JPH05333596A - 現像剤及び画像形成方法 - Google Patents

現像剤及び画像形成方法

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JPH05333596A
JPH05333596A JP4160025A JP16002592A JPH05333596A JP H05333596 A JPH05333596 A JP H05333596A JP 4160025 A JP4160025 A JP 4160025A JP 16002592 A JP16002592 A JP 16002592A JP H05333596 A JPH05333596 A JP H05333596A
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JP4160025A
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Manabu Ono
学 大野
Akihiko Nakazawa
明彦 仲沢
Yukari Ishibashi
ゆかり 石橋
Kiyoko Tsuchiya
清子 土屋
Hiroyuki Suematsu
浩之 末松
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な画像を形成できる現像剤及びこの現像
剤を用いた画像形成方法を提供する。 【構成】 帯電部材を被帯電体に接触させて、外部より
帯電部材に電圧を印加し、被帯電体に帯電を行う帯電工
程と、上記被帯電体より現像剤を除去するクリーニング
工程とを有する画像形成方法に、少なくとも結着樹脂と
着色剤とを含有すると共に、残存モノマー量が150p
pm以下であることを特徴とする現像剤を用いる。 【効果】 現像剤の帯電部材及び被帯電体表面への汚染
による帯電不良を防止し、常に良好な画像を形成するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法に於る現像
剤及び画像形成方法に関するものである。更に詳しく
は、外部より電圧を印加した帯電部材を被帯電部材に接
触させて帯電を行う帯電工程と、上記被帯電体より現像
剤を除去するクリーニング工程とを有する画像形成方
法、及び転写装置が静電潜像担持体に当接され、現像画
像を転写させる画像形成方法、及びこれらに使用される
現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置等における帯電手段
としてコロナ放電器が知られている。しかし、コロナ放
電器は高電圧を印加しなければならない、オゾンの発生
量が多い等の問題点を有している。
【0003】そこで、最近ではコロナ放電器を利用しな
いで接触帯電手段を利用することが検討されている。具
体的には帯電部材である導電性ローラに電圧を印加して
ローラを被帯電体である感光体に接触させて感光体表面
を所定の電位に帯電させるものである。このような接触
帯電手段を用いればコロナ放電器と比較して低電圧化が
はかれ、オゾン発生量も減少する。
【0004】また、潜像担持体(感光体)表面に形成し
た可転写のトナー像を、紙を主とするシート状の転写材
に静電的に転写する工程を含む画像形成装置において、
回転円筒状、無端ベルト状など無端状に走行する潜像担
持体を使用し、バイアスを印加した転写装置をこれに圧
接してこれら両者間に転写材を通過させて、潜像担持体
側のトナー像を転写材に転写するように構成したもの、
例えば、特開昭59−46664号公報の如き装置がす
でに提案されている。
【0005】このような装置は、従来から広く実用され
ているコロナ放電を利用した転写手段に比して、転写ロ
ーラーの潜像担持体への圧接力を調整することによって
転写材の潜像担持体への吸着領域を拡大することがで
き、転写材を転写部位において積極的に押圧支持する。
このため、転写材搬送手段による同期不良や転写材に存
在するループ、カールなどによる転写ずれを生ずるおそ
れが少なく、近来におけるこの種の画像形成装置の小型
化にともなう転写材搬送路の短縮化、潜像担持体の小径
化などの要請にも対応しやすい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記接
触帯電手段を用いた場合、被帯電体と十分な接触を保つ
ことができないと帯電不良を生ずるという問題を有す
る。又、当接部に於ては、感光体表面に残留現像剤が存
在すると、帯電部材が所定の当接圧をもっている為、帯
電部材及び感光体表面に残留現像剤が固着し、画像に影
響が出てしまう問題も有している。
【0007】また、前記特開昭59−46664号公報
の如き、当接により転写を行う装置に於いては、当接部
位より転写電流が供給される為、ある程度の圧力を転写
装置に加圧する必要がある。当接圧が加えられた場合、
潜像担持体上のトナー像にも、圧力が加わり凝集が起
る。
【0008】さらに、潜像担持体表面が樹脂で構成され
ている場合には、トナー凝集物と潜像担持体との間でも
密着が発生し、その結果、トナーが潜像担持体表面や転
写装置の当接部材表面に固着する現象が起こる場合があ
る。
【0009】そのような現象が起こると、潜像担持体の
潜像形成に欠損が生じたり、転写抜けが生じてしまい、
欠陥のある画像複写を行なうことになってしまう。
【0010】一方、近年、小型で安価なパーソナルユー
スの複写機やレーザープリンター等が出現し、これらの
小型機に於いては、メンテナンスフリーの立場から、感
光体,現像器,クリーニング装置等を一体化したカート
リッジ方式が用いられ、現像剤としても現像器の構造を
簡単にできることから磁性一成分系現像剤を使用するこ
とが望まれる。
【0011】一般に現像剤は、熱ローラや放射加熱によ
る熱溶融定着や加圧ローラによる圧力定着等により転写
材へ定着を行なうが、熱量や圧力は経済性や装置構造上
の安全性・設計容易性を考慮すると小さい方が好まし
く、それに応じて現像剤の成分としても溶融粘度が低
い、融点が低い、圧力降伏点が小さい等のいわゆる軟か
い成分を含む傾向になる。また、逆に耐久強度や定着オ
フセットの面では、現像剤中に堅い成分を含有すること
も重要である。
【0012】このような相反する要素を満足するため
に、現像剤を構成するバインダー樹脂は、その分子量分
布において、軟かい部分と堅い部分とを併せて含有する
ことが有利な場合が多い。
【0013】又、これら現像剤は、高画質化実現の為、
更に微粒子化する方向にある。このような磁性現像剤に
於ては、現像剤自体の研磨効果が強く、画像形成時に感
光体表面を強く摺擦する為、感光体表面を削ったり、傷
つけたりする場合が多く、それらに起因する残留現像剤
の融着を生ずる等の問題を有していた。この問題は、上
記帯電部材や転写装置の如き感光体表面に所定の当接圧
をもって接触している当接部材を用いている場合に顕著
に現われ、帯電部材や転写装置と現像剤との適用性を考
慮した設計上、困難なものとなりやすい。
【0014】また、上記の如き、接触帯電装置では、帯
電部材に直流電圧、もしくは直流電圧に交流電圧を重畳
したものを印加して用いるが、この際帯電部材と感光ド
ラムの接触部分周辺では、残留現像剤の異常な帯電や飛
翔運動の反復が繰り返され、この為、帯電部材や感光体
ドラム表面への残留現像剤の静電吸着や埋め込みが行わ
れ易い状況に在り、従来のコロナ放電器による非接触帯
電手段を用いる場合と非常に異なる。特にこの問題は、
現像剤を微粒子化する程、顕著に現われる。
【0015】本発明の目的は、上述の問題点を解決した
現像剤及び画像形成方法を提供することにある。
【0016】即ち、本発明の目的は、帯電部材と被帯電
体(感光体)表面への残留現像剤の固着等の汚染を防止
することで、帯電部材と被帯電体との接触を十分に保つ
ことができ、帯電不良や帯電ムラを起こさない帯電工程
を有する画像形成方法、及びこれに用いる現像剤を提供
することにある。
【0017】また、本発明の他の目的は、当接転写方法
のような加圧転写による画像形成方法において、現像剤
が当接部材表面や潜像担持体(感光体)表面に固着する
ことに起因する画像不良の発生を防止する画像形成方
法、及びこれに用いる現像剤を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
熱ロールや放射加熱等の手段を用いた熱溶融定着に適用
する現像用磁性トナーが、その定着性、耐久強度、オフ
セット性を充分満足させつつ、接触帯電装置さらには当
接転写方法のような加圧転写装置によっても当接部材表
面や潜像担持体(感光体)表面に固着しないためには、
トナーの特性として何が必要かを検討した結果、トナー
のバインダー樹脂にある限定をすることで、トナーの堅
さや強度が適度に調整され、上記目的にかなったトナー
を提供できることを見い出したのである。
【0019】即ち、本発明(1)は、帯電部材を被帯電
体に接触させて、外部より帯電部材に電圧を印加し、被
帯電体に帯電を行う帯電工程と、上記被帯電体より現像
剤を除去するクリーニング工程とを有する画像形成方法
において、上記現像剤に少なくとも結着樹脂と着色剤と
を含有すると共に、150ppm以下の残存モノマー量
を含む現像剤を用いることを特徴とする画像形成方法で
あり、さらにはこの画像形成方法に用いる上記現像剤で
ある。
【0020】また、本発明(2)は、静電潜像担持体上
の静電潜像を現像剤により現像し、転写装置を介して該
現像画像を転写材へ静電転写する工程の際に、該静電潜
像担持体と転写装置とが、線圧3g/cm以上で当接さ
れている画像形成方法において、上記現像剤に少なくと
も結着樹脂と着色剤とを含有すると共に、150ppm
以下の残存モノマー量を含む現像剤を用いることを特徴
とする画像形成方法であり、さらにはこの画像形成方法
に用いる上記現像剤である。
【0021】(本発明の具体的説明)まず、本発明
(1)の画像形成方法に適用可能な接触帯電工程につい
て具体的に説明する。
【0022】図1は、本発明(1)に係る接触帯電工程
を行う接触帯電装置の一実施例を示す概略構成図であ
る。図中、1は被帯電体である感光体ドラムであり、ア
ルミニウム製のドラム基体1aの外周面に感光体層であ
る有機光導電体(OPC)1bを形成してなるもので矢
印方向に所定の速度で回転する。本実施例において、感
光体ドラム1は外径24mmφである。2は感光体ドラ
ム1に所定圧力をもって接触させた帯電部材である帯電
ローラーであり、金属芯金2aに導電性ゴム層2bを設
け、更にその周面に離型性被膜である表面層2cを設け
た。表面層2cは、本発明(1)の現像剤及び画像形成
方法とのマッチング上、離型性被膜が好ましい。
【0023】但し、離型性被膜は、抵抗が大きすぎると
感光体ドラム1が帯電されず、抵抗が小さすぎると感光
体ドラム1に大きな電圧がかかり過ぎ、ドラムの損傷、
ピンホールの発生が起こるので適度な抵抗、即ち体積抵
抗率109 〜1014Ωmが良く、この時の離型性被膜の
厚さは30μm以内が好ましい。また、被膜の厚さの下
限は被膜がハガレ、メクレがなければ良く5μmくらい
と考えられる。
【0024】本実施例では帯電ローラー2の外径は12
mmφであり、導電ゴム層2bはEPDM、表面層2c
には厚み10μmのナイロン系樹脂を用いた。帯電ロー
ラー2の硬度は54.5°(ASKER−C)とした。
Eはこの帯電ローラー2に電圧を印加する電源部で所定
の電圧を帯電ローラー2の芯金2aに供給する。図1に
おいてEは直流電圧を示しているが、直流電圧に交流電
圧を重畳したものでも良い。
【0025】図2は本発明(1)に係る接触帯電工程を
行う接触帯電装置の他の実施例を示す概略構成図であ
る。前述図1の装置との共通部材には同一の符号を付し
て再度の説明は省略する。
【0026】本実施例の接触帯電部材2’は感光体ドラ
ム1に所定圧力をもって順方向に当接させたブレード状
のものであり、このブレード2’は電圧が供給される金
属支持部材2’aに導電性ゴム2’bが支持され、感光
体ドラム1との当接部分には、離型性被膜となる表面層
2’cが設けられている。表面層2’cとしては厚み1
0μmのナイロンを用いた。本実施例によれば、ブレー
ドと感光体ドラムとの接着といった不具合いもなく前記
実施例と同様の作用効果がある。
【0027】又、帯電部材と感光体との間に加えられる
力学的或いは電気的圧力は、本発明(1)の主旨に係る
要素であり、帯電部材の感光体への当接圧は、5〜50
0g/cmに、帯電部材に印加される直流電圧は絶対値
200〜900Vに、交流電圧を印加する場合はピーク
−ピーク電圧500〜5000V、周波数50〜300
0Hzに、各々調整されることが望ましい。
【0028】前述した実施例では帯電部材としてローラ
ー状、ブレード状のものを使ったが、これに限るもので
なく、他の形状についても本発明(1)を実施すること
ができる。
【0029】また、前述した実施例では帯電部材が導電
ゴム層と離型性被膜から構成されているが、それに限ら
ず、導電ゴム層と離型性被膜表層間に感光体へのリーク
防止のために高抵抗層、例えば環境変動の小さいヒドリ
ンゴム層を形成しても良い。
【0030】また、離型性被膜としてナイロン系樹脂の
代りにPVDF(ポリフッ化ビニリデン)、PVDC
(ポリ塩化ビニリデン)を用いても良い。感光体として
は、アモルファスシリコン、セレン、ZnO等でも使用
可能である。特に、感光体にアモルファスシリコンを用
いた場合、他のものを使用した場合に比べて、導電ゴム
層の軟化剤が感光体に少しでも付着すると、画像流れは
ひどくなるので導電ゴム層の外側に絶縁性被膜をしたこ
とによる効果は大となる。
【0031】又、本発明(1)に係るクリーニング工程
については、一般にトナー像転写後の感光ドラムはクリ
ーナーのブレードやローラーの如きクリーニング部材に
より転写後の残留トナー分やその他の汚染物の拭掃除去
を受けて清浄面化され繰り返して像形成に供される。
【0032】又、係るクリーニング工程を、電子写真法
に関わる帯電工程や現像工程、或いは、転写工程の中で
同時に行なうことも可能である。
【0033】次に、本発明(2)を説明する。
【0034】本発明(2)に係る静電潜像担持体と転写
装置との当接圧力は線圧として3g/cm以上に設定す
る。
【0035】線圧については、次式で算定する。
【0036】(線圧)[g/cm]=(転写部材に加え
られる総圧)[g] ÷(当接されている長さ)[cm] 当接圧力が3g/cm未満であると転写部材の搬送ブ
レ、転写電流不足による転写不良が起り好ましくない。
【0037】本発明(2)に用いられる転写装置として
は、図3に見られるような転写ローラー或いは図4に見
られるような転写ベルトが挙げられる。
【0038】図3は、転写装置に転写ローラーを用いた
典型的な画像形成装置の要部の概略側面図であって、図
示の装置は、紙面に垂直方向にのび、矢印A方向に回転
する円筒状の潜像担持体(以下、「感光体」と記す)
1、これに当接する導電性転写ローラー31が配設して
ある。
【0039】なお、感光体1の周辺には、その表面を一
様に帯電させるための一次帯電器、該帯電面に画像変調
されたレーザ光、原稿からの反射光などの光像を投写し
当該部分の電位を減衰させて静電潜像を形成する露光
部、現像器、転写後も感光体表面に残る残留トナー分や
その他の汚染物を除去するクリーナ、その他画像形成に
必要な部材が配設してあることは云う迄もないが、それ
らはすべて省略してある。
【0040】転写ローラー31は、芯金31aと導電性
弾性層31bからなり、導電性弾性層31bはカーボン
等の導電材を分散させたウレタン、EPDM等の体積抵
抗106 〜1010Ωcm程度の弾性体でつくられてい
る。芯金31bには定電圧電源32によりバイアスが印
加されている。
【0041】図4は、転写装置に転写ベルトを適用した
画像形成装置の要部の概略側面図であって、転写ベルト
41は導電ローラー42により支持駆動される。
【0042】転写装置の加圧は通常、芯金31a若しく
は導電ローラー42の芯金の端部軸受を加圧する事によ
り行なわれる。
【0043】本発明は潜像担持体(感光体)の表面が有
機化合物である画像形成装置に対し特に有効である。有
機化合物が表面層を形成している場合、トナー中に含ま
れる結着樹脂との接着性が良く、特に同質の材料を用い
た場合、接点に於いては化学的な結合が生じ、転写性が
低下する為である。
【0044】本発明に用いる潜像担持体の表面物質とし
ては、シリコーン樹脂、塩化ビニリデン、エチレン−塩
ビ、スチレン−アクリロニトリル、スチレン−メチルメ
タクリレート、スチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリカーボネート等が挙げられるが、これらに限定
されることはなく、他のモノマー或いは、例示樹脂間で
の共重合、ブレンド等も使用することができる。
【0045】本発明は、潜像担持体の直径が30mm未
満の画像形成装置に対し特に有効である。小径ドラムの
場合、同一の線圧にしても曲率が大きい為、当接部に於
いて圧力の集中が起りやすい為である。
【0046】ベルト感光体でも同一の現象があると考え
られ、転写部での曲率半径25mm以下の画像形成装置
に対しても有効である。
【0047】次に、本発明の画像形成方法に於る現像工
程、転写工程、及びクリーニング工程に適用可能な現像
剤について説明する。
【0048】本発明に係る現像剤は、該現像剤用結着樹
脂中の残存モノマーが150ppm以下である必要があ
る。
【0049】本発明の現像剤は、上記の如き構成をとる
ことにより、万一、クリーニング工程を経て感光ドラム
上に残留現像剤が若干存在した場合にも帯電部材表面や
転写部材表面さらには感光ドラム表面への固着が極めて
起こりにくい。
【0050】以上のことより、本発明に係る現像剤は、
本発明に係る帯電工程或いはまた転写工程とのマッチン
グが極めて良く、本発明に係る帯電工程或いはまた転写
工程の能力を充分発揮させ、常に良好な画像形成を行な
わせる画像形成方法を提供することができる。
【0051】本発明に於いて、残存モノマーとは、後述
するバインダー樹脂組成物合成時に生じる未反応モノマ
ーはもちろん、未反応モノマーから派生する低分子量の
副反応物、例えばスチレンの酸化分解から生じるベンズ
アルデヒドや安息香酸、水素添加により生じるエチルベ
ンゼン等が含まれる。
【0052】かかる残存モノマーの低減化の具体的方法
としては、種々の公知技術を使用することが可能である
が、現像剤中に含有される残存モノマーを低減するには
現像剤の製造時、例えば結着樹脂と着色剤等とを熱溶融
混練する場合に、強めに加熱したり、揮発分を吸引除去
したりする方法が良い。
【0053】現像剤中の残存モノマーの定量はガスクロ
マトグラフを用いて以下の方法により行う。
【0054】2.55mgのDMFを内部標準とし、1
00mlのアセトンを加えて内部標準品入り溶媒をつく
る。次に現像剤400mgを上記溶媒で10mlの溶液
とする。30分間超音波振とう機にかけた後、1時間放
置する。次に0.5μmのフィルターで濾過をする。打
ち込み試料量は4μlとする。
【0055】ガスクロマトグラフの条件としては; ・キャピラリカラム(30m×0.249mm,DBW
AX,膜厚0.25μm) ・検出器FID,窒素圧0.45kg/cm2 ・インジェクション濃度200℃,ディテクター温度2
00℃とし、カラム温度は50℃から5℃/1分の割合
で30分間昇温する。 ・検量線の作製 サンプル溶液と同量のDMF、アセトン溶液に対象とな
るモノマーを加えた標準サンプルについて同様にガスク
ロマトグラフ測定し、モノマーと内部標準品DMFの重
量比/面積比を求める。
【0056】又、本発明の現像剤において、耐オフセッ
ト性、定着性さらに感光体へのフィルミング性や融着、
画像性などを高度に満足するには本出願人が特願昭62
−57358号で提案した如く、その結着樹脂について
はテトラヒドロフラン(THF)不溶分が10〜70重
量%(好ましくは10〜60重量%)含有され、THF
可溶分のGPCによる分子量分布において、Mw/Mn
≧5であり、2000〜10,000の領域にピークを
少なくとも1つ有し、分子量15,000〜100,0
00の領域にピーク又はショルダーを少なくとも1つ有
し、分子量10,000以下が樹脂を基準として10〜
50重量%であるトナー用結着樹脂が好ましい。
【0057】本発明でのTHF不溶分とは、現像剤を構
成する樹脂組成物中の架橋されてTHFに対して不溶性
となったゲル成分をいい、この重量割合は、高架橋成分
を含む樹脂組成物の架橋の程度を示すパラメーターとし
て使うことができる。THF不溶分とは、以下のように
測定された値をもって定義する。
【0058】即ち、現像剤が非磁性トナーの場合には顔
料の含有率などを、磁性トナーの場合には顔料及び磁性
体の含有率などを、予め公知の方法で測定しておく。次
に、現像剤0.5〜1.0gの一定量を秤量し(W1
g)、円筒濾紙(東洋濾紙製No.86R)に入れてソ
ックスレー抽出器にかけ、溶媒としてクロロホルム10
0〜200mlを用いて6時間抽出し、溶媒によって抽
出された可溶成分をエバポレートした後、100℃で数
時間真空乾燥し、THF可溶樹脂成分量を秤量する(W
2 g)。そして、該現像剤一定量中に含まれている顔料
や磁性体のうち、THFに可溶な成分の重量をW3 g、
THFに不溶な成分の重量をW4 gとすると、以下の式
に従って樹脂組成物中のTHF不溶分が算出される。
【0059】THF不溶分含有率=(W1−W2−W4
/(W1−W3−W4)×100(%) 以下の操作で得られた溶媒可溶成分の蒸発乾固物はTH
Fに溶解させ、サンプル処理フィルターを通過させた
後、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ)
の試料とする。
【0060】又、本発明において、GPCによるクロマ
トグラフのピーク又は/およびショルダーの分子量は次
の条件で測定される。
【0061】すなわち、40℃のヒートチャンバー中で
カラムを安定化させ、この温度におけるカラムに、溶媒
としてTHFを毎分1mlの流速で流し、試料濃度とし
て0.05〜0.1重量%に調整した樹脂のTHF試料
溶液を50〜200μl注入して測定する。試料の分子
量測定にあたっては、試料の有する分子量分布を、数種
の単分散ポリスチレン標準試料により作製された検量線
の対数値とカウント数との関係から算出した。検量線作
成用の標準ポリスチレン試料としては、例えばPres
sure Chemical Co.製或いは東洋ソー
ダ工業社製の分子量が6×102 ,2.1×103 ,4
×103 ,1.75×104 ,5.1×104 ,1.1
×105 ,3.9×105 ,8.6×105 ,2×10
6 ,4.48×106 のものを用い、少なくとも10点
程度の標準ポリスチレン試料を用いるのが適当である。
また検出器にはRI(屈折率)検出器を用いる。
【0062】なお、カラムとしては、103 〜4×10
6 の分子量領域を適確に測定するために、市販のポリス
チレンゲルカラムを複数組合せるのが良く、例えば、W
aters社製のμ−styragel 500,10
3 ,104 ,105 の組み合せや、昭和電工社製のSh
odex KF−80Mや、KF−802,803,8
04,805の組合せ、あるいは東洋曹達製のTSKg
el G1000H,G2000H,G2500H,G
3000H,G4000H,G5000H,G6000
H,G7000H,GMHの組合せが好ましい。
【0063】本発明の分子量10,000以下のバイン
ダー樹脂に対する重量%はGPCによるクロマトグラム
の分子量10,000以下を切りぬき、分子量10,0
00以上の切りぬきとの重量比を計算し、前記のTHF
不溶分の重量%を使い、全体のバインダー樹脂に対する
重量%を算出する。
【0064】本発明に係るトナーにおける樹脂組成物
は、スチレン類、アクリル酸類、メタクリル酸類及びそ
の誘導体から選ばれる1種以上のモノマーを重合して得
られるものが現像特性及び帯電特性等から好ましい。使
用できるモノマーの例としては、スチレン類としてスチ
レン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロルス
チレンなどが挙げられる。アクリル酸類、メタクリル酸
類及びその誘導体としては、アクリル酸、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、アクリル酸n−テトラデシル、アクリル酸
n−ヘキサデシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸シ
クロヘキシル、アクリル酸ジエチルアミノエチル、アク
リル酸ジメチルアミノエチルなどのアクリル酸エステル
類が挙げられ、同様にメタクリル酸、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸アミル、メタクリル酸ヘ
キシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル
酸オクチル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ドデシ
ル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸シクロヘキシ
ル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸2−ヒドロキ
シエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタ
クリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸グリシジ
ル、メタクリル酸ステアリルなどのメタクリル酸エステ
ル類が挙げられる。前述のモノマー以外に、本発明の目
的を達成しうる範囲で少量の他のモノマー、例えばアク
リロニトリル、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジ
ン、ビニルカルバゾール、ビニルメチルエーテル、ブタ
ジエン、イソブレン、無水マレイン、マレイン酸、マレ
イン酸モノエステル類、マレイン酸ジエステル類、酢酸
ビニルなどが用いられても良い。
【0065】本発明に係るトナー用樹脂に用いられる架
橋剤としては、2官能の架橋剤として、ジビニルベンゼ
ン、ビス(4−アクリロキシポリエトキシフェニル)プ
ロパン、エチレングリコールジアクリレート、1,3−
ブチレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジ
オールジアクリレート、1,5−ペンタンジオールジア
クリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジエチレ
ングリコールジアクリレート、トリエチレングリコール
ジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレ
ート、ポリエチレングリコール#200,#400,#
600の各ジアクリレート、ジプロピレングリコールジ
アクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレー
ト、ポリエステル型ジアクリレート(MANDA日本化
薬)、及び以上のアクリレートをメタクリレートにかえ
たものが挙げられる。
【0066】多官能の架橋剤としてペンタエリスリトー
ルトリアクリレート、トリメチロールエタントリアクリ
レート、トリメチロールプロパントリアクリレート、テ
トラメチロールメタンテトラアクリレート、オリゴエス
テルアクリレート及びそのメタクリレート、2,2−ビ
ス(4−メタクリロキシ、ポリエトキシフェニル)プロ
パン、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレート、
トリアリルアソシアヌレート、トリアリルイソシアヌレ
ート、トリアリルトリメリテート、ジアリールクロレン
デート等が挙げられる。
【0067】本発明に係る結着樹脂の合成方法は、TH
F不溶分の調整のために懸濁重合法が好ましいが、分子
量分布の調整のためには基本的に2種以上の重合体を合
成する方法が好ましい。
【0068】すなわち、THFに可溶で且つ重合モノマ
ーに可溶な第1の重合体を架橋性モノマーを含有する重
合モノマー中に溶解し、モノマーを重合して架橋域成分
を含有する樹脂組成物を得る方法である。この場合、前
者と後者の重合体が均一に混合しているため、該樹脂を
トナーに適用した場合、トナーの耐久性、耐ブロッキン
グ性等を損うことなく、定着・オフセット性を向上させ
ることが可能である。
【0069】THFに可溶な第1の重合体は、溶液重合
もしくはイオン重合などが好ましく、THFに不溶な成
分を生成するための第2の重合体は、第1の重合体を溶
解している条件下で架橋性モノマー存在下で懸濁重合も
しくは塊状重合で合成することが好ましい。第1の重合
体は第2の重合体を生成するための重合性単量体100
重量部に対して10〜120(好ましくは20〜100
重量部)重量部使用するのが好ましい。
【0070】本発明に係る樹脂を用いたトナー中には上
記結着樹脂成分の他に、本発明の効果に悪影響を与えな
い範囲で、該結着樹脂成分の含有量より少ない割合で以
下の化合物を含有させてもよい。
【0071】例えば、シリコーン樹脂、ポリエステル、
ポリウレタン、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリビニル
ブチラール、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェ
ノール樹脂、低分子量ポリエチレン又は低分子量ポリプ
ロピレンの如き脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族
系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスな
どである。
【0072】本発明に係るトナーに含有される着色剤と
しては、一般に公知の染,顔料を用いることができる。
このような染,顔料としては、例えば、カーボンブラッ
ク、ニグロシン染料、ランプ黒、スーダンブラックS
M、ファースト・エローG、ベンジジン・エロー、ピグ
メント・エロー、インドファースト・オレンジ、イルガ
ジン・レッド、パラニトロアニリン・レッド、トルイジ
ン・レッド、カーミンFB、パーマネント・ボルドーF
RR、ピグメント・オレンジR、リソール・レッド2
G、レーキ・レッドC、ローダミンFB、ローダミンB
レーキ、メチル・バイオレットBレーキ、フタロシアニ
ンブルー、ピグメントブルー、ブリリヤント・グリーン
B、フタロシアニングリーン、オイルイエローGG、ザ
ポン・ファーストエローCGG、カヤセットY963、
カヤセットYG、スミプラスト・エローGG、ザポンフ
ァーストオレンジRR、オイル・スカーレット、スミプ
ラストオレンジG、オラゾール・ブラウンB、ザポンフ
ァーストスカーレットCG、アイゼンスピロン・レッド
・BEH、オイルピンクOPなどが適用できる。これら
着色剤は、一般に2成分現像剤用のカプセルトナーを得
るために用いられ、上記芯材バインダーに対し5〜20
重量%の割合で加えることが好ましい。
【0073】本発明の画像形成方法においては、本発明
に係る現像剤を磁性トナーとして用いる場合に非常に有
効で、特に含有する磁性微粒子の含有割合が多くなる
程、顕著な効果を示す様になる。含有する磁性微粒子と
しては、フェライト、マグネタイトを始めとする鉄、コ
バルト、ニッケル等の強磁性の元素より成る金属、又は
これを含む合金若しくは化合物、或いは強い磁性の元素
を含むものではないが、適当な熱処理等によって強磁性
を示すようになる合金、例えばマンガン−銅−アルミニ
ウム、又はマンガン−銅−錫等のマンガンと銅とを含む
ホイスラー合金と称される種類の合金、或いは二酸化ク
ロム、その他を挙げることができる。これら磁性体の微
粉末の含有割合は、バインダー樹脂100重量部に対し
て70〜130重量部が可能である。又、磁性微粒子を
黒色又はかっ色顔料として兼用することも可能である。
【0074】本発明に係るトナーに含有される荷電制御
剤としては、従来公知の荷電制御剤が選ばれる。正荷電
制御剤の具体例としては、一般にニグロシン、炭素数2
〜16のアルキル基を含むアジン系染料(特公昭42−
1627号公報)、塩基性染料(例えばC.I.Bas
ic Yellow 2(C.I.41000)、C.
I.Basic Yellow 3、C.I.Basi
c Red 1(C.I.45160)、C.I.Ba
sic Red 9(C.I.42500)、C.I.
Basic Violet 1(C.I.4253
5)、C.I.Basic Violet 3(C.
I.42555)、C.I.Basic Violet
10(C.I.45170)、C.I.Basic
Violet14(C.I.42510)、C.I.B
asic Blue 1(C.I.42025)、C.
I.Basic Blue 3(C.I.5100
5)、C.I.BasicBlue 5(C.I.42
140)、C.I.Basic Blue 7(C.
I.42595)、C.I.Basic Blue 9
(C.I.52015)、C.I.Basic Blu
e 24(C.I.52030)、C.I.Basic
Blue 25(C.I.52025)、C.I.B
asic Blue 26(C.I.44025)、
C.I.Basic Green 1(C.I.420
40)、C.I.Basic Green 4(C.
I.42000)など、これらの塩基性染料のレーキ顔
料(レーキ化剤としては、りんタングステン酸、りんモ
リブデン酸、りんタングステンモリブデン酸、タンニン
酸、ラウリン酸、没食子酸、フェリシアン化物、フェロ
シアン化物など)、C.I.Sovent Black
3(C.I.26150)、ハンザイエローG(C.
I.11680)、C.I.Mordlant Bla
ck 11、C.I.Pigment Black 1
等。
【0075】または、例えばベンゾルメチル−ヘキサデ
シルアンモニウムクロライド、デシル−トリメチルアン
モニウムクロライドなどの四級アンモニウム塩あるいは
アミノ基を含有するビニル系ポリマー、アミノ基を含有
する縮合系ポリマー等のポリアミド樹脂等が挙げられ、
好ましくはニグロシン、四級アンモニウム塩、トリフェ
ニルメタン系含窒素化合物、ポリアミドなどが挙げられ
る。
【0076】又、負荷電制御剤の具体例としては、特公
昭41−20153号、同42−27596号、同44
−6397号、同45−26478号など記載されてい
るモノアゾ染料の金属錯体、さらには特開昭50−13
3338号に記載されているニトロアミン酸及びその塩
或いはC.I.14645などの染顔料、特公昭55−
42752号、特公昭58−41508号、特公昭58
−7384号、特公昭59−7385号などに記載され
ているサリチル酸、ナフトエ酸、ダイカルボン酸のZ
n,Al,Co,Cr,Fe等の金属錯体、スルホン化
した銅フタロシアニン顔料、ニトロ基、ハロゲンを導入
したスチレンオリゴマー、塩素化パラフィン等を挙げる
ことができる。特に分散性の面などから、モノアゾ染料
の金属錯塩、サリチル酸、アルキルサリチル酸、ナフト
エ酸、ダイカルボン酸の金属錯体が好ましい。これら荷
電制御剤の添加量は上述した様に良好な摩擦帯電性を保
持しつつ、上記荷電制御剤による現像スリーブ表面の汚
染による現像力の低下及び環境安定性の低下といった弊
害を最小限に抑える為にバインダー樹脂100重量部に
対して、0.1〜3重量部の添加量が好ましい。
【0077】本発明に係るトナーに、定着補助剤として
エチレン系オレフィン重合体を結着樹脂とともに用いて
もよい。
【0078】ここでエチレン系オレフィン単重合体もし
くはエチレン系オレフィン共重合体として適用するもの
には、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−エチルアクリレート共重合体、ポリエチレン骨格
を有するアイオノマーなどがあり、上記共重合体におい
てはオレフィンモノマーを50モル%以上(より好まし
くは60モル%以上)含んでいるものが好ましい。
【0079】次に、本発明に係る樹脂を用いた現像剤を
適用する電子写真法について説明する。
【0080】電気的潜像をトナーを用いて現像する工程
には、前述の磁気ブラシ法、カスケード現像法、粉末雲
法、米国特許第3、909、258号明細書に記載され
ている導電性の磁性トナーを用いる方法、特開昭53−
31136号公報に記載されている高抵抗の磁性トナー
を用いる方法などがある。本発明に係る樹脂を用いたト
ナーは磁性粒子を含有させた、いわゆる一成分系現像剤
を用いる現像方法にも適している。現像画像を被転写部
材に転写する工程には、コロナ転写方式、あるいは本発
明(2)の画像形成方法の様な当接転写部材へのバイア
ス印加方式などの静電転写方式などが用いられる。
【0081】ところで、近年、感光体と非接触な部材か
ら感光体上へのコロナ放電を利用した帯電及び/或いは
転写及び/或いは除電等の方式は、オゾン発生を伴うた
め、それぞれ感光体への直接当接部材を通してバイアス
印加する方式が注目されている。本発明の画像形成方法
に係るそのような方式への移行に伴い、従来の複写機・
プリンターに付設されていることの多かった活性炭フィ
ルターが除去される可能性が出てきたが、特にその場合
には、本発明の現像剤は顕著な効果を上げるものであ
る。
【0082】さらに本発明に係る結着樹脂を使用したト
ナーにおいて、感光層もしくは絶縁層上の残余のトナー
を除去する工程には、ブレードクリーニング方式、ファ
ーブラシクリーニング方式などが適用されるが、特にブ
レードクリーニング方式に適している。
【0083】
【実施例】以上本発明の基本的な構成と特色について述
べたが、以下実施例にもとづいて具体的に本発明の方法
について説明する。しかしながら、これらによって本発
明の実施の態様がなんら限定されるものではない。尚、
実施例中の部数は重量部である。
【0084】まず、本発明に係る結着樹脂の合成例を示
す。
【0085】合成例1 反応器にクメン200部を入れ、還流温度まで昇温し
た。これにスチレンモノマー100部及びベンゾイルパ
ーオキサイド7部の混合物をクメン還流下で4時間かけ
て滴下した。さらにクメン還流下(146℃〜156
℃)で溶液重合を完了し、クメンを除去した。得られた
ポリスチレンはTHFに可溶であり、GPCのメインピ
ークの位置する分子量は3,500、Tg=56℃であ
った。
【0086】上記ポリスチレン30部を下記単量体混合
物に溶解し、混合溶液とした。
【0087】 単量体混合物 配合比 スチレンモノマー 50 部 アクリル酸n−ブチルモノマー 20 部 ジビニルベンゼン 0.3部 ジ−tert−ブチルパーオキサイド 2 部 上記混合溶液にポリビニルアルコール部分ケン化物0.
1 部を溶解した水170部を加え懸濁分散液とした。
水15部を入れ窒素置換した反応器に上記懸濁分散液を
添加し、反応温度70〜95℃で6時間懸濁重合反応さ
せた。反応終了後に濾別し、脱水、乾燥し、ポリスチレ
ンとスチレン−アクリル酸n−ブチル共重合体の組成物
を得た。該組成物はTHF不溶分とTHF可溶分が均一
に混合しており、且つポリスチレンとスチレン−アクリ
ル酸n−ブチル共重合体が均一に混合していた。得られ
た樹脂組成物の残存モノマー量は130ppmであっ
た。また、THF不溶分(24メッシュパス、60メッ
シュオンの粉体で測定)は、30重量%であった。また
THF可溶分の分子量分布を測定したところGPCのチ
ャートにおいて、約0.45万,約4.0万の位置にピ
ークを有し、分子量1万以下が25重量%であった。さ
らに樹脂のTgは、57℃であった。
【0088】合成例2 反応器にクメン150部を入れ、還流温度まで昇温し
た。下記混合物をクメン還流下で4時間かけて滴下し
た。
【0089】 単量体混合物 配合比 スチレンモノマー 95部 アクリル酸n−ブチルモノマー 5部 ジ−tert−ブチルパーオキサイド 4部 さらにクメン還流下(146〜156℃)で重合を完了
し、クメンを除去した。得られたスチレン−アクリル酸
n−ブチル共重合体は、分子量2,200の位置にメイ
ンピークを有し、Tg=55℃であった。
【0090】上記スチレン−アクリル酸n−ブチル共重
合体35部を下記単量体混合物に溶解し、混合物とし
た。
【0091】 単量体混合物 配合比 スチレンモノマー 45 部 メタアクリル酸n−ブチルモノマー 20 部 ジビニルベンゼン 0.25部 ベンゾイルパーオキサイド 1 部 上記混合物にポリビニルアルコール部分ケン化物0.1
部を溶解した水170部を加え懸濁分散液とした。
【0092】水15部を入れ窒素置換した反応器に上記
分散液を添加し、反応温度70〜95℃で6時間反応さ
せた。反応終了後、濾別、脱水、乾燥し、スチレン−ア
クリル酸n−ブチル共重合体とスチレン−メタアクリル
酸n−ブチル共重合体の均一混合組成物を得た。
【0093】得られた樹脂組成物は残存モノマー量26
0ppm,THF不溶分20重量%,THF可溶分のG
PCチャートにおけるピークが約0.30万と約3.0
万,分子量1万以下が35重量%、樹脂Tg56℃であ
った。
【0094】合成例3 合成例2で得られたスチレン−アクリル酸n−ブチル共
重合体35部を下記単量体混合物に溶解し、混合物とし
た。
【0095】 単量体混合物 配合比 スチレンモノマー 45 部 アクリル酸2−エチルヘキシルモノマー 20 部 ジビニルベンゼン 0.25部 ベンゾイルパーオキサイド 1 部 上記混合物にポリビニルアルコール部分ケン化物0.1
部を溶解した水170部を加え懸濁分散液とした。
【0096】水15部を入れ窒素置換した反応器に上記
分散液を添加し、反応温度70〜95℃で6時間反応さ
せた。反応終了後、濾別、脱水、乾燥し、スチレン−ア
クリル酸n−ブチル共重合体とスチレン−メタアクリル
酸n−ブチル共重合体の均一混合組成物を得た。
【0097】得られた樹脂組成物は残存モノマー量33
0ppm,THF不溶分10重量%,THF可溶分のG
PCチャートにおけるピークが約0.25万と約2.5
万,分子量1万以下が40重量%、樹脂Tg55℃であ
った。
【0098】比較合成例1 合成例1と同様の製法で重合温度のみ調整して、残存モ
ノマー量1300ppm,THF不溶分8重量%,TH
F可溶分のGPCチャートにおけるピーク位置が約0.
48万と約3.8万,分子量1万以下が30重量%、樹
脂Tg50℃の樹脂組成物を得た。
【0099】比較合成例2 合成例1と同様の製法で重合温度のみ調整して、残存モ
ノマー量1400ppm,THF不溶分8重量%,TH
F可溶分のGPCチャートにおけるピーク位置が約0.
17万と約2.2万,分子量1万以下が57重量%、樹
脂Tg51℃の樹脂組成物を得た。
【0100】次に、上記合成例の結着樹脂を含有する本
発明の現像剤及び画像形成方法の実施例を説明する。
【0101】尚、以下の実施例1〜3は本発明(1)に
関連し、実施例4〜6は本発明(2)に関連するもので
ある。
【0102】実施例1 ・合成例1の樹脂組成物 100部 ・磁性体微粉体(平均粒径0.3μ) 100部 ・負帯電性モノアゾ染料 1部 ・低分子量ポリプロピレン 3部 上記原材料を混合後、500mmHg減圧下、混練物温
度200℃にて熱溶融混練し、冷却後、粉砕・分級して
体積平均粒径7μの磁性微粒子分級粉を得た。この磁性
微粒子分級粉100部に負帯電性コロイダルシリカ0.
9%を乾式混合し、現像剤を得た。この現像剤中の残存
モノマー量は40ppmであった。
【0103】次に、この現像剤を図1に示す接触帯電装
置に於いて感光体への当接圧を60g/cm,帯電部材
への印加電圧を直流−600V,交流2000Vpp,
周波数150Hzとした画像形成装置(キヤノン製LB
P−SX改造機)を用い、4枚(A4)/分のプリント
速度で連続5000回にわたり反転現像方式で画像を形
成する実写テストを常温常湿(25℃,60%RH),
高温高湿(30℃,90%RH)及び低温低湿(15
℃,10%RH)で行い、プリントアウト画像を評価
し、又同時に帯電部材及び感光体表面の様子を観察し
た。
【0104】その結果、各環境のいずれに於ても、帯電
部材及び感光体表面に残留現像剤の固着はなかった。ま
た、得られた画像は細線の再現性にも優れた良好なもの
であった。
【0105】実施例2 ・合成例2の樹脂組成物 100部 ・磁性体微粉体(平均粒径0.4μ) 100部 ・負帯電性モノアゾ染料 1部 ・低分子量ポリプロピレン 3部 上記原材料を混合後、350mmHg減圧下、混練物温
度200℃にて熱溶融混練したほかは実施例1と同様に
して現像剤を調整した。この現像剤中の残存モノマー量
は80ppmであった。
【0106】次に、この現像剤を用い、接触帯電部材を
ブレード型(図2参照)としたことを除いては実施例1
と同様にして各環境下で連続3000枚の実写テストを
行った。
【0107】その結果、各環境のいずれに於ても、帯電
部材及び感光体ドラム表面上に残留現像剤の固着は無か
った。また、得られた画像は良好なものであった。
【0108】実施例3 ・合成例3の樹脂組成物 100部 ・磁性体微粉体(平均粒径0.3μ) 100部 ・負帯電性モノアゾ染料 1部 ・低分子量ポリプロピレン 3部 上記原材料を混合後、実施例2と同様にして現像剤を調
整した。この現像剤中の残存モノマー量は150ppm
であった。
【0109】次に、この現像剤を用い、実施例1と同様
にして各環境で連続3000枚の実写テストを行った。
その結果、高温高湿環境下で感光体表面の数ケ所に点状
の固着物を認めた。しかし、画像上に画像欠陥は認めら
れなかった。その他の環境でも異常なく良好な画像を得
た。
【0110】比較例1 ・比較合成例1の樹脂組成物 100部 ・磁性体微粉体(平均粒径0.35μ) 100部 ・負帯電性モノアゾ染料 1部 ・低分子量ポリプロピレン 3部 上記原材料を混合後、常圧下、混練物温度200℃にて
熱溶融混練したほかは実施例1と同様にして現像剤を調
整した。この現像剤中の残存モノマー量は600ppm
であった。
【0111】次に、この現像剤を用い、実施例1と同様
にして各環境で連続2000枚の実写テストを行った。
その結果、高温高湿環境下で感光体表面及び帯電ローラ
表面に点状の固着物を認めた。又、画像上には点状の白
抜け、いわゆる白ポチが発生していた。
【0112】比較例2 比較例1と同一の原材料を混合後、常圧下、混練物温度
180℃にて熱溶融混練したほかは実施例1と同様にし
て現像剤を調整した。この現像剤中の残存モノマー量は
800ppmであった。
【0113】次に、この現像剤を用い、実施例2と同様
にして各環境で連続2000枚の実写テストを行った。
その結果、高温高湿環境下で感光体表面及び帯電ブレー
ド表面にスジ状の固着物を認めた。得られた画像は、部
分的な白抜け現象に加え、画像濃度に濃淡差が有り、鮮
明さに欠けたものであった。
【0114】実施例4 ・合成例1の樹脂組成物 100部 ・磁性体微粉体(平均粒径0.4μ) 100部 ・負帯電性ジアルキルサリチル酸クロム錯体 2部 ・低分子量ポリプロピレン 3部 上記原材料を混合後、500mmHg減圧下、混練物温
度200℃にて熱溶融混練し、冷却後、粉砕・分級して
体積平均粒径7μの磁性微粒子分級粉を得た。この磁性
微粒子分級粉100部に負帯電性コロイダルシリカ0.
9%を乾式混合し、現像剤を得た。この現像剤中の残存
モノマー量は60ppmであった。
【0115】得られた現像剤を小径ドラムを搭載可能と
し、反転現像できるように改造した市販の複写機FC−
5(キヤノン社製:OPC積層型負帯電感光体,ドラム
直径φ24)に投入し、さらに転写装置に、図3の如き
転写装置を組み込んだ。転写ローラーの条件としては、
転写ローラーの表面ゴム硬度27°、転写電流1μA、
当接圧30g/cmとした。
【0116】一次帯電を−600Vとして静電潜像を形
成し、感光ドラムと現像ドラム(磁石内包)上の現像剤
層を非接触に間隙(300μm)を設定し、交流バイア
ス(f=1,800Hz,VPP=1,200V)および
直流バイアス(VDC=−390V)とを現像ドラムに印
加しながら反転現像による実写テストを行なったとこ
ろ、3,000枚の画出しにおいても、転写ローラー表
面にも、OPC感光体表面にもトナーの固着やキズは見
られず、良好な画像が続いた。
【0117】同様の実験を32.5℃,85%RHとい
う高温高湿下や、15℃,10%RHという低温低湿下
で行なったが、結果は同様に良好だった。
【0118】さらに、トナーを補充しつつ、5,000
枚まで画像出しを継続しても、まったく問題は生じなか
った。
【0119】実施例5 ・合成例2の樹脂組成物 100部 ・磁性体微粉体(平均粒径0.3μ) 100部 ・負帯電性ジアルキルサリチル酸クロム錯体 2部 ・低分子量ポリプロピレン 3部 上記原材料を混合後、350mmHg減圧下、混練物温
度200℃にて熱溶融混練したほかは実施例4と同様に
して現像剤を調整した。この現像剤中の残存モノマー量
は90ppmであった。
【0120】次に、この現像剤を用い、当接転写部材を
ベルト型(図4参照)としたことを除いては実施例4と
同様にして各環境下で連続3000枚の実写テストを行
った。
【0121】その結果、各環境のいずれに於ても、転写
部材及び感光体ドラム表面上に残留現像剤の固着は無か
った。また、得られた画像は良好なものであった。
【0122】実施例6 ・合成例3の樹脂組成物 90部 ・スチレン−ブタジエン共重合体 10部 (樹脂中残存モノマー量=410ppm) ・磁性体微粉体(平均粒径0.4μ) 100部 ・負帯電性ジアルキルサリチル酸クロム錯体 2部 ・低分子量ポリプロピレン 3部 上記原材料を混合後、実施例5と同様にして現像剤を調
整した。この現像剤中の残存モノマー量は150ppm
であった。
【0123】次に、この現像剤を用い、実施例4と同様
にして各環境で連続3000枚の実写テストを行った。
その結果、高温高湿環境下で感光体表面の数ケ所に点状
の固着物を認めた。しかし、画像上に画像欠陥は認めら
れなかった。その他の環境でも異常なく良好な画像を得
た。
【0124】比較例3 ・比較合成例2の樹脂組成物 100部 ・磁性体微粉体(平均粒径0.35μ) 100部 ・負帯電性ジアルキルサリチル酸クロム錯体 2部 ・低分子量ポリプロピレン 3部 上記原材料を混合後、常圧下、混練物温度200℃にて
熱溶融混練したほかは実施例4と同様にして現像剤を調
整した。この現像剤中の残存モノマー量は700ppm
であった。
【0125】次に、この現像剤を用い、実施例4と同様
にして各環境で連続2000枚の実写テストを行った。
その結果、高温高湿環境下で感光体表面及び転写ローラ
表面に点状の固着物を認めた。又、画像上には点状の白
抜け、いわゆる白ポチが発生していた。
【0126】比較例4 比較例3と同一の原材料を混合後、常圧下、混練物温度
180℃にて熱溶融混練したほかは実施例4と同様にし
て現像剤を調整した。この現像剤中の残存モノマー量は
900ppmであった。
【0127】次に、この現像剤を用い、実施例5と同様
にして各環境で連続2000枚の実写テストを行った。
その結果、高温高湿環境下で感光体表面及び転写ベルト
表面にスジ状の固着物を認めた。得られた画像は、部分
的な白抜け現象に加え、鮮明さに欠けた画像ボケ現象が
現われた。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(1)は、
帯電部材と被帯電体(感光体)との良好な接触状態を十
分に保つことができ、現像剤の帯電部材や被帯電体への
固着性を改善することで、現像剤の帯電部材及び被帯電
体表面への汚染による帯電不良を防止し、常に良好な画
像を形成することができる。
【0129】また、本発明(2)は、転写当接部材表面
や潜像担持体(感光体)表面への現像剤の固着性を改善
することで、現像剤の転写当接部材表面や潜像担持体表
面への汚染による転写不良を防止し、常に良好な画像を
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明(1)に係る接触帯電工程を行う接触帯
電装置の一実施例を示した概略構成図である。
【図2】本発明(1)に係る接触帯電工程を行う接触帯
電装置の他の実施例を示した概略構成図である。
【図3】本発明(2)に係る転写装置の一例を示した概
略構成図である。
【図4】本発明(2)に係る転写装置の他の例を示した
概略構成図である。
【符号の説明】
1 潜像担持体(感光体ドラム) 2,2’ 帯電部材 31 当接転写ローラー 32 転写用バイアス電源 33,34 転写材搬送ガイド 41 当接転写ベルト 42 導電性ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 111 (72)発明者 土屋 清子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 末松 浩之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電部材を被帯電体に接触させて、外部
    より帯電部材に電圧を印加し、被帯電体に帯電を行う帯
    電工程と、上記被帯電体より現像剤を除去するクリーニ
    ング工程とを有する画像形成方法に用いる現像剤であっ
    て、該現像剤は少なくとも結着樹脂と着色剤とを含有す
    ると共に、該現像剤に含まれる残存モノマー量が150
    ppm以下であることを特徴とする現像剤。
  2. 【請求項2】 帯電部材を被帯電体に接触させて、外部
    より帯電部材に電圧を印加し、被帯電体に帯電を行う帯
    電工程と、上記被帯電体より現像剤を除去するクリーニ
    ング工程とを有する画像形成方法において、上記現像剤
    に少なくとも結着樹脂と着色剤とを含有すると共に、1
    50ppm以下の残存モノマー量を含む現像剤を用いる
    ことを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】 静電潜像担持体上の静電潜像を現像剤に
    より現像し、転写装置を介して該現像画像を転写材へ静
    電転写する工程の際に、該静電潜像担持体と転写装置と
    が、線圧3g/cm以上で当接されている画像形成方法
    に用いる現像剤であって、該現像剤は少なくとも結着樹
    脂と着色剤とを含有すると共に、該現像剤に含まれる残
    存モノマー量が150ppm以下であることを特徴とす
    る現像剤。
  4. 【請求項4】 静電潜像担持体上の静電潜像を現像剤に
    より現像し、転写装置を介して該現像画像を転写材へ静
    電転写する工程の際に、該静電潜像担持体と転写装置と
    が、線圧3g/cm以上で当接されている画像形成方法
    において、上記現像剤に少なくとも結着樹脂と着色剤と
    を含有すると共に、150ppm以下の残存モノマー量
    を含む現像剤を用いることを特徴とする画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999023533A1 (fr) * 1997-10-31 1999-05-14 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Resine liante pour toner et procede de preparation de ladite resine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999023533A1 (fr) * 1997-10-31 1999-05-14 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Resine liante pour toner et procede de preparation de ladite resine
US6495648B1 (en) 1997-10-31 2002-12-17 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Toner binder resin and process for the production thereof

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