JP2886998B2 - 加熱定着性トナー - Google Patents

加熱定着性トナー

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JP2886998B2
JP2886998B2 JP3064941A JP6494191A JP2886998B2 JP 2886998 B2 JP2886998 B2 JP 2886998B2 JP 3064941 A JP3064941 A JP 3064941A JP 6494191 A JP6494191 A JP 6494191A JP 2886998 B2 JP2886998 B2 JP 2886998B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電印刷
法、磁気記録法等における静電潜像、磁気潜像を現像す
るためのトナーに関する。さらに詳しくは、熱ローラー
定着等の加熱定着方式に供される加熱定着性トナーに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては米国特許第
2,297,691号明細書、特公昭42−23910
号公報及び特公昭43−24748号公報等に記載され
ている如く多数の方法が知られているが、一般には光導
電性物質を利用し、種々の手段により感光体上に電気的
潜像を形成し、次いで該潜像をトナーを用いて現像し、
必要に応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、
加熱,圧力,加熱加圧或いは溶剤蒸気などにより定着し
複写物を得るものであり、そして感光体上に転写せず残
ったトナーは種々の方法でクリーニングされ、上述の工
程が繰り返される。
【0003】近年このような複写装置は、単なる一般に
いうオリジナル原稿を複写するための事務処理用複写機
というだけでなく、コンピュータの出力としてのプリン
ターあるいは個人向けのパーソナルコピーという分野で
使われ始めた。
【0004】そのため、より小型,より軽量そしてより
高速、より高信頼性が厳しく追究されてきており、機械
は種々な点でよりシンプルな要素で構成されるようにな
ってきている。その結果、トナーに要求される性能はよ
り高度になり、トナーの性能向上が達成できなければよ
りすぐれた機械が成り立たなくなってきている。
【0005】例えばトナー像を紙などのシートに定着す
る工程に関して種々の方法や装置が開発されているが、
現在最も一般的な方法は熱ローラーによる圧着加熱方式
である。
【0006】加熱ローラーによる圧着加熱方式はトナー
に対し離型性を有する材料で表面を形成した熱ローラー
の表面に被定着シートのトナー像面を加圧下で接触しな
がら通過せしめることにより定着を行うものである。こ
の方法は熱ローラーの表面と被定着シートのトナー像と
が加圧下で接触するため、トナー像を被定着シート上に
融着する際の熱効率が極めて良好であり、迅速に定着を
行うことができ、高速度電子写真複写機において非常に
有効である。しかしながら上記方法では、熱ローラー表
面とトナー像とが溶融状態で加圧下で接触するためにト
ナー像の一部が定着ローラー表面に付着,転移し、次の
被定着シートにこれが再転移して所謂オフセット現象を
生じ、被定着シートを汚すことがある。熱定着ローラー
表面に対してトナーが付着しないようにすることが熱ロ
ーラー定着方式の必須条件の1つとされている。
【0007】従来、定着ローラー表面にトナーを付着さ
せない目的で、例えばローラー表面をトナーに対して離
型性のすぐれた材料、シリコンゴムや弗素系樹脂などで
形成し、さらにその表面にオフセット防止及びローラー
表面の疲労を防止するためにシリコンオイルの如き離型
性の良い液体の薄膜でローラー表面を被覆することが行
われている。しかしながら、この方法はトナーのオフセ
ットを防止する点では極めて有効であるが、オフセット
防止用液体を供給するための装置が必要なため、定着装
置が複雑になること等の問題点を有している。
【0008】これは小型化,軽量化と逆方向であり、し
かもシリコンオイルなどが熱により蒸発し、機内を汚染
する場合がある。そこでシリコンオイルの供給装置など
を用いないで、かわりにトナー中から加熱定着時にオフ
セット防止液体を供給しようという考えから、トナー中
に低分子量ポリエチレン,低分子量ポリプロピレンなど
の離型剤を添加する方法が提案されている。充分な効果
を出すために多量にこのような添加剤を加えると、感光
体へのフィルミングが生じたり、キャリアやスリーブな
どのトナー担持体の表面を汚染したりするので、画像が
劣化し実用上問題となる。そこで画像を劣化させない程
度に少量の離型剤をトナー中に添加し、若干の離型性オ
イルの供給若しくはオフセットしたトナーを巻きとり式
の例えばウェブの如き部材を用いた装置でクリーニング
する装置を併用することが行われている。
【0009】しかし最近の小型化,軽量化,高信頼性の
要求を考慮するとこれらの補助的な装置すら除去するこ
とが必要である。従ってトナーの定着性、耐オフセツト
性などのさらなる性能向上がなければ対応しきれず、そ
れはトナーのバインダー樹脂及び離型剤等のさらなる改
良がなければ実現することが困難である。
【0010】トナー中に離型剤として、ポリアルキレン
類を含有させることは、公知であり例えば特開昭57−
52574号公報、特開昭52−3304号及び特開昭
52−3305号公報等に開示されている。
【0011】またさらに、非オフセット温度領域の拡
大、加熱ローラー等への転写紙の巻付き等の改良のため
2種類以上のポリアルキレン類をトナー中に含有させる
技術もいくつか開示されており、以下の(1)、(2)
及び(3)に分類される。
【0012】(1)軟化点の異なる2種のポリアルキレ
ンをトナー中に含有させるもの。例えば、特開昭58−
215659号公報及び特開昭60−151650号公
報等がある。
【0013】(2)溶融粘度の異なる2種のポリアルキ
レンをトナー中に含有させるもの。例えば特開昭62−
100775号公報がある。
【0014】(3)特定のモノマーにより変性されたポ
リアルキレンと未変性のポリアルキレンとを共にトナー
中に含有させることにより、バインダー樹脂との相溶性
を2種で異ならせたもの。例えば、特開昭60−934
56号公報、特開昭60−93457号公報及び特開昭
63−34550号公報等がある。
【0015】本発明者らの検討によると、基本的にバイ
ンダー樹脂と相溶性の乏しいポリアルキレン類をトナー
中に加熱混練の如き手段で均質分散させることは難し
く、特に上記の(1)及び(2)の様な溶融特性の異な
る2種以上のポリアルキレンを使用する場合、トナー製
造時の加熱混練−微粉砕−分級等の一連の工程におい
て、ポリアルキレン成分が偏在遊離しやすく、この遊離
したポリアルキレン粒子は通常のトナーとは、異なった
荷電特性を有し、カブリ等の画像汚れの原因となる。
又、離型剤としてトナー中に含有されるポリアルキレン
は、低分子量のワックスが主流であり、このような遊離
ワックスによる感光体、現像部材或いはキャリア等への
フィルミングや汚染等の原因ともなる。また同時にトナ
ー粒子によってはポリアルキレン成分をほとんど含まな
いものも生成し、上記部材へのトナー融着の原因ともな
る。
【0016】上記の(3)の場合、特定の変性モノマー
種による変性ポリアルキレンをトナー中に含有させるこ
とにより、バインダー樹脂との相溶性を向上させ、トナ
ーの流動性を改善し、未変性のポリアルキレン含有によ
る欠点をおさえようとするものである。しかるに本発明
者らの検討によるとポリアルキレンワックスが完全にバ
インダー樹脂と相溶してしまうと確かにトナーの粉体流
動性は改善されるが、それと同時に、離型効果がそこな
われ2種の離型剤を含有させる本来の作用効果を失う欠
点がある。
【0017】しかも単独の変性種による変性ポリアルキ
レンワックスでは、バインダー樹脂のポリマー種は、或
いは分子量等により、相溶性が異なり、トナー用のバイ
ンダー樹脂として従来から使用されている種々の熱可塑
性樹脂に広範に適合するものはない。
【0018】以上の様に2種以上のポリアルキレンをト
ナーに含有させる技術も現状では充分とは言えない。
【0019】尚、トナーに使用される離型剤としては、
低分子量のポリアルキレンワックスが主流であり、これ
自体ガラス転移点が室温以下であり、通常の粉砕法によ
るトナーでは貯蔵時のブロッキング性及びトナーの粉体
流動性等を悪化させる傾向にある。よって離型剤を大量
にトナー中に含有させることは困難であり、これまでも
バインダー樹脂中にバインダー樹脂100重量部に対し
て高々20重量部程度の添加量が限度であり、少量の添
加で優れた特性を発現する離型剤の出現が望まれてい
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
問題点を解決した加熱定着性トナーを提供することを目
的とする。
【0021】すなわち、本発明は、低い温度で定着し、
かつ低温から高温までの広い温度範囲で耐オフセツト性
のすぐれた加熱定着性トナーを提供することを目的とす
る。
【0022】また、本発明の目的は、感光体や現像部材
へのフィルミングや融着等が高速システムにおいても、
また長期間の使用でも発生しない加熱定着性トナーを提
供することを目的とする。
【0023】さらに、本発明の目的は、カブリ等の画像
汚れ或いは帯電部材の汚染による画像濃度の経時的低下
の生じることのない加熱定着性トナーを提供することを
目的とする。
【0024】さらに本発明は、耐ブロッキング性の優れ
た加熱定着性トナーを提供することを目的とする。
【0025】さらに本発明は、トナーの製造時における
混練工程でトナー中に含有させる離型剤を均質分散で
き、後工程である粉砕分級工程で得られた、所定粒径外
の微粉及び粗粉を再利用することが出来、品質上問題な
く効率的に連続生産できる加熱定着性トナーを提供する
ことを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の本発
明の構成によって達成される。
【0027】本発明は、少なくともバインダー樹脂、離
型剤及び着色剤を有する混合物を溶融混練し、混練物を
冷却後粉砕する工程を経て得られるトナー粒子を有する
加熱定着性トナーであって、該トナー粒子は、少なくと
も該バインダー樹脂、該離型剤及び該着色剤を含有して
おり、該離型剤は、(A)数平均分子量(Mn)が3,
000以下であり、重量平均分子量(Mw)が12,0
00以下であり、Mw/Mnが4.0以下であり、融点
が60〜150℃であるグラフト変性ポリアルキレンA
と、融解熱量が30cal/g以下であるポリアルキレ
ンBとを少なくとも有しており(但し、数平均分子量
(Mn)が1,500以下であり、重量平均分子量(M
w)が6,000以下であり、融点が60〜130℃で
あるグラフト変性ポリエチレンと、融解熱量が25ca
l/g以下である未変性のポリプロピレンとを少なくと
も有している場合を除く)、該バインダー樹脂は、スチ
レン−アクリル酸エステル共重合体又はスチレン−メタ
アクリル酸エステル共重合体を有しており、該グラフト
変性ポリアルキレンAは、スチレン又はスチレン系誘導
体と、不飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸系誘導体とがグラ
フト変性種としてポリアルキレンにグラフト変性された
ものであり、該グラフト変性種による変性量は、スチレ
ン又はスチレン系誘導体と、不飽和脂肪酸又は不飽和脂
肪酸系誘導体との総重量が未変性ポリアルキレン100
重量部に対して5〜20重量部であり、且つスチレン又
はスチレン系誘導体と、不飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸
系誘導体との重量比が1:9〜9:1であり、該グラフ
ト変性ポリアルキレンA及びポリアルキレンBの総含有
量がバインダー樹脂100重量部に対して0.5〜10
重量部であり、且つ該グラフト変性ポリアルキレンAの
含有量とトナー中の全ポリアルキレンの総含有量との重
量比が1:10〜9:10であることを特徴とする加熱
定着性トナーに関する。
【0028】以下に、本発明について詳細に説明する。
【0029】本発明者らが鋭意研究を行なった結果低温
定着性かつ、低温から高温までの広い温度範囲ですぐれ
た耐オフセツト性を実現するためには、バインダー樹脂
に特定の分子量分布を有し、かつ特定の比較的低い融点
を有するグラフト変性されたポリアルキレンと特に高速
系において瞬時の加熱時間で溶融し、離型性を発現しう
る特定の比較的に小さい融解熱量を有するポリアルキレ
ンとの少なくとも2種のポリアルキレンを離型剤として
トナー中に含有させることにより、いずれのポリアルキ
レンもトナー中で充分に小さなセグメントとして均質分
散することから前記目的を高度に達成しうることを見い
出した。
【0030】また、記録材にトナーの顕画像を加熱定着
するにあたては、従来からの熱ロール定着機の他に、固
定支持された加熱体と、加熱体に対向圧接しかつフィル
ムを介して記録材を該加熱体に密着させる加圧部材とに
より、トナーの顕画像を記録材に加熱定着する様な加熱
定着する定着方式に好適なトナーであることを見出し
た。
【0031】本発明の加熱定着性トナーに離型剤として
含有される特定の比較的低融点を有するグラフト変性さ
れたポリアルキレンAとしては、数平均分子量(Mn)
が3,000以下であり、重量平均分子量(Mw)が1
2,000以下であり、重量平均分子量/数平均分子量
(Mw/Mn)が4.0以下であり、融点が60〜15
0℃であり、好ましくは、数平均分子量(Mn)が2,
500以下であり、重量平均分子量(Mw)が、7,0
00以下であり、重量平均分子量/数平均分子量(Mw
/Mn)が3.0以下であり、融点が60〜120℃で
ある。
【0032】数平均分子量(Mn)が3,000を越え
る場合、重量平均分子量(Mw)が12,000を超え
る場合、或いは融点が150℃を超える場合のいずれに
おいてもトナーの低温定着性及び低温での耐オフセツト
性が劣り、融点が60℃未満の場合には、トナーの耐ブ
ロッキング性が低下したり、或いはトナーの粉体凝集性
が悪化する等の問題が発生する。
【0033】グラフト変性ポリアルキレンAは、スチレ
ン又はスチレン系誘導体と、不飽和脂肪酸又は不飽和脂
肪酸系誘導体とでグラフト変性されており、変性量が未
変性ポリアキレン100重量部に対して、5〜20重量
部、好ましくは7〜15重量部であることが良い。ま
た、スチレン又はスチレン系誘導体と不飽和脂肪酸又は
不飽和脂肪酸系誘導体との重量比は1:9〜9:1、好
ましくは7:3〜3:7重量部であることが良い。該比
率が1:9〜9:1である場合には、グラフト変性ポリ
アルキレンは、トナーのバインダー樹脂中に適度に均質
分散され、耐オフセツト性、低温定着性等がさらに良好
となる。また、離型剤としてグラフト変性ポリアルキレ
ンAに加えて他のポリアルキレンを併用した場合でも、
該他のポリアルキレンのトナー中での偏在、遊離等を抑
制でき、その結果カブリ等の画像汚れ、感光体や現像部
材へのフィルミング融着等がおこらないか、或いは減少
する。
【0034】前記グラフト変性ポリアルキレンAのグラ
フト変性量が未変性のポリアルキレン100重量部に対
して5重量部未満の場合には、バインダー樹脂への相溶
性が極度に低下し、マクロレベルで相分離してしまい、
上記の分散に起因する問題が、特に他の離型剤を併用す
る系において発生しやすい。逆に該グラフト変性量が2
0重量部を越える場合には、バインダー樹脂へのグラフ
ト変性ポリアルキレンの相溶性が過度となり、かえっ
て、トナーの耐オフセツト性能の低下を招いたり、或い
は、トナーの耐ブロッキング性の低下を招くことにな
る。本発明に係るグラフト変性ポリアルキレンのグラフ
ト変性種としては、スチレン又はスチレン系誘導体と、
不飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸系誘導体とが同時にグラ
フト化されている場合、前記した様な目的が高度に達成
されるのであり、スチレン又はスチレン系誘導体のみあ
るいは不飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸系誘導体のみで変
性されているか、それらの変性比が1:9〜9:1の範
囲から外れる場合には、不充分である。又、好ましく用
いられる変性種の組合せとして、スチレンと、不飽和二
塩基酸エステル類が挙げられる。
【0035】さらに、離型剤として特定の比較的低融点
のグラフト変性ポリアルキレンAと共に本発明の加熱定
着性トナーに、融解熱量が30cal/g以下のポリア
ルキレンBを含有させた場合に前記した様な分散に起因
する問題を併発せずに低温から高温まで広い温度範囲で
優れた耐オフセツト性を有する加熱定着性トナーが実現
しうる。ポリアルキレンBの融解熱量が30cal/g
をこえる場合には、特に高速定着における瞬時の加熱時
間でポリアルキレンBの溶融が不充分となり、トナーの
耐オフセツト性が低下したり、又、理由は定かでない
が、低速定着においてもいわゆる高温オフセットが発生
しやすくなる。
【0036】ポリアルキレンBはその融解熱量が30c
al/g以下であることが良く、特に限定されるもので
はないが、ポリプロピレンを主たる構成単位として有す
るポリアルキレンが好適である。又必要に応じてポリア
ルキレンBは、前記のグラフト変性ポリアルキレンAと
同様に特定の変性種によりグラフト変性をほどこした物
であっても良い。
【0037】本発明において、離型剤の分子量分布はG
PC(ゲルバーミエーションクロマトグラフィー)によ
って次の条件で測定される。
【0038】 (GPC測定条件) 装置:GPC−150C(ウォーターズ社) カラム:ショーデックスKF−80M 2連(昭和電工社) 温度:135℃ 溶媒:O−ジクロロベンゼン(0.1%アイオノール添加) 流速:1.0ml/min 試料:0.15%の試料を0.4ml注入
【0039】以上の条件で測定し、試料の分子量算出に
あたっては単分散ポリスチレン標準試料により作成した
分子量較正曲線を使用する。
【0040】本発明に係る離型剤の融点、および融解熱
量の測定方法はDSC−7(パーキンエルマー社)を用
いて、昇温速度10℃/minでASTM(D3418
−82)の温度設定パターンに準じて行なう。
【0041】離型剤の融点は図1に示すように最高融解
温度のピークトップの位置する温度とし、離型剤の融解
熱量は、融点ピークを含めた全転移潜熱ピークの全ピー
ク面積に相当する熱量(カロリー)を被検試料重量
(g)で除した値とする。
【0042】本発明において、特定の比較的低融点のグ
ラフト変性がポリアルキレンAと融解熱量30cal/
g以下のポリアルキレンBのトナー中の含有量は両者合
わせてバインダー樹脂100重量部に対して0.5〜1
0重量部(より好ましくは、1〜8重量部)、両者のポ
リアルキレンの含有割合は、グラフト変性ポリアルキレ
ンAの含有量と、含有されている全ポリアルキレン重量
全体(総含有量)との重量比が1:10〜9:10(よ
り好ましくは4:10〜8:10)となるように含有さ
せるのが好ましい。
【0043】グラフト変性ポリアルキレンAとポリアル
キレンBの合計の含有量がバインダー樹脂100重量部
に対して0.5重量部未満であると添加効果が少なく、
また、10重量部を超えると、特に低融点、低ガラス転
移点を有するバインダー樹脂を使用する場合にトナーの
耐ブロッキング性が低下する。グラフト変性ポリアルキ
レンAの全ポリアルキレンの総重量に対する割合が1/
10未満であると、二種の離型剤の添加効果が少なく、
しかも、トナー中のポリアルキレン成分の偏在遊離等が
おこりやすく、また9/10を越える場合も二種の離型
剤の添加効果が少なくなる。
【0044】本発明に使用するグラフト変性ポリアルキ
レンAのグラフト変性されるポリアルキレンの単量体と
しては、エチレン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン
−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、ノ
ネン−1、デロン−1のような直鎖のα−オレフィン、
および、分枝部分が末端にあるような分枝α−オレフィ
ン、およびこれらの不飽和基の位置のことなるオレフィ
ン等があげられ、これらの単独重合オレフィン若しくは
これらの共重合オレフィンが例示される。本発明では重
量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)が4.0以
下となり、かなりシャープな分子量分布が要求されるの
で炭素数5以下の単量体を用いた場合、あるいは直鎖の
α−オレフィンを単量体として用いた場合が好ましい。
【0045】本発明で使用される融解熱量30cal/
g以下のポリアルキレンBの単量体としては、前述のグ
ラフト変性されるポリアルキレンと同様のものが使用し
得る。尚、このものは、融解熱量30cal/g以下で
あればグラフト変性およびその他の変性、改質等をして
もよく未変性のままでもよい。
【0046】ポリアルキレンBとしては、より好ましく
は、プロピレン構成単位を該ポリアルキレン中85重量
%以上含有するものが、トナーとしたときの耐オフセツ
ト性、耐ブロッキング性の点で好ましい。
【0047】本発明に使用されるグラフト変性ポリアル
キレンAの変性種としてのスチレン又はスチレン系誘導
体としては、例えばスチレン、o−メチルスチレン、m
−メチルスチレン、p−メチルスチレン,α−メチルス
チレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレ
ン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルス
チレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチル
スチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルス
チレン、p−n−ドテシルスチレン、p−メトキシステ
レン、p−フェニルスチレン、p−クロルスチレン、
3,4−ジクロルスチレン等を挙げることができ、これ
らの中から1種又は2種以上を同時に用いることがで
き、中でもスチレンを使用することが好ましい。
【0048】本発明に使用されるグラフト変性ポリアル
キレンAのもう一つの変性種としての不飽和脂肪酸又は
不飽和脂肪酸系誘導体としては例えば、メタクリル酸お
よびメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プ
ロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イ
ソブチルメタクリレート、n−オクチルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタ
クリレート、スタアリルメタクリレート、ドデシルメタ
クリレート、フェニルメタクリレート、ジメチルアミノ
エチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリ
レート、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、2,
2,2−トリフルオロエチルメタクリレート、メタクリ
ル酸グリシジル等のメタクリレート類;例えば、アクリ
ル酸およびメチルアクリレート、エチルアクリレート、
プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソ
ブチルアクリレート、n−オクチルアクリレート、ラウ
リルアクリレート、ステアリルアクリレート、ドデシル
アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、フェ
ニルアクリレート、2−クロルエチルアクリレート、ア
クリル酸−2−ヒドロキシエチル、シクロヘキシルアク
リレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエチ
ルアミノエチルアクリレート、ジブチルアミノエチルア
クリレート、2エトキシアクリレート、1,4−ブタン
ジオールジアクリレート、等のアクリレート類;マレイ
ン酸;フマル酸;イタコン酸;シトラコン酸;および例
えば、モノエチルマレート、ジエチルマレート、モノプ
ロピルマレート、ジプロピルマレート、モノブチルマレ
ート、ジブチルマレート、ジ−2エチルヘキシルマレー
ト、モノエチルフマレート、ジエチルフマレート、ジブ
チルフマレート、ジ−2エチルヘキシルフマレート、モ
ノエチルイタコネート、ジエチルイタコネート、モノエ
チルシトラコネート、ジエチルシトラコネートなどの不
飽和二塩基酸エステルなどをあげることができ、これら
の中から1種あるいは2種以上を同時に用いることがで
き、中でも不飽和二塩基酸エステル類が好ましく、又、
その中でもジブチルフマレートが特に好ましい。
【0049】グラフト変性する方法としては、従来公知
の方法を用いることができる。たとえば前記ポリオレフ
ィンと、スチレン系誘導体モノマー及び不飽和脂肪酸系
誘導体モノマーを溶融状態あるいは溶媒に溶解して大気
下又は加圧下でラジカル開始剤の存在下あるいは不存在
下で加熱して反応させることによりグラフト変性ポリオ
レフィンAが得られる。スチレン又はスチレン系誘導体
モノマーと、不飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸系誘導体モ
ノマーとによるグラフト化は、両者を同時に行なうこと
も良く、個々に行なうことも良い。
【0050】グラフト化反応に用いる開始剤としては、
たとえばベンゾイルパーオキサイド、ジクロルベンゾイ
ルパーオキサイド、ジ−tert−ブチルパーオキサイ
ド、ラウロイルパーオキサイド、tert−ブチルパー
フェニルアセテート、クミンパーピバレート、アゾビス
−イソブチロニトリル、ジメチルアゾイソブチレート、
ジクミルパーオキサイド等を挙げることができる。
【0051】本発明に使用するトナーのバインダー樹脂
は、スチレン−アクリル酸エステル共重合体又はスチレ
ン−メタアクリル酸エステル共重合体が用いられる。こ
れらの共重合体を形成するための単量体として、スチレ
ンおよびその置換体としては、スチレン、α−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、p−クロルスチレン、ビ
ニルトルエンが挙げられ、アクリル酸エステルとして
は、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
n−ブチル、アクリル酸t−ブチルが挙げられ、メタア
クリル酸エステルとしては、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル
酸t−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタ
クリル酸シクロヘキシルが挙げられる。
【0052】前述の単量体を重合するにあったては開始
剤の存在下で、架橋剤の存在下あるいは不存在下で重合
し得る。
【0053】開始剤としては、ジ−t−ブチルパーオキ
サイド、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオ
キサイド、t−ブチルパーオキシラウレート、2,2′
−アゾビスイソブチロニトリル、1,1−ビス(t−ブ
チルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキ
サン、1,4−ビス(t−ブチルパーオキシカルボニ
ル)シクロヘキサン、2,2−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)オクタン、n−ブチル4,4−ビス(t−ブチル
パーオキシ)バリレート、2,2−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)ブタン、1,3−ビス(t−ブチルパーオキ
シ−イソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−2,
5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン
−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパー
オキシ)ヘキサン、ジ−t−ブチルジパーオキシイソフ
タレート、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパー
オキシシクロヘキシル)プロパン、ジ−t−ブチルパー
オキシα−メチルサクシネート、ジ−t−ブチルパーオ
キシジメチルグルタレート、ジ−t−ブチルパーオキシ
ヘキサヒドロテレフタレート、ジ−t−ブチルパーオキ
シアゼラート、2,5−ジメテル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)−ヘキサン、ジエチレングリコールー
ビス(t−ブチルパーオキシカーボネート)、ジ−t−
ブチルパーオキシオトリメチルアジペート、トリス(t
−ブチルパーオキシ)トリアジン、ビニルトリス(t−
ブチルパーオキシ)シラン等が挙げられこれらが単独あ
るいは、並用して使用できる。
【0054】次に架橋剤としては、主として2個以上の
重合可能な二重結合を有する化合物を用いることができ
る。例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレンの
ような芳香族ジビニル化合物:エチレングリコールジア
クリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、
ビスフェノールジエチレングリコールジアクリレートの
ような二重結合を2個有するカルボン酸エステル:ジビ
ニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビニルスルホン
の如きジビニル化合物及び3個以上のビニル基を有する
化合物を単独もしくは混合物として用いても良い。
【0055】本発明において、バインダー樹脂として用
いるスチレン−アクリル酸エステル共重合体及びスチレ
ン−メタアクリル酸エステル共重合体は、本発明で用い
られる上述した二種のポリアルキレンワックスとの適度
な親和性の点で好ましく、耐オフセツト性、耐久性の点
で、架橋スチレン−アクリル酸エステル共重合体又は架
橋スチレン−メタクリル酸エステル共重合体が好まし
く、耐オフセツト性と、低温定着性の両立という点で
は、樹脂の分子量分布が少なくとも2つ以上のピークを
有するものが好ましく、例えば、上記樹脂の低分子樹脂
と高分子樹脂の混合系、低分子樹脂と架橋樹脂の混合系
或いは、上記樹脂を構成するモノマーを使用する二段重
合系等が挙げられる。
【0056】本発明のトナーに使用する荷電制御剤とし
ては、従来公知の正あるいは負の荷電制御剤が用いられ
る。今日、当該技術分野で知られている荷電制御剤とし
ては以下のものがあげられる。
【0057】(1)トナーを正荷電性に制御するものと
して下記の物質がある。
【0058】ニグロシン、炭素数2〜16のアルキル基
を含むアジン系染料(特公昭42−1627号),塩基
性染料(例えばC.I.Basic Yellow 2
(C.I.41000),C.I.Basic Yel
low 3,C.I.Basic Red 1(C.
I.45160),C.I.Basic Red 9
(C.I.42500),C.I.Basic Vio
let 1(C.I.42535),C.I.Basi
c Violet 3(C.I.42555),C.
I.Basic Violet 10(C.I.451
70),C.I.Basic Violet 14
(C.I.42510),C.I.Basic Blu
e 1(C.I.42025),C.I.Basic
Blue 3(C.I.51005),C.I.Bas
ic Blue 5(C.I.42140),C.I.
Basic Blue 7 (C.I.42595),
C.I.Basic Blue 9 (C.I.520
15),C.I.Basic Blue 24 (C.
I.52030),C.I.Basic Blue 2
5(C.I.52025),C.I.Basic Bl
ue 26(C.I.44025),C.I.Basi
c Green 1 (C.I.42040),C.
I.Basic Green 4 (C.I.4200
0)などこれらの塩基性染料のレーキ顔料(レーキ化剤
としては、りんタングステン酸,りんモリブデン酸,り
んタングステンモリブデン酸,タンニン酸,ラウリン
酸,没食子酸,フェリシアン化物,フェロシアン化物な
ど),C.I.Sovento Black3 (C.
I.26150),ハンザイエローG(C.I.116
80),C.I.Mordlant Black11,
C.I.Pigmennto Blask1等。
【0059】または、例えばベンゾルメチル−ヘキサデ
シルアンモニウムクロライド,デシル−トリメリルアン
モニウムクロライドあるいはジブチル,ジオクチルなど
のジアルキルチン化合物,高級脂肪酸の金属塩,ガラ
ス,雲母,酸化亜鉛等の無機微粉末,EDTA,アセチ
ルアセトンの金属錯体等,アミノ基を含有するビニル系
ポリマー,アミノ基を含有する縮合系ポリマー等のポリ
アミン樹脂。特に分散性などの面から、ニグロシン,高
級脂肪酸の金属塩,アミノ基を有するビニル系ポリマー
などが好ましい。
【0060】(2)トナーを負荷電性に制御するものと
して下記物質がある。特公昭41−20153号公報、
同42−27596号公報、同44−6397号公報、
同45−26478号公報など記載されているモノアゾ
染料の金属錯塩が挙げられる。
【0061】特開昭50−133338号公報に記載さ
れているニトロフミン酸及びその塩或いはC.I.14
645などの染顔料、特公昭55−42752号公報,
特公昭58−41508号公報,特公昭58−7384
号公報,特公昭59−7384号公報などに記載されて
いるサリチル酸,ナフトエ酸,ダイカルボン酸のZn,
Al,Co,Cr,Fe等の金属錯体,スルホン化した
銅フタロシアニン顔料、ニトリル基、ハロゲンを導入し
たスチレンオリゴマー、塩素化パラフィン等。特に分散
性の面などから、モノアゾ染料の金属錯塩、サリチル
酸、アルキルサリチル酸、ナフトエ酸、ダイカルボン酸
の金属錯体が好ましい。
【0062】本発明のトナーは必要に応じて添加剤を混
合した場合にもよい結果が得られる。添加剤としては、
例えばテフロン,ステアリン酸亜鉛,ポリ弗化ビニリデ
ンの如き滑剤、中でもポリ弗化ビニリデンが好ましい。
あるいは酸化セリウム,炭化ケイ素,チタン酸ストロン
チウム等の研磨剤、中でもチタン酸ストロンチウムが好
ましい。あるいは例えばコロイダルシリカ,酸化アルミ
ニウム等の流動性付与剤、中でも特に疎水性コロイダル
シリカが好ましい。ケーキング防止剤;あるいは例えば
カーボンブラック,酸化亜鉛,酸化アンチモン,酸化ス
ズ等の導電性付与剤;あるいはカルナバろう,アミド系
ワックス、高級アルコール系ワックス等の各種極性ワッ
クス類;なども使用可能である。また逆極性の白色微粒
子及び黒色微粒子を現像性向上剤として少量用いること
もできる。
【0063】さらに本発明のトナーは、二成分系現像剤
として用いる場合にはキャリヤー粉と混合して用いられ
る。この場合には、トナーとキャリヤー粉との混合比は
トナー濃度として0.1〜50重量%、好ましくは0.
5〜15重量%、さらに好ましくは3〜5重量%が望ま
しい。
【0064】本発明に使用しうるキャリヤーとしては公
知のものが使用可能であり、例えば鉄粉,フェライト
粉,ニッケル粉の如き磁性を有する粉体、ガラスビーズ
等及びこれらの表面をフッ素系樹脂またはアクリル系樹
脂またはシリコン系樹脂等で表面処理したものなどがあ
げられる。
【0065】さらに本発明のトナーは更に磁性材料を含
有させ磁性トナーとしても使用しうる。この場合、磁性
材料は着色剤の役割をかねている。本発明の磁性トナー
中に含まれる磁性材料としては、マグネタイト,ヘマタ
イト,フェライト等の酸化鉄又は二価金属と酸化鉄との
化合物;鉄,コバルト,ニッケルのような金属或いはこ
れらの金属のアルミニウム,コバルト,銅,鉛,マガネ
シウム,スズ,亜鉛,アンチモン,ベリリウム,ビスマ
ス,カドミウム,カルシウム,マンガン,セレン,チタ
ン,タングステン,バナジウムのような金属の合金およ
びその混合物等が挙げられる。
【0066】これらの強磁性体は平均粒子が0.1〜2
μm、好ましくは0.1〜0.5μm程度のものが好ま
しい。トナー中に含有させる量としては樹脂成分100
重量部に対し約20〜200重量部、特に好ましくは樹
脂成分100重量部に対し40〜180重量部が良い。
【0067】さらに本発明のトナーには必要に応じて着
色剤を添加しても良い。
【0068】本発明のトナーに使用する着色剤として
は、任意の適当な顔料または染料が使用される。トナー
着色剤は周知であって、例えば顔料としてカーボンブラ
ック,アニリンブラック,アセチレンブラック,ナフト
ールイエロー,ハンザイエロー,ローダミンレーキ,ア
リザリンレーキ,ベンガラ,フタロシアニンブルー,イ
ンダンスレンブルー等がある。これらは定着画像の光学
濃度を維持するのに必要充分な量が用いられ、バインダ
ー樹脂100重量部に対し0.1〜20重量部、好まし
くは2〜10重量部の添加量が良い。また同様の目的
で、さらに染料が用いられる。例えばアゾ系染料、アン
トラキノン系染料、キサンテン系染料、メチン系染料等
がありバインダー樹脂100重量部に対し0.1〜20
重量部、好ましくは0.3〜3重量部の添加量が良い。
【0069】本発明に係る静電荷像現像用トナーを作製
するには前記本発明に係る特定のポリアルキレン及び樹
脂組成物荷電制御剤、必要に応じて磁性材料及び着色剤
としての顔料又は染料,添加剤等をボールミルその他の
混合機により充分混合してから加熱ロール,ニーダー,
エクストルーダー等の熱混練機を用いて溶融,混和及び
練肉して樹脂類を互いに相溶せしめた中に顔料又は染料
を分散又は溶解せしめ、冷却固化後粉砕及び分級して平
均粒径3〜20μmのトナーを得ることが出来る。
【0070】
【実施例】以下本発明を実施例により具体的に説明する
が、これは本発明をなんら限定するものではない。なお
以下の配合における部数は重量部である。
【0071】 グラフト変性ポリアルキレン製造例 製造例1 反応器にクメン400部を入れ、窒素雰囲気下還流温度
付近(約150℃)付近まで昇温し、次いで、融点11
0℃の未変性の低分子量ポリエチレン100部を入れ、
さらに約1時間かけて完全溶解させた。これにスチレン
モノマー6部、ジブチルクマレート6部、ジ−tert
−ブチルパーオキサイド(以下DTBPOと略す)1.
0部を約4時間かけて滴下した。さらに147℃で約
1.5時間反応させた。次いでクメンを除去し、さらに
真空乾燥にて脱気し残存揮発分を完全除去した。
【0072】得られたグラフト変性ポリエチレンをプロ
トン(H1)及びカーボン(C13)−NMR(日本電子
社製 400MH,JUM EM−400型を使用)に
て解析したところ、ポリエチレンワックス100部に対
して、スチレンが5.95部、ジブチルフマレートが
5.90部であった。又GPCによる数平均分子量(M
n)が1300、重量平均分子量(Mw)が2,89
0、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)が
2.2となり、DSCによる融点は、115.2℃であ
った。
【0073】尚、上記GPCにて、得られたグラフト変
性ポリエチレンを分子量別に3分割に分取して、得られ
たものの各々を、上記と同じように上記NMRによって
解析したところ、いずれもポリエチレンワックスに対す
るスチレンとジブチルフマレートの変性量は±5%の範
囲で上記結果と一致しており、このことから、ポリエチ
レンのほとんど全てのポリマー鎖に対してグラフト変性
されていることが確認された。
【0074】 製造例2 反応器に融点125℃の未変性の低分子量ポリプロピレ
ン100部を入れ、窒素雰囲気下160℃にて溶融させ
た。次いでスチレンモノマー10部、ジペンチルフマレ
ート5部、DTBPO1.0部を約4時間かけて徐々に
連続的に供給し、その後さらに約1.5時間加熱反応さ
せた。溶融状態のまま真空乾燥を行ない、充分脱気処理
をほどこし、揮発分を除去し、その後、冷却した。
【0075】得られたグラフト変性ポリプロピレンを、
製造例1と同様にして、プロトン(H1)及びカーボン
(C13)及び−NMRにかけたところ、ポリプロピレン
100部に対してスチレンが9.0部、ジペンチルフマ
レート3.5部であった。
【0076】又、GPCによる数平均分子量(Mn)が
2,300、重量平均分子量(Mw)が6,900、重
量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)が3.0と
なり、DSCによる融点は142.5℃であった。
【0077】尚、製造例1と同様にGPCによって分取
(分子量別に3分割)して得られたもののプロトン(H
1)及びカーボン(C13)−NMRによる解析結果は、
ポリプロピレンに対するスチレンとジペンチルフマレー
トの変性量が分取前の全体の上記結果に対して±10%
範囲で一致しており、このことから、ポリプロピレンの
大部分のポリマー鎖に対してグラフト変性されているこ
とが確認された。
【0078】以下、製造例1のグラフト変性方法を踏襲
し、表1の製造例3〜6に示すようなグラフト変性ポリ
アルキレンを合成した。
【0079】
【表1】
【0080】尚、表1のグラフト変性ポリアルキレンの
変性量は製造例1でのプロトン(H1)及びカーボン
(C13)−NMRによる解析の結果、変性種仕入量の9
0重量%以上変性されており、しかも大部分のポリマー
鎖にまんべんなくグラフト変性されていることが確認さ
れた。
【0081】 実施例1 ・スチレン−アクリル酸nブチル共重合体 100部 ・磁性粉EPT−500(戸田工業社製マグネタイト) 60部 ・サルチル酸金属錯体 2部 ・製造例−1のグラフト変性ポリエチレンワックス 3部 ・低分子量プロピレン−エチレン共重合ワックス(共重合重量比90:10) 2部
【0082】尚、上記スチレン−アクリル酸nブチル共
重合体の重量平均分子量Mwは約37万、しかもゲルパ
ーシエーションクロマトグラムにおいて2ピークを有す
る。〔但し、バインダー樹脂の分子量分布測定において
はGPC条件として溶媒はテトラヒドロフラン(TH
F)、溶媒温度40℃、カラム構成として昭和電工社製
のショーデックスKF−801、KF−802、KF−
803、KF−804、KF−805、KF−806、
KF−807の7連の組合せを採る。〕
【0083】又、上記、低分子量プロピレン−エチレン
共重合ワックスの融解熱量28cal/gであった。
【0084】上記材料を前混合した後、2軸混練押出機
で溶融混練した後冷却し、気流式粉砕器で微粉砕し、風
力分級機で分級し、微粉(F粉)をカットし、重量平均
粒径11.5μmの黒色微粉体(M粉)を得た。
【0085】この際F粉中の離型剤含有量とM粉中の離
型剤含有量との比(F/M比)をDSC−7を用い測定
したところ、F/M比が1.02となり、離型剤の偏
在、遊離が実質上ないことが確認された。
【0086】次いで該M粉100部に疎水性コロイダル
シリカ0.5部を乾式混合し、一成分磁性トナーを得
た。
【0087】このトナーをキヤノン社製複写機NP−6
650を用いて評価した。10万枚の通紙耐久後も現像
剤坦持体上、感光体上等にフィルミング融着は、見られ
ず、カブリ画像濃度の低下等の画像欠陥も見られなかっ
た。
【0088】またこの間オフセット性も良好で裏汚れ等
もみっれなかった。
【0089】さらにオフセット性に関しては、NP−6
650機定着設定温度より高い温度の230℃設定と
し、間欠通紙を1000枚行なったがオフセット性は良
好で裏汚れ等も見られなかった。定着性に関してはNP
−6650の定着器の設定温度を20℃下げて画像を出
し、50g/cm2の荷重をかけたシルボン紙で10往
復こすり、ベタ画像濃度の低下率をもって評価した。そ
の結果濃度低下率は6%で非常に良好であった。
【0090】 実施例2 ・実施例1のバインダー樹脂 100部 ・カーボンブラック 5部 ・ニグロシン系染料 2部 ・製造例−2のグラフト変性ポリプロピレンワックス 2部 ・低分子量ポリプロピレンワックス(三洋化成社、ビスコール660p) 3 部 上記低分子量ポリプロピレンワックスの融解熱量は18
cal/gであった。
【0091】上記材料を用いたトナーの外添剤として、
アシノ変性シリコンオイル処理シリカ1.0部とする以
外は、実施例1と同様にしてトナーを得た。
【0092】又、実施例1と同様にして測定したF/M
比は、1.03となり、ワックス類の偏在遊離が実質上
ないことが確認された。
【0093】上記トナーと、樹脂オートフェライトキャ
リアとを乾式混合し、(トナー濃度10%)スタート剤
とし、又上記トナーを補給剤とする現像剤を得た。
【0094】この現像剤を、キヤノン社製複写機FC−
2を用いて評価した。1万枚の通紙耐久後も現像剤坦持
体上、感光体上等にフィルミング融着は見られず、キャ
リヤに対するスペント化もほとんどなく、カブリ画像濃
度の低下等の画像欠陥も見られなかった。
【0095】またこの間、オフセット性も良好で裏汚れ
等もみられなかった。
【0096】さらにオフセット性に関してはFC2機定
着器設定温度より高い温度の220℃と設定し、間欠通
紙を1000枚行なったがオフセット性は良好で裏汚れ
等もみられなかった。定着性に関してはFC−2機の定
着器の設定温度を30℃下げて画像を出し、50g/c
2の荷重をかけたシルボン紙で10往復こすり、ベタ
画像濃度の低下率をもって評価した。その結果濃度低下
率は6%で非常に良好であった。
【0097】 実施例3 実施例−1のグラフト変性ポリエチレンワックスのかわ
りに、製造例3のグラフト変性エチレン−プロピレン共
重合ワックス(エチレン−プロピレン共重合比9:1)
を3部用いる以外は実施例1と同様にしてトナーを得
た。
【0098】又実施例1と同様にして測定したF/M比
は、1.02となり、ワックス類の偏在、遊離が実質上
ないことが確認された。
【0099】上記のトナーをキヤノン社製レーザービー
ムプリンターLBP−8IIで評価した。
【0100】5000枚の通紙耐久後も現像剤担持体
上、感光体上等にフィルミング、融着はみられずカブリ
画像濃度の低下等の画像欠陥もみられなかった。
【0101】さらにオフセット性に関してはLBP−8
IIの機定着器設定温度より高い温度の210℃設定と
し、間欠通紙を1000枚行なったが、オフセット性は
良好で裏汚れ等もみられなかった。定着性に関してはL
BP−8IIの定着器の設定温度を30℃下げて画像を
出し、50g/cm2の荷重をかけたシルボン紙で10
往復こすり、ベタ画像濃度の低下率をもって評価した。
その結果濃度低下率は5%で非常に良好であった。
【0102】 比較例1 実施例1で用いた製造例1のグラフト変性ポリエチレン
ワックスのかわりに、製造例5のグラフト変性ポリエチ
レンワックスを用いた以外は実施例1と同様に評価を行
なった。
【0103】 比較例2 実施例3で用いた製造例3のグラフト変性エチレン−プ
ロピレン共重合ワックスのかわりに、未変性のポリプロ
ピレンワックス(三洋化成社製、ビルコール330P)
を用いた以外は実施例2と同様に評価を行なった。
【0104】 比較例3 実施例1で用いた製造例1のグラフト変性ポリエチレン
ワックスのかわりに、製造例6のグラフト変性ポリエチ
レンワックスを用いた以外は実施例1と同様に評価を行
なった。
【0105】 比較例4 実施例1で用いた低分子量プロピレン−エチレン共重合
ワックス(共重合重量比90:10)、融解熱量28c
al/g)のかわりに、融解熱量54cal/gの低分
子量ポリエチレンワックスを用いた以外は実施例1と同
様に評価を行なった。
【0106】上記の比較例1〜4のバインダー樹脂10
0部に対する離型剤の部数はそれぞれ対応する実施例か
ら変更しない。
【0107】それぞれの評価結果を表2に示す。
【0108】
【表2】
【0109】
【発明の効果】本発明の加熱定着性トナーは、離型剤と
して(A)数平均分子量(Mn)が3,000以下であ
り、重量平均分子量(Mw)が12,000以下であ
り、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)が
4.0以下であり、融点が60〜150℃であるグラフ
ト変性ポリアルキレンA及び(B)融解熱量が30ca
l/g以下であるポリアルキレンBを有するので、優れ
た耐オフセツト性定着性を有し、さらに、トナー中での
離型剤成分の偏在、遊離が少なく、その結果として、感
光部材、現像部材等への融着フィルミング等を起こすこ
とがなく、安定した画像濃度を維持し、カブリのない解
明なる画像を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る離型剤の融点と融解熱量を説明す
るためのDSC吸熱ピークヒストグラムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神保 正志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川上 宏明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−254149(JP,A) 特開 昭63−34550(JP,A) 特開 昭60−93456(JP,A) 特開 昭60−93457(JP,A) 特開 昭63−191817(JP,A) 特開 平4−73770(JP,A) 特開 平4−274247(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともバインダー樹脂離型剤及び
    着色剤有する混合物を溶融混練し、混練物を冷却後粉
    砕する工程を経て得られるトナー粒子を有する加熱定着
    性トナーであって、該トナー粒子は、少なくとも該バインダー樹脂、該離型
    剤及び該着色剤を含有しており、 該離型剤は、(A)数平均分子量(Mn)が3,000以
    下であり、重量平均分子量(Mw)が12,000以下で
    あり、Mw/Mnが4.0以下であり、融点が60〜150
    ℃であるグラフト変性ポリアルキレンAと、融解熱量が
    30cal/g以下であるポリアルキレンB少なく
    ともしており(但し、数平均分子量(Mn)が1,50
    0以下であり、重量平均分子量(Mw)が6,000以下
    であり、融点が60〜130℃であるグラフト変性ポリ
    エチレンと、融解熱量が25cal/g以下である未変
    性のポリプロピレンとを少なくとも有している場合を除
    く)、 該バインダー樹脂は、スチレン−アクリル酸エステル共
    重合体又はスチレン−メタアクリル酸エステル共重合体
    を有しており、 該グラフト変性ポリアルキレンAは、スチレン又はスチ
    レン系誘導体と、不飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸系誘導
    体とがグラフト変性種としてポリアルキレンにグラフト
    変性されたものであり、 該グラフト変性種による変性量は、スチレン又はスチレ
    ン系誘導体と、不飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸系誘導体
    との総重量が未変性ポリアルキレン100重量部に対し
    て5〜20重量部であり、且つスチレン又はスチレン系
    誘導体と、不飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸系誘導体との
    重量比が1:9〜9:1であり、 該グラフト変性ポリアルキレンA及びポリアルキレンB
    の総含有量がバインダー樹脂100重量部に対して0.
    5〜10重量部であり、且つ該グラフト変性ポリアルキ
    レンAの含有量とトナー中の全ポリアルキレンの総含有
    量との重量比が1:10〜9:10である ことを特徴と
    する加熱定着性トナー。
  2. 【請求項2】 該ポリアルキレンは,ポリプロピレ
    主たる構成単位として有することを特徴とする請求項
    1記載の加熱定着性トナー。
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