JP5889378B1 - シュミットトリガ回路及び車両用発電機の発電制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】しきい値電圧VIH、出力Lレベル電圧、Hレベル入力時の入力電圧が電源電圧に依存して変化することが少ないシュミットトリガ回路を得る。【解決手段】ベースに入力信号が印加される第1トランジスタ、コレクタから出力信号が出力される第2トランジスタを備え、前記第1トランジスタのコレクタが第1抵抗を介して前記第2トランジスタのベースに接続され、第1トランジスタのベース・エミッタ間の順方向が前2トランジスタのベース・エミッタ間の順方向と同一方向であり、第1トランジスタのエミッタと第2トランジスタのエミッタが接続され、その接続点と基準電位との間に第4抵抗が接続されているシュミットトリガ回路において、前記第4抵抗には並列にダイオードが、そのダイオードの順方向に流れる電流の方向が、第1,第2トランジスタのベース・エミッタ間の順方向に流れる電流の方向と同一方向になるように接続されている。【選択図】図1

Description

この発明は、入力信号レベルのしきい値電圧にヒステリシス特性を備えたシュミットトリガ回路に関するものである。
シュミットトリガ回路は、入力信号のしきい値電圧にヒステリシス特性を備えた回路であり、入力信号にノイズなど不要な成分が混入した場合でも誤動作を防止し安定した出力を得るために用いられる。
入力信号の電圧がLレベル(低電圧レベル)からHレベル(高電圧レベル)に変化するときのしきい値電圧をVIH、入力信号の電圧がHレベルからLレベルに変化するときのしきい値電圧をVILと呼ぶ。
従来のシュミットトリガ回路として、図7に示すようなエミッタを共通接続したトランジスタQ1とQ2、抵抗R1〜5を用いた構成が知られている。図7の構成は、他の構成のシュミットトリガ回路と比較して素子数が少ないため、低コストでシュミットトリガ回路を実現可能なことが特徴である。
図7において、入力電圧VIN、つまりトランジスタQ1のベース電圧がLレベルからHレベルに上昇し、入力電圧VINがトランジスタQ1をオンさせるレベルまで上昇すると、トランジスタQ1にコレクタ電流が流れ始めトランジスタQ1のコレクタ電圧は低下する。コレクタ電圧が低下すると、抵抗R3を通してトランジスタQ2のベース電圧も低下する。その結果トランジスタQ2のベース電流が減少し、それに伴いコレクタ電流も減少する。それによりトランジスタQ1とQ2のエミッタ電圧VEが低下し、その結果トランジスタQ1のコレクタ電圧はますます低下するという正帰還作用が働き、急速にトランジスタQ1がオン状態、トランジスタQ2がオフ状態となり、出力電圧VOUTはHレベルに達し、VOHとなる。入力電圧VINがHレベルからLレベルに下降する場合は、トランジスタQ1のベース電流が減少することによりコレクタ電流が減少し、それによりトランジスタQ1のコレクタ電圧が上昇する。トランジスタQ1のコレクタ電圧が上昇すると、抵抗R3を通してトランジスタQ2のベース電圧も上昇する。その結果トランジスタQ2がオンし、トランジスタQ1とQ2のエミッタ電圧VEが上昇して、トランジスタQ1のコレクタ電圧はますます上昇するという正帰還作用が働き、急速にトランジスタQ1がオフ状態、トランジスタQ2がオン状態となり、出力電圧VOUTはLレベルに低下し、VOLとなる。
前記のように、トランジスタQ1とQ2のオン・オフ状態の変化はエミッタ電圧VEに依存している。エミッタ電圧VEは、抵抗R5の抵抗値と流れる電流によって決まる。抵抗R5に流れる電流は、トランジスタQ1がオンのときは電源電圧と抵抗R1と抵抗R5の抵抗値によって決まる。トランジスタQ2がオンのときは電源電圧と抵抗R2と抵抗R5の抵抗値によって決まる。このように、図7のシュミットトリガ回路のVIHとVILは電源電圧に依存している。
図7のシュミットトリガ回路の電源電圧変化に対するヒステリシス特性の変化を図8に示す。破線101は電源電圧が低いときのヒステリシス特性を示し、実線102は電源電圧が高いときのヒステリシス特性を示している。図8において電源電圧が低いときのVIL及びVIHをそれぞれVIL1、VIH1で表し、図8において電源電圧が高いときのVIL及びVIHをそれぞれVIL2、VIH2で表す。
図7のシュミットトリガ回路において、出力電圧VOUTのLレベル電圧であるVOLは、トランジスタQ2のエミッタ電圧VEにトランジスタQ2のコレクタ・エミッタ間電圧を加えたものとなる。Lレベルを出力しているときトランジスタQ2はオンしているため、コレクタ・エミッタ間電圧は0Vに近くなるため、エミッタ電圧VEが出力電圧のLレベルとほぼ等しくなる。前記のようにエミッタ電圧VEは電源電圧に依存しているため、出力電圧VOUTのLレベル電圧であるVOLも電源電圧に依存している。
図7に示すシュミットトリガ回路の入力部に、トランジスタQ1のベース電流を制限するための抵抗R6と、トランジスタQ1をオフするための抵抗R7を備えた構成が知られている。図9にその回路構成を示す。
図9において、トランジスタQ1がオンしたときのベース電圧Vb1は、抵抗R5に流れる電流Ir5とトランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧Vbe1を用いて式(1)のように表される。
Vb1=Vbe1 + R5×Ir5 …(1)
抵抗値R5に流れる電流Ir5は前記のように電源電圧が高くなると大きくなる。そのため、トランジスタQ1がオンしているときのベース電圧Vb1も電源電圧に比例して高くなる。
従来のシュミットトリガ回路として次の様なものがある。特許文献1には、大きなヒステリシスを得るために、トランジスタのエミッタと基準電位間の抵抗と並列に新たな抵抗とトランジスタを追加したシュミットトリガ回路が示されている。特許文献2には、2つのトランジスタに流れる電流比が大きい場合でも小さいヒステリシスを得るために、トランジスタのエミッタと基準電位間の抵抗と直列にダイオードを追加したシュミットトリガ回路が示されている。特許文献3には、小さいヒステリシス幅を得るために、第3のトラ
ンジスタと抵抗を追加したシュミットトリガ回路が示されている。特許文献4には、安定したスイッチング特性を得るために、トランジスタのエミッタと基準電位間の抵抗の代わりに定電流を用いたシュミットトリガ回路が示されている。特許文献5には、高速動作を可能とするために、トランジスタのエミッタと基準電位間の抵抗と並列にコンデンサを追加したシュミットトリガ回路が示されている。特許文献6には、より少ない部品点数で構成したシュミットトリガ回路が示されている。特許文献7には、しきい値電圧が電源電圧の変動によらず安定になるようにするため、ツェナーダイオードを用いて定電圧化したシュミットトリガ回路が示されている。
特開昭57-80824号公報 特開平5-335900号公報 特開昭51-48252号公報 特開昭58-13017号公報 実開昭56-63139号公報 実開昭61-81222号公報 実開昭62-112216号公報
前記のように、従来のシュミットトリガ回路の構成ではしきい値電圧VIHが電源電圧に依存して変化してしまう。そのため、動作電源電圧範囲の広いアプリケーションで安定したしきい値を得られないという問題があった。
また、出力電圧のLレベルが電源電圧に依存してしまうため、後段に接続される回路の設計条件に制約を与えるという問題があった。
さらに、入力電圧が電源電圧に依存して高くなってしまうことで、入力信号のHレベル/Lレベル変化とシュミットトリガ回路の出力信号のHレベル/Lレベル変化との遅延が大きくなってしまうという問題があった。図10に示すように、遅延が大きくなるとパルス幅のデューティが高いときに入力信号を正確に出力できなくなるという問題が発生する。これはパルス幅を利用して制御を行っているアプリケーションでは、入力信号のパルスが高デューティになることがあるため、特に問題になりやすい。
この発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、しきい値電圧VIH、出力Lレベル電圧VOLが電源電圧に依存して変化することが少ないシュミットトリガ回路を得ることを目的とする。
この発明に係わるシュミットトリガ回路は、ベースに入力信号が印加される第1トランジスタ、コレクタから出力信号が出力される第2トランジスタを備え、前記第1トランジスタのコレクタが第1抵抗を介して前記第2トランジスタのベースに接続され、前記第1トランジスタのコレクタが第2抵抗を介して電源に接続され、前記第2トランジスタのコレクタが第3抵抗を介して電源に接続され、前記第1トランジスタのベース・エミッタ間の順方向が前記第2トランジスタのベース・エミッタ間の順方向と同一方向であり、前記第1トランジスタのエミッタと前記第2トランジスタのエミッタが接続され、その接続点と基準電位との間に第4抵抗が接続されているシュミットトリガ回路において、前記第4抵抗には並列にダイオードが、そのダイオードの順方向に流れる電流の方向が、前記第1,第2トランジスタのベース・エミッタ間の順方向に流れる電流の方向と同一方向になるように接続されたものである。
前記のエミッタを共通接続した2つのトランジスタを含んでなるシュミットトリガ回路において、エミッタと基準電位間の抵抗に対して並列にダイオードを追加することにより、しきい値電圧VIH、出力Lレベル電圧VOLが電源電圧に依存して変化することを防止するシュミットトリガ回路を実現することが可能となる。従来回路に対して追加する素子はダイオードであるため、この発明によるシュミットトリガ回路は低コストで実現可能という特徴を有する。
この発明の実施の形態1によるシュミットトリガ回路の構成を示す回路図である。 実施の形態1によるシュミットトリガ回路の他の構成を示す回路図である。 実施の形態2によるシュミットトリガ回路の構成を示す回路図である。 実施の形態3によるシュミットトリガ回路の構成を示す回路図である。 実施の形態4によるシュミットトリガ回路の構成を示す回路図である。 実施の形態5によるシュミットトリガ回路を含む車両用発電機の発電制御装置を示すブロック図である。 従来のシュミットトリガ回路の構成を示す回路図である。 従来のシュミットトリガ回路の入力電圧対出力電圧の関係を示す特性図である。 従来のシュミットトリガ回路の他の構成を示す回路図である。 (a)が従来のシュミットトリガ回路において遅延が小さい場合の入力信号波形及び出力信号波形を示す特性図であり、(b)が従来のシュミットトリガ回路において遅延が大きい場合の入力信号波形及び出力信号波形を示す特性図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるシュミットトリガ回路の構成を示す回路図である。図1に示すシュミットトリガ回路は、ベースに入力信号VINが印加されるトランジスタQ1(第1トランジスタ)、コレクタから出力信号VOUTが出力されるトランジスタQ2(第2トランジスタ)を備え、前記トランジスタQ1のコレクタが抵抗R3(第1抵抗)を介して前記第2トランジスタのベースに接続され、前記Q1のコレクタが抵抗R1(第2抵抗)を介して電源VCCに接続され、前記トランジスタQ2のコレクタが抵抗R2(第3抵抗)を介して電源VCCに接続され、前記トランジスタQ1のベース・エミッタ間の順方向が前記トランジスタQ2のベース・エミッタ間の順方向と同一方向であり、前記トランジスタQ1のエミッタと前記トランジスタQ2のエミッタが接続され、その接続点と基準電位Veeとの間に抵抗R5(第4抵抗)が接続されている。前記抵抗R5には並列にダイオードD1が、そのダイオードの順方向に流れる電流の方向が、前記トランジスタQ1,Q2のベース・エミッタ間の順方向に流れる電流の方向と同一方向になるように接続されている。さらに抵抗R3と基準電位Veeとの間に抵抗R4が接続されている。
前記トランジスタQ1,Q2のエミッタの電圧が前記ダイオードD1の順方向電圧を超えるまでは抵抗R5に電流が流れ、D1の順方向電圧を超えるときにはダイオードに電流が流れ、エミッタ電圧はD1の順方向電圧に固定される。入力電圧がLレベルのときには、前記トランジスタQ1,Q2のエミッタ電圧がダイオードD1の順方向電圧を超えるように電流値と抵抗値を設定することで、しきい値電圧VIHはダイオードの順方向電圧にトランジスタのベース・エミッタ間電圧を加えたものとなる。そのため、しきい値電圧VIHは電源電圧によらず一定となる。
トランジスタQ1の入力電圧がLレベルのとき、出力電圧のLレベルはエミッタ電圧にコレクタ・エミッタ間電圧を加えたものとなる。このときトランジスタQ2はオンしているため、コレクタ・エミッタ間電圧は0Vに近くなるため、トランジスタQ1の出力電圧のLレベルVOLはエミッタ電圧とほぼ等しくなる。エミッタ電圧はダイオードD1の順方向電圧で固定されているため、出力電圧のLレベルVOLは電源電圧によらず一定となる。トランジスタQ1の入力電圧がHレベルのときには、トランジスタQ1,Q2のエミッタ電圧がダイオードD1の順方向電圧を超えないように電流値と抵抗値を設定することで、しきい値電圧にヒステリシスを持たせることができる。
実施の形態1のシュミットトリガ回路において、ヒステリシス特性を持たせるための抵抗値の決め方は以下に表わされる。トランジスタがオンしているときのコレクタ・エミッタ間電圧を0Vとすると、入力L時(Q2がオン)に抵抗R5に流れる電流は、ダイオードD1がないとすると、電源電圧をVccとして式(1)で表される。
このとき、Q1のエミッタ電圧V_(E_2)は式(2)で表される。
V_(E_2)がダイオードD1の順方向電圧Vfより高くなるように抵抗値を設定することで、V_(E_2)がダイオードでクランプされ、Hレベルのしきい値電圧VIHは約Vf+Vbeとなる。よって、VIHを設定するための抵抗値の条件は式(3)になる。
次に、入力H時(Q1がオン)に抵抗R5に流れる電流は式(4)で表される。
このとき、Q1のエミッタ電圧V_(E_1)は式(5)で表される。
ここで、V_(E_1)がダイオードD1の順方向電圧Vfより低くなるように抵抗値を設定することで、ダイオードD1には電流が流れなくなり、Lレベルのしきい値電圧VILは約V_(E_1)+Vbeとなる。V_(E_1)はVfより低いので、VIH>VILとなりヒステリシス特性を得ることができる。よって、VILを設定するための条件は式(6)となる。
つまり、上記式(3)、式(6)及びR1>R2の条件を満たすことにより、シュミットトリガ回路におけるヒステリシス特性が実現される。実際の回路設計においては、抵抗R1とR2の関係がR1>R2となるようにしたうえで、本回路の目標動作電流から抵抗値を決定し、シミュレーションにてヒステリシス特性を確認していくことになる。
なお、図9に示したようにトランジスタQ1のベースに、ベース電流を制限するための抵抗R6(第5抵抗)とトランジスタQ1をオフするための抵抗R7(第6抵抗)を追加してもよい。また、図2に示すようにダイオードD1をベースとコレクタを接続したバイポーラトランジスタQ5に置き換えてもよい。また、トランジスタをダーリントン接続構成としてもよい。
実施の形態2.
図3は、実施の形態2によるシュミットトリガ回路の構成を示す回路図である。図2に示すように複数個ダイオードD1,D2…Dxを直列に接続することで、エミッタ電圧はダイオードの順方向電圧がダイオードの個数分だけ加算された電圧となる。これにより、しきい値電圧VIH、出力LレベルVOLをダイオードの個数を変化させることで調整できる。
実施の形態3.
図4は、実施の形態3によるシュミットトリガ回路の構成を示す回路図である。図3に示すようにダイオード複数個のD1,D2…Dxを並列に接続することで、ダイオードに流すことのできる電流量を増加させることができる。流れる電流量は電源電圧が高くなると大きくなるため、実施の形態3の構成を用いることで高い電源電圧を持つアプリケーションにおいてもこの発明のシュミットトリガ基準電圧回路を用いることができる。
実施の形態4.
図5は、実施の形態4によるシュミットトリガ回路の構成を示す回路図である。図5に示すシュミットトリガ回路は、図1のシュミットトリガ回路におけるトランジスタQ1とQ2を、NPNトランジスタからPNPトランジスタに置き換えてトランジスタQ3,Q4としたものである。実施の形態4においては、電源Vccは基準電位Veeより低い電圧となる。
実施の形態5.
図6は、実施の形態5によるシュミットトリガ回路を含む車両用発電機の発電制御装置を示すブロック図である。前記車両用発電機の発電制御装置は、ステータコイル601、全波整流器602、フィールドコイル603、ダイオードD6、トランジスタQ6を有する発電機600と、バッテリ621、車両用電子制御回路622、ワイヤハーネス623、シュミットトリガ回路624を備えている。前記発電機600は内燃機関により駆動される。図6において、発電電圧を制御するための信号を出力する車両用電子制御回路622と、発電機600のフィールドコイル603に対して界磁電流制御を行うためのトランジスタQ6を含む装置が、ワイヤハーネス623によりシュミットトリガ回路624を介して接続されている。車両用電子制御回路622から出力される界磁電流制御信号を、この発明によるシュミットトリガ回路624が受信する。この発明のシュミットトリガ回路を用いることで、入力部に混入されるノイズなどの不要な成分を除去し、制御信号のパルス幅を正確に出力することで安定した発電電圧を得ることができる。
実施の形態1から4によれば、出力電圧LレベルVOLが電源電圧に依存して変化することを防止できるため、シュミットトリガ回路の出力に接続される回路に対して設計条件の制約を緩和することができ、回路を簡単化することが可能となる。
実施の形態1から4によれば、入力信号がHレベルのときの入力電圧VIHが電源電圧に依存して変化することを防止し、ダイオードの順方向電圧にベース・エミッタ間電圧を加えた電圧、一般的に約1.4Vに固定することができるため、入力信号に対する出力信号の遅延を小さくすることができる。入力信号のパルス幅のデューティが高い場合でも、入力信号のパルス幅をより正確に出力することが可能となる。
R1 抵抗(第2抵抗) R2 抵抗(第3抵抗) R3 抵抗(第1抵抗)
R4 抵抗 R5 抵抗(第4抵抗) R6 抵抗(第5抵抗)
R7 抵抗(第6抵抗) Q1,Q2,Q5 NPNバイポーラトランジスタ
Q3、Q4 PNPバイポーラトランジスタ D1,D2,Dx ダイオード
VIN 入力電圧 VOUT 出力電圧 VE エミッタ電圧
Vb1 トランジスタQ1のベース電圧 Vcc 電源 Vee 基準電位
Vbe1 トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧
Ir5 抵抗R5に流れる電流 101 破線 102 実線
600 発電機 601 ステータコイル 602 全波整流器603 フィールドコイル Q6 トランジスタ D6 ダイオード
621 バッテリ 622 車両用電子制御回路 623 ワイヤハーネス
624 シュミットトリガ回路

Claims (9)

  1. ベースに入力信号が印加される第1トランジスタ、
    コレクタから出力信号が出力される第2トランジスタを備え、
    前記第1トランジスタのコレクタが第1抵抗を介して前記第2トランジスタのベースに接続され、
    前記第1トランジスタのコレクタが第2抵抗を介して電源に接続され、
    前記第2トランジスタのコレクタが第3抵抗を介して電源に接続され、
    前記第1トランジスタのベース・エミッタ間の順方向が前記第2トランジスタのベース・エミッタ間の順方向と同一方向であり、前記第1トランジスタのエミッタと前記第2トランジスタのエミッタが接続され、その接続点と基準電位との間に第4抵抗が接続されているシュミットトリガ回路において、
    前記第4抵抗には並列にダイオードが、そのダイオードの順方向に流れる電流の方向が、前記第1,第2トランジスタのベース・エミッタ間の順方向に流れる電流の方向と同一方向になるように接続されたことを特徴とするシュミットトリガ回路。
  2. 前記第2抵抗は前記第3抵抗よりも大であることを特徴とする請求項1に記載のシュミットトリガ回路。
  3. 前記第1トランジスタのベースに第5抵抗が接続され、前記第5抵抗と前記第1トランジスタのベースとの接続点と前記基準電位との間に第6抵抗が接続されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシュミットトリガ回路。
  4. 前記ダイオードは、ベースとコレクタを接続したバイポーラトランジスタで構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシュミットトリガ回路。
  5. 前記ダイオードは、直列に複数個接続されたダイオードであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシュミットトリガ回路。
  6. 前記ダイオードは並列に複数個接続されたダイオードであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシュミットトリガ回路。
  7. 前記第1,第2トランジスタはNPN型トランジスタであり、前記ダイオードはそのアノード側が前記第1,第2トランジスタのエミッタに接続され、そのカソード側が前記基準電位に接続されたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のシュミットトリガ回路。
  8. 前記第1,第2トランジスタはPNP型トランジスタであり、前記ダイオードはそのアノード側を基準電位に接続され、そのカソード側を前記第1,第2トランジスタのエミッタに接続されたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のシュミットトリガ回路。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のシュミットトリガ回路を用いた、内燃機関により駆動される車両用発電機の発電制御装置。
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