JPH117179A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH117179A
JPH117179A JP16011797A JP16011797A JPH117179A JP H117179 A JPH117179 A JP H117179A JP 16011797 A JP16011797 A JP 16011797A JP 16011797 A JP16011797 A JP 16011797A JP H117179 A JPH117179 A JP H117179A
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Takeshi Tabuchi
健 田渕
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミ等の異物が付着している帯電ローラを画
像形成装置本体に挿着して画像形成動作を行なっても帯
電不良による異常画像が発生しないようにする。 【解決手段】 帯電装置2を画像形成装置本体9に対し
て脱着可能に設けると共に、その帯電装置2の画像形成
装置本体9への着脱を検知する着脱検知センサ43と、
そのセンサが帯電装置2の挿着を検知したときには接触
帯電部材清掃装置30のクリーニングパット16により
帯電ローラ5を所定時間清掃させる制御装置50とを設
ける。それにより、メンテナンス等で帯電ローラ5を一
旦画像形成装置本体9から引き出したときに、そこにゴ
ミ等が付着するようなことがあっても、帯電装置2を画
像形成装置本体9へ挿着すれば、帯電ローラ5が清掃さ
れた後に画像形成動作が行なわれるので、帯電不良によ
る異常画像が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感光体に帯電部
材を接触させて帯電を行なう接触方式の帯電装置を備え
た静電複写機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静電複写機、プリンタ等の画像形成装置
は、被帯電体である感光体を帯電処理する帯電装置を備
えているが、その帯電装置に近年では帯電部材を感光体
に接触(極めて接近させる非接触のものもある)させて
帯電する接触帯電方式の帯電装置が注目されている。し
かしながら、このように帯電部材を感光体に接触させた
り、近接させたりする帯電装置の場合には、現像装置か
ら出るトナーや、転写紙から出る紙粉等の異物が帯電部
材に付着してそれが次第に蓄積することによって汚れて
いくため、それが原因で帯電不良が発生しやすいという
ことがあった。
【0003】そこで、このような接触方式の帯電装置を
備えた画像形成装置には、例えば特開平6−3930号
公報に記載されているように、帯電ローラが帯電を行な
っていないときの一時期(一部)のみ清掃部材を帯電ロ
ーラに接触させ、その表面を帯電ローラが3回転する間
清掃するようにしたものがある。
【0004】また、特開平3−126961号公報に
は、感光体と現像装置とクリーニング器とをカートリッ
ジカバー内にユニット状に収納してそれを装置本体に対
して着脱自在にし、カートリッジカバーの先端部上面に
シート状の清掃部材を貼り付け、カートリッジカバーを
装置本体に挿着する過程で、そのシート状の清掃部材に
回転可能な帯電ローラが接触し、それによって帯電ロー
ラの表面が清掃されるようにしたものが記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−3930号公報に記載されているものの場合には、
帯電ローラが帯電を行なっていないときの一時期、すな
わち帯電が終了した後の一時期に清掃部材を帯電ローラ
に接触させて、その表面を清掃するようにしているの
で、例えばメンテナンス等のときに帯電ローラを一旦装
置本体から引き出して外に置いたときに、その帯電ロー
ラにゴミや埃等の異物が付着してしまったときに問題が
あった。すなわち、その帯電ローラを装置本体に挿着し
て画像形成動作を開始させると、帯電ローラはその表面
に異物が付着した状態のまま帯電動作を開始してしまう
ので、最初の画像に予想外の帯電不良による異常画像が
できてしまうことがある。
【0006】また、特開平3−126961号公報に記
載されているものの場合には、カートリッジカバーの形
状を、その先端部の上面に貼り付けたシート状の清掃部
材が帯電ローラに接触する高さにする必要があるので、
カートリッジカバーの形状が制約されてしまうという問
題点があった。この発明は上記の問題点を鑑みてなされ
たものであり、ゴミ等の異物が付着している帯電ローラ
等の接触帯電部材を画像形成装置本体に挿着して画像形
成動作を行なっても、その挿着直後に行なった画像形成
動作で帯電不良による異常画像が発生しないようにする
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、感光体に接触した状態で電圧が印加され
てその感光体を帯電する接触帯電部材を有する帯電装置
と、接触帯電部材の感光体と接触する面を清掃する接触
帯電部材清掃装置とを備えた画像形成装置において、上
記帯電装置又はその帯電装置を含む作像プロセスユニッ
トを画像形成装置本体に対して脱着可能に設けると共
に、その帯電装置又は作像プロセスユニットの画像形成
装置本体への着脱を検知するセンサと、そのセンサが帯
電装置又は作像プロセスユニットの画像形成装置本体へ
の挿着を検知したときにはその挿着の完了後に接触帯電
部材清掃装置により接触帯電部材を所定時間清掃させる
帯電部材清掃制御手段とを設けたものである。
【0008】このようにすれば、メンテナンス等のとき
に接触帯電部材を一旦装置本体から引き出して外に置い
たときに、そこにゴミや埃等の異物が付着するようなこ
とがあったとしても、その帯電装置又は作像プロセスユ
ニットを画像形成装置本体へ挿着すると、それをセンサ
が検知することによって帯電部材清掃制御手段が接触帯
電部材清掃装置により接触帯電部材を所定時間清掃させ
る。したがって、たとえ接触帯電部材が異物の付着によ
り汚れていたとしても、それが除去された後に画像形成
動作が行なわれるので、帯電不良による異常画像の発生
を防止することができる。
【0009】また、帯電装置又はその帯電装置を含む作
像プロセスユニットを画像形成装置本体に対して脱着可
能に設けると共に、画像形成装置本体に帯電装置又は作
像プロセスユニットが挿着されたときにそれが未使用の
ものであるか一度以上使用したものであるかを検知する
挿着品判別手段と、その手段の判別結果が未使用のもの
であるときには接触帯電部材清掃装置により接触帯電部
材を所定時間清掃させる帯電部材清掃制御手段とを設け
て画像形成装置を構成してもよい。
【0010】このようにすれば、工場出荷の段階で接触
帯電部材に異物が付着するのを防止するための包装を省
略することによってそこにゴミや埃等の異物が付着して
しまうようなことがあったとしても、それを画像形成装
置本体に挿着したときには、挿着品判別手段が未使用の
ものであることを判別するので、接触帯電部材清掃装置
により接触帯電部材が所定時間清掃されてきれいにな
る。したがって、帯電不良による異常画像のない良好な
画像が得られる。
【0011】さらに、上記接触帯電部材をローラ状に形
成したときには、上記帯電部材清掃制御手段が接触帯電
部材を清掃させる上記所定時間を、接触帯電部材のロー
ラの全周を清掃する時間以上にするとよい。そうすれ
ば、ローラ状の接触帯電部材は、その全周が清掃される
ので、より帯電不良が起きにくくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明による画像形成
装置である静電複写機の帯電装置付近を制御系と共に示
す概略構成図、図2は同じくその静電複写機の帯電装置
付近を示す構成図、図3は同じくその静電複写機の作像
部を示す概略構成図である。この画像形成装置である静
電複写機は、アナログ式のコピー機であり、その基本仕
様は、線速が240mm/sec,コピースピードがA
4横送りで40枚/min,画像部表面電位Vs=−9
00Vである。
【0013】この静電複写機の作像部は、図3に示すよ
うに矢示A方向に回転可能な感光体ドラム1の回りに、
帯電装置2と、現像装置3と、レジストローラ対4と、
転写ベルト10と、クリーニング装置6等が設けられて
おり、転写ベルト10の用紙搬送方向下流側(図で左
方)には定着装置7が配設されている。そして、感光体
ドラム1の表面には、露光装置8から画像に対応した光
が照射されるようになっている。
【0014】帯電装置2の帯電ローラ5は、図2に明示
するように、略中央が軸11によって揺動自在に支持さ
れたアーム12の一端に導電性の軸受13を介して回転
自在に保持されており、そのアーム12の他端側にソレ
ノイド14の可動軸14aをスプリング15を介して取
り付けている。その帯電ローラ5の導電性芯金5aの両
端を回転自在に支持する軸受13,13は、一端がスプ
リング押え18に固定された引張スプリング19によっ
て感光体ドラム1から離間する方向に常に付勢されてい
る。そして、帯電を行なわないときは帯電ローラ5が引
張スプリング19の付勢力により同図に実線で示す離間
位置にある。
【0015】その帯電ローラ5には、それが感光体ドラ
ム1の表面に接触した状態で、導電性芯金5aに高圧電
源発生回路20から引張スプリング19及び軸受13を
介して帯電バイアス電圧が印加されるようになってお
り、それによって感光体ドラム1の表面が一様に帯電さ
れる。ソレノイド14は、本体部分が画像形成装置本体
に対して脱着可能な後述する帯電器フレーム40(図1
参照)に固定されており、それがオフ状態にあるときに
はアーム12が引張スプリング19の付勢力により図2
に実線で示した位置まで揺動し、帯電ローラ5が感光体
ドラム1から離間する。
【0016】また、そのソレノイド14をオン状態にす
ると、アーム12が引張スプリング19の引張付勢力に
抗して図2で時計回り方向に揺動して、それが同図に仮
想線で示す位置まで揺動し、その際に引張スプリング1
9が若干伸びることによって帯電ローラ5が感光体ドラ
ム1の表面に帯電に適した所定の接触圧で接する。その
帯電ローラ5には、近接して接触帯電部材清掃装置30
を構成するクリーニングパット16を設け、そのクリー
ニングパット16を帯電ローラ5と感光体ドラム1とが
接触状態にあるときに、帯電ローラ5の表面から離間し
た位置になるようにしている。
【0017】その接触帯電部材清掃装置30は、図4に
示すように帯電ローラ5の導電性芯金5aにそれぞれ平
行に配置した2本のピン31(奥側の方は見えない)に
よりV字状の揺動アーム32,32の略中央をそれぞれ
揺動可能に支持し、その両側の揺動アーム32,32の
端部間に軸33を回転可能に支持している。そして、そ
の軸33の両端部に駆動ローラ34,34をそれぞれ固
定している。その各駆動ローラ34,34は、帯電ロー
ラ5の両端部に形成されている受け胴部5b,5bにそ
れぞれ圧接可能になっている。また、軸33の一端側に
は減速機付きの電気モータ35の回転軸が固定されてお
り、その電気モータ35は一方の揺動アーム32(図4
で手前側のアーム)に、例えばヨークの部分が図示しな
いブラケットを介して固定されている。
【0018】さらに、その軸33には、背板36の2個
の支持部36a,36aが軸33に対してそれぞれ相対
回転可能に嵌入されていて、その各支持部36a,36
aにクリーニングパット16が固定されている。そし
て、各支持部36a,36aは、共に図示しないピンに
よってそれぞれ各揺動アーム32に係止されているの
で、軸33が回転をしても各揺動アーム32と同じ位置
に保たれて回転が規制されるようになっている。
【0019】一方、各揺動アーム32,32の他端部に
は、各ソレノイド37の可動軸37aがそれぞれ連結さ
れている。そして、この各ソレノイド37は、それがオ
フ状態にあるときは内部にそれぞれ設けられている戻し
スプリングの付勢力により各可動軸37aが突出側に付
勢される。したがって、各揺動アーム32が図2に示す
位置から同図で時計回り方向に回動し、それに伴って帯
電ローラ5も同図に示した位置よりも若干上方に移動す
るが、その帯電ローラ5の移動量よりも揺動アーム32
の移動量の方が大きいため、クリーニングパット16が
帯電ローラ5の表面から離間する。
【0020】また、その際に、各揺動アーム32と共に
退避側に揺動する各駆動ローラ34,34が、帯電ロー
ラ5の両端部の各受け胴部5bからそれぞれ離れた位置
に移動する。そして、各ソレノイド37をオン状態にす
ると、内部の戻しスプリングの付勢力に抗して各可動軸
37aがソレノイド本体内に引き込まれる。したがっ
て、各揺動アーム32が図2に示す位置に回動し、クリ
ーニングパット16が図示のように帯電ローラ5の表面
に圧接する。
【0021】また、各駆動ローラ34が、帯電ローラ5
の各受け胴部5bにそれぞれ圧接する。したがって、こ
の状態で電気モータ35(図4)を回転させれば、軸3
3を介して両側の各駆動ローラ34が回転するため、各
受け胴部5bが回転されて帯電ローラ5が回転する。そ
れによって、クリーニングパット16に対して帯電ロー
ラ5が摺接回転するようになるので、帯電ローラ5の表
面がクリーニングされる。これが、帯電ローラ5のクリ
ーニングである。
【0022】次に、この静電複写機の画像形成時の動作
を、図5のシーケンスタイミング図も参照して説明す
る。この静電複写機は、図示しないメインスイッチがオ
ンされても、図5に示すようにコピースタートキーがオ
ンされる前は、ソレノイド14はオフ状態にある。した
がって、帯電ローラ5は図2に実線で示したように感光
体ドラム1の表面から離間した状態にある。
【0023】この状態で、コピースタートキーがオンさ
れると、ソレノイド14が図5に示すような所定のタイ
ミングでオンになる。したがって、アーム12が図2で
時計回り方向に揺動することにより帯電ローラ5が仮想
線で示すように感光体ドラム1の表面に所定の接触圧で
接する。このとき、帯電ローラ5はクリーニングパット
16から離れている。次に、感光体ドラム1が、図3に
示す矢印A方向に所定の周速度を持って回転する。それ
によって、その感光体ドラム1の表面に当接している帯
電ローラ5が従動回転し、それが矢示B方向に回転す
る。
【0024】その後、帯電ローラ5に、高圧電源発生回
路20(図2)より所定の帯電バイアス電圧が印加さ
れ、これにより感光体ドラム1の表面が所定の電位に帯
電される。その帯電面は、感光体ドラム1の回転に伴っ
て矢示A方向に移動していき、そこに露光装置8により
目的の画像情報に基づく結像露光が行なわれ、静電潜像
が形成されていく。その静電潜像は、現像装置3により
順次トナー画像(可視像)に現像される。
【0025】一方、図示しない給紙部から転写紙が給送
され、それがレジストローラ対4により適切なタイミン
グを持って感光体ドラム1と転写ベルト10との間の転
写部へ給送され、その転写紙に対して感光体ドラム1上
のトナー画像が順次転写されていく。そのトナー像が転
写された転写紙は、感光体ドラム1の表面から分離さ
れ、転写ベルト10により定着装置7へ搬送され、そこ
で熱が加えられてトナーが溶融定着される。
【0026】一方、トナー像が転写された後の感光体ド
ラム1の表面は、クリーニング装置6によって残留トナ
ー等が除去・清掃され、再び次の帯電に備える。このよ
うな作像プロセスが繰り返し行なわれ、最後の複写行程
における帯電工程が終了した後(バイアス印加オフ後)
に、図5に示すようにソレノイド14がオフになる。す
ると、図2に示したアーム12が、引張スプリング19
の付勢力により同図で反時計回り方向に揺動するため、
帯電ローラ5が同図に実線で示すように感光体ドラム1
の表面から離間してクリーニングパット16に当接可能
な位置に戻る。
【0027】次に、電気モータ35が回転されると共に
ソレノイド37がオン(ON)になるため、駆動ローラ
34が回転しながら各受け胴部5bに圧接するので、そ
の各受け胴部5bが回転されることにより帯電ローラ5
が矢示C方向に所定の回転速度Vで回転する。また、ク
リーニングパット16が帯電ローラ5の表面に接する。
したがって、帯電ローラ5の表面がクリーニングパット
16によりクリーニングされる。
【0028】その帯電ローラ5をクリーニングする所定
時間tは、帯電ローラ5の全周をクリーニングする時間
以上に設定するとよい。そして、その所定時間tが経過
すると、帯電ローラ5の回転駆動がオフとなり、装置は
次にコピースタートキーがオンにされるまでは待機状態
に入る。以上が、この静電複写機の画像形成プロセスの
基本動作である。なお、この実施の形態では感光体ドラ
ム1が停止するタイミングは、図5のタイミング図に示
したように、ソレノイド37がオンになって帯電ローラ
5が感光体ドラム1から離間した位置で、その表面のク
リーニングが開始されるタイミングとしている。
【0029】ところで、この静電複写機の帯電装置2
は、図1に示すような帯電器フレーム40によりユニッ
ト状に形成されており、それが画像形成装置本体9に対
して矢示E方向に脱着可能になっていて、その帯電器フ
レーム40を画像形成装置本体9から引き出すと(同図
で右方)、図2に示した帯電ローラ5と、それぞれ両側
の軸受13,13と、アーム12,12と、ソレノイド
14,14と、スプリング15,15と、引張スプリン
グ19,19と、スプリング押え18,18等が、その
帯電器フレーム40と一体で引き出される。
【0030】そして、その図1に示した帯電器フレーム
40の画像形成装置本体9への挿着方向の先端部に舌片
41を突設し、その舌片41に対応して画像形成装置本
体9側に透過型のフォトセンサである着脱検知センサ4
3を配設している。したがって、帯電器フレーム40に
よりユニット状に形成された帯電装置2を、画像形成装
置本体9の所定の位置まで挿着すると、着脱検知センサ
43の検知部が帯電器フレーム40の舌片41により遮
光されることにより、着脱検知センサ43が帯電装置2
の挿着を検知する。
【0031】すなわち、この実施の形態では、この帯電
器フレーム40の舌片41と、着脱検知センサ43と
が、帯電装置2の画像形成装置本体9への着脱を検知す
るセンサとして機能する。そして、この静電複写機は、
その帯電装置2の画像形成装置本体9への挿着を検知し
たときにはその挿着の完了後に電気モータ35を回転さ
せて、クリーニングパット16により帯電ローラ5の表
面を所定時間清掃する。
【0032】その制御は、制御装置50が全て行なう。
すなわち、この実施の形態では、この制御装置50が、
帯電部材清掃制御手段として機能する。その制御装置5
0は、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(C
PU)と、各処理プログラム及び固定データを格納した
ROMと、処理データを格納するデータメモリであるR
AMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピ
ュータを備えている。
【0033】この制御装置50は、上述した作像プロセ
スを実行するために各種駆動系を所定のタイミングで駆
動すると共に、上記帯電部材清掃制御手段としての機能
も果たす。そして、この制御装置50は、メインスイッ
チのオン・オフに関わらず、常に着脱検知センサ43か
らの検知信号を入力するようになっており、帯電装置2
がメンテナンス等により画像形成装置本体9から引き出
された後に、それが再び元の位置に挿着されることによ
り着脱検知センサ43の信号がオフ→オンになったとき
には、その着脱検知センサ43からの信号がオフ→オン
になったことをRAM(記憶部)に記憶する。
【0034】図6はその制御装置50が行なう帯電ロー
ラ清掃処理のルーチンを示すフロー図である。制御装置
50は、図6のルーチンがスタートすると、まずステッ
プ1でメインスイッチがオン(ON)になっているか否
かを判断し、それがオンになっていればステップ2へ進
んで、着脱検知センサ43からの信号がオフ→オンにな
ったことが記憶部に記憶されているか否かを判断する。
【0035】それがNOの判断結果であれば、帯電装置
2は画像形成装置本体9から引き出されずに挿着状態が
継続されているので、ステップ4へ進んで画像形成準備
完了を示す表示である「コピーできます」の表示を、図
示しない表示部に表示させる。また、ステップ2の判断
結果がYESであれば、ステップ3へ進んで帯電ローラ
5をクリーニングパット16によりクリーニングする。
すなわち、図2に示したソレノイド37をオン状態にし
て揺動アーム32を反時計回り方向に揺動させ、クリー
ニングパット16を帯電ローラ5の表面に圧接させると
共に、駆動ローラ34を帯電ローラ5の受け胴部5bに
圧接させる。
【0036】そして、電気モータ35を所定の時間だけ
回転させることにより帯電ローラ5を回転させ、クリー
ニングパット16により帯電ローラ5の表面をクリーニ
ングする。このように、この静電複写機によれば、帯電
装置2のメンテナンス等によりその帯電装置2を一旦画
像形成装置本体9から引き出して外に置くことにより、
帯電ローラ5の表面にゴミや埃等の異物が付着してしま
うようなことがあったとしても、その帯電装置2を画像
形成装置本体9へ再び挿着すると、その挿着を着脱検知
センサ43が検知することによって、帯電ローラ5のク
リーニングが行なわれる。
【0037】したがって、たとえ帯電ローラ5が異物の
付着により汚れるようなことがあったとしても、それが
除去された後に画像形成動作が開始されるので、帯電不
良による異常画像の発生を防止することができる。な
お、この実施の形態では、帯電装置2が画像形成装置本
体9から引き出し可能な場合を一例として説明したが、
帯電装置2が感光体ドラム1等と一体の作像プロセスユ
ニットの状態で画像形成装置本体9から引き出し可能な
場合には、同様にその作像プロセスユニットの挿着を着
脱検知センサ43が検知したときに帯電ローラ5のクリ
ーニングを行なうようにすればよい。
【0038】図7はこの発明の他の実施の形態を示す画
像形成装置である静電複写機の帯電装置付近を制御系と
共に示す図1と同様な概略構成図であり、図1と対応す
る部分には同一の符号を付してある。図8は同じくその
制御系が行なう帯電ローラ清掃処理のルーチンを示すフ
ロー図である。この画像形成装置である静電複写機は、
その基本仕様が、線速が90mm/sec、コピースピ
ードがA4横送り時に12枚/min、画像部表面電位
Vs=−900Vのアナログコピー機である。
【0039】そして、図2及び図3等で説明した帯電ロ
ーラ5と、少なくとも感光体ドラム1とが作像プロセス
ユニット60の状態で、画像形成装置本体9に対して矢
示E方向に着脱自在なメンテナンスフリータイプの低C
V機である。この静電複写機は、画像形成装置本体9に
作像プロセスユニット60が挿着されたときにそれが未
使用のものであるか一度以上使用したものであるかを検
知する挿着品判別手段と、その手段の判別結果が未使用
のものであるときには接触帯電部材清掃装置30により
帯電ローラ5を所定時間清掃させる帯電部材清掃制御手
段として機能する制御装置50′(制御装置50と同様
なマイクロコンピュータを有している)とを設けてい
る。
【0040】その挿着品判別手段は、作像プロセスユニ
ット60のユニットケース63の奥側の端部に設けられ
た突出片61と、その突出片61に対応させて画像形成
装置本体9に設けた挿着品判別センサ62と、制御装置
50′とからなる。そして、その突出片61は、作像プ
ロセスユニット60が未使用の初期の状態のときは、そ
の作像プロセスユニット60のユニットケース63に形
成された突出片保持溝63a内に嵌入されて所定量だけ
突出しており、その突出状態が突出片61と突出片保持
溝63aとの摩擦により維持されている。
【0041】挿着品判別センサ62は、例えば抵抗線歪
ゲージや圧電素子等を使用した力センサであり、そこに
加えられる加圧力を検出する。突出片61は、作像プロ
セスユニット60を図7で左方に押し込んでいくと、そ
の先端が画像形成装置本体9側の挿着品判別センサ62
に当接する。この状態では、まだ作像プロセスユニット
60は所定の挿着位置には達していないので、その作像
プロセスユニット60を更に押し込むと挿着品判別セン
サ62に加えられる加圧力が増す。
【0042】そして、その加圧力は電気信号に変換さ
れ、それが制御装置50′に入力される。制御装置5
0′は、その入力した電気信号の値が予め設定されてい
る所定のしきい値を越えるか否か、すなわちそのしきい
値を越えたときに、画像形成装置本体9に挿着された作
像プロセスユニット60が未使用のものであると判断す
る。そして、その作像プロセスユニット60を画像形成
装置本体9の所定の挿着位置まで完全に挿着し終える
と、突出片61は突出片保持溝63a内を図7で右方に
スライドして、ユニットケース63からの突出量が減少
あるいは略ゼロになっている。
【0043】そのため、例えばこの作像プロセスユニッ
ト60を、所定の期間使用した後でメンテナンス等によ
り一旦画像形成装置本体9から引き出し、その後で再び
画像形成装置本体9に挿入したときには、今度は上述し
たように突出片61はユニットケース63からの突出量
が初期(未使用状態)に比べて減少あるいは略ゼロにな
っているので、その突出片61の先端が挿着品判別セン
サ62に当接しても、その加圧力は非常に小さいので、
その加圧力に応じて制御装置50′が挿着品判別センサ
62から入力する電気信号の値は上記しきい値を越えな
い。それによって、制御装置50′は、その装着された
作像プロセスユニット60が、一度以上使用したもので
あると判断する。
【0044】次に、制御装置50′が行なう帯電ローラ
清掃処理について説明する。制御装置50′は、図8の
ルーチンがスタートすると、まずステップ11でメイン
スイッチがオン(ON)になっているか否かを判断し、
それがオンになっていればステップ12へ進んで、挿着
品判別センサ62から入力してRAMに記憶している情
報から、画像形成装置本体9に挿着された作像プロセス
ユニット60が未使用のものであるか否かを判断する。
それが、一度以上使用したものであってNOの判断をし
たときには、ステップ14へ進んで画像形成準備完了を
示す表示である「コピーできます」の表示を、図示しな
い表示部に表示させる。
【0045】また、ステップ12の判断で、画像形成装
置本体9に挿着された作像プロセスユニット60が未使
用のものであれば(YESの判断)、ステップ13へ進ん
で帯電ローラ5をクリーニングパット16によりクリー
ニングする。すなわち、図2で説明したように、ソレノ
イド37をオン状態にして揺動アーム32を反時計回り
方向に揺動させ、クリーニングパット16を帯電ローラ
5の表面に圧接させると共に、駆動ローラ34を帯電ロ
ーラ5の受け胴部5bにそれぞれ圧接させる。そして、
電気モータ35を所定の時間だけ回転させることによ
り、クリーニングパット16により帯電ローラ5の表面
を摺接して、その表面をクリーニングする。
【0046】このように、この静電複写機は、画像形成
装置本体9に未使用の作像プロセスユニット60が挿着
されれば、画像形成動作に先だって帯電ローラ5がクリ
ーニングされるので、例えば工場出荷の段階で帯電ロー
ラ5に異物が付着するのを防止するための包装を省略す
ることによってそこにゴミや埃等の異物が付着してしま
うようなことがあっても、その帯電ローラ5がきれいに
クリーニングされるため、1枚目のコピーから帯電不良
による異常画像のない良好な画像が得られる。
【0047】なお、この実施の形態では、作像プロセス
ユニット60が画像形成装置本体9から引き出し可能な
場合を一例として説明したが、図1乃至図6で説明した
ような帯電装置2が感光体ドラム1とは別体で画像形成
装置本体9から引き出し可能な場合には、同様に帯電器
フレーム40(図1参照)に突出片61を突設し、それに
よって加圧される挿着品判別センサ62からの信号によ
り帯電装置2が未使用のものであるか一度以上使用した
ものであるかを検知するようにし、それが未使用のもの
であるときに帯電ローラ5のクリーニングを行なうよう
にすればよい。
【0048】以上、この発明による画像形成装置の各実
施の形態について説明したが、その各実施の形態では帯
電ローラ5をクリーニングするものが回転しないパット
状のものである場合について説明したが、そのクリーニ
ング部材はパット状で回転するものであってもよい。ま
た、そのクリーニング部材は、回転しないブラシ状のも
のや、回転するブラシ状のものにしてもよい。そして、
その回転ブラシとした場合には、その回転ブラシと帯電
ローラの回転時間や回転駆動速度を可変してクリーニン
グするようにするとよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、接触帯電部材が画像形成装置本体の外に放置された
際にそこにゴミや埃等の異物が付着したり、工場出荷の
際に接触帯電部材に異物付着防止策を施さなくても、そ
の接触帯電部材を画像形成装置本体に挿着するとそれが
清掃されて上記異物が除去されるので、帯電不良に伴う
異常画像の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像形成装置である静電複写機
の帯電装置付近を制御系と共に示す概略構成図である。
【図2】同じくその静電複写機の帯電装置付近を示す構
成図である。
【図3】同じくその静電複写機の作像部を示す概略構成
図である。
【図4】図2の帯電装置に設けられている帯電ローラと
それを清掃する接触帯電部材清掃装置とを示す斜視図で
ある。
【図5】図3の静電複写機の各部の動作タイミングを示
すシーケンスタイミング図である。
【図6】図1の制御装置50が行なう帯電ローラ清掃処
理のルーチンを示すフロー図である。
【図7】この発明の他の実施の形態を示す画像形成装置
である静電複写機の帯電装置付近を制御系と共に示す図
1と同様な概略構成図である。
【図8】同じくその制御系が行なう帯電ローラ清掃処理
のルーチンを示すフロー図である。
【符号の説明】
1:感光体ドラム 2:帯電装置 5:帯電ローラ(接触帯電部材) 16:クリーニングパット 30:接触帯電部材清掃装置 41:舌片 43:着脱検知センサ 50,50′:制御装置 60:作像プロセスユニット 61:突出片 62:挿着品判別センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に接触した状態で電圧が印加され
    て該感光体を帯電する接触帯電部材を有する帯電装置
    と、前記接触帯電部材の前記感光体と接触する面を清掃
    する接触帯電部材清掃装置とを備えた画像形成装置にお
    いて、 前記帯電装置又は該帯電装置を含む作像プロセスユニッ
    トを画像形成装置本体に対して脱着可能に設けると共
    に、該帯電装置又は作像プロセスユニットの前記画像形
    成装置本体への着脱を検知するセンサと、該センサが前
    記帯電装置又は作像プロセスユニットの前記画像形成装
    置本体への挿着を検知したときにはその挿着の完了後に
    前記接触帯電部材清掃装置により前記接触帯電部材を所
    定時間清掃させる帯電部材清掃制御手段とを設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光体に接触した状態で電圧が印加され
    て該感光体を帯電する接触帯電部材を有する帯電装置
    と、前記接触帯電部材の前記感光体と接触する面を清掃
    する接触帯電部材清掃装置とを備えた画像形成装置にお
    いて、 前記帯電装置又は該帯電装置を含む作像プロセスユニッ
    トを画像形成装置本体に対して脱着可能に設けると共
    に、前記画像形成装置本体に前記帯電装置又は作像プロ
    セスユニットが挿着されたときにそれが未使用のもので
    あるか一度以上使用したものであるかを検知する挿着品
    判別手段と、該手段の判別結果が未使用のものであると
    きには前記接触帯電部材清掃装置により前記接触帯電部
    材を所定時間清掃させる帯電部材清掃制御手段とを設け
    たことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記接触帯電部材がローラ状に形成さ
    れ、前記帯電部材清掃制御手段が前記接触帯電部材を清
    掃させる前記所定時間が、前記接触帯電部材のローラの
    全周を清掃する時間以上であることを特徴とする請求項
    1又は2記載の画像形成装置。
JP16011797A 1997-06-17 1997-06-17 画像形成装置 Pending JPH117179A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7680429B2 (en) 2004-02-09 2010-03-16 Ricoh Company, Ltd. Charging device including charging roller and cleaning roller

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7680429B2 (en) 2004-02-09 2010-03-16 Ricoh Company, Ltd. Charging device including charging roller and cleaning roller

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