JPH05339242A - 5−クロロ−4−ニトロピラゾール誘導体の製造法 - Google Patents
5−クロロ−4−ニトロピラゾール誘導体の製造法Info
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- JPH05339242A JPH05339242A JP15332492A JP15332492A JPH05339242A JP H05339242 A JPH05339242 A JP H05339242A JP 15332492 A JP15332492 A JP 15332492A JP 15332492 A JP15332492 A JP 15332492A JP H05339242 A JPH05339242 A JP H05339242A
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- chloro
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- nitropyrazole
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 5−クロロピラゾール−4−カルボン酸誘導
体(1)をニトロ化することによる、5−クロロ−4−
ニトロピラゾール誘導体(2)の製造法。 【化1】 【効果】 本発明の方法に従えば、医薬・農薬の中間体
として有用な(2)を(1)のニトロ化によって容易に
高収率で得ることができる。
体(1)をニトロ化することによる、5−クロロ−4−
ニトロピラゾール誘導体(2)の製造法。 【化1】 【効果】 本発明の方法に従えば、医薬・農薬の中間体
として有用な(2)を(1)のニトロ化によって容易に
高収率で得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬・農薬等の中間体と
して有用な5−クロロ−4−ニトロピラゾール誘導体の
製造法に関するものである。
して有用な5−クロロ−4−ニトロピラゾール誘導体の
製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び課題】5−クロロ−4−ニトロピラゾ
ール誘導体の製造法として USP4,077,956 に反応式1の
方法が記載されている。反応式1の方法は、ピラゾール
環上4位が無置換の5−クロロピラゾール類を原料に用
いるため、ピラゾール環上3位がハロゲン原子あるいは
ハロアルキル基の場合には原料合成が困難なことがあ
る。例えば、反応式2に示すように、3,5−ジクロロ
−1−メチルピラゾール(a)は3,5−ジクロロ−1
−メチルピラゾール−4−カルボン酸(b)を加熱溶融
することにより製造できるが、その反応には300°C
という高温を要し、反応中に樹脂化することもあり収率
は低い(参考例1)。
ール誘導体の製造法として USP4,077,956 に反応式1の
方法が記載されている。反応式1の方法は、ピラゾール
環上4位が無置換の5−クロロピラゾール類を原料に用
いるため、ピラゾール環上3位がハロゲン原子あるいは
ハロアルキル基の場合には原料合成が困難なことがあ
る。例えば、反応式2に示すように、3,5−ジクロロ
−1−メチルピラゾール(a)は3,5−ジクロロ−1
−メチルピラゾール−4−カルボン酸(b)を加熱溶融
することにより製造できるが、その反応には300°C
という高温を要し、反応中に樹脂化することもあり収率
は低い(参考例1)。
【0003】また、反応式3に示すよう、BEILSTEINS H
ANDBUCH DER ORGANISCHEN CHEMIE II,23, p49 には5−
ピラゾロン類(c)をオキシ塩化リンと加熱して5−ク
ロロピラゾール類(d)を製造する方法が記載されてい
るが、ピラゾロン環上3位の置換基がトリフルオロメチ
ル基の場合には、この反応は進行せず、5−クロロ−3
−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール(e)
は、文献上未だ報告されていない(参考例4)。
ANDBUCH DER ORGANISCHEN CHEMIE II,23, p49 には5−
ピラゾロン類(c)をオキシ塩化リンと加熱して5−ク
ロロピラゾール類(d)を製造する方法が記載されてい
るが、ピラゾロン環上3位の置換基がトリフルオロメチ
ル基の場合には、この反応は進行せず、5−クロロ−3
−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール(e)
は、文献上未だ報告されていない(参考例4)。
【0004】
【化3】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ピラゾー
ル環上3位にハロゲン原子あるいはC1-4 ハロアルキル
基を有する5−クロロ−4−ニトロピラゾール誘導体を
収率良く得る方法について鋭意検討した結果、本発明を
完成するに至った。即ち本発明は、式(1):
ル環上3位にハロゲン原子あるいはC1-4 ハロアルキル
基を有する5−クロロ−4−ニトロピラゾール誘導体を
収率良く得る方法について鋭意検討した結果、本発明を
完成するに至った。即ち本発明は、式(1):
【0006】
【化4】
【0007】〔式中、R1 はハロゲン原子又はC1-4 ハ
ロアルキル基を表し、R2 は水素原子、C1-6 アルキル
基、C3-6 シクロアルキル基、C2-4 アルケニル基、C
2-4 アルキニル基、C3-6 シクロアルキル基で置換され
たC1-2 アルキル基、ベンジル基、フェニル基(C1-4
アルキル基、C1-4 ハロアルキル基、C1-4 アルコキシ
基、C1-4 ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基及び
ハロゲン原子から選ばれる1又は2以上の置換基によっ
て置換されてもよい。)又はピリジル基(C1-4アルキ
ル基、C1-4 ハロアルキル基、C1-4 アルコキシ基、C
1-4 ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基及びハロゲ
ン原子から選ばれる1又は2以上の置換基によって置換
されてもよい。)を表す。〕で表される5−クロロピラ
ゾール−4−カルボン酸誘導体をニトロ化することを特
徴とする式(2):
ロアルキル基を表し、R2 は水素原子、C1-6 アルキル
基、C3-6 シクロアルキル基、C2-4 アルケニル基、C
2-4 アルキニル基、C3-6 シクロアルキル基で置換され
たC1-2 アルキル基、ベンジル基、フェニル基(C1-4
アルキル基、C1-4 ハロアルキル基、C1-4 アルコキシ
基、C1-4 ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基及び
ハロゲン原子から選ばれる1又は2以上の置換基によっ
て置換されてもよい。)又はピリジル基(C1-4アルキ
ル基、C1-4 ハロアルキル基、C1-4 アルコキシ基、C
1-4 ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基及びハロゲ
ン原子から選ばれる1又は2以上の置換基によって置換
されてもよい。)を表す。〕で表される5−クロロピラ
ゾール−4−カルボン酸誘導体をニトロ化することを特
徴とする式(2):
【0008】
【化5】
【0009】〔式中、R1 及びR2 は前記と同様の意味
を表す。〕で表される5−クロロ−4−ニトロピラゾー
ル誘導体の製造法に関するものである。上記式(1)及
び(2)において置換基R1 及びR2 を具体的に列記す
ると以下のようになる。但し記号は以下の意味を示す。
を表す。〕で表される5−クロロ−4−ニトロピラゾー
ル誘導体の製造法に関するものである。上記式(1)及
び(2)において置換基R1 及びR2 を具体的に列記す
ると以下のようになる。但し記号は以下の意味を示す。
【0010】Me:メチル基、Et:エチル基、Pr−
n:ノルマルプロピル基、Pr−iso:イソプロピル
基、Bu−n:ノルマルブチル基、Bu−iso:イソ
ブチル基、Bu−sec:セカンダリ−ブチル基、Bu
−tert:ターシャリーブチル基、Pen−n:ノル
マルペンチル基、Hex−n:ノルマルヘキシル基、P
r−cyc:シクロプロピル基、Bu−cyc:シクロ
ブチル基、Pen−cyc:シクロペンチル基、Hex
−cyc:シクロヘキシル基、Ph:フェニル基、P
y:ピリジル基 〔置換基R1 の具体例〕F 、Cl、Br、I 、CH2F、CH2Cl
、CH2Br 、CH2I、CHF2、CHCl2 、CHBr2 、CF3 、CCl
3 、 CBr3 、CClF2 、CF3CH2、CF3CF2、CF3CF2CF2 、CF
3CF2CF2CF2 〔置換基R2 の具体例〕H, Me, Et, Pr-n , Pr-iso, Bu
-n, Bu-iso, Bu-sec, Bu-tert, Pen-n, Hex-n, Pr-cyc,
Bu-cyc, Pen-cyc, Hex-cyc, CH2CH=CH2, CH2CH=CHMe,
CH2CH2CH=CH2, CH 2C≡CH, CH2C≡CMe, CH2Pr-cyc, CH2B
u-cyc, CH2Pen-cyc, CH2Hex-cyc, CH2CH2Pr-cyc,CH2Ph,
Ph, 2-Cl-Ph, 3-Cl-Ph, 4-Cl-Ph, 2,4-Cl2-Ph, 2-F-P
h, 3-F-Ph,4-F-Ph, 2-F-4-Cl-Ph, 2-Br-Ph, 3-Br-Ph, 4
-Br-Ph, 2-Me-Ph, 3-Me-Ph, 4-Me-Ph, 2,4-Me2-Ph, 2,6
-Me2-Ph, 2-MeO-Ph, 3-MeO-Ph, 4-MeO-Ph, 2-CF3-Ph, 3
-CF3-Ph, 4-CF3-Ph, 3,5-Cl2-Ph, 2,6-Cl2-Ph, 2,3-Cl2
-Ph, 2,4,6-Cl3-Ph, 2,3,5-Cl3-Ph, 2,3,4-Cl3-Ph, 2-C
l-4-CF3-Ph, 2,6-Cl2-4-CF3-Ph, 2-NO2-Ph, 2-CN-Ph,
2,5-Cl2-Ph, 3,4-Cl2-Ph, 2,4-(NO2)2-Ph, 3-NO2-Ph, 4
-NO2-Ph, 2-Py, 3-Py,4-Py, 3-Cl-2-Py, 4-Cl-2-Py, 5-
Cl-2-Py, 6-Cl-2-Py, 3-F-2-Py, 4-F-2-Py, 5-F-2-Py,
6-F-2-Py, 3-Br-2-Py, 4-Br-2-Py, 5-Br-2-Py, 6-Br-2-
Py, 3-CF3-2-Py, 4-CF3-2-Py, 5-CF3-2-Py, 6-CF3-2-P
y, 3-Cl-5-CF3-2-Py, 3-Me-2-Py, 4-Me-2-Py, 5-Me-2-P
y, 6-Me-2-Py, 3-NO2-2-Py, 4-NO2-2-Py, 5-NO2-2-Py,
6-NO2-2-Py 次に5−クロロピラゾール−4−カルボン酸誘導体
(1)をニトロ化する場合の反応条件について詳細に説
明する。
n:ノルマルプロピル基、Pr−iso:イソプロピル
基、Bu−n:ノルマルブチル基、Bu−iso:イソ
ブチル基、Bu−sec:セカンダリ−ブチル基、Bu
−tert:ターシャリーブチル基、Pen−n:ノル
マルペンチル基、Hex−n:ノルマルヘキシル基、P
r−cyc:シクロプロピル基、Bu−cyc:シクロ
ブチル基、Pen−cyc:シクロペンチル基、Hex
−cyc:シクロヘキシル基、Ph:フェニル基、P
y:ピリジル基 〔置換基R1 の具体例〕F 、Cl、Br、I 、CH2F、CH2Cl
、CH2Br 、CH2I、CHF2、CHCl2 、CHBr2 、CF3 、CCl
3 、 CBr3 、CClF2 、CF3CH2、CF3CF2、CF3CF2CF2 、CF
3CF2CF2CF2 〔置換基R2 の具体例〕H, Me, Et, Pr-n , Pr-iso, Bu
-n, Bu-iso, Bu-sec, Bu-tert, Pen-n, Hex-n, Pr-cyc,
Bu-cyc, Pen-cyc, Hex-cyc, CH2CH=CH2, CH2CH=CHMe,
CH2CH2CH=CH2, CH 2C≡CH, CH2C≡CMe, CH2Pr-cyc, CH2B
u-cyc, CH2Pen-cyc, CH2Hex-cyc, CH2CH2Pr-cyc,CH2Ph,
Ph, 2-Cl-Ph, 3-Cl-Ph, 4-Cl-Ph, 2,4-Cl2-Ph, 2-F-P
h, 3-F-Ph,4-F-Ph, 2-F-4-Cl-Ph, 2-Br-Ph, 3-Br-Ph, 4
-Br-Ph, 2-Me-Ph, 3-Me-Ph, 4-Me-Ph, 2,4-Me2-Ph, 2,6
-Me2-Ph, 2-MeO-Ph, 3-MeO-Ph, 4-MeO-Ph, 2-CF3-Ph, 3
-CF3-Ph, 4-CF3-Ph, 3,5-Cl2-Ph, 2,6-Cl2-Ph, 2,3-Cl2
-Ph, 2,4,6-Cl3-Ph, 2,3,5-Cl3-Ph, 2,3,4-Cl3-Ph, 2-C
l-4-CF3-Ph, 2,6-Cl2-4-CF3-Ph, 2-NO2-Ph, 2-CN-Ph,
2,5-Cl2-Ph, 3,4-Cl2-Ph, 2,4-(NO2)2-Ph, 3-NO2-Ph, 4
-NO2-Ph, 2-Py, 3-Py,4-Py, 3-Cl-2-Py, 4-Cl-2-Py, 5-
Cl-2-Py, 6-Cl-2-Py, 3-F-2-Py, 4-F-2-Py, 5-F-2-Py,
6-F-2-Py, 3-Br-2-Py, 4-Br-2-Py, 5-Br-2-Py, 6-Br-2-
Py, 3-CF3-2-Py, 4-CF3-2-Py, 5-CF3-2-Py, 6-CF3-2-P
y, 3-Cl-5-CF3-2-Py, 3-Me-2-Py, 4-Me-2-Py, 5-Me-2-P
y, 6-Me-2-Py, 3-NO2-2-Py, 4-NO2-2-Py, 5-NO2-2-Py,
6-NO2-2-Py 次に5−クロロピラゾール−4−カルボン酸誘導体
(1)をニトロ化する場合の反応条件について詳細に説
明する。
【0011】反応に用いられるニトロ化剤として、硝
酸、硝酸と硫酸の組み合わせ、硝酸と無水酢酸の組み合
わせ、硝酸と無水トリフルオロ酢酸の組み合わせ、硝酸
・硫酸と無水酢酸の組み合わせ、硝酸アセチル、硫酸中
の硝酸ナトリウム、硫酸中の硝酸カリウム、酸化窒素、
ニトロニウムテトラフルオロボラート、ニトロニウムト
リフルオロメタンスルホナート等が挙げられる。これら
のニトロ化剤は単独に、又は組み合わせて使用される。
上記ニトロ化剤中、硝酸と硫酸の組み合わせ、硝酸と無
水酢酸の組み合わせ、硝酸・硫酸と無水酢酸の組み合わ
せが好ましく、特に硝酸・硫酸と無水酢酸の組み合わせ
が好ましい。
酸、硝酸と硫酸の組み合わせ、硝酸と無水酢酸の組み合
わせ、硝酸と無水トリフルオロ酢酸の組み合わせ、硝酸
・硫酸と無水酢酸の組み合わせ、硝酸アセチル、硫酸中
の硝酸ナトリウム、硫酸中の硝酸カリウム、酸化窒素、
ニトロニウムテトラフルオロボラート、ニトロニウムト
リフルオロメタンスルホナート等が挙げられる。これら
のニトロ化剤は単独に、又は組み合わせて使用される。
上記ニトロ化剤中、硝酸と硫酸の組み合わせ、硝酸と無
水酢酸の組み合わせ、硝酸・硫酸と無水酢酸の組み合わ
せが好ましく、特に硝酸・硫酸と無水酢酸の組み合わせ
が好ましい。
【0012】ニトロ化剤は、通常、ニトロニウムイオン
(NO2 +)発生源である硝酸、硝酸塩類、酸化窒素、ニ
トロニウムテトラフルオロボラート、ニトロニウムトリ
フルオロメタンスルホナート等を5−クロロピラゾール
−4−カルボン酸誘導体(1)に対して、1.0〜10
0モル倍、好ましくは1.0〜10モル倍になるように
使用した場合に好結果を与える。
(NO2 +)発生源である硝酸、硝酸塩類、酸化窒素、ニ
トロニウムテトラフルオロボラート、ニトロニウムトリ
フルオロメタンスルホナート等を5−クロロピラゾール
−4−カルボン酸誘導体(1)に対して、1.0〜10
0モル倍、好ましくは1.0〜10モル倍になるように
使用した場合に好結果を与える。
【0013】ニトロ化剤は、反応初期から全量仕込んで
も良いが、分割投入、滴下、吹き込み等により徐々に加
えて反応を行ってもよい。また、調整したニトロ化剤中
に5−クロロピラゾール−4−カルボン酸誘導体(1)
を分割投入、滴下等により徐々に加えて反応を行っても
好結果が得られる。本反応は、ニトロ化剤が液体の場合
には、無溶媒で充分進行するが、操作性の面から必要に
応じて溶媒を使用することもできる。使用される溶媒は
反応に不活性なものであれば特に制限はないが、例え
ば、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,1,
2,2−テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素
類、酢酸、トリフルオロ酢酸等の脂肪族カルボン酸類、
トリフルオロメタンスルホン酸等の脂肪族スルホン酸
類、硫酸、硝酸、リン酸等の無機鉱酸類等が挙げられ
る。
も良いが、分割投入、滴下、吹き込み等により徐々に加
えて反応を行ってもよい。また、調整したニトロ化剤中
に5−クロロピラゾール−4−カルボン酸誘導体(1)
を分割投入、滴下等により徐々に加えて反応を行っても
好結果が得られる。本反応は、ニトロ化剤が液体の場合
には、無溶媒で充分進行するが、操作性の面から必要に
応じて溶媒を使用することもできる。使用される溶媒は
反応に不活性なものであれば特に制限はないが、例え
ば、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,1,
2,2−テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素
類、酢酸、トリフルオロ酢酸等の脂肪族カルボン酸類、
トリフルオロメタンスルホン酸等の脂肪族スルホン酸
類、硫酸、硝酸、リン酸等の無機鉱酸類等が挙げられ
る。
【0014】反応温度は、通常−50〜300℃、好ま
しくは10〜100℃で実施される。溶媒の沸点により
反応温度が上げられない場合は、加圧下に反応を行うこ
ともできる。反応時間は、通常0.1〜100時間、好
ましくは1〜20時間の範囲である。
しくは10〜100℃で実施される。溶媒の沸点により
反応温度が上げられない場合は、加圧下に反応を行うこ
ともできる。反応時間は、通常0.1〜100時間、好
ましくは1〜20時間の範囲である。
【0015】反応終了後、水中に反応混合物を投入し、
濾過、溶媒抽出等により粗生成物を得、必要に応じてア
ルカリ水溶液洗浄、水洗浄等を行い、蒸留、再結晶、ク
ロマトグラフィー分離等により5−クロロ−4−ニトロ
ピラゾール誘導体(2)を単離、精製することができ
る。上記反応の出発物質である5−クロロピラゾール−
4−カルボン酸誘導体(1)は下記の反応式4〜6のい
ずれかを選ぶことにより容易に製造できる。
濾過、溶媒抽出等により粗生成物を得、必要に応じてア
ルカリ水溶液洗浄、水洗浄等を行い、蒸留、再結晶、ク
ロマトグラフィー分離等により5−クロロ−4−ニトロ
ピラゾール誘導体(2)を単離、精製することができ
る。上記反応の出発物質である5−クロロピラゾール−
4−カルボン酸誘導体(1)は下記の反応式4〜6のい
ずれかを選ぶことにより容易に製造できる。
【0016】
【化6】
【0017】〔式中、R2 は前記と同様の意味を表し、
R3 は低級アルキル基、Zはハロゲン原子を表す。〕反
応式4は、3−アミノピラゾール−4−カルボン酸エス
テル類(f)のアミノ基をサンドマイアー反応によりハ
ロゲン原子に変換した後、N−クロロコハク酸イミド等
の塩素化剤によりピラゾール環上5位を塩素化し、4位
のアルコキシカルボニル基を加水分解して5−クロロピ
ラゾール−4−カルボン酸誘導体とする方法を表す。
R3 は低級アルキル基、Zはハロゲン原子を表す。〕反
応式4は、3−アミノピラゾール−4−カルボン酸エス
テル類(f)のアミノ基をサンドマイアー反応によりハ
ロゲン原子に変換した後、N−クロロコハク酸イミド等
の塩素化剤によりピラゾール環上5位を塩素化し、4位
のアルコキシカルボニル基を加水分解して5−クロロピ
ラゾール−4−カルボン酸誘導体とする方法を表す。
【0018】
【化7】
【0019】〔式中、R2 は前記と同様の意味(但しフ
ェニル基は除く)を表し、R3 及びZは前記と同様の意
味を表す。〕反応式5は、3,5−ジクロロピラゾール
−4−カルボン酸エステル類(g)をハロゲン化アルキ
ル類(h)と塩基存在下、反応させた後、4位のアルコ
キシカルボニル基を加水分解して5−クロロピラゾール
−4−カルボン酸誘導体とする方法を表す。
ェニル基は除く)を表し、R3 及びZは前記と同様の意
味を表す。〕反応式5は、3,5−ジクロロピラゾール
−4−カルボン酸エステル類(g)をハロゲン化アルキ
ル類(h)と塩基存在下、反応させた後、4位のアルコ
キシカルボニル基を加水分解して5−クロロピラゾール
−4−カルボン酸誘導体とする方法を表す。
【0020】
【化8】
【0021】〔式中、R2 は前記と同様の意味を表し、
R4 はハロアルキル基を表す。〕反応式6は、3−ハロ
アルキル−5−ピラゾロン類(i)をヴィルスマイアー
反応により5−クロロ−4−ホルミルピラゾール類
(j)とした後、4位のホルミル基を過マンガン酸カリ
ウム等で酸化して5−クロロピラゾール−4−カルボン
酸誘導体とする方法を表す。
R4 はハロアルキル基を表す。〕反応式6は、3−ハロ
アルキル−5−ピラゾロン類(i)をヴィルスマイアー
反応により5−クロロ−4−ホルミルピラゾール類
(j)とした後、4位のホルミル基を過マンガン酸カリ
ウム等で酸化して5−クロロピラゾール−4−カルボン
酸誘導体とする方法を表す。
【0022】
3,5−ジクロロ−1−メチル−4−ニトロピラゾール
の合成
の合成
【0023】
【化9】
【0024】1000mlの反応フラスコに濃硫酸340
mlと発煙硝酸(比重1.52)122mlを仕込み、10
℃以下にて無水酢酸70mlを滴下後、3,5−ジクロロ
−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸203g
(1.04mol )を60〜70℃にて、2時間かけて分
割投入した。70℃にて5時間攪拌後、冷却し、反応液
を氷水(1000ml)に投入し、析出した固体を濾取、
水洗した。得られた固体をクロロホルム(350ml)に
溶解させ、炭酸ナトリウム飽和水溶液、水にて洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、乾燥して
目的物179gを得た。融点84〜88℃
mlと発煙硝酸(比重1.52)122mlを仕込み、10
℃以下にて無水酢酸70mlを滴下後、3,5−ジクロロ
−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸203g
(1.04mol )を60〜70℃にて、2時間かけて分
割投入した。70℃にて5時間攪拌後、冷却し、反応液
を氷水(1000ml)に投入し、析出した固体を濾取、
水洗した。得られた固体をクロロホルム(350ml)に
溶解させ、炭酸ナトリウム飽和水溶液、水にて洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、乾燥して
目的物179gを得た。融点84〜88℃
【0025】〔参考例1〕 (1)3,5−ジクロロ−1−メチルピラゾールの合成
【0026】
【化10】
【0027】3,5−ジクロロ−1−メチルピラゾール
−4−カルボン酸113g(0.58mol )を300℃
に加熱し、留出した粗製油状物51gをクロロホルム2
00mlに溶解後、水洗、溶媒留去、蒸留して目的物44
gを得た。沸点172〜173℃
−4−カルボン酸113g(0.58mol )を300℃
に加熱し、留出した粗製油状物51gをクロロホルム2
00mlに溶解後、水洗、溶媒留去、蒸留して目的物44
gを得た。沸点172〜173℃
【0028】(2)3,5−ジクロロ−1−メチル−4
−ニトロピラゾールの合成
−ニトロピラゾールの合成
【0029】
【化11】
【0030】濃硫酸20mlと発煙硝酸6gよりなる混酸
に3,5−ジクロロ−1−メチルピラゾール8.5g
(56mmol)の無水酢酸(15ml)溶液を20℃以下に
て滴下した。室温で48時間攪拌後、氷水300mlにあ
け、析出した結晶を濾過、水洗、乾燥して目的物5.6
8gを得た。融点、84〜88℃
に3,5−ジクロロ−1−メチルピラゾール8.5g
(56mmol)の無水酢酸(15ml)溶液を20℃以下に
て滴下した。室温で48時間攪拌後、氷水300mlにあ
け、析出した結晶を濾過、水洗、乾燥して目的物5.6
8gを得た。融点、84〜88℃
【0031】〔実施例2〕 (1)5−クロロ−3−トリフルオロメチル−1−メチ
ルピラゾール−4−カルボン酸の合成
ルピラゾール−4−カルボン酸の合成
【0032】
【化12】
【0033】水30mlに5−クロロ−3−トリフルオロ
メチル−4−ホルミルピラゾール5g(23.5mmol)
を懸濁させ、60〜70℃にて、過マンガン酸カリウム
5.2g(32.9mmol)の50ml水溶液を0.5時間
かけて滴下し、60℃にて1時間攪拌した。反応液を冷
却後、10%水酸化カリウム水溶液30mlを加え、濾過
した。濾液を濃塩酸にて酸性にし、析出した固体を濾取
した。得られた固体を再び10%水酸化カリウム水溶液
30mlに溶かし、不溶物を濾別した。濾液を濃塩酸にて
酸性にし、析出した固体を濾取、水洗、乾燥して目的物
4.3gを得た。融点196〜197℃
メチル−4−ホルミルピラゾール5g(23.5mmol)
を懸濁させ、60〜70℃にて、過マンガン酸カリウム
5.2g(32.9mmol)の50ml水溶液を0.5時間
かけて滴下し、60℃にて1時間攪拌した。反応液を冷
却後、10%水酸化カリウム水溶液30mlを加え、濾過
した。濾液を濃塩酸にて酸性にし、析出した固体を濾取
した。得られた固体を再び10%水酸化カリウム水溶液
30mlに溶かし、不溶物を濾別した。濾液を濃塩酸にて
酸性にし、析出した固体を濾取、水洗、乾燥して目的物
4.3gを得た。融点196〜197℃
【0034】(2)5−クロロ−3−トリフルオロメチ
ル−1−メチル−4−ニトロピラゾールの合成
ル−1−メチル−4−ニトロピラゾールの合成
【0035】
【化13】
【0036】濃硫酸7mlと発煙硝酸(比重1.52)
2.5mlよりなる混酸に10℃以下にて無水酢酸2mlを
滴下後、5−クロロ−3−トリフルオロメチル−1−メ
チルピラゾール−4−カルボン酸4g(17.5mmol)
を60〜70℃にて、1時間かけて分割投入した。60
〜70℃にて1時間攪拌後、冷却し、反応液を氷水(7
0ml)に投入し、析出した油状物をクロロホルムにて抽
出した。炭酸ナトリウム飽和水溶液、水にて洗浄後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、乾燥して目
的物3.76gを得た。油状物
2.5mlよりなる混酸に10℃以下にて無水酢酸2mlを
滴下後、5−クロロ−3−トリフルオロメチル−1−メ
チルピラゾール−4−カルボン酸4g(17.5mmol)
を60〜70℃にて、1時間かけて分割投入した。60
〜70℃にて1時間攪拌後、冷却し、反応液を氷水(7
0ml)に投入し、析出した油状物をクロロホルムにて抽
出した。炭酸ナトリウム飽和水溶液、水にて洗浄後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、乾燥して目
的物3.76gを得た。油状物
【0037】〔参考例2〕 (1)3,5−ジクロロ−1−メチルピラゾール−4−
カルボン酸メチルエステルの合成
カルボン酸メチルエステルの合成
【0038】
【化14】
【0039】窒素で置換した反応フラスコに、固体の3
−クロロ−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸メチ
ルエステル174.5g(1.00モル)を加え、攪拌
しながら120℃で加熱熔融した。その中に、N−クロ
ロコハク酸イミド180.4g(1.35モル)を95
〜100℃の温度で5分の1ずつ、1時間毎に投入し
た。最後の投入後更に2時間同温度で攪拌した。次に8
0℃に冷却し、四塩化炭素1000mlを加え、室温まで
冷却した。析出したコハク酸イミドを濾過し、コハク酸
イミドを1,2−ジクロロエタン200mlで2回洗浄し
た。濾洗液をまとめ、10%炭酸ナトリウム水溶液で洗
浄、水洗の後、溶媒を留去して固体の粗3,5−ジクロ
ロ−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸メチルエス
テル210gを得た。ガスクロマトグラフィー(OV−
1、120℃)の内標分析により198g(0.947
モル、収率95%)の3,5−ジクロロ−1−メチルピ
ラゾール−4−カルボン酸メチルエステルが確認され
た。融点58〜59℃ 沸点104〜8℃/0.25mm
Hg
−クロロ−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸メチ
ルエステル174.5g(1.00モル)を加え、攪拌
しながら120℃で加熱熔融した。その中に、N−クロ
ロコハク酸イミド180.4g(1.35モル)を95
〜100℃の温度で5分の1ずつ、1時間毎に投入し
た。最後の投入後更に2時間同温度で攪拌した。次に8
0℃に冷却し、四塩化炭素1000mlを加え、室温まで
冷却した。析出したコハク酸イミドを濾過し、コハク酸
イミドを1,2−ジクロロエタン200mlで2回洗浄し
た。濾洗液をまとめ、10%炭酸ナトリウム水溶液で洗
浄、水洗の後、溶媒を留去して固体の粗3,5−ジクロ
ロ−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸メチルエス
テル210gを得た。ガスクロマトグラフィー(OV−
1、120℃)の内標分析により198g(0.947
モル、収率95%)の3,5−ジクロロ−1−メチルピ
ラゾール−4−カルボン酸メチルエステルが確認され
た。融点58〜59℃ 沸点104〜8℃/0.25mm
Hg
【0040】(2)3,5−ジクロロ−1−メチルピラ
ゾール−4−カルボン酸の合成
ゾール−4−カルボン酸の合成
【0041】
【化15】
【0042】メタノール100mlに3,5−ジクロロ−
1−メチルピラゾール−4−カルボン酸メチルエステル
20g(95.7mmol)と40%水酸化ナトリウム水溶
液20mlを加え、2時間還流した。メタノールを留去
後、水(250ml)を加え、トルエンにて抽出操作を行
った。水層を濃塩酸で酸性にし、析出した固体を濾取、
水洗、乾燥して目的物17.5gを得た。融点222〜
224℃
1−メチルピラゾール−4−カルボン酸メチルエステル
20g(95.7mmol)と40%水酸化ナトリウム水溶
液20mlを加え、2時間還流した。メタノールを留去
後、水(250ml)を加え、トルエンにて抽出操作を行
った。水層を濃塩酸で酸性にし、析出した固体を濾取、
水洗、乾燥して目的物17.5gを得た。融点222〜
224℃
【0043】〔参考例3〕 N−メチル−N−(2−クロロフェニル)−2−(3−
クロロ−1−メチル−4−ニトロピラゾール−5−イル
オキシ)アセトアミドの合成
クロロ−1−メチル−4−ニトロピラゾール−5−イル
オキシ)アセトアミドの合成
【0044】
【化16】
【0045】実施例1で合成した3,5−ジクロロ−1
−メチル−4−ニトロピラゾール0.63g(3.2mm
ol)とN−メチル−N−(2−クロロフェニル)グリコ
ール酸アミド0.64g(3.2mmol)をDMF5mlに
溶解し、粉状の水酸化カリウム0.18g(3.2mmo
l)を加えた。室温にて0.5時間攪拌後、水20mlを
加え、ベンゼン20mlにて2回抽出した。水洗後、抽出
液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、得ら
れた残渣に少量のジイソロピルエーテルを加え、析出し
た固体を濾取、乾燥して目的物0.7gを得た。融点1
52〜153℃
−メチル−4−ニトロピラゾール0.63g(3.2mm
ol)とN−メチル−N−(2−クロロフェニル)グリコ
ール酸アミド0.64g(3.2mmol)をDMF5mlに
溶解し、粉状の水酸化カリウム0.18g(3.2mmo
l)を加えた。室温にて0.5時間攪拌後、水20mlを
加え、ベンゼン20mlにて2回抽出した。水洗後、抽出
液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、得ら
れた残渣に少量のジイソロピルエーテルを加え、析出し
た固体を濾取、乾燥して目的物0.7gを得た。融点1
52〜153℃
【0046】〔参考例4〕 5−クロロ−3−トリフルオロメチル−1−メチルピラ
ゾールの合成
ゾールの合成
【0047】
【化17】
【0048】オキシ塩化リン250mlに3−トリフルオ
ロメチル−1−メチル−5−ピラゾロン47.8g
(0.29mol )を加え、24時間加熱還流した。過剰
のオキシ塩化リンを留去後、230℃まで加熱したが目
的物は留出しなかった。さらに、残渣を冷却後、氷水1
000mlにあけ、クロロホルムで抽出操作を行ったが、
目的物は全く得られなかった。
ロメチル−1−メチル−5−ピラゾロン47.8g
(0.29mol )を加え、24時間加熱還流した。過剰
のオキシ塩化リンを留去後、230℃まで加熱したが目
的物は留出しなかった。さらに、残渣を冷却後、氷水1
000mlにあけ、クロロホルムで抽出操作を行ったが、
目的物は全く得られなかった。
【0049】〔試験例1〕湛水条件における雑草発生前
処理による除草効果試験 1/5000アールのワグネルポット中に沖積土壌を入
れた後、水を入れて混和し水深4cmの淡水条件とする。
ノビエ、コナギ、キカシグサ、ホタルイのそれぞれの種
子を上記のポットに混播した後、2.5葉期のイネ苗を
移植した。ポットを25〜30℃の温室内に置いて植物
を育成し、播種後1日目に水面へ所定の薬量になるよう
に、参考例3で合成したN−メチル−N−(2−クロロ
フェニル)−2−(3−クロロ−1−メチル−4−ニト
ロピラゾール−5−イルオキシ)アセトアミドを処理し
た。処理後3週間目に、イネ及び各種雑草に対する除草
効果の調査を目視によって行った。0は影響なし、5は
完全枯死を示す5段階評価である。結果を表に示す。
処理による除草効果試験 1/5000アールのワグネルポット中に沖積土壌を入
れた後、水を入れて混和し水深4cmの淡水条件とする。
ノビエ、コナギ、キカシグサ、ホタルイのそれぞれの種
子を上記のポットに混播した後、2.5葉期のイネ苗を
移植した。ポットを25〜30℃の温室内に置いて植物
を育成し、播種後1日目に水面へ所定の薬量になるよう
に、参考例3で合成したN−メチル−N−(2−クロロ
フェニル)−2−(3−クロロ−1−メチル−4−ニト
ロピラゾール−5−イルオキシ)アセトアミドを処理し
た。処理後3週間目に、イネ及び各種雑草に対する除草
効果の調査を目視によって行った。0は影響なし、5は
完全枯死を示す5段階評価である。結果を表に示す。
【0050】なお、各表中の記号は次の意味を示す。 A(ノビエ)、B(ホタルイ)、C(コナギ)、D(キ
カシグサ)、a(移植イネ)
カシグサ)、a(移植イネ)
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】本発明の方法に従えば、医薬・農薬の中
間体として有用な5−クロロ−4−ニトロピラゾール誘
導体(2)を5−クロロピラゾール−4−カルボン酸誘
導体(1)のニトロ化によって容易に高収率で得ること
ができる。
間体として有用な5−クロロ−4−ニトロピラゾール誘
導体(2)を5−クロロピラゾール−4−カルボン酸誘
導体(1)のニトロ化によって容易に高収率で得ること
ができる。
Claims (7)
- 【請求項1】 式(1): 【化1】 〔式中、R1 はハロゲン原子又はC1-4 ハロアルキル基
を表し、R2 は水素原子、C1-6 アルキル基、C3-6 シ
クロアルキル基、C2-4 アルケニル基、C2-4 アルキニ
ル基、C3-6 シクロアルキル基で置換されたC1-2 アル
キル基、ベンジル基、フェニル基(C1-4 アルキル基、
C1-4 ハロアルキル基、C1-4 アルコキシ基、C1-4 ハ
ロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基及びハロゲン原子
から選ばれる1又は2以上の置換基によって置換されて
もよい。)又はピリジル基(C1-4アルキル基、C1-4
ハロアルキル基、C1-4 アルコキシ基、C1-4 ハロアル
コキシ基、シアノ基、ニトロ基及びハロゲン原子から選
ばれる1又は2以上の置換基によって置換されてもよ
い。)を表す。〕で表される5−クロロピラゾール−4
−カルボン酸誘導体をニトロ化することを特徴とする式
(2): 【化2】 〔式中、R1 及びR2 は前記と同様の意味を表す。〕で
表される5−クロロ−4−ニトロピラゾール誘導体の製
造法。 - 【請求項2】 R1 がハロゲン原子又はC1-4 ハロアル
キル基を表し、R2がC1-6 アルキル基、フェニル基
(C1-4 アルキル基、C1-4 ハロアルキル基、C1-4 ア
ルコキシ基、シアノ基、ニトロ基及びハロゲン原子から
選ばれる1又は2以上の置換基によって置換されてもよ
い。)又はピリジル基(C1-4 アルキル基、C1-4 ハロ
アルキル基、C1-4 アルコキシ基、C1-4 ハロアルコキ
シ基、シアノ基、ニトロ基及びハロゲン原子から選ばれ
る1又は2以上の置換基によって置換されてもよい。)
で表される請求項1の5−クロロ−4−ニトロピラゾー
ル誘導体の製造法。 - 【請求項3】 R1 がハロゲン原子又はC1-4 ハロアル
キル基を表し、R2がC1-6 アルキル基で表される請求
項1の5−クロロ−4−ニトロピラゾール誘導体の製造
法。 - 【請求項4】 R1 が塩素原子又はトリフルオロメチル
基を表し、R2 がC 1-6 アルキル基で表される請求項1
の5−クロロ−4−ニトロピラゾール誘導体の製造法。 - 【請求項5】 R1 がトリフルオロメチル基を表し、R
2 がC1-6 アルキル基で表される請求項1の5−クロロ
−4−ニトロピラゾール誘導体。 - 【請求項6】 ニトロ化剤として硝酸と硫酸の組み合わ
せを用いる請求項1の5−クロロ−4−ニトロピラゾー
ル誘導体の製造法。 - 【請求項7】 ニトロ化剤として硝酸・硫酸と無水酢酸
の組み合わせを用いる請求項1の5−クロロ−4−ニト
ロピラゾール誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15332492A JP3152318B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 5−クロロ−4−ニトロピラゾール誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15332492A JP3152318B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 5−クロロ−4−ニトロピラゾール誘導体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05339242A true JPH05339242A (ja) | 1993-12-21 |
JP3152318B2 JP3152318B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=15560009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15332492A Expired - Fee Related JP3152318B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 5−クロロ−4−ニトロピラゾール誘導体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3152318B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150116439A (ko) * | 2013-02-06 | 2015-10-15 | 바이엘 크롭사이언스 아게 | 해충 방제제로서의 할로겐-치환된 피라졸 유도체 |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP15332492A patent/JP3152318B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150116439A (ko) * | 2013-02-06 | 2015-10-15 | 바이엘 크롭사이언스 아게 | 해충 방제제로서의 할로겐-치환된 피라졸 유도체 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3152318B2 (ja) | 2001-04-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |