JPH05334712A - 光情報処理装置 - Google Patents

光情報処理装置

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JPH05334712A
JPH05334712A JP4141311A JP14131192A JPH05334712A JP H05334712 A JPH05334712 A JP H05334712A JP 4141311 A JP4141311 A JP 4141311A JP 14131192 A JP14131192 A JP 14131192A JP H05334712 A JPH05334712 A JP H05334712A
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JP
Japan
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light
optical
photodetector
incident
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JP4141311A
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Hidehiko Shindo
英彦 神藤
Mamoru Kainuma
守 貝沼
Masaru Muranishi
勝 村西
Katsuhiko Kimura
勝彦 木村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to DE69321034T priority patent/DE69321034T2/de
Priority to US08/156,440 priority patent/US5481515A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、入射結合部分での入射角度や入射位
置の誤差許容量を拡大し、かつ入射効率を向上させて、
光情報処理装置全体としての信頼性を向上させることを
目的とする。 【構成】光情報媒体からの反射光を電気信号に変換する
集積光検出器を備えた光情報処理装置において、基板
と、この基板上に形成された光導波路と、前記反射光を
前記光導波路に案内する入射回折格子および光導波路内
の導波光を検出する光検出部とからなる複数個の集積光
検出部を有する集積光検出器を備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスク装置
等の光情報処理装置に係り、さらに詳しくは導波素子を
用いた光情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、導波素子を用いた光情報処理装置
としては、特開平2−7238号公報に記載されたもの
がある。この種の光情報処理装置においては、導波素子
内の入射光結合部分が導波光の光軸と平行な方向に分割
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、入射光結合部分のうち導波光を励起するに有効な部
分の大きさが大きい場合には、適切な入射効率を得られ
る光の入射角度の許容量が小さくなるので、その取付調
整が容易でないという問題点があった。
【0004】また、入射光結合部分のうち導波光を励起
するに有効な部分の大きさが小さい場合には、入射光結
合部分に入射する光の位置の位置決めが容易でないとい
う問題点があった。
【0005】さらに、入射光結合部分が導波光の光軸方
向に交わった方向に分割されていない場合には、入射効
率が十分高く取れないという問題点があった。
【0006】上述したように、従来技術においては、取
付調整が容易でない点、および効率が十分高くはないと
いう点から、このような入射光結合部分を用いた光学系
の信頼性を高めることが難しく、光情報処理装置全体と
しての信頼性も十分高めることができないという問題が
あった。
【0007】本発明は、装置全体としての信頼性を向上
させることができる光情報処理装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、光情報媒体からの反射光を電気信号に変
換する集積光検出器を備えた光情報処理装置において、
基板と、この基板上に形成された光導波路と、前記反射
光を前記光導波路に案内する入射回折格子および光導波
路内の導波光を検出する光検出部とからなる複数個の集
積光検出部を有する集積光検出器を備えたものである。
【0009】
【作用】集積光検出器を、基板と、この基板上に形成さ
れた光導波路と、前記反射光を前記光導波路に案内する
入射回折格子および光導波路内の導波光を検出する光検
出部とからなる複数個の集積光検出部で構成したことに
より、導波光の光軸方向に対する入射光結合部分の大き
さを小さくすることができる。その結果、入射角度や入
射位置に対する許容量が大きくなり、同時に波長変動許
容量および光導波路作成時の製造誤差を大きいすること
ができ、光情報処理装置全体としての信頼性を向上させ
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。ただし、図1は光情報処理装置の一例として光ディ
スク装置を例として説明する。
【0011】図1において、ハウジング50に固定さ
れ、かつシステムコントローラ70により駆動される半
導体レーザ1から射出した光は、集積光検出器2に照射
され、その反射光はハウジング50に固定された対物レ
ンズ3を通過し、光ディスク4に照射される。光ディス
ク4で反射された信号光101は再び対物レンズ3を通
過し、集積光検出器2に照射される。
【0012】前述した集積光検出器2は、図2に示すよ
うに半導体基板10、誘電体薄膜11、および入射結合
部分からなっている。ここでは、入射結合部分として、
入射回折格子の例を挙げる。誘電体薄膜11のうち、少
なくとも入射回折格子15a〜15f、および光検出部
16a〜16fの形成された部分は、光導波路として機
能するように構成されているが、その詳細な構造につい
ては後述する。
【0013】入射回折格子は導波光の光軸方向102と
平行に分割されており、各々をここではA列入射回折格
子、B列入射回折格子、C列入射回折格子、D列入射回
折格子と称する。各々の列の入射回折格子は、さらに導
波光の光軸方向102と交わる方向、例えばここでは導
波光の光軸方向102と垂直方向に分割されている。こ
こではA列入射回折格子につき説明する。A列入射回折
格子は、入射回折格子15a〜15fおよび各々の入射
回折格子15a〜15fに対応する光検出部16a〜1
6fからなっている。入射回折格子15a〜15fによ
り励起された導波光は、各々対応する光検出部16a〜
16fによりその強度を検出される。B列、C列、D列
も同様に導波光の光軸方向102と交わる方向、例えば
導波光の光軸方向102と垂直方向に分割されている。
【0014】A列入射回折格子にある光検出器は電気的
に接続されており、その和信号がボンディングパッド2
0Aに出力される。また、同様に、B列入射回折格子の
光検出器の出力和はボンディングパッド20Bに、C列
の和はボンディングパッド20Cに、D列の和はボンデ
ィングパッド20Dに各々出力される。ボンディングパ
ッドA〜Dの出力はシステムコントローラ70に送ら
れ、次のような処理により光ディスクに対するフォーカ
スエラー信号、トラックエラー信号、読み出し信号が得
られる。
【0015】(フォーカスエラー信号)=(A列和)−
(B列和)−(C列和)+(D列和) (トラックエラー信号 )=(A列和)+(B列和)−
(C列和)−(D列和) (読み出し信号) =(A列和)+(B列和)+
(C列和)+(D列和) 図1に戻り、ハウジング50はサスペンション63によ
り保持されている。ハウジング50は光ディスク4の記
録面に垂直方向および光ディスク4の半径方向に移動可
能となっている。
【0016】上記のように検出されたフォーカスエラー
信号に応じて、システムコントローラ70は磁気回路6
0にある電磁コイル62に電流を流し、ハウジング50
を光ディスク4の面に垂直方向に動かしてフォーカス制
御を行う。
【0017】検出されたトラックエラー信号およびI/
Oバスを経由した外部装置からの情報アクセス要求に応
じて、システムコントローラ70は磁気回路61にある
粗動電磁コイル71に電流を流し、直進レール機構53
に搭載された外部ハウジング51を光ディスク4の半径
方向に移動する。さらに、システムコントローラ70は
磁気回路60にある電磁コイル62に電流を流し、ハウ
ジング50を光ディスク4の半径方向に動かす。このよ
うに外部ハウジング51およびハウジング50を移動さ
せることにより、光ディスク4に対するトラック制御を
行う。
【0018】システムコントローラ70は回転モータ5
5により光ディスクを回転させる。
【0019】システムコントローラ70は、上記のよう
に得られた読み出し信号をI/Oバスを通じて外部の装
置に送り出す。
【0020】以上の動作を行うため、システムコントロ
ーラ70は図中には記入されない任意の外部電源よりエ
ネルギーの供給を受ける。
【0021】次に、前述した集積光検出器2の詳細な構
成を図3を用いて説明する。この図3には図1における
集積光検出器2、対物レンズ3、半導体レーザ1を描い
ている。半導体レーザ1から射出した光の一部は半導体
基板10で反射して対物レンズ3を通過し、光ディスク
4に集光される。光ディスク4で反射した光は再び対物
レンズ3を通過し、半導体基板10を照射する。
【0022】集積光検出器2の構成を説明すると、半導
体基板10には誘電体で形成されたバッファ層12が形
成されている。バッファ層12の上には、図1に示した
導波光の光軸方向と導波光の光軸と垂直方向の各々に沿
って複数に分割された光導波路18、入射回折格子1
5、光検出部16とがある。A〜Dの各々の列の光検出
器は半導体基板10に設けられた薄膜による配線29で
電気的接続がされており、各々ボンディングパッドAな
いしDにつながる。ボンディングパッドAないしDを通
じて外部に光検出器の信号が取り出される。
【0023】次に、集積光検出器2の詳細な説明を図4
を用いて行う。図4は、図3における多分割された光導
波路18、入射回折格子15、光検出部16の最小単位
につき、その断面を示したものである。但し、断面は導
波光の光軸とほぼ平行方向に選んである。半導体基板1
0は、シリコン、ゲルマニウム、ガリウム砒素等の様々
なものが考えられるが、ここではシリコンとして説明す
る。
【0024】図4において、N型不純物が低濃度混ざっ
たシリコンで形成されるシリコン基板10’には、N型
不純物が高濃度に注入された裏面電極24、P型不純物
が高濃度に注入されたP層13、P層13を取り囲む部
分にN型不純物を高濃度に注入されたチャネルストッパ
14が形成されており、PIN型の光検出器を形成して
いる。裏面電極24とP層13との間に図1におけるシ
ステムコントローラ70によって逆バイアスをかけるこ
とにより、PIN構造に入射する光を電流として取り出
すことができる。チャネルストッパ14は、PIN構造
に不要な表面電流等が流れることを防止し、信号品位を
高く保つ機能を有する。
【0025】シリコン基板10’には、光導波路18を
伝播する導波光が図3における光検出部以外で、図4の
シリコン基板10’に過度に吸収されることを防止する
バッファ層12が設けられている。バッファ層12には
光導波路18が設けられており、更に光導波路18には
入射回折格子15が形成されている。光導波路18に
は、光導波路18を外部のゴミ等から保護するクラッド
層23が形成されている。
【0026】図1における信号光101は入射回折格子
15の回折により、光導波路18を伝播する導波光とな
る。この導波光は射出回折格子17の作用により回折さ
れる。ここで、シリコン基板10’の方向に回折された
光は、前述のPIN型光検出器に入射する。また、射出
回折格子17で回折された光のうち、シリコン基板1
0’と逆方向に回折された光は反射層22の作用で反射
され、やはりPIN型光検出器に入射する。ここで導波
光は電気信号に変換され、検出される。
【0027】反射層22、クラッド層23、光導波路1
8、射出回折格子17、バッファ層12、P層13、シ
リコン基板10’、裏面電極24は、全体として、光導
波路18を伝播する導波光の強度を検出する機構となっ
ており、これが図1ないし図3で説明した光検出部16
に相当している。
【0028】図2および図3における光検出部16に
は、ここで示したような射出回折格子17を用いた構成
が比較的望ましい。これは、(1)その大きさを比較的
小さくできること、(2)図3における半導体レーザ1
からの直接光(図3において、光ディスク4に至る以前
に半導体基板10に照射される光のことを称する。)
が、図4のPIN構造に入射して不要な信号を出してし
まうのを、反射層22が防止するので、検出信号の品位
が高いこと、(3)反射層22に導電材料を選んだ場
合、反射層22を図2における薄膜による配線29と同
時に形成できるので、製造プロセスが簡略化できるこ
と、等の理由による。以降も本構成の光検出部を用いて
実施例を説明するが、この構成の他にも一般的に知られ
た別方式の導波光の光検出器を用いても良い。
【0029】本構成の光検出部ではシリコン基板、裏面
電極、およびチャネルストッパにN型シリコン、P層部
分にP型シリコンを用いたが、これとは逆にシリコン基
板、裏面電極、およびチャネルストッパにP型シリコ
ン、P層部分に相当する部分にN型シリコンを用いても
全く動作は変わらない。また、ここではPIN構造の光
検出器を例に取ったが、シリコン基板10’と裏面電極
24の不純物濃度を同一とし、PN型光検出器としても
良い。ただし、一般的にPIN型の光検出器の方が動作
速度、光検出感度の点で優れていることが多いので、こ
こでもPIN型構造を描いた。
【0030】次に、集積光検出器2のさらに詳細な構成
を図5を用いて説明をする。。図5は図3の正面図とな
っており、半導体基板10の垂直方向から半導体基板1
0を眺めたものとして描いて有る。
【0031】図5において、半導体基板10には図4に
示したP層13、入射回折格子15、反射層22が有
る。A列からD列の各々のP層は配線29およびコンタ
クトホール25により接続され、各々ボンディングパッ
ド20A〜20Dに至る。
【0032】各々の入射回折格子15で生じた導波光
は、他の入射回折格子により生じた導波光と混じり合う
事無く、独立して光検出部16で検出され、電気信号と
なってから後にその和信号が検出される。
【0033】次に、本発明における入射回折格子を導波
光の光軸と交わる方向に多分割した際に生じる入射角度
許容量の拡大および光利用効率の向上の原理につき説明
する。
【0034】まず、入射回折格子の機能につき説明す
る。この際、導波光の光軸方向に対して、入射光が照射
される入射回折格子の長さを結合長さという言葉で定義
する。
【0035】入射回折格子に入射光が照射されると、入
射回折格子の各々の格子からはホイヘンスの原理に従っ
て2次波面が形成される。この各々の波面が光導波路の
方向に対して正確に位相が揃った場合にのみ、入射回折
格子は光導波路内部に導波光を励起できる。結合長さが
長い場合、導波光励起に必要な位相の整合を長い範囲に
わたり満足させる必要があるため、入射回折格子に対し
てわずかの入射角度誤差しか許容されない。逆に、結合
長さが短い場合、位相整合が必要な長さが短いので、入
射角度許容誤差量が大きくとれる。
【0036】そこで、本発明は、図7において、基板9
4には裏面電極24とP層13とが形成され、PIN光
検出器が複数形成されている。基板94には各々独立し
た光導波路18a〜18cが設けられ、それぞれ入射回
折格子90a〜90cが設けられている。各々の入射回
折格子で導波光となった光は、それぞれ射出回折格子1
7a〜17cにより各々のPIN光検出器にて電流に変
換される。これらの電流は配線95’でその和が求めら
れて、外部に出力される。
【0037】図6では、入射回折格子を導波光の光軸方
向と交わる方向に入射回折格子を分割し、各々の入射回
折格子で励起された導波光を独立して光検出器で検出す
る。ただし、入射回折格子部分の分割は、同一の入射光
が照射される範囲内で行われている。検出された各々の
電流は、配線95’により加算されて、外部に出力され
る。このような場合、結合長さは入射回折格子部の長さ
より短くする事ができ、入射角度誤差許容量の拡大の為
の結合長さの縮小と、入射光の位置決めの誤差許容量の
拡大の為の全体長さの拡大とを両立させる事が出来る。
また、入射角度誤差許容量が大きい事は、製造誤差や波
長変動等にも強い事を意味しており、総合的な光学特性
の改善が可能である。
【0038】次に、本発明の光利用効率を図7により説
明する。入射回折格子の入射効率は、入射光の振幅及び
導波光の共役射出光の振幅を入射回折格子上で重ね合わ
せ積分したもので評価できる。但し、導波光の共役射出
光は、次のようなものである。導波光の共役波すなわち
進行方向が元の導波光と逆となる導波光を仮想した場
合、この波は光導波路から入射回折格子部分に至り、こ
こで光導波路外部に射出される。このような共役導波光
が射出した際の射出光を導波光共役射出光あるいは単に
放射ビ−ムと呼ばれているが、ここでは導波光共役射出
光と呼ぶ。
【0039】光の入射効率を見積もる式として、参考文
献である「光集積回路、西原浩他著、オーム社、198
5年」の95頁から式(4・85)を引用し、この式を
以下に記す。
【0040】
【数1】
【0041】ただし、Aは入射回折格子における光の入
射効率である。
【0042】gは導波光共役射出光の振幅分布である。
【0043】hは入射光の振幅分布である。
【0044】zは3次元座標軸の一つで、導波光の進行
方向に対応する。
【0045】この式の意味するところは、分母の各々の
積分が1となるように入射光及び導波光共役射出光の振
幅を規格化し、各々の振幅曲線を描いて、両者が重ね合
わさった部分が、有効に導波光として利用できる振幅を
良い近似で示している、ということである。但し、正確
な値の評価は、直接重ね合わせ積分を実行して求めなけ
ればならない。
【0046】本発明の入射効率を評価するグラフを図7
に示す。図7においては、各々の分割された入射回折格
子毎に規格化が行われるため、入射光振幅の曲線が全体
にわたり連続とはならないが、有効に導波光として利用
できる振幅は、入射回折格子を分割した場合の方が大き
いことが明らかであり、結局、入射回折格子を導波光の
光軸と交わる方向に分割することにより、光利用効率を
向上し得ることが分かる。
【0047】次に、本発明の他の実施例を図8を用いて
説明する。この図8には図4と同様に、集積光検出器を
導波光の光軸とほぼ平行方向に切った断面図の一部分を
示している。
【0048】図3、図4、図6では、光導波路を導波光
の光軸と交わる方向に分割する際に、各々の光導波路を
離して配置し、各々の光導波路を伝播する導波光同士に
相互作用がない様にしていた。ここでは、各々の光導波
路は連続しているが、実質的に各々の光導波路を伝播す
る導波光同士には波動的な干渉現象などの相互作用を生
じない例を示す。
【0049】図8において、半導体基板10には裏面電
極24、バッファ層12、光導波路19が形成されてい
る。このような構造の他、入射回折格子15a、クラッ
ド層23aが導波光励起部分を、射出回折格子17a、
反射層22a、P層13a、チャネルストッパ14aが
導波光検出部分を形成し、図3に対応する一つのユニッ
トを形成している。このようなユニットは、入射回折格
子15b、クラッド層23b、射出回折格子17b、反
射層22b、P層13b、チャネルストッパ14bの組
み合わせ、及び、入射回折格子15c、クラッド層23
c、射出回折格子17c、反射層22c、P層13c、
チャネルストッパ14cの組み合わせでも実現されてい
る。
【0050】この場合、光導波路19は全てのユニット
に共通であり、図3または図4に示した様な方法で実際
に分離されているわけでない。しかしながら、各々の入
射回折格子で励起された導波光は、各々のユニットにお
いて射出回折格子等により光検出器で吸収される。この
ため、各ユニット毎の導波光の干渉が避けられる。
【0051】各ユニット毎の導波光の干渉を完全になく
するためには、射出回折格子等からなる導波光吸収部分
の導波光光軸方向の長さを無限大とする必要がある。実
際には有限の長さの導波光吸収部分で導波光を吸収する
必要が有るが、その際には各ユニット毎の導波光の干渉
が若干残る。しかしながら、これまで述べてきた入射光
の入射角度誤差許容量の拡大の効果は、各ユニット毎の
導波光の干渉が完全にない場合のみしか有り得ないわけ
ではない。各ユニット毎に、各々のユニットで励起した
導波光の約半分適度の強度の導波光が、そのユニット内
で光検出器などにより減衰すれば、入射角度誤差許容量
拡大の効果、入射位置決め許容誤差量の拡大の効果、光
利用効率拡大の効果等は顕著となる。このため、光検出
部分の長さは比較的短いものでも、これらの効果を発揮
するに十分である。
【0052】光検出部分の長さが極端に短い場合、光検
出部分以外の手法により各々のユニットで励起された導
波光を有効に吸収する必要がある。一般に導波光を減衰
させる方法は様々であるが、一例としてここでは光導波
路に導電体を接近させることによる導波光の吸収を説明
する。導電体が光導波路に近接して設けられた場合、そ
の部分の光導波路を伝播する導波光は導電体に吸収され
る。
【0053】反射層22a〜22cを導電体で形成した
場合、クラッド層を部分的にエッチングして排除し、反
射層22a〜22cの各々の一部を光導波路19に接近
させる部分を形成する。反射層22a〜22cと導波光
吸収部分を一体で形成した場合、反射層22a〜22
c、導波光吸収部分26a〜26c、及び図4における
配線29を全て同じ材料で形成することができるので、
製造面で簡略化が図れる。これとは別に、反射層22a
〜22cを誘電体で形成した場合は、反射層とは別に非
誘電体を光導波路に接近させるなどしても良い。
【0054】導波光吸収部分26a〜26cの機能は、
光検出部での導波光の吸収が不足する場合の導波光吸収
の補助の機能の他に、検出信号の品位を向上させる機能
も有する。この信号品位向上につき説明する。
【0055】図3での説明で分かるように、各々の入射
回折格子には、光ディスク4からの反射光の他に、半導
体レーザ1からの直接光が照射されている。すなわち、
図8における反射光101及び直接光103である。
【0056】例えば反射光101が入射回折格子15b
に照射された場合、励起された導波光は射出回折格子1
7b等からなる導波光検出部で検出される。また、同時
に入射回折格子15cに照射された直接光103は同様
に導波光を励起するが、この導波光は、反射光により励
起された導波光と進行方向が逆となっている。このた
め、直接光により入射回折格子15cで励起された導波
光は、射出回折格子17b等からなる導波光検出部で検
出されてしまう。このことは他のユニットでも生じ、結
局検出される信号は直接光と反射光を足し合わせた信号
となり、信号の品位が落ちる場合がある。このような場
合、各々のユニットに導波光吸収部分26a〜26cを
設けておくことで、直接光で励起された導波光を有効に
吸収し、光検出部に直接光に起因した信号が重畳するこ
とを避けることができ、信号の品位を向上させることが
できる。
【0057】次に、本発明のさらに他の実施例を図9を
用いて説明する。図9には図3と同様に、集積光検出器
を導波光の光軸とほぼ平行方向に切った断面図の一部分
を示してある。
【0058】図9において、半導体基板10には裏面電
極24、バッファ層12、光導波路19、クラッド層2
3、チャネルストッパ14が形成されている。これらの
ユニットに共通な構造の他、入射回折格子15aが導波
光励起部分を、射出回折格子17a、反射層22a、P
層13aが導波光検出部分を形成し一つのユニットを形
成している。このようなユニットは、入射回折格子15
b、射出回折格子17b、反射層22b、P層13bの
組み合わせでも形成されている。
【0059】どのユニットも機能的に同様なので、ここ
では入射回折格子15bを有するユニットにつき説明す
る。
【0060】反射光101は入射回折格子15bにより
光導波路18を伝播する導波光となる。この導波光は、
射出回折格子17b、反射層22b、P層13bなどの
導波光検出部分で検出される。この際、光導波路には導
波路ミラー31bが形成されており、射出回折格子17
bを通り抜けた導波光は伝播方向を逆転され、再び射出
回折格子17bを通過する。この様に、導波路ミラー3
1bを設ける事で導波光が射出回折格子17bを複数回
通過するので、導波光検出部分の検出感度が向上すると
いう効果がある。
【0061】さらに、直接光103は入射回折格子15
bにより導波光となり、射出回折格子35b、反射層3
0b、P層34、導波路ミラー32b等からなる導波光
検出部分により、その強度が検出される。この検出強度
は、レーザからの直接光の強度であり、レーザの発振強
度に他ならない。このため、この検出強度を持ってレー
ザの発振強度を制御することによりレーザの安定動作を
実現できる、もしくはレーザの発振強度を検出する別個
の光検出器は不要となって、構造が簡略化するという効
果がある。
【0062】導波路ミラー31b及び32bであるが、
導波路ミラーには、誘電体を使うものと、非誘電体を使
うものとがある。導波路ミラー31b及び32bに導電
性のものを利用する構造では、反射層22a〜22c、
導波光吸収部分26a〜26c、及び図5における配線
29を全て同じ材料で形成する事が出来るので、製造面
で簡略化が図れる。
【0063】入射回折格子15bなどの下部にはP層3
3bを設け、直接光103及び反射光101のうち、入
射回折格子15bなどで導波光とならなかった光の強度
を検出する。この入射回折格子下部の光検出器は、直接
光103及び反射光101のうち、入射回折格子15b
などで導波光とならなかった光が半導体基板10に入射
し、電子及びホールを生成するが、これを有効に基板か
ら排除するために設置する。すなわち、直接光103及
び反射光101に起因する電子やホールが基板内拡散に
より導波光検出部分に漏れ込んで、信号品位を落とすこ
とを防止し、信号品位を高く保持するという効果があ
る。また、入射回折格子下部のP層から検出された信号
は、図2における半導体基板10と半導体レーザ1の相
対位置の調整に用いることができ、精度の高い調整を容
易に得るという効果があるが、これについては次に述べ
る。
【0064】次に、本発明の他の実施例を図10を用い
て説明する。この図12は光検出器の正面図を示すもの
で、半導体基板10の垂直方向から半導体基板10を眺
めたものとして描いている。
【0065】図10において、曲線で描いてある部分は
入射回折格子である。また、黒丸で書かれてある部分は
コンタクトホールである。また、点線で描かれている部
分は基板内のP層の領域である。図10などでは描かれ
ているチャネルストッパ、射出回折格子などは描かれて
いないが、存在し、これまで説明した動作を行う。
【0066】図9における反射光101は、図10にお
ける入射回折格子110a〜110dを同時に照射す
る。各々の入射回折格子は、導波光の光軸と交わる方向
に分離されている。
【0067】入射回折格子110aで励起された反射光
による導波光はP層111a〜111cで検出される。
ここで、図9の反射層22は図10の配線130の一部
を利用して形成されている。P層111bの信号は、コ
ンタクトホールを通じて配線130に出力される。同様
にP層111aの信号は配線131に、P層111cの
出力は配線129にそれぞれ出力される。また、入射回
折格子110bでの導波光はP層112a〜112cで
検出され、P層112aの信号は配線131に、P層1
12bの信号は配線130に、P層112cの出力は配
線129に出力される。入射回折格子110cでの導波
光はP層113a〜113cで検出され、P層113a
の信号は配線131に、P層113bの信号は配線13
0に、P層113cの出力は配線129に出力される。
入射回折格子110dでの導波光はP層114a〜11
4cで検出され、P層114aの信号は配線131に、
P層114bの信号は配線130に、P層114cの出
力は配線129にそれぞれ出力される。
【0068】これらの反射光の信号検出の際、図9で説
明した導波路ミラーが利用され、図10の導波路ミラー
115b〜115eがそれに相当する。
【0069】また、図9における直接光103もまた、
図10における入射回折格子110a〜110dで導波
光を励起する。入射回折格子110aで励起された直接
光による導波光は、P層116a及び116bで検出さ
れ、P層116aの信号はコンタクトホールを通じて配
線132に、P層116bの信号は配線128にそれぞ
れ出力される。同様に入射回折格子110bでの導波光
は、P層117a及び117bで検出され、P層117
aの信号は配線132に、P層117bの信号は配線1
28に出力される。入射回折格子110cでの導波光
は、P層118a及び118bで検出され、P層118
aの信号は配線132に、P層118bの信号は配線1
28に出力される。入射回折格子110dでの導波光
は、P層118a及び118bで検出され、P層118
aの信号は配線132に、P層118bの信号は配線1
28に出力される。
【0070】これらの反射光の信号検出の際、図9で説
明した導波路ミラーが利用され、図10の導波路ミラー
115a〜115dがそれに相当する。すなわち、導波
路ミラー115b〜115dは、反射光検出でも直接光
検出でも利用できるように両面ミラーとなっている。
【0071】入射回折格子110aの下部にはP層12
0a及び120bがあり、直接光及び反射光の検出を行
う。P層120aの信号はコンタクトホールを通じて配
線133に、P層120bの信号は同様に配線127に
出力される。同様に、入射回折格子110b下部のP層
121aの信号は配線133に、P層121bの信号は
配線127に出力される。また、入射回折格子110c
下部のP層123aの信号は配線134に、P層123
bの信号は配線126に出力される。同様に、入射回折
格子110d下部のP層124aの信号は配線134
に、P層124bの信号は配線126に出力される。チ
ャネルストッパは配線125ないし配線135に接続さ
れている。
【0072】配線126はボンディングパッド136
に、配線127はボンディングパッド137に、配線1
28はボンディングパッド138に、配線129はボン
ディングパッド139に、配線130はボンディングパ
ッド140に、配線131はボンディングパッド141
に、配線132はボンディングパッド142に、配線1
33はボンディングパッド143に、配線134はボン
ディングパッド144に、配線135はボンディングパ
ッド145に、おのおの接続しており、これらのボンデ
ィングパッドを介して、外部の回路に信号が出力され
る。
【0073】この構成の場合、フォーカスエラー信号、
トラックエラー信号、読み出し信号は下記のような処理
により得られる。但し、下記の括弧付きの数字は、各々
のボンディングパッドからの信号強度を示す。
【0074】 (フォーカスエラー信号)=(139)−(140)+(141) (トラックエラー信号) =(139) −(141) (読み出し信号) =(139)+(140)+(141) また、図3の半導体レーザ1の射出強度制御を行うため
に検出する、直接光検出強度は次のようである。
【0075】(直接光強度)=(138)+(142) 次に、図3における半導体レーザ1と半導体基板10と
の相対位置関係の調整の仕方について述べる。この調整
においては、図3における光ディスク4とを排除し、直
接光のみが存在する状態で行う。ここで説明のために、
図10において座標軸を設定する。すなわち、半導体基
板10のある平面内に、直接光の伝播方向にy軸を、そ
れと垂直方向にx軸を設定する。
【0076】まず、図3における半導体レーザ1が図1
0の入射回折格子部分の中心を照射するように調整す
る。すなわち、照射位置のx座標は次のようになる。
【0077】(照射位置x座標)=(144)+(14
3)−(137)−(136) (照射位置y座標)=(143)+(137)−(14
4)−(136) これらの検出された照射位置がx方向にもy方向にもズ
レがないように、あるいは予期された値になるように調
整する。この様に検出された照射位置を保ちながら、直
接光強度が最大となるように、半導体レーザの位置を調
整することで、図3における半導体レーザ1と半導体基
板10との相対位置関係の調整を行う。
【0078】次に、図3において、半導体基板10で反
射された光が最良スポットを結ぶように、半導体基板1
0と対物レンズ3との相対位置関係の調整を行う。
【0079】図3における対物レンズ3の焦点位置に光
ディスク4の反射面があれば、反射光と直接光とは共役
波面となる。すなわち、直接光で励起した導波光強度が
最大であるので、図10における光導波路に反射光によ
って励起される導波光の強度もまた自動的に最大とな
る。すなわち、反射光に対してさらに込み入った調整を
行うこと無く、全体として最良の調整を容易に実行する
ことができる。
【0080】次に、本発明のさらに他の実施例を図11
を用いて説明する。この実施例は図1における外部ハウ
ジング51及びハウジング50に取り付けられた構造物
の一例を示す断面図となっている。
【0081】ここで、説明のために図11において、外
部ハウジング51に固定された座標軸を設定する。z軸
方向に対物レンズ3の光軸方向、x方向に図1における
光ディスク4の半径方向を選び、y軸方向はx軸及びz
軸方向に垂直で座標系が右手系になるように選択する。
【0082】ハウジングベース56には、半導体レーザ
1を取り付けるレーザ取付台57、及び半導体基板10
を取り付ける基板取付台58が形成されており、それぞ
れ半導体レーザ1及び半導体基板10を固定する。ハウ
ジングベース56にはハウジングベース56とは電気的
に絶縁された信号取り出しピン65が複数取り付けられ
ている。半導体基板10に作られた図3などのボンディ
ングパッド20は図11の信号取り出しピン65とワイ
ヤー66を通じて電気的に接続されている。同様に、ボ
ンディングパッドと信号取り出しピンとのワイヤーによ
る配線が複数設けられている。また、信号取り出しピン
65は柔軟性配線67が取り付けられており、これを通
じて半導体レーザ1に電力を供給したり、半導体基板1
0で検出される信号が図1におけるシステムコントロー
ラ70に送られる。
【0083】ハウジングベース56はハウジング50に
固定されている。対物レンズ3はハウジング50に固定
されている。対物レンズ3とハウジング50の接続面は
xy平面と平行となっている。対物レンズ3とハウジン
グ50を相互に固定する前に、対物レンズ3で集光され
る光の収差量が最小となるように、対物レンズ3を接続
面上で移動し、対物レンズの位置調整を行う。調整が終
了した後に対物レンズ3とハウジング50を接着剤など
により固定する。
【0084】対物レンズ3、ハウジング50、ハウジン
グベース56により、これら構造物の内部は気密されて
おり、内部に不活性ガスが封入される。対物レンズ3は
この密閉構造の光学窓となっている。この様に、光学系
を密閉構造中に一体化し、光学窓で光の入出力を行うこ
とで、光学系の小型化、信頼性向上ができるという効果
がある。
【0085】ハウジング50は、補助ハウジング59に
固定されている。この補助ハウジング59には、フォー
カシング電磁コイル62a及びトラッキング電磁コイル
62bが固定されている。
【0086】外部ハウジング51には磁気ヨーク60a
があり、磁気ヨーク60aには磁石60bが固定されて
いる。これらの磁気ヨーク60aと磁石60bで発生す
る磁界の中にフォーカシング電磁コイル62a及びトラ
ッキング電磁コイル62bが保持されている。
【0087】補助ハウジング59と外部ハウジング51
は、複数のバネサスペンション64により接続されてい
る。バネサスペンション64の弾性変形により、ハウジ
ング50はx方向すなわちトラッキング方向、及びz方
向すなわちフォーカシング方向に移動可能な構成となっ
ている。
【0088】図1におけるシステムコントローラ70は
柔軟性配線67を通じてフォーカシング磁気コイル62
a及びトラッキング電磁コイル62bに電流を流し、フ
ォーカシング及びトラッキング調整を行う。
【0089】フォーカシング調整やトラッキング調整に
際し、ハウジング50に一体化された光学系全体を移動
させるので、フォーカシング調整やトラッキング調整に
際する検出信号のオフセット、感度低下などの信号品位
の低下がなく、常に最適の動作を行うことができ、図1
の装置としての信頼性が向上するという効果がある。
【0090】フォーカシング調整やトラッキング調整に
際しての、ハウジング50の移動にともなう信号品位低
下がないので、ハウジング50の移動量を大きく取るこ
とができる。このため、そりやたわみの大きな光ディス
クを用いた場合でも、信頼性を高く保つことができると
いう効果がある。また、図1の粗動電磁コイル71によ
る外部ハウジング51のトラック移動よりも動作が高速
なハウジング50によるトラック移動の範囲を広くする
ことができるので、アクセス速度が向上するという効果
がある。
【0091】以上、導波光の光軸方向と交わる方向に入
射結合部分を分割した図1における集積光検出器2を利
用することで、光学調整が容易になり、容易に高い光学
性能が得られ、製造誤差、環境誤差、波長変動等に対し
て安定な光学性能が得られ、小型で、信頼性の高い光ピ
ックアップが構成できるという効果がある。また、この
様な光ピックアップを利用した図1の様な光情報処理装
置は、信頼性の高く、製造や調整の容易で、小型な装置
が実現できるという効果がある。
【0092】次に、本発明の他の実施例を図12を用い
て説明する。この図12はその実施例の俯瞰図となって
おり、説明のために一部断面図となっている。
【0093】図12において、光ピックアップのアッセ
ンブリ5には、図11におけるハウジング50、ハウジ
ングベース56、対物レンズ3、及びこれらで構成され
た密閉部分の内部部品が含まれている。
【0094】アッセンブリ5は補助ハウジング59’に
固定されている。また、補助ハウジング59’にはフォ
ーカシング電磁コイル62a及びトラッキング電磁コイ
ル62bが固定されている。これらの電磁コイルは、ス
イングアーム160aに取り付けられたヨーク60a及
び磁石60bで発生する磁界の中におかれている。ま
た、補助ハウジング59’には軸摺動部分162があ
り、スイングアーム160aおよび補強部材163に固
定された軸摺動軸161にはめ込まれている。
【0095】補助ハウジング59’には単数ないしは複
数のアッセンブリ5がある。図12には軸摺動部分16
2に軸対称な位置に2つのアッセンブリ5があるように
描かれている。これらのアッセンブリ5は、対物レンズ
の光軸が摺動軸161と平行か、ほぼ平行となるように
設定されている。
【0096】スイングアーム160aには、補助ハウジ
ング59’の摺動軸161まわりの揺動角度を検出する
位置検出器166が設けられている。
【0097】アッセンブリ5、位置検出器166、フォ
ーカシング電磁コイル62a及びトラッキング電磁コイ
ル62bは、柔軟性配線67’により、システムコント
ローラ70’に電気的接続がなされている。
【0098】なお、スイングアーム160aは単数でも
複数でも良い。ここでは複数とし、スイングアーム16
0b、160cがある。ただし、スイングアーム160
b、160cにもスイングアーム160aと同等の構造
が搭載されている。この様に、複数のスイングアームが
ある場合、互いのスイングアームは締結材165により
締結されている。また、スイングアームはベース170
に固定されたアーム揺動軸152まわりに揺動可能とな
っている。スイングアームのアーム搖動軸152まわり
の揺動は、ベース170に固定された磁気ヨーク156
及び磁石155の発生する磁界中にある揺動磁気コイル
154に電流を流すことで行われる。また、アーム搖動
軸152まわりの揺動角は、回転角ポテンショメータ1
53で検出され、信号はシステムコントローラ70’に
送られる。
【0099】システムコントローラ70’は外部から電
源を供給される。システムコントローラ70’は、ベー
ス170に固定された光ディスク回転モータ151に電
力を供給し、回転軸50に接続された光ディスク4’を
回転させる。ここでは光ディスク4’は3枚として描か
れているが、1枚でも複数でも良い。1枚であれば、装
置自身の高さが小さくなると共に、光ディスク4’の交
換が容易となる。また、複数であれば、装置全体として
記憶できる要領が増大するという効果がある。
【0100】システムコントローラ70’は、アッセン
ブリ5に電力を供給し、内蔵された半導体レーザを発光
させる。また、アッセンブリ5で検出されるフォーカス
エラー信号に従って、フォーカシング電磁コイル62a
に電流を流し、対物レンズ3の焦点位置が光ディスク
4’の情報記録面上にあるようにアッセンブリ5を軸摺
動軸161の軸方向に移動さて、フォーカス調整を行
う。
【0101】システムコントローラ70’はI/Oバス
を通じて、外部装置から情報へのアクセス要求信号を受
け取る。これに応じて、システムコントローラ70’は
揺動磁気コイル154に電流を流し、スイングアーム1
60a〜160cを揺動させる。さらに、トラッキング
電磁コイル62bに電流を流し、補助ハウジング59’
を摺動軸161まわりに揺動させる。この様な動作によ
り、目的の情報にアクセスする。また、揺動磁気コイル
154及びトラッキング電磁コイル62bの駆動制御に
は、アッセンブリ5からのトラッキング検出信号の他、
回転角ポテンショメータ153の信号、位置検出器16
6の信号をも用いることができる。この場合、システム
制御を行う際の状態検出数が増大するので、システムの
安定化、アクセスの高速化が可能であるという効果があ
る。
【0102】スイングアーム160a〜160cに搭載
された各々2個のアッセンブリ5は、それぞれ対物レン
ズ3の方向を同一と設定したり、または逆方向と設定し
たり出来る。同一方向とした場合、複数のアッセンブリ
5が同一の光ディスク4’の同一記録面の情報を読み出
すので、転送レートが速くできるという効果がある。ま
た、逆方向に設定した場合、別な光ディスク4’の記録
面を読み出せ、複数のスイングアームに搭載されたアッ
センブリと共に光ディスク4’の両面の記録を読み出せ
るので、光ディスク4’に記憶できる情報量が増大する
という効果がある。
【0103】導波光の光軸方向と交わる方向に入射結合
部分を分割した図1における集積光検出器2を利用する
ことで、図12の様な光情報処理装置は、信頼性の高
く、製造や調整の容易で、小型な装置が実現でき、さら
にスイングアーム型のアクセス機構により高速アクセス
が図られ、また、複数枚光ディスクを用いた場合は非常
に大きな情報記憶量を実現できるという効果がある。
【0104】次に、本発明のさらに他の実施例を図13
を用いて説明する。この図15において、ハウジング5
0に固定され、かつシステムコントローラ70により駆
動される半導体レーザ1から射出した光は、集積光検出
器2に照射され、その反射光はハウジング50に固定さ
れたコリメートレンズ7を通過し平行光とされる。この
光は反射ミラー6により反射され、対物レンズ3による
集光されて、光ディスク4に照射される。光ディスク4
で反射された光は再び対物レンズ3およびコリメートレ
ンズ7を通過し、集積光検出器2に照射される。但し、
集積光検出器の構造はこれまで説明してきた構成と同等
である。
【0105】ハウジング50は外部ハウジング51に固
定されている。
【0106】対物レンズ3はサスペンション63により
保持されており、光ディスク4の記録面に垂直方向およ
び光ディスク4の半径方向に移動可能となっている。
【0107】これまで説明してきた方法により集積光検
出器2で信号が検出され、ピン65を通じて信号がシス
テムコントローラ70に送られる。
【0108】検出されたフォーカスエラー信号に応じ
て、システムコントローラ70は磁気回路60にある電
磁コイル62に電流を流し、対物レンズ3を光ディスク
4の面に垂直方向に動かしてフォーカス制御を行う。
【0109】検出されたトラックエラー信号およびI/
Oバスを経由した外部装置からの情報アクセス要求に応
じて、システムコントローラ70は磁気回路61にある
粗動電磁コイル71に電流を流し、直進レール機構53
に搭載された外部ハウジング51を光ディスク4の半径
方向に移動する。さらに、システムコントローラ70は
磁気回路60にある電磁コイル62に電流を流し、対物
レンズ3を光ディスク4の半径方向に動かす。このよう
に外部ハウジング51および対物レンズ3を移動させる
事により、光ディスク4に対するトラック制御を行う。
【0110】システムコントローラ70は回転モータ5
5により光ディスクを回転させる。
【0111】システムコントローラ70は、上記のよう
に得られた読み出し信号をI/Oバスを通じて外部の装
置に送り出す。
【0112】以上の動作を行うため、システムコントロ
ーラ70は図中には記入されない任意の外部電源よりエ
ネルギーの供給を受ける。
【0113】この様な構成を用いることにより、電磁コ
イル62により駆動する部分の重量を軽減にすることが
でき、駆動の安定化、外乱に対する信頼性を向上させる
ことができる。さらに図13に示した光情報処理装置全
体の信頼性も同様に向上させることができるという効果
がある。
【0114】次に、本発明の他の実施例を図14を用い
て説明する。この図14において、ハウジングベース5
6に固定され、かつシステムコントローラ70により駆
動される半導体レーザ1から射出した光は、集積光検出
器2に照射される。その反射光はハウジング50に固定
された光学窓8を通過し対物レンズ3による集光され
て、光ディスク4に照射される。光ディスク4で反射さ
れた光は再び対物レンズ3および光学窓8を通過し、集
積光検出器2に照射される。但し、集積光検出器の構造
はこれまで説明してきた構成と同等である。
【0115】ハウジングベース56、ハウジング50、
光学窓8は互いに接続されており、密閉構造を有してい
る。また、ハウジングベース56は外部ハウジング51
に固定されている。
【0116】対物レンズ3はサスペンション63により
保持されており、光ディスク4の記録面に垂直方向およ
び光ディスク4の半径方向に移動可能となっている。
【0117】これまで説明してきた方法により集積光検
出器2で検出されたフォーカスエラー信号に応じて、シ
ステムコントローラ70は磁気回路60にある電磁コイ
ル62に電流を流し、対物レンズ3を光ディスク4の面
に垂直方向に動かしてフォーカス制御を行う。
【0118】検出されたトラックエラー信号およびI/
Oバスを経由した外部装置からの情報アクセス要求に応
じて、システムコントローラ70は粗動モータ72に電
流を流し、モータを回転させる。モータの回転はウォー
ムギア機構73により減速され、ラックピニオン機構7
4により、直進レール機構53に搭載された外部ハウジ
ング51を光ディスク4の半径方向に移動する。さら
に、システムコントローラ70は磁気回路60にある電
磁コイル62に電流を流し、対物レンズ3を光ディスク
4の半径方向に動かす。このように外部ハウジング51
および対物レンズ3を移動させることにより、光ディス
ク4に対するトラック制御を行う。
【0119】システムコントローラ70は回転モータ5
5により光ディスクを回転させる。システムコントロー
ラ70は、上記のように得られた読み出し信号をI/O
バスを通じて外部の装置に送り出す。
【0120】以上の動作を行うため、システムコントロ
ーラ70は図中には記載されない任意の外部電源よりエ
ネルギーの供給を受ける。
【0121】この様な構成を用いることにより、本構成
に示した光情報処理装置を運搬したり、アウトドアで利
用したりする場合で、ベース52に荷重がかかったり振
動した場合でも、信頼性の高い装置を実現できるという
効果がある。
【0122】次に、本発明のさらに他の実施例を図15
を用いて説明する。この図15は本発明を構成する光学
構成のみを抜き出して示したものであり、本来は図1、
図12、図13、図14の様な光情報処理装置としてシ
ステム化され得るものであるが、ここでは重複を避ける
ために光学系の説明のみを行う。
【0123】図15において、半導体レーザ1から射出
した光は、集積光検出器2で反射し、波長板9を通過し
た後に対物レンズ3を通過して、光ディスク4の情報面
に集光する。ここで反射された光は、再び対物レンズ
3、波長板9を通過して、集積光検出器2に入射する。
集積光検出器2の機能はこれまで説明してきたものと同
様である。
【0124】集積光検出器にある光導波路に光ディスク
4からの反射光を入射させる場合、入射光の偏光方向に
よって最適入射角度が異なる場合がある。すなわち、平
面光導波路にTEモード( Transvers Electric mode
) を励起する場合と、TMモード( Transvers Magne
tic mode ) 励起する場合とで、最適入射角度が異なる
場合がある。
【0125】TEモード励起の入射角度で入射結合部分
にTMモード励起となるべき入射光が入射しても、導波
光を励起できず、入射結合部分の反射率が増大する。ま
た、TMモード励起の入射角度で入射結合部分にTEモ
ード励起となるべき入射光が入射しても、導波光を励起
できず、入射結合部分の反射率が増大する。
【0126】集積光検出器2に対する入射角度及び回折
格子の形状を例えばTEモード励起となるように設定す
る。そして、半導体レーザ1からの直接光がTMモード
励起となるように半導体レーザ1の偏光方向を選択す
る。この様にすると、光導波路に励起される導波光はわ
ずかとなり、直接光の反射率が増大し、光ディスク4に
至るレーザ光量が増大する。波長板9の機能は、光ディ
スク4からの反射光が集積光検出器2においてTEモー
ド励起となるようにすることである。これにより、反射
光は有効に導波光に変換される。以上のような構成にす
ると、トータルの光利用効率が増大するので、信号の品
位が増大するという効果がある。また、信号の品位が一
定であれば、半導体レーザ1からの射出光強度を落とす
ことができるので、エネルギー消費を抑えることがで
き、発熱などに起因する信頼性低下を最小限に抑えるこ
とができる等の効果がある。
【0127】この様な効果は、集積光検出器2に対する
入射角度、及び回折格子の形状をTMモード励起とし、
半導体レーザ1からの直接光がTEモード励起となるよ
うに半導体レーザ1の偏光方向を選択し、光ディスク4
からの反射光が集積光検出器2においてTMモード励起
となるようにした場合も全く同様である。
【0128】波長板9は、図14における光学窓の位置
に取り付け、これを波長板と光学窓の両方の役割を持た
せることが可能である。これにより、部品数が少なくか
つ信頼性の高い光情報処理装置が実現できるという効果
がある。
【0129】次に、本発明の他の実施例を図16を用い
て説明する。この図16は本発明を構成する光学構成の
みを抜き出したものであり、本来は図1、図12、図1
3、図14の様な光情報処理装置としてシステム化され
得るものであるが、ここでは重複を避けるために光学系
の説明のみを行う。
【0130】図16において、半導体レーザ1から射出
した光は、コリメートレンズ7で平行光とされ、ビーム
スプリッタ27で反射され、対物レンズ3を通過して、
光ディスク4の情報面に集光する。ここで反射された光
は、再び対物レンズ3を通過し、ビームスプリッタ27
を通過して集光レンズ28により集光し、集積光検出器
2に入射する。
【0131】この様な構成によると、集積光検出器2に
は光ディスク4からの反射光のみしか照射されず、直接
光等の信号に不要な光が照射されないので、信号の品位
が高まるという効果がある。また、図4において、反射
層22は直接光が光検出器に入射することを防止する機
能を有すると論じたが、直接光が集積光検出器2に到達
しないことから、この反射層を省略することができ、構
造が単純化するという効果がある。
【0132】次に、本発明のさらに他の実施例を図17
を用いて説明する。この図17は本発明の入射結合部分
のみを抜き出したものであり、これまで論じてきたよう
なシステム化を図れることは言うまでもない。
【0133】図17は入射結合部分にプリズムカップラ
ーを用いた場合の適用例を示している。この図17にお
いて、半導体基板10にはP層13a〜13c及び裏面
電極24が形成され、複数のPIN光検出器を構成して
いる。また、半導体基板10にはバッファ層80が形成
されているが、これはP層13a〜13cの上部で厚み
が薄くなるように形成されている。入射光104は入射
プリズム83に入射する。入射光104は入射プリズム
83の底面85で全反射が生じるように、入射プリズム
83の屈折率が選ばれている。入射光104は底面85
で全反射を起こすが、この際、入射プリズム83の外部
にエバネッセント波を生じさせる。このエバネッセント
波の領域内に光導波路18を設置すると、導波光が光導
波路18内部に励起される。
【0134】光導波路18はP層13a〜13c付近で
PIN構造に近づくので、各々のP層で区切られた各領
域の光導波路で励起された導波光は、独立して半導体基
板10に吸収されて電流に変換され、外部に出力され
る。
【0135】光導波路上にはバッファ層81が形成され
る。バッファ層81には、接着剤、マッチングオイルも
しくはエアギャップなどのギャップ保持部82を介して
入射プリズム83が設置されている。
【0136】入射光104の他に不要な外乱光が存在す
る場合、反射層84をP層上部に、光導波路18とはバ
ッファ層80を介して設置する。この様にすると、入射
光104のみを選択的に検出できるので、信号の品位が
向上できる効果がある。
【0137】入射プリズム83に図8における直接光1
03を照射し、入射プリズム底面での反射光を図1若し
くは図3の光ディスク4に照射することがある。そし
て、光ディスク4からの反射光を図19の入射光104
として利用する。これにより、図1などと同様の機能を
有する集積光検出器が形成できる。
【0138】光導波路18には図8のような導波光吸収
部26や、図9のような導波路ミラー31及び直接光の
光検出器を設置できる。この様な手法により、図8及び
図9の集積光検出器と同様の機能を有する集積光検出器
が形成できる。
【0139】以上のように、入射プリズムを用いること
で、入射回折格子を省略することができ、構造を簡単化
させることができるという効果がある。
【0140】次に、本発明の他の実施例を図18を用い
て説明する。この図18において、ハウジング50に固
定され、かつシステムコントロ−ラ70により駆動され
る半導体レ−ザ1から射出した光は、集積光検出器2に
照射され、その反射光はハウジング50に固定されたコ
リメ−トレンズ7を通過し平行光とされる。この光は外
部ハウジング51に固定された透過窓201を通過し、
反射ミラ−6に反射され、対物レンズ3により集光され
て、光デイスク4に照射される。光デイスク4で反射さ
れた光は再び対物レンズ3およびコリメ−トレンズ7を
通過し、集積光検出器2に照射される。但し、集積光検
出器2の構造はこれまで説明してきた構成と同様であ
る。
【0141】ハウジング50はベ−ス52aに取付部分
200を介して固定されている。対物レンズ3はサスペ
ンション63により保持されており、光デイスク4の記
録面に垂直方向および光デイスク4の半径方向に移動可
能となっている。
【0142】これまで説明してきた方法により、集積光
検出器2で信号が検出され、ピン65を通じて信号がシ
ステムコントロ−ラ70に送られる。
【0143】検出されたフォ−カスエラ−信号に応じ
て、システムコントロ−ラ70は、磁気回路60にある
電磁コイル62に電流を流し、対物レンズ3を光デイス
ク4の面に垂直方向に動かしてフォ−カス制御を行う。
【0144】検出されたトラックエラ−信号およびI/
Oバスを経由した外部装置からの情報アクセス要求に応
じて、システムコントロ−ラ70は磁気回路61にある
粗動電磁コイル71に電流を流し、直進レ−ル機構53
に搭載された外部ハウジング51を光デイスク4の半径
方向に移動する。さらに、システムコントロ−ラ70
は、磁気回路60にある電磁コイル62に電流を流し、
対物レンズ3を光デイスク4の半径方向に動かす。この
ように、外部ハウジング51および対物レンズ3を移動
させることにより、光デイスク4に対するトラック制御
を行う。
【0145】システムコントロ−ラ70は回転モ−タ5
5により光デイスク4を回転させる。システムコントロ
−ラ70は、上記のようにして得らた読み出し信号をI
/Oバスを通じて外部の装置に送り出す。
【0146】以上の動作を行うために、システムコント
ロ−ラ70は図中に記載されていない任意の外部電力よ
りエネルギ−の供給を受ける。
【0147】このように構成したことにより、情報へア
クセスする際の可動部分である外部ハウジング51から
ハウジング50を切り放すことができ、可動部分の軽量
化が達成できて、電磁コイル62により駆動する部分の
重量を軽減することができ、駆動の安定化、外乱に対す
る信頼性を向上させることができる。
【0148】図1から図18までの実施例では、光ディ
スクに対する情報読み出しについてのみ論じてきた。光
ディスクの種類によっては、レーザ光の照射強度の変調
により情報を光ディスクに書き込める場合がある。この
場合、これまでの実施例におけるシステムコントローラ
は、I/Oバスを通じて外部の装置から情報書き込み要
求及び書き込み信号を受け取る。システムコントローラ
は、情報を書き込むトラックに光スポットを移動させ、
半導体レーザの射出強度を書き込み情報に従って変調
し、光ディスクに照射する光の量を変化させることで書
き込みを行う。この様にして、情報読み出しのみなら
ず、情報書き込みも行え得る信頼性の高い情報処理装置
が実現できるという効果がある。
【0149】また、図1から図18までの実施例では、
レーザ光源として半導体レーザを例に取っているが、ガ
スレーザ、固体レーザ、その他のタイプのレーザでも良
い。さらに、これまでの実施例において、半導体レーザ
のおかれている場所からこれを取り除き、別な位置に任
意のタイプのレーザを設置してもよい。この場合、レー
ザからの射出光を光ファイバー等で半導体レーザの射出
点が位置していた場所に導びき、レーザ光源としても良
い。このような構成では、レーザ光源をトラッキング制
御の為の可動部分以外に設置することができるので、可
動部が軽量化し、装置の信頼性が向上するという効果が
ある。
【0150】さらに、図1から図18までの実施例で
は、光導波路などを形成する基板として、半導体基板を
例に取っているが、これは光検出部の説明が容易であっ
たからで、特に半導体にこだわる必要はない。基板とし
て、ガラス等の誘電体や、絶縁体を用い、光検出部は蒸
着などを利用した薄膜半導体による光検出器を設けた
り、別途作成した光検出器を光検出部に接着するなどし
ても良い。
【0151】以上述べたように、本発明の実施例によれ
ば、光情報処理装置の光検出部分の入射角度誤差許容量
の拡大および入射光の位置決めの誤差許容量の拡大とを
両立させることができる。また、入射角度誤差許容量を
大きくすることができることは、製造誤差や波長変動等
にも強い事を意味しており、光検出部の総合的な光学特
性の改善が可能である。この様な光検出器を用いたこと
で、光情報処理装置の信頼性が向上できるという効果が
ある。
【0152】また、入射回折格子を導波光の光軸と交わ
る方向に分割した方ことや、波長板を用いた事で、光利
用効率が向上し、光情報処理装置の信頼性が向上すると
いう効果がある。また、光利用効率を従来と同様レベル
にするなら、レーザの射出強度を抑える事ができ、エネ
ルギー消費を低減できるという効果がある。
【0153】さらに、光検出器とレーザ光源との相対位
置の調整を、高い調整で容易に行うことができるという
効果がある。これを用いた光情報処理装置では、容易に
信頼性の高い装置を構築できるという効果がある。
【0154】また、通常の光検出器では信号光と迷光と
を分離して検出することは容易ではないが、本発明を用
いることで、目的の信号光のみを選択的に検出する機構
が容易に構成可能であり、これにより、信頼性の高い光
情報処理装置を提供することができるという効果があ
る。
【0155】
【発明の効果】本発明によれば、光情報処理装置の光検
出部分の入射角度誤差許容量の拡大および入射光の位置
決めの誤差許容量の拡大とを両立させることができるの
で、製造誤差や波長変動等にも十分対応することがで
き、光検出部の総合的な光学特性が改善し、光情報処理
装置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光情報処理装置の一実施例を一部断面
にて示す正面図である。
【図2】図1に示す本発明の光情報処理装置の一実施例
を構成する光検出器の斜視図である。
【図3】図1に示す本発明の光情報処理装置の一実施例
を構成する光検出器を拡大して示す斜視図である。
【図4】図3に示す本発明の光情報処理装置の一実施例
を構成する光検出器の断面図である。
【図5】図3に示す本発明の光情報処理装置の一実施例
を構成する光検出器の平面図である。
【図6】本発明の光情報処理装置の一実施例を構成する
光検出器の他の例の断面図である。
【図7】本発明の光情報処理装置の一実施例を構成する
光検出器による光利用効率を説明する特性図である。
【図8】本発明の光情報処理装置の一実施例を構成する
光検出器のさらに他の例の断面図である。
【図9】本発明の光情報処理装置の一実施例を構成する
光検出器の他の例の断面図である。
【図10】本発明の光情報処理装置の一実施例を構成す
る光検出器のさらに他の例の平面図である。
【図11】図1に示す本発明の光情報処理装置の一実施
例を構成する光検出器、光源およびレンズ系の部分を一
部断面にて示す斜視図である。
【図12】本発明の光情報処理装置の他の実施例を一部
断面にて示す斜視図である。
【図13】本発明の光情報処理装置のさらに他の実施例
を一部断面にて示す正面図である。
【図14】本発明の光情報処理装置の他の実施例を一部
断面にて示す正面図である。
【図15】本発明の光情報処理装置を構成する光学構成
部分の一例を示す図である。
【図16】本発明の光情報処理装置を構成する光学構成
部分の他の一例を示す図である。
【図17】本発明の光情報処理装置を構成する光学構成
部分の他の一例を示す図である。
【図18】本発明の光情報処理装置の他の実施例を一部
断面にて示す正面図である。
【符号の説明】
1・・・半導体レーザ、2・・・集積光検出器、3・・
・対物レンズ、4・・・光ディスク、4’・・・光ディ
スク、5・・・アッセンブリ、6・・・反射ミラー、7
・・・コリメートレンズ、8・・・光学窓、9・・・波
長板、10・・・半導体基板、10’・・・シリコン基
板、11・・・誘電体薄膜、12・・・バッファ層、1
3・・・P層、13a〜13c・・・P層、14・・・
チャネルストッパ、14a〜14c・・・チャネルスト
ッパ、15・・・入射回折格子、15a〜15f・・・
入射回折格子、16a〜16f・・・光検出器部、16
・・・光検出部、17・・・射出回折格子、17a〜1
7c・・・射出回折格子、18・・・光導波路、18a
〜18c・・・光導波路、18’・・・光導波路、19
・・・光導波路、20・・・ボンディングパッド、20
A〜20D・・・ボンディングパッド、22・・・反射
層、22a〜22c・・・反射層、23・・・クラッド
層、23a〜23c・・・クラッド層、24・・・裏面
電極、25・・・コンタクトホール、26・・・導波光
吸収部、26a〜26c・・・導波光吸収部分、27・
・・ビームスプリッタ、28・・・集光レンズ、29・
・・配線、30b・・・反射膜、31b・・・導波路ミ
ラー、32b・・・導波路ミラー、33b・・・P層、
34・・・P層、35b・・・射出回折格子、50・・
・ハウジング、50・・・回転軸、51・・・外部ハウ
ジング、52・・・ベース、53・・・直進レール機
構、55・・・回転モータ、56・・・ハウジングベー
ス、58・・・基板取付台、59・・・補助ハウジン
グ、59’・・・補助ハウジング、60・・・磁気回
路、60a・・・磁気ヨーク、60b・・・磁石、61
・・・磁気回路、62・・・電磁コイル、62a・・・
フォーカシング電磁コイル、62b・・・トラッキング
電磁コイル、63・・・サスペンション、64・・・バ
ネサスペンション、65・・・ピン、66・・・ワイヤ
ー、67・・・柔軟性配線、67’・・・柔軟性配線、
70・・・システムコントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 勝彦 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光情報媒体からの反射光を電気信号に変換
    する集積光検出器を備えた光情報処理装置において、基
    板と、この基板上に形成された光導波路と、前記反射光
    を前記光導波路に案内する入射回折格子および光導波路
    内の導波光を検出する光検出部とからなる複数個の集積
    光検出部を有する集積光検出器を備えたことを特徴とす
    る光情報処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光情報処理装置において、
    前記導波光の光軸に沿う複数個の光検出部を、電気的に
    接続したことを特徴とする光情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の光情報処理装置において、
    前記複数の集積光検出部における導波光の光軸と直角な
    部分に、前記回折格子に入射したことにより発生する導
    波光を吸収する導波光吸収部を設けたことを特徴とする
    光情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の光情報処理装置において、
    前記集積光検出部における光検出器の上面に光反射部を
    設けたことを特徴とする光情報処理装置。
  5. 【請求項5】光情報媒体からの反射光を電気信号に変換
    する集積光検出器を備えた光情報処理装置において、基
    板と、この基板上に形成された光導波路と、前記反射光
    を前記光導波路に案内する入射回折格子および光導波路
    内の導波光を検出する光検出部とからなる複数個の集積
    光検出部を、前記導波光の光軸方向に並設したことを特
    徴とする光情報処理装置。
  6. 【請求項6】光源からの光をレンズによって光情報媒体
    に集光し、その反射光を集積光検出器によって電気信号
    に変換し、この集積光検出器からの信号によって前記レ
    ンズの焦点位置を制御する光情報処理装置において、前
    記光源、レンズを収納した容器内に、基板と、この基板
    上に形成された光導波路と、前記反射光を前記光導波路
    に案内する入射回折格子および光導波路内の導波光を検
    出する光検出部とからなる複数個の集積光検出部を有す
    る集積光検出器を配置したことを特徴とする光情報処理
    装置。
  7. 【請求項7】光源からの光をレンズによって光情報媒体
    に集光し、その反射光を集積光検出器によって電気信号
    に変換し、この集積光検出器からの信号によって前記レ
    ンズの焦点位置を制御する光情報処理装置において、前
    記レンズおよび反射ミラ−を収納した第1の容器の外側
    に、前記光源および基板と、この基板上に形成された光
    導波路と、前記反射光を前記光導波路に案内する入射回
    折格子および光導波路内の導波光を検出する光検出部と
    からなる複数個の集積光検出部を有する集積光検出器を
    配置したことを特徴とする光情報処理装置。
  8. 【請求項8】光情報媒体からの反射光を電気信号に変換
    する集積光検出器を備えた光情報処理装置において、基
    板と、この基板上に形成された光導波路と、前記反射光
    を前記光導波路に案内する入射回折格子および光導波路
    内の導波光を検出する光検出部とからなる複数個の集積
    光検出部を備えたことを特徴とする集積光検出器。
  9. 【請求項9】光情報媒体からの反射光を電気信号に変換
    する集積光検出器を備えた光情報処理装置において、基
    板と、この基板上に形成された光導波路と、前記反射光
    を前記光導波路に案内する入射回折格子および光導波路
    内の導波光を検出する光検出部とからなる複数個の集積
    光検出部を、前記導波光の光軸方向に並設したことを特
    徴とする集積光検出器。
JP4141311A 1992-06-02 1992-06-02 光情報処理装置 Pending JPH05334712A (ja)

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DE69321034T DE69321034T2 (de) 1992-06-02 1993-06-01 Optisches Informationsverarbeitungsgerät
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