JPH0533823A - 減衰力可変アブソーバ - Google Patents
減衰力可変アブソーバInfo
- Publication number
- JPH0533823A JPH0533823A JP19212791A JP19212791A JPH0533823A JP H0533823 A JPH0533823 A JP H0533823A JP 19212791 A JP19212791 A JP 19212791A JP 19212791 A JP19212791 A JP 19212791A JP H0533823 A JPH0533823 A JP H0533823A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary valve
- damping force
- chamber
- orifice
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 連続的に減衰力が変化する減衰力可変アブソ
ーバであって、簡単にオリフィスの加工ができ、また、
減衰力変更の過程で圧力の影響を受けにくい減衰力可変
アブソーバとする。 【構成】 シリンダ2と、シリンダ内を摺動可能でシリ
ンダ内を第1室20と第2室21に区分するピストン7
と、前記第1室側でピストンに固定された円筒状のハウ
ジング5と、該ハウジング内に回転可能に配設された円
筒状のロータリバルブ6と、該ロータリバルブを回転さ
せる回転駆動手段4と、から減衰力可変アブソーバを形
成し、前記ロータリバルブの内部の空間を前記第2室に
連通させ、前記ロータリバルブの外周面に開口部6aを
形成し、前記ハウジングの外周部に複数個円形のオリフ
ィス穴5aを形成し、このオリフィス穴をロータリバル
ブの開口の端面が通過する過程で必ず2個以上のオリフ
ィス穴が開口部の端面と重なりあうように配置した。
ーバであって、簡単にオリフィスの加工ができ、また、
減衰力変更の過程で圧力の影響を受けにくい減衰力可変
アブソーバとする。 【構成】 シリンダ2と、シリンダ内を摺動可能でシリ
ンダ内を第1室20と第2室21に区分するピストン7
と、前記第1室側でピストンに固定された円筒状のハウ
ジング5と、該ハウジング内に回転可能に配設された円
筒状のロータリバルブ6と、該ロータリバルブを回転さ
せる回転駆動手段4と、から減衰力可変アブソーバを形
成し、前記ロータリバルブの内部の空間を前記第2室に
連通させ、前記ロータリバルブの外周面に開口部6aを
形成し、前記ハウジングの外周部に複数個円形のオリフ
ィス穴5aを形成し、このオリフィス穴をロータリバル
ブの開口の端面が通過する過程で必ず2個以上のオリフ
ィス穴が開口部の端面と重なりあうように配置した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、減衰力を用いてショッ
クを吸収するとともに、減衰力を可変とし、必要に応じ
て減衰力を調整可能な減衰力可変アブソーバに関し、2
輪,4輪用のショックアブソーバやストラット等、車載
用に適する。
クを吸収するとともに、減衰力を可変とし、必要に応じ
て減衰力を調整可能な減衰力可変アブソーバに関し、2
輪,4輪用のショックアブソーバやストラット等、車載
用に適する。
【0002】
【従来の技術】従来より、路面の状態や積載量、車両の
挙動に応じて減衰力を適宜調整する減衰力可変アブソー
バがある。この種の減衰力可変アブソーバには、減衰力
を2段階、3段階など段階的に変えるものや無段階に変
えるものがある。減衰力を段階的に変更すると減衰力変
更時にショックが発生する等の問題点があるため、無段
階のアブソーバが好まれる。この無段階のアブソーバは
実開昭59−98143号公報に記載されている。この
技術では、シリンダ内を摺動するピストンロッドの下部
のケース内に漸次変化する長穴を設けたバルブプレード
を配置し、ケースに開けた穴とバルブプレートの長穴の
重合により可変オリフィスを形成する。そして、パルブ
プレートを回転させることにより開口するオリフィス面
積を漸次変化させて、減衰力を連続的に変化させるもの
である。
挙動に応じて減衰力を適宜調整する減衰力可変アブソー
バがある。この種の減衰力可変アブソーバには、減衰力
を2段階、3段階など段階的に変えるものや無段階に変
えるものがある。減衰力を段階的に変更すると減衰力変
更時にショックが発生する等の問題点があるため、無段
階のアブソーバが好まれる。この無段階のアブソーバは
実開昭59−98143号公報に記載されている。この
技術では、シリンダ内を摺動するピストンロッドの下部
のケース内に漸次変化する長穴を設けたバルブプレード
を配置し、ケースに開けた穴とバルブプレートの長穴の
重合により可変オリフィスを形成する。そして、パルブ
プレートを回転させることにより開口するオリフィス面
積を漸次変化させて、減衰力を連続的に変化させるもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、減衰力はその
開口の面積の2乗に比例して変化するので、上記無段階
の減衰力可変アブソーバであっても、開口面積のちょっ
とした変化で、発生する減衰力が大きく変化する。そこ
で、上記技術においては長穴の寸法精度がかなりぎびし
く要求される。しかし、漸次変化する長穴の加工で精度
を出すのは困難である。
開口の面積の2乗に比例して変化するので、上記無段階
の減衰力可変アブソーバであっても、開口面積のちょっ
とした変化で、発生する減衰力が大きく変化する。そこ
で、上記技術においては長穴の寸法精度がかなりぎびし
く要求される。しかし、漸次変化する長穴の加工で精度
を出すのは困難である。
【0004】また、上記技術では、バルブプレートはそ
の全面で圧力を受け、ケースに押しつけられる。切換力
は、その押しつけ力によるプレートとケース間の回転方
向の摩擦に抗して行わなければならず、そのため、切換
がスムーズに行えないおそれがある。
の全面で圧力を受け、ケースに押しつけられる。切換力
は、その押しつけ力によるプレートとケース間の回転方
向の摩擦に抗して行わなければならず、そのため、切換
がスムーズに行えないおそれがある。
【0005】そこで、本発明においては、連続的に減衰
力が変化する減衰力可変アブソーバであって、簡単にオ
リフィスの加工ができ、また、減衰力変更の過程で圧力
の影響を受けにくい減衰力可変アブソーバを提供するこ
とを課題とする。
力が変化する減衰力可変アブソーバであって、簡単にオ
リフィスの加工ができ、また、減衰力変更の過程で圧力
の影響を受けにくい減衰力可変アブソーバを提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明において用いた手段は、シリンダと、シリンダ
内を摺動可能でシリンダ内を第1室と第2室に区分する
ピストンと、前記第1室側でピストンに固定された円筒
状のハウジングと、該ハウジング内に回転可能に配設さ
れた円筒状のロータリバルブと、該ロータリバルブを回
転させる回転駆動手段と、から減衰力可変アブソーバを
形成し、前記ロータリバルブの内部の空間を前記第2室
に連通させ、前記ロータリバルブの外周面に開口部を形
成し、前記ハウジングの外周部に複数個円形のオリフィ
ス穴を形成し、このオリフィス穴をロータリバルブの開
口の端面が通過する過程で必ず2個以上のオリフィス穴
が開口部の端面と重なりあうように配置したことであ
る。
に本発明において用いた手段は、シリンダと、シリンダ
内を摺動可能でシリンダ内を第1室と第2室に区分する
ピストンと、前記第1室側でピストンに固定された円筒
状のハウジングと、該ハウジング内に回転可能に配設さ
れた円筒状のロータリバルブと、該ロータリバルブを回
転させる回転駆動手段と、から減衰力可変アブソーバを
形成し、前記ロータリバルブの内部の空間を前記第2室
に連通させ、前記ロータリバルブの外周面に開口部を形
成し、前記ハウジングの外周部に複数個円形のオリフィ
ス穴を形成し、このオリフィス穴をロータリバルブの開
口の端面が通過する過程で必ず2個以上のオリフィス穴
が開口部の端面と重なりあうように配置したことであ
る。
【0007】
【作用】上記手段による作用を図3,4を参照しながら
説明する。図3,4は円筒状のハウジング5とロータリ
バルブ6を展開して平面状に示してある。図3に示すよ
うに、ロータリバルブ6をハウジング5に対して所定の
位置まで回転させると、ロータリバルブの開口部6aと
重なり合うオリフィス穴5aにおいて、第1室と第2室
が連通される。したがって、減衰力はロータリバルブの
開口部と重なり合うオリフィス穴の数に応じて定まる。
ロータリバルブを更に回転させると、ロータリバルブの
開口部の端面は図示右方向へ移動する。図4において、
(A)ではオリフィス穴5a1の半分が開口部6aの端
面6bにより塞がれており、残りの半分の面積でオリフ
ィスを形成する。端面6bが(B)の位置まで移動する
と、オリフィス穴5a1の開口している面積が増えると
ともに、次のオリフィス穴5a2が開口しはじめる。端
面bが(C)の位置まで移動すると、オリフィス穴5a
1は完全に開口し、オリフィス穴5a2の開口面積が増
える。このように、1つののオリフィス穴が完全に開口
部と重合する前に次のオリフィス穴が開口部と重なり合
い始めるので、減衰力は無段階に調整できる。
説明する。図3,4は円筒状のハウジング5とロータリ
バルブ6を展開して平面状に示してある。図3に示すよ
うに、ロータリバルブ6をハウジング5に対して所定の
位置まで回転させると、ロータリバルブの開口部6aと
重なり合うオリフィス穴5aにおいて、第1室と第2室
が連通される。したがって、減衰力はロータリバルブの
開口部と重なり合うオリフィス穴の数に応じて定まる。
ロータリバルブを更に回転させると、ロータリバルブの
開口部の端面は図示右方向へ移動する。図4において、
(A)ではオリフィス穴5a1の半分が開口部6aの端
面6bにより塞がれており、残りの半分の面積でオリフ
ィスを形成する。端面6bが(B)の位置まで移動する
と、オリフィス穴5a1の開口している面積が増えると
ともに、次のオリフィス穴5a2が開口しはじめる。端
面bが(C)の位置まで移動すると、オリフィス穴5a
1は完全に開口し、オリフィス穴5a2の開口面積が増
える。このように、1つののオリフィス穴が完全に開口
部と重合する前に次のオリフィス穴が開口部と重なり合
い始めるので、減衰力は無段階に調整できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0009】図1,2は本発明を使用した減衰力可変ア
ブソーバの実施例である。図において、アウターシェル
1内には円筒状のシリンダ2が備えられている。ピスト
ン7はシリンダ2内の空間を2分し、第1室20および
第2室21を形成する。この室内には作動油が収納され
る。円筒状部分を有するハウジング5にはピストン7が
ナット8により固定されており、また、このハウジング
5を介してピストンロッド3が固定されている。ハウジ
ング5内部の中空部分には円筒状のロータリバルブ6が
設けられている。また、ピストンロッド3は内部に中空
部分を有し、この中空部分にはロータリバルブ6を回転
駆動する回転駆動部材であるステップモータ4が配設さ
れている。ステップモータ4は中空部分内に挿入された
あとガイド14にて固定される。ガイド14とハウジン
グ5間にOリング13が挿入されており、また、ガイド
14と回転軸15間にOリング18が挿入され、ステッ
プモータ4の挿入された中空部分は液密的に密閉され
る。ステップモータ4は外部の電気回路とハーネス16
を介して接続されており、外部から制御が可能である。
ステップモータ4の回転軸15はロータリバルブ6に固
定されており、ステップモータ4を回転させることでロ
ータリバルブ6を回転させることができる。ロータリバ
ルブ6の内部の空間は第2室21に連通している。ロー
タリバルブ6には内周面と外周面を連通する開口部6a
が設けられている。ハウジング5には内周面と外周面を
連通する複数のオリフィス穴5aが設けられている。ロ
ータリバルブ6の開口部6aとハウジング5のオリフィ
ス穴5aが重なり合うと、第1室と第2室がオリフィス
穴5a,開口部6aおよびロータリバルブ6内部の空間
を介して連通される。オリフィス穴は穴径が小さいの
で、このオリフィス穴を介して作動油が流れるとき減衰
力を発生し、シリンダ2内におけるピストン7の移動が
減衰される。
ブソーバの実施例である。図において、アウターシェル
1内には円筒状のシリンダ2が備えられている。ピスト
ン7はシリンダ2内の空間を2分し、第1室20および
第2室21を形成する。この室内には作動油が収納され
る。円筒状部分を有するハウジング5にはピストン7が
ナット8により固定されており、また、このハウジング
5を介してピストンロッド3が固定されている。ハウジ
ング5内部の中空部分には円筒状のロータリバルブ6が
設けられている。また、ピストンロッド3は内部に中空
部分を有し、この中空部分にはロータリバルブ6を回転
駆動する回転駆動部材であるステップモータ4が配設さ
れている。ステップモータ4は中空部分内に挿入された
あとガイド14にて固定される。ガイド14とハウジン
グ5間にOリング13が挿入されており、また、ガイド
14と回転軸15間にOリング18が挿入され、ステッ
プモータ4の挿入された中空部分は液密的に密閉され
る。ステップモータ4は外部の電気回路とハーネス16
を介して接続されており、外部から制御が可能である。
ステップモータ4の回転軸15はロータリバルブ6に固
定されており、ステップモータ4を回転させることでロ
ータリバルブ6を回転させることができる。ロータリバ
ルブ6の内部の空間は第2室21に連通している。ロー
タリバルブ6には内周面と外周面を連通する開口部6a
が設けられている。ハウジング5には内周面と外周面を
連通する複数のオリフィス穴5aが設けられている。ロ
ータリバルブ6の開口部6aとハウジング5のオリフィ
ス穴5aが重なり合うと、第1室と第2室がオリフィス
穴5a,開口部6aおよびロータリバルブ6内部の空間
を介して連通される。オリフィス穴は穴径が小さいの
で、このオリフィス穴を介して作動油が流れるとき減衰
力を発生し、シリンダ2内におけるピストン7の移動が
減衰される。
【0010】ハウジング5のオリフィス穴5aは図2
(A)に示されるように円周上にジグザグに複数個形成
されている。また各々のオリフィス穴はピストンロッド
の軸方向において少しずつ順次ラップするように配置さ
れている。
(A)に示されるように円周上にジグザグに複数個形成
されている。また各々のオリフィス穴はピストンロッド
の軸方向において少しずつ順次ラップするように配置さ
れている。
【0011】上記構成において、ステップモータ4に通
電し、ロータリバルブ6を回転させると、ロータリバル
ブの開口部6aとハウジング5のオリフィス穴5aの重
なり合う位置と数を変化させることが可能であり、回転
する量により開口するオリフィス穴の面積が変化する。
この面積変化により、重なり合い部を通過する油の流路
抵抗が変化する。よって、第1室と第2室間の流体の流
路抵抗をロータリバルブの回転角により変えることがで
き、減衰力を調整できる。
電し、ロータリバルブ6を回転させると、ロータリバル
ブの開口部6aとハウジング5のオリフィス穴5aの重
なり合う位置と数を変化させることが可能であり、回転
する量により開口するオリフィス穴の面積が変化する。
この面積変化により、重なり合い部を通過する油の流路
抵抗が変化する。よって、第1室と第2室間の流体の流
路抵抗をロータリバルブの回転角により変えることがで
き、減衰力を調整できる。
【0012】ハウジングのオリフィス穴に対してロータ
リバルブの開口端面の推移は、図4に示すようにオリフ
ィス穴5a1からオリフィス穴5a2に移行する時に両
方の穴がラップする過程を経る。オリフィス穴5a1が
完全に開口する以前にオリフィス穴5a2が開口しはじ
める。したがって、ロータリバルブの回転に対して流路
面積の変化が連続的になり、滑らかな無段階の可変特性
が得られる。
リバルブの開口端面の推移は、図4に示すようにオリフ
ィス穴5a1からオリフィス穴5a2に移行する時に両
方の穴がラップする過程を経る。オリフィス穴5a1が
完全に開口する以前にオリフィス穴5a2が開口しはじ
める。したがって、ロータリバルブの回転に対して流路
面積の変化が連続的になり、滑らかな無段階の可変特性
が得られる。
【0013】第3図において、ジグザグに折れ曲がり点
をもつように開けられたオリフィス穴は、全閉(1段
目),2段目,3段目,4段目および全開(5段目)を
形成している。しかし、この段数は何段であっても構わ
ない。図示上下方向の幅に余裕がある時は、折れ曲がり
点は必要ない。図5(A)に示すように直線上に配置し
ておけばよい。上下方向に余裕がないときには図5
(B)に示すように2列に横に並べるようにしてもよ
い。
をもつように開けられたオリフィス穴は、全閉(1段
目),2段目,3段目,4段目および全開(5段目)を
形成している。しかし、この段数は何段であっても構わ
ない。図示上下方向の幅に余裕がある時は、折れ曲がり
点は必要ない。図5(A)に示すように直線上に配置し
ておけばよい。上下方向に余裕がないときには図5
(B)に示すように2列に横に並べるようにしてもよ
い。
【0014】尚、図1において、ピストン7は、その上
下を連通するピストンオリフィス17、第1室側に設け
られた圧縮側リーフ9、第2室側に設けられた伸側リー
フ10、圧縮側リーフ9の変形量を規制する圧縮側スト
ッパ11および伸側リーフ10の変形量を規制する伸側
ストッパ12を備え、上記オリフィス穴5aとは別経路
でも減衰力を発生させる。ここでは、各リーフとストッ
パにより伸び方向と縮み方向で異なる減衰力を発生させ
る。したがって、図1に示した実施例の減衰力可変アブ
ソーバの減衰力は、ピストンオリフィスによって発生す
る減衰力とオリフィス穴によって発生する減衰力の双方
の関係によって定まる。伸び方向,縮み方向で減衰力を
変化させる必要がない場合にはピストンオリフィスを取
り除いてもかまわない。
下を連通するピストンオリフィス17、第1室側に設け
られた圧縮側リーフ9、第2室側に設けられた伸側リー
フ10、圧縮側リーフ9の変形量を規制する圧縮側スト
ッパ11および伸側リーフ10の変形量を規制する伸側
ストッパ12を備え、上記オリフィス穴5aとは別経路
でも減衰力を発生させる。ここでは、各リーフとストッ
パにより伸び方向と縮み方向で異なる減衰力を発生させ
る。したがって、図1に示した実施例の減衰力可変アブ
ソーバの減衰力は、ピストンオリフィスによって発生す
る減衰力とオリフィス穴によって発生する減衰力の双方
の関係によって定まる。伸び方向,縮み方向で減衰力を
変化させる必要がない場合にはピストンオリフィスを取
り除いてもかまわない。
【0015】本実施例においては、複数のオリフィス穴
は同一径であったが、オリフィス径をロータリバルブの
開度の増加につれて変更することで、開度と流路面積の
関係を任意に設定できる。このため切換過程での減衰力
特性を任意に設定できるというメリットもある。
は同一径であったが、オリフィス径をロータリバルブの
開度の増加につれて変更することで、開度と流路面積の
関係を任意に設定できる。このため切換過程での減衰力
特性を任意に設定できるというメリットもある。
【0016】本実施例において、ハウジングとロータリ
バルブ間に加わる圧力は法線方向に均一に加わるため、
ロータリバルブが回転する際の摩擦は少ない。したがっ
て、ロータリバルブはスムーズに回転する。
バルブ間に加わる圧力は法線方向に均一に加わるため、
ロータリバルブが回転する際の摩擦は少ない。したがっ
て、ロータリバルブはスムーズに回転する。
【0017】
【発明の効果】本発明による減衰力可変アブソーバは、
発生する減衰力を連続的に変更することができる。ま
た、切換過程での減衰力の立ち上がりを滑らかにでき
る。したがって、減衰力切換時に発生するショックを抑
えることができる。
発生する減衰力を連続的に変更することができる。ま
た、切換過程での減衰力の立ち上がりを滑らかにでき
る。したがって、減衰力切換時に発生するショックを抑
えることができる。
【0018】更に、オリフィス穴が円形であるので、加
工し易く、また、寸法精度を出しやすく、製造コストを
安く抑えることができる。
工し易く、また、寸法精度を出しやすく、製造コストを
安く抑えることができる。
【0019】また、回転型のロータリバルブ構造である
ため、圧力が均等にロータリバルブに加わってハウジン
グとの間の摩擦の影響を受けにくいので、切換がスムー
ズに行われる。
ため、圧力が均等にロータリバルブに加わってハウジン
グとの間の摩擦の影響を受けにくいので、切換がスムー
ズに行われる。
【図1】本発明を使用した減衰力可変アブソーバの断面
図
図
【図2】図1の減衰力可変アブソーバのハウジングおよ
びロータリバルブの斜視図
びロータリバルブの斜視図
【図3】本発明の減衰力可変バルブの作動説明図
【図4】本発明の減衰力可変バルブの作動説明図
【図5】本発明の減衰力可変バルブのオリフィス穴の他
の実施例
の実施例
1 アウターシェル 2 シリンダ 3 ピストンロッド 4 ステップモータ 5 ハウジング 5a オリフィス穴 6 ロータリバルブ 6a 開口部 7 ピストン 8 ナット 9 圧縮側リーフ 10 伸側リーフ 11 圧縮側ストッパ 12 伸側ストッパ 13 Oリング 14 ガイド 15 回転軸 16 ハーネス 17 ピストンオリフィス 20 第1室 21 第2室
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 シリンダと、 シリンダ内を摺動可能でシリンダ内を第1室と第2室に
区分するピストンと、 前記第1室側でピストンに固定された円筒状のハウジン
グと、 該ハウジング内に回転可能に配設された円筒状のロータ
リバルブと、 該ロータリバルブを回転させる回転駆動手段と、 を備え、前記ロータリバルブは内部の空間が前記第2室
に連通しており、 前記ロータリバルブは外周面に開口部を備え、 前記ハウジングは外周部に配設された複数個の円形のオ
リフィス穴を有し、該オリフィス穴は、前記ロータリバ
ルブの開口の端面が通過する過程で必ず2個以上のオリ
フィス穴が開口部の端面と重なりあうように配置されて
いることを特徴とする減衰力可変アブソーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19212791A JPH0533823A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 減衰力可変アブソーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19212791A JPH0533823A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 減衰力可変アブソーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0533823A true JPH0533823A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16286127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19212791A Pending JPH0533823A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 減衰力可変アブソーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0533823A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6951267B2 (en) * | 2003-05-22 | 2005-10-04 | Hyundai Motor Company | Damping force-variable shock absorber |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP19212791A patent/JPH0533823A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6951267B2 (en) * | 2003-05-22 | 2005-10-04 | Hyundai Motor Company | Damping force-variable shock absorber |
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