JP2905671B2 - 安定化電源回路 - Google Patents

安定化電源回路

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JP2905671B2 JP19218293A JP19218293A JP2905671B2 JP 2905671 B2 JP2905671 B2 JP 2905671B2 JP 19218293 A JP19218293 A JP 19218293A JP 19218293 A JP19218293 A JP 19218293A JP 2905671 B2 JP2905671 B2 JP 2905671B2
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明生 仲嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2電源方式のレギュレ
ータに設けられる安定化電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の安定化電源回路の回路図で
ある。
【0003】従来の安定化電源回路は、図2に示すよう
に、トランジスタQ1,Q2・・・Q10からなる基準
電圧発生回路と、出力トランジスタQ11と、抵抗R
6、R7、R8、トランジスタQ12からなる消費電力
抑制回路と、ツェナーダイオードZD、抵抗R9からな
るツェナーダイオード回路とを含んでいる。
【0004】基準電圧発生回路は、基準電圧を生成し出
力トランジスタのベースに与えるものであり、消費電力
抑制回路は出力トランジスタのエミッタ電流を検出し、
ツェナーダイオード回路により入力端子と出力端子との
間の電圧を検出し、この検出結果に応じて基準電圧発生
回路に生成された基準電圧を変化させるものである。出
力トランジスタQ11は、コレクタが入力端子1に、エ
ミッタが抵抗R8を通して入力端子2に、ベースがトラ
ンジスタQ10のエミッタにそれぞれ接続されている。
【0005】出力端子2と接地端子3との間には抵抗R
10、R11が直列接続され、両抵抗R10、R11の
接続点PがトランジスタQ3のベースに接続されてい
る。
【0006】出力トランジスタQ11のベース・エミッ
タ間には、抵抗R6,R7が直列接続されており、両抵
抗R6,R7の抵抗分岐点QがトランジスタQ12のベ
ースに接続されている。
【0007】また、ツェナーダイオードZDのカソード
は入力端子1に、アノードは抵抗R9を通してトランジ
スタQ12のベースに接続されており、トランジスタQ
12のコレクタはトランジスタQ10のベースとトラン
ジスタQ2のコレクタに接続されている。そして、トラ
ンジスタQ12によって出力トランジスタQ11のベー
ス電流を制御するように構成されている。抵抗R12は
トランジスタQ11のベース・エミッタに設けられてい
る。本例では、各トランジスタQ10,Q11はダーリ
ントン接続の構成となっている、前記安定化回路は、負
荷短絡時または出力トランジスタQ11のオン時におい
て、出力トランジスタQ11の消費電力が一定耐量を超
えたときに出力トランジスタQ11の出力を抑制するこ
とによりデバイスを破壊から保護するように構成されて
いる。
【0008】出力電流I0が出力している場合、出力ト
ランジスタQ11はオン状態で、ベース・エミッタ間電
圧VBEQ11は立ち上がった状態となる。消費電力抑制回
路は入力端子1からツェナーダイオードZD、抵抗R9
を通し、トランジスタQ12のベースに接続される構成
となる。この時のピーク出力電流をIOPとすれば、 VBEQ12=VBEQ11×(R7/(R6+R7))+IOP×R8・・・(1) となる。例えば、VBEQ12=VBEQ11=0.7V、R6=
600Ω、R7=400Ω、R8=0.2Ωとすると、
OP=2.1Aとなる。
【0009】また、図2に示すように、入力電圧VIN
と出力電圧VOとは次式の関係がある。すなわち、 VIN≧VO+R8×IO+VCEQ11・・・(2) 但し、VCEQ11はトランジスタQ11のコレクタ・エミッ
タ間電圧、ここでR8=0.2Ω、IO=1Aにおける
CEQ11=0.2Vとすると、 VIN O≧0.2×+0.2=0.4(V) となる。
【0010】従って、出力トランジスタQ11の消費電
力POは、(V IN −V O )×I O で表され、O≧0.4×1=0.4(W) となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、動作可能と
なるVIN−VO間の値をさらに下げるには、抵抗R8の
値を下げる必要があるが、抵抗R8の値を下げると
(1)式からもわかるように、ピーク出力電流IOPを変
えないためには抵抗R6と抵抗R7の抵抗値の比を変化
させなければならない。大幅に抵抗R8の値を小さくす
ると、例えばR8=0.05Ω、R6=150Ω、R7
=850Ωの時に、(1)式より VBEQ12=0.7×850Ω/(150+850)Ω +IOP×0.05Ω・・・(3) ∴IOP=2.1A となる。
【0012】この時トランジスタQ11のB−E間電圧
BEQ11が立ち上がっておれば、IOが小さい場合でもV
BEQ12=0.7×850/1000+0≒0.595V
となり、トランジスタQ12が動作状態に入る。接合温
度がさらに高くなると、Q12はより低い出力電流IO
から動作してしまう。このように、従来は過電流制限回
路が通常使用する出力電流領域で動作するという問題点
があった。
【0013】そこで、本発明の目的は、出力トランジス
タQ11の出力電流を検出する抵抗R8の値を小さくし
ても、通常使用する電流領域ではトランジスタQ12が
動作することがなく、従って、抵抗R8の値を小さくで
き従来よりも低損失となる安定化電源回路を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、入力端子と出力端子との間にコレクタ・エ
ミッタが結合された出力トランジスタと、別入力された
バイアス電圧に基づいて基準電圧を生成するとともに前
記基準電圧を出力トランジスタのベースに与える基準電
圧発生回路と、入力端子と出力端子との間の電圧を検出
するツェナーダイオード回路と、前記出力トランジスタ
のエミッタ電流及び入出力端子間電圧を検出し、該検出
結果に応じて前記出力トランジスタのベース電流を制限
する電流制限回路とを有し、前記電流制限回路は、ベー
電位が共通となるように各々のベースが互いに接続さ
れた一対のトランジスタを備え、該一対のトランジスタ
のうちの一方のトランジスタのエミッタに前記出力トラ
ンジスタのエミッタ電流及び前記入出力端子間電圧に相
当する電位が入力され、前記一対のトランジスタのうち
の他方のトランジスタのエミッタに比較用の電位が入力
され、前記出力トランジスタのエミッタ電流及び前記入
出力端子間電圧に応じて前記出力トランジスタのベース
電流を制限するように構成されたことを特徴とする。
【0015】
【作用】電流制限回路における各々のベースが互いに接
続された一対のトランジスタの、両エミッタ電位の差、
即ち両トランジスタのB−E間の電位差により出力トラ
ンジスタのベース電流を制御するので、出力電流の検出
抵抗を小さくした場合でも、通常の出力電流領域におい
て出力トランジスタのベース電流制御用のトランジスタ
がオンしてしまうという事態を避けることができ、ベー
ス電流制御用のトランジスタは過電流が流れたときのみ
動作するようにできる。
【0016】このように、出力電流の検出抵抗値を小さ
くできるので、より低損失な安定化電源回路を実現でき
る。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る安定化電
源回路の一実施例を説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例に係る安定化電源
回路の回路図で、基準電圧発生回路を除く部分を破線で
示している。従来技術と同一の部品は同一の符号を付し
て説明する。
【0019】本実施例に係る安定化電圧回路は、トラン
ジスタQ1、Q2・・・Q10からなり、別入力された
バイアス電圧 B に基づいて基準電圧を生成する基準電
圧発生回路と、抵抗R6、R7、R8、R13、R1
4、トランジスタQ12,Q13からなる電流制限回路
と、ツェナーダイオードZDと抵抗R9からなるツェナ
ーダイオード回路とを含んでいる。前記トランジスタQ
12、Q13はベース電位を共通とし、トランジスタQ
13のベースとコレクタは共に抵抗R13の一端及びツ
ェナーダイオード回路の抵抗R9の一端に接続されてい
る。また、トランジスタQ13のエミッタは抵抗R14
を通し、出力トランジスタQ11のエミッタと出力トラ
ンジスタQ11の出力電流検出用抵抗R8との接続点
接続されている。前記トランジスタQ12のエミッタは
出力トランジスタQ11のB−E間に直列接続された両
抵抗R6,R7の分岐点へ、トランジスタQ12のコレ
クタはトランジスタQ10のベースとトランジスタQ2
のコレクタに接続されている。そして、トランジスタQ
12によって、出力トランジスタQ11のベース電流を
制御するように構成されている。
【0020】VIN−VOUT間電圧が小さいとき、即ちツ
ェナーダイオードZDのツェナー電圧より小さいとき、
出力電流の通常の使用領域では、抵抗R13、トランジ
スタQ13、抵抗R14、抵抗R8を通して電流が流れ
ているため、 VR7>VR8+VR14・・・(4) であり、トランジスタQ12はオフ状態である。ここ
で、VR7、VR8、VR14は各抵抗両端の電圧値を示す。
【0021】さらに、出力電流が大きくなると、(4)
式のVR8の値が大きくなり、 VBE12+VR7=VBE13+VR8+VR14・・・(5) となるようにトランジスタQ12のコレクタに電流が流
れ、出力トランジスタQ11のベース電流を制御する。
【0022】このように、前記トランジスタQ12,Q
13のB−E間電圧値により、出力トランジスタのベー
ス電流を制御しているため、出力電流IOの検出抵抗R
8を小さくした場合にも、抵抗R6,R7の抵抗比を調
整することにより出力電流の通常使用領域ではトランジ
スタQ12はオフ状態であり、過電流が流れたときのみ
動作することになる。このときの、出力トランジスタQ
11の消費電力POは(2)式より PO=(VIN−VO)×IO =(R8×IO+VCEQ11)×IO・・・(6) となり、本発明の回路構成では、抵抗R8の値を0.0
5Ω程度に下げても、従来のような問題はない。
【0023】このように、出力トランジスタQ11の出
力電流の検出抵抗R8を小さくした場合でも、通常の出
力電流値においては出力トランジスタQ11のベース電
流制御用のトランジスタQ12がオンしてしまうという
事態を避けることができ、ベース電流制御用のトランジ
スタQ12は過電流が流れたときのみ動作するようにで
きる。
【0024】従って、出力電流の検出抵抗値を小さくで
きるので、より低損失な安定化電源回路を実現できる。
【0025】なお、ツェナーダイオード回路はVIN−
VO間電圧が大きいとき、即ちツェナーダイオードZD
のツェナー電圧より大きいとき、ツェナーダイオードZ
D、抵抗R9、トランジスタQ13、抵抗R14、抵抗
R8を通し、出力VOへの経路で電流が流れ、抵抗R1
での電圧降下でもってトランジスタQ12のベース電
位を持ち上げるため、結局R8においての電圧降下即ち
出力電流IOが小さいときに(5)式の条件を満たすこ
とになり、消費電力抑制回路として動作する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
出力トランジスタの出力電流の検出抵抗を小さくした場
合でも、通常の出力電流値においては出力トランジスタ
のベース電流制御用のトランジスタがオンしてしまうと
いう事態を避けることができ、ベース電流制御用のトラ
ンジスタは過電流が流れたときのみ動作するようにでき
る。
【0027】従って、出力電流の検出抵抗値を小さくで
きるので、より低損失な安定化電源回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による安定化電源回路の回路
図である。
【図2】従来例による安定化電源回路の回路図である。
【符号の説明】
Q トランジスタ R 抵抗 ZD ツェナーダイオード

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と出力端子との間にコレクタ・
    エミッタが結合された出力トランジスタと、別入力され
    たバイアス電圧に基づいて基準電圧を生成するとともに
    前記基準電圧を出力トランジスタのベースに与える基準
    電圧発生回路と、入力端子と出力端子との間の電圧を検
    出するツェナーダイオード回路と、前記出力トランジス
    タのエミッタ電流及び入出力端子間電圧を検出し、該検
    出結果に応じて前記出力トランジスタのベース電流を制
    限する電流制限回路とを有し、前記電流制限回路は、ベ
    ース電位が共通となるように各々のベースが互いに接続
    された一対のトランジスタを備え、該一対のトランジス
    タのうちの一方のトランジスタのエミッタに前記出力ト
    ランジスタのエミッタ電流及び前記入出力端子間電圧に
    相当する電位が入力され、前記一対のトランジスタのう
    ちの他方のトランジスタのエミッタに比較用の電位が入
    力され、前記出力トランジスタのエミッタ電流及び前記
    入出力端子間電圧に応じて前記出力トランジスタのベー
    ス電流を制限するように構成されたことを特徴とする安
    定化電源回路。
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KR1019940015126A KR0134651B1 (ko) 1993-06-29 1994-06-29 안정화 전원 회로 및 에미터 폴로워 출력 전류 제한 회로

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