JPH05337628A - 吸引鋳造装置 - Google Patents

吸引鋳造装置

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JPH05337628A
JPH05337628A JP4179198A JP17919892A JPH05337628A JP H05337628 A JPH05337628 A JP H05337628A JP 4179198 A JP4179198 A JP 4179198A JP 17919892 A JP17919892 A JP 17919892A JP H05337628 A JPH05337628 A JP H05337628A
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flange
stalk
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Masahiro Taguchi
正浩 田口
Yoshiro Hayashi
芳郎 林
Ryuichi Masuda
隆一 升田
Yoshio Ekino
芳夫 浴野
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D18/00Pressure casting; Vacuum casting
    • B22D18/06Vacuum casting, i.e. making use of vacuum to fill the mould

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チャンバー140とストーク110間のシー
ル性を向上させる。 【構成】 本発明に係る吸引鋳造装置は、チャンバー1
40の貫通孔144kに収納された湯溜り部材146
と、この湯溜り部材146の下部フランジ146bに接
続されるストーク110と、このストーク110を支え
る主フランジ112を備えている。さらに主フランジ1
12の周囲にはチャンバー140の下面にシール材を介
して当接する補助フランジ122が設けられている。そ
して、主フランジ112と補助フランジ122との間に
形成された隙間が気密性のフランジ波板124によって
塞がれている。湯溜り部材146が熱膨張してストーク
110とこのストーク110を支える主フランジ112
を押し下げることにより、チャンバー140と主フラン
ジ112との間に隙間150が生じても、この隙間15
0は主フランジ112、フランジ波板124、補助フラ
ンジ122によって遮蔽されるために外気が侵入するこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳型を収納したチャン
バー内を減圧することにより、前記鋳型内に形成された
キャビティを負圧状態にして、前記チャンバーの外部に
位置する貯湯槽から前記キャビティ内に溶湯を吸引する
吸引鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これに関する従来技術が、特開昭63−
60063号公報に記載されており、本出願の願書に添
付した図3にその概要が示されている。この吸引鋳造装
置は、上型3aと下型3bとから構成される鋳型3を備
えており、この鋳型3がチャンバー台4の上に載置され
ている。前記鋳型3には下部に湯口3yが形成されてお
り、この湯口3yがチャンバー台4に設けられた通湯孔
4kに接続されている。さらに前記鋳型3はその周囲が
チャンバー9によって密閉状態に覆われており、このチ
ャンバー9の内部が減圧ポンプ9pによって減圧できる
ようになっている。前記チャンバー台4の通湯孔4kに
は、下方から筒状のストーク10がそのフランジ部10
tによって接続される。なお、前記フランジ部10tと
チャンバー台4の下面との間にはシール材26が配設さ
れており、通湯孔4kとストーク10との間の気密性が
確保されている。また、前記ストーク10の先端部は、
貯湯槽20内に蓄えられた溶湯2に侵漬されている。こ
の状態で、前記チャンバー9の内部が減圧ポンプ9pに
よって減圧されることにより、鋳型3のキャビティ31
内が負圧になって貯湯槽20内の溶湯2がストーク1
0、通湯孔4kを介してキャビティ31内に吸引され
て、鋳造が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この吸引鋳造装置によ
ると、前記鋳型3のキャビティ31内に溶湯2が吸入さ
れている状態では、通湯孔4kおよびストーク10の内
部は溶湯2で満たされている。この溶湯2の熱によって
通湯孔4kの壁部(チャンバー台4の一部)は半径方向
および縦方向に膨張する。ここで通湯孔4kの壁部が縦
方向に膨張すると、この通湯孔4kの壁部上端が鋳型3
を上方に押圧し、また壁部下端がストーク10を下方に
押圧する。しかしながら前記通湯孔4kの壁部上端は大
重量の鋳型3の押圧力を受けているために、熱膨張によ
る壁部の変形は下部で大きくなる。即ち、通湯孔4kの
壁部下端が下方に突出するように変形する。これによっ
て、チャンバー台4の下面にシール材26を介して当接
している前記ストーク10のフランジ部10tは、前記
通湯孔4kの壁部下端の変形量だけ下方に変位する。一
方、チャンバー台4は前記通湯孔4kから離れるに従っ
て熱膨張量が小さくなるために、その下面の変形量も通
湯孔4kから離れるに従って小さくなる。このために前
記ストーク10のフランジ部10tとチャンバー台4の
下面との間には隙間が生じて、チャンバー台4とストー
ク10との間のシール性が低下する。この結果、溶湯2
の内部に気体が混入したり、またチャンバー9内の減圧
度が低下することにより製品不良が発生する。
【0004】本発明の技術的な課題は、チャンバー下板
に形成された通湯孔にストークを接続させるストーク接
続用フランジとは別に、このフランジの周囲でチャンバ
ー下面に当接する補助フランジを設け、さらに両フラン
ジ間を気密性のある可撓性板材で塞ぐことにより、前記
ストーク接続用フランジが通湯孔の壁部の熱膨張によっ
て下方に押し下げられても、前記補助フランジがチャン
バー下面から離れないようにして、この補助フランジと
可撓性板材によってチャンバー下面とストーク接続用フ
ランジとの当接面をシールしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
各部構造を有する吸引鋳造装置によって解決される。即
ち、本発明に係る吸引鋳造装置は、鋳型を収納したチャ
ンバー内を減圧することにより前記鋳型に形成されたキ
ャビティの内部を負圧にし、前記チャンバーの外部に位
置する貯湯槽から前記キャビティ内に溶湯を吸引する吸
引鋳造装置において、前記チャンバーの外側からこのチ
ャンバー内に収納された前記鋳型の湯口にまで溶湯を導
く通湯孔と、筒状に成形されてその内側が溶湯通路とし
て使用され、前記通湯孔と前記貯湯槽とを連通させるス
トークと、前記通湯孔を形成する部材の一端に、前記ス
トークの一端を接続させるストーク接続部材と、前記ス
トーク接続部材の周囲を囲むように配設され、前記チャ
ンバーの表面にシール材を介して当接する補助フランジ
と、前記ストーク接続部材と前記補助フランジとの間に
形成された隙間を閉塞する気密性の可撓性板材とを有し
ている。
【0006】
【作用】例えば、チャンバーの下板縦方向に形成された
貫通孔が通湯孔として使用される場合、鋳型のキャビテ
ィに溶湯が吸引されて通湯孔およびストークに溶湯が満
たされると、通湯孔の壁部が縦方向に熱膨張して、この
チャンバーの下面に接続されている前記ストークと、こ
のストークを支えるストーク接続部材が下方に変位す
る。しかしながら本発明によると、補助フランジは前記
ストーク接続部材とは別体に、このストーク接続部材の
周囲を囲むように配設されている。このために前記スト
ークおよびストーク接続部材が下方に変位しても、補助
フランジはチャンバーの下面にシール材を介して当接し
たままの状態で保持される。さらにストーク接続部材と
補助フランジとの隙間は気密性の可撓性板材によって塞
がれている。したがってチャンバーの下面とストークと
の当接部分は、ストーク接続部材、可撓性板材および補
助フランジによって外気から遮蔽されている。この結
果、チャンバーの下面と前記ストークとの間のシール性
が確保される。また、前記通湯孔がチャンバーとは別の
部材(通湯孔形成部材)によって形成されて、この通湯
孔形成部材がチャンバーの貫通孔に収納されている場合
には、その通湯孔形成部材が縦方向に熱膨張して、この
部材の端部に接続されている前記ストークと、このスト
ークを支えるストーク接続部材が下方に変位する。この
場合も上記と同様に、補助フランジはチャンバーの貫通
孔の外側において、このチャンバーの下面にシール材を
介して当接した状態に保持される。さらにストーク接続
部材と補助フランジとの隙間は気密性の可撓性板材によ
って塞がれている。このために通湯孔形成部材とストー
クとの接続部分は、ストーク接続部材、可撓性板材およ
び補助フランジによって外気から遮蔽される。この結
果、通湯孔形成部材とストークとの間のシール性が確保
される。
【0007】
【実施例】以下、図1および図2を参照して本発明の一
実施例に係る吸引鋳造装置の説明を行う。図1は本実施
例に係る吸引鋳造装置100の全体縦断面、図2は図1
の要部詳細図を表している。この吸引鋳造装置100を
支持するベース102には、所定の位置に平面円形の凹
部104が形成されており、この凹部104の中心に貫
通孔104kが形成されている。さらに前記凹部104
の底面104bには、リング状の第1リング材106を
位置決めするための複数の第1ピン106pがその底面
104bに垂直に固定されている。一方、第1リング材
106には前記第1ピン106pが挿通される貫通孔1
06kが前記ピン106pの数だけ形成されている。こ
れによって、前記第1リング材106は第1ピン106
pに倣って上下方向に変位できるようになっている。さ
らに第1リング材106と前記凹部104の底面104
bとの間には、第1ピン106pと同軸に、第1スプリ
ング106sが第1リング材106を上方に押し上げる
方向に付勢されて設置されている。
【0008】また前記凹部104の底面104bには、
第1リング材106の周囲に位置するリング状の第2リ
ング材108を位置決めするための複数のピン108p
がその底面104bに垂直に固定されている。一方、第
2リング材108には前記第2ピン108pが挿通され
る貫通孔108kが前記ピン108pの数だけ形成され
ている。これによって、前記第2リング材108は第2
ピン108pに倣って上下方向に変位できるようになっ
ている。さらに第2リング材108と底面104bとの
間には、第2ピン108pと同軸に、第2スプリング1
08sが第2リング材108を上方に押し上げる方向に
付勢されて設置されている。
【0009】前記第1リング材106の上面106jに
は、ストーク110の上部を支持する主フランジ112
が載置されている。ここでストーク110は貯湯槽12
0の内部に蓄えられている溶湯2を後記する鋳型130
に導くための筒状部材であり、ベース102の凹部10
4に形成された貫通孔104kに挿通されて、その先端
が溶湯2の内部に侵漬されている。またストーク110
の上部には円周方向に突条110tが形成されており、
この突条110tが前記主フランジ112の内周面に形
成された溝112mと係合できるようになっている。そ
して、ストーク110の突条110tと主フランジ11
2の溝112mとが係合することにより、ストーク11
0の上端面の高さと主フランジ112の上面の高さとは
ほぼ等しく保持される。なお、ストーク110の外周面
と主フランジ112の内周面との間には、前記ストーク
110の半径方向の熱膨張を考慮して隙間が形成されて
いる。前記主フランジ112の周囲にはリング状の補助
フランジ122が位置しており、この補助フランジ12
2が前記第2リング材108の上面108jに載置され
ている。さらに前記主フランジ112と前記補助フラン
ジ122との間はリング状の気密性を有するフランジ波
板124によって塞がれている。
【0010】吸引鋳造装置100を支持するベース10
2の上には、このベース102の凹部104を塞ぐよう
にチャンバー底板142が載置されている。このチャン
バー底板142には、中央に前記主フランジ112の外
径よりも小さな径の貫通孔142kが形成されており、
この貫通孔142kの中心線が前記ストーク110の中
心線と一致するように、前記チャンバー底板142はベ
ース102上に配置される。ここで前記主フランジ11
2の上面と前記ストーク110の上端面の上には、リン
グ状の第1シール材126が配設されており、この第1
シール材126が主フランジ112の上面とチャンバー
底板142の下面との間に挟まれることにより両者11
2,142の間がシールされる。また、補助フランジ1
22の上面とチャンバー底板142の下面との間にはリ
ング状の第2シール材128が挟まれることにより両者
122,142の間がシールされる。
【0011】前記チャンバー底板142の上には、鋳型
130を収納するチャンバー140の下部を構成する下
部チャンバー144が載置されている。この下部チャン
バー144には、中央に前記チャンバー底板142に形
成された貫通孔142kよりも大きな径の貫通孔144
kが形成されており、両貫通孔142k,144kの中
心線が一致するように、前記下部チャンバー144はチ
ャンバー底板142上に配置される。さらに前記下部チ
ャンバー144およびチャンバー底板142の貫通孔1
42k,144kには、漏斗状の湯溜り部材146が前
記貫通孔142k,144kと中心線を一致させた状態
で設置されている。この湯溜り部材146は、前記スト
ーク110によって導かれた溶湯2を鋳型130の湯口
130yまで導くための部材であり、その湯溜り部材1
46の下部フランジ146bが前記ストーク110の上
端面に第1シール材126を介して接続されている。こ
れによってストーク110と湯溜り部材146との当接
面がシールされる。また前記湯溜り部材146の上部フ
ランジ146aは、前記下部チャンバー144の貫通孔
144kの上部内壁面に形成されたリング状の段部14
4dによって下方から支持されている。さらに前記湯溜
り部材146の上部フランジ146aの外周と下部チャ
ンバー144の貫通孔144kの壁面との間には、湯溜
り部材146の半径方向の熱膨張を考慮して隙間が形成
されている。さらに前記湯溜り部材146の周囲には保
温のためのヒータ148が設置されている。
【0012】前記下部チャンバー144の上面中央に
は、鋳型130が載置される。この鋳型130は、上型
130a、横型130bおよび下型130cから構成さ
れており、前記鋳型130が型締めされた状態で内部に
はキャビティ131が形成される。また、前記下型13
0cの中央には貫通孔状の湯口130yが形成されてい
る。そしてこの湯口103yに前記湯溜り部材146の
上部フランジ146aが接続されるように、鋳型130
は下部チャンバー144の上に配置される。これによっ
て前記鋳型130のキャビティ131は、湯溜り部材1
46、ストーク110を介して貯湯槽120と連通す
る。即ち、前記湯溜り部材146の内側がチャンバー1
40の外部から鋳型130の湯口130yまで溶湯2を
導く通湯孔として機能する。さらに主フランジ112が
ストーク接続部材、またフランジ波板124が気密性を
有する可撓性板材として機能する。前記下部チャンバー
144上に鋳型130が載置された状態で、この下部チ
ャンバー144には、チャンバー140の上部を構成す
る上部チャンバー149が被せられる。この状態でチャ
ンバー140は密閉された状態に保持され、さらにその
内部は、配管149aを介して減圧ポンプ149pに接
続される。これによって前記減圧ポンプ149pが作動
されるとチャンバー140の内部は減圧される。
【0013】次に、本実施例に係る吸引鋳造装置の作用
を説明する。先ず、ストーク110の上部に主フランジ
112がセットされる。この時、前記主フランジ112
にはフランジ波板124を介して補助フランジ122が
連結されている。主フランジ112が装着された前記ス
トーク110は、ベース102の凹部104の貫通孔1
04kに通されて、その先端が溶湯2の内部に侵漬され
る。そして主フランジ112が第1リング材106の上
面106jに載置され、さらに補助フランジ122が第
2リング材108の上面108jに載置される。なお、
この段階では前記主フランジ112の上面、ストーク1
10の上端面および補助フランジ122の上面は、第1
スプリング106sおよび第2スプリング108sのバ
ネ力によって、前記ベース102の表面よりも高い位置
に保持されている。
【0014】次に、主フランジ112の上面およびスト
ーク110の上端面にリング状の第1シール材126が
セットされ、補助フランジ122の上面に同じくリング
状の第2シール材128がセットされる。この状態でチ
ャンバー底板142、チャンバー140および湯溜り部
材146、またチャンバー140に収納された鋳型13
0が、一体でベース102上の所定位置に設置される。
これで鋳造準備が完了する。
【0015】鋳造準備が完了すると、減圧ポンプ149
pによってチャンバー140内の減圧が行われる。チャ
ンバー140内が減圧されることによって、上型130
a,横型130bおよび下型130cの隙間(図示され
ていない)を介してキャビティ131内が減圧されて、
貯湯槽120内の溶湯2がストーク110、湯溜り部材
146および湯口130yを介してキャビティ131内
に吸引される。溶湯2がキャビティ131に吸引されて
いる状態では、ストーク110、湯溜り部材146の内
部は溶湯2で満たされており、この溶湯2の熱によって
ストーク110、湯溜り部材146が膨張する。さらに
湯溜り部材146の周囲には保温のためのヒータ148
が設置されているために、このヒータ148の熱を受け
て湯溜り部材146の膨張量は増大する。
【0016】ここで、前述のように、湯溜り部材146
の上部フランジ146aの外周と下部チャンバー144
の貫通孔144kの壁面との間には隙間があるために、
この湯溜り部材146の半径方向の膨張はこの隙間に吸
収されて特に問題にはならない。しかしながら前記湯溜
り部材146が縦方向に膨張すると、この湯溜り部材1
46の上部フランジ146aが鋳型130の下型130
cを上方に押圧し、さらに下部フランジ146bがスト
ーク110を下方に押圧する。しかしながら湯溜り部材
146は鋳型130によって上方から押さえられている
ために、熱膨張をすると下方向に大きく変形する。この
ため、この湯溜り部材146の下部フランジ146bが
下方に変位する。前記下部フランジ146bが下方に変
位することによって、図2に示されるように、ストーク
110およびこのストーク110に係合されている主フ
ランジ112がスプリング106sのバネ力に抗して下
方に押し下げられる。これによって主フランジ112の
上面とチャンバー底板142の下面との間には隙間15
0が形成される。
【0017】しかしながら補助フランジ122は主フラ
ンジ112とは別体であるために、ストーク110およ
び主フランジ112が下方に変位しても、第2シール材
128を介してチャンバー底板142の下面に押し付け
られたままに保持される。さらに主フランジ112と補
助フランジ122との隙間は気密性を有するフランジ波
板124で塞がれている。このため主フランジ112の
上面とチャンバー底板142の下面との間に生じた隙間
150は、主フランジ112、フランジ波板124およ
び補助フランジ122によって外気から遮蔽される。こ
の結果、外気が前記隙間150からチャンバー140の
内部に侵入することがない。この状態で所定の冷却時間
が経過して鋳型130内の溶湯2が凝固すると、チャン
バー140の内部の減圧状態が解除されて、湯溜り部材
146およびストーク110の内部に蓄えられている溶
湯2が自重で貯湯槽120に戻る。そしてこの後に鋳型
130の型開きが行われる。
【0018】
【発明の効果】本発明によると、チャンバーの外側から
内側に溶湯を導くための通湯孔とストークとの接続面の
シール性が向上するために、溶湯内に気泡が混入するこ
とがなくなり、またチャンバーの内部にも外気が侵入し
難くなるために、製品欠陥が減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る吸引鋳造装置の縦断面
図である。
【図2】図1の要部詳細図である。
【図3】従来の吸引鋳造装置の縦断面図である。
【符号の説明】
130 鋳型 140 チャンバー 120 貯湯槽 146 湯溜り部材(通湯孔を形成する部材) 110 ストーク 112 主フランジ(ストーク接続部材) 122 補助フランジ 124 フランジ波板(可撓性板材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浴野 芳夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳型を収納したチャンバー内を減圧する
    ことにより前記鋳型に形成されたキャビティの内部を負
    圧にし、前記チャンバーの外部に位置する貯湯槽から前
    記キャビティ内に溶湯を吸引する吸引鋳造装置におい
    て、 前記チャンバーの外側からこのチャンバー内に収納され
    た前記鋳型の湯口にまで溶湯を導く通湯孔と、 筒状に成形されてその内側が溶湯通路として使用され、
    前記通湯孔と前記貯湯槽とを連通させるストークと、 前記通湯孔を形成する部材の一端に、前記ストークの一
    端を接続させるストーク接続部材と、 前記ストーク接続部材の周囲を囲むように配設され、前
    記チャンバーの表面にシール材を介して当接する補助フ
    ランジと、 前記ストーク接続部材と前記補助フランジとの間に形成
    された隙間を閉塞する気密性の可撓性板材と、を有する
    ことを特徴とする吸引鋳造装置。
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Cited By (1)

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