JP2001001453A - 化粧材 - Google Patents

化粧材

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JP2001001453A
JP2001001453A JP11174323A JP17432399A JP2001001453A JP 2001001453 A JP2001001453 A JP 2001001453A JP 11174323 A JP11174323 A JP 11174323A JP 17432399 A JP17432399 A JP 17432399A JP 2001001453 A JP2001001453 A JP 2001001453A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電離放射線硬化性樹脂組成物が架橋硬化した
表面保護層を有する化粧材において、表面保護層と下層
との接着性を向上させ、また下層への浸透を抑制して十
分な厚みの表面保護層を有する化粧材を提供する。 【解決手段】 基材2に着色層3および模様層4を形成
して得られる化粧材1の表面に電離放射線硬化性樹脂組
成物を用いて表面保護層6を形成する際に、プライマー
層5を、耐油性樹脂単独か、好ましくはポリウレタン樹
脂等の熱硬化性樹脂との混合物で構成し、上記の課題を
解決することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基材の表面に、電離
放射線硬化性樹脂組成物が架橋硬化した表面保護層を有
する化粧材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】化粧材は、基材に印刷、塗装、凹凸の付
与等を行なうことにより装飾を施したものであり、建築
物の内外の仕上げや、間仕切り材、家具の素材等に使用
されている。化粧材の基材としては、木の板、金属板、
スレート板等の板状のものや、紙、プラスチックフィル
ム等のシート状のものが、用途によって使い分けられて
いるが、印刷により模様を付与する際には、シート状の
ものを対象とした方が印刷効果が上がり、また、板のよ
うにかさばらないため、シート状のものを使用すること
が多い。ここで使用する化粧材の用語は、基材として板
状のものを使用した化粧板、およびシート状のものを使
用した化粧シートの両方の意味を含むものとする。
【0003】装飾を施して化粧材を製造する際には、最
表面を塗装して、いわゆる濡れ色を生じさせて装飾を明
瞭に見せ、また、塗装の膜厚によって生じる奥行き感
(=深み)を与え、併せて、表面の物理的、および化学
的性状を向上させることが行なわれている。従来、化粧
材には、表面等を構成する樹脂の種類やそれに伴なう製
造方法の違いにより様々なものが知られていて、例え
ば、フェノール樹脂含浸紙等を数枚重ねた上に、メラミ
ン樹脂を含浸させた印刷紙や透明紙を重ね、熱プレスに
より加熱および加圧して得られる高圧メラミン化粧板が
あり、表面の物理的、および化学的性状が極めて優れて
いる。
【0004】しかし、高圧メラミン化粧板の製造には、
熱プレスを使用するため、製造が間欠的になり、連続生
産が難しい。加えて、高圧メラミン化粧板は、木の板や
金属板等に貼る必要があった。そこで、印刷紙の表面に
電離放射線硬化性樹脂組成物を塗布し、紫外線または電
子線を照射して表面保護層を形成したものを、接着剤を
使用して連続的なラミネータで貼ることにより、製造効
率のよい化粧板が作られるようになり、特に、電子線を
照射して硬化させたものは、電子線が塗膜に深く浸透す
るため、性能が優れたものが得られる特徴がある。
【0005】しかしながら、実際に電離放射線硬化性樹
脂組成物を用いて化粧材を製造して使用して見ると、確
かに表面の物理的、および化学的性状が優れているもの
の、新たな欠点が生じた。一つはテープ剥離試験に対す
る耐久性(=耐セロハンテープ性)が乏しい点と、もう
一つは表面のすべりが悪い点である。従来の化粧材にお
いて行なわれていたように、シリコーンの添加を検討
し、電離放射線硬化性樹脂組成物と反応し得るシリコー
ンを添加することにより、テープ剥離試験に対する耐久
性は解消され、残る表面のすべりが悪い点は、電離放射
線硬化性樹脂組成物と反応し得るシリコーンの添加によ
っては解消せず、製造中やハンドリングの際に傷がつき
やすい原因となっていたが、シリコーンオイルを併用す
ることで一応の解決を見た。
【0006】しかしながら、シリコーンやシリコーンオ
イルは離型剤であるため、電離放射線硬化性樹脂組成物
と下層との接着性を低下させ、基材との接着性、あるい
は基材上には模様層が形成されていることが普通だが、
その場合には模様層との接着性を低下させるものであ
る。またこれとは別に、電離放射線硬化性樹脂組成物の
塗膜をなるべく表面に止めて、基材への電離放射線硬化
性樹脂組成物の浸透を抑制して塗膜の厚みの低下を防
ぎ、使用する電離放射線硬化性樹脂組成物の量を過大に
しないことが望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記の従来の化粧材において、電離放射線硬化性樹脂組成
物を使用して形成した表面保護層と下層の接着性が向上
し、また、電離放射線硬化性樹脂組成物が表面に止まっ
て、表面保護層が十分な厚みを有する化粧材を提供する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決する手段】本発明においては、電離放射線
硬化性樹脂組成物の下層との接着性の向上と下層への浸
透の抑制の機能を持つプライマー層を、耐油性樹脂で構
成することにより、あるいはさらにポリウレタン樹脂と
で構成することにより、上記の課題を解決することがで
きた。
【0009】第1の発明は、基材の表面に、プライマー
層を介して電離放射線硬化性樹脂組成物が架橋硬化した
表面保護層が積層されており、前記プライマー層が、耐
油性樹脂からなるものであることを特徴とする化粧材に
関するものである。第2の発明は、第1の発明におい
て、前記プライマー層が、耐油性樹脂およびポリウレタ
ン樹脂からなるものであることを特徴とする化粧材に関
するものである。第3の発明は、第1の発明において、
前記プライマー層が、耐油性樹脂、ポリウレタン樹脂、
ならびに電離放射線硬化性のプレポリマーもしくはオリ
ゴマー、又はモノマーを加えたものであることを特徴と
する化粧材に関するものである。第4の発明は第1〜第
3のいずれかの発明において、前記塗膜層は、艶消し性
であることを特徴とする化粧材に関するものである。第
5の発明は、第1〜第4のいずれかの発明において、前
記基材は、模様層が表面に積層されたものであることを
特徴とする化粧材に関するものである。第6の発明は、
第1〜第4のいずれかの発明において、前記基材は、一
様均一な着色層と模様層とがこの順に積層されたもので
あることを特徴とする記載の化粧材に関するものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の化粧材の例を図1を引用
しながら説明すると、化粧材1は、例えば、基材2上に
一様均一な着色層3が積層され、着色層3上には模様層
4が積層され、模様層4上には、プライマー層5が積層
され、プライマー層5上には、電離放射線硬化性樹脂組
成物が架橋硬化したものからなっていて、かつ艶消し性
の表面保護層6が積層された積層構造を有するものであ
って、特に、プライマー層5が少なくとも耐油性樹脂か
ら、好ましくはさらにポリウレタン樹脂とからなってい
るものである。
【0011】基材2として使用可能な素材は、大別すれ
ば、各種の紙類、プラスチックフィルム又はプラスチッ
クシート、金属箔、金属シート、又は金属板、木材など
の木質系の板、各種の窯業系素材等の各群である。これ
ら各群に含まれる素材は単独で使用してもよいが、紙同
士の複合体や紙とプラチスチックフィルムの複合体等、
これら素材の任意の組合わせによる積層体も利用でき
る。基材2は色彩を整える意味で塗装を施されていた
り、デザイン的な観点で通常の模様が予め形成されてい
たものであってもよい。塗装や通常の模様形成に先立っ
て表面が平滑化されていたり、模様の密着度を上げるた
めに、必要に応じて、接着性を向上させるために、コロ
ナ放電処理等の物理的な処理のほか、プライマー層を形
成する等の処理を行なってもよい。塗装や通常の模様形
成後にも、後の加工を容易にするための接着性改善処理
を施してあっても差し支えない。
【0012】素材の各群の各々について説明すると、各
種の紙類としては、以下のものが代表的なものとして例
示される。即ち、薄葉紙、クラフト紙、チタン紙、予め
紙間の強化の目的で樹脂を含侵してある樹脂含浸紙も使
用できる。これらの他、リンター紙、板紙、石膏ボード
用原紙、又は紙の表面に塩化ビニル樹脂層を設けたビニ
ル壁紙原反等、建材分野で使われることの多い一群の原
反が挙げられる。更には、事務分野や通常の印刷、包装
などに用いられる次の紙類も使用可能である。即ち、コ
ート紙、アート紙、硫酸紙、グラシン紙、パーチメント
紙、パラフィン紙、又は和紙等である。又、以上の紙と
は区別されるが、紙に似た外観と性状を持つ次のような
各種繊維の織布や不織布も基材2として使用できる。各
種繊維とは即ち、ガラス繊維、石綿繊維、チタン酸カリ
ウム繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、若しくは炭素繊
維等の無機質繊維、又はポリエステル繊維、若しくはビ
ニロン繊維などの合成繊維である。
【0013】プラスチックフィルム又はプラスチックシ
ートとしては、次に例示するような各種の合成樹脂から
なるものが挙げられる。各種の合成樹脂とは、ポリエチ
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチルペンテン樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポ
リビニルアルコール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−
ビニルアルコール共重合樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチ
レンナフタレート−イソフタレート共重合樹脂、ポリメ
タクリル酸メチル樹脂、ポリメタクリル酸エチル樹脂、
ポリアクリル酸ブチル樹脂、ナイロン6又はナイロン6
6等で代表されるポリアミド樹脂、三酢酸セルロース樹
脂、セロファン、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリアリレート樹脂、又はポリイミド樹脂等であ
る。
【0014】金属箔、金属シート、又は金属板として
は、次のような金属ないし合金、例えばアルミニウム、
鉄、ステンレス鋼、真鍮、または銅等からなるものがあ
る。他の金属や合金も原則的には使用できるが、比較的
まれである。しばしば防錆等の目的でめっき等を施して
使用することがある。各種の木質系の板としては、木材
の板、合板、パーチクルボード、またはMDFと呼ばれ
る中密度繊維板等が挙げられる。窯業系素材としては、
石膏ボード、珪酸カルシウム板、石綿スレート板、また
は木片セメント板などの窯業系建材、陶磁器、ガラス、
ホウロウ、焼成タイル等が例示される。これらの他、繊
維強化プラスチックの板、ペーパーハニカムの両面に鉄
板を貼ったもの、2枚のアルミニウム板でポリエチレン
樹脂をサンドウィッチしたもの等、素材の各群に挙げた
各種の素材の複合体も基材2として使用できる。
【0015】着色層3と模様層4は、いずれも基材2に
装飾性をもたらすものである。着色層3の役割は、特に
基材2上の表面の色を整えることにある。基材2自身が
着色していたり、色ムラがあるときに、基材2の表面に
意図した色彩を与えるのがこの着色層3である。不透明
色で形成してあることが多いが、着色した透明色で形成
したものもあり、下地が持っている模様を活かす場合、
例えば、整った美しい木目の板、いわる銘木の場合によ
く見られる。本やポスター等を造る際の紙への印刷で
は、白色の紙を使用することが多く、印刷濃度の薄い部
分や網点が小さくてまばらな部分では、白色の下地が見
えることによりハイライト部を形成するので、むしろ、
着色層3は形成しないので、着色層3は省かれることも
ある。通常、着色層3はベタ層(=一様均一な層)とし
て形成される。
【0016】模様層4は基材2に装飾性を与える重要な
層であって、種々の模様を印刷用インキと印刷機を使用
して印刷することにより形成されたものである。模様層
4の模様は、デザイン的な要素で決めるものなので、自
由に決めてよいが、比較的大量に生産される製品におい
ては、汎用性の高い模様が使われることが多い。例え
ば、木目模様、大理石模様等の岩石の表面を模した模
様、布目や布上の模様を模した布地模様、もしくはタイ
ル模様等や花や花の束を等間隔で並べた花模様等もよく
使われる。また、基本的には以上のような模様である
が、これらの模様を複合した寄木、パッチワークによる
模様もある。汎用性の高い以上の模様は、既に自然界等
に存在するものをベースとするが、かなり自由な発想に
より作り変えたものであることが多いが、全く、人為的
にデザインされた模様も使用できる。更には、上記した
模様を素材として、拡大・縮小、回転、切り抜き、繰り
返し、合成、特徴点の抽出ないし間引き、またはデフォ
ルメ等の手法を単独または組み合わせて使用し、新たに
創出された模様も使用できる。これらの模様は、単色印
刷で形成されることもあるが、一般的には、プロセスカ
ラー(赤、青、黄、および黒)による分色版の重ね刷り
によって形成される他、模様を構成する個々の色の版を
用意して行なう特色による重ね刷りによっても形成され
る。
【0017】着色層3および模様層4は、通常は、互い
にほぼ同様の塗料組成物またはインキ組成物を使用して
形成されたものである。使用する塗料組成物またはイン
キ組成物中の樹脂成分としては熱可塑性樹脂のほか、熱
硬化性樹脂または電離放射線硬化性樹脂が適している。
熱可塑性樹脂としては、ロジン変成マレイン酸樹脂、ニ
トロセルロース、酢酸セルロース、酪酢酸セルロース、
エチルセルロース、ポリアミド樹脂、塩化ゴム、環化ゴ
ム、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル
/酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン/酢酸ビニル共重合
樹脂、塩素化ポリプロピレン、またはアクリル樹脂等が
ある。熱硬化性樹脂としては、種々のものがあり、原則
的にいずれも使用できるが、本発明の大半を占めるシー
ト状の化粧材においては、シートのフレキシビリティー
を維持する意味で、熱硬化性樹脂としても、フレキシビ
リティーを有するものが望ましく、不飽和ポリエステル
樹脂、ポリウレタン樹脂等、特にポリウレタン樹脂が好
ましい。
【0018】電離放射線硬化性樹脂(電離放射線照射に
より架橋硬化する皮膜形成性成分を指し、高分子でない
モノマーまたはオリゴマーも含める。)としては、分子
中に重合性不飽和結合または、エポキシ基を有するプレ
ポリマー、オリゴマー、及び/又はモノマーを適宜に混
合したものを用いる。電離放射線硬化性樹脂組成物中の
プレポリマー、オリゴマーの例としては、不飽和ジカル
ボン酸と多価アルコールの縮合物等の不飽和ポリエステ
ル類、ポリエステルメタクリレート、ポリエーテルメタ
クリレート、ポリオールメタクリレート、メラミンメタ
クリレート等のメタクリレート類、ポリエステルアクリ
レート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレー
ト、ポリエーテルアクリレート、ポリオールアクリレー
ト、メラミンアクリレート等のアクリレート、カチオン
重合型エポキシ化合物が挙げられる。電離放射線硬化性
樹脂組成物中のモノマーの例としては、スチレン、α−
メチルスチレン等のスチレン系モノマー、アクリル酸メ
チル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸メ
トキシエチル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸メトキシブチル、アクリル酸フェニ
ル等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル
酸メトキシエチル、メタクリル酸エトキシメチル、メタ
クリル酸フェニル、メタクリル酸ラウリル等のメタクリ
ル酸エステル類、アクリル酸−2−(N,N−ジエチル
アミノ)エチル、アクリル酸−2−(N,N−ジメチル
アミノ)エチル、アクリル酸−2−(N,N−ジベンジ
ルアミノ)メチル、アクリル酸−2−(N,N−ジエチ
ルアミノ)プロピル等の不飽和置換の置換アミノアルコ
ールエステル類、アクリルアミド、メタクリルアミド等
の不飽和カルボン酸アミド、エチレングリコールジアク
リレート、プロピレングリコールジアクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサン
ジオールジアクリレート、トリエチレングリコールジア
クリレート等の化合物、ジプロピレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジアクリレート、プロピ
レングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコー
ルジメタクリレート等の多官能性化合物、及び/又は分
子中に2個以上のチオール基を有するポリチオール化合
物、例えばトリメチロールプロパントリチオグリコレー
ト、ジエチレングリコールジメタクリレート等の多官能
性化合物、及び/又は分子中に2個以上のチオール基を
有するポリチオール化合物、例えばトリメチロールプロ
パントリチオグリコレート、トリメチロールプロパント
リチオプロピレート、ペンタエリスリトールテトラチオ
グリコレート等が挙げられる。
【0019】通常、電離放射線硬化性樹脂組成物中のモ
ノマーとしては、以上の化合物を必要に応じて1種若し
くは2種以上を混合して用いるが、電離放射線硬化性樹
脂組成物に通常の塗布適性を与えるために、前記のプレ
ポリマー又はオリゴマーを5重量%以上、前記モノマー
及び/又はポリチオール化合物を95重量%以下とする
のが好ましい。電離放射線硬化性樹脂組成物を塗布し、
硬化させたときのフレキシビリティーが要求されるとき
は、モノマー量を減らすか、官能基の数が1又は2のア
クリレートモノマーを使用するとよい。電離放射線硬化
性樹脂組成物を塗布し、硬化させたときの耐摩耗性、耐
熱性、耐溶剤性が要求されるときは、官能基の数が3つ
以上のアクリレートモノマーを使う等、電離放射線硬化
性樹脂組成物の設計が可能である。ここで、官能基が1
のものとして、2−ヒドロキシアクリレート、2−ヘキ
シルアクリレート、フェノキシエチルアクリレートが挙
げられる。官能基が2のものとして、エチレングリコー
ルジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レートが挙げられる。官能基が3以上のものとして、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリス
リトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテト
ラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクレ
リート等が挙げられる。電離放射線硬化性樹脂組成物を
塗布し、硬化させたときのフレキシビリティーや表面硬
度等の物性を調整するため、電離放射線硬化性樹脂組成
物に、電離放射線照射では硬化しない樹脂を添加するこ
ともできる。具体的な樹脂の例としては次のものがあ
る。ポリウレタン樹脂、セルロース樹脂、ポリビニルブ
チラール樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリ
塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル等の熱可塑性樹脂であ
る。中でも、ポリウレタン樹脂、セルロース樹脂、ポリ
ビニルブチラール樹脂等の添加がフレキシビリティーの
向上の点で好ましい。電離放射線硬化性樹脂組成物の塗
布後の硬化が紫外線照射により行われるときは、光重合
開始剤や光重合促進剤を添加する。光重合開始剤として
は、ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂系の場合は、
アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、チオキサントン
類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル等を単独又
は混合して用いる。また、カチオン重合性官能基を有す
る樹脂系の場合は、光重合開始剤として、芳香族ジアゾ
ニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム
塩、メタセロン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル
等を単独又は混合物として用いる。光重合開始剤の添加
量は、電離放射線硬化性樹脂組成物100重量部に対
し、0.1〜10重量部である。
【0020】上記の樹脂成分には、着色剤として顔料や
染料、その他の添加剤、溶剤、希釈剤等を添加し、混練
して塗料組成物またはインキ組成物が調製される。着色
層3または模様層4の形成は、上記の塗料組成物または
インキ組成物を使用して、公知の塗装方法ないし印刷方
法により行なう。例えば、ロールコーティング、グラビ
アコーティング、スプレイコーティング等の塗装方法、
グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、またはスク
リーン印刷等の印刷方法である。乾燥はこれらの手法を
実施する際に使用するコーティングの機械または印刷の
機械に付属している乾燥手段を利用して行なえばよい
が、熱硬化性の樹脂成分を使用するときは、上記乾燥手
段による加熱、コーティング後または印刷後に行なう比
較的低い温度での長時間加温もしくは常温での放置によ
り行ない、電離放射線硬化性の樹脂成分を使用するとき
は、紫外線または電子線の照射を行なう。
【0021】本発明の化粧材においては、着色層3を伴
なうか伴なわないで模様層4を有するか、あるいは着色
層3、模様層4のいずれも伴なわずに、基材上2に、プ
ライマー層5が積層され、プライマー層5上に、電離放
射線硬化性樹脂組成物が架橋硬化した艶消し性の表面保
護層6が積層されている。
【0022】先にも説明したように、最上層の表面保護
層6には、その表面のテープ剥離試験に対する耐久性を
向上させるために添加するシリコーンと、表面のすべり
性を改善するために添加するシリコーンオイルとが添加
されていることから、表面保護層7と下層との接着性が
不十分になりやすい点を解消し、また、表面保護層7を
形成する際に電離放射線硬化性樹脂組成物の下層への浸
透を抑制して塗膜をなるべく表面に止め、塗膜の厚みの
低下を防ぎ、使用する電離放射線硬化性樹脂組成物の量
を過大にしないことを目的とするものである。プライマ
ー層5は、電離放射線硬化性樹脂組成物の塗布の際に、
実質上、電離放射線硬化性樹脂組成物に溶解しないこと
が望ましいので、耐油性樹脂、言い換えればアルコール
や水に可溶である、比較的極性の高い樹脂の皮膜とする
ことが望ましく、そのような樹脂としては、具体的には
ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアルコール樹
脂、あるいは各種のアクリル樹脂等が好適である。これ
らの耐油性樹脂には、下層および上層との接着性を向上
させる意味で、濡れ性のよいポリウレタン樹脂を添加し
て使用することが望ましい。上記において、アクリル樹
脂としては、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸
イソブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エ
チルヘキシル等の汎用されているものが使用可能である
が、これら以外のアクリル樹脂でもよい。さらに又、ポ
リウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂を加えるだけでなく、
ポリウレタン樹脂等に電離放射線硬化性のプレポリマー
又はオリゴマー、若しくはモノマーを加えてもよい。例
えば、アクリルポリオール又はポリエステルポリオール
のポリオールとヘキサメチレンジイソシアネート等のイ
ソシアネートからなる熱硬化性成分に対し、不飽和ポリ
エステル等の電離放射線硬化性のプレポリマー又はオリ
ゴマーを加える。電離放射線硬化性のプレポリマー又は
オリゴマー、若しくはモノマーについては、前記した着
色層3および模様層4を形成するための塗料組成物また
はインキ組成物中の樹脂成分として挙げたものと同様で
ある。
【0023】プライマー層5を形成するための塗料組成
物ないしインキ組成物は、上記の樹脂成分に、必要に応
じて、着色剤として顔料や染料、その他の添加剤、溶
剤、希釈剤等を添加し、混練して調製され、プライマー
層5の形成は公知の塗装方法ないし印刷方法により行な
う。例えば、ロールコーティング、グラビアコーティン
グ、スプレイコーティング等の塗装方法、グラビア印
刷、オフセット印刷、凸版印刷、またはスクリーン印刷
等の印刷方法である。プライマー層5にはシリカ等の充
填剤からなる艶消し剤を添加しておき、表面保護層には
充填剤を添加せずに化粧材を構成すると、表面の艶の調
整ができて、しかも表面保護層6により被覆されるの
で、充填剤を添加したことによる欠点が表面保護層6に
生じない化粧材とすることができる。勿論、艶消し剤
は、最上層の表面保護層6に添加してもよい。プライマ
ー層5を形成する際の乾燥はこれらの手法を実施する際
に使用するコーティングの機械または印刷の機械に付属
している乾燥手段を利用して行なえばよいが、熱硬化性
の樹脂成分を使用するときは、上記乾燥手段による加
熱、コーティング後または印刷後に行なう比較的低い温
度での長時間加温もしくは常温での放置により行ない、
電離放射線硬化性の樹脂成分を使用するときは、紫外線
または電子線の照射を行なう。プライマー層5は、厚い
必要は必ずしもないが、過度に薄いと、塗布ムラによる
プライマー効果が低下し、また、コーティング抜けや印
刷抜けも発生し得るので、好ましくは2回以上塗布また
は印刷して、厚み1〜10μm程度とするのがよい。
【0024】表面保護層6は、本発明の化粧材の最表面
に被覆されたものであり、電離放射線硬化性樹脂組成物
が架橋硬化したものである。表面保護層6を形成するた
めの素材は、今までの説明で出てきたものと同様であ
り、さらに、シリコーンオイルに加えて、好ましくはシ
リコーンを含有している。表面保護層6に含有させるシ
リコーンとしては、両末端、片方の末端、もしくは側鎖
にメタクリル基もしくはアクリロイル基を有するシリコ
ーンが好ましく、中でも、両末端にメタクリル基を有す
るシリコーンが耐セロハンテープ性が高く、好ましい。
電離放射線硬化性樹脂組成物に必要に応じて、着色剤と
して顔料や染料、その他の添加剤、溶剤、希釈剤等を添
加し、混練して調製された塗料組成物またはインキ組成
物を使用し、公知の塗装方法ないし印刷方法、例えば、
ロールコーティング、グラビアコーティング、スプレイ
コーティング等の塗装方法、グラビア印刷、オフセット
印刷、凸版印刷、またはスクリーン印刷等の印刷方法に
よって表面保護層6を形成する。表面保護層6には、化
粧材の表面のつや調整するため、充填剤を添加して艶消
し性としてもよく、無機または有機の公知の充填剤を使
用することができる。表面保護層6を形成するための塗
料組成物中における分散安定性や得られる表面保護層6
の表面の性状が優れている点で、粒径1〜5μmのシリ
カが好ましい。表面保護層6の厚みは、表面保護の目的
からすれば、厚い方がよいが、要求される性能、経済
性、基材がシート状である場合に必要なフレキシビリテ
ィー等の観点から、基材がシート状であれば、2〜10
μmが好ましく、基材が板状であれば、5〜100μm
程度が好ましい。
【0025】
【実施例】(実施例1)薄葉紙(三興製紙(株)製、F
LEX30、厚み30μm)にアクリル樹脂/ニトロセ
ルロース樹脂=2/1(重量比)をバインダーとするグ
ラビアインキ(ザ・インクテック(株)製、HAT)を
用い、グラビア印刷により、着色ベタ層と模様層を順に
形成した。続いて、プライマー層形成用組成物((株)
昭和インク工業所製、BUBプライマー2液)を用い、
線数54線(1インチあたり)のグラビアベタ版を2版
使用したグラビア印刷を行なって厚み2μmのプライマ
ー層を形成した。ただし、プライマー層形成用組成物と
しては、主剤がポリビニルブチラール樹脂/アクリルポ
リオール樹脂/シリカ=10/5/1(重量比)で、こ
れらを溶剤で溶解および希釈したものを使用し、硬化剤
はトリレンジイソシアネートであり、主剤/硬化剤=1
00/5の割合で配合した。プライマー層上に、電子線
硬化型塗料(大日精化(株)製、EBM5000)をグ
ラビア印刷により塗布量が5g/m2 になるよう塗布
し、塗布後、印加電圧175KV、照射線量3Mrad
の電子線を照射して、塗料を硬化させ、化粧シートを得
た。ただし、電子線硬化型塗料としては、アクリレート
モノマー/シリカ(粒径4〜5μm)/シリコーンアク
リレート(両末端メタクリル基)/シリコーンオイル=
100/15/3/3のものを使用した。
【0026】(実施例2)電子線硬化型塗料中のシリカ
の重量比を5とした以外は、実施例1と同様に行なっ
た。
【0027】(実施例3)電子線硬化型塗料中のシリコ
ーンアクリレートとシリコーンオイルの重量比をいずれ
も2とした以外は、実施例1と同様に行なった。
【0028】(比較例1)電子線硬化型塗料として、シ
リコーンオイルを添加しないものを使用した以外は、実
施例1と同様に行なった。
【0029】(比較例2)電子線硬化型塗料として、シ
リコーンアクリレートを添加しないものを使用した以外
は、実施例1と同様に行なった。
【0030】(比較例3)シリコーンアクリレートとし
て両末端アクリロイル基のものを使用した以外は実施例
1と同様に行なった。
【0031】(比較例4)プライマー層を形成しない以
外は実施例1と同様に行なった。 (実施例および比較例の化粧シートの評価)上記の実施
例1〜3、および比較例1〜3で得られた木目化粧シー
トを次のようにして評価した結果を「表1」に示す。評
価項目および評価方法は次のとおりである。 動摩擦係数;摩擦係数測定試験機として、米国IMA
SS社製のSlip/Peel Tester SP−
102C−3M90を使用して測定した。大体、60以
下であれば、表面のすべりについては問題ない。数値が
小さい程、すべりは良くなるが、30未満になると、多
少すべり過ぎのきらいがあり、このような表面の動摩擦
係数を持つ化粧板を重ねたときに、すべりによる荷崩れ
が発生することがあるので、より好ましくは30〜60
の範囲になるよう調整するとよい。 表面グロス;米国ガードナー社製の75°グロス計で
測定した。 耐セロハンテープ性;表面にセロハンテープを貼り、
90°の方向への急激な剥離を5回繰り返すし、化粧材
の表面層等の剥離の有無を観察した。表面保護層の剥離
が見られたものを×、見られなかったものを○とする。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】第1の発明によれば、プライマー層とし
て耐油性樹脂からなるものを形成してあるので、電離放
射線硬化性樹脂組成物が架橋硬化した表面保護層が十分
な厚みを有した化粧材を提供できる。第2の発明によれ
ば、第1の発明の効果に加え、プライマー層にさらにポ
リウレタン樹脂が表面保護層と下層との接着性が向上し
た化粧材を提供できる。第3の発明によれば、第1の発
明の効果に加え、プライマー層にポリウレタン樹脂およ
び電離放射線硬化性のプレポリマーもしくはオリゴマ
ー、又はモノマーを使用しているので、表面保護層との
間で互いに架橋することにより接着性がより向上した化
粧材を提供できる。第4の発明によれば、第1〜第3い
ずれかの発明の効果に加え、表面の艶が消えた落ちつい
た感じの化粧材を提供できる。第5の発明によれば、第
1〜第4いずれかの発明の効果に加え、模様層が積層さ
れているために外観の意匠が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧材の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 化粧材 2 基材 3 着色層 4 模様層 5 プライマー層 6 表面保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 129/04 C09D 129/04 Z 129/14 129/14 133/06 133/06 175/04 175/04 Fターム(参考) 4F100 AA20 AJ06 AK01B AK01C AK23 AK25 AK51B AL05C AT00A BA03 BA05 BA10A BA10C CA02 CA13A CA13D CA23H CC02 DG10 EH46 EJ05C EJ08C EJ53 EJ65B EJ91C GB08 HB00 HB00A HB00E HB31 JB07B JB14B JB14C JB15B JK06 JL10A JL10D JL11 JN26H 4J038 CE021 CE071 DG001 FA042 FA092 FA122 FA142 FA152 FA162 FA232 FA252 FA262 FA272 NA01 PA07 PA17 PB05 PC02 PC04 PC06 PC08 PC10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に、プライマー層を介して電
    離放射線硬化性樹脂組成物が架橋硬化した表面保護層が
    積層されており、前記プライマー層が、耐油性樹脂から
    なるものであることを特徴とする化粧材。
  2. 【請求項2】 前記プライマー層が、耐油性樹脂および
    ポリウレタン樹脂からなるものであることを特徴とする
    請求項1記載の化粧材。
  3. 【請求項3】 前記プライマー層が、耐油性樹脂、ポリ
    ウレタン樹脂、ならびに電離放射線硬化性のプレポリマ
    ーもしくはオリゴマー、又はモノマーを加えたものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の化粧材。
  4. 【請求項4】 前記塗膜層または/および表面保護層
    は、充填剤を含んで、艶消し性であることを特徴とする
    請求項1〜3いずれか記載の化粧材。
  5. 【請求項5】 前記基材は、模様層が表面に積層された
    ものであることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載
    の化粧材。
  6. 【請求項6】 前記基材は、一様均一な着色層と模様層
    とがこの順に積層されたものであることを特徴とする請
    求項1〜4いずれか記載の化粧材。
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