JPH0533461Y2 - - Google Patents

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JPH0533461Y2
JPH0533461Y2 JP1984162410U JP16241084U JPH0533461Y2 JP H0533461 Y2 JPH0533461 Y2 JP H0533461Y2 JP 1984162410 U JP1984162410 U JP 1984162410U JP 16241084 U JP16241084 U JP 16241084U JP H0533461 Y2 JPH0533461 Y2 JP H0533461Y2
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diaphragm
electrostrictive
parts feeder
epoxy resin
aggregate
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、トラフ型と呼ばれる直線型の搬送
体、又はボウル型と呼ばれる円筒の内壁面に設け
られた螺旋型の搬送体を、電歪振動子を貼着した
振動板によつて駆動させて物品、特に小型の物品
を次の工程に移送するパーツフイーダに関する。
「従来の技術」 電歪振動子を振動源とし、エポキシ系樹脂を用
いて上記の振動板に貼着したパーツフイーダが消
費電力が小さく、装置を小型化するものとして知
られているが、長時間の使用によつて硬質のエポ
キシ系樹脂からなる接着剤が劣化し、微小なクラ
ツクを生じ、これが逐次発達するに伴なつて振動
板に対する電歪振動子の振動が伝達され難くなつ
て物品の搬送速度を低下させる欠点があつた。
「考案が解決しようとする問題点」 本考案は上記の問題点を解消し、長期間に亘つ
て安定した速度で物品を搬送するパーツフイーダ
を提供しようとするものである。
「問題点を解決するための手段」 金属、酸化物等硬質材料の微粉末を骨材として
5〜70容量部の割合で含有させたエポキシ系樹脂
からなる厚さ30μm以下の接着層とすることによ
つて解決した。
「実施例」 第1図は傾斜板ばねを振動板としたトラフ型パ
ーツフイーダの基本的態様を示し、接地、固定し
た基盤1上に菱型の加振枠2を取付け、該加振枠
2上に多数の物品Pを前方に移送する搬送体(ト
ラフ)3を取付けたものであつて、上記加振枠2
は基盤1に固定された下方の水平枠片21aと、
上面に搬送体3を固定する上方の水平枠片21b
とを、振動板となる前後の傾斜板ばね22a,2
2bによつて連結してなり、これらの振動板22
a,22bのそれぞれ内、外いずれか、又は両
面、図は外面に、チタン酸ジルコン酸鉛系化合物
等からなり、両主表面に銀焼付け等による金属化
電極面(図示省略)を形成し、直流の高電圧によ
つて分極する常法によつて制作した板状の電歪振
動子23a,23bを接着剤4a,4bによつて
貼着してなるが、本考案においては、特に該接着
剤として、金属、酸化物、被酸化物セラミツクス
原料等硬質材料の微粉末を5〜70容量部の割合で
含有させたエポキシ系樹脂を使用する。
なお、5a,5bは該電歪振動子23a,23
bのそれぞれ振動板の貼着面と反対側の金属化電
極面と接続した電源から伸びるリード線、5c,
5dは上記接着剤4a,4bを介して該リード線
5a,5bとそれぞれ対応するリード線である。
ここで電歪振動子23a,23bに交流電圧を
印加して励振すると各振動子23a,23bは正
の半サイクルで伸び、負の半サイクルで縮むか
ら、それらの方持ち型モノモルフ構造によつて上
記電歪振動子の伸縮運動が撓み運動に変換されて
振動板22a,22bを下方の水平枠板21aと
のそれぞれ連結部を支点として上下及び斜め方向
に振動して加振枠2を加振し、振動板22a,2
2bの上方に固定された搬送体3を振動して該搬
送体上の物品Pを前方に移送する。
次に、第2図は振動板の振幅を増大するために
該振動板、ここでは前方の振動板22aの表裏両
面に電歪振動子23a,23a′をその分極方向が
互いに逆向きになるよう上記硬質の骨材を含有す
る接着剤4a,4a′によつて貼着し、リード線5
a,5a′によつて電気的には直列に接続した態様
を示し、この場合は図示しない後方の振動板22
bに対しても、表裏面に一対の電歪振動子23
b,23b′を前と同質の接着剤4b,4b′によつ
て貼着しリード線5b,5b′によつて電気的には
直列に接続して、これら一対のバイモルフ状振動
子が同相で励振するよう電歪振動子のリード線5
a,5a′と5b,5b′をも電気的並列に配線す
る。
いま、振動板22a,22bにヤング率21×
104Kg/mmのばね鋼を選び、その寸法を長さ63mm、
幅25mm、厚さ2.3mmで、両者の表裏面中央部にチ
タン酸ジルコン酸鉛系化合物からなり、長さ38
mm、幅25mm、厚さ2.5mmで機械的Q70、電気機械
結合係数Kr63%を呈する電歪振動子23a,2
3a′及び23b,23b′を、平均粒径20μのアル
ミニウム粉末を容量比で30部添加、含有させた厚
さ約25μmのエポキシ樹脂接着材4a,4a′及び
4b,4b′で貼着し、下方及び上方の水平枠板2
1a,21bに対するこれらの電歪振動子を貼着
した振動板22a,22bの取付角度を20度と
し、上方の水平枠板上に長さ200mm、幅35mm、厚
さ10mmのアルミニウム合金からなる搬送体3を固
定した本考案のトラフ型パーツフイーダによつ
て、常時総重量100gの物品(被搬送体)P移送
したときと、両振動板に対する電歪振動子の接着
剤として骨材を配合せず、同じエポキシ樹脂のみ
を用いた他は前と同一条件としたときの物品の移
送速度を比較した状態を第3図に示す。
「考案の効果」 振動板に対する電歪振動子の接着剤としてアル
ミニウム粉末からなる骨材を配合したエポキシ樹
脂を用いた本考案のトラフ型パーツフイーダは第
3図の実線Aによつて示される通り300時間の連
続運転に対しても被搬送物品の搬送速度が殆んど
変らなかつたのに対し、従来の接着剤として骨材
を配合せずエポキシ樹脂のみとした場合は同図の
破線Bの通り、運転時間の経過と共に被搬送物品
の搬送速度が著しく低下し、その低下率は50時間
後において約25%、300時間後においては実に50
%に達した。
以上の通り、振動板に対する電歪振動子の接着
剤として骨材を添加、含有させてなる本考案のパ
ーツフイーダは長時間に亘つて安定した搬送速度
を保持するから、搬送速度の変動によつて生ずる
前後の工程における物品の流れを混乱させる惧れ
を解消して量産性を高める大きな効果がある。
なお、上記実施例においてエポキシ樹脂に配合
する骨材として金属粉末を用いたが、これはエポ
キシ系樹脂に対して骨材として機能させるもので
あるから樹脂に比し硬質であれば良く、従つて金
属の他酸化物、非酸化物系のセラミツク原料粉末
でも適用でき、またこの骨材の添加量はエポキシ
系樹脂100容量部に対し5〜70容量部の範囲が適
量であり、更に接着剤の膜厚が過大のときは接着
強度が低下し、かつ非導電性の骨材を用いたとき
は振動板と電歪素子の電極面との部分的導通が得
難くなるから該膜厚は30μm以下とする。
更に、図面及び実施例はトラフ型について説明
したが、ボウル型パーツフイーダについても適用
することができることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例として挙げたトラフ
型パーツフイーダの略図、第2図は同じく振動板
の表裏面に一対の電歪振動子を貼着した態様を示
す斜視図、第3図は本考案と従来のパーツフイー
ダの特性を比較して示す線図である。 22a,22b……振動板、23a,23a′,
23b,23b′……電歪振動子、A……本考案パ
ーツフイーダの連続運転と物品の搬送速度の関
係、B……従来のパーツフイーダの連続運転と物
品の搬送速度の関係。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 硬質の微粉末の骨材を5〜70容量部の割合で含
    有する厚さ30μm以下のエポキシ系接着層を介し
    て電歪振動子を振動板に貼着したことを特徴とす
    るパーツフイーダ。
JP1984162410U 1984-10-26 1984-10-26 Expired - Lifetime JPH0533461Y2 (ja)

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JP1984162410U JPH0533461Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JP1984162410U JPH0533461Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JPS6178115U JPS6178115U (ja) 1986-05-26
JPH0533461Y2 true JPH0533461Y2 (ja) 1993-08-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746517B2 (ja) * 1977-11-07 1982-10-04

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS641284Y2 (ja) * 1980-08-28 1989-01-12

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JPS5746517B2 (ja) * 1977-11-07 1982-10-04

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JPS6178115U (ja) 1986-05-26

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