JPH0533490A - パラペツトのコンクリート打設工法 - Google Patents

パラペツトのコンクリート打設工法

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Publication number
JPH0533490A
JPH0533490A JP18609391A JP18609391A JPH0533490A JP H0533490 A JPH0533490 A JP H0533490A JP 18609391 A JP18609391 A JP 18609391A JP 18609391 A JP18609391 A JP 18609391A JP H0533490 A JPH0533490 A JP H0533490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parapet
concrete
curtain plate
formwork
work
Prior art date
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Pending
Application number
JP18609391A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Sato
洋介 佐藤
Kichiji Arashi
吉治 嵐
Yoichi Ogaki
洋一 大垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication of JPH0533490A publication Critical patent/JPH0533490A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 足場作業及び高所作業を不要にすることによ
って、幕板の取付作業を容易かつ安全にするパラペット
のコンクリート打設工法を得る。 【構成】 屋上のスラブの施工完了後、パラペット12
を構築する内側型枠20及び外側型枠の代用としての裏
板22をセパレーター26で連結して、型枠を組み立て
る。その後、裏板22に幕板16を嵌め込み、コンクリ
ートを打設する。これにより、外側型枠が不要となっ
て、工費を節減できる。また、予め幕板16が取付けら
れているので、足場作業が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート建造物の
屋上等の周辺部に立設され手すりの役目を果たすパラペ
ットの外側面に取付けられる幕板の取付作業を容易にす
るパラペットのコンクリート打設工法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すようなコンクリート建造物の
屋上10に構築されるパラペット12は、屋上10を形
成するスラブ14上面まで、コンクリートを打設し、ス
ラブ14のコンクリートが硬化した後、別途パラペット
12の型枠を組立て、コンクリートを打設して、施工さ
れるのが一般的な施工方法である。
【0003】このパラペット12には、意匠上の観点か
ら、パラペット12の外側面に幕板16が、またその頂
面には笠木18が取付けられるようになっている。
【0004】しかしながら、幕板16はパラペット12
の外側面に取付けなければならないため、ゴンドラや吊
足場等の仮設が必要となり工程の短縮及び工費の削減が
図れない。また、高所作業となるため作業員の安全を確
保するための設備が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮し、足場作業及び高所作業を不要にすることによっ
て、幕板の取付作業を容易かつ安全にするパラペットの
コンクリート打設工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパラペット
のコンクリート打設工法は、コンクリート建造物の屋上
等の周辺部に立設され手すりの役目を果たすパラペット
のコンクリート打設工法において、前記パラペットの外
側面を構築する外側型枠を、前記パラペットの外側面を
覆う幕板の取付用裏板で代用して、前記裏板と前記パラ
ペットの内側面を構築する内側型枠とを、型枠間隔を維
持するセパレーターで連結して前記パラペットの型枠を
組み立て、その後コンクリートを打設することを特徴と
している。
【0007】
【作用】上記構成のパラペットのコンクリート打設工法
では、パラペットの外側面を構築する外側型枠を、パラ
ペットが構築された後その外側面を覆う幕板の取付用裏
板で代用するので、外側型枠が不要となり工費の削減が
図れる。また、予め裏板に幕板を取付けておけば、幕板
を取付けるために必要とされる足場が不要となり、高所
での作業もなくなるので、工事の安全が図れる。
【0008】
【実施例】図1及び図2に示されるコンクリート建造物
の屋上10に構築されたパラペット12の断面図に従っ
て、本発明に係るパラペットのコンクリート打設工法を
説明する。
【0009】図1に示されるように、屋上10まで構築
されたコンクリート建造物のスラブ14の周辺部に、パ
ラペット12のコンクリートを打設するため、図2に示
す内側型枠20と、外側型枠の代用となる裏板22を取
付ける。この裏板22は鋼製の板材で、補強用のアング
ル材24が溶接してある。このアングル材24に、相対
する型枠の間隔を保つ丸型鋼のセパレーター26の一端
部を溶接し、他端部は一例として木製の内側型枠20に
角材28等を介在させて固定する。なお、セパレーター
26の中間部にはスリーブ30が設けられており、この
スリーブ30の螺合量を調整することにより、型枠の間
隔を調整する。
【0010】次に、裏板22の上下方向の端部に、ステ
ンレス製の幕板16を嵌め込む。これによって、従来工
法のように、パラペット12のコンクリートを打設し、
その後、外側型枠を脱型して幕板16を取付けるという
工程が省略できる。なお、この幕板16には、コンクリ
ート建造物の外方に突出する突部16Aと、裏板22の
端部及びパラペット12の外側面に押し当てられる接合
部16Bが形成されている。この接合部16Bの上端部
には箱状のボルト収容部16Cが形成され、パラペット
12のコンクリートを打設した後、その壁部へ笠木18
の鉛直部18Aをボルト32で接合する。なお、このボ
ルト32は、幕板16の熱変化を考慮して緊結しない。
【0011】次に、図示しない鉄筋にアンカーボルト3
4の端部を溶接し、パラペット12の頂面へ突出させ
る。なお、パラペット12のコンクリート打設後には、
このアンカーボルト34に、笠木18の裏板36がアン
グル材38を解して溶接され、この裏板36に、笠木1
8が嵌め込まれる。
【0012】最後に、型枠内へコンクリートを打設し、
パラペット12が構築される。このように、幕板16の
裏板22を外側型枠として代用するので、全体として型
枠の組立て及び脱型の数量が減少し、工程の短縮と工費
の削減を図ることができる。なお、コンクリート打設終
了後には、幕板16の上下端部とパラペット12、及び
笠木18とパラペット12との取合部に、止水用のコー
キング40が施される。また、幕板16の下端部のコー
キング40には、排水パイプ42が取付けられ、笠木1
8と幕板16との取合部に集まる水を、幕板16の隙間
44を通して、外壁へ排水する。
【0013】なお、スラブ14には、公知の止水板46
が、パラペット12の内側面には、安全ロープ等を係止
する丸管48が設けられる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るパラ
ペットのコンクリート打設方法によれば、幕板を先行し
て取付けるので、足場作業及び高所作業が不要となる。
また、幕板取付け用の裏板を外側型枠として代用するの
で、型枠費が削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパラペットのコンクリート打設工
法によって構築されたパラペットの断面図である。
【図2】本発明に係るパラペットのコンクリート打設工
法を説明する断面図である。
【図3】コンクリート建造物の全体を示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
16 幕板 22 裏板

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 コンクリート建造物の屋上等の周辺部に
    立設され手すりの役目を果たすパラペットのコンクリー
    ト打設工法において、前記パラペットの外側面を構築す
    る外側型枠を、前記パラペットの外側面を覆う幕板の取
    付用裏板で代用して、前記裏板と前記パラペットの内側
    面を構築する内側型枠とを、型枠間隔を維持するセパレ
    ーターで連結して前記パラペットの型枠を組み立て、そ
    の後コンクリートを打設するパラペットのコンクリート
    打設工法。
JP18609391A 1991-07-25 1991-07-25 パラペツトのコンクリート打設工法 Pending JPH0533490A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108868128A (zh) * 2018-06-29 2018-11-23 中国二十冶集团有限公司 一种女儿墙泛水口支模方法
CN109750831A (zh) * 2019-01-30 2019-05-14 山西三建集团有限公司 厨卫间止水台与楼层降板同时浇筑的模板体系及支模方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108868128A (zh) * 2018-06-29 2018-11-23 中国二十冶集团有限公司 一种女儿墙泛水口支模方法
CN109750831A (zh) * 2019-01-30 2019-05-14 山西三建集团有限公司 厨卫间止水台与楼层降板同时浇筑的模板体系及支模方法

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