JPH05339529A - インクおよびカラーインクジェット記録方法 - Google Patents

インクおよびカラーインクジェット記録方法

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JPH05339529A
JPH05339529A JP15240592A JP15240592A JPH05339529A JP H05339529 A JPH05339529 A JP H05339529A JP 15240592 A JP15240592 A JP 15240592A JP 15240592 A JP15240592 A JP 15240592A JP H05339529 A JPH05339529 A JP H05339529A
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JP
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ink
recording
color
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acetylenediol
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JP15240592A
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Hiroko Hayashi
広子 林
Yoshiharu Yoshida
美春 吉田
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】電気信号に応じてインクを吐出させ記録を行う
インクジェット記録方法において、インクが少なくとも
一般式1で表されるアセチレンジオールと一般式2で表
されるアルカンジオールを含むこと。又そのインクを用
いてカラーインクジェット記録を行うこと。 【化1】 (R1,R2,R3,R4は、H又は、アルキル基) 【化2】 (n=2〜5) 【効果】インクとしての保存安定性、記録紙上での定着
性、高印字品質を実現できる。又、本発明のインクを用
いることで混色時のにじみの無い定着性の良好なカラー
インクジェット記録方法を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気信号に応じてイン
クを吐出、記録を行うインクジェット記録用インクに関
し、特に記録紙に対する浸透性を付与し、保存安定性と
吐出信頼性を改良したインクジェット記録用インク及び
カラーインクジェット記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、低騒音であ
り且つ記録の高速化、高密度化及びカラー化が容易であ
る等の理由により研究開発が進められている。それらの
インクジェット記録用インクとしては安全性、信頼性、
印字品質等の理由により、水溶性染料を水溶性媒体中に
溶解させた水性インクが使用されているのが現状であ
る。このようなインクにはインクとしての信頼性はもち
ろん被記録材との関係も含めて一般的に以下のような要
求特性が望まれている。
【0003】1.印字品質が良好なこと(にじみ、ひげ
等が無いこと) 2.インクが被記録材上で速やかに乾燥すること 3.インクによってノズルを目詰まらせないこと 4.ヘッドとのマッチングが良好なこと(吐出安定性が
良好なこと) 5.インクの保存安定性が高いこと 6.安全性が高いこと 7.耐水、耐光性が良好なこと 又カラーインクジェット記録においては上記要求特性の
他に混色時のにじみの発生や、定着性等のさらなる改良
が望まれているのが現状である。
【0004】上記に示すような要求特性を満足させるた
めに、従来より種種のインクの改良がなされている。特
開昭63ー139964号公報にはアセチレングリコー
ル又はアセチレンアルコールを少なくとも1種含有する
ことを特徴とするインクジェット記録用インクが開示さ
れており、周波数応答性、吐出安定性の向上とインクの
定着性やにじみの改良に対して有効であることが述べら
れている。しかしアセチレングリコールはその構造上、
水等の極性溶媒に対して溶解性が低く、上記の効果のう
ちインクの定着性やにじみに対しては十分効果が得られ
るものではなかった。さらに、溶解性が低いが故にイン
クそのものの保存安定性に劣り、非イオン系界面活性剤
の特徴である曇点が低温領域に於て出現し、インクジェ
ットプリンタの使用環境温度である5℃〜40℃の範囲
に於て信頼性を満足するインクとはなりえていなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明はアセチ
レンジオールの特性を十分生かし、とくに被記録剤への
定着性を実現でき、インクとしての保存安定性に優れ
る、吐出特性を改良したインクジェット記録用インクを
提供することにあり、また定着性の早い、にじみのない
カラーインクジェット記録方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明者らはこの課題
を解決するために検討を重ねた結果、少なくとも一般式
1で示されるアセチレンジオールと一般式2で示される
アルカンジオールを0.5〜30重量%含有するインク
を用いることにより被記録材への定着性を改良した、イ
ンクとしての保存安定性に優れるインクが得られること
がわかった。またこれらのインクを用いてカラー記録を
行えば、にじみ、ひげのない高画質のカラー記録を得ら
れることを見いだした。
【0007】本発明について詳しく説明する。本発明の
必須成分の一つである一般式[1]で示されるアセチレ
ンジオールは具体的には次の化合物があげられる。
【0008】
【化3】
【0009】
【化4】
【0010】
【化5】
【0011】
【化6】
【0012】
【化7】
【0013】
【化8】
【0014】
【化9】
【0015】
【化10】
【0016】
【化11】
【0017】アセチレンジオールの添加量は、0.5%
〜20%、好ましくは0.5%〜10%が望ましく単独
でも混合しても用いることができる。0.5%以下であ
ると十分な浸透性がえられず20%を越えると泡立ち性
が大きくなったり、目詰まり性が劣化したり、粘度が高
くなりすぎインクジェット記録用インクの特性を満足で
きない。本発明の必須成分の2つめの一般式2で示され
るアルカンジオールは具体的には、1、3ープロパンジ
オール、1、4ーブタンジオール、1、5ーペンタンジ
オールがあげられる。添加量は0.5%〜30重量%が
望ましく、好ましくは5%〜20%の範囲であリ、単独
でも2種類以上でも用いることができる。アルカンジオ
ールは、アセチレンジオールの溶解性を改良するととも
に、保存安定性を改良し、その結果非イオン系界面活性
剤特有の曇点の発生温度を高温領域にシフトさせること
が可能で、インクジェット記録用インクとしてプリンタ
の使用環境温度である5℃〜40℃の環境に於て均一な
状態を保つことが可能である。0.5%以下であるとア
セチレンジオールの溶解性改良できず、30%を越える
と印字品質の劣化を起こすため5%から30%の範囲で
用いることが望ましい。
【0018】本発明に使用できる着色剤としては、直接
染料、酸性染料、塩基性染料、食用染料、反応染料、分
散染料、建染染料、可溶性建染染料、反応性染料、油性
染料、有機顔料、無機顔料等が挙げられる。具体的に
は、C.I.ダイレクトレッド2、4、9、23、2
6、31、62、72、84、95、225、233、
242、247、C.I.ダイレクトイエロー8、9、
27、33、39、53、86、96、100、11
0、161、163、C.I.ダイレクトブルー1、1
5、25、68、76、80、86、87、90、10
6、109、158、168、194、199、21
1、218、236、248、252、270、C.
I.ダイレクトブラック19、154、168、C.
I.アシッドレッド35、42、57、82、114、
127、143、158、261、C.I.アシッドイ
エロー17、23、39、44、76、227、C.
I.アシッドブルー9、25、41、72、78、10
6、120、138、C.I.アシッドブラック7、2
4、29、48等があげられる。これら着色剤の添加量
は、着色剤の種類、溶媒成分の種類、インクに対し要求
されている特性等に依存して決定されるが、一般にはイ
ンク全重量に対し0.2〜20重量%、好ましくは0.
5〜10重量%の範囲とされる。
【0019】インク組成物用溶媒としては、低粘度であ
ること、安全性に優れること、取扱が容易であること、
コストが安いこと、臭気が無いこと等の理由より主に水
が用いられているが、インク中に不要なイオンの混入を
防止するためイオン交換水を用いる。
【0020】また前記着色剤の乾燥によるノズルでの目
詰まりを防止するために多価アルコール等の低揮発性溶
媒も必要に応じて添加する。具体的には、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール#200、#300、#4
00、#600等グリコール類、グリセリンおよびそれ
らのモノエーテル化物、モノエステル化物が使用でき
る。また諸特性の向上を目的として、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセトン、
ジアセトンアルコール等ケトン類、およびケトアルコー
ル類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、γーブチロラ
クトン等エーテル類、グリセリン、1・2・6ーヘキサ
ントリオール等3価のアルコール類、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、スルホラン、2ーピロリド
ン、N−メチルー2ーピロリドン、1・3ージメチルー
2ーイミダゾリジノン等インク中に添加し使用できる。
これらの有機溶剤の場合も、単独、または混合して用い
ることができる。
【0021】さら粘度調整剤、表面張力調整剤、pH調
整剤としてにゼラチン、カゼイン等のタンパク質、アラ
ビアゴム等の天然ゴム、サボニン等のグルコキシド、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシメチルセルロース等のセルロース誘導体、リグニン
スルホン酸塩、セラック等の天然高分子、ポリアクリル
酸塩、スチレンーアクリル酸共重合物塩、ビニルナフタ
レンーアクリル酸共重合物塩、スチレンーマレイン酸共
重合物塩、ビニルナフタレンーマレイン酸共重合物塩、
βーナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウ
ム塩、ポリリン酸等の陰イオン性高分子、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン等、これらの内1種、
または2種以上を混合して用いることができる。これら
添加剤の添加量はインク全重量に対し、0.001〜2
重量%が好ましく、さらに好ましくは0.01〜1重量
%である。
【0022】また安息香酸、ジクロロフェン、ヘキサク
ロロフェン、ソルビン酸、p−ヒドロキシ安息香酸エス
テル、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)等を防カビ
剤、防腐剤、防錆剤、の目的で含有することができる。
さらに消泡剤や、尿素、チオ尿素、エチレン尿素等含有
することができる。
【0023】本発明に用いられる水性記録用インク組成
物の作製方法は、着色剤に染料等を用いた溶解系インク
の場合は40℃〜80℃に加熱し、スクリューで等で攪
拌、混合、溶解させることで簡便に作製できる。また顔
料等を用いた分散系インクの場合の分散方法は、従来か
ら用いられている顔料微細分散法、例えばボールミル、
サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、
ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザ
ー、パールミル、湿式ジェットミル等によってこちらも
簡便に作製することができる。
【0024】また溶解、または分散後のゴミ、粗大粒
子、混裁物を除去するために、フィルターを用いて加
圧、または減圧濾過処理を1回以上の工程で行う、ある
いは遠心分離機を用いて遠心分離処理を単独、もしくは
濾過処理と組み合わせて行うのがよい。
【0025】
【実施例】以下実施例に添って、本発明を詳しく説明す
る。まず本発明に用いるインク組成について以下に示
す。尚、組成については、重量%で示す。
【0026】(インク1) Direct Black 154 3% 1、3ープロパンジオール 10% 化6のアセチレンジオール 2% 化11のアセチレンジオール 0.4% グリセリン 10% 水 残量 組成分を攪拌容器に入れて、80゜Cで3時間攪拌す
る。充分温度が下がったら、1μmのメンブレンフィル
タを用い加圧濾過して記録用インクを調整した。
【0027】(インク2) カーボンブラック MA−7 2% (三菱化成工業(株)) 有機超微粒子(固形分25%) 20% (マイクロジェル 日本ペイント(株)) ポリエチレングリコール#200 10% 化3のアセチレンジオール 1.5% 1、4ーブタンジオール 15% 水 残量 有機超微粒子とカーボンブラックと化1のアセチレンジ
オールをペイントシェイカーを用いて15時間分散さ
せ、攪拌機に移し1、5ペンタンジオール、ポリエチレ
ングリコール#200を加えてさらに1時間攪拌する。
攪拌後、1μmのフィルタを用いて加圧濾過を行い、平
均粒径0.2μmの記録液を得た。
【0028】(インク3) Direct Yellow 86 3% 1、3ープロパンジオール 10% 化6のアセチレンジオール 2% 化11のアセチレンジオール 0.4% グリセリン 10% 水 残量 (インク4) Direct Red 9 2.5% 1、3ープロパンジオール 10% 化6のアセチレンジオール 2% 化11のアセチレンジオール 0.4% グリセリン 10% 水 残量 (インク5) Direct Blue 199 2% 1、5−ペンタンジオール 10% 化6のアセチレンジオール 2% 化11のアセチレンジオール 0.4% グリセリン 10% 水 残量 (インク6) Acid Yellow 23 2% 1、5ーペンタンジオール 10% 化5のアセチレンジオール 2% 化9のアセチレンジオール 0.4% グリセリン 10% 水 残量 (インク7) Acid Red 254 3% 1、5ーペンタンジオール 10% 化5のアセチレンジオール 2% 化9のアセチレンジオール 0.4% グリセリン 10% 水 残量 (インク8) Acid Blue 9 3% 1、5ーペンタンジオール 10% 化5のアセチレンジオール 2% 化9のアセチレンジオール 0.4% グリセリン 10% 水 残量 インク3からインク8のインクは以下の手順でインクを
調製した。組成分を撹拌容器に入れて、80゜Cで3時
間攪拌する。充分温度が下がったら、1μmのメンブレ
ンフィルタを用い加圧濾過して記録用インクを調整し
た。
【0029】さらに、比較例のインクとして、アルカン
ジオールを含まない記録液を以下の組成で得る。
【0030】(比較インク1) Direct Black 154 3% グリセリン 10% 化6のアセチレンジオール 2% 化11のアセチレンジオール 0.4% 水 残量 全ての組成分を攪拌容器に入れて、80゜Cで3時間攪
拌する。十分温度が下がったら1μm のメンブレンフ
ィルタを用い加圧濾過して記録用インクを調製した。
【0031】(比較インク2) Acid Yellow 23 2% グリセリン 5% トリエチレングリコール 10% 化4のアセチレンジオール 2% 化6のアセチレンジオール 0.4% 水 残量 全ての組成分を攪拌容器に入れて、80゜Cで3時間攪
拌する。充分温度が下がったら、1μmのメンブレンフ
ィルタを用い加圧濾過して記録用インクを調製した。
【0032】(比較例インク3) Acid Blue 9 3% ジエチレングリコール 10% 化5のアセチレンジオール 2% 化9のアセチレンジオール 0.4% グリセリン 10% 水 残量 全ての組成分を攪拌容器に入れて、80゜Cで3時間攪
拌する。充分温度が下がったら、1μmのメンブレンフ
ィルタを用い加圧濾過して記録用インクを調製した。
【0033】(比較例インク4) Acid Red 254 3% ジエチレングリコール 10% 化5のアセチレンジオール 2% 化9のアセチレンジオール 0.4% グリセリン 10% 水 残量 全ての組成分を撹拌容器に入れて、80゜Cで3時間攪
拌する。充分温度が下がったら、1μmのメンブレンフ
ィルタを用い加圧濾過して記録用インクを調製した。
【0034】まずインクとしての信頼性を評価するため
に、以下に示す項目について評価した。
【0035】(テスト1)インク保存安定性試験。70
度温度環境とー30度の温度環境に各々のインクを15
日間放置し、放置後の物性と異物の評価を行った。
【0036】評価結果は次のように分類した。
【0037】物性の変化がなく異物の発生もない。・・
・・・◎ 物性の変化または、異物の発生が見られる。・・× (テスト2)インク曇点の評価 曇点が40度以下の温度で発生する。・・・・・× 曇点が40度でも確認されない。・・・・・・・○ 各インクのテスト1、テスト2の評価結果を表1に示
す。
【0038】
【表1】
【0039】更に当社試作カラーインクジェットプリン
タを用い駆動周波数3kHz、インク吐出量0.09μ
gになるように電圧を調整し、PPC用紙(ゼロックス
社登録商標PPC用紙)、再生紙(本州製紙登録商標や
まゆり)、ボンド紙(ミード社登録商標ギルバートボン
ド25%コットン紙)、上質紙(王子製紙登録商標OK
上質紙L)にベタ、アルファベット文字印字(テスト
3、5)、7色カラー印字(テスト4)を行い下記に示
すテスト3〜6の評価を行った。
【0040】実施例として2例、比較例として1例を以
下のインクで組み合わせ、テスト3からテスト6につい
て評価を行った。
【0041】実施例1 インク1、インク3、インク4、インク5 実施例2 インク2、インク6、インク7、インク8 比較例1 比較例インク1、比較例インク2、比較例インク3、比
較例インク4 (テスト3)文字印字サンプル目視による印字品質評
価。
【0042】評価結果は、次のように分類した。
【0043】 にじみが肉眼で観察されない・・・・・・・・・◎ にじみは見られるが文字は認識できる・・・・・△ 文字が認識できない・・・・・・・・・・・・・× (テスト4)色差計(D65光源使用)でL*,a*,
b*を測定し紙種間で色差評価を行った。
【0044】評価結果は、次にように分類した。
【0045】 ΔE≦5 ・・・・・・・・・・・・・◎ ΔE=10から5・・・・・・・・・・・・・・○ ΔE≧10・・・・・・・・・・・・・・・・・× (テスト5)100g/cm2 の圧力でベタ印字部分を
木綿布で擦り、印字汚れが発生しなくなるまでの時間を
調査する速乾性評価。
【0046】評価結果は、次のように分類した。
【0047】 2秒以内で印字物汚れが観察されない・・・・・◎ 15秒以内で印字物汚れが観察されない・・・・△ 30秒後でも印字物汚れが観察される・・・・・× (テスト6)連続印字による吐出安定性試験。実施例及
び比較例に示すインクを用い連続印字を10万ライン行
いそのあいだに発生する、ドット抜けまたは飛行曲がり
の発生頻度を評価した。
【0048】評価結果は次のように分類した。
【0049】 4回以下(1回/2.5万ライン以上)・・・・◎ 4回以上(1回/2.5万ライン以下)・・・・× 以上テスト3からテスト6の評価結果を表2に示す。
【0050】
【表2】
【0051】表1より明らかなようにインクがアセチレ
ンジオールとアルカンジオオールを含む本発明のインク
はインクとしての保存安定性に優れ、また曇点も使用環
境上限の40度でも確認されずインクジェット記録用イ
ンクとして十分な信頼性を得られている。又表2より本
発明のアセチレンジオールとアルカンジオールを含むイ
ンクはインクの定着性にも優れ、にじみ、ひげ等が発生
せず高印字品質を実現可能なカラーインクジェット記録
方法を提供できる。さらに、インクとして広範囲の温度
領域で使用が可能で吐出安定性も優れるものであった。
【0052】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録用インクに
より、インクとしての保存安定性、記録紙上での定着
性、高印字品質を実現できる記録液が得られた。又、泡
立ち性も小さくインクの吐出信頼性も実現できた。さら
に、本インクを用いてカラー記録を行えばカラー記録に
要求される混色時のにじみの無い、定着性の良好な記録
方法を実現できた。又、紙種間での色差の小さい普通紙
対応性も得られた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気信号に応じてインク滴を吐出させるイ
    ンクジェット記録用インクにおいて、少なくとも一般式
    1で表されるアセチレンジオールと一般式2で表される
    アルカンジオールを含むことを特徴とするインク。 【化1】 (R1,R2,R3,R4は、H又は、アルキル基) 【化2】 (n=2〜5)
  2. 【請求項2】一般式2で表されるアルカンジオールの添
    加量が0.5〜30重量%であることを特徴とする請求
    項1記載のインク。
  3. 【請求項3】少なくとも一般式1で表されるアセチレン
    ジオールと一般式2で表されるアルカンジオールを含む
    カラーインクを用いることを特徴とするカラーインクジ
    ェット記録方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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