸度
28%)を緯糸密度が45本/インチとなるようにし
て、ウオータージェットルーム織機を使用して打ち込
み、織物を得た。この織物を80℃で1分乾燥した。
/34f(強度5.6g/d伸度25% 交絡数50個
/m)を使用し、ワーパー整経機にて経糸を整経し、経
密度を65本/インチとし、緯糸にポリエステルマルチ
フィラメント75d/34f(強度4.8g/d、伸度
28%)を緯糸密度が45本/インチとなるようにし
て、ウオータージェットルーム織機を使用して打ち込
み、織物を得た。この織物を80℃で1分乾燥した。
【0019】この織物にプラズマ処理を施した後、イミ
ン系のアンカーコート剤を塗布し、乾燥後、Tダイ方式
の押し出し機を使用して20mμのポリエチレンフィル
ムをラミネートし、粘着剤を塗布して粘着テープを得
た。得られた粘着テープは、ポリエチレンフィルムが剥
離し易く、又手切れ性も悪く、切口もささくれ状のもの
であった。
ン系のアンカーコート剤を塗布し、乾燥後、Tダイ方式
の押し出し機を使用して20mμのポリエチレンフィル
ムをラミネートし、粘着剤を塗布して粘着テープを得
た。得られた粘着テープは、ポリエチレンフィルムが剥
離し易く、又手切れ性も悪く、切口もささくれ状のもの
であった。
【0020】
【発明の効果】本発明の粘着テープ用基布織物は、ポリ
エステルマルチフィラメントととも、ポリエチレンフィ
ルムとも接着性の優れた特殊な樹脂を経糸に使用するこ
とにより、次のようなコスト的にも、性能的にも優れた
効果を得ることができる。 1)ポリエチレンフィルムとの接着性が良好であり、得
られた粘着テープは、手切れ性が良く、かつ切口も極め
て美麗であり、カールや表面乱れのない良品位のもので
ある。 2)通常のポリエステルマルチフィラメントが使用して
も、特殊な物性や特殊な加工を必要としない。 3)目ずれが発生せず、加工工程での取扱が容易であ
り、アンカーコート工程やプラズマ処理工程も必要とし
ない。 4)整経、製織性が良好で毛羽や糸切れの発生がなく、
糊剤落しの工程等も必要としない。
エステルマルチフィラメントととも、ポリエチレンフィ
ルムとも接着性の優れた特殊な樹脂を経糸に使用するこ
とにより、次のようなコスト的にも、性能的にも優れた
効果を得ることができる。 1)ポリエチレンフィルムとの接着性が良好であり、得
られた粘着テープは、手切れ性が良く、かつ切口も極め
て美麗であり、カールや表面乱れのない良品位のもので
ある。 2)通常のポリエステルマルチフィラメントが使用して
も、特殊な物性や特殊な加工を必要としない。 3)目ずれが発生せず、加工工程での取扱が容易であ
り、アンカーコート工程やプラズマ処理工程も必要とし
ない。 4)整経、製織性が良好で毛羽や糸切れの発生がなく、
糊剤落しの工程等も必要としない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D03D 15/00 E 7199−3B D04D 9/00 D06M 15/693
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリエステルマルチフィラメントを経糸
とした粘着テープ用基布織物において、上記経糸がポリ
オレフィン・ポリウレタン系共重合樹脂を2〜8重量%
付着されていることを特徴とする粘着テープ用基布織
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4150286A JPH05339545A (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 粘着テープ用基布織物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4150286A JPH05339545A (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 粘着テープ用基布織物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05339545A true JPH05339545A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15493664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4150286A Withdrawn JPH05339545A (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 粘着テープ用基布織物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05339545A (ja) |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP4150286A patent/JPH05339545A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |