JPH05338990A - メッキ用ワークハンドリング装置 - Google Patents

メッキ用ワークハンドリング装置

Info

Publication number
JPH05338990A
JPH05338990A JP17612892A JP17612892A JPH05338990A JP H05338990 A JPH05338990 A JP H05338990A JP 17612892 A JP17612892 A JP 17612892A JP 17612892 A JP17612892 A JP 17612892A JP H05338990 A JPH05338990 A JP H05338990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating process
process tank
plating
work
guide rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP17612892A
Other languages
English (en)
Inventor
Sueta Igata
末多 井形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP17612892A priority Critical patent/JPH05338990A/ja
Publication of JPH05338990A publication Critical patent/JPH05338990A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 面倒な手操作を必要とすることなく被メッキ
部品のメッキ工程槽に対するハンドリングを自動化、省
力化でき、しかも耐食仕様でなくとも早期劣化を生じな
いようにする。 【構成】 メッキ工程槽の一側方にメッキ工程槽の配列
方向に沿って案内レール107を配設し、案内レール1
07に走行台車117を走行可能に係合させる。そして
走行台車117には昇降部材123を上下動可能に設
け、昇降部材123に片持アーム131の一端を連結す
る。更に片持アーム131には、メッキ工程槽上に吊上
げ可能に載置されるワーク吊下げビーム23を遠隔操作
可能にかつ着脱自在に支持する自動着脱部137を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メッキ処理設備に於て
被メッキ部品の搬送に用いられるメッキ用ワークハンド
リング装置に関し、特に小物部品のメッキ処理設備に用
いられるメッキ用ワークハンドリング装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】各種部品の亜鉛メッキ処理に於ては、所
定のメッキ工程に従って被メッキ部品を脱脂槽、水洗
槽、酸洗槽、メッキ槽などの各種メッキ工程槽のそれぞ
れに搬入・搬出、即ちハンドリングする必要がある。従
来、この被メッキ部品のメッキ工程槽に対するハンドリ
ングは、各メッキ工程槽の上方に配置されたホイストな
どの揚降機を用い、オペレータが個別のホイスト操作お
よび被メッキ部品の掛け外し作業を行うことによって行
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の被メ
ッキ部品のメッキ工程槽に対するハンドリングにあって
は、面倒な手作業が多いために作業能率が低い上、各種
メッキ工程槽から発生する有害蒸気、ミストなどによ
り、作業環境が劣悪であると云う問題がある。また、各
メッキ工程槽の上方は、有害蒸気やミストによって強い
腐食性雰囲気になっていることから、メッキ工程槽の上
方に配置されるホイストなどの機器は、早期劣化を避け
ようとすると耐食仕様にする必要があり、設備費用が比
較的高額になりがちである。
【0004】本発明は、このような従来の被メッキ部品
のメッキ工程槽に対するハンドリングに於ける問題点に
着目してなされたものであり、その主な目的は、面倒な
手作業を必要とせずに被メッキ部品のメッキ工程槽に対
するハンドリングを自動化、省力化することができ、し
かも耐食仕様でなくとも早期劣化を生じることがないよ
うに改善されたメッキ用ワークハンドリング装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、メッキ用ワークハンドリング装置の構成
を、メッキ工程槽の一側方にメッキ工程槽の配列方向に
沿って配設された案内レールと、該案内レールに係合し
て当該案内レールの延在方向に往復走行可能な走行台車
と、該走行台車に上下動可能に設けられた昇降部材と、
該昇降部材に一端を連結されて前記メッキ工程槽側に延
在する片持アームとを有すると共に、前記片持アーム
が、前記メッキ工程槽上に吊上げ可能に載置されるワー
ク吊下げビームを遠隔操作可能にかつ着脱自在に支持す
る自動脱着部を有するものとすることによって達成され
る。特に、前記片持アームを、その一端が昇降部材に枢
着されて水平姿勢位置と上下傾斜姿勢位置との間で傾動
可能なものとするとよい。
【0006】
【作用】このような構成によれば、例えば天井に設置さ
れた案内レールに沿って走行台車を走行させ、昇降部材
を上下動させ、ワーク吊下げビームを遠隔操作可能にか
つ着脱自在に支持する自動脱着部を片持アームに支持さ
せることにより、ワーク吊下げビームが各メッキ工程槽
間を搬送されると共に各メッキ工程槽上に載置されるこ
ととなる。これにより、ワーク吊下げビームが吊下げ支
持している被メッキ部品が各メッキ工程槽に搬入され
る。また、案内レール、走行台車、昇降部材などのワー
クハンドリング装置の主要構成部材がメッキ工程槽の上
方の強い腐食性雰囲気の領域を避けたメッキ工程槽の一
側方に位置しているので、これらが強い腐食性雰囲気中
に曝されることがない。
【0007】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
を参照して本発明の構成を詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明によるメッキ用ワークハン
ドリング装置が適用されたメッキ処理工場の全体レイア
ウトを示している。このメッキ処理工場は、被メッキ部
品を搬入する入荷トラックAが乗り入れる入荷ステーシ
ョン1と、被メッキ部品の出荷トラックBが乗り入れる
出荷ステーション3と、搬出入ヤード部5と、メッキ処
理ライン部7とを有している。
【0009】搬出入ヤード部5には、入荷ステーション
1と出荷ステーション3との間に図1に於ける上下方向
に延在する床面案内レール9上を往復走行する搬入シャ
トル台車11および搬出シャトル台車13と、後記する
ワーク吊下げビームを支持するべくこれら両シャトル台
車11・13の走行方向に互いに所定間隔をおいて配設
された複数個のビームスタンド15とが設けられてい
る。
【0010】搬入シャトル台車11には、部品搬入台車
17が、そして搬出シャトル台車13には、部品搬出台
車19が、それぞれ搭載されている。
【0011】部品搬入台車17は、搬入シャトル台車1
1に搭載された状態で移動して入荷ステーション1側に
位置し、入荷ステーション1にて入荷トラックAから小
物部品保持プレートPを受け取った後、各ビームスタン
ド15に対応して床面案内レール9と直交する方向に延
設された横行レール21上に搬入シャトル台車11から
乗り移り、ビームスタンド15の配置位置側へと小物部
品保持プレートPを搬送するようになっている。
【0012】部品搬出台車19は、ビームスタンド15
の配置位置にて小物部品保持プレートPを受け取り、横
行レール21から搬出シャトル台車13上に乗り移った
後、搬出シャトル台車13に搭載された状態で出荷ステ
ーション3側へ移動し、出荷ステーション3にて小物部
品保持プレートPを出荷トラックBへ引き渡すようにな
っている。
【0013】ワーク吊下げビーム23は、図2に示され
ているように、吊下げ用フック25を複数個(本実施例
に於ては3個)有している。この吊下げ用フック25
は、フックハンガ26を介して小物部品保持プレートP
を着脱可能に吊下げ支持するようになっている。
【0014】搬出入ヤード部5には、ビームスタンド1
5を挟んで床面案内レール9とは反対側の位置に搬出入
クレーン27が設けられている。この搬出入クレーン2
7は、図2に良く示されているように、柱33を介して
床面案内レール9と平行に延設された天井案内レール2
9および案内面部材31a・31bに対し、走行車輪3
7および案内ローラ39・41をもって走行可能に係合
した走行台車35を有している。この走行台車35は、
駆動装置(図示省略)にて走行車輪37を回転駆動する
ことにより、天井案内レール29および案内面部材31
a・31bに案内されつつ、これらの延在方向に往復走
行するようになっている。
【0015】走行台車35には、片持アーム43の一端
が固定されている。この片持アーム43は、走行台車3
5に片持ち支持されてビームスタンド15側に水平方向
へ延出されると共に、スライダ45が取り付けられてい
る。
【0016】スライダ45は、駆動装置(図示省略)に
よって駆動されて片持アーム43の延在方向に往復移動
するようになっている。またこのスライダ45には、駆
動装置(図示省略)によって駆動されて鉛直軸周りに旋
回動可能な旋回フレーム47が取り付けられている。そ
して旋回フレーム47には、ビーム支持部材49が取り
付けられている。そしてビーム支持部材49には、ワー
ク吊下ビーム23を遠隔操作可能にかつ着脱自在に支持
する自動脱着部51が設けられている。
【0017】搬出入クレーン27は、自動脱着部51を
介してビーム支持部材49にワーク吊下げビーム23を
着脱可能に支持すると共に、走行台車35の走行移動と
スライダ45の往復移動と旋回フレーム47の旋回動と
により、ビームスタンド15側から搬入コンベア装置5
3へとワーク吊下げビーム23を自動搬送し、また搬出
コンベア装置55側からビームスタンド15へとワーク
吊下げビーム23を自動搬送するようになっている。
【0018】搬入コンベア装置53と搬出コンベア装置
55とは、各々搬送ベルト57・59の上側スパン上に
て複数個のワーク吊下げビーム23を支持し得るように
なっており、搬入コンベア装置53は、搬出入クレーン
27から受け取ったワーク吊下げビーム23を搬入側ト
ラバースクレーン61でビーム吊上げ位置へ搬送し、搬
出コンベア装置55は、搬出側トラバースクレーン63
から受け取ったワーク吊下げビーム23を搬出入クレー
ン27でビーム吊上げ位置へ搬送するようになってい
る。
【0019】搬入側トラバースクレーン61は、図1に
於ける上側のメッキ処理ライン部7の入口側にあり、搬
出側トラバースクレーン63は、図1に於ける下側のメ
ッキ処理ライン部7の出口側にあり、天井案内レール2
9と直交する方向に延在して設けられたトラバースレー
ル65・67に走行可能に係合した天井走行台車69・
71を各々が有している。これら各天井走行台車69・
71は、駆動装置(図示省略)によってトラバースレー
ル65・67上を往復走行するようになっている。
【0020】各天井走行台車69・71には、上下方向
に駆動される昇降部材73・75がそれぞれ設けられて
おり、これら各昇降部材73・75には、片持アーム7
7・79の各一端がそれぞれ固定されている。またこれ
らの片持アーム77・79には、図示されていないが、
上記した自動脱着部51と同等の自動脱着部がそれぞれ
取り付けられている。
【0021】搬入側トラバースクレーン61は、自動脱
着部(図示省略)を介してワーク吊下げビーム23を片
持アーム77に着脱可能に支持し、天井走行台車69の
走行移動と昇降部材73の上下動とにより、搬入コンベ
ア装置53からメッキ処理ライン部7の入口側の仮置架
台81へとワーク吊下げビーム23を搬送するようにな
っている。
【0022】搬出側トラバースクレーン63は、自動脱
着部(図示省略)を介してワーク吊下げビーム23を片
持アーム79に着脱可能に支持し、天井走行台車71の
走行移動と昇降部材75の上下動とにより、メッキ処理
ライン部7の出口側の仮置架台83から搬出コンベア装
置55へとワーク吊下げビーム23を搬送するようにな
っている。
【0023】メッキ処理ライン部7は、搬入口側に複数
個のワーク吊下げビーム23を支持する仮置架台81
を、搬出口側に複数個のワーク吊下げビーム23を支持
する仮置架台83を有しており、各仮置架台81・83
の間に、脱脂槽、水洗槽、酸洗槽、水洗槽、フラックス
槽、メッキ槽、および水洗槽の各メッキ工程槽100
が、天井案内レール29と平行な方向に、即ち図1に於
ける上下方向に一列に所定間隔をおいて配設されてい
る。
【0024】各仮置架台81・83および各メッキ工程
槽100は、それぞれ両側のフランジ部(図5に符号f
にて代表的に示す)上に、ワーク吊下げビーム23を複
数個(本実施例に於ては3個)、互いに平行に掛け渡し
式に吊上げ可能に載置されるようになっている。
【0025】メッキ処理ライン部7には、本発明による
メッキ用ワークハンドリング装置の主要部をなすワーク
ハンドリングクレーン103が設けられている。このワ
ークハンドリングクレーン103には、図3〜図5に示
されているように、上記したメッキ工程槽列の一側方
に、即ち図3・図4に於ける右方に各メッキ工程槽10
0から隔置されて立設された柱105により、天井案内
レール107および案内面部材109a・109bが上
記した各メッキ工程槽100の配列方向に平行に延設さ
れている。
【0026】天井案内レール107および案内面部材1
09a・109bには、走行車輪111および案内ロー
ラ113・115をもって走行台車117が複数台(本
実施例では3台)、上記した各メッキ工程槽100の配
列方向に走行可能に係合している。これら走行台車11
7は、それぞれ駆動装置(図示省略)によって走行車輪
111を回転駆動することにより、天井案内レール10
7および案内面部材109a・109bで案内されつつ
上記したメッキ工程槽100の配列方向に往復走行する
ようになっている。
【0027】走行台車117には、上下方向に延在する
垂直案内レール119が固定されており、この垂直案内
レール119には、走行車輪121を介して昇降部材1
23が上下動可能に係合している。この昇降部材123
は、垂直案内レール119の上下両端に設けられたスプ
ロケット125・127間に掛け渡された無端チェーン
129と連結され、スプロケット125を電動機(図示
省略)にて回転駆動することにより、上下方向に駆動さ
れるようになっている。
【0028】昇降部材123には、片持アーム131の
一端が枢軸133によって枢着されている。この片持ア
ーム131は、昇降部材123に枢支された一端を中心
にして昇降部材123に対して上下方向に傾動可能にな
っており、枢支端側からメッキ工程槽100側に延在し
て各メッキ工程槽100の上方に位置するようになって
いる。
【0029】片持ちアーム131には、一端部を昇降部
材123に枢着された流体圧シリンダ装置135の他端
部が枢着されている。この流体圧シリンダ装置135
は、その伸縮動作により、図4に実線で示された水平姿
勢位置と、図4に仮想線で示された下向きに傾斜した傾
斜姿勢位置との間で片持アーム131を傾動駆動するよ
うになっている。
【0030】片持アーム131には、ワーク吊下げビー
ム23を遠隔操作可能にかつ着脱自在に支持する自動脱
着部137が設けられている。
【0031】また、各メッキ工程槽100の上方には、
蒸気並びにミスト排出用のダクト139が配設されてい
る。なお、図ではワークハンドリングクレーン103の
上方にダクトが延設されているが、特にこれに限定され
るものではなく、レイアウト上の都合に応じて適宜に設
定し得る。
【0032】このような構成によれば、ワークハンドリ
ングクレーン103の走行台車117が、天井案内レー
ル107および案内面部材109a・109bに案内さ
れて図1に於ける上方へ移動し、仮置架台81に対応す
る位置に停止したところで昇降部材123を降下させる
ことにより、水平姿勢位置にある片持ちアーム131が
自動脱着部137の連結動作によって仮置架台81のワ
ーク吊下げビーム23と連結される。この状態にて昇降
部材123を上昇させることにより、ワーク吊下げビー
ム23が吊上げられる。
【0033】そして走行台車117が、天井案内レール
107および案内面部材109a、109bに案内され
て図1に於ける下方へ移動して例えば第一工程槽である
脱脂槽85の一側方に対応する位置に位置すると、片持
ちアーム131が、図3に示されているように、脱脂槽
85の真上に位置することとなる。そしてこの状態で昇
降部材123を降下させると、水平姿勢位置にある片持
アーム131から吊下げ支持されているワーク吊下げビ
ーム23が脱脂槽85上に水平載置されるようになる。
これにより、ワーク吊下げビーム23の吊下げ用フック
25にフックハンガ26を介して吊下げ支持されている
小物部品保持プレートPが、脱脂槽85内の脱脂液中に
浸漬する。
【0034】この後に自動脱着部137を離脱動作し、
昇降部材123を上昇することにより、片持アーム13
1がワーク吊下げビーム23から切り離され、走行台車
117は次の搬送動作のために所定位置へ移動、あるい
は仮置架台81に対応する初期位置へと移動する。
【0035】脱脂槽85にて所定の脱脂処理を完了した
小物部品保持プレートPのワーク吊下げビーム23は、
再び自動脱着部137によってワークハンドリングクレ
ーン103の片持ちアーム131に連結され、かつワー
クハンドリングクレーン103により吊上げられて次の
工程槽へと搬送される。そしてここでワークハンドリン
グクレーン103から切り離され、以降、各工程槽にて
所定の処理を完了する度に同様の操作を繰り返しつつ、
次の工程槽へ搬送される。
【0036】尚、図示の実施例に於ては、ワークハンド
リングクレーン103は、3台の走行台車117を備え
ており、各走行台車117がそれぞれ分担された搬送領
域に於てワーク吊下げビーム23の搬送を行うようにな
っている。
【0037】ワークハンドリングクレーン103によっ
てワーク吊下げビーム23を各工程槽100から吊上げ
る際には、図4に示されているように、流体圧シリンダ
装置135を伸張させ、枢軸133を中心として図に於
ける時計廻り方向へ片持アーム131を回動させて片持
アーム131を下向き傾斜させる。このようにすると、
片持アーム131の下向き傾斜により、ワーク吊下げビ
ーム23およびこれに吊下げられている小物部品保持プ
レートPなどに水勾配が与えられ、これらに付着、ある
いは溜っている処理液の排除、排出が良好に行われるよ
うになる。
【0038】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よるメッキ用ワークハンドリング装置によれば、走行台
車が案内レールに沿って走行し、昇降部材が上下動し、
自動着脱部を介してワーク吊下げビームを遠隔操作可能
にかつ着脱自在に片持ちアームが支持することにより、
ワーク吊下げビームは、各メッキ工程槽間を搬送される
と共に各メッキ工程槽上に載置され、ワーク吊下げビー
ムが吊下げ支持している被メッキ部品が、各メッキ工程
槽に搬入されることとなる。従って、劣悪な作業環境か
らオペレータを解放することができ、面倒な手操作を必
要とすることなく被メッキ部品のメッキ工程槽に対する
ハンドリングを自動化・省力化することが可能となる。
【0039】また、案内レール、走行台車、昇降部材な
どのワークハンドリング装置の主要構成部材がメッキ工
程槽の上方の強い腐食性雰囲気領域を避けてメッキ工程
槽の一側方に位置しているので、これらが強い腐食性雰
囲気中に曝されることがないことから、ワークハンドリ
ング装置の主要構成部材を耐食仕様にしなくてもこれら
が早期劣化を生じることがなく、耐久性に優れた安価な
設備を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメッキ用ワークハンドリング装置
が適用されるメッキ処理工場の全体構成を示すレイアウ
ト図である。
【図2】メッキ処理工場の搬入出ヤード部を示す側面図
である。
【図3】本発明によるメッキ用ワークハンドリング装置
の一実施例を水平吊上げ状態で示す側面図である。
【図4】本発明によるメッキ用ワークハンドリング装置
の一実施例を傾斜吊上げ状態で示す側面図である。
【図5】本発明によるメッキ用ワークハンドリング装置
の一実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 入荷ステーション 3 出荷ステーション 5 搬出入ヤード部 7 メッキ処理ライン部 9 床面案内レール 11 搬入シャトル台車 13 搬出シャトル台車 15 ビームスタンド 17 部品搬入台車 19 部品搬出台車 21 横行レール 23 ワーク吊下げビーム 25 吊下げ用フック 26 フックハンガ 27 搬出入クレーン 29 天井案内レール 31a・31b 案内面部材 33 柱 35 走行台車 37 走行車輪 39・41 案内ローラ 43 片持アーム 45 スライダ 47 旋回フレーム 49 ビーム支持部材 51 自動脱着部 53 搬入コンベア装置 55 搬出コンベア装置 57・59 搬送ベルト 61 搬入側トラバースクレーン 63 搬出側トラバースクレーン 65・67 トラバースレール 69・71 天井走行台車 73・75 昇降部材 77・79 片持アーム 81 仮置架台 83 仮置架台 85 脱脂槽 100 メッキ工程槽 103 ワークハンドリングクレーン 105 柱 107 天井案内レール 109a・109b 案内面部材 111 走行車輪 113・115 案内ローラ 117 走行台車 119 垂直案内レール 121 走行車輪 123 昇降部材 125・127 スプロケット 129 無端チェーン 131 片持アーム 133 枢軸 135 流体圧シリンダ装置 137 自動脱着部 139 ダクト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッキ工程槽の一側方にメッキ工程槽の
    配列方向に沿って配設された案内レールと、該案内レー
    ルに係合して当該案内レールの延在方向に往復走行可能
    な走行台車と、該走行台車に上下動可能に設けられた昇
    降部材と、該昇降部材に一端を連結されて前記メッキ工
    程槽側に延在する片持アームとを有すると共に、 前記片持アームが、前記メッキ工程槽上に吊上げ可能に
    載置されるワーク吊下げビームを遠隔操作可能にかつ着
    脱自在に支持する自動脱着部を有することを特徴とする
    メッキ用ワークハンドリング装置。
  2. 【請求項2】 前記片持アームが、前記昇降部材に一端
    を枢着されて水平姿勢位置と上下傾斜姿勢位置との間で
    傾動可能であることを特徴とする請求項1に記載のメッ
    キ用ワークハンドリング装置。
JP17612892A 1992-06-09 1992-06-09 メッキ用ワークハンドリング装置 Withdrawn JPH05338990A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17612892A JPH05338990A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 メッキ用ワークハンドリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17612892A JPH05338990A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 メッキ用ワークハンドリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05338990A true JPH05338990A (ja) 1993-12-21

Family

ID=16008161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17612892A Withdrawn JPH05338990A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 メッキ用ワークハンドリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05338990A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9617085B2 (en) Tilting multiplier
KR101958416B1 (ko) 스테인리스강 자동 산처리 장치
JPH10324493A (ja) コンテナクレーン
CN109987390B (zh) 一种铝型材卧式喷涂预处理及上架装置
JPH05338990A (ja) メッキ用ワークハンドリング装置
JP2002275669A (ja) 線材コイル用自動酸洗設備
US6224314B1 (en) Universal rack loading/unloading system
KR100694692B1 (ko) 코팅-라인 챔버 커버의 교환 및 운반 장치
CN208471403U (zh) 玻璃片清洗运输行车
JPH061590A (ja) メッキ用ワークハンドリング装置
JPH06247680A (ja) 自動搬送装置
CN115780439B (zh) 一种石英坩埚自动清洗系统及清洗方法
JP2816138B2 (ja) 被メッキ物搬送用通路の構造
JP2000102771A (ja) 自動洗浄装置の搬送機構
JPH05255893A (ja) 液体処理用搬送装置
CN217455778U (zh) 一种新型的智能物流搬运机
CN218344569U (zh) 一种循环式吊篮运输流水线
JPH0739866Y2 (ja) 自走体使用の搬送装置
JPH11157777A (ja) コンテナクレーン
JPH1122202A (ja) 簡易揚重搬送機械
JP2022162398A (ja) 外装材施工方法
JPS627620Y2 (ja)
JP4356166B2 (ja) コイルの載荷・脱荷方法および装置
JPH072488A (ja) 自動搬送装置
JPH07149429A (ja) ラック供給方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831