JPH05335900A - シュミット回路 - Google Patents
シュミット回路Info
- Publication number
- JPH05335900A JPH05335900A JP4180268A JP18026892A JPH05335900A JP H05335900 A JPH05335900 A JP H05335900A JP 4180268 A JP4180268 A JP 4180268A JP 18026892 A JP18026892 A JP 18026892A JP H05335900 A JPH05335900 A JP H05335900A
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- JP
- Japan
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- diode
- voltage
- transistor
- side transistor
- circuit
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 入力側トランジスタに流れる電流値と、出力
側トランジスタに流れる電流値の比が大きい場合でも、
ヒステリシスの小さいシュミット回路を得る。 【構成】 入力側トランジスタと出力側トランジスタの
両エミッタ接続部と接地側間にダイオードを順方向に介
設し、両エミッタ接続部における電位の差を小さくす
る。
側トランジスタに流れる電流値の比が大きい場合でも、
ヒステリシスの小さいシュミット回路を得る。 【構成】 入力側トランジスタと出力側トランジスタの
両エミッタ接続部と接地側間にダイオードを順方向に介
設し、両エミッタ接続部における電位の差を小さくす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シュミット回路の改良
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシュミット回路は、入力側トラン
ジスタのエミッタと出力側トランジスタのエミッタとを
共通接続し、これを接地側に接続している。
ジスタのエミッタと出力側トランジスタのエミッタとを
共通接続し、これを接地側に接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来回路では、
出力側トランジスタのコレクタ側に接続の負荷を任意に
設定できず、また回路に供給される電源の容量が小さい
場合、入力側トランジスタがオン時これに流れる電流値
と、出力側トランジスタがオン時これに流れる電流値の
比を小さくすることができない。このため、両トランジ
スタのエミッタ共通接続部における電位にも相当の差が
でて、ヒステリシスが大きくなるといった問題点があ
る。
出力側トランジスタのコレクタ側に接続の負荷を任意に
設定できず、また回路に供給される電源の容量が小さい
場合、入力側トランジスタがオン時これに流れる電流値
と、出力側トランジスタがオン時これに流れる電流値の
比を小さくすることができない。このため、両トランジ
スタのエミッタ共通接続部における電位にも相当の差が
でて、ヒステリシスが大きくなるといった問題点があ
る。
【0004】本発明は、上記従来技術の有する問題を解
消するもので、入力側のトランジスタに流れる電流値
と、出力側のトランジスタに流れる電流値の比が大きく
ても、消費電力を増やすことなくヒステリシスが小さい
シュミット回路の提供を目的とする。
消するもので、入力側のトランジスタに流れる電流値
と、出力側のトランジスタに流れる電流値の比が大きく
ても、消費電力を増やすことなくヒステリシスが小さい
シュミット回路の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力側のトランジスタに流れる電流値
と、出力側のトランジスタに流れる電流値の比が大きい
シュミット回路において、入力側トランジスタと出力側
トランジスタの両エミッタ接続部と接地側間に、ダイオ
ードを順方向に介設したものである。また、入力側トラ
ンジスタのコレクタ側には抵抗を介して低電圧を印加
し、出力側トランジスタのコレクタ側には負荷を介して
高電圧を印加するようにしてある。
に、本発明は、入力側のトランジスタに流れる電流値
と、出力側のトランジスタに流れる電流値の比が大きい
シュミット回路において、入力側トランジスタと出力側
トランジスタの両エミッタ接続部と接地側間に、ダイオ
ードを順方向に介設したものである。また、入力側トラ
ンジスタのコレクタ側には抵抗を介して低電圧を印加
し、出力側トランジスタのコレクタ側には負荷を介して
高電圧を印加するようにしてある。
【0006】
【作用】2つのトランジスタの両エミッタと接地側間に
介設されたダイオードの順方向電圧降下特性は、スレシ
ョルド電圧を越えてくるにつれて電流が大きく変化して
も端子間電圧は僅か変わるだけなので、入力側トランジ
スタに流れる電流値と出力側トランジスタに流れる電流
値の比が大きくても、上記両エミッタ接続部における電
圧の差は大きくならず、ヒステリシスは小さい。
介設されたダイオードの順方向電圧降下特性は、スレシ
ョルド電圧を越えてくるにつれて電流が大きく変化して
も端子間電圧は僅か変わるだけなので、入力側トランジ
スタに流れる電流値と出力側トランジスタに流れる電流
値の比が大きくても、上記両エミッタ接続部における電
圧の差は大きくならず、ヒステリシスは小さい。
【0007】
【実施例】図1は、本発明回路を電気敷物など採暖具の
温度制御装置6に応用したブロック図で、商用電源1を
印加時、検出部2で発熱体8に近接した測温素子7の位
相角を検出し、この位相角を測定部3で測定して次段の
制御部4によってスイッチ手段5を開閉するようになっ
ている。
温度制御装置6に応用したブロック図で、商用電源1を
印加時、検出部2で発熱体8に近接した測温素子7の位
相角を検出し、この位相角を測定部3で測定して次段の
制御部4によってスイッチ手段5を開閉するようになっ
ている。
【0008】図2は、上記測定部3と制御部4の具体例
を示し、測定部3は積分回路で構成し、制御部4には本
発明のシュミット回路を適用したものである。
を示し、測定部3は積分回路で構成し、制御部4には本
発明のシュミット回路を適用したものである。
【0009】測定部3の出力端は、温度調節用のボリウ
ムVRを介してトランジスタQ1のベースに入力され
る。なお、ボリウムVRとトランジスタQ1のベース間
に設けた抵抗R2、R3は感度調整用のもので、この抵
抗値を変えることで基準設定値が変わる。
ムVRを介してトランジスタQ1のベースに入力され
る。なお、ボリウムVRとトランジスタQ1のベース間
に設けた抵抗R2、R3は感度調整用のもので、この抵
抗値を変えることで基準設定値が変わる。
【0010】低電圧電源11には抵抗R1を介して入力
側トランジスタQ1のコレクタと、リレー12のコイル
を介して出力側トランジスタQ2のコレクタが夫々接続
されている。トランジスタQ1のコレクタはトランジス
タQ2のベースと、抵抗R4を介して接地側Gに夫々接
続されている。
側トランジスタQ1のコレクタと、リレー12のコイル
を介して出力側トランジスタQ2のコレクタが夫々接続
されている。トランジスタQ1のコレクタはトランジス
タQ2のベースと、抵抗R4を介して接地側Gに夫々接
続されている。
【0011】両トランジスタQ1、Q2のエミッタは共
通接続され、この接続部Eと接地側G間にはダイオード
Dが上記エミッタと順方向に介設されている。尚、ダイ
オードDには微調整用の抵抗R5が直列接続されてい
る。
通接続され、この接続部Eと接地側G間にはダイオード
Dが上記エミッタと順方向に介設されている。尚、ダイ
オードDには微調整用の抵抗R5が直列接続されてい
る。
【0012】リレー12を動作させるためトランジスタ
Q2に流す電流I2は、一般に5mA以上の電流が必要
で、一方トランジスタQ1に流す電流I1は0.1〜
0.5mA程度と少ない方が低電圧電源11の容量を小
さくできるメリットがある。
Q2に流す電流I2は、一般に5mA以上の電流が必要
で、一方トランジスタQ1に流す電流I1は0.1〜
0.5mA程度と少ない方が低電圧電源11の容量を小
さくできるメリットがある。
【0013】上記において電流I1と同I2の比は10
倍以上となり、ダイオードDが無い場合には、トランジ
スタQ1がオンのときとトランジスタQ2がオンのとき
に、接続部Eの電位には大きな差ができるのでヒステリ
シスは大きくなる。
倍以上となり、ダイオードDが無い場合には、トランジ
スタQ1がオンのときとトランジスタQ2がオンのとき
に、接続部Eの電位には大きな差ができるのでヒステリ
シスは大きくなる。
【0014】これに対して、図2のようにダイオードD
を介設した場合は、ダイオードの順方向電圧降下特性と
して、スレショルド電圧を越えていくと電流の変化率に
比べて端子間電圧の変化率は小さくなるので、トランジ
スタQ1、Q2に夫々流れる電流I1、I2に大きな差
があっても、接続部Eにおける電位の差は小さく、従っ
てヒステリシスは小さくなる。
を介設した場合は、ダイオードの順方向電圧降下特性と
して、スレショルド電圧を越えていくと電流の変化率に
比べて端子間電圧の変化率は小さくなるので、トランジ
スタQ1、Q2に夫々流れる電流I1、I2に大きな差
があっても、接続部Eにおける電位の差は小さく、従っ
てヒステリシスは小さくなる。
【0015】以上のことは、ダイオードDが無い(ヒス
テリシスが大きい)場合、トランジスタQ2のコレクタ
出力は、トランジスタQ1のベース入力が大きく変化
(例えば温度相当値で15℃)しないと変わらないが、
ダイオードDがある(ヒステリシスが小さい)場合に
は、トランジスタQ1のベース入力が小さい変化(例え
ば温度相当値で2℃)でトランジスタQ2のコレクタ出
力が変わり、リレー12のオン・オフの温度差を小さく
とれる。
テリシスが大きい)場合、トランジスタQ2のコレクタ
出力は、トランジスタQ1のベース入力が大きく変化
(例えば温度相当値で15℃)しないと変わらないが、
ダイオードDがある(ヒステリシスが小さい)場合に
は、トランジスタQ1のベース入力が小さい変化(例え
ば温度相当値で2℃)でトランジスタQ2のコレクタ出
力が変わり、リレー12のオン・オフの温度差を小さく
とれる。
【0016】図3は、本発明の他の実施例を示し、トラ
ンジスタQ1のコレクタ側に接続の抵抗R1に印加の電
圧11は低電圧(例えば直流6V程度)とし、トランジ
スタQ2のコレクタに接続のリレー12コイルに印加の
電圧は高電圧H(例えば商用電源100Vを整流した電
圧)としたものである。尚、トランジスタQ2のコレク
タに接続の負荷は、リレーに限らずホトカプラなどの使
用も任意である。
ンジスタQ1のコレクタ側に接続の抵抗R1に印加の電
圧11は低電圧(例えば直流6V程度)とし、トランジ
スタQ2のコレクタに接続のリレー12コイルに印加の
電圧は高電圧H(例えば商用電源100Vを整流した電
圧)としたものである。尚、トランジスタQ2のコレク
タに接続の負荷は、リレーに限らずホトカプラなどの使
用も任意である。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、入力側
トランジスタと出力側トランジスタの両エミッタ接続部
と接地側間にダイオードを順方向に介設したので、入力
側トランジスタに流れる電流を増やすことなく回路のヒ
ステリシスを小さくすることができる。
トランジスタと出力側トランジスタの両エミッタ接続部
と接地側間にダイオードを順方向に介設したので、入力
側トランジスタに流れる電流を増やすことなく回路のヒ
ステリシスを小さくすることができる。
【0018】また、出力側トランジスタのコレクタに接
続の負荷を、商用電源を整流した電圧で動作させる場合
にも、入力側トランジスタに流れる電流を増やすことな
く回路のヒステリシスを小さくできるので、消費電力が
少なくて所望の機能を発揮するシュミット回路を提供で
きる。
続の負荷を、商用電源を整流した電圧で動作させる場合
にも、入力側トランジスタに流れる電流を増やすことな
く回路のヒステリシスを小さくできるので、消費電力が
少なくて所望の機能を発揮するシュミット回路を提供で
きる。
【図1】本発明回路を用いた温度制御装置を有する採暖
具のブロック図である。
具のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す回路図である。
1 商用電源 4 シュミット回路 11 低電圧電源 12 リレー Q1 入力側トランジスタ Q2 出力側トランジスタ D ダイオード R1、R2、R3、R4、R5 抵抗
Claims (2)
- 【請求項1】 入力側のトランジスタに流れる電流値
と、出力側のトランジスタに流れる電流値の比が大きい
シュミット回路において、入力側トランジスタと出力側
トランジスタの両エミッタ接続部と接地側間に、ダイオ
ードを順方向に介設したことを特徴とするシュミット回
路。 - 【請求項2】 入力側トランジスタのコレクタ側には抵
抗を介して低電圧を印加し、出力側トランジスタのコレ
クタ側には負荷を介して高電圧を印加するようにした請
求項1記載のシュミット回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4180268A JPH05335900A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | シュミット回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4180268A JPH05335900A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | シュミット回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05335900A true JPH05335900A (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=16080268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4180268A Pending JPH05335900A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | シュミット回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05335900A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5889378B1 (ja) * | 2014-11-14 | 2016-03-22 | 三菱電機株式会社 | シュミットトリガ回路及び車両用発電機の発電制御装置 |
-
1992
- 1992-05-28 JP JP4180268A patent/JPH05335900A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5889378B1 (ja) * | 2014-11-14 | 2016-03-22 | 三菱電機株式会社 | シュミットトリガ回路及び車両用発電機の発電制御装置 |
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