JPH05336898A - 湯煎調理用紙 - Google Patents
湯煎調理用紙Info
- Publication number
- JPH05336898A JPH05336898A JP4150437A JP15043792A JPH05336898A JP H05336898 A JPH05336898 A JP H05336898A JP 4150437 A JP4150437 A JP 4150437A JP 15043792 A JP15043792 A JP 15043792A JP H05336898 A JPH05336898 A JP H05336898A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- ethylene
- cooking
- vinyl alcohol
- alcohol copolymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Commercial Cooking Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 少量の料理の再加熱を、煮詰まり過ぎたり固
くなり過ぎたり味が薄まったりすることなく簡便に行
う。 【構成】 メートル坪量20〜120g/m2の紙1の片面に、
エチレン−ビニルアルコール共重合体層2を有する湯煎
調理用紙。
くなり過ぎたり味が薄まったりすることなく簡便に行
う。 【構成】 メートル坪量20〜120g/m2の紙1の片面に、
エチレン−ビニルアルコール共重合体層2を有する湯煎
調理用紙。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湯煎紙に関し、更に詳
細には料理又は調理材料を包んで湯中で加熱することに
より、簡便に湯煎に付することができる湯煎調理用紙に
関する。
細には料理又は調理材料を包んで湯中で加熱することに
より、簡便に湯煎に付することができる湯煎調理用紙に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
二重鍋の外鍋に水を入れ、内鍋に材料を入れて加熱す
る、いわゆる湯煎という調理方法が知られている。この
方法は、焦げ付いては困るもの、粘性が強く対流不可能
なもの、ペースト状のものなどを80℃前後まで暖めると
きに行われる手法で、主としてソース、クリーム類の加
熱又は保温に用いられる。
二重鍋の外鍋に水を入れ、内鍋に材料を入れて加熱す
る、いわゆる湯煎という調理方法が知られている。この
方法は、焦げ付いては困るもの、粘性が強く対流不可能
なもの、ペースト状のものなどを80℃前後まで暖めると
きに行われる手法で、主としてソース、クリーム類の加
熱又は保温に用いられる。
【0003】この方法によれば、煮詰まったり、具がく
ずれたり、肉が固くなり過ぎることなく調理が可能であ
るが、二重鍋を用いねばならないという問題のほか、少
量の料理を手軽に加熱したい場合や、固形状の料理の味
を薄めることなく元の味付けのまま再加熱したい場合に
適しないという問題を有する。
ずれたり、肉が固くなり過ぎることなく調理が可能であ
るが、二重鍋を用いねばならないという問題のほか、少
量の料理を手軽に加熱したい場合や、固形状の料理の味
を薄めることなく元の味付けのまま再加熱したい場合に
適しないという問題を有する。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を重ねた結果、片面にエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体層を形成した紙を湯煎料理に用
いることにより上記課題が解決されることを見出し、本
発明を完成するに至った。
発明者らは鋭意研究を重ねた結果、片面にエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体層を形成した紙を湯煎料理に用
いることにより上記課題が解決されることを見出し、本
発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、メートル坪量20〜120g
/m2の紙1の片面に、エチレン−ビニルアルコール共重
合体層2を有する湯煎調理用紙、及び更にエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体層2上に接着剤層3を有する湯
煎調理用紙に係るものである。
/m2の紙1の片面に、エチレン−ビニルアルコール共重
合体層2を有する湯煎調理用紙、及び更にエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体層2上に接着剤層3を有する湯
煎調理用紙に係るものである。
【0006】
【実施例】以下、実施例を挙げて図面と共に本発明を更
に詳細に説明する。図1において、紙1はメートル坪量
20〜120g/m2のものであるが、強度及び熱効率の点か
ら、特にメートル坪量30〜50g/m2のものが好ましい。
に詳細に説明する。図1において、紙1はメートル坪量
20〜120g/m2のものであるが、強度及び熱効率の点か
ら、特にメートル坪量30〜50g/m2のものが好ましい。
【0007】紙1上へのエチレン−ビニルアルコール共
重合体層2の積層方法としては特に限定されないが、例
えばワイヤバー、エアナイフ、ロールコート等による方
法が挙げられる。エチレン−ビニルアルコール共重合体
のコート量は、3〜15g/m2、特に4〜8g/m2の範囲が好
ましい。
重合体層2の積層方法としては特に限定されないが、例
えばワイヤバー、エアナイフ、ロールコート等による方
法が挙げられる。エチレン−ビニルアルコール共重合体
のコート量は、3〜15g/m2、特に4〜8g/m2の範囲が好
ましい。
【0008】エチレン−ビニルアルコール共重合体とし
ては特に限定されないが、例えばエバールEP-F101、同E
P-H101、同EP-E105、同EP-G110(以上、クラレ社製)等
の市販品が好適に使用できる。
ては特に限定されないが、例えばエバールEP-F101、同E
P-H101、同EP-E105、同EP-G110(以上、クラレ社製)等
の市販品が好適に使用できる。
【0009】かくして得られる本発明の湯煎調理用紙
は、適当な大きさに裁断して使用に付されるが、業務
用、家庭用を問わず調理場での使用に好適に適用でき
る。すなわち、調理済みの料理を手軽に、固くなったり
煮詰まったり味が薄まったりすることなく、再加熱する
ことができ、特に少量の料理の再加熱に好適である。特
に、本発明の湯煎調理用紙は、防水性であるが水蒸気透
過性であるので、料理を蒸す効果もあり、柔らかく加熱
できる。またこのような料理の再加熱のみならず、少量
の調理材料を加熱調理するにも好適である。
は、適当な大きさに裁断して使用に付されるが、業務
用、家庭用を問わず調理場での使用に好適に適用でき
る。すなわち、調理済みの料理を手軽に、固くなったり
煮詰まったり味が薄まったりすることなく、再加熱する
ことができ、特に少量の料理の再加熱に好適である。特
に、本発明の湯煎調理用紙は、防水性であるが水蒸気透
過性であるので、料理を蒸す効果もあり、柔らかく加熱
できる。またこのような料理の再加熱のみならず、少量
の調理材料を加熱調理するにも好適である。
【0010】かかる使用に際しては、図2に示すよう
に、調理済みの料理又は調理材料を、適当な大きさの本
発明湯煎調理用紙にエチレン−ビニルアルコール共重合
体層2を内側にして包み、内部に水が侵入しないように
口をこよって紐で縛るなどした後、湯中に入れることに
より、上記のように手軽に湯煎に付することができる。
に、調理済みの料理又は調理材料を、適当な大きさの本
発明湯煎調理用紙にエチレン−ビニルアルコール共重合
体層2を内側にして包み、内部に水が侵入しないように
口をこよって紐で縛るなどした後、湯中に入れることに
より、上記のように手軽に湯煎に付することができる。
【0011】また、本発明の湯煎調理用紙は、例えば図
3に示すように、ヒートシール等により予め袋状等の形
状に成型することもでき、更に簡易な使用が可能とな
る。この場合、図1に示す構成の本発明湯煎調理用紙を
使用してヒートシールに付することも可能であるが、紙
が厚い場合等、接着強度を増加させたい場合には、更に
接着剤層3をエチレン−ビニルアルコール共重合体層2
上又は該共重合体層2と紙1との間に形成したものを用
いるのが好ましい(図4,5)。
3に示すように、ヒートシール等により予め袋状等の形
状に成型することもでき、更に簡易な使用が可能とな
る。この場合、図1に示す構成の本発明湯煎調理用紙を
使用してヒートシールに付することも可能であるが、紙
が厚い場合等、接着強度を増加させたい場合には、更に
接着剤層3をエチレン−ビニルアルコール共重合体層2
上又は該共重合体層2と紙1との間に形成したものを用
いるのが好ましい(図4,5)。
【0012】この場合の接着剤としては、毒性がなく、
塗布乾燥後、水蒸気を透過しかつヒートシール等により
接着が可能なものであれば特に限定されないが、例えば
ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールとグリセ
リンの混合物等が好ましいものとして挙げられる。ポリ
ビニルアルコールの市販品の例としては、PVA117、PVA1
05(以上、クラレ社製)等が挙げられる。接着剤層3も
エチレン−ビニルアルコール共重合体層2と同様の方法
により形成することができ、そのコート量は、接着力、
コスト等の点より3〜15g/m2、特に4〜8g/m2の範囲が
好ましい。
塗布乾燥後、水蒸気を透過しかつヒートシール等により
接着が可能なものであれば特に限定されないが、例えば
ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールとグリセ
リンの混合物等が好ましいものとして挙げられる。ポリ
ビニルアルコールの市販品の例としては、PVA117、PVA1
05(以上、クラレ社製)等が挙げられる。接着剤層3も
エチレン−ビニルアルコール共重合体層2と同様の方法
により形成することができ、そのコート量は、接着力、
コスト等の点より3〜15g/m2、特に4〜8g/m2の範囲が
好ましい。
【0013】また、このような接着剤層3を形成した本
発明湯煎調理用紙も、前記接着剤層3を形成していない
本発明湯煎調理用紙(図1)と同様に、袋状にすること
なくシート状のまま使用することも可能である。
発明湯煎調理用紙も、前記接着剤層3を形成していない
本発明湯煎調理用紙(図1)と同様に、袋状にすること
なくシート状のまま使用することも可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明の湯煎調理用紙は、業務用、家庭
用を問わず調理場での使用に好適に適用でき、調理済み
の料理や調理材料を、固くなったり煮詰まったり味が薄
まったりすることなく、簡便に再加熱又は調理すること
ができる。また、本発明の湯煎調理用紙は、防水性であ
るが水蒸気透過性であるので、料理を蒸す効果もあり、
柔らかく加熱できる。
用を問わず調理場での使用に好適に適用でき、調理済み
の料理や調理材料を、固くなったり煮詰まったり味が薄
まったりすることなく、簡便に再加熱又は調理すること
ができる。また、本発明の湯煎調理用紙は、防水性であ
るが水蒸気透過性であるので、料理を蒸す効果もあり、
柔らかく加熱できる。
【0015】本発明の湯煎調理用紙を使用すれば、特に
料理や調理材料が少量である場合に、二重鍋を使用する
ことなく簡易かつ好適な再加熱、調理が可能となる。
料理や調理材料が少量である場合に、二重鍋を使用する
ことなく簡易かつ好適な再加熱、調理が可能となる。
【図1】本発明の湯煎調理用紙の拡大縦断面図である。
【図2】本発明の湯煎調理用紙の使用形態を示す図であ
る。
る。
【図3】袋状に成型した本発明湯煎調理用紙を示す図で
ある。
ある。
【図4】接着剤層をエチレン−ビニルアルコール共重合
体層上に形成した場合の本発明の湯煎調理用紙の拡大縦
断面図である。
体層上に形成した場合の本発明の湯煎調理用紙の拡大縦
断面図である。
【図5】接着剤層をエチレン−ビニルアルコール共重合
体層と紙との間に形成した形成した場合の本発明の湯煎
調理用紙の拡大縦断面図である。
体層と紙との間に形成した形成した場合の本発明の湯煎
調理用紙の拡大縦断面図である。
1 紙 2 エチレン−ビニルアルコール共重合体層 3 接着剤層
Claims (3)
- 【請求項1】 メートル坪量20〜120g/m2の紙1の片面
に、エチレン−ビニルアルコール共重合体層2を有する
湯煎調理用紙。 - 【請求項2】 エチレン−ビニルアルコール共重合体層
2上に接着剤層3を有する請求項1記載の湯煎調理用
紙。 - 【請求項3】 エチレン−ビニルアルコール共重合体層
2と紙1との間に接着剤層3を有する請求項1記載の湯
煎調理用紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4150437A JPH05336898A (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 湯煎調理用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4150437A JPH05336898A (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 湯煎調理用紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05336898A true JPH05336898A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15496914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4150437A Pending JPH05336898A (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 湯煎調理用紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05336898A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7531838B2 (en) | 1995-06-06 | 2009-05-12 | Lg Display Co., Ltd. | LCD with increased pixel opening sizes |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP4150437A patent/JPH05336898A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7531838B2 (en) | 1995-06-06 | 2009-05-12 | Lg Display Co., Ltd. | LCD with increased pixel opening sizes |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6180148B1 (en) | Method for cooking fresh noodles in a microwave oven | |
CN103202503A (zh) | 佛跳墙的制备方法 | |
CN106616794A (zh) | 一种麻辣火锅底料的制作方法 | |
AU711671B2 (en) | Quick cooking pasta | |
JPH1094370A (ja) | 麺類の製造方法 | |
JP2662223B2 (ja) | 電子レンジ用容器入りパスタの製法 | |
JPH05336898A (ja) | 湯煎調理用紙 | |
JP4038765B2 (ja) | 貯蔵米飯 | |
JP4094031B2 (ja) | うなぎ焼きおにぎり及びその製造方法並びに保存方法 | |
JP4085562B2 (ja) | 個食容器炊飯方法 | |
JP2858737B2 (ja) | 電子レンジ加熱調理用調理素材 | |
JPH036229Y2 (ja) | ||
JP4311700B2 (ja) | 新規加熱調理食品およびその製造方法 | |
JPH04218348A (ja) | 炊飯米 | |
JPH0316477Y2 (ja) | ||
JPH1066525A (ja) | 冷凍食品 | |
JP2916196B2 (ja) | 電子レンジ調理用容器入りもち | |
JP3136008B2 (ja) | おこわ類の製法及びおこわ製造用セット | |
JPH0457769A (ja) | 電子レンジ用半調理食品のパッケージ | |
JP2584666B2 (ja) | レトルト麺の製造法 | |
CN106722228A (zh) | 一种风味腊肉的深加工制作工艺 | |
KR20000030819A (ko) | 즉석 김치찌개의 가공방법 | |
JPH0316478Y2 (ja) | ||
JP3728072B2 (ja) | 炊飯器用おこわ類セットの製造方法 | |
JPH04248965A (ja) | 簡易炊飯米加工食品 |