JPH05336025A - 個人用通信システム - Google Patents

個人用通信システム

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Publication number
JPH05336025A
JPH05336025A JP4140374A JP14037492A JPH05336025A JP H05336025 A JPH05336025 A JP H05336025A JP 4140374 A JP4140374 A JP 4140374A JP 14037492 A JP14037492 A JP 14037492A JP H05336025 A JPH05336025 A JP H05336025A
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JP
Japan
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signal
sound
ringing tone
television
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Application number
JP4140374A
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English (en)
Inventor
Satoru Negishi
哲 根岸
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH05336025A publication Critical patent/JPH05336025A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ワイヤレス受信機によりテレビジョン音声を耳
元で聞いている最中においても、火災警報音や電話機の
呼出し音等を割り込ませて優先的に聞かせ、日常生活の
円滑性と快適性を高める。 【構成】テレビジョン放送の音声よりも優先されるべき
優先情報を電波で送信する優先情報送信部13d,14
c,15cをそれぞれ組み込む火災報知機13、インタ
ーホン14および電話機15と、優先情報を受信する優
先情報受信手段12a、テレビジョン音声信号電波を受
信するテレビ音声受信手段12b、このテレビ音声受信
手段12bによりテレビジョン音声信号を受信中に、優
先情報受信手段12aにより優先情報信号を受信したと
きに、この優先情報をテレビジョン音声信号に優先して
出力する割込み制御手段12cをそれぞれ備えた個人用
複合端末12とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、個人の耳元でテレビジ
ョン(以下テレビという)音声のみをワイヤレス受信機
により聞いている最中に、電話機やインターホンの呼出
し音、または火災報知機等の緊急警報音等が発生したと
きに、これらの音の発生を示す情報を、テレビ音声に割
り込ませて優先的に利用者に報知せしめるようにした個
人用通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年は、生活パターンの多様化に伴っ
て、深夜のテレビ放送の音声(ここで、音声とは人間の
声およびその他の音を含む)が騒音公害と見做される時
代である。このために、テレビ音声をテレビ視聴者の耳
元で個人的に聞き、周囲に音を洩らさないようにするこ
とが要請されている。
【0003】また、昨今の長寿命化の結果、加齢に因る
聴力低下者の数が増大している。この高齢者は日常生活
では一般に健常者よりかなり大きな声で話をしたり、か
なり大きな音量でテレビを見たりしている。その結果、
特にテレビの音量に関しては同居の家族や近隣者との間
で騒音問題が発生し、円滑な日常生活に支障をきたす場
合がある。
【0004】このため、高齢者等はテレビの音声を周囲
の迷惑にならず、しかも、自分に適した大きさで聞く手
段として、テレビ受像機に長いコードの付いたイヤホン
やヘッドホンを接続し、周囲に対しては消音、自分には
適した音量で耳元で聞くことが行なわれている。
【0005】しかし、これでは行動の自由が制約される
ので、動き回る自由を得るために、小型携帯用のワイヤ
レス受信機やテレビ音声を聞くことができる3バンドの
ラジオ受信機等を使用する場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】日常生活ではテレビ音
声を聞いているときにも、周囲の多くの重要な生活環境
情報音を耳から得て、これに反応しながら行動してい
る。主な生活環境情報音の例としては、家庭内での電話
機や玄関のインターホンの呼出し音、台所や風呂場等の
タイマー類のアラーム音、火災報知機や緊急避難警報機
等の緊急情報音等がある。
【0007】しかし、ヘッドホンで両耳を塞ぎ高い音圧
でテレビ音声や音楽を耳元で聞いている最中には、この
ような生活環境情報音が発生してもこれを聞き取ること
が極めて困難である。その結果、対人関係に支障をきた
したり、台所や風呂場等のタイマ類のアラーム音等を聞
き洩らしては、日常生活のリズムを乱すことになる。
【0008】さらに、火災報知機や緊急避難警報機等の
緊急警報音を聞き洩らすと、人命に拘る事態を招来する
可能性に繋るおそれがある。
【0009】特に高齢者は、電話機や玄関のインターホ
ン等の呼出し音を聞いてから、電話機の設置場所や玄関
に移動するのに、身体機能の低下が原因で比較的長い時
間がかかる。そのためこの場所に到達して応答したとき
には、相手が既に電話を切ってしまっていたり、玄関口
から立ち去っていたりして接触を求めて来た相手との接
触ができない事態が生ずることも予想される。
【0010】よってこのような事態を避けるために、高
齢者は慌てて立ち上がり、移動しようとすることが多く
なる。その結果、転んだり躓くといった結果に繋るおそ
れもある。
【0011】つまり、図10に示すように聴力の低下し
た高齢者1等がテレビ受像機2の音声を消音して、ワイ
ヤレス受信機3でテレビ音声をイヤホン等により耳元で
聞いている状態では、電話機や玄関インターホンの呼出
し音やブザー音がその音源からの空気振動として直接高
齢者1の耳元に到達する。
【0012】しかし、ワイヤレス受信機3で増幅された
テレビ音声の音圧レベルよりもこれら呼出し音の音圧レ
ベルが低いので高齢者1の耳には聞こえない場合があ
る。
【0013】そこで本発明はこのような事情を考慮して
なされたもので、その目的はテレビ音声をワイヤレス受
信機で聞いている最中に、電話機の呼出し音等日常生活
上重要な情報音が発生したときは、テレビ音声を中断さ
せてこの重要な情報音が発生したこを報知する音を優先
的に高齢者の耳に出力させて、その重要な情報音の発生
を確実に伝達することができる個人用通信システムを提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明はワイヤレス受信
機によりテレビ音声を聞いている最中に、電話機の呼出
し音等生活上重要な情報音が発生したときには、テレビ
音声を中断してこの情報音が発生したことを報知する音
を優先的に割り込ませるようにしたものであり、次のよ
うに構成される。
【0015】本願の請求項1に記載の発明(以下、第1
の発明という)は、テレビ放送の音声よりも優先される
べき優先情報を電波で送信する優先情報送信機と、前記
優先情報信号電波を受信する優先情報受信手段、前記テ
レビ音声信号電波を受信するテレビ音声受信手段、この
受信手段により前記テレビ音声信号を受信中に、前記優
先情報信号を受信したときに、この優先情報信号により
指定される優先情報を表わす音声を、テレビ音声信号よ
りも優先して出力する割込みを制御する割込み制御手段
を備えたワイヤレス受信機と、を有することを特徴とす
る。
【0016】また、本願の請求項2に記載の発明(以
下、第2の発明という)は、ワイヤレス受信機に、優先
情報信号電波を受信したときに、その受信を確認するた
めの応答信号を電波で送信する応答送信手段を設ける一
方、優先情報送信機に、前記ワイヤレス受信機からの応
答信号を受信する応答受信手段を設けたことを特徴とす
る。
【0017】さらに、本願の請求項3に記載の発明(以
下、第3の発明という)の優先情報送信機は、緊急警報
情報を発生させる緊急警報機に組み込まれて、この緊急
警報機から緊急警報を出力したときに、この緊急警報の
発生を示す優先情報を電波で送信する送信手段を有する
ことを特徴とする。
【0018】さらにまた、本願の請求項4に記載の発明
(以下、第4の発明という)の優先情報送信機は、呼出
し音を発生する呼出し音発生手段を備えたインターホン
に組み込まれて、この呼出し音発生手段より呼出し音が
出力されたときに、この呼出し音の発生を示す優先情報
を電波で送信する送信手段を有することを特徴とする。
【0019】また、本願の請求項5に記載の発明(以
下、第5の発明という)の優先情報送信機は、呼出し音
を発生する呼出し音発生手段を備えた電話機に組み込ま
れて、この呼出し音発生手段より呼出し音が出力された
ときに、この呼出し音の発生を示す優先情報を電波で送
信する送信手段を有することを特徴とする。
【0020】
【作用】〈第1の発明〉ワイヤレス受信機を用いて例え
ばイヤホンを使用してテレビ音声を個人的に耳元で聞い
ている最中に、このワイヤレス受信機が電話機やインタ
ーホン等の呼出し音や火災報知機の緊急警報音等の優先
情報信号を優先情報受信手段で受信すると、割込み制御
手段は、このテレビ音声の出力を中断して、呼出し音や
緊急警報音等の優先情報を優先して出力する。
【0021】したがって本発明によれば、ワイヤレス受
信機を使用してテレビ音声を聞いている最中でも、電話
機やインターホンの呼出し音、火災報知機等の警報音等
が発生したことを報知する優先情報を確実に聞くことが
できるので、この優先情報に対して適切な対応をとるこ
とができ、日常生活を安全円滑かつ快適に送ることがで
きる。
【0022】〈第2の発明〉ワイヤレス受信機が優先情
報信号電波を優先情報受信手段により受信すると、その
受信を確認するための応答信号が電波で応答信号送信手
段により送信される。
【0023】一方、優先情報送信機は、応答受信手段で
この応答信号を受信することにより、優先情報がワイヤ
レス受信機側で受信されたことを確認することができ、
以後の適切な対応を優先情報送信機側でとり易くなる。
【0024】〈第3の発明〉例えば火災発生等緊急事態
の発生時に緊急警報機の発する緊急警報を、優先情報と
して扱う場合である。すなわち、緊急警報音が発生する
とき、この緊急警報音が発生したことを知らせるため
に、優先情報送信機に対して、緊急警報音を優先情報と
して取扱う旨指示する優先情報警報信号を電波で送信す
る。ワイヤレス受信機が、これを受信すると、ワイヤレ
ス受信機がテレビ音声を聞いている最中であっても、割
込み制御手段によりテレビ音声を中断させて、優先情報
信号が指定した緊急警報が優先して出力される。出力形
式はメッセージでも、単なる警報音でも、また、これら
の組合せでもよい。
【0025】したがって、本発明によれば、テレビ音声
をワイヤレス受信機により聞いている最中でも、火災発
生等を知らせる緊急警報が発せられたことを確実に聞く
ことができ、身の安全を図る等適切な対応をとることが
でき、日常生活の安全性を高めることができる。
【0026】また、ワイヤレス受信機が緊急警報電波を
受信すると、その受信を確認するための応答信号を応答
送信手段により電波で送信することができる。一方、優
先情報送信機は応答信号受信手段でこの信号を受信する
ことにより、優先情報がワイヤレス受信機側で受信され
たことを確認することができ、以後の適切な対応を優先
情報送信機側でとり易くなる。
【0027】〈第4の発明〉訪問者等がインターホンを
オン操作して呼出し音発生手段から呼出し音を発生させ
ると、その発生を示す優先情報がこのインターホンに内
蔵の優先情報送信機の送信手段から電波で送信される。
【0028】この優先情報信号電波はワイヤレス受信機
の優先情報受信手段により受信される。このとき、仮に
ワイヤレス受信機のテレビ受信手段によりテレビ音声の
電波を受信中であっても、割込み制御手段によりテレビ
音声が中断されて、インターホンの呼出しを表す情報が
割り込まれ、優先情報として優先的に出力される。
【0029】したがって本発明によれば、ワイヤレス受
信機によりテレビ音声を聞いている最中でも、インター
ホンの呼出しが発生したときは、その呼出し情報を確実
に入手することができる。その結果、日常生活を円滑か
つ快適に送ることができる。
【0030】また、ワイヤレス受信機が呼出し情報の電
波を受信すると、応答信号送信手段により応答信号が優
先情報送信機へ送信することができる。一方、優先情報
送信機は応答信号受信手段でこの信号を受信することに
より、優先情報がワイヤレス受信機側で受信されたこと
を確認することができ、以後の適切な対応を優先情報送
信機側でとり易くなる。
【0031】〈第5の発明〉電話機の呼出し音が発生す
ると、その発生を示す優先情報がこの電話機に内蔵の優
先情報送信機の送信手段から電波で送信される。
【0032】この優先情報の電波はワイヤレス受信機の
優先情報受信手段により受信される。このとき、仮にワ
イヤレス受信機のテレビ受信手段でテレビ音声の電波を
受信中であっても、割込み制御手段によりテレビ音声が
中断されて電話機の呼出し音が発生したことを報知する
情報が割り込まれ、優先情報として優先的に出力され
る。
【0033】したがって本発明によれば、ワイヤレス受
信機によりテレビ音声を聞いている最中においても、電
話機の呼出しが生じたときは、その呼出し情報を確実に
聞くことができる。その結果、日常生活を円滑かつ快適
に送ることができる。
【0034】また、ワイヤレス受信機が呼出し情報の電
波を受信すると、応答信号送信手段により応答信号が優
先情報送信機へ送信することができる。一方、優先情報
送信機は応答信号受信手段でこの信号を受信することに
より、優先情報がワイヤレス受信機側で受信されたこと
を確認することができ、以後の適切な対応を優先情報送
信機側でとり易くなる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図8に基づい
て説明する。なお、図1〜図8中、共通する部分には同
一符号を付している。
【0036】図1は本願の第1、第3〜第5の発明を含
む一実施例の模式図であり、図において、個人用通信シ
ステム11は個人用複合端末12、緊急警報機の一例で
ある火災報知機13、インターホン14および電話機1
5を有する。
【0037】個人用複合端末12は、平常時は主にテレ
ビ放送の音声信号を音声に変換する例えば3バンドのラ
ジオ受信機等のワイヤレス受信機に、火災報知機13、
インターホン14および電話機15からの緊急警報音や
呼出し音の発生を報知する情報を優先的に割込み報知す
る制御機能を付加したものである。
【0038】つまり、個人用複合端末12は図2に示す
ように火災報知機13の緊急警報音と、インターホン1
4や電話機15の呼出し音等の優先情報信号電波を受信
する優先情報受信手段12aと、テレビ音声信号電波を
テレビ放送電波から受信し、またはテレビ受像機16か
らのローカル電波を受信するテレビ音声受信手段12b
と、このテレビ音声受信手段12bによりテレビ音声信
号を受信中に、優先情報受信手段12aで緊急警報音や
呼出し音等を指定する割込信号を優先情報信号として受
信したときに、テレビ音声を中断して緊急警報音や呼出
し音等を優先して出力させる割込み制御手段12cと、
これらテレビ音声と優先情報とを音声に変換して出力す
る音声出力回路(図示せず)とを有する。
【0039】また、個人用複合端末12は図3で示す制
御プログラムを実行するマイロプロセッサ等よりなる制
御部を有する。図3中、P1〜P7はフローチャートの
各ステップを示す。
【0040】つまり、制御部は、P1でテレビ放送局ま
たはテレビ受像機16に組込みのテレビ音声送信部から
のテレビ音声信号電波を、テレビ音声受信手段12bに
より受信中に、P2で、優先情報を優先情報受信手段1
2aにより受信したときは、P3で中断信号を中断スイ
ッチに与える一方、P4で受信した優先情報中の割込み
信号の周波数またはコード等から優先情報の発生源を特
定する。
【0041】P3で中断スイッチに中断信号が与えられ
ると、受信中のテレビ音声信号電波がP5で音声出力回
路に与えられるのが中断され、テレビ音声の出力が中断
される。
【0042】一方、P4で、優先情報の発生源、例えば
火災報知機13、インターホン14、電話機15等のい
ずれかを特定すると、その発生源用のメッセージやサイ
レン音等の音をメモリから読み出して、音声出力回路に
与え、ここで、特定のメッセージ、例えば「火災発生、
逃げて下さい」、または「ガス洩れ発生、逃げて下さ
い」やサイレン音等特定の音声をP5で出力する。
【0043】一方、火災報知機13は図2に示すように
火災等の緊急事態の発生を検出する煙感知機やガス洩れ
検知機等の要緊急警報発生事態検出部13aと、この要
緊急警報発生事態検出部13aにより火災等が検出され
たときに、例えば「火災発生、避難して下さい」等の一
定のメッセージの音声、またはブザーやサイレン等の警
報音を発生させる警報音発生部13bと、その火災等の
検出時に、特定の周波数またはコードの割込み信号を発
生させる割込み信号発生部13cと、この割込み信号を
優先情報として、所定周波数の電波で個人用複合端末1
2へ送信する優先情報送信部13dとを有する。
【0044】インターホン14は図4に示すように訪問
者等が押釦等を押したときに、呼出し音を発生させる呼
出し音発生部14aと、この呼出し音が発生するとき
に、特定の周波数またはコードの割込み信号を発生させ
る割込み信号発生部14bと、この割込み信号を優先情
報として所定周波数の電波で個人用複合端末12へ送信
する優先情報送信部14cとを有する。
【0045】電話機15は図5に示すように、電話アク
セス信号を受信したときに、呼出し音を発生させる呼出
し音発生部15aと、その呼出し音が発生するときに、
所定の周波数またはコードの割込み信号を発生させる割
込み信号発生部15bと、この割込み信号を優先情報と
して所定周波数の電波で個人用複合端末12へ送信する
優先情報送信部15cとを有する。
【0046】次に本実施例の作用を説明する。
【0047】まず、図1で示すように例えば高齢者等の
聴力低下者等がテレビ受像機16の音声を消音して、個
人用複合端末12のイヤホン等によりテレビ音声を個人
的に耳元で適切な音量で聞いている最中に、火災報知機
13の煙感知機等の要緊急警報発生事態検出部13aが
火災、またはガス洩れを検出すると、火災報知機13の
警報音発生部13bは、サイレン等の火災警報音を発生
させると共に、割込み信号発生部13cが割込み信号を
発生させて、優先情報送信部13dに与え、ここから割
込み信号を優先情報として所定周波数の電波で個人用複
合端末12に送信する。
【0048】個人用複合端末12は、この優先情報信号
電波を優先情報受信手段12aで受信すると、割込み制
御手段12cが割込み制御を行ない、テレビ音声受信手
段12bで受信して現在聞いている最中のテレビ音声を
中断し、割込み信号の所定の周波数またはコードから、
その優先情報の発生源が火災報知機13であることを特
定して、メモリに収納されている所定のメッセージ、例
えば「火災発生、逃げて下さい」等のメッセージ音声や
サイレン音等を取り出して優先的に出力させる。
【0049】したがって本実施例によれば、個人用複合
端末12のイヤホーンによりテレビ音声を聞いている最
中においても、火災報知機13が作動したことをメッセ
ージ音声や火災警報音を介して確実に聞くことができる
ので、家庭や事務所での日常生活の安全性を高めること
ができる。
【0050】また、個人用複合端末12のイヤホンによ
りテレビ音声を聞いている最中に、インターホン14や
電話機15の呼出し音が発生した場合においても、火災
警報音と同様に、テレビ音声の出力を中断させて、これ
らの呼出し音が生じたことをや所定のメッセージ音声や
音として優先的に出力させるので、インターホン14や
電話機15の呼出し情報を確実に聞くことができ、日常
生活上の利便性を高めることができる。
【0051】図6〜図9は本願第2〜第5の発明を含む
一実施例の構成を示しており、これは前記各実施例を、
ワイヤレス受信機からの受信確認機能を具備する構成に
した点に特徴がある。
【0052】つまり、本実施例は図7に示すように前記
個人用複合端末12に、応答信号送信手段12dを設け
る一方、前記火災報知機13に、応答信号受信部13e
と応答情報処理部13fとを設けている。
【0053】個人用複合端末12の応答信号送信手段1
2dは図6で示す応答スイッチ12eをONにすること
によって、優先情報信号電波を高齢者等の携帯者が受信
したことを示すための応答信号を火災報知機13の応答
信号受信部13eに送信する機能を持つものである。
【0054】一方、火災報知機13の応答信号受信部1
3eはこの応答信号を受信したときに、応答情報処理部
13fを起動させて、この火災報知機13が対象として
いる危険区域内に人が未だ居ることを表示するために、
例えばその人の居宅の玄関先や出入口の表示ランプ等の
表示部17を点灯させたり、または当該個人用複合端末
12の着信数を示す表示灯17を点灯させるものであ
る。
【0055】また、インターホン14は図8に示すよう
に個人用複合端末12の応答用送信手段12dからの応
答信号を受信する応答信号受信部14dと、この応答信
号受信部14dで応答信号を受信したときに起動して、
例えば「只今参ります。暫くお待ち下さい」という所定
のメッセージ音声を応答情報として発生する応答情報発
生部14eと、この応答音声をインターホン14の本体
に送出する応答情報送出部14fとを有する。
【0056】したがって本実施例によれば、訪問者等が
インターホン14をオン操作すると、その呼出し音が呼
出し音発生部14aから発生するが、この呼出し音の発
生を示す優先情報の電波を優先情報受信手段12aで受
信した個人用複合端末12は、出力中のテレビ音声を中
断して、呼出し情報を割り込ませて優先的に出力し、利
用者の耳元で来客を知らせる。
【0057】そこで、利用者はこの来客を確認した上
で、個人用複合端末12の操作スイッチ12eをオン操
作すると、その信号が応答信号受信部14dで受信さ
れ、これに基づいて応答情報発生部14eで例えば「只
今参ります。暫くお待ち下さい。」という所定の音声を
発生し、これを応答情報送出部14fでインターホン1
4の本体に送出し、ここから出力させる。
【0058】したがって、訪問者は自己の訪問が相手方
に通じたことを確認することができる。
【0059】また、電話機15は、図9に示すように個
人用複合端末12の応答信号送信手段12dからの応答
信号を受信する応答信号受信部15dと、この応答信号
受信部15dで応答信号を受信したときに起動して、例
えば「只今参ります。暫くお待ち下さい。」という所定
のメッセージ音声を応答情報として発生する応答情報発
生部15eと、この応答情報音声を電話機15の本体に
送出する応答情報送出部15fとを有する。
【0060】したがって、電話機15に電話アクセス信
号が着信すると、呼出し音が呼出し音発生部14aから
発生するが、この呼出し音の発生を示す優先情報の電波
を優先情報受信手段12aで受信した個人用複合端末1
2は、出力中のテレビ音声を中断して呼出し情報を割り
込ませて優先的に出力し、電話がかかってきたことを利
用者に知らせる。
【0061】そこで、利用者はこの呼出し情報を確認し
た上で、個人用複合端末12の操作スイッチ12eをオ
ン操作すると、応答情報発生部15eで、例えば「只今
出ます。暫くお待ち下さい。」という応答を音声で発生
し、これを応答情報送出部15fで電話機15本体に送
出し、ここから出力させる。
【0062】このために、電話の相手方は本人に通じた
ことを確認することができる。
【0063】したがって本実施例によれば、個人用複合
端末12によりテレビ音声を聞いている最中において
も、火災報知機13からの火災警報音やインターホン1
4または電話機15の呼出し音の発生を確実に聞くこと
ができる上に、その聞いた事実を火災報知機13、イン
ターホン14、電話機15側で確認することができるの
で、火災警報音や呼出し音等の優先情報の授受を確実に
行なうことができ、日常生活の安全性および円滑性を高
めることができる。
【0064】なお、前記実施例では、テレビ音声よりも
優先されるべき優先情報の音声を電波で送信する優先情
報送信機を、火災報知機13等に組み込む場合について
説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
く、例えばガス洩れ警報機等に適用してもよく、その適
用機器には限定されない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本願第1の発明は、
ワイヤレス受信機によりテレビ放送の音声を聞いている
最中においても、このテレビ音声よりも優先されるべき
火災警報音やインターホンの呼出し音等の発生を報知す
る優先情報をテレビ音声に優先して聞くことができるの
で、日常生活の円滑性と快適性を共に高めることができ
る。
【0066】また、本願第2の発明は、ワイヤレス受信
機により優先情報の音声信号電波を受信したときに、そ
の受信を優先情報送信機側で確認することができるの
で、優先情報が対象に伝達されたことを確認することが
でき、優先情報伝達の確実性を高めることができる。
【0067】さらに、本願第3の発明は、第1または第
2の発明の優先情報送信機を火災報知機等の緊急警報機
等に組み込むので、緊急警報の情報をテレビ音声に優先
して確実に聞くことができる上に、その緊急警報音の対
象への伝達を優先情報送信機側で確認することができる
ので、緊急警報音の対象への伝達の確実性を高めること
ができる。
【0068】本願第4の発明は、第1または第2の発明
に係る優先情報送信機をインターホンに組み込むので、
このインターホンの呼出し情報をテレビ音声に優先して
聞くことができる上に、その呼出し対象への伝達を確認
することができるので、呼出し対象への伝達の確実性を
高めることができる。
【0069】また、本願第5の発明は、第1または第2
の発明に係る優先情報送信機を電話機に組み込むので、
この電話機の呼出し情報をワイヤレス受信機によりテレ
ビ優先音声に優先して聞くことができる上に、その呼出
し対象への到達を情報送信機側で確認することができる
ので、呼出し対象への伝達の確実性を高めることがで
き、日常生活の円滑性と快適性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1、第3〜第5の発明を含む一実施例の
模式図。
【図2】図2で示す個人用複合端末の構成と火災報知機
の要部の構成をそれぞれ示すブロック図。
【図3】図1で示す個人用複合端末の制御プログラムの
フローチャート。
【図4】図1で示す個人用複合端末の構成とインターホ
ンの要部の構成をそれぞれ示すブロック図。
【図5】図1で示す個人用複合端末の構成と電話機の要
部の構成をそれぞれ示すブロック図。
【図6】本願第2〜第5発明を含む一実施例の模式図。
【図7】図6で示す個人用複合端末の構成と火災報知機
の要部の構成をそれぞれ示すブロック図。
【図8】図6で示す個人用複合端末の構成とインターホ
ンの要部の構成をそれぞれ示すブロック図。
【図9】図6で示す個人用複合端末の構成と電話機の要
部の構成をそれぞれ示すブロック図。
【図10】従来例の模式図。
【符号の説明】
11 個人用通信システム 12 個人用複合端末 12a 優先情報受信手段 12b テレビ音声受信手段 12c 割込み制御手段 12d 応答信号送信手段 13 火災報知機 13a 要緊急警報発生事態検出部 13b 警報音発生部 13c 割込み信号発生部 13d 優先情報送信部 13e 応答信号受信部 13f 応答情報処理部 14 インターホン 14a 呼出し音発生部 14b 割込み信号発生部 14c 優先情報送信部 14d 応答信号受信部 14e 応答情報発生部 14f 応答情報送出部 15 電話機 15a 呼出し音発生部 15b 割込み信号発生部 15c 優先情報送信部 15d 応答信号受信部 15e 応答情報発生部 15f 応答情報送出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン放送の音声よりも優先され
    るべき優先情報を電波で送信する優先情報送信機と、 前記優先情報信号電波を受信する優先情報受信手段、前
    記テレビジョン音声信号電波を受信するテレビジョン音
    声受信手段、この受信手段により前記テレビジョン音声
    信号を受信中に、前記優先情報信号を受信したときに、
    この優先情報信号により指定される優先情報を表わす音
    声を、テレビジョン音声よりも優先して出力する割込み
    を制御する割込み制御手段を備えたワイヤレス受信機
    と、を有することを特徴とする個人用通信システム。
  2. 【請求項2】 ワイヤレス受信機に、優先情報信号電波
    を受信したときに、その受信を確認するための応答信号
    を電波で送信する応答送信手段を設ける一方、優先情報
    送信機に、前記ワイヤレス受信機からの応答信号を受信
    する応答受信手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の個人用通信システム。
  3. 【請求項3】 優先情報送信機は、緊急警報情報を発生
    させる緊急警報機に組み込まれて、この緊急警報機から
    緊急警報を出力したときに、この緊急警報の発生を示す
    優先情報を電波で送信する送信手段を有することを特徴
    とする請求項1または2記載の個人用通信システム。
  4. 【請求項4】 優先情報送信機は、呼出し音を発生する
    呼出し音発生手段を備えたインターホンに組み込まれ
    て、この呼出し音発生手段より呼出し音が出力されたと
    きに、この呼出し音の発生を示す優先情報を電波で送信
    する送信手段を有することを特徴とする請求項1または
    2記載の個人用通信システム。
  5. 【請求項5】 優先情報送信機は、呼出し音を発生する
    呼出し音発生手段を備えた電話機に組み込まれて、この
    呼出し音発生手段より呼出し音が出力されたときに、こ
    の呼出し音の発生を示す優先情報を電波で送信する送信
    手段を有することを特徴とする請求項1または2記載の
    個人用通信システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0743623A1 (en) * 1995-05-18 1996-11-20 Evets Communications Limited Communication system
JPH10111061A (ja) * 1996-10-04 1998-04-28 Hitachi Ltd 冷蔵庫
WO2007020813A1 (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Daikin Industries, Ltd. 給湯装置
KR102019455B1 (ko) * 2018-05-16 2019-09-09 주식회사 온품 재난 경보 시스템

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