JPH05333724A - 画像形成装置とその作動方法 - Google Patents

画像形成装置とその作動方法

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JPH05333724A
JPH05333724A JP4159988A JP15998892A JPH05333724A JP H05333724 A JPH05333724 A JP H05333724A JP 4159988 A JP4159988 A JP 4159988A JP 15998892 A JP15998892 A JP 15998892A JP H05333724 A JPH05333724 A JP H05333724A
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JP
Japan
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image
image forming
image carrier
forming apparatus
transfer means
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JP4159988A
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English (en)
Inventor
Koichi Irihara
紘一 入原
Yukito Nishio
幸人 西尾
Katsumi Adachi
克己 足立
Kenji Tani
健次 谷
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光体ドラムと導電性転写ローラが接触する
ことにより変形、当接面の腐食、化学的変化等が生じる
ことのない画像形成装置を提供すること。 【構成】 感光体ドラム1の回転及び回転停止と連動
し、導電性ローラ26が感光体ドラム1の面と当接及び
離間する導電性ローラ圧接装置29を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真方式による
画像形成装置とその作動方法に関し、更に詳しくは、感
光体ドラム等の像担持体上に形成されたトナー像を記録
紙、つまり記録材へ転写させる導電性ローラ形の転写器
を備えた画像形成装置とその作動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式による画像形成装置は、例
えば、電子写真学会編の単行本「電子写真技術の基礎と
応用」のp.46−第11行からp.47−第7行に記
述しているように、導電性支持体上に光導電膜を形成し
た感光体ドラム1(図9を参照のこと)と、感光体ドラ
ム1の周りに、感光体ドラム1の回転方向に沿って上流
から下流方向に順に配置した帯電器2、この帯電器2に
よって均一に帯電された感光体ドラム1上に、所要の図
に対応した光照射で感光体ドラム上の帯電電荷を放電さ
せ静電潜像を形成させる露光器3、静電潜像が形成され
た感光体ドラム1面に帯電粉末(トナー剤)を付着さ
せ、静電潜像を顕像化する現像器4、
【0003】感光体ドラム1上のトナー像に記録紙5を
重ね、記録紙5の裏面からトナーと反対極性の電圧を加
え、記録紙5へトナー像を転写させる転写器6と、記録
紙5に転写されたトナー像を加熱(又は加圧)して記録
紙5に融着する定着器7、感光体ドラム1上に光照射し
転写後も残留する静電電荷を除電する除電器8及び感光
体ドラム1上に残留するトナーを除去するクリーナ9
と、により構成されている。
【0004】かかる画像形成装置において、感光体ドラ
ム1を一様に帯電する帯電器2や、記録紙5の裏面から
電圧を加え、感光体ドラム1上のトナー像を記録紙5へ
転写させる転写器6は、従来は、図9に示すようなコロ
ナ放電形のものを用いていた。放電形の帯電器及び転写
器はコロナワイヤに数kVの電圧を加えて(ただしコロ
トロン方式)コロナ放電を起させ、発生する正又は負の
イオンを感光体ドラム1表面や記録紙5の裏面に吸着さ
せる構造になっている。このため、上述したコロナ放電
形の帯電器、転写器を用いるとコロナ放電により、多量
のオゾンが発生し、強いオゾン臭が生じ、各種装置部材
が酸化されるなど不具合な点が多かった。
【0005】そこで、最近は、複写機、プリンタ等の画
像形成装置の帯電器、転写器に、オゾンの発生量を抑え
る帯電、転写機構が開発され、製品化されるに至った。
これは、帯電、転写機構を図10に示すような導電性の
ローラ26を用い、感光体ドラム1上の記録紙5に電圧
を印加する構成にしたものである。例えば、この導電性
ローラ形転写器を用いた画像形成装置は、図11に示す
ように、像担持体である感光体ドラム1を均一に帯電さ
せる帯電器2と、帯電した感光体ドラム1面に光ビーム
を投射し、投射部分の電荷を消失させ静電潜像を形成す
る露光器3と、感光体ドラム1上形成された静電潜像に
トナーを付着させて顕像化する現像器4と、感光体ドラ
ム1上のトナーと反対極性の電圧を印加し、感光体ドラ
ム1上のトナー像を記録紙5に転写させるる導電性の転
写ローラ26と、転写後の感光体ドラム1上の残留トナ
ーを除去するクリーナ9と、感光体ドラム1上の残存電
荷を除去する除電器8が設けられる。
【0006】また、上述した部材1〜8の上方には、記
録紙5をセットするための給紙支持台30が設けられ、
給紙支持台上の記録紙5は、給紙支持台の下端から給紙
ローラ14により給紙支持台30の下端から取り込ま
れ、搬送ローラ15,15によって順次感光体ドラム1
と転写ローラ26の接点方向に導くよう構成されてい
る。そして、トナー像が転写された記録紙5は、加熱ロ
ーラ16、加圧ローラ17によりトナー像が定着されて
排紙ローラ18に導かれて排紙トレイ側へ排出される構
成になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した導
電性ローラ形の転写器を備えた画像形成装置は、転写ロ
ーラと感光体ドラム、つまり像担持体が常時接触してい
るため、以下に述べるような具合の悪い点があった。 イ.像担持体と導電性ローラが接触することにより、像
担持体面及び転写ローラ面に摩耗傷が生ずる。 ロ.転写ローラと像担持体が圧接された状態で放電され
ると転写ローラが変形する。
【0008】ハ.転写ローラと像担持体が圧接するた
め、像担持体面が腐食される。 ニ.圧接により転写ローラ面と像担持体面に化学的変化
が起きる。 ホ.転写ローラと像担持体が接触する構造のため、ゴ
ミ、トナー剤等を噛み込み、転写ローラ、像担持体面が
破損される。 ヘ.像担持体面のピンホールによる画質不良等である。 そこで、この発明は、上述した従来の導電性ローラ形の
転写器を用いる画像形成装置の具合の悪い点を除去し、
像担持体と転写ローラの接触による摩耗傷や、転写ロー
ラの圧接により像担持体に発生する腐食、転写ローラと
像担持体の圧接によって生ずる像担持体の化学的変化、
転写ローラと像担持体の接触によるゴミや、トナー剤等
の噛み込みによる転写ローラや像担持体の破損、像担持
体上のピンホールによる画質不良が生ずることがない画
像形成装置とその作動方法を提供しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
め、請求項1の画像形成装置は、像担持体と、像担持体
に帯電電圧を印加する帯電手段と、帯電した像担持体上
に露光書き込みし静電潜像を形成させる露光手段と、像
担持体上に形成された静電潜像にトナー剤を付着させ顕
像化する現像手段と、前記像担持体に当接し当該像担持
体に形成されたトナー像を記録材へ転写させる導電性ロ
ーラ形転写手段とを有する画像形成装置において、像担
持体の駆動及び停止に連動し、それぞれ導電性ローラ形
転写手段を像担持体に対し当接及び離間させる導電性ロ
ーラ形転写手段圧接装置を設けたことを特徴とするもの
である。
【0010】また、請求項2の画像形成装置の作動方法
は、前記請求項1記載の画像形成装置において、画像形
成工程時に、像担持体と導電性ローラ形転写手段の当接
部分に記録材を挿入し、当接部分に記録材が存在すると
きは像担持体と導電性ローラ形転写手段に電圧を印加
し、記録材が存在しないときには像担持体と導電性ロー
ラ形転写手段に記録材が存在するときとは反対極性の電
圧を印加することを特徴とするものである。
【0011】また、請求項3の画像形成装置の作動方法
は、前記請求項1記載の画像形成装置において、画像形
成工程時に、導電性ローラ形転写手段を像担持体に当接
させるタイミングを、像担持体と導電性ローラ形転写手
段の当接部分に記録材を挿入するため所定位置から搬送
挿入させるタイミング信号と同期させることを特徴とす
るものである。
【0012】また、請求項4の画像形成装置の作動方法
は、前記請求項1記載の画像形成装置において、画像形
成工程時に、導電性ローラ形転写手段を像担持体に当接
させるタイミングを、画像形成工程時に記録材を像担持
体と導電性ローラ形転写手段の当接部分に移動挿入させ
るタイミング信号出力から一定時間外した前後に行わせ
たことを特徴とするものである。また、請求項5の画像
形成装置の作動方法は、請求項1記載の画像形成装置に
おいて、画像形成工程時には、像担持体の駆動開始及び
停止信号の出力タイミングを導電性ローラ形転写手段の
当接及び離間信号の出力タイミングを同期させることを
特徴とするものである。
【0013】
【作用】この発明の請求項1の画像形成装置によれば像
担持体の駆動及び停止に連動し、像担持体の駆動時には
導電性ローラ形転写手段が当該像担持体に当接し、駆動
停止時には像担持体から離間するから、導電性ローラ形
転写手段が、像担持手段と接触することによる摩耗傷
や、圧接接触による腐食の発生や、化学的変化は生じな
い。また、請求項2の画像形成装置とその作動方法は、
像担持体と導電性ローラ形転写手段の当接部分に記録材
が存在するときは像担持体と導電性ローラ形転写手段に
電圧を印加し、記録材が存在しないときは記録材が存在
するときと反対極性の電圧を印加するから転写後の像担
持体に再び帯電する場合に、当該像担持体上に残存する
表面電位のため、再度画像形成するときに発生する画像
の被りや、濃度むらが現われることがない。
【0014】また、請求項3の画像形成装置の作動方法
は、画像形成工程時に、導電性ローラ形転写手段と像担
持体を当接させるタイミングを、記録材を導電性ローラ
形転写手段と像担持体の当接部分へ搬送挿入させるタイ
ミング信号と同期させるため、像担持体上のトナー像が
記録材に、正確に転写することができる。また、請求項
4の画像形成装置の作動方法は、導電性ローラ形転写手
段と像担持体の当接させるタイミングを、当該当接部分
に記録材を移動挿入させるタイミング信号出力から一定
時間外した前後に行わせることにより、導電性ローラ形
転写手段と像担持体当接タイミングと記録材を所定位置
から導電性ローラ形転写手段と像担持体の当接部分に移
挿入するタイミングを合致させて、記録材にトナー像を
正確に転写することができる。また、請求項5の画像形
成装置の作動方法は、像担持体の駆動開始及び停止信号
の出力タイミングを、導電性ローラ形転写手段に対する
当接及び離間信号の出力タイミングと同期させるから、
像担持体と導電性ローラ形転写手段は不必要な接触をし
ないから、像担持体と導電性ローラ形転写手段に不必要
な圧接接触はしない。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の一実施例に
ついて説明する。図1は、本実施例の画像形成装置であ
るプリンタ60の概略構成を示す縦断面図で、図2は、
図1に示すプリンタ60の各種センサの配置を示す縦断
面図、図3は、図1のA部の拡大断面図である。本実施
例のプリンタ60は、図1及び図2に示すように、下部
に重量の重い本体電源20及びコントロール装置21を
配置している。このコントロール装置21には、外部の
ホストコンピュータ(図示せず)より送られる印字開始
信号や印字データが入力する。コントロール装置21の
上方には、感光体ドラム1が配置され、感光体ドラム1
は、アルミニウム等の導電性材上に光導電性物質が塗布
され、コントロール装置21から送られる信号により、
図1上時計方向周りに回転する。感光体ドラム1の周囲
には、感光体ドラム1の回転方向に沿って、弾性導電体
で構成されて感光体ドラム1の表面を帯電させる帯電ロ
ーラ23と、印字データに応じ感光体ドラム1上に静電
潜像を形成するLEDヘッド24と、感光体ドラム1上
にトナーを付着させて上述した静電潜像を顕像化するフ
ァーブラシローラ25と、感光体ドラム1上のトナーと
反対極性の電圧を印加し、感光体ドラム1上のトナー像
を記録紙5上へ転写させる転写ローラ26と、トナー像
転写後感光体ドラム1上に残留するトナーを除去するク
リーニングブレード27と、さらに、感光体ドラム1上
に残存する電荷を光照射して除去するイレーサ(erase
r)28等が配置され、これらの部材1〜28により電
子写真方式に基づく画像形成装置を構成している。
【0016】これらの部材1〜28の上方には、記録紙
5をセットするための給紙カセット30を構成する底板
31と、蓋32が傾斜するように配置されている。底板
31と蓋32の長さは、例えば記録紙5がB5、A4サ
イズ程度であっても記録紙5の1/3程度がはみ出すよ
う構成されている。記録紙5は、給紙カセット30の下
端から給紙ローラ14によって1枚ずつ下方に取り込ま
れ、搬送ローラ15及びレジストローラ36により順に
感光体ドラム1と転写ローラ26の接点方向に導かれ
る。そして、感光体ドラム1上のトナー像を記録紙5に
転写した後、加熱ローラ16、加圧ローラ17に送ら
れ、トナー像を定着した後、更に排紙ローラ18を介し
てプリンタ60の上方へ導かれ、排紙トレイ40に排出
される。排紙トレイ40は、給紙カセット30の底板3
1と蓋32と同様に急角度に傾斜して底板31と蓋32
と同じ大きさに作られている。排紙トレイ40及び給紙
カセット30は、取手部51によって、略々逆V字状に
対向配置され固定されている。したがって、このプリン
タ本体60は、全体として高さに比べて接地面積が小さ
い縦型であって、持ち運び可能に作られている。
【0017】さらに、このプリンタ60にはプリンタと
して動作するため、構成部材の各種状態を検知するセン
サが設けられている。これらのセンサは、図2に示すよ
うに、給紙カセット30に収容した記録紙5の有無を検
出するための紙なし検知センサ41及び紙検知センサ4
2がそれぞれ、給紙カセット30の底板31及び給紙ロ
ーラ14の近傍に配置されている。また、給紙カセット
30から取り込まれた記録紙5の入紙を検知するための
入紙検知センサ43が、搬送ローラ15とレジストロー
ラ対36の間に配置されている。また、転写終了後の記
録紙5の排出を検知するための出紙検知センサ44が、
排紙ローラ18の下流に配置されている。また、上述し
た各種センサの他に、ファーブラシローラ25にトナー
材を供給する現像槽25aの有無を検知するため、現像
槽25a設置部分に、現像槽有無検知センサ45が設け
られている。
【0018】本実施例のプリンタ60の感光体ドラム1
に当接し、感光体ドラム1上のトナー像を記録紙5に転
写させる転写ローラ26は、拡大図(図1のA部拡大
図)3に示すように、一端が転写ローラ26の回転軸
(図示せず)に回転自由に連結され、他端はコントロー
ル装置21から送られる転写ローラ圧接信号により後述
する圧接装置内から上下する鉛直バー(29−2)と連
動し、固定点(29−3)を支点にして転写ローラ26
を感光体ドラム1に当接又は離間させるブーメラン形連
結桿(29−1)を備えた転写ローラ圧接装置29が設
けられている。本実施例のプリンタ60は、本体電源2
0がオフ状態であれば、転写ローラ26と感光体ドラム
1の接触はなく、離間している。しかし、図4のT(時
間)−V(電圧)特性図(以下「T−V特性図」とい
う)に示されるように、プリンタ60の本体電源20を
投入し、感光体ドラム1が回転し、レデイ状態になり、
感光体ドラム1が回転停止までの間、転写ローラ26を
感光体ドラム1に圧接させ、転写を行ったときの印加電
圧と反対の極性の電圧を印加し、転写ローラ26に付着
した塵、トナーを感光体ドラム1に付着させるように
し、本体がレデイ状態になり感光体ドラム1が回転停止
したときに、当該転写ローラ26を感光体ドラム1から
離間させるようにした。
【0019】また、図5のT−V特性図に示すように、
感光体ドラム1の駆動指令信号を出力と同期して、転写
ローラ26に圧接信号を出すとともに、記録紙を感光体
ドラムに移動挿入し、転写ローラと感光体ドラムの当接
部分に記録紙があるときは、感光体ドラム上のトナー像
と同一極性の電圧を印加し、当接部分に記録紙が存在し
ないときは、反対極性の電圧を印加することにより記録
紙上に正確にプリントすることができる。
【0020】また、図6に示すように、プリント時に、
コントローラ装置21から感光体ドラム1に駆動指令信
号aを出力した後、給紙ローラ14へ記録紙移動信号b
を送ると同時に、転写ローラ26へ圧接信号cを出力す
ることにより、感光体ドラム1と転写ローラ26の当接
部分に記録紙5を挿入し、感光体ドラム上の像をプリン
トすることができた。また、図7および図8のT−V特
性図に示すように、感光体ドラム1に駆動指令信号aを
出力した後(t0 )、給紙ローラ14へ記録紙移動信号
bを出力し、記録紙移動信号出力前(t0 −t2 )又は
後(t1 )転写ローラ26に圧接信号を出力することに
より、記録紙が、感光体ドラム1と転写ローラ26の当
接部分に挿入されるよう調節できた。なお、このプリン
タ60を使用するときは、本体電源20を投入して、感
光体ドラム1が回転状態になり、感光体ドラム1が止ま
るまでの間、転写ローラ26は、感光体ドラム1に接触
し転写を行うときの印加電圧と反対の極性の電圧を印加
され転写ローラ26に付着した塵、トナーを転写ローラ
26上から感光体ドラム1に付着させるようにした。そ
して、電源を切った状態で、一晩放置した後、再び電源
を投入し画像形成をしたところ、1枚目から正常なプリ
ントが行なわれた。また、電源を投入してレデイ状態で
一晩放置した後、転写したところ、1枚目から正常なプ
リントが行われた。
【0021】また、図5に示すT−V特性図に示す電圧
を感光体ドラム1及び転写ローラ26に加え、図4に示
す圧接タイミングにより転写ローラ26を感光体ドラム
に当接させたところ、記録紙上に正常なプリントが行わ
れた。そして、装置の本体電源20を切った状態で一晩
放置した後、再度電源投入して転写をしたところ、1枚
目から正常な像が得られた。上述した実施例では、導電
性形転写手段として転写ローラ26について例示した
が、このような導電性転写ローラに限らず、導電性ブレ
ードや、導電性ブラスなどの導電性接触部材を用いても
よい。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置によれば、像担持体と導電性ローラ形転
写手段とは、像担持体の駆動及び停止と連動して当接及
び離間するから、像担持体と導電性ローラ形転写手段が
接触することによる摩耗傷や、圧接接触による腐食、化
学的変化は生じない。また、この画像形成装置の作動方
法は、画像形成工程時に、導電性ローラ形転写手段と像
担持体の当接タイミングと、記録材の挿入を同期させる
ようにこれらの部材にタイミング信号を出力するから記
録材に像担持体上のトナー像を正確に転写させることが
でき、かつ、駆動停止後は、電源が切られ、像担持体と
導電性ローラ形転写手段は離間するので、圧接接触によ
る腐食や、化学変化が生じることがなく、再び画像形成
工程時には正確な転写を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるプリンタの概略構
成を示す縦断面図である。
【図2】図1に示すプリンタ内の構成部材の各種状態を
検知するセンサの設置位置を示す縦断面図である。
【図3】図1のA部拡大図である。
【図4】図1に示す本発明の一実施例にかかるプリンタ
の転写ローラの圧接タイミング信号のT−V特性図であ
る。
【図5】図1に示す本発明の一実施例にかかるプリンタ
の転写ローラ印加電圧極性のタイミング信号のT−V特
性図である。
【図6】図1に示す本発明の一実施例にかかるプリンタ
の転写ローラ圧接のタイミング信号のT−V特性図であ
る。
【図7】図1に示す本発明の一実施例にかかるプリンタ
の転写ローラの圧接タイミング信号のT−V特性図であ
る。
【図8】図1に示す本発明にかかるプリンタの転写ロー
ラの圧接タイミング信号のT−V特性図である。
【図9】電子写真方式の画像形成装置の基本構成図であ
る。
【図10】転写ローラの原理構成図である。
【図11】従来の導電性ローラ形転写器を備えた画像形
成装置の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(像担持体) 2 帯電器 3 露光器 4 現像器 5 記録紙 6 転写器 7 定着器 8 除電器 9 クリーナ 14 給紙ローラ 15 搬送ローラ 16 加熱ローラ 17 加圧ローラ 18 排紙ローラ 20 電源 21 コントローラ装置 23 帯電ローラ 24 LEDヘッド 25 ファーブラシローラ 25a 現像槽 26 転写ローラ 27 クリーニングブレード 29 転写ローラ圧接装置 30 給紙カセット 36 レジストローラ 40 排紙トレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 健次 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、像担持体に帯電電圧を印加
    する帯電手段と、帯電した像担持体上に露光書き込みし
    静電潜像を形成させる露光手段と、像担持体上に形成さ
    れた静電潜像にトナー剤を付着させ顕像化する現像手段
    と、前記像担持体に当接し当該像担持体に形成されたト
    ナー像を記録材へ転写させる導電性ローラ形転写手段と
    を有する画像形成装置において、 像担持体の駆動及び停止に連動し、それぞれ導電性ロー
    ラ形転写手段を像担持体に対し当接及び離間させる導電
    性ローラ形転写手段圧接装置を設けたことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 画像形成工程時に、像担持体と導電性ローラ形転写手段
    の当接部分に記録材を挿入し、当接部分に記録材が存在
    するときは像担持体と導電性ローラ形転写手段に電圧を
    印加し、記録材が存在しないときには記録材が存在する
    ときとは反対極性の電圧を像担持体及び導電性ローラ形
    転写手段に印加することを特徴とする画像形成装置の作
    動方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、 画像形成工程時に、導電性ローラ形転写手段を像担持体
    に当接させるタイミングを、像担持体と導電性ローラ形
    転写手段の当接部分に記録材を挿入するため所定位置か
    ら搬送挿入させるタイミング信号と同期させて行うこと
    を特徴とする画像形成装置の作動方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置において、 画像形成工程時に、導電性ローラ形転写手段を像担持体
    に当接させるタイミングを、画像形成工程時に記録材を
    像担持体と導電性ローラ形転写手段の当接部分に移動挿
    入させるタイミング信号出力から一定時間外した前後に
    行わせたことを特徴とする画像形成装置の作動方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像形成装置において、 画像形成工程時には、像担持体の駆動開始及び停止信号
    の出力タイミングを導電性ローラ形転写手段の当接及び
    離間信号の出力タイミングと同期させることを特徴とす
    る画像形成装置の作動方法。
JP4159988A 1992-05-28 1992-05-28 画像形成装置とその作動方法 Pending JPH05333724A (ja)

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JP (1) JPH05333724A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5968418A (en) * 1997-07-11 1999-10-19 Kabushiki Kaisha Inoac Corporation Conductive contact material
JP2007298639A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

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