JPH05338395A - ブリック調模様を有する積層板 - Google Patents
ブリック調模様を有する積層板Info
- Publication number
- JPH05338395A JPH05338395A JP17162692A JP17162692A JPH05338395A JP H05338395 A JPH05338395 A JP H05338395A JP 17162692 A JP17162692 A JP 17162692A JP 17162692 A JP17162692 A JP 17162692A JP H05338395 A JPH05338395 A JP H05338395A
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- JP
- Japan
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- vinyl chloride
- brick
- chloride resin
- pattern
- layer
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- Finishing Walls (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐候性がよく立体感と濃淡が鮮明なブリック
調模様を有する積層板を提供することである。 【構成】 基板と、ブリック調の模様を印刷、転写した
塩化ビニル系樹脂のブリック調模様に対応して凹凸状の
エンボス加工を施こした塩化ビニル系樹脂層と、フッ素
樹脂フィルム層を一体にラミネートして積層したので、
ブリック調模様の印刷、転写とエンボスの凹凸がマッチ
して濃淡と立体感がより一層に強調され、意匠性を向上
させると共に、積層板の表面をフッ素樹脂フィルム層で
コーティングしたので耐候性が向上し、しかも、塩化ビ
ニル系樹脂層表面に印刷、転写したブリック調模様を外
力から保護し傷が付くことが無く、仕上がりが良く、生
産性を向上させたブリック調模様を有する積層板であ
る。
調模様を有する積層板を提供することである。 【構成】 基板と、ブリック調の模様を印刷、転写した
塩化ビニル系樹脂のブリック調模様に対応して凹凸状の
エンボス加工を施こした塩化ビニル系樹脂層と、フッ素
樹脂フィルム層を一体にラミネートして積層したので、
ブリック調模様の印刷、転写とエンボスの凹凸がマッチ
して濃淡と立体感がより一層に強調され、意匠性を向上
させると共に、積層板の表面をフッ素樹脂フィルム層で
コーティングしたので耐候性が向上し、しかも、塩化ビ
ニル系樹脂層表面に印刷、転写したブリック調模様を外
力から保護し傷が付くことが無く、仕上がりが良く、生
産性を向上させたブリック調模様を有する積層板であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築、構築物の外壁を形
成するための、建築用建材に利用できるブリック調模様
を有する積層板(以下、単に積層板という)に関するも
のである。
成するための、建築用建材に利用できるブリック調模様
を有する積層板(以下、単に積層板という)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、建材に用いられる積層板に凹凸状
のブリック調の模様を形成したものとして、エンボス
ローラーを用いて金属板にエンボス加工を施して形成し
たもの、充填材や骨材を配合したエマルジョン塗料を
金属板表面に塗布して形成したもの、また、複数色の
塗料を重ね塗りし、色の濃淡の差によりブリック調の模
様を形成したもの、等が代表的である。
のブリック調の模様を形成したものとして、エンボス
ローラーを用いて金属板にエンボス加工を施して形成し
たもの、充填材や骨材を配合したエマルジョン塗料を
金属板表面に塗布して形成したもの、また、複数色の
塗料を重ね塗りし、色の濃淡の差によりブリック調の模
様を形成したもの、等が代表的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
ではエンボス加工のみではブリック調の模様は鮮明には
現れず、しかも金属板の表面の塗膜を傷つけてしまう欠
点があり、ではブリック調模様の凹凸の差が小さく鮮
明性に欠けると共に、充填材、骨材同士により表面に傷
ができやすい欠点があり、では凹凸の立体感が全く感
じられず、しかも、塗料の2回塗りとなるために、形成
までの工程が多岐にわたって複雑となり、生産性に劣る
欠点があった。
ではエンボス加工のみではブリック調の模様は鮮明には
現れず、しかも金属板の表面の塗膜を傷つけてしまう欠
点があり、ではブリック調模様の凹凸の差が小さく鮮
明性に欠けると共に、充填材、骨材同士により表面に傷
ができやすい欠点があり、では凹凸の立体感が全く感
じられず、しかも、塗料の2回塗りとなるために、形成
までの工程が多岐にわたって複雑となり、生産性に劣る
欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、基板
と、ブリック調の模様を印刷、転写した塩化ビニル系樹
脂のブリック調模様に対応して凹凸状のエンボス加工を
施こした塩化ビニル系樹脂層と、フッ素樹脂フィルム層
を一体にラミネートして積層したので、ブリック調模様
の印刷、転写とエンボスの凹凸がマッチして濃淡と立体
感がより一層に強調され、意匠性を向上させると共に、
積層板の表面をフッ素樹脂フィルム層でコーティングし
たので耐候性が向上し、しかも、塩化ビニル系樹脂層表
面に印刷、転写したブリック調模様を外圧から保護し傷
が付くこと無く、仕上がりが良く、生産性を向上させた
ブリック調模様を有する積層板を提案するものである。
と、ブリック調の模様を印刷、転写した塩化ビニル系樹
脂のブリック調模様に対応して凹凸状のエンボス加工を
施こした塩化ビニル系樹脂層と、フッ素樹脂フィルム層
を一体にラミネートして積層したので、ブリック調模様
の印刷、転写とエンボスの凹凸がマッチして濃淡と立体
感がより一層に強調され、意匠性を向上させると共に、
積層板の表面をフッ素樹脂フィルム層でコーティングし
たので耐候性が向上し、しかも、塩化ビニル系樹脂層表
面に印刷、転写したブリック調模様を外圧から保護し傷
が付くこと無く、仕上がりが良く、生産性を向上させた
ブリック調模様を有する積層板を提案するものである。
【0005】
【実施例】以下に本発明に係る積層板Aについて図面を
用いて詳細に説明する。図1(a)、(b)は本発明に
係る積層板の積層構造を示す説明図であり、基板1、塩
化ビニル系樹脂層2、フッ素樹脂フィルム層3とからな
るものである。
用いて詳細に説明する。図1(a)、(b)は本発明に
係る積層板の積層構造を示す説明図であり、基板1、塩
化ビニル系樹脂層2、フッ素樹脂フィルム層3とからな
るものである。
【0006】基板1は積層板Aの基材となるものであ
り、亜鉛メッキ鋼板、アルミニウム板、ステンレス板、
銅板、チタン板、クラッド鋼板等の金属板や、セラミッ
ク板、PC板、ALC板、中空押出セメント板、木質板
等やこれらの複合板からなるものであり、層厚としては
金属薄板を用いる際は270〜600μ位の長尺板とし
たものである。また、基板1を金属薄板とした際は、表
面および裏面にはプライマーとして化成処理皮膜(図示
せず)を形成してあってもよいものである。
り、亜鉛メッキ鋼板、アルミニウム板、ステンレス板、
銅板、チタン板、クラッド鋼板等の金属板や、セラミッ
ク板、PC板、ALC板、中空押出セメント板、木質板
等やこれらの複合板からなるものであり、層厚としては
金属薄板を用いる際は270〜600μ位の長尺板とし
たものである。また、基板1を金属薄板とした際は、表
面および裏面にはプライマーとして化成処理皮膜(図示
せず)を形成してあってもよいものである。
【0007】塩化ビニル系樹脂層2は積層板Aの化粧材
として機能するものであり、ポリ塩化ビニル、塩化ビニ
ルを主成分とし、これらに共重合体として塩化ビニリデ
ン、エチレン、プロピレン、アクリロニトリル、マレイ
ン酸、イタコン酸、アクリル酸、メタクリル酸、酢酸ビ
ニル等の単量体化合物を一種以上化合したものであり、
乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、塊状重合法等に
よって厚さ50〜200μ位のフィルム状、もしくはシ
ート状に形成したものである。
として機能するものであり、ポリ塩化ビニル、塩化ビニ
ルを主成分とし、これらに共重合体として塩化ビニリデ
ン、エチレン、プロピレン、アクリロニトリル、マレイ
ン酸、イタコン酸、アクリル酸、メタクリル酸、酢酸ビ
ニル等の単量体化合物を一種以上化合したものであり、
乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、塊状重合法等に
よって厚さ50〜200μ位のフィルム状、もしくはシ
ート状に形成したものである。
【0008】また、塩化ビニル系樹脂層2の表面には図
2に示すように、ブリック調模様層4が形成されている
ものである。ブリック調模様層4は例えば図3(a)に
示すように、ブリック模様の凸部5に対応する部分に各
種塗料、インキ、顔料、柚薬等により印刷したり、図3
(b)に示すようにブリック模様の凹部6に同様に印刷
してブリック調模様層4を形成するものである。また、
この他にも図3(c)、(d)に示すように、あらかじ
めブリック調の模様が印刷されている転写紙7を塩化ビ
ニル系樹脂層2の表面に転写し、その後で凸部5、凹部
6に各種インキ、顔料、柚薬等によりブリック調の模様
が際立つように印刷したり、あるいは図3(e)に示す
ように、転写紙7を転写したのみの構成ともすることが
できる。
2に示すように、ブリック調模様層4が形成されている
ものである。ブリック調模様層4は例えば図3(a)に
示すように、ブリック模様の凸部5に対応する部分に各
種塗料、インキ、顔料、柚薬等により印刷したり、図3
(b)に示すようにブリック模様の凹部6に同様に印刷
してブリック調模様層4を形成するものである。また、
この他にも図3(c)、(d)に示すように、あらかじ
めブリック調の模様が印刷されている転写紙7を塩化ビ
ニル系樹脂層2の表面に転写し、その後で凸部5、凹部
6に各種インキ、顔料、柚薬等によりブリック調の模様
が際立つように印刷したり、あるいは図3(e)に示す
ように、転写紙7を転写したのみの構成ともすることが
できる。
【0009】また、凸部5、凹部6の形成には縮み塗料
を用いることもできる。縮み塗料とは硬化剤によるブロ
ック、不飽和二重結合の空気酸化等の現象を利用して、
塗膜の形成過程において、塗膜表面に縮み(Wrink
le)を生じる塗料である。従って、塗料の硬化後には
細かい凹凸帯を形成しブリックの濃淡を助長させるもの
であり、特にブリック調模様層4の凹部6に用いると効
果的である。さらに、ブリック調模様層4の表面には後
記するフッ素樹脂フィルム層3を接着、積層するための
エマルジョン系、油性系等の接着剤(図示せず)を塗布
してあってもよいものである。
を用いることもできる。縮み塗料とは硬化剤によるブロ
ック、不飽和二重結合の空気酸化等の現象を利用して、
塗膜の形成過程において、塗膜表面に縮み(Wrink
le)を生じる塗料である。従って、塗料の硬化後には
細かい凹凸帯を形成しブリックの濃淡を助長させるもの
であり、特にブリック調模様層4の凹部6に用いると効
果的である。さらに、ブリック調模様層4の表面には後
記するフッ素樹脂フィルム層3を接着、積層するための
エマルジョン系、油性系等の接着剤(図示せず)を塗布
してあってもよいものである。
【0010】さらに、塩化ビニル系樹脂層2は、図4に
示すように、塩化ビニル系樹脂層2の表面に印刷、転写
されたブリック調の模様に対応して金属製のエンボスロ
ーラを用いて、もしくはプレス、射出成形等によって、
エンボス加工を施すものである。すなわち、図2におけ
る凸部5は図4の山部8、図2における凹部6は図4の
谷部9としてエンボス加工され、印刷、転写によるブリ
ック調模様に、エンボスの凹凸を付加することで、ブリ
ック調模様の濃淡がより一層に強調され、意匠性を向上
させるものである。もちろんこれとは逆に、あらかじめ
塩化ビニル系樹脂層2にエンボス加工を施した後で、そ
の山部8、谷部9にそれぞれブリック模様となるように
印刷、転写してブリック調模様層4を形成する方法を用
いてもよいものである。
示すように、塩化ビニル系樹脂層2の表面に印刷、転写
されたブリック調の模様に対応して金属製のエンボスロ
ーラを用いて、もしくはプレス、射出成形等によって、
エンボス加工を施すものである。すなわち、図2におけ
る凸部5は図4の山部8、図2における凹部6は図4の
谷部9としてエンボス加工され、印刷、転写によるブリ
ック調模様に、エンボスの凹凸を付加することで、ブリ
ック調模様の濃淡がより一層に強調され、意匠性を向上
させるものである。もちろんこれとは逆に、あらかじめ
塩化ビニル系樹脂層2にエンボス加工を施した後で、そ
の山部8、谷部9にそれぞれブリック模様となるように
印刷、転写してブリック調模様層4を形成する方法を用
いてもよいものである。
【0011】フッ素樹脂フィルム層3は積層板Aの表面
材として機能し、主に積層板Aの耐候性を向上させるも
のである。その成分としては、フッ化ビニリデンのホモ
ポリマー、もしくはフッ化ビニリデンと共重合可能なフ
ッ化エチレン、フッ化プロピレン、フッ化塩化エチレン
フッ化ビニル等の単量体との共重合体からなるフッ化ビ
ニリデン系樹脂と、メタクリル酸メチルのホモポリマ
ー、もしくはメタクリル酸メチルと共重合可能なポリメ
タクリル酸メチル、アクリル系ゴム、メタクリル酸エス
テル、アクリル酸ブチル、アクリル酸エステル、スチレ
ン、αメチルスチレン、アクリロニトリル、アクリル
酸、エチレン性不飽和モノマー等の単量体との共重合体
からなるメタクリル酸エステル系樹脂を主成分とするも
のであり、層厚20〜100μ位のフィルム状に形成し
たものである。また、フッ素樹脂フィルム層3内に耐候
性を向上させるために、無機系顔料、紫外線吸収剤、顔
料分散剤、カップリング剤等を含有させて透明〜半透明
のシート状に形成することもできる。
材として機能し、主に積層板Aの耐候性を向上させるも
のである。その成分としては、フッ化ビニリデンのホモ
ポリマー、もしくはフッ化ビニリデンと共重合可能なフ
ッ化エチレン、フッ化プロピレン、フッ化塩化エチレン
フッ化ビニル等の単量体との共重合体からなるフッ化ビ
ニリデン系樹脂と、メタクリル酸メチルのホモポリマ
ー、もしくはメタクリル酸メチルと共重合可能なポリメ
タクリル酸メチル、アクリル系ゴム、メタクリル酸エス
テル、アクリル酸ブチル、アクリル酸エステル、スチレ
ン、αメチルスチレン、アクリロニトリル、アクリル
酸、エチレン性不飽和モノマー等の単量体との共重合体
からなるメタクリル酸エステル系樹脂を主成分とするも
のであり、層厚20〜100μ位のフィルム状に形成し
たものである。また、フッ素樹脂フィルム層3内に耐候
性を向上させるために、無機系顔料、紫外線吸収剤、顔
料分散剤、カップリング剤等を含有させて透明〜半透明
のシート状に形成することもできる。
【0012】さらに基板1と塩化ビニル系樹脂層2、お
よび塩化ビニル系樹脂層2とフッ素樹脂フィルム層3と
の積層一体化は、熱融着、アルミ箔融着、もしくはエポ
キシ系、アクリル系、ウレタン樹脂系、油性系等の各種
接着剤を用いて行うものである。また、図1(a)に示
すように塩化ビニル系樹脂層2全体にエンボス加工を施
した際は、基板1と塩化ビニル系樹脂層2間に空隙αが
形成されるので、図1(b)に示すように塩化ビニル系
樹脂層2の表面部にのみエンボス加工を施すことにより
基板1への接着強度を向上させることもできる。
よび塩化ビニル系樹脂層2とフッ素樹脂フィルム層3と
の積層一体化は、熱融着、アルミ箔融着、もしくはエポ
キシ系、アクリル系、ウレタン樹脂系、油性系等の各種
接着剤を用いて行うものである。また、図1(a)に示
すように塩化ビニル系樹脂層2全体にエンボス加工を施
した際は、基板1と塩化ビニル系樹脂層2間に空隙αが
形成されるので、図1(b)に示すように塩化ビニル系
樹脂層2の表面部にのみエンボス加工を施すことにより
基板1への接着強度を向上させることもできる。
【0013】また、エンボス加工を施した塩化ビニル系
樹脂層2へのフッ素樹脂フィルム層3の接着は、フッ素
樹脂フィルム層3の延展性を用いてエンボス形状に同調
させてラミネートしたり、フッ素樹脂フィルム層3にも
あらかじめ同様のエンボス加工を施して、塩化ビニル系
樹脂層2のエンボスとフッ素樹脂フィルム層3のエンボ
スをそれぞれ対応させて接着、積層することもできる。
樹脂層2へのフッ素樹脂フィルム層3の接着は、フッ素
樹脂フィルム層3の延展性を用いてエンボス形状に同調
させてラミネートしたり、フッ素樹脂フィルム層3にも
あらかじめ同様のエンボス加工を施して、塩化ビニル系
樹脂層2のエンボスとフッ素樹脂フィルム層3のエンボ
スをそれぞれ対応させて接着、積層することもできる。
【0014】積層板Aの建材への利用としては、例えば
図5に示すように、薄基板製の表面材B、シート状の裏
面材Cとで、合成樹脂発泡体からなる芯材Dをサンドイ
ッチした金属サイディングの表面材Bとして利用される
ものであり、従来の金属製建材にない意匠性を付加した
建材となるものである。
図5に示すように、薄基板製の表面材B、シート状の裏
面材Cとで、合成樹脂発泡体からなる芯材Dをサンドイ
ッチした金属サイディングの表面材Bとして利用される
ものであり、従来の金属製建材にない意匠性を付加した
建材となるものである。
【0015】次に、本発明に係る積層板Aの形成方法に
ついて図6、図7を用いて簡単に説明する。図6におい
て10は基板1のコイル、11はあらかじめ塩化ビニル
系樹脂層2にフッ素樹脂フィルム層3をラミネートした
ラミネートフィルムのコイル、12は積層機である。す
なわち、コイル10およびコイル11から供給される基
板1とラミネートフィルムは積層機12により、熱融
着、アルミ箔融着、もしくは接着剤等で積層、一体化さ
れて積層板Aを形成するものである。
ついて図6、図7を用いて簡単に説明する。図6におい
て10は基板1のコイル、11はあらかじめ塩化ビニル
系樹脂層2にフッ素樹脂フィルム層3をラミネートした
ラミネートフィルムのコイル、12は積層機である。す
なわち、コイル10およびコイル11から供給される基
板1とラミネートフィルムは積層機12により、熱融
着、アルミ箔融着、もしくは接着剤等で積層、一体化さ
れて積層板Aを形成するものである。
【0016】また、図7(a)〜(e)は塩化ビニル系
樹脂層2にフッ素樹脂フィルム層3をラミネートする工
程を簡単に示した説明図であり、13は塩化ビニル系樹
脂層2のコイル、14はフッ素樹脂フィルム層3のコイ
ル、15は印刷機、16は乾燥機、17はエンボス成形
機、18は転写機である。図7(a)は塩化ビニル系樹
脂層2に印刷機15において、ブリック調模様を印刷
し、その後乾燥機16にてインクを焼き付け乾燥させ、
次にエンボス成形機17でエンボス加工を施し、積層機
12にて塩化ビニル系樹脂層2にフッ素樹脂フィルム層
3をラミネートするものである。また、図7(b)は印
刷機15、乾燥機16のかわりに、転写機17を用いて
ブリック調模様を塩化ビニル系樹脂層2に転写するもの
である。図7(c)、(d)はエンボス加工を施した後
にブリック調模様を印刷、転写して形成するものであ
り、図7(e)はフッ素樹脂フィルム層3にもエンボス
加工を施して形成したものである。
樹脂層2にフッ素樹脂フィルム層3をラミネートする工
程を簡単に示した説明図であり、13は塩化ビニル系樹
脂層2のコイル、14はフッ素樹脂フィルム層3のコイ
ル、15は印刷機、16は乾燥機、17はエンボス成形
機、18は転写機である。図7(a)は塩化ビニル系樹
脂層2に印刷機15において、ブリック調模様を印刷
し、その後乾燥機16にてインクを焼き付け乾燥させ、
次にエンボス成形機17でエンボス加工を施し、積層機
12にて塩化ビニル系樹脂層2にフッ素樹脂フィルム層
3をラミネートするものである。また、図7(b)は印
刷機15、乾燥機16のかわりに、転写機17を用いて
ブリック調模様を塩化ビニル系樹脂層2に転写するもの
である。図7(c)、(d)はエンボス加工を施した後
にブリック調模様を印刷、転写して形成するものであ
り、図7(e)はフッ素樹脂フィルム層3にもエンボス
加工を施して形成したものである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るブリ
ック調模様を有する積層板によれば、塩化ビニル系樹脂
層表面にブリック調模様を印刷、転写すると共に、ブリ
ック調模様と同調した凹凸状のエンボス加工を施して基
板と一体に積層したので、ブリック調模様の濃淡とエン
ボス加工の立体感がマッチし、ブリック調模様がより一
層に強調され、意匠性を向上させることができる。積層
板の表面をフッ素樹脂フィルム層でコーティングしたの
で、耐候性が向上すると共に、塩化ビニル系樹脂層表面
に印刷、転写したブリック調模様を保護し傷が付くこと
が無く、紫外線劣化を防止し、仕上がりが良く、生産性
が向上する。等の効果、特徴がある。
ック調模様を有する積層板によれば、塩化ビニル系樹脂
層表面にブリック調模様を印刷、転写すると共に、ブリ
ック調模様と同調した凹凸状のエンボス加工を施して基
板と一体に積層したので、ブリック調模様の濃淡とエン
ボス加工の立体感がマッチし、ブリック調模様がより一
層に強調され、意匠性を向上させることができる。積層
板の表面をフッ素樹脂フィルム層でコーティングしたの
で、耐候性が向上すると共に、塩化ビニル系樹脂層表面
に印刷、転写したブリック調模様を保護し傷が付くこと
が無く、紫外線劣化を防止し、仕上がりが良く、生産性
が向上する。等の効果、特徴がある。
【図1】本発明に係るブリック調模様を有する積層板の
積層構造を示す説明図である。
積層構造を示す説明図である。
【図2】塩化ビニル系樹脂層とブリック調模様層を示す
説明図である。
説明図である。
【図3】塩化ビニル系樹脂層とブリック調模様層を示す
説明図である。
説明図である。
【図4】本発明に係るブリック調模様を有する積層板の
代表例を示す説明図である。
代表例を示す説明図である。
【図5】本発明に係るブリック調模様を有する積層板を
利用した建材の一例を示す説明図である。
利用した建材の一例を示す説明図である。
【図6】本発明に係るブリック調模様を有する積層板の
製造工程を示す説明図である。
製造工程を示す説明図である。
【図7】本発明に係るブリック調模様を有する積層板の
製造工程を示す説明図である。
製造工程を示す説明図である。
A ブリック調模様を有する積層板 1 基板 2 塩化ビニル系樹脂層 3 フッ素樹脂フィルム層 4 ブリック調模様層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B44C 3/02 A 9134−3K E04F 13/12 C 7806−2E
Claims (1)
- 【請求項1】 基板の表面に、ブリック調模様を形成し
た塩化ビニル系樹脂に凹凸状のエンボス加工をブリック
調模様に対応して施した塩化ビニル系樹脂層と、該塩化
ビニル系樹脂層上にフッ素樹脂フィルム層をラミネート
して積層してなることを特徴とするブリック調模様を有
する積層金属板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17162692A JPH05338395A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | ブリック調模様を有する積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17162692A JPH05338395A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | ブリック調模様を有する積層板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05338395A true JPH05338395A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15926671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17162692A Pending JPH05338395A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | ブリック調模様を有する積層板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05338395A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996025286A1 (en) * | 1995-02-13 | 1996-08-22 | Marolian B.V. | A method for affixing a coating film providing protection against weather influences to a wooden building element as well as a wooden building element |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP17162692A patent/JPH05338395A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996025286A1 (en) * | 1995-02-13 | 1996-08-22 | Marolian B.V. | A method for affixing a coating film providing protection against weather influences to a wooden building element as well as a wooden building element |
NL9500261A (nl) * | 1995-02-13 | 1996-09-02 | Marolian Bv | Houten bouwelementen, werkwijze voor de vervaardiging daarvan en gebouwen, welke deze elementen bevatten. |
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