JPH09213034A - サーボ情報書き込み装置及び書き込み方法 - Google Patents

サーボ情報書き込み装置及び書き込み方法

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JPH09213034A
JPH09213034A JP2232696A JP2232696A JPH09213034A JP H09213034 A JPH09213034 A JP H09213034A JP 2232696 A JP2232696 A JP 2232696A JP 2232696 A JP2232696 A JP 2232696A JP H09213034 A JPH09213034 A JP H09213034A
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JP
Japan
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head
carriage
displacement
recording medium
servo information
Prior art date
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Pending
Application number
JP2232696A
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English (en)
Inventor
Yukio Yamamoto
幸生 山本
Takashi Yoshida
吉田  隆
Akio Takatsuka
章郎 高塚
Marutomo Gotou
丸朋 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2段アクチュエータやコンタクト記録等の高
記録密度化技術に対応し、かつ高品質なサーボ情報の書
き込みを可能とする。 【解決手段】 光ヘッド12を有する光ヘッド位置決め
装置14と、ヘッド変位センサ16を有するヘッド変位
センサ位置決め装置17とを設ける。光ヘッド12から
はキャリッジ4上の円筒ミラー13に向けて光が照射さ
れ、そのときの反射光の角度変化に基づいてキャリッジ
変位検出回路15はキャリッジ変位Xdcを出力する。一
方、所定位置に位置決めされたヘッド変位センサ16
は、スライダ2上のヘッドとの変位を検出し、その検出
結果に基づいてヘッド変位検出回路18はヘッド変位X
dhを出力する。そしてVCM制御回路6は、キャリッジ
変位Xdc及びヘッド変位Xdhが所定の目標値となるよう
VCM5を駆動制御し、ヘッドの位置決めを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気ディス
ク装置におけるヘッドのトラック位置決め用のサーボ情
報書き込み装置及び書き込み方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置のサーボ情報は、ヘッ
ドを目的のトラックに位置決めするために使用される。
一般にサーボ情報は、サーボライタのヘッドを用いて外
部から書き込むか、あるいは磁気ディスク装置自体のヘ
ッドを用いて書き込まれる。近年、記録密度の高密度化
に伴い、サーボ情報専用のディスク面を持つサーボ面サ
ーボよりも、データ面の一部にサーボ情報を書き込むデ
ータ面サーボが主流となっている。
【0003】従来のサーボ情報書き込み装置では、外部
のセンサ等でキャリッジの変位を検出してヘッドを位置
決めし、サーボ情報の書き込みを行っている。例えば、
測定点にレーザ光を反射させるためのミラーを設置し、
高分解能なレーザ測長計によってキャリッジの一点の位
置を検出し、目標位置と一致させるようにアクチュエー
タを駆動することにより、ヘッドの位置決めを行ってい
る。
【0004】また、ディスク径が2.5インチ以下の小
形ディスク等では、レーザ光を反射させるためのミラー
を設置するスペースが確保できないため、外部アクチュ
エータによってキャリッジを位置決めする外部駆動方式
を採用している。これは、外部に磁気ディスク装置自体
のアクチュエータとは別のアクチュエータとレーザ測長
計を備え、この外部アクチュエータと磁気ディスク装置
自体のアクチュエータを機械的に連結し、外部アクチュ
エータをレーザ測長計で位置決めすることによってヘッ
ドを所定の位置に移動させるものである。
【0005】ところで、従来のレーザで位置を測定する
方法では、測定点に設置するミラーによってアクチュエ
ータの機構共振周波数が低下し、さらにミラー取り付け
部で発生する機構共振が加わるため、位置決めサーボ系
のゼロクロス周波数を下げる必要があり、ヘッドの位置
決め精度を低下させていた。
【0006】また、外部アクチュエータで位置決めする
外部駆動方式では、この外部アクチュエータの連結部に
おける機構共振特性の大幅な劣化が、ヘッド位置決め精
度を低下させる原因となっていた。
【0007】このようなアクチュエータの機構共振特性
の劣化を発生させずにヘッドを位置決めする方法とし
て、例えば特開平5−198110号公報では、回折格
子等の位置検出用指標をヘッドまたはヘッド支持用アー
ム上に取り付け、ヘッドの移動面と直交する方向から位
置検出用指標との相対変位を検出するセンサを正確に位
置決めし、位置検出用指標とセンサの相対位置関係を一
定に保つようにしてヘッドを位置決めする方法が提案さ
れている。さらに、特開平6−309825号公報で
は、ヘッドアームとの間のギャップ量を非接触に検出す
るセンサを正確に位置決めし、このセンサとヘッドアー
ム間のギャップ量を一定に保つようにしてヘッドを位置
決めする方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般の磁気ディスク装
置は複数枚のディスクを内蔵しており、各ディスクの記
録面それぞれに対応した複数のヘッドを備えている。各
ヘッドは、ロードアームを介して単一のキャリッジに取
り付けてあり、全てのヘッドがキャリッジと一体に移動
するものとして、従来はキャリッジの一点の変位を検出
して位置決めし、サーボ情報の書き込みを行っている。
なお、この点は上記2つの公報に示された従来例におい
ても同様である。
【0009】ところで、近年、磁気ディスク装置の高記
録密度化の技術として、2段アクチュエータやコンタク
ト記録方式が提案されている。前者は、キャリッジとヘ
ッドとの間に、ピエゾ素子等の周波数応答性の良いアク
チュエータを組み込み、サーボ系の周波数帯域を上げて
ヘッド位置決め精度を改善し、トラック記録密度の向上
を図るものである。また後者は、従来数十nmあったヘ
ッドを搭載しているスライダとディスクの間の浮上量を
なくし、ヘッドと記録層との間隔を近付けることによっ
て磁気記録特性を改善し、ビット記録密度の向上を図る
技術である。
【0010】ところが、これらの技術を用いた場合、上
記従来例のサーボ情報書き込み方法では、サーボ情報の
書き込み精度が低下する可能性がある。前者の2段アク
チュエータ方式では、キャリッジで変位を検出してヘッ
ドを位置決めすると、2段目のアクチュエータは使えな
いので、サーボ情報書き込み時には2段アクチュエータ
の性能が十分に利用できない。2段アクチュエータで高
精度にサーボ情報を書き込むためには、2段目のアクチ
ュエータより先の部分で変位を検出してヘッドを位置決
めする必要がある。近年、マイクロマシン技術の発達に
より、2段目のアクチュエータは、よりヘッドに近いと
ころに配置される傾向にあるため、各ヘッドの変位を直
接測定して位置決めすることが望ましい。
【0011】また、後者のコンタクト記録では、スライ
ダに摩擦力が生じるため、キャリッジで変位を検出して
位置決めした場合に、ヘッドの位置にオフセットが発生
し、サーボ情報の書き込み精度が低下する恐れがある。
この位置決めオフセットは、複数のヘッドそれぞれで異
なる可能性が高く、各ヘッドの変位を直接測定して位置
決めすることが必要になる。
【0012】なお、上記の特開平5−198110号公
報では、変位検出用指標をヘッド上に取り付けることに
よってヘッド自身の変位が可能な構成になっている。し
かし、変位検出方向がヘッドの移動面に対して直交方向
であるため、ヘッドが複数ある場合には、最上部もしく
は最下部のヘッドの変位検出は可能であるが、その他の
ヘッドの変位の検出は困難であり、上記問題点への対応
は難しい。
【0013】本発明の目的は、2段アクチュエータやコ
ンタクト記録等の高記録密度化技術に対応し、かつ高品
質なサーボ情報を書き込むことが可能なサーボ情報書き
込み装置及び書き込み方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ディスク状の記録媒体と、該記録媒体と
の間で情報のやり取りを行うヘッドと、該ヘッドを支持
するキャリッジと、該キャリッジを駆動して前記ヘッド
を前記記録媒体に沿って移動させるキャリッジ駆動部と
を備えた磁気ディスク装置に対して、前記ヘッドを用い
て前記記録媒体上にサーボ情報を書き込むサーボ情報書
き込み装置において、前記ヘッドの移動面内で移動自在
であり、ヘッドとの変位をヘッドに非接触で検出するヘ
ッド変位検出手段と、前記ヘッド変位検出手段を移動さ
せて前記記録媒体に対するヘッド変位検出手段の相対位
置を所定位置に位置決めする位置決め手段と、前記ヘッ
ド変位検出手段を所定位置に位置決めしたとき、前記ヘ
ッド変位検出手段からの検出結果が所定の目標値となる
よう前記キャリッジ駆動部を駆動制御して前記ヘッドの
位置決めを行う制御手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0015】上記の構成によれば、ヘッド変位検出手段
は、位置決め手段によって駆動されヘッドの移動面内を
移動し、記録媒体に対して所定の相対位置に正確に位置
決めされる。位置決めされたヘッド変位検出手段はヘッ
ドとの変位を非接触で検出し、その検出結果を制御手段
に送る。そして制御手段は、ヘッド変位検出手段からの
検出結果を取り込んで、その検出結果が所定の目標値と
なるようキャリッジ駆動部を駆動して、ヘッドの位置決
めを行う。これによって、ヘッドの正確な位置決めが可
能となる。
【0016】また本発明は、上記構成のサーボ情報書き
込み装置において、キャリッジの記録媒体に対する変位
を検出するキャリッジ変位検出手段と、ヘッドの移動面
内で移動自在であり、ヘッドとの変位をヘッドに非接触
で検出するヘッド変位検出手段と、ヘッド変位検出手段
を移動させて記録媒体に対する前記ヘッド変位検出手段
の相対位置を所定位置に位置決めする位置決め手段と、
前記ヘッド変位検出手段を所定位置に位置決めしたと
き、前記キャリッジ変位検出手段及び前記ヘッド変位検
出手段からの検出結果が所定の目標値となるようキャリ
ッジ駆動部を駆動制御してヘッドの位置決めを行う制御
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0017】上記の構成によれば、キャリッジ変位検出
手段によって検出されたキャリッジの変位と、ヘッド変
位検出手段によって検出されたヘッドの変位とから、キ
ャリッジ駆動部を駆動してヘッドが位置決めされる。そ
のため、外乱による影響が押さえられ、広範囲にヘッド
を安定して位置決めすることができる。
【0018】さらに、本発明は、上記構成のサーボ情報
書き込み装置において、ヘッドの位置を微調整するヘッ
ド微動手段と、キャリッジの記録媒体に対する変位を検
出するキャリッジ変位検出手段と、ヘッドの移動面内で
移動自在であり、ヘッドとの変位をヘッドに非接触で検
出するヘッド変位検出手段と、前記ヘッド変位検出手段
を移動させて記録媒体に対するヘッド変位検出手段の相
対位置を所定位置に位置決めする位置決め手段と、前記
ヘッド変位検出手段を所定位置に位置決めしたとき、前
記キャリッジ変位検出手段からの検出結果が所定の目標
値となるようキャリッジ駆動部を駆動制御してキャリッ
ジの位置決めを行うキャリッジ制御手段と、前記キャリ
ッジ制御手段によってヘッドの位置決めを行った後に、
前記ヘッド変位検出手段からの検出結果が所定の目標値
となるよう前記ヘッド微動手段を駆動制御してヘッドの
位置決めを行うヘッド微動制御手段と、を備えたことを
特徴としている。
【0019】上記のように構成すれば、キャリッジ制御
手段は、キャリッジ変位検出手段によって検出されたキ
ャリッジの変位に基づいてキャリッジ駆動部を駆動しキ
ャリッジの粗い位置決めを行う。そして、その後にヘッ
ド微動制御手段は、ヘッド変位検出手段によって検出さ
れたヘッドの変位に基づいてヘッド微動手段を駆動しヘ
ッドを精密に位置決めする。このため、広い範囲に安定
してヘッドを高精度に位置決めすることができる。
【0020】なお、前記記録媒体が複数ある場合、前記
ヘッド変位検出手段は、記録媒体毎に設けられたヘッド
に対して各々別個に、ヘッドとの変位を検出できる構成
にすると好都合である。このような構成にすると、複数
のヘッド変位検出手段からの出力によって、複数のヘッ
ドをそれぞれ別個に駆動することが可能となり、複数の
ヘッドを同時もしくは短いサイクルで正確に位置決めで
きる。また、ディスク状の記録媒体と、該記録媒体との
間で情報のやり取りを行うヘッドと、該ヘッドを支持す
るキャリッジと、該キャリッジを駆動して前記ヘッドを
前記記録媒体に沿って移動させるキャリッジ駆動部とを
備えた磁気ディスク装置において、前記いずれかのサー
ボ情報書き込み装置によってサーボ情報を書き込まれた
ことを特徴としている。
【0021】次に、本発明は、ディスク状の記録媒体
と、該記録媒体との間で情報のやり取りを行うヘッド
と、該ヘッドを支持するキャリッジと、該キャリッジを
駆動して前記ヘッドを前記記録媒体に沿って移動させる
キャリッジ駆動部とを備えた磁気ディスク装置に対し
て、前記ヘッドを用いて前記記録媒体上にサーボ情報を
書き込むサーボ情報書き込み方法において、前記ヘッド
との変位をヘッドに非接触で検出するヘッド変位センサ
をヘッド移動面内で移動させて、前記記録媒体に対する
前記ヘッド変位センサの相対位置を所定位置に位置決め
し、次に、前記ヘッド変位センサからの検出結果が所定
の目標値となるよう前記キャリッジ駆動部を駆動制御し
て、前記ヘッドの位置決めを行うことである。
【0022】上記のサーボ情報書き込み方法において、
キャリッジの記録媒体に対する変位をキャリッジ変位セ
ンサで検出するとともに、ヘッドとの変位をヘッドに非
接触で検出するヘッド変位センサをヘッド移動面内で移
動させて、記録媒体に対する前記ヘッド変位センサの相
対位置を所定位置に位置決めし、次に、前記キャリッジ
変位センサ及び前記ヘッド変位センサからの検出結果が
所定の目標値となるようキャリッジ駆動部を駆動制御し
て、ヘッドの位置決めを行うことも可能である。
【0023】また、ディスク状の記録媒体と、該記録媒
体との間で情報のやり取りを行うヘッドと、該ヘッドを
支持するキャリッジと、該キャリッジを駆動して前記ヘ
ッドを前記記録媒体に沿って移動させるキャリッジ駆動
部と、前記ヘッドの位置を微調整するヘッド微動部とを
備えた磁気ディスク装置に対して、前記ヘッドを用いて
前記記録媒体上にサーボ情報を書き込むサーボ情報書き
込み方法において、キャリッジの記録媒体に対する変位
をキャリッジ変位センサで検出するとともに、ヘッドと
の変位をヘッドに非接触で検出するヘッド変位センサを
ヘッド移動面内で移動させて、記録媒体に対する前記ヘ
ッド変位センサの相対位置を所定位置に位置決めし、次
に、前記キャリッジ変位センサからの検出結果が所定の
目標値となるようキャリッジ駆動部を駆動制御してキャ
リッジを位置決めし、さらに、前記ヘッド変位センサか
らの検出結果が所定の目標値となるようヘッド微動部を
駆動制御して、ヘッドの位置決めを行うことも可能であ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明のサーボ情報書き込み装置
の一例であるサーボトラックライタの概略構成を示して
いる。図1において、1はサーボ情報が書き込まれるデ
ィスク、2はディスク1にサーボ情報を書き込むための
ヘッド(図示せず)を搭載したスライダ、3はスライダ
2をディスク1に押し付けるロードアーム、4はロード
アーム3を介してスライダ2を支持し、ディスク1の任
意の位置にスライダ2を位置付けするキャリッジ、5は
キャリッジ4を駆動するVCM(ボイスコイルモー
タ)、6はVCM5の駆動電流Iを制御するVCM制御
回路、7はスライダ2上のヘッドを用いてディスク1に
サーボ情報を書き込むサーボ情報書き込み回路、8は複
数枚のディスク1を積層して保持するスピンドル、9は
スピンドル8を回転させるスピンドルモータ、10はス
ピンドルモータ9を一定速度で回転駆動させるスピンド
ルモータ駆動回路、11は全体の動作を制御するMPU
(マイクロプロセッサ)である。
【0025】また、12はキャリッジ4上に取り付けら
れた円筒ミラー13にビームを入射し、円筒ミラー13
からの反射光を受光する光ヘッド、13はキャリッジ4
の変位を検出するための指標となる円筒ミラー、14は
光ヘッド12を移動させて正確に位置決めする光ヘッド
位置決め装置、15は光ヘッド12の出力からキャリッ
ジ変位Xdcを検出するキャリッジ変位検出回路、16は
ヘッドの変位を検出するためのヘッド変位センサ、17
はヘッド変位センサ16を移動させて正確に位置決めす
るヘッド変位センサ位置決め装置、18はヘッド変位セ
ンサ16の出力からヘッド変位Xdhを検出するヘッド変
位検出回路、19はサーボ情報を書き込むときの基準と
なるクロックを発生するクロックヘッドである。
【0026】ここで、ヘッド変位センサ16はヘッド変
位検出手段を、ヘッド変位センサ位置決め装置17は位
置決め手段を、VCM制御回路6は制御手段を、光ヘッ
ド12とキャリッジ変位検出回路15はキャリッジ変位
検出手段をそれぞれ構成している。
【0027】ディスク1は複数枚設けられており、その
複数枚のディスク1はスピンドル8に積層保持されて、
スピンドルモータ9によって回転駆動される。スピンド
ルモータ9はスピンドルモータ駆動回路10によって制
御され、その回転数は一定に保たれている。ロードアー
ム3を介してキャリッジ4に支持されたスライダ2は、
VCM5によってキャリッジ4が駆動されることによ
り、ディスク1上を移動する。
【0028】光ヘッド位置決め装置14及びヘッド変位
センサ位置決め装置17は、レーザ測長計等を用いて高
精度な位置決めが可能であり、光ヘッド12及びヘッド
変位センサ16を、キャリッジ4と同一回転軸で移動さ
せ、所定位置に正確に位置決めする。
【0029】前述したようにキャリッジ4上には円筒ミ
ラー13が取り付けられており、光ヘッド12によって
この円筒ミラー13の位置を検出する。キャリッジ変位
検出回路15では、光ヘッド12の出力から、光ヘッド
12とキャリッジ4の相対変位Xdcを出力する。また、
ヘッド変位センサ16は、ヘッド変位センサ16とスラ
イダ2の間隔を検出し、ヘッド変位検出回路18でヘッ
ド変位Xdhに変換する。VCM制御回路6は、キャリッ
ジ変位Xdcもしくはヘッド変位Xdhの値に応じてVCM
5の駆動電流Iを制御してキャリッジ4を駆動し、スラ
イダ2上のヘッドを位置決めする。
【0030】クロックヘッド19は、ディスク1の記録
領域外に、最初に一定周波数のクロック信号を1回転分
書き込み、サーボ情報を書き込むときにそのクロック信
号を再生する。サーボ情報書き込み回路7は、スライダ
2が目標位置に位置決めされた状態で、スライダ2上の
ヘッドを用いて、クロックヘッド19で再生されたクロ
ック信号に同期してディスク1にサーボ情報を書き込
む。MPU11は、サーボトラックライタ全体の制御を
行う。
【0031】サーボ情報書き込みの手順を図2に示す。
図2において、S1〜S13はステップ番号を表してい
る。まず最初に、サーボトラックライタにHDAを設置
する(S1)。次に、スピンドルモータ駆動回路10に
指令を送ってスピンドルモータ9を起動させ、回転数が
安定するのを待ち(S2)、クロックヘッド19でクロ
ック信号を1回転分書き込む(S3)。その後、キャリ
ッジ4を最外周のストッパに押し付けて固定し(S
4)、光ヘッド12をキャリッジ4に取り付けた円筒ミ
ラー13上に移動させる(S5)。その状態でキャリッ
ジ変位Xdcによってキャリッジ4のサーボ引き込みを行
い、キャリッジ4を光ヘッド12に追従した状態にし
(S6)、ヘッド変位センサ16を変位検出可能領域に
移動させる(S7)。キャリッジ変位Xdcによってキャ
リッジ4が位置決めされている状態で、ヘッド変位セン
サ16を次のサーボ書き込み位置に対応した位置にあら
かじめ移動させる(S8)。次に、追従が外れないよう
な速度及び加速度で光ヘッド12を次のサーボ情報書き
込み位置に移動させ(S9)、キャリッジ4を位置決め
する。光ヘッド12及びキャリッジ4が整定状態になっ
たら、ヘッド変位出力Xdhによるキャリッジ位置決めサ
ーボに切り替えてスライダ2に搭載されたヘッドを位置
決めし(S10)、サーボ情報書き込み回路7に指令を
送って、クロックヘッド19で再生されるクロック信号
に同期して、ディスク1にサーボ情報を書き込む(S1
1)。1トラック分のサーボ情報の書き込みが終了した
ら、キャリッジ変位Xdcによるキャリッジ位置決めサー
ボに切り替え(S12)、次のサーボ情報書き込み位置
にヘッド変位センサ16及び光ヘッド12を移動させ
る。このようにして、スライダ2の位置決めとサーボ情
報の書き込みを繰り返し、全てのトラックにサーボ情報
を書き込んだら、スピンドルモータ9を停止し(S1
3)、サーボ情報の書き込みを終了する。
【0032】なお、円筒ミラー13は接着等によって取
り付けたままにしてもよいし、着脱機構を設け、サーボ
情報を書き込むときだけ取り付けるようにすることも可
能である。円筒ミラー13を着脱する場合には、サーボ
トラックライタにHDAを設置する前に取り付け、サー
ボ情報書き込み終了後し、サーボトラックライタからH
DAを取り出した後に取り外すようにする。
【0033】図1のような構成において、光ヘッド12
及びヘッド変位センサ16を正確に位置決めし、キャリ
ッジ4を駆動してスライダ2に搭載されたヘッドを光ヘ
ッド12もしくはヘッド変位センサ16に追従させるよ
うに位置決めをすることにより、2段アクチュエータや
コンタクト記録技術等を採用した磁気ディスク装置にお
いても、高品質なサーボ情報の書き込みが可能になる。
以下、具体的に説明を行う。
【0034】光ヘッド12は円筒ミラー13に向けてレ
ーザ光を放射し、反射光を受光して光梃子変位検出方式
によって円筒ミラー13と光ヘッド12の相対変位を検
出する。変位検出の原理を図3に示す。円筒ミラー13
の水平方向の移動Ptによって、垂直方向から入射する
レーザ光の反射角度が変化し、センサ位置における反射
光の変位Pbが生じる。円筒ミラー13には、例えば、
表面が平滑な円筒や円柱の表面にミラー加工を行ったも
のを用いる。円筒ミラー13の半径をr、レーザ光の反
射面とセンサまでの距離(梃子長さ)をLとすると、円
筒ミラー13の変位Ptが微少な範囲では、以下の関係
が成り立つ。 Pb ≒ (2・L/r)・Pt つまり、円筒ミラー13の半径rと梃子長さLの値の選
び方によって、円筒ミラー13の変位を増幅して検出で
きる。例えばr=1mm、L=50mmの場合、変位は
約100倍に拡大されるので、センサの変位分解能が
0.1μmであれば円筒ミラー13の変位検出分解能は
1nmとなり、高精度な変位検出が可能になる。本変位
検出方式では、一般的な光ディスクの変位検出方式のよ
うにレーザ光を絞り込む必要はないので、焦点距離の長
いレンズを使用でき、光ヘッド12と円筒ミラー13の
間隔(ワークディスタンス)を長くできるので、操作性
が向上する。
【0035】このような光梃子変位検出方式は、例え
ば、走査型トンネル顕微鏡(STM)で用いられてい
る。STMでは、ターゲットとして半球状のミラーを用
いて、2次元の変位検出を行っている。本実施の形態で
は、1次元の変位の検出ができればよく、ターゲットの
半径方向の取り付け位置誤差を許容する目的からも、円
筒ミラー13を用いている。円筒ミラーをガラスで構成
した場合には、r=1mmとすれば、その質量は取り付
けるための接着剤等を含めても0.05g以下になり、
アクチュエータの機構共振特性をほとんど劣化させな
い。
【0036】図4は、光ヘッドの光学系の一例を示して
いる。レーザダイオード(LD)20から放射されるレ
ーザ光は対物レンズ21によって集光されて、円筒ミラ
ー13に入射される。レーザ光の反射光は、ビームスプ
リッタ22によって分光されて、位置検出素子(PS
D)23に入射される。PSD23は、ビームの強度や
径に関わらずビームの中心位置を検出することが可能な
センサであり、常に検出感度が一定なキャリッジ変位出
力Xdcを得ることができる。
【0037】図5は、ヘッド変位センサの構成の一例を
示している。ヘッド変位センサ16の先端には針状電極
24が設けられており、この針状電極24とスライダ2
との間に流れるトンネル電流によって、スライダ2と針
状電極24との間隔を検出する。スライダ2の針状電極
24に対する面は、導電性部材で構成しておく。一般
に、ヘッドはスライダ2に固定されて一体に移動する構
造となっており、ヘッド変位検出回路18においてスラ
イダ2と針状電極24との間隔をヘッド変位センサ16
に対するヘッド変位Xdhに変換する。
【0038】このヘッド変位Xdhと、光ヘッド12によ
って検出されるキャリッジ変位Xdcとを切り替えてVC
M制御回路6に入力し、VCMコイル25の電流Iを制
御してキャリッジ4を駆動して、スライダ2に搭載され
たヘッドを位置決めする。ヘッド変位Xdhによってスラ
イダ2に搭載されたヘッドを位置決めすれば、コンタク
ト記録時の摩擦力によるオフセット等が発生する場合に
も、高精度なヘッド位置決めが可能になる。磁気ディス
ク装置が複数本のスライダ2を備える場合には、複数の
スライダ2に搭載されたヘッドそれぞれに対応した複数
のヘッド変位センサを用意し、キャリッジ位置決めサー
ボを各ヘッド変位センサ16の出力によるものに順番に
切り替えて、各スライダ2に搭載されたヘッドごとに位
置決めしてサーボ情報を書き込む。
【0039】ところで、トンネル電流を利用してヘッド
変位Xdhを高精度に検出するためには、針状電極24と
スライダ2の間隔を狭くする必要があり、外部から振動
が加わった場合や次のサーボ情報を書き込むトラックへ
移動する時に、針状電極24とスライダ2が接触して破
損する恐れがある。そこで、外部から過大な振動が加わ
った場合には、キャリッジ変位Xdcによるキャリッジ位
置決めサーボに切り替え、ヘッド変位センサ16は、磁
気ディスク装置の外部に緊急退避させる。また、次のサ
ーボ情報を書き込むトラックへスライダ2に搭載された
ヘッドを移動させるときには、まずキャリッジ変位Xdc
によるキャリッジ位置決めサーボに切り替え、ヘッド変
位センサ16を次のトラックに先に移動させておき、後
からスライダ2を移動させるようにする。こようにし
て、キャリッジ位置決めサーボをヘッド変位Xdhによる
ものとキャリッジ変位Xdによるものに切り替えること
により、針状電極24及びスライダ2の破損を防ぐこと
ができる。
【0040】また、スライダ2は、ディスク1のうねり
等によって10μm程度上下方向に動くが、スライダ2
自体の厚みは0.4mm程度あるので、針状電極が十分
に小さければ特に問題はない。ただし、スライダ2の上
下動がヘッド変位検出に影響する場合には、このような
動きに追従する機構が必要になる。例えば、ヘッド変位
センサ16にもロードアームと針状電極24を付けたス
ライダを設け、針状電極を付けたスライダをディスク1
上に浮上させることにより、スライダ2の上下動に追従
可能となる。
【0041】図6は、2段アクチュエータにおける本発
明の他の実施の形態を示す図である。キャリッジ4の先
端に例えばピエゾ素子等からなる微動機構26が組み込
まれており、ヘッド変位センサ16で検出されるヘッド
変位Xdhに基づいて微動機構制御回路27が微動機構2
6を駆動して、スライダ2に搭載されたヘッドを位置決
めする。ピエゾ素子は周波数応答性が良く、スライダ2
に搭載されたヘッドの高精度な位置決めが可能である。
キャリッジ位置決め制御は、光ヘッド12で検出される
キャリッジ変位Xdcによって行う。微動機構26はスラ
イダ2ごとに設けられており、すべてのスライダ2に搭
載されたヘッドを同時に位置決めし、一度にサーボ情報
を書き込むことができる。本実施の形態では、微動機構
26をキャリッジ4に組み込んでいる場合について記述
しているが、これはロードアーム3等の他の場所に組み
込まれたものであっても、スライダ2にヘッドが固定さ
れて一体に移動する構造になっていれば効果は変わらな
い。また、微動機構26は、ピエゾ素子だけでなく、周
波数応答性の良い他の圧電素子等を用いたものでもよ
い。
【0042】図7は、2段アクチュエータのヘッド変位
検出機構の他の例を示している。本例では、スライダ2
とヘッド搭載部28の間に微動機構26が構成されてお
り、上記実施の形態のようにスライダ2の変位からヘッ
ド28の変位を検出することはできない。ヘッド変位X
dhは、ヘッド搭載部28の変位から検出する必要があ
る。そのような場合には、このヘッド搭載部28の変位
をヘッド変位センサ16で検出し、ヘッド変位検出回路
18においてヘッド変位Xdhに変換して、微動機構駆動
回路27によって微動機構26を駆動してヘッドを位置
決めする。ヘッド搭載部28は、外部からの変位検出が
容易になるように、スライダ2や微動機構26から飛び
出した部分を持つ構造であることが望ましい。
【0043】ここで、微動機構26はヘッド微動手段
を、微動機構駆動回路27はヘッド微動制御手段をそれ
ぞれ構成している。また本実施の形態の場合は、図1に
示したVCM制御回路6がキャリッジ制御手段に相当し
ている。
【0044】なお、ヘッドの変位を検出する方式は、非
接触で高精度に変位を検出する方式であればよく、上記
実施の形態に示したトンネル電流で検出する方式には限
定されない。例えば、原子間力によって検出する方式
や、静電容量の変化を検出する方式、レーザの干渉によ
る変位検出方式等を用いてもよい。
【0045】また、上記実施の形態では、キャリッジ変
位検出方法として光ヘッド12と円筒ミラー13を用い
た光梃子方式を採用しているが、これは、キャリッジ4
にコーナキューブを取り付けてレーザ測長器で変位を検
出する等の他の変位検出手段を用いてもよいし、外部ア
クチュエータとキャリッジ4を連結して外部アクチュエ
ータで位置決めするようにしてもかまわない。
【0046】さらに、上記実施の形態では、ヘッド変位
センサ16をスライダ2ごとに設けているがこれは、ヘ
ッド変位センサ16を異なる複数のスライダ2の位置に
移動させる機構を設けることにより、センサ数を減らす
ことができる。
【0047】また、上記実施の形態においては、光ヘッ
ド12及びヘッド変位センサ16を移動させてディスク
1との相対位置を変化させているが、これは、逆にディ
スク1側を動かすようにしてもよい。
【0048】本発明の実施の形態によれば、光ヘッド1
2と円筒ミラー13を用いた光梃子方式によりキャリッ
ジ4の変位を検出しているので、アクチュエータの機構
共振特性をほとんど劣化させず、高精度なキャリッジの
位置決めが可能である。また、キャリッジ位置決めサー
ボをヘッド変位Xdhによるものとキャリッジ変位Xdに
よるものに切り替えることにより、針状電極24及びス
ライダ2の破損を防ぐことができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスク状の記録媒体に対して正確に位置決めされたヘ
ッド変位検出手段によって、ヘッドの変位が非接触で検
出され、その検出結果に基づいてキャリッジ駆動部を駆
動してヘッドの位置が調節されるので、ヘッドの正確な
位置決めが可能となる。
【0050】また、キャリッジ変位検出手段によって検
出されたキャリッジの変位と、ヘッド変位検出手段によ
って検出されたヘッドの変位とから、キャリッジ駆動部
を駆動してヘッドの位置が調節されるので、外乱による
影響が押さえられ、広範囲にヘッドを安定して正確に位
置決めすることができる。
【0051】さらに、キャリッジ変位検出手段で検出さ
れたキャリッジの変位に基づいてキャリッジ駆動部が駆
動され、キャリッジの位置がおおまかに位置決めされる
ので、その後に、ヘッド変位検出手段で検出されたヘッ
ドの変位によってヘッド微動部を駆動することにより、
ヘッドの位置を精密に位置決めできる。その結果、広い
範囲で安定してヘッドの高精度な位置決めが可能とな
る。
【0052】また、記録媒体が複数あっても、記録媒体
毎に設けられたヘッドに対して各々別個に、ヘッドとの
変位を検出できるようヘッド変位検出手段を構成してお
けば、それぞれのヘッドに対しても正確な位置決めが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーボ情報書き込み装置の構成の一例
を示す図である。
【図2】サーボ情報書き込みの手順を示した流れ図であ
る。
【図3】光梃子変位検出方式の原理を示した図である。
【図4】光ヘッドの光学系の構成の一例を示した図であ
る。
【図5】ヘッド位置決め機構の構成の一例を示した図で
ある。
【図6】2段アクチュエータのヘッド位置決め機構の構
成の一例を示した図である。
【図7】2段アクチュエータのヘッド変位検出機構の他
の例を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 スライダ 4 キャリッジ 5 VCM(ボイスコイルモータ) 6 VCM制御回路 12 光ヘッド 13 円筒ミラー 14 光ヘッド位置決め装置 15 キャリッジ変位検出回路 16 ヘッド変位センサ 17 ヘッド変位センサ位置決め装置 18 ヘッド変位検出回路 24 針状電極 26 微動機構 27 微動機構制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 丸朋 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の記録媒体と、該記録媒体と
    の間で情報のやり取りを行うヘッドと、該ヘッドを支持
    するキャリッジと、該キャリッジを駆動して前記ヘッド
    を前記記録媒体に沿って移動させるキャリッジ駆動部と
    を備えた磁気ディスク装置に対して、前記ヘッドを用い
    て前記記録媒体上にサーボ情報を書き込むサーボ情報書
    き込み装置において、 前記ヘッドの移動面内で移動自在であり、ヘッドとの変
    位をヘッドに非接触で検出するヘッド変位検出手段と、
    前記ヘッド変位検出手段を移動させて前記記録媒体に対
    するヘッド変位検出手段の相対位置を所定位置に位置決
    めする位置決め手段と、前記ヘッド変位検出手段を所定
    位置に位置決めしたとき、前記ヘッド変位検出手段から
    の検出結果が所定の目標値となるよう前記キャリッジ駆
    動部を駆動制御して前記ヘッドの位置決めを行う制御手
    段と、を備えたことを特徴とするサーボ情報書き込み装
    置。
  2. 【請求項2】 ディスク状の記録媒体と、該記録媒体と
    の間で情報のやり取りを行うヘッドと、該ヘッドを支持
    するキャリッジと、該キャリッジを駆動して前記ヘッド
    を前記記録媒体に沿って移動させるキャリッジ駆動部と
    を備えた磁気ディスク装置に対して、前記ヘッドを用い
    て前記記録媒体上にサーボ情報を書き込むサーボ情報書
    き込み装置において、 前記キャリッジの前記記録媒体に対する変位を検出する
    キャリッジ変位検出手段と、前記ヘッドの移動面内で移
    動自在であり、ヘッドとの変位をヘッドに非接触で検出
    するヘッド変位検出手段と、前記ヘッド変位検出手段を
    移動させて前記記録媒体に対するヘッド変位検出手段の
    相対位置を所定位置に位置決めする位置決め手段と、前
    記ヘッド変位検出手段を所定位置に位置決めしたとき、
    前記キャリッジ変位検出手段及び前記ヘッド変位検出手
    段からの検出結果が所定の目標値となるよう前記キャリ
    ッジ駆動部を駆動制御して前記ヘッドの位置決めを行う
    制御手段と、を備えたことを特徴とするサーボ情報書き
    込み装置。
  3. 【請求項3】 ディスク状の記録媒体と、該記録媒体と
    の間で情報のやり取りを行うヘッドと、該ヘッドを支持
    するキャリッジと、該キャリッジを駆動して前記ヘッド
    を前記記録媒体に沿って移動させるキャリッジ駆動部と
    を備えた磁気ディスク装置に対して、前記ヘッドを用い
    て前記記録媒体上にサーボ情報を書き込むサーボ情報書
    き込み装置において、 前記ヘッドの位置を微調整するヘッド微動手段と、前記
    キャリッジの前記記録媒体に対する変位を検出するキャ
    リッジ変位検出手段と、前記ヘッドの移動面内で移動自
    在であり、ヘッドとの変位をヘッドに非接触で検出する
    ヘッド変位検出手段と、前記ヘッド変位検出手段を移動
    させて前記記録媒体に対するヘッド変位検出手段の相対
    位置を所定位置に位置決めする位置決め手段と、前記ヘ
    ッド変位検出手段を所定位置に位置決めしたとき、前記
    キャリッジ変位検出手段からの検出結果が所定の目標値
    となるよう前記キャリッジ駆動部を駆動制御して前記キ
    ャリッジの位置決めを行うキャリッジ制御手段と、前記
    キャリッジ制御手段によって前記ヘッドの位置決めを行
    った後に、前記ヘッド変位検出手段からの検出結果が所
    定の目標値となるよう前記ヘッド微動手段を駆動制御し
    て前記ヘッドの位置決めを行うヘッド微動制御手段と、
    を備えたことを特徴とするサーボ情報書き込み装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のサーボ
    情報書き込み装置において、 前記記録媒体が複数ある場合、前記ヘッド変位検出手段
    は、記録媒体毎に設けられたヘッドに対して各々別個
    に、ヘッドとの変位を検出することを特徴とするサーボ
    情報書き込み装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のサーボ
    情報書き込み装置において、 前記ヘッド変位検出手段は、前記ヘッドまたはヘッドと
    一体に移動する部材に向けた針状電極を備え、前記ヘッ
    ドまたは前記部材と前記針状電極との間隙に流れるトン
    ネル電流の変化から、前記ヘッドとの変位を検出するこ
    とを特徴とするサーボ情報書き込み装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載のサーボ
    情報書き込み装置において、 前記ヘッド変位検出手段は、前記ヘッドまたはヘッドと
    一体に移動する部材に向けた針状電極を備え、前記ヘッ
    ドまたは前記部材と前記針状電極との間の静電容量の変
    化から、前記ヘッドとの変位を検出することを特徴とす
    るサーボ情報書き込み装置。
  7. 【請求項7】 請求項2又は3に記載のサーボ情報書き
    込み装置において、 前記キャリッジ変位検出手段は、前記キャリッジに設け
    られた円筒もしくは円筒側面の一部分の形状をしたミラ
    ーに光を照射するための光ヘッドを備え、前記ミラーに
    向けて前記光ヘッドから光を照射したときの反射光の角
    度変化に基づいて、前記記録媒体に対して前記光ヘッド
    を位置決めするとともに、前記光ヘッドの出力によって
    前記キャリッジの前記記録媒体に対する変位を検出する
    ことを特徴とするサーボ情報書き込み装置。
  8. 【請求項8】 ディスク状の記録媒体と、該記録媒体と
    の間で情報のやり取りを行うヘッドと、該ヘッドを支持
    するキャリッジと、該キャリッジを駆動して前記ヘッド
    を前記記録媒体に沿って移動させるキャリッジ駆動部と
    を備えた磁気ディスク装置において、請求項1〜7のい
    ずれかに記載のサーボ情報書き込み装置によってサーボ
    情報を書き込まれたことを特徴とする磁気ディスク装
    置。
  9. 【請求項9】 ディスク状の記録媒体と、該記録媒体と
    の間で情報のやり取りを行うヘッドと、該ヘッドを支持
    するキャリッジと、該キャリッジを駆動して前記ヘッド
    を前記記録媒体に沿って移動させるキャリッジ駆動部と
    を備えた磁気ディスク装置に対して、前記ヘッドを用い
    て前記記録媒体上にサーボ情報を書き込むサーボ情報書
    き込み方法において、 前記ヘッドとの変位をヘッドに非接触で検出するヘッド
    変位センサをヘッド移動面内で移動させて、前記記録媒
    体に対する前記ヘッド変位センサの相対位置を所定位置
    に位置決めし、次に、前記ヘッド変位センサからの検出
    結果が所定の目標値となるよう前記キャリッジ駆動部を
    駆動制御して、前記ヘッドの位置決めを行うことを特徴
    とするサーボ情報書き込み方法。
  10. 【請求項10】 ディスク状の記録媒体と、該記録媒体
    との間で情報のやり取りを行うヘッドと、該ヘッドを支
    持するキャリッジと、該キャリッジを駆動して前記ヘッ
    ドを前記記録媒体に沿って移動させるキャリッジ駆動部
    とを備えた磁気ディスク装置に対して、前記ヘッドを用
    いて前記記録媒体上にサーボ情報を書き込むサーボ情報
    書き込み方法において、 前記キャリッジの前記記録媒体に対する変位をキャリッ
    ジ変位センサで検出するとともに、前記ヘッドとの変位
    をヘッドに非接触で検出するヘッド変位センサをヘッド
    移動面内で移動させて、前記記録媒体に対する前記ヘッ
    ド変位センサの相対位置を所定位置に位置決めし、次
    に、前記キャリッジ変位センサ及び前記ヘッド変位セン
    サからの検出結果が所定の目標値となるよう前記キャリ
    ッジ駆動部を駆動制御して、前記ヘッドの位置決めを行
    うことを特徴とするサーボ情報書き込み方法。
  11. 【請求項11】 ディスク状の記録媒体と、該記録媒体
    との間で情報のやり取りを行うヘッドと、該ヘッドを支
    持するキャリッジと、該キャリッジを駆動して前記ヘッ
    ドを前記記録媒体に沿って移動させるキャリッジ駆動部
    と、前記ヘッドの位置を微調整するヘッド微動部とを備
    えた磁気ディスク装置に対して、前記ヘッドを用いて前
    記記録媒体上にサーボ情報を書き込むサーボ情報書き込
    み方法において、 前記キャリッジの前記記録媒体に対する変位をキャリッ
    ジ変位センサで検出するとともに、前記ヘッドとの変位
    をヘッドに非接触で検出するヘッド変位センサをヘッド
    移動面内で移動させて、前記記録媒体に対する前記ヘッ
    ド変位センサの相対位置を所定位置に位置決めし、次
    に、前記キャリッジ変位センサからの検出結果が所定の
    目標値となるよう前記キャリッジ駆動部を駆動制御して
    前記キャリッジを位置決めし、さらに、前記ヘッド変位
    センサからの検出結果が所定の目標値となるよう前記ヘ
    ッド微動部を駆動制御して、前記ヘッドの位置決めを行
    うことを特徴とするサーボ情報書き込み方法。
JP2232696A 1996-02-08 1996-02-08 サーボ情報書き込み装置及び書き込み方法 Pending JPH09213034A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6760180B2 (en) 2001-04-10 2004-07-06 Fujitsu Limited Servo track writer and driving method therefor
US7126780B2 (en) 2002-04-09 2006-10-24 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method, system, and article of manufacture for self-servowriting a disk

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6760180B2 (en) 2001-04-10 2004-07-06 Fujitsu Limited Servo track writer and driving method therefor
US7126780B2 (en) 2002-04-09 2006-10-24 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method, system, and article of manufacture for self-servowriting a disk

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