JPH05334638A - 回転ヘッド装置 - Google Patents

回転ヘッド装置

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JPH05334638A
JPH05334638A JP13846492A JP13846492A JPH05334638A JP H05334638 A JPH05334638 A JP H05334638A JP 13846492 A JP13846492 A JP 13846492A JP 13846492 A JP13846492 A JP 13846492A JP H05334638 A JPH05334638 A JP H05334638A
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JP
Japan
Prior art keywords
rotary head
head device
central shaft
recording
drum
Prior art date
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Pending
Application number
JP13846492A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Takahashi
廉 高橋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好なトラッキング操作を行うことを可能と
する。 【構成】 各々が上下方向に所定の間隔をもって並列す
る2つのボールベアリング7,17を各々保持するモー
タハウジング1と固定ドラム10のうちモータハウジン
グ1を、各々が互いに支柱2によって連結されかつ上下
方向に所定の間隔をもって並列する2つの保持体4,5
によって構成し、これら両保持体4,5間に中心軸18
を介して対向する一対の積層型圧電素子25,26を介
装した。このため、積層型圧電素子25,26の駆動に
よる支柱2の弾性変形によってボールベアリング7を変
位させることができるから、記録再生時に中心軸18を
円滑に傾動させることができ、ヘッド20,21を高精
度に動作制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープレ
コーダ等の磁気記録再生装置に使用して好適な回転ヘッ
ド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビデオテープレコーダ(以下、
「VTR」と称する。)には、大量の情報を記録再生す
ることが可能であることから、磁気テープを回転ドラム
に螺旋状に巻き付けて走査するヘリカルスキャン式のV
TRが広く採用されている。
【0003】ところで、この種のVTRにおいては、記
録再生角度に機械的な精度誤差があることおよび磁気テ
ープの伸び縮み等によって磁気テープ上の記録トラック
の角度が変化することにより、回転ヘッドの記録再生角
度と磁気テープ上の記録済みトラック角度に差が生じて
いた。このため、記録再生時にはオフトラックとなり、
記録済みの磁気テープに記録したり、あるいは中間トラ
ックに新たに記録したりすると、その開始点や終了点で
図5に斜線で示すように消去してはならない隣接トラッ
クの一部を誤消去してしまうという問題が生じる。
【0004】特に、各トラック間にガードバンドが設け
られてない場合や狭いトラックのフォーマットである場
合には、隣接トラックの情報を完全に失うことになる。
【0005】そこで、従来よりドラム全体の姿勢を変え
ることにより、回転ヘッドの記録再生角度と磁気テープ
上の記録済みトラック角度を合わせてトラッキング操作
し得るようにした回転ヘッド装置も採用されている。
【0006】これは、本発明の出願人が特開昭62−1
45979号公報に「再生装置」として先に開示してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の回転
ヘッド装置においては、ドラムの動作量が数10μm〜
数100μmと大きい動作量に設定されたものであるた
め、ヘッドを高精度に動作制御する場合には適しておら
ず、良好なトラッキング操作を行うことができなかっ
た。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ヘッドを高精度に動作制御することができ、も
って良好なトラッキング操作を行うことができる回転ヘ
ッド装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回転ヘッド
装置は、各々が上下方向に所定の間隔をもって並列する
2つの軸受を各々保持する上下2つの基部材と、これら
両基部材に保持されかつ両軸受に回転自在に軸支された
中心軸と、この中心軸の上方先端部に固定され記録再生
用のヘッドを有する回転体とを備えた回転ヘッド装置に
おいて、下方の基部材を、各々が互いに支柱によって連
結されかつ上下方向に所定の間隔をもって並列する2つ
の保持体によって構成し、これら両保持体間に中心軸を
介して対向する圧電素子からなる少なくとも一対のアク
チュエータを介装したものである。
【0010】
【作用】本発明においては、アクチュエータの駆動によ
る支柱の弾性変形によって上下両軸受のうち下方の軸受
を変位させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の構成等を図に示す実施例によ
って詳細に説明する。
【0012】図1(A)および(B)は本発明に係る回
転ヘッド装置を示す平面図と断面図、図2は同じく本発
明における回転ヘッド装置の要部を示す分解斜視図であ
る。
【0013】同図において、符号1で示すものは下方基
部材としてのモータハウジングで、各々が周方向に等間
隔をもって並列する2つの支柱2,3と、これら両支柱
2,3によって連結され各々が上下方向に所定の間隔L
をもって並列する2つの保持体4,5とによって構成さ
れている。
【0014】このモータハウジング1の両保持体4,5
のうち上方の保持体4は、全体が後述する上方の基部材
を保持する環状体によって形成されている。
【0015】一方、下方の保持体5は、全体が中央部に
上下方向に開口する段状の貫通孔6を有する円板によっ
て形成されている。この保持体5の貫通孔6内には、軸
受としてのボールベアリング7が装着されている。ま
た、この保持体5には、上下方向に開口する2つのねじ
孔8,9が前記支柱2,3と周方向に所定の間隔をもっ
て設けられている。
【0016】なお、モータハウジング1の支柱2,3に
は、ストレンゲージ(図4に図示)が貼付されている。
これにより、ストレンゲージの抵抗値変化を計測して前
記ボールベアリング7の位置を検出し、原点を求めたり
あるいは変位量を制御したりすることが可能となる。
【0017】10は上方基部材としての固定ドラムで、
各々が互いに連結部材11によって固定されかつ周方向
に延在する環状の空隙12をもって設けられた上下2つ
のドラム13,14からなり、前記モータハウジング1
の保持体4上に取り付けられている。
【0018】この固定ドラム10の両ドラム13,14
のうち上方のドラム13は、全体が下方に開口する有底
筒体によって形成されている。
【0019】一方、下方のドラム14は、全体が上方に
開口する段状の有底筒体によって形成されている。この
ドラム14には軸線方向に開口する貫通孔15が設けら
れており、この貫通孔15の内側開口周縁には上下方向
に延在する円筒体16が一体に設けられている。この円
筒体16の上方開口部内には、前記ボールベアリング7
の上方(ヘッド回転面の近傍)に所定の間隔をもって並
列する軸受としてのボールベアリング17が装着されて
いる。
【0020】18は上下方向に延在する中心軸で、前記
モータハウジング1および前記固定ドラム10に保持さ
れ、かつ前記ボールベアリング7,17に回転自在に軸
支されている。
【0021】19は前記空隙12に臨む記録再生用のヘ
ッド20,21を有する回転体で、前記固定ドラム10
内に収納され、かつ前記中心軸18の上方先端部に固定
されている。
【0022】22はヘッド回転用のモータで、前記中心
軸18の下方端部に固定されたロータ23およびこのロ
ータ23の周囲に設けられたコイル24からなり、前記
モータハウジング1内に収納されている。
【0023】25および26は前記中心軸18を介して
対向するアクチュエータとしての一対の積層型圧電素子
で、前記各ねじ孔8,9の延長軸線上に設けられ、かつ
前記両保持体4,5間に介装されている。
【0024】27および28はアクチュエータ固定用の
押圧子で、前記各ねじ孔8,9に螺着されている。
【0025】また、29および30は磁気テープTを案
内するテープガイドである。
【0026】なお、図1(A)および(B)において、
中矢印B〜Fは各々ヘッド回転方向とテープ走行方向と
アクチュエータ伸縮方向とヘッド揺動方向とボールベア
リング揺動方向を示す。また、図1(B)おいて、原点
O(ボールベアリング17の中心点)は中心軸16の揺
動中心を示す。
【0027】このように構成された回転ヘッド装置にお
いては、積層型圧電素子25,26の駆動(伸縮)によ
る支柱2,3の弾性変形によって上下両ボールベアリン
グ7,17のうち下方のボールベアリング7を変位させ
ることができる。
【0028】したがって、本実施例においては、記録再
生時に中心軸18を円滑に傾動させることができるか
ら、ヘッド20,21(回転体19)を高精度に動作制
御することができる。すなわち、記録再生時にヘッド2
0,21の記録再生角度を同時に変化させ、ヘッド軌跡
を磁気テープTのトラックに正確に合わせることができ
るのである。
【0029】次に、本発明の回転ヘッド装置におけるヘ
ッドの記録再生角度を変化させる原理につき、図3を用
いて説明する。
【0030】ここで、テープMtはドラムの円筒部との
相対角度(リード角度)θをもってドラムの周囲を約1
80°巻き付いて走行し、ヘッドH1,H2は回転しなが
らテープMtに対して斜めに記録再生するものとする。
【0031】先ず、本発明の回転ヘッド装置を用いない
基本的なドラムとヘッドの関係について説明すると、回
転中心軸zzはドラムのテープ走行円筒部の中心軸ZZ
と一致し、ヘッドH1,H2は中心軸ZZに直角な平面X
Y上で中心軸ZZの交点Oを中心に同図に破線で示す軌
跡をもって回転する。
【0032】次に、本発明の回転ヘッド装置を用いるド
ラムとヘッドの関係について説明する。上述したような
関係において、ヘッドH1,H2のドラム回転軸zzを原
点Oを中心に平面XZ内をXsまたはXtで示す方向に回
転させると、ヘッドH1,H2の回転面も座標軸YYを中
心に回転して平面XYと角度をもつようになるから、ヘ
ッドH1,H2がテープMt上を記録再生する角度θは変
化する。
【0033】すなわち、下方のボールベアリング7を平
面XZ内をXsまたはXtで示す方向に微動させると、ド
ラム回転軸zzは平面XZ内で角度を変えてz1,z2
なり、ヘッドH1,H2は座標軸YYの回りに回転する。
【0034】このとき、図4(A)で示す積層型圧電素
子S,Tが電圧の交互印加によって同図(B)または
(C)に示すように伸縮し、支柱2,3(図1,図2に
示す)が撓み易いXsまたはXtで示す方向に撓むため、
モータハウジング1の保持体5が傾動し、下方のボール
ベアリング7がXsまたはXtで示す方向に変位する。
【0035】なお、本実施例においては、記録再生時に
ドラム回転軸zzを傾動させることにより記録再生角度
θを制御しようとするものであるが、積層型圧電素子2
5,26の伸縮量が印加電圧に比例しながら微小に変化
することに加え、支柱2,3にがたつきや摩擦部分がな
く円滑に動作することから、ヘッド20,21のμmオ
ーダーの一層精密な動作制御が可能となる。
【0036】また、本実施例においては、各支柱2,3
と各保持体4,5を一体に形成する例を示したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、各支柱が実施例と
同様に撓むものであれば各部材2〜5を別々に形成して
も実施例と同様の効果を奏する。
【0037】この他、本発明においては、前述した実施
例に限定されることなく、本発明の技術思想に基づいて
各種の有効な変形,変更が可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
々が上下方向に所定の間隔をもって並列する2つの軸受
を各々保持する上下2つの基部材のうち下方の基部材
を、各々が互いに支柱によって連結されかつ上下方向に
所定の間隔をもって並列する2つの保持体によって構成
し、これら両保持体間に中心軸を介して対向する圧電素
子からなる少なくとも一対のアクチュエータを介装した
ので、アクチュエータの駆動による支柱の弾性変形によ
って下方の軸受を変位させることができる。
【0039】したがって、記録再生時に中心軸を円滑に
傾動させることができるから、ヘッドを高精度に動作制
御することができ、良好なトラッキング操作を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)および(B)は本発明に係る回転ヘッド
装置を示す平面図と断面図。
【図2】同じく本発明における回転ヘッド装置の要部を
示す分解斜視図。
【図3】本発明における回転ヘッド装置のヘッド記録再
生角度が変化する原理を説明するために示す斜視図。
【図4】(A)〜(C)は本発明における回転ヘッド装
置のヘッド動作制御を説明するために示す正面図。
【図5】従来の回転ヘッド装置におけるヘッドの記録再
生角度とテープ上の記録済みトラック角度に差が生じた
例を示す図。
【符号の説明】
1…モータハウジング 2…支柱 4,5…保持体 7,17…ボールベアリング 18…中心軸 19…回転体 20,21…ヘッド 25,26…積層型圧電素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が上下方向に所定の間隔をもって並
    列する2つの軸受を各々保持する上下2つの基部材と、
    これら両基部材に保持されかつ前記両軸受に回転自在に
    軸支された中心軸と、この中心軸の上方先端部に固定さ
    れ記録再生用のヘッドを有する回転体とを備えた回転ヘ
    ッド装置において、前記両基部材のうち下方の基部材
    を、各々が互いに支柱によって連結されかつ上下方向に
    所定の間隔をもって並列する2つの保持体によって構成
    し、これら両保持体間に前記中心軸を介して対向する圧
    電素子からなる少なくとも一対のアクチュエータを介装
    したことを特徴とする回転ヘッド装置。
JP13846492A 1992-05-29 1992-05-29 回転ヘッド装置 Pending JPH05334638A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13846492A JPH05334638A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 回転ヘッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13846492A JPH05334638A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 回転ヘッド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05334638A true JPH05334638A (ja) 1993-12-17

Family

ID=15222649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13846492A Pending JPH05334638A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 回転ヘッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05334638A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100437113B1 (ko) * 2001-12-26 2004-06-23 삼성전자주식회사 자기 기록/재생장치의 헤드드럼 조립체

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100437113B1 (ko) * 2001-12-26 2004-06-23 삼성전자주식회사 자기 기록/재생장치의 헤드드럼 조립체

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