JPH053385B2 - - Google Patents
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- JPH053385B2 JPH053385B2 JP59131298A JP13129884A JPH053385B2 JP H053385 B2 JPH053385 B2 JP H053385B2 JP 59131298 A JP59131298 A JP 59131298A JP 13129884 A JP13129884 A JP 13129884A JP H053385 B2 JPH053385 B2 JP H053385B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F31/00—Inking arrangements or devices
- B41F31/02—Ducts, containers, supply or metering devices
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は医薬品錠剤の印刷機におけるインク供
給循環装置に関する。
給循環装置に関する。
〈従来の技術〉
糖衣錠をはじめとする医薬品錠剤の表面への印
刷おいては、一般に、インクが錠剤に浸透してい
きにくいため、使用するインクの成分濃度や粘度
等を厳密に調整しなければ印刷不能となる。ま
た、被印刷物である錠剤の粉が転写ローラ、デザ
インローラに付着していることもあつて、インク
の状態をより一層最適状態に維持しなければ良好
な印刷を行うことができない。
刷おいては、一般に、インクが錠剤に浸透してい
きにくいため、使用するインクの成分濃度や粘度
等を厳密に調整しなければ印刷不能となる。ま
た、被印刷物である錠剤の粉が転写ローラ、デザ
インローラに付着していることもあつて、インク
の状態をより一層最適状態に維持しなければ良好
な印刷を行うことができない。
そのため、このような錠剤の印刷に当たつて
は、印刷中におけるインクからの溶媒に揮発分に
ついても考慮して、揮発分を頻繁に補充しつつ常
に成分濃度等を所定の範囲内に収める必要があ
る。
は、印刷中におけるインクからの溶媒に揮発分に
ついても考慮して、揮発分を頻繁に補充しつつ常
に成分濃度等を所定の範囲内に収める必要があ
る。
そこで、従来のこの種の印刷機においては、揮
発分の溶媒を補充すべく、作業者が適当量の溶媒
を適当な時間的間隔をもつて直接インクパン内に
投入していた。しかし、このような方法では、以
下に列挙するような問題点があつた。
発分の溶媒を補充すべく、作業者が適当量の溶媒
を適当な時間的間隔をもつて直接インクパン内に
投入していた。しかし、このような方法では、以
下に列挙するような問題点があつた。
希釈間隔、希釈量が一定せず、このため印刷
インクの粘度等を適当値に安定して保持するこ
とが困難である。
インクの粘度等を適当値に安定して保持するこ
とが困難である。
また希釈前後における印刷インクの粘度等の
状態変化が大きい。
状態変化が大きい。
インクパン内での撹拌が無く、インク成分の
固形分がインクパン内に沈殿したり、或いは印
刷にじみが発生したりする。
固形分がインクパン内に沈殿したり、或いは印
刷にじみが発生したりする。
直接インクパンに溶媒を加えるので、その間
印刷をストツプして十分に撹拌する必要があ
る。従つて能率が悪くなる。
印刷をストツプして十分に撹拌する必要があ
る。従つて能率が悪くなる。
その他、希釈作業時にインク希釈液の飛散が
あり、扱いにくい。
あり、扱いにくい。
〈発明の目的〉
本発明は上記に鑑みてなされたもので、簡単な
構成のもとに、インクの状態を自動的に常に最適
に維持し、医薬品錠剤の印刷品質の向上および省
力化を達成することのできる医薬品錠剤の印刷機
におけるインク供給循環装置き提供を目的として
いる。
構成のもとに、インクの状態を自動的に常に最適
に維持し、医薬品錠剤の印刷品質の向上および省
力化を達成することのできる医薬品錠剤の印刷機
におけるインク供給循環装置き提供を目的として
いる。
〈発明の構成〉
上記の目的を達成するため、医薬品錠剤の印刷
機におけるインク供給循環装置は、インクパン内
のインクを、このインクに一部浸漬されたデザイ
ンローラを介して転写ローラに転写し、供給ドラ
ムにより供給されてくる医薬品錠剤に転写ローラ
を当接させることにより印刷を行うようにした医
薬品錠剤の印刷機におけるインク供給循環装置で
あつて、インクパンよりも十分大きな容量を持
ち、かつ、内部に撹拌装置が設けられた撹拌槽
と、インクの溶媒を収容する溶媒タンクと、この
溶媒タンク内の溶媒を上記撹拌槽内に一定量ずつ
自動的に供給する希釈用ポンプおよび配管系と、
上記撹拌槽内で常時撹拌・調整されたインクを上
記インクパン内に循環させる循環用ポンプおよび
配管系と、上記希釈用ポンプと循環用ポンプに対
し、タイマーに設定された時間ごとに駆動指令を
与える制御回路を備え、インクからの溶媒の揮発
による欠足分を設定時間ごとに上記撹拌槽内に自
動的に追加するとともに、この撹拌槽内で撹拌・
調整されたインクを上記インクパンと撹拌槽間で
循環させるよう構成している。
機におけるインク供給循環装置は、インクパン内
のインクを、このインクに一部浸漬されたデザイ
ンローラを介して転写ローラに転写し、供給ドラ
ムにより供給されてくる医薬品錠剤に転写ローラ
を当接させることにより印刷を行うようにした医
薬品錠剤の印刷機におけるインク供給循環装置で
あつて、インクパンよりも十分大きな容量を持
ち、かつ、内部に撹拌装置が設けられた撹拌槽
と、インクの溶媒を収容する溶媒タンクと、この
溶媒タンク内の溶媒を上記撹拌槽内に一定量ずつ
自動的に供給する希釈用ポンプおよび配管系と、
上記撹拌槽内で常時撹拌・調整されたインクを上
記インクパン内に循環させる循環用ポンプおよび
配管系と、上記希釈用ポンプと循環用ポンプに対
し、タイマーに設定された時間ごとに駆動指令を
与える制御回路を備え、インクからの溶媒の揮発
による欠足分を設定時間ごとに上記撹拌槽内に自
動的に追加するとともに、この撹拌槽内で撹拌・
調整されたインクを上記インクパンと撹拌槽間で
循環させるよう構成している。
〈実施例〉
第1図は本発明の実施例を示すインク供給循環
装置の斜視図、第2図は医薬品錠剤の印刷機の概
略を示す正面図、第3図はクリーニング用布ベル
トの移動装置を示す平面図、第4図はクリーニン
グ用布ベルトの移動装置を示す正面図、第5図は
乾燥乾燥装置の斜視図、第6図は被印刷物の供
給、停止装置の一部断面正面図、第7図は供給ド
ラム部の側面図、第8図は転写ローラ及びデザイ
ンローラの機構部を示す断面図、第9図は転写ロ
ーラ位置切換装置の正面図、第10図は各装置の
作動タイミングチヤートである。
装置の斜視図、第2図は医薬品錠剤の印刷機の概
略を示す正面図、第3図はクリーニング用布ベル
トの移動装置を示す平面図、第4図はクリーニン
グ用布ベルトの移動装置を示す正面図、第5図は
乾燥乾燥装置の斜視図、第6図は被印刷物の供
給、停止装置の一部断面正面図、第7図は供給ド
ラム部の側面図、第8図は転写ローラ及びデザイ
ンローラの機構部を示す断面図、第9図は転写ロ
ーラ位置切換装置の正面図、第10図は各装置の
作動タイミングチヤートである。
第1図において、4は印刷機のデザインローラ
で、インクパン60内のインク溜り3に一部浸漬
し、インクを転写ローラ5に転写する。転写ロー
ラ5は被印刷物に印刷を行うローラである。前記
インクパン60に対して本発明にかかるインク供
給循環装置が設けられる。インク供給循環装置は
全体が1つのユニツトとして構成され、印刷機に
対して自由に適用することができる。ユニツトケ
ース61内に撹拌槽62と溶媒タンク63を設け
る。撹拌槽62はその容量をインクパン60の容
量よりも十分に大きなものとする。撹拌槽62、
溶媒タンク63に対してそれぞれ循環用ポンプ6
4、希釈用ポンプ65を設ける。循環用ポンプ6
4は撹拌槽62内のインクをインク供給管66を
通じてインクパン60に供給する。インクパン6
0からのオーバーフロー液はオーバーフロー管6
7により撹拌槽62に戻る。撹拌槽62には撹拌
羽根68が設けられ、モータ69により回転され
る。80は排気管で、差圧ゲージ70の読みが所
定以上になると、揮発した溶媒を撹拌槽62から
排出する。前記希釈用ポンプ65は溶媒タンク6
3から溶媒供給管71を通じて溶媒を撹拌槽62
に供給する。72は電源スイツチ、74は撹拌モ
ータスイツチ、75は希釈ポンプスイツチ、76
は循環ポンプスイツチ、77は循環用ポンプ64
及び希釈用ポンプ65のタイマである。
で、インクパン60内のインク溜り3に一部浸漬
し、インクを転写ローラ5に転写する。転写ロー
ラ5は被印刷物に印刷を行うローラである。前記
インクパン60に対して本発明にかかるインク供
給循環装置が設けられる。インク供給循環装置は
全体が1つのユニツトとして構成され、印刷機に
対して自由に適用することができる。ユニツトケ
ース61内に撹拌槽62と溶媒タンク63を設け
る。撹拌槽62はその容量をインクパン60の容
量よりも十分に大きなものとする。撹拌槽62、
溶媒タンク63に対してそれぞれ循環用ポンプ6
4、希釈用ポンプ65を設ける。循環用ポンプ6
4は撹拌槽62内のインクをインク供給管66を
通じてインクパン60に供給する。インクパン6
0からのオーバーフロー液はオーバーフロー管6
7により撹拌槽62に戻る。撹拌槽62には撹拌
羽根68が設けられ、モータ69により回転され
る。80は排気管で、差圧ゲージ70の読みが所
定以上になると、揮発した溶媒を撹拌槽62から
排出する。前記希釈用ポンプ65は溶媒タンク6
3から溶媒供給管71を通じて溶媒を撹拌槽62
に供給する。72は電源スイツチ、74は撹拌モ
ータスイツチ、75は希釈ポンプスイツチ、76
は循環ポンプスイツチ、77は循環用ポンプ64
及び希釈用ポンプ65のタイマである。
撹拌槽62で調整されたインクのインクパン6
0への循環及び溶媒タンク63からの溶媒の撹拌
槽62への供給はタイマ77で設定する。すなわ
ち、原則的には撹拌槽62とインクパン60との
間での循環は常時行うが本発明実施例ではタイマ
77を1個で兼用しているため溶媒を撹拌槽62
へ供給する間だけインクの循環を停止するように
している。溶媒の供給タイミング及び量はインク
の種類、溶媒の種類により、溶媒の揮発による減
少量を一定の時間により補うように行う。次に示
す実施例では1サイクルを16秒として、12秒間イ
ンクを循環し、4秒間で溶媒供給している。
0への循環及び溶媒タンク63からの溶媒の撹拌
槽62への供給はタイマ77で設定する。すなわ
ち、原則的には撹拌槽62とインクパン60との
間での循環は常時行うが本発明実施例ではタイマ
77を1個で兼用しているため溶媒を撹拌槽62
へ供給する間だけインクの循環を停止するように
している。溶媒の供給タイミング及び量はインク
の種類、溶媒の種類により、溶媒の揮発による減
少量を一定の時間により補うように行う。次に示
す実施例では1サイクルを16秒として、12秒間イ
ンクを循環し、4秒間で溶媒供給している。
実際の例に沿つて説明すると、作業にあつた
て、まずインク源液に溶媒を予め混ぜて、粘度を
印刷に適した60CPSに調整したインクを容量2
の撹拌槽62に1入れて初期溶液とする。この
初期溶液の量はインパクト60内のインク量300
c.c.及び、1日の印刷量である10c.c.に対して充分に
大きな容量である。従つて溶媒などの外部からの
添加に対して本来的に安定した成分組成を保持す
ることができる。前記溶媒としてこの例ではnブ
タノールを用いた。
て、まずインク源液に溶媒を予め混ぜて、粘度を
印刷に適した60CPSに調整したインクを容量2
の撹拌槽62に1入れて初期溶液とする。この
初期溶液の量はインパクト60内のインク量300
c.c.及び、1日の印刷量である10c.c.に対して充分に
大きな容量である。従つて溶媒などの外部からの
添加に対して本来的に安定した成分組成を保持す
ることができる。前記溶媒としてこの例ではnブ
タノールを用いた。
操作は溶媒タンク63内の溶媒の確認、差圧ゲ
ージ70の目盛りを確認後、電源スイツチ72、
撹拌モータスイツチ74をオンにし、撹拌ボリユ
ーム73を挙げて、まず高速回転にして充分撹拌
する。この操作は最初だけである。インク供給管
66およびオーバーフロー管67をインクパン6
0に接続する。これで準備が完了する。次に希釈
ポンプスイツチ75と循環ポンプスイツチ76を
オンにする。これでインクの供給、循環動作がス
タートする。撹拌ボリユーム73を下げて低速回
転の安定撹拌(10回/分)にし、インクパン60
からのオーバーフローを確認した後、印刷を開始
する。印刷インクの循環量は12秒間で24c.c.とし
た。勿論、この循環量は適当に定めることができ
る。一方、溶媒の撹拌槽62への供給は12秒間で
4秒間ずつ行い、4秒間での供給量を約0.23c.c.と
した。このようにして溶媒の補充をすることによ
り、インクの粘度を常時60±5cpsに保持すること
ができた。
ージ70の目盛りを確認後、電源スイツチ72、
撹拌モータスイツチ74をオンにし、撹拌ボリユ
ーム73を挙げて、まず高速回転にして充分撹拌
する。この操作は最初だけである。インク供給管
66およびオーバーフロー管67をインクパン6
0に接続する。これで準備が完了する。次に希釈
ポンプスイツチ75と循環ポンプスイツチ76を
オンにする。これでインクの供給、循環動作がス
タートする。撹拌ボリユーム73を下げて低速回
転の安定撹拌(10回/分)にし、インクパン60
からのオーバーフローを確認した後、印刷を開始
する。印刷インクの循環量は12秒間で24c.c.とし
た。勿論、この循環量は適当に定めることができ
る。一方、溶媒の撹拌槽62への供給は12秒間で
4秒間ずつ行い、4秒間での供給量を約0.23c.c.と
した。このようにして溶媒の補充をすることによ
り、インクの粘度を常時60±5cpsに保持すること
ができた。
すなわち、溶媒の供給は、予め単位時間当たり
の揮発量を知ることにより、補充すべき量がわか
るから、この量を一定の時間間隔で供給してやれ
ばよい。上記実施例出は12秒おきに0.23c.c.ずつ供
給したわけである。そして、その0.23c.c.ずつ供給
するのに本実施例に用いた希釈用ポンプ65で4
秒かかるということである。なお上述したよう
に、本実施例ではタイマ77を1個でインク循環
と溶媒供給を兼用して制御するようにしたから、
前記溶媒供給の間はインク循環がストツプするこ
とになつたが、インクの循環をその間ストツプし
なければならないのではなく、それぐらいの間な
らストツプしても問題がないということである。
の揮発量を知ることにより、補充すべき量がわか
るから、この量を一定の時間間隔で供給してやれ
ばよい。上記実施例出は12秒おきに0.23c.c.ずつ供
給したわけである。そして、その0.23c.c.ずつ供給
するのに本実施例に用いた希釈用ポンプ65で4
秒かかるということである。なお上述したよう
に、本実施例ではタイマ77を1個でインク循環
と溶媒供給を兼用して制御するようにしたから、
前記溶媒供給の間はインク循環がストツプするこ
とになつたが、インクの循環をその間ストツプし
なければならないのではなく、それぐらいの間な
らストツプしても問題がないということである。
以上のように、このインク供給循環装置では最
初に準備を行うだけで、その後は人手が不要とな
る。
初に準備を行うだけで、その後は人手が不要とな
る。
第2図以下に印刷機及びそのクリーニング装置
を示す。クリーニング装置等は上記したインク供
給循環装置と相まつて印刷機の自動化を図る上で
必要な装置である。
を示す。クリーニング装置等は上記したインク供
給循環装置と相まつて印刷機の自動化を図る上で
必要な装置である。
第2図において、1は制御装置、2は印刷部で
ある。印刷はインク溜まり3から印刷インクを供
給するデザインローラ4と、転写ローラ、供給ド
ラム6によつて直接的に行われる。すなわち、1
次ホツパ7、2次ホツパ8を経て、被印刷物であ
る錠剤9が供給ドラム6上に供給され、転写ロー
ラ後との接触位置でインクを転写され、受け部1
0に落下する。転写ローラ5は二点鎖線で示す印
刷位置、すなわちデザインローラ4及び供給ドラ
ム6の両者に接した位置と、実線で示すクリーニ
ング位置、すなわち前記両者4,6から離脱した
位置に切換えることができる。転写ローラ5はク
リーニング位置でその転写表面をクリーニングさ
れる。
ある。印刷はインク溜まり3から印刷インクを供
給するデザインローラ4と、転写ローラ、供給ド
ラム6によつて直接的に行われる。すなわち、1
次ホツパ7、2次ホツパ8を経て、被印刷物であ
る錠剤9が供給ドラム6上に供給され、転写ロー
ラ後との接触位置でインクを転写され、受け部1
0に落下する。転写ローラ5は二点鎖線で示す印
刷位置、すなわちデザインローラ4及び供給ドラ
ム6の両者に接した位置と、実線で示すクリーニ
ング位置、すなわち前記両者4,6から離脱した
位置に切換えることができる。転写ローラ5はク
リーニング位置でその転写表面をクリーニングさ
れる。
転写ローラ5のクリーニングはクリーニング用
部材である布ベルト11を転写ローラ5に押当て
ることにより行われる。転写ローラ5は回転しつ
つ布ベルト11に接触し、汚れ等を除去される。
この布ベルト11は転写ローラ5の表面に押当た
る状態(実線で示す)と転写ローラ5から離れた
状態(二点鎖線で示す)に移動することができ
る。この移動は実施例の場合は前後に直線的に進
退するようにされているが、例えば回動すること
により転写ローラ5に対して進退した位置をとる
ように構成してもよい。
部材である布ベルト11を転写ローラ5に押当て
ることにより行われる。転写ローラ5は回転しつ
つ布ベルト11に接触し、汚れ等を除去される。
この布ベルト11は転写ローラ5の表面に押当た
る状態(実線で示す)と転写ローラ5から離れた
状態(二点鎖線で示す)に移動することができ
る。この移動は実施例の場合は前後に直線的に進
退するようにされているが、例えば回動すること
により転写ローラ5に対して進退した位置をとる
ように構成してもよい。
布ベルト11は例えば天然あるいは合成樹脂等
の繊維を綾織して形成した芯ベルトに、その一側
面に沿つて木綿のガーゼを積層したような形とす
ることができる。芯ベルトは布ベルトに強度を持
たすとともに、溶剤の供給ノズル12から滴下さ
れる溶剤を転写ローラ5に接するガーゼ側に浸透
させてゆく役割を負うものである。したがつてこ
の2つの役割を果たすものであれば芯ベルトとし
て使用することができる。またガーゼは溶剤を保
持して転写ローラに該ローラを傷つけることなく
接触し、汚れや滓を拭き取る役割を負うものであ
る。したがつてこのような役割を果たすことがで
きる他の材料をガーゼの代わりに用いることがで
きる。13は布ベルト11の進退を行うためのエ
アシリンダで、14は転写ローラ5の位置切換え
を行うためのエアシリンダである。
の繊維を綾織して形成した芯ベルトに、その一側
面に沿つて木綿のガーゼを積層したような形とす
ることができる。芯ベルトは布ベルトに強度を持
たすとともに、溶剤の供給ノズル12から滴下さ
れる溶剤を転写ローラ5に接するガーゼ側に浸透
させてゆく役割を負うものである。したがつてこ
の2つの役割を果たすものであれば芯ベルトとし
て使用することができる。またガーゼは溶剤を保
持して転写ローラに該ローラを傷つけることなく
接触し、汚れや滓を拭き取る役割を負うものであ
る。したがつてこのような役割を果たすことがで
きる他の材料をガーゼの代わりに用いることがで
きる。13は布ベルト11の進退を行うためのエ
アシリンダで、14は転写ローラ5の位置切換え
を行うためのエアシリンダである。
制御装置1は上記した各装置、機構の動作タイ
ミングを一定のプログラムに沿つて行うためのも
のである。自動、手動の切換えスイツチ15、ク
リーニングの作動及び停止スイツチ16、手動の
場合の各装置の作動選択スイツチ17が設けられ
ている。
ミングを一定のプログラムに沿つて行うためのも
のである。自動、手動の切換えスイツチ15、ク
リーニングの作動及び停止スイツチ16、手動の
場合の各装置の作動選択スイツチ17が設けられ
ている。
第3図、第4図にクリーニング用部材である布
ベルト11の移動装置の詳細を示す。
ベルト11の移動装置の詳細を示す。
エアシリンダ13とそのピストンロツド18と
一体に取り付けられ、一緒に全体が移動する保持
枠19、この保持枠16のスライド用のガイド2
0を有し、第2図に示す電磁弁21の開閉により
圧搾空気をエアシリンダ13内に導入、排出して
ピストンロツド18を進退させる。エアシリンダ
13は本体フレーム22に取り付けられる。前記
保持枠19には布ベルト11を緊張状態に張設す
る数個の緊張用ローラ23,24,25が軸受け
されて設けられている。布ベルト11はローラ2
3,24,25に掛け渡され、その一辺で転写ロ
ーラ5に当接する。ローラ24,25は偏心ロー
ラであつて、その軸24a,25aを回転調整す
ることによローラ24,25の位置を変え、布ベ
ルト11の緊張度を調整することができる。この
軸24a,25aは通常時は回転しないように回
り止めされている。ローラ24,25は軸24
a,25aを中心にフリーに回転できるようにな
つている。一方、ローラ23は布ベルト11の位
置を少しずつずらしてゆく役割を果たす。すなわ
ち、ローラ23はその軸23aと一体に構成さ
れ、軸23aの回転によりローラ23が回転す
る。この軸23aはクラツチボツクス26内で図
示しない一方クラツチを介してピニオン27の軸
に連結されている。このピニオン27は本体フレ
ーム22に固設されたラツク28と噛み合う。
今、ピストンロツド18が後退すると、保持枠1
9全体かP矢符方向へ後退し、このときラツク2
8と噛み合うピニオン27の回転がクラツチを介
して軸23aを回転させ、これによりローラ23
が回転し、布ベルト11がその分だけ移動する。
この布ベルト11の自動的な回転移動により、転
写ローラ5には前回のクリーニングにより汚れた
布ベルト11の面が押当てられることなく、常に
清浄な面が押当てられることになる。一方、ピス
トンロツト18が進出する場合には、クラツチが
外れ、ピニオン27だけが空回りする。なお、一
方クラツチとしては、例えば内輪と外輪との間に
カムを介在させたカムクラツチを用いることがで
きる。29はスプリングで付勢されたテンシヨン
バで、保持枠19の一部に取り付けられ、布ベル
ト11を適当なクツシヨンを持たせながら転写ロ
ーラ5側へ押しつける補助をなす。
一体に取り付けられ、一緒に全体が移動する保持
枠19、この保持枠16のスライド用のガイド2
0を有し、第2図に示す電磁弁21の開閉により
圧搾空気をエアシリンダ13内に導入、排出して
ピストンロツド18を進退させる。エアシリンダ
13は本体フレーム22に取り付けられる。前記
保持枠19には布ベルト11を緊張状態に張設す
る数個の緊張用ローラ23,24,25が軸受け
されて設けられている。布ベルト11はローラ2
3,24,25に掛け渡され、その一辺で転写ロ
ーラ5に当接する。ローラ24,25は偏心ロー
ラであつて、その軸24a,25aを回転調整す
ることによローラ24,25の位置を変え、布ベ
ルト11の緊張度を調整することができる。この
軸24a,25aは通常時は回転しないように回
り止めされている。ローラ24,25は軸24
a,25aを中心にフリーに回転できるようにな
つている。一方、ローラ23は布ベルト11の位
置を少しずつずらしてゆく役割を果たす。すなわ
ち、ローラ23はその軸23aと一体に構成さ
れ、軸23aの回転によりローラ23が回転す
る。この軸23aはクラツチボツクス26内で図
示しない一方クラツチを介してピニオン27の軸
に連結されている。このピニオン27は本体フレ
ーム22に固設されたラツク28と噛み合う。
今、ピストンロツド18が後退すると、保持枠1
9全体かP矢符方向へ後退し、このときラツク2
8と噛み合うピニオン27の回転がクラツチを介
して軸23aを回転させ、これによりローラ23
が回転し、布ベルト11がその分だけ移動する。
この布ベルト11の自動的な回転移動により、転
写ローラ5には前回のクリーニングにより汚れた
布ベルト11の面が押当てられることなく、常に
清浄な面が押当てられることになる。一方、ピス
トンロツト18が進出する場合には、クラツチが
外れ、ピニオン27だけが空回りする。なお、一
方クラツチとしては、例えば内輪と外輪との間に
カムを介在させたカムクラツチを用いることがで
きる。29はスプリングで付勢されたテンシヨン
バで、保持枠19の一部に取り付けられ、布ベル
ト11を適当なクツシヨンを持たせながら転写ロ
ーラ5側へ押しつける補助をなす。
溶剤供給装置はその供給ノズル12を保持枠1
9に取り付けてこの供給ノズル12が保持枠19
と一緒に移動するようにしておき、溶剤タンク3
1(第2図参照)からポンプ32を中継して、溶
剤を供給ノズル12から布ベルト11に滴下供給
する。滴下の時期は制御装置1で制御される。乾
燥装置は乾燥エアの吹付け口33を転写ローラ5
の周辺部に設け、乾燥エアを図示しない供給源か
ら、制御装置1により一定のタイミングで転写ロ
ーラ5表面に吹付ける。
9に取り付けてこの供給ノズル12が保持枠19
と一緒に移動するようにしておき、溶剤タンク3
1(第2図参照)からポンプ32を中継して、溶
剤を供給ノズル12から布ベルト11に滴下供給
する。滴下の時期は制御装置1で制御される。乾
燥装置は乾燥エアの吹付け口33を転写ローラ5
の周辺部に設け、乾燥エアを図示しない供給源か
ら、制御装置1により一定のタイミングで転写ロ
ーラ5表面に吹付ける。
被印刷物である医薬品錠剤9を供給ドラム6上
に供給、あるいはその停止を行う装置について第
6図、第7図で説明する。供給ドラム6の側周面
に整列状態に多数の錠剤嵌合用穴44を形成し、
この穴44の底部に真空通路45を連結して形成
している。一方、回転する供給ドラム6に対して
固定のバルブ板46を密着するように設け、この
バルブ板46の供給ドラム6との接触面に形成し
た真空ポケツト47に前記真空通路45が接続さ
れるように構成されている。真空ポケツト47は
複数個に分割されて設けられており、前記供給ド
ラム6の回転中、真空通路45の真空を保持す
る。真空ポケツト47は真空チユーブ48に接続
して、図示しない真空ポンプで真空に引かれる。
錠剤9を供給ドラム6の嵌合用穴44に供給する
かどうかの制御は、制御装置によつて一定のタイ
ミングで電磁バルブ49を開閉し、2次ホツパ8
からの錠剤9をドラム6上に吸引する位置にある
真空ポケツト(第6図、第7図に示す真空ポケツ
ト)への真空ポンプからの吸引を断、続させるこ
とにより行う。
に供給、あるいはその停止を行う装置について第
6図、第7図で説明する。供給ドラム6の側周面
に整列状態に多数の錠剤嵌合用穴44を形成し、
この穴44の底部に真空通路45を連結して形成
している。一方、回転する供給ドラム6に対して
固定のバルブ板46を密着するように設け、この
バルブ板46の供給ドラム6との接触面に形成し
た真空ポケツト47に前記真空通路45が接続さ
れるように構成されている。真空ポケツト47は
複数個に分割されて設けられており、前記供給ド
ラム6の回転中、真空通路45の真空を保持す
る。真空ポケツト47は真空チユーブ48に接続
して、図示しない真空ポンプで真空に引かれる。
錠剤9を供給ドラム6の嵌合用穴44に供給する
かどうかの制御は、制御装置によつて一定のタイ
ミングで電磁バルブ49を開閉し、2次ホツパ8
からの錠剤9をドラム6上に吸引する位置にある
真空ポケツト(第6図、第7図に示す真空ポケツ
ト)への真空ポンプからの吸引を断、続させるこ
とにより行う。
転写ローラ5を印刷位置とクリーニング位置に
切換える切換装置について第8図、第9図で説明
する。
切換える切換装置について第8図、第9図で説明
する。
転写ローラ5は軸5aに固定され、この軸5a
が偏心軸受34に支えられている。またこの偏心
軸受34はブラケツト軸受35に支えられて回動
できるようになつている。転写ローラ5の回転は
デザインローラ4の駆動軸4aからギヤ36,3
7を介して回転駆動力が転写ローラ5の軸5aに
伝達されることにより行われる。エアシリンダ1
4が本体フレーム22に固定されたエアシリンダ
取付台38にピン39で回転自在に取付けられ、
エアシリンダ14のピストンロツド40の先端で
偏心軸受34に固定のレバ41とピン42で回転
自在に連結されている。このエアシリンダ14に
電磁弁43(第2図参照)の開閉によりエアが供
給されるとピストンロツド40が進退し、これに
よりレバ41を介して偏心軸受34がその分だけ
回転し、転写ローラ軸5aが第8図の実線で示す
クリーニング位置と二点鎖線で示す印刷位置に切
り換わる。この切り換えのタイミングは制御装置
1によつて制御される。
が偏心軸受34に支えられている。またこの偏心
軸受34はブラケツト軸受35に支えられて回動
できるようになつている。転写ローラ5の回転は
デザインローラ4の駆動軸4aからギヤ36,3
7を介して回転駆動力が転写ローラ5の軸5aに
伝達されることにより行われる。エアシリンダ1
4が本体フレーム22に固定されたエアシリンダ
取付台38にピン39で回転自在に取付けられ、
エアシリンダ14のピストンロツド40の先端で
偏心軸受34に固定のレバ41とピン42で回転
自在に連結されている。このエアシリンダ14に
電磁弁43(第2図参照)の開閉によりエアが供
給されるとピストンロツド40が進退し、これに
よりレバ41を介して偏心軸受34がその分だけ
回転し、転写ローラ軸5aが第8図の実線で示す
クリーニング位置と二点鎖線で示す印刷位置に切
り換わる。この切り換えのタイミングは制御装置
1によつて制御される。
制御装置1による各装置の作動タイミングの制
御について第10図とともに説明する。制御装置
1によるタイミング制御はタイマ50(第2図参
照)により行うことができる。
御について第10図とともに説明する。制御装置
1によるタイミング制御はタイマ50(第2図参
照)により行うことができる。
すなわち、第10図に示すように、一定の時間
を1サイクルにして、このサイクルを繰り返す。
1サイクル中に印刷期間と、クリーニング期間及
びそれに付随する各操作の期間をタイマで予めセ
ツトしておく。タイマによるプログラム設定は被
印刷物の種類、その他の条件により、条件に応じ
て設定されることになるが、一例として第10図
に従つたタイミングで操作する場合を説明する。
今、図示しないメインのスイツチを入れて、デザ
インローラ4、転写ローラ5、供給ドラム6を回
転させた状態において、切換スイツチ15を自動
に切り換え、クリーニングの作動及び停止スイツ
チ16を作動にすると、まず、電磁弁43が作動
し、エアシリンダ14を介して転写ローラ5を印
刷位置からクリーニング位置に切り換える。同時
に後退状態にある布ベルト11に対してポンプ3
2が作動し、供給ノズル12から溶剤を2秒間滴
下する。その後5秒間待機させ、溶剤を布ベルト
11のガーゼに浸透させる。5秒後、電磁弁21
が作動し、エアシリンダ13を会して布ベルト1
1を進出させ、10秒間転写ローラ5の表面に押し
当てる。10秒後布ベルト11が後退し、同時に乾
燥装置を作動させて、乾燥エアを吹付け口33か
ら転写ローラ5表面に15秒間吹きつける。15秒
後、転写ローラ5はクリーニング位置から転写位
置に切換えられ印刷が可能となる。そして1.5秒
後に電磁弁49が開となり錠剤9の供給ドラム6
上への吸着を開始し、錠剤9の供給による印刷が
開始される。錠剤9の供給は、594.5秒間継続さ
れ、その間印刷が行われる。錠剤9の供給停止後
4秒後、転写ローラ5がクリーニング位置に切り
換わる。この間、転写ローラ5は600秒間デザイ
ンローラ4及び供給ドラム6に接触している。以
上で1サイクルが終了する。この例の場合、1サ
イクルは632秒で、そのうち印刷期間は594.5秒、
非印刷期間は37.5秒である。すなわち、約10分間
の印刷毎に30秒程度の整備期間を設ければよいと
いうことになる。
を1サイクルにして、このサイクルを繰り返す。
1サイクル中に印刷期間と、クリーニング期間及
びそれに付随する各操作の期間をタイマで予めセ
ツトしておく。タイマによるプログラム設定は被
印刷物の種類、その他の条件により、条件に応じ
て設定されることになるが、一例として第10図
に従つたタイミングで操作する場合を説明する。
今、図示しないメインのスイツチを入れて、デザ
インローラ4、転写ローラ5、供給ドラム6を回
転させた状態において、切換スイツチ15を自動
に切り換え、クリーニングの作動及び停止スイツ
チ16を作動にすると、まず、電磁弁43が作動
し、エアシリンダ14を介して転写ローラ5を印
刷位置からクリーニング位置に切り換える。同時
に後退状態にある布ベルト11に対してポンプ3
2が作動し、供給ノズル12から溶剤を2秒間滴
下する。その後5秒間待機させ、溶剤を布ベルト
11のガーゼに浸透させる。5秒後、電磁弁21
が作動し、エアシリンダ13を会して布ベルト1
1を進出させ、10秒間転写ローラ5の表面に押し
当てる。10秒後布ベルト11が後退し、同時に乾
燥装置を作動させて、乾燥エアを吹付け口33か
ら転写ローラ5表面に15秒間吹きつける。15秒
後、転写ローラ5はクリーニング位置から転写位
置に切換えられ印刷が可能となる。そして1.5秒
後に電磁弁49が開となり錠剤9の供給ドラム6
上への吸着を開始し、錠剤9の供給による印刷が
開始される。錠剤9の供給は、594.5秒間継続さ
れ、その間印刷が行われる。錠剤9の供給停止後
4秒後、転写ローラ5がクリーニング位置に切り
換わる。この間、転写ローラ5は600秒間デザイ
ンローラ4及び供給ドラム6に接触している。以
上で1サイクルが終了する。この例の場合、1サ
イクルは632秒で、そのうち印刷期間は594.5秒、
非印刷期間は37.5秒である。すなわち、約10分間
の印刷毎に30秒程度の整備期間を設ければよいと
いうことになる。
以上のクリーニング装置によれば、転写ローラ
のクリーニングを自動的に行うことができ、既述
した本発明のインク供給循環装置と相まつて印刷
機全体の自動化が図れる。またクリーニングを一
定周期で確実に行うことができるので、クリーニ
ング時期のばらつきによる印刷の際のインクの汚
れ、カスレが防止され、均質で鮮明な印刷を安定
して行うことができる。その他、手を触れる必要
がないので、安全であり、稼働率が向上する。ま
た、毎回新しい面でクリーニングを行うこともで
きるという利点もある。
のクリーニングを自動的に行うことができ、既述
した本発明のインク供給循環装置と相まつて印刷
機全体の自動化が図れる。またクリーニングを一
定周期で確実に行うことができるので、クリーニ
ング時期のばらつきによる印刷の際のインクの汚
れ、カスレが防止され、均質で鮮明な印刷を安定
して行うことができる。その他、手を触れる必要
がないので、安全であり、稼働率が向上する。ま
た、毎回新しい面でクリーニングを行うこともで
きるという利点もある。
〈発明の効果〉
以上説明したように、本発明によれば、インク
パンとは別にこのインクパンよりも十分に大きな
容量を持ち、かつ、内部に撹拌装置を備えた撹拌
槽と、インクの溶媒を収容する溶媒タンクを設け
るとともに、この溶媒タンク内の溶媒を撹拌槽内
に一定量ずつ自動的に供給する希釈用ポンプおよ
び配管系と、撹拌槽内で常時撹拌・調整されたイ
ンクをインクパン内に循環させる循環用ポンプお
よび配管系と、希釈用ポンプと循環用ポンプに対
し、タイマーに設定された時間ごとに駆動指令を
与える制御回路を備え、インクからの溶媒の揮発
による欠足分を設定時間ごとに撹拌槽内に自動的
に追加するとともに、この撹拌槽内で撹拌・調整
されたインクをインクパンと撹拌槽間で循環させ
るよう構成したので、簡単な構成のもとに、溶媒
の揮発によるインクの成分濃度や粘度の変化が自
動的に保証され、インクパン内のインクは常に最
適範囲内に厳密に調整された状態となる。
パンとは別にこのインクパンよりも十分に大きな
容量を持ち、かつ、内部に撹拌装置を備えた撹拌
槽と、インクの溶媒を収容する溶媒タンクを設け
るとともに、この溶媒タンク内の溶媒を撹拌槽内
に一定量ずつ自動的に供給する希釈用ポンプおよ
び配管系と、撹拌槽内で常時撹拌・調整されたイ
ンクをインクパン内に循環させる循環用ポンプお
よび配管系と、希釈用ポンプと循環用ポンプに対
し、タイマーに設定された時間ごとに駆動指令を
与える制御回路を備え、インクからの溶媒の揮発
による欠足分を設定時間ごとに撹拌槽内に自動的
に追加するとともに、この撹拌槽内で撹拌・調整
されたインクをインクパンと撹拌槽間で循環させ
るよう構成したので、簡単な構成のもとに、溶媒
の揮発によるインクの成分濃度や粘度の変化が自
動的に保証され、インクパン内のインクは常に最
適範囲内に厳密に調整された状態となる。
このことは、医薬品錠剤における印刷の特殊
性、すなわち、インクの消費量が通常の印刷に比
して少ないこと、それに関連してインクの減量は
溶媒揮発による部分が支配的であること、そして
その揮発量は時間により管理できることを確認し
た上でなされたものであつて、本発明により、糖
衣錠に代表されるような医薬品錠剤のようなイン
クの浸透が極めて少ない被印刷物に対し、安定し
て高品質の鮮明な印刷を施すことが可能となると
ともに、医薬品錠剤の印刷作業の省力化および高
能率化をも達成できる。
性、すなわち、インクの消費量が通常の印刷に比
して少ないこと、それに関連してインクの減量は
溶媒揮発による部分が支配的であること、そして
その揮発量は時間により管理できることを確認し
た上でなされたものであつて、本発明により、糖
衣錠に代表されるような医薬品錠剤のようなイン
クの浸透が極めて少ない被印刷物に対し、安定し
て高品質の鮮明な印刷を施すことが可能となると
ともに、医薬品錠剤の印刷作業の省力化および高
能率化をも達成できる。
第1図は本発明実施例であるインク供給循環装
置の斜視図、第2図は医薬品錠剤の印刷機の概略
を示す正面図、第3図はそのクリーニング用布ベ
ルトの移動装置を示す平面図、第4図は同じくク
リーニング用布ベルトの移動装置の正面図、第5
図は乾燥装置の斜視図、第6図は被印刷物の供
給、停止装置の一部断面正面図、第7図は供給ド
ラム部の側面図、第8図は転写ローラ及びデザイ
ンローラの機構部を示す断面図、第9図は転写ロ
ーラ位置切換装置の正面図、第10図は各装置の
作動タイミングを表すタイミングチヤートであ
る。 4……デザインローラ、5……転写ローラ、1
0……インクパン、62……撹拌槽、63……溶
媒タンク、64……循環用ポンプ、65……希釈
用ポンプ、66……インク供給管、67……オー
バーフロー管、68……撹拌羽根、77……タイ
マー。
置の斜視図、第2図は医薬品錠剤の印刷機の概略
を示す正面図、第3図はそのクリーニング用布ベ
ルトの移動装置を示す平面図、第4図は同じくク
リーニング用布ベルトの移動装置の正面図、第5
図は乾燥装置の斜視図、第6図は被印刷物の供
給、停止装置の一部断面正面図、第7図は供給ド
ラム部の側面図、第8図は転写ローラ及びデザイ
ンローラの機構部を示す断面図、第9図は転写ロ
ーラ位置切換装置の正面図、第10図は各装置の
作動タイミングを表すタイミングチヤートであ
る。 4……デザインローラ、5……転写ローラ、1
0……インクパン、62……撹拌槽、63……溶
媒タンク、64……循環用ポンプ、65……希釈
用ポンプ、66……インク供給管、67……オー
バーフロー管、68……撹拌羽根、77……タイ
マー。
Claims (1)
- 1 インクパン内のインクを、このインクに一部
浸漬されたデザインローラを介して転写ローラに
転写し、供給ドラムにより供給されてくる医薬品
錠剤に上記転写ローラを当接させることにより印
刷を行なうようにした医薬品錠剤の印刷機におけ
るインク供給循環装置であつて、上記インクパン
よりも十分大きな容量を持ち、かつ、、内部に撹
拌装置が設けられた撹拌槽と、インクの溶媒を収
容する溶媒タンクと、この溶媒タンク内の溶媒を
上記撹拌槽に一定量ずつ自動的に供給する希釈用
ポンプおよび配管系と、上記撹拌槽内で常時撹
拌・調整されたインクを上記インクパン内に循環
させる循環用ポンプおよび配管系と、上記希釈用
ポンプと循環用ポンプに対し、タイマーに設定さ
れた時間ごとに駆動指令を与える制御回路を備
え、インクからの溶媒の揮発による欠足分を設定
時間ごとに上記撹拌槽内に自動的に追加するとと
もに、この撹拌槽内で撹拌・調整されたインクを
上記インクパンと撹拌槽間で循環させるよう構成
されていることを特徴とする医薬品錠剤の印刷機
におけるインク供給循環装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13129884A JPS6110458A (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 医薬品錠剤の印刷機におけるインク供給循環装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13129884A JPS6110458A (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 医薬品錠剤の印刷機におけるインク供給循環装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6110458A JPS6110458A (ja) | 1986-01-17 |
JPH053385B2 true JPH053385B2 (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15054694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13129884A Granted JPS6110458A (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 医薬品錠剤の印刷機におけるインク供給循環装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6110458A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS641940U (ja) * | 1987-06-19 | 1989-01-09 | ||
CN107972359A (zh) * | 2017-12-22 | 2018-05-01 | 昆山振玻电子科技材料有限公司 | 一种油墨自动添加设备 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5763260A (en) * | 1980-09-26 | 1982-04-16 | Baldwin Gegenheimer Corp | Method and apparatus for controlling viscosity of ink |
JPS5763261A (en) * | 1980-10-03 | 1982-04-16 | Ryobi Insatsuki Hanbai Kk | Registration controller for single-sheet printer |
JPS5865664A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-04-19 | ダ−ルグレン・マニユフアクチユアリング・コムパニ− | インキ除去・循環・供給システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5788551U (ja) * | 1980-11-19 | 1982-06-01 |
-
1984
- 1984-06-25 JP JP13129884A patent/JPS6110458A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5763260A (en) * | 1980-09-26 | 1982-04-16 | Baldwin Gegenheimer Corp | Method and apparatus for controlling viscosity of ink |
JPS5763261A (en) * | 1980-10-03 | 1982-04-16 | Ryobi Insatsuki Hanbai Kk | Registration controller for single-sheet printer |
JPS5865664A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-04-19 | ダ−ルグレン・マニユフアクチユアリング・コムパニ− | インキ除去・循環・供給システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6110458A (ja) | 1986-01-17 |
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