JPH05333533A - 位相シフトパターンの欠陥修正方法 - Google Patents

位相シフトパターンの欠陥修正方法

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JPH05333533A
JPH05333533A JP14124892A JP14124892A JPH05333533A JP H05333533 A JPH05333533 A JP H05333533A JP 14124892 A JP14124892 A JP 14124892A JP 14124892 A JP14124892 A JP 14124892A JP H05333533 A JPH05333533 A JP H05333533A
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 黒欠陥、白欠陥が発生しても、高精度な位相
シフマスクパターンに修正することができる位相シフ
パターンの欠陥修正方法を得る。 【構成】 黒欠陥4及びその近傍領域における修正用位
相シフタ5の膜厚を、位相シフタ2の膜厚シフタ2の膜
厚dの2倍にして形成する。 【効果】 黒欠陥近傍領域を透過する光の位相のずれ
を、一律に0゜に近い角度に設定することにより、黒欠
陥が発生しても、高精度な位相シフマスクパターンに
修正することができる。同様にして、白欠陥近傍領域を
透過する光の位相のずれを、一律に180゜に近い角度
に設定することにより、白欠陥が発生しても、高精度な
位相シフマスクパターンに修正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は位相シフトマスクパタ
ーンを有するマスクに生じる黒欠陥及び白欠陥を修正す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図25は、位相シフタ下置きタイプの位
相シフトマスクパターンの構成を示す断面図である。同
図に示すように、マスク基板1上に位相シフタ2が形成
され、位相シフタ2上に、Cr ,MoSi等の金属及び金属
化合物から形成された遮光膜3が形成される。位相シフ
タ2は、遮光膜3の開口部20において、マスク基板1
上に交互に残される。位相シフタ2は、透過する光の位
相を180゜シフトさせる性質があるため、開口部20
を透過する光の位相が交互に反転する。
【0003】図26は、位相シフタ上置きタイプの位相
シフトマスクパターンの構成を示す断面図である。同図
に示すように、マスク基板1上にパターニングされた遮
光膜3が形成され、遮光膜3の開口部21を交互に覆う
ように位相シフタ2が形成される。位相シフタ上置きタ
イプも位相シフタ下置きタイプと同様、開口部21を透
過する光の位相が交互に反転する。
【0004】図27は、位相シフタ下置きタイプの位相
シフトマスクパターンの黒欠陥(領域)及び白欠陥(領
域)の例を示す断面図である。図27に示すように、本
来、位相シフタ2が存在しない箇所に位相シフタ2の一
部が存在するのが黒欠陥4であり、位相シフタの表面が
一部欠落し、本来、存在すべき箇所に位相シフタ2が存
在しないのが白欠陥7である。
【0005】図28は、位相シフタ上置きタイプの位相
シフトマスクパターンの黒欠陥及び白欠陥の例を示す断
面図である。図28に示すように、位相シフタ下置きタ
イプ同様、本来、位相シフタ2が存在しない箇所に位相
シフタ2の一部が存在するのが黒欠陥4であり、位相シ
フタ2が存在すべき箇所に位相シフタ2が存在しないの
が白欠陥7である。
【0006】図29及び図30は、位相シフタ下置きタ
イプの従来の位相シフトマスクパターンを有するマスク
における黒欠陥修正方法を示す断面図である。図29に
示すように、黒欠陥4が発生した場合、図30に示すよ
うに、黒欠陥4の存在する領域に対し局所的にイオンビ
ーム22を照射することにより、黒欠陥4をエッチング
除去する。なお、イオンビーム22は図示しない集束イ
オンビーム(FIB)装置より照射される。また、シフ
タ上置きタイプの位相シフタマスクパターンの黒欠陥の
修正も同様に行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の位相シフタマス
クパターンの黒欠陥修正方法は以上のように行われてお
り、図30に示すように、マスク基板1の表面に、黒欠
陥4のプロファイルを反映した形状のエッチング欠陥1
1が残ってしまう。このため、エッチング欠陥11を透
過する光の位相が乱れてしまい、解像力の高い光リソグ
ラフィに適応せず、精度良く位相シフタマスクパターン
の修正を行うことができないという問題点があった。
【0008】一方、位相シフタマスクパターンの白欠陥
修正方法としては、有効な方法はなかった。
【0009】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、黒欠陥あるいは白欠陥が発生しても、高
精度な位相シフタマスクパターンに修正することができ
る位相シフタマスクパターンの欠陥修正方法を得ること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1記載の位相シフトパターンの欠陥修正方法は、マスク
基板上に所定のパターンで形成された位相シフタを有す
るマスクにおいて、本来、存在すべきでない領域に形成
された位相シフタである黒欠陥領域を修正する方法であ
って、前記黒欠陥領域を含む黒欠陥近傍領域上に、前記
位相シフタと屈折率が同じ材質の修正用位相シフタを、
前記欠陥領域の存在により生じる光学的悪影響を取り除
く程度の膜厚で形成する。
【0011】この発明にかかる請求項2記載の位相シフ
トパターンの欠陥修正方法は、マスク基板上に所定のパ
ターンで形成された位相シフタを有するマスクにおい
て、前記位相シフタの表面の一部が欠落することにより
生じた白欠陥領域を修正する方法であって、前記白欠陥
領域を含む白欠陥近傍領域上に、前記位相シフタと屈折
率が同じ材質の修正用位相シフタを、前記白欠陥領域の
存在により生じる光学的悪影響を取り除く程度の膜厚で
形成する。
【0012】
【作用】この発明における請求項1記載の位相シフトパ
ターンの欠陥修正方法は、黒欠陥領域を含む黒欠陥近傍
領域上に、位相シフタと屈折率が同じ材質の修正用位相
シフタを、黒欠陥領域の存在により生じる光学的悪影響
を取り除く程度の膜厚で形成する。例えば、黒欠陥が発
生した場合、黒欠陥近傍領域上に、前記位相シフタと屈
折率が同じ材質の修正用位相シフタを形成する際、該修
正用位相シフタのマスク基板表面からの膜厚を、前記位
相シフタの膜厚の1.5〜2.5倍に設定する。
【0013】その結果、黒欠陥近傍領域を透過する光の
位相のずれは一律に、0゜±90゜の範囲内の角度に設
定される。すなわち、黒欠陥近傍領域を透過する光の位
相のずれは、黒欠陥が生じなかった場合における透過す
る光の位相のずれである0゜に近い値に一律に修正され
る。
【0014】この発明における請求項2記載の位相シフ
トパターンの欠陥修正方法は、白欠陥領域を含む白欠陥
近傍領域上に、位相シフタと屈折率が同じ材質の修正用
位相シフタを、白欠陥領域の存在により生じる光学的悪
影響を取り除く程度の膜厚で形成する。例えば、白欠陥
が発生した場合、白欠陥近傍領域上に、前記位相シフタ
と屈折率が同じ材質の修正用位相シフタを形成し、白欠
陥が生じた位相シフタ表面からの修正用位相シフタの膜
厚を、位相シフタの膜厚の1.5〜2.5倍に設定す
る。
【0015】その結果、白欠陥近傍領域を透過する光の
位相のずれは一律に、位相シフタによる位相のずれ角α
±90゜の範囲内の角度に設定される。すなわち、白欠
陥近傍領域を透過する光の位相のずれは、白欠陥が生じ
なかった場合における透過する光の位相のずれであるα
に近い値に一律に修正される。
【0016】
【実施例】図1〜図4は、この発明の第1の実施例であ
る位相シフタ下置きタイプの位相シフタマスクパターン
を有するマスクにおける黒欠陥修正方法を示す断面図で
ある。
【0017】従来例で示した図29に示すように、石英
からなるマスク基板1上に、パターニングされた位相シ
フタ2及び遮光膜3が形成されており、本来、存在する
必要のないマスク基板1の表面に、位相シフタ2と同素
材の黒欠陥4が形成されている。
【0018】位相シフタ2は、酸化シリコン膜等のよう
に、マスク基板1と同様に、光リソグラフィの露光用光
源に対して透明な材質で構成される。また、遮光膜3
は、Cr,MoSi等の金属もしくは金属化合物から構成され
る。
【0019】このような黒欠陥を有する位相シフタマス
クパターンが存在する場合、図1に示すように、修正用
位相シフタ5として、位相シフタ2と同じ屈折率のSO
G(Spin On Glass )を塗布する。SOGは、黒欠陥4
の存在する領域においても平坦性よく堆積される。
【0020】この際、マスク基板1の表面からの修正用
位相シフタ5の膜厚を、位相シフタ2の膜厚dの2倍に
設定する。すなわち、遮光膜3上における修正用位相シ
フタ2の膜厚を、{(位相シフタ2の膜厚)−(遮光膜
3の膜厚)}に設定する。
【0021】次に、図2に示すように、黒欠陥4を確実
に覆う領域に対応する修正用位相シフタ5上にレジスト
6を堆積して、レジスト6をパターニングする。そし
て、レジスト6をマスクとして、図3に示すように、修
正用位相シフタ5に対しエッチング処理を行う。その
後、図4に示すように、レジスト6を除去する。
【0022】第1の実施例の位相シフタマスクパターン
の黒欠陥修正方法によれば、図4に示すように、黒欠陥
4の近傍領域における修正用位相シフタ5の膜厚は、位
相シフタ2の膜厚シフタ2の膜厚dの2倍となる。一
方、位相シフタ2の膜厚dは、光の位相が180゜ずれ
るように設定されている。したがって、黒欠陥4の近傍
領域における修正用位相シフタ5の膜厚は2dであるた
め、透過する光の位相のずれは360゜となる。また、
黒欠陥4の材質は位相シフタ2と同じ材質であり、修正
用位相シフタ5と同じ屈折率であるため、黒欠陥4及び
修正用位相シフタ5を透過する光の位相のずれも360
゜となる。すなわち、黒欠陥4及びその近傍領域におい
ての光の位相のずれは、黒欠陥が全く存在しない状態
(0゜)と等価になるため、黒欠陥4の存在による光の
位相のズレは全くなくなる。
【0023】このように、第1の実施例の位相シフタマ
スクパターンの黒欠陥修正方法は、マスク基板1の表面
を全く傷つけることなく、黒欠陥の修正を行うことがで
きるため、位相シフタマスクパターンの黒欠陥修正を精
度よく行うことができる。
【0024】図5〜図9は、この発明の第2の実施例で
ある位相シフタ下置きタイプの位相シフタマスクパター
ンを有するマスクにおける白欠陥修正方法を示す断面図
である。
【0025】図5に示すように、石英からなるマスク基
板1上に、パターニングされた位相シフタ2及び遮光膜
3が形成されており、位相シフタ2上の一部に白欠陥7
が形成されている。
【0026】このような白欠陥を有する位相シフタマス
クパターンが存在する場合、図6に示すように、修正用
位相シフタ8として位相シフタ2と同じ屈折率のSOG
を塗布する。SOGは、白欠陥7の存在する領域におい
ても平坦性よく堆積される。
【0027】この際、マスク基板1表面からの修正用位
相シフタ8の膜厚を位相シフタ2の膜厚の3倍に設定す
る。すなわち、遮光膜3上における修正用位相シフタ2
の膜厚を、{2×(位相シフタ2の膜厚)−(遮光膜3
の膜厚)}に設定する。
【0028】次に、図7に示すように、白欠陥7を確実
に覆う領域に対応する修正用位相シフタ8上にレジスト
9を堆積して、レジスト9をパターニングする。そし
て、レジスト9をマスクとして、図8に示すように、修
正用位相シフタ8に対しエッチング処理を行う。その
後、図9に示すように、レジスト9を除去する。
【0029】第2の実施例の位相シフタマスクパターン
の白欠陥修正方法によれば、白欠陥7の近傍領域上にお
ける修正用位相シフタ8の膜厚は、位相シフタ2の膜厚
dの2倍となる。位相シフタ2の膜厚dは、光の位相が
180゜ずれるように設定されているため、白欠陥7の
近傍領域での修正用位相シフタ8及び位相シフタ2を透
過する光の位相のずれは180゜(540゜)となる。
したがって、白欠陥7及びその近傍領域においての光の
位相のずれは、白欠陥が全く存在しない状態(180
゜)と等価になるため、白欠陥7の存在による光の位相
のズレは全くなくなる。
【0030】このように、第2の実施例の位相シフタマ
スクパターンの白欠陥修正方法は、位相シフタマスクパ
ターンの白欠陥修正を精度よく行うことができる。
【0031】図10〜図14は、この発明の第3の実施
例である位相シフタ上置きタイプの位相シフタマスクパ
ターンを有するマスクにおける黒欠陥修正方法を示す断
面図である。
【0032】図10に示すように、石英からなるマスク
基板1上に、パターニングされた遮光膜3が形成され、
遮光膜3,3間のマスク基板1上に交互に位相シフタ2
が形成されており、本来、存在する必要のない遮光膜
3,3間のマスク基板1の表面に、位相シフタ2と同素
材の黒欠陥4が存在する。
【0033】このような黒欠陥を有する位相シフタマス
クパターンが存在する場合、図11に示すように、修正
用位相シフタ5として、位相シフタ2と同じ屈折率であ
るSOG(Spin On Glass )を塗布する。SOGは、黒
欠陥4の存在する領域においても平坦性よく堆積され
る。
【0034】この際、マスク基板1の表面からの修正用
位相シフタ5の膜厚を位相シフタ2の膜厚の2倍に設定
する。すなわち、遮光膜3上における修正用位相シフタ
2の膜厚を、{2×(位相シフタ2の膜厚)−(遮光膜
3の膜厚)}に設定する。
【0035】次に、図12に示すように、黒欠陥4を確
実に覆う領域に対応する修正用位相シフタ5上にレジス
ト6を堆積して、レジスト6をパターニングする。そし
て、レジスト6をマスクとして、図13に示すように、
修正用位相シフタ5に対しエッチング処理を行う。その
後、図14に示すように、レジスト6を除去する。
【0036】第3の実施例の位相シフタマスクパターン
の黒欠陥修正方法によれば、黒欠陥4の近傍領域におけ
る修正用位相シフタ5の膜厚は、位相シフタ2の膜厚d
の2倍となる。位相シフタ2の膜厚dは、光の位相が1
80゜ずれるように設定されているため、黒欠陥4の近
傍領域での修正用位相シフタ5を透過する光の位相のず
れは360゜(0゜)となる。また、黒欠陥4の材質
は、修正用位相シフタ5と同じ屈折率の材質を用いてい
るため、黒欠陥4及び修正用位相シフタ5を透過する光
の位相のずれも360゜となる。すなわち、黒欠陥4及
びその近傍領域においての光の位相のずれは、黒欠陥が
全く存在しない状態(0゜)と等価になるため、黒欠陥
4の存在による光の位相のズレは全くなくなる。
【0037】このように、第3の実施例の位相シフタマ
スクパターンの黒欠陥修正方法は、マスク基板1を全く
傷つけることなく黒欠陥の修正を行うことができるた
め、位相シフタマスクパターンの黒欠陥修正を精度よく
行うことができる。
【0038】図15〜図19は、この発明の第4の実施
例である位相シフタ上置きタイプの位相シフタマスクパ
ターンを有するマスクにおける白欠陥修正方法を示す断
面図である。
【0039】図15に示すように、石英からなるマスク
基板1上に、パターニングされた遮光膜3が形成されて
おり、遮光膜3,3間のマスク基板1の表面に交互に位
相シフタ2が形成されており、位相シフタ2の表面の一
部に白欠陥7が存在する。
【0040】このような白欠陥を有する位相シフタマス
クパターンが存在する場合、図16に示すように、修正
用位相シフタ8として、位相シフタ2と屈折率が同じS
OGを塗布する。SOGは、白欠陥7の存在する領域に
おいても平坦性よく堆積される。
【0041】この際、マスク基板1の表面からの修正用
位相シフタ8の膜厚を位相シフタ2の膜厚の3倍に設定
する。すなわち、遮光膜3上における修正用位相シフタ
2の膜厚を、{3×(位相シフタ2の膜厚)−(遮光膜
3の膜厚)}に設定する。
【0042】次に、図17に示すように、白欠陥7を確
実に覆う領域に対応する修正用位相シフタ8上にレジス
ト9を堆積して、レジスト9をパターニングする。そし
て、レジスト9をマスクとして、図18に示すように、
修正用位相シフタ8に対しエッチング処理を行う。その
後、図19に示すように、レジスト9を除去する。
【0043】第4の実施例の位相シフタマスクパターン
の白欠陥修正方法によれば、白欠陥7の近傍領域におけ
る修正用位相シフタ8の膜厚は、位相シフタ2の膜厚d
の2倍となる。位相シフタ2の膜厚dは、光の位相が1
80゜ずれるように設定されているため、白欠陥7の近
傍領域での修正用位相シフタ8及び位相シフタ2を透過
する光の位相のずれは180゜(540゜)となる。し
たがって、白欠陥7及びその近傍領域においての光の位
相のずれは、白欠陥が全く存在しない状態(180゜)
と等価になるため、白欠陥7の存在による光の位相のズ
レは全くなくなる。
【0044】このように、第4の実施例の位相シフタマ
スクパターンの白欠陥修正方法は、位相シフタマスクパ
ターンの白欠陥修正を精度よく行うことができる。
【0045】第1〜第4の実施例において、修正用位相
シフタとしてSOGを用いた。SOGを塗布した場合、
欠陥(黒欠陥、白欠陥)及びその近傍領域上でも平坦化
された断面形状を得ることができる。
【0046】また、修正用位相シフタとして、CVD法
により形成された酸化シリコン膜を用いることもでき
る。以下、酸化シリコン膜で修正用位相シフタを形成す
る場合について、図20〜図22を参照して、第1の実
施例の位相シフタマスクパターンの黒欠陥修正方法を例
に上げて説明する。
【0047】図20に示すように、遮光膜3上で、黒欠
陥4の存在するマスク基板1表面からの膜厚が、位相シ
フタ2の膜厚dの2倍の膜厚で、酸化シリコン膜5Aを
堆積しても、平坦化が不十分である。
【0048】そこで、図21に示すように、酸化シリコ
ン膜5Bを表面が平坦化可能な膜厚(>>2d)で形成
する。そして、図22に示すように、酸化シリコン膜5
B全面をエッチングすることにより、黒欠陥4の近傍領
域上においても平坦化され、マスク基板1上の膜厚を正
確に2dに設定した修正用位相シフタ5を得ることがで
きる。なお、第2〜第4の実施例においても、同様に酸
化シリコン膜で修正用位相シフタを形成することができ
る。
【0049】第1〜第4の実施例において、位相シフタ
2と修正用位相シフタ5(8)とが、屈折率が等しい材
質を用いた場合について説明した。これは、リソグラフ
ィに用いる光の位相を変えることができる材質で、屈折
率が等しい、もしくは極めて近いことを意味する。
【0050】また、光の位相を180゜変える場合、位
相シフタの膜厚Ts は、Ts =λ/2(n−1)とな
る。なお、λは光の波長、nは屈折率である。したがっ
て、黒欠陥及び白欠陥を修正するには、黒欠陥及び白欠
陥近傍の領域上に、膜厚が位相シフタ2の膜厚dの2倍
(2d)に近い膜厚の修正用位相シフタを形成すること
が望ましい。しかしながら、実際には、修正用位相シフ
タの膜厚は、1.5d〜2.5dの範囲で形成すれば、
黒欠陥及び白欠陥の修正としての効果を有することが実
験等で認められている。また、この理論を応用すること
により、修正用位相シフタの膜厚は、(2id−0.
5)〜(2id+0.5)(iは正の整数)を満足すれ
ばよいことになる。
【0051】第1〜第4の実施例において、黒欠陥及び
白欠陥並びにその近傍領域上に修正用位相シフタを形成
する方法を説明したが、この方法では、レジスト6
(9)をマスクとして、修正用位相シフタ5(8)をエ
ッチングする際、欠陥のない位相シフタ2の表面をエッ
チングしてしまう危険性がある。第3の実施例を例に上
げれば、図12で示した修正用位相シフタ5に対して、
レジスト6をマスクとしたエッチング処理を施す場合
に、位相シフタ2の表面をエッチングしてしまう危険性
があるということである。
【0052】このため、位相シフタ2のエッチングスト
ッパとして、位相シフタ下置きタイプの場合、図23に
示すように、修正用位相シフタ5のエッチング処理の際
にエッチングされない材質の薄膜10を位相シフタ2上
に形成したり、図24に示すように、位相シフタ2及び
遮光膜3が形成されたマスク基板1上の全面に、上記材
質の薄膜10を形成することが望ましい。
【0053】なお、図24の構成では、マスク基板1の
全面に薄膜10を堆積するため、位相シフタ2の光学的
機能を損ねなることはない。また、図23の構成では、
位相シフタ2と薄膜10との合成膜により、光の位相を
180゜変えるようにする必要がある。図23及び図2
4はシフタ下置きタイプ(第1及び第2の実施例)の例
であるが、同様にしてシフタ上置きタイプ(第3及び第
4の実施例)でも適用可能である。
【0054】また、エッチングストッパを用いることな
く、位相シフタと修正用位相シフタの材質を変えること
により、修正用位相シフタのエッチングの際、位相シフ
タが誤ってエッチングされないようにすることもでき
る。あるいは、修正用位相シフタを形成する必要があ
る、欠陥(黒欠陥あるいは白欠陥)近傍領域のみに局所
的に修正用シフタを堆積することも考えられる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載の位相シフトパターンの欠陥修正方法によ
れば、黒欠陥領域を含む黒欠陥近傍領域上に、位相シフ
タと屈折率が同じ材質の修正用位相シフタを、黒欠陥領
域の存在により生じる光学的悪影響を取り除く程度の膜
厚で形成するため、黒欠陥領域周辺に何らダメージを与
えることなく修正することができ、黒欠陥が発生して
も、高精度な位相シフタマスクパターンに修正すること
ができる。
【0056】この発明における請求項2記載の位相シフ
トパターンの欠陥修正方法によれば、白欠陥領域を含む
白欠陥近傍領域上に、位相シフタと屈折率が同じ材質の
修正用位相シフタを、白欠陥領域の存在により生じる光
学的悪影響を取り除く程度の膜厚で形成するため、白欠
陥領域周辺に何らダメージを与えることなく修正するこ
とができ、白欠陥が発生しても、高精度な位相シフタマ
スクパターンに修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である位相シフトパタ
ーンの黒欠陥修正方法を示す断面図である。
【図2】この発明の第1の実施例である位相シフトパタ
ーンの黒欠陥修正方法を示す断面図である。
【図3】この発明の第1の実施例である位相シフトパタ
ーンの黒欠陥修正方法を示す断面図である。
【図4】この発明の第1の実施例である位相シフトパタ
ーンの黒欠陥修正方法を示す断面図である。
【図5】この発明の第2の実施例である位相シフトパタ
ーンの白欠陥修正方法を示す断面図である。
【図6】この発明の第2の実施例である位相シフトパタ
ーンの白欠陥修正方法を示す断面図である。
【図7】この発明の第2の実施例である位相シフトパタ
ーンの白欠陥修正方法を示す断面図である。
【図8】この発明の第2の実施例である位相シフトパタ
ーンの白欠陥修正方法を示す断面図である。
【図9】この発明の第2の実施例である位相シフトパタ
ーンの白欠陥修正方法を示す断面図である。
【図10】この発明の第3の実施例である位相シフトパ
ターンの黒欠陥修正方法を示す断面図である。
【図11】この発明の第3の実施例である位相シフトパ
ターンの黒欠陥修正方法を示す断面図である。
【図12】この発明の第3の実施例である位相シフトパ
ターンの黒欠陥修正方法を示す断面図である。
【図13】この発明の第3の実施例である位相シフトパ
ターンの黒欠陥修正方法を示す断面図である。
【図14】この発明の第3の実施例である位相シフトパ
ターンの黒欠陥修正方法を示す断面図である。
【図15】この発明の第4の実施例である位相シフトパ
ターンの白欠陥修正方法を示す断面図である。
【図16】この発明の第4の実施例である位相シフトパ
ターンの白欠陥修正方法を示す断面図である。
【図17】この発明の第4の実施例である位相シフトパ
ターンの白欠陥修正方法を示す断面図である。
【図18】この発明の第4の実施例である位相シフトパ
ターンの白欠陥修正方法を示す断面図である。
【図19】この発明の第4の実施例である位相シフトパ
ターンの白欠陥修正方法を示す断面図である。
【図20】修正用位相マスクの他の形成方法を示す断面
図である。
【図21】修正用位相マスクの他の形成方法を示す断面
図である。
【図22】修正用位相マスクの他の形成方法を示す断面
図である。
【図23】エッチングストッパ用薄膜の利用方法を示す
断面図である。
【図24】エッチングストッパ用薄膜の利用方法を示す
断面図である。
【図25】位相シフタ下置きタイプの位相シフトパター
ンを示す断面図である。
【図26】位相シフタ上置きタイプの位相シフトパター
ンを示す断面図である。
【図27】位相シフタ下置きタイプの位相シフトパター
ンにおける黒欠陥及び白欠陥の例を示す断面図である。
【図28】位相シフタ上置きタイプの位相シフトパター
ンにおける黒欠陥及び白欠陥の例を示す断面図である。
【図29】従来の位相シフトパターンの黒欠陥修正方法
を示す断面図である。
【図30】従来の位相シフトパターンの黒欠陥修正方法
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 マスク基板 2 位相シフタ 3 遮光膜 4 黒欠陥 5 修正用位相シフタ 6 レジスト 7 白欠陥 8 修正用位相シフタ 9 レジスト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】図29及び図30は、位相シフタ下置きタ
イプの従来の位相シフトマスクパターンを有するマスク
における黒欠陥修正方法を示す断面図である。図29に
示すように、黒欠陥4が発生した場合、図30に示すよ
うに、黒欠陥4の存在する領域に対し局所的にイオンビ
ーム22を照射することにより、黒欠陥4をエッチング
除去する。なお、イオンビーム22は図示しない集束イ
オンビーム(FIB)装置より照射される。また、シフ
タ上置きタイプの位相シフマスクパターンの黒欠陥の
修正も同様に行われる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の位相シフマス
クパターンの黒欠陥修正方法は以上のように行われてお
り、図30に示すように、マスク基板1の表面に、黒欠
陥4のプロファイルを反映した形状のエッチング欠陥1
1が残ってしまう。このため、エッチング欠陥11を透
過する光の位相が乱れてしまい、解像力の高い光リソグ
ラフィに適応せず、精度良く位相シフマスクパターン
の修正を行うことができないという問題点があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】一方、位相シフマスクパターンの白欠陥
修正方法としては、有効な方法はなかった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、黒欠陥あるいは白欠陥が発生しても、高
精度な位相シフマスクパターンに修正することができ
る位相シフパターンの欠陥修正方法を得ることを目的
とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【実施例】図1〜図4は、この発明の第1の実施例であ
る位相シフタ下置きタイプの位相シフマスクパターン
を有するマスクにおける黒欠陥修正方法を示す断面図で
ある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】このような黒欠陥を有する位相シフマス
クパターンが存在する場合、図1に示すように、修正用
位相シフタ5として、位相シフタ2と同じ屈折率のSO
G(Spin On Glass )を塗布する。SOGは、黒欠陥4
の存在する領域においても平坦性よく堆積される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】第1の実施例の位相シフマスクパターン
の黒欠陥修正方法によれば、図4に示すように、黒欠陥
4の近傍領域における修正用位相シフタ5の膜厚は、位
相シフタ2の膜厚シフタ2の膜厚dの2倍となる。一
方、位相シフタ2の膜厚dは、光の位相が180゜ずれ
るように設定されている。したがって、黒欠陥4の近傍
領域における修正用位相シフタ5の膜厚は2dであるた
め、透過する光の位相のずれは360゜となる。また、
黒欠陥4の材質は位相シフタ2と同じ材質であり、修正
用位相シフタ5と同じ屈折率であるため、黒欠陥4及び
修正用位相シフタ5を透過する光の位相のずれも360
゜となる。すなわち、黒欠陥4及びその近傍領域におい
ての光の位相のずれは、黒欠陥が全く存在しない状態
(0゜)と等価になるため、黒欠陥4の存在による光の
位相のズレは全くなくなる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】このように、第1の実施例の位相シフ
スクパターンの黒欠陥修正方法は、マスク基板1の表面
を全く傷つけることなく、黒欠陥の修正を行うことがで
きるため、位相シフマスクパターンの黒欠陥修正を精
度よく行うことができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】図5〜図9は、この発明の第2の実施例で
ある位相シフタ下置きタイプの位相シフマスクパター
ンを有するマスクにおける白欠陥修正方法を示す断面図
である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】このような白欠陥を有する位相シフマス
クパターンが存在する場合、図6に示すように、修正用
位相シフタ8として位相シフタ2と同じ屈折率のSOG
を塗布する。SOGは、白欠陥7の存在する領域におい
ても平坦性よく堆積される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】第2の実施例の位相シフマスクパターン
の白欠陥修正方法によれば、白欠陥7の近傍領域上にお
ける修正用位相シフタ8の膜厚は、位相シフタ2の膜厚
dの2倍となる。位相シフタ2の膜厚dは、光の位相が
180゜ずれるように設定されているため、白欠陥7の
近傍領域での修正用位相シフタ8及び位相シフタ2を透
過する光の位相のずれは180゜(540゜)となる。
したがって、白欠陥7及びその近傍領域においての光の
位相のずれは、白欠陥が全く存在しない状態(180
゜)と等価になるため、白欠陥7の存在による光の位相
のズレは全くなくなる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】このように、第2の実施例の位相シフ
スクパターンの白欠陥修正方法は、位相シフマスクパ
ターンの白欠陥修正を精度よく行うことができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】図10〜図14は、この発明の第3の実施
例である位相シフタ上置きタイプの位相シフマスクパ
ターンを有するマスクにおける黒欠陥修正方法を示す断
面図である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】このような黒欠陥を有する位相シフマス
クパターンが存在する場合、図11に示すように、修正
用位相シフタ5として、位相シフタ2と同じ屈折率であ
るSOG(Spin On Glass )を塗布する。SOGは、黒
欠陥4の存在する領域においても平坦性よく堆積され
る。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】第3の実施例の位相シフマスクパターン
の黒欠陥修正方法によれば、黒欠陥4の近傍領域におけ
る修正用位相シフタ5の膜厚は、位相シフタ2の膜厚d
の2倍となる。位相シフタ2の膜厚dは、光の位相が1
80゜ずれるように設定されているため、黒欠陥4の近
傍領域での修正用位相シフタ5を透過する光の位相のず
れは360゜(0゜)となる。また、黒欠陥4の材質
は、修正用位相シフタ5と同じ屈折率の材質を用いてい
るため、黒欠陥4及び修正用位相シフタ5を透過する光
の位相のずれも360゜となる。すなわち、黒欠陥4及
びその近傍領域においての光の位相のずれは、黒欠陥が
全く存在しない状態(0゜)と等価になるため、黒欠陥
4の存在による光の位相のズレは全くなくなる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】このように、第3の実施例の位相シフ
スクパターンの黒欠陥修正方法は、マスク基板1を全く
傷つけることなく黒欠陥の修正を行うことができるた
め、位相シフマスクパターンの黒欠陥修正を精度よく
行うことができる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】図15〜図19は、この発明の第4の実施
例である位相シフタ上置きタイプの位相シフマスクパ
ターンを有するマスクにおける白欠陥修正方法を示す断
面図である。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】このような白欠陥を有する位相シフマス
クパターンが存在する場合、図16に示すように、修正
用位相シフタ8として、位相シフタ2と屈折率が同じS
OGを塗布する。SOGは、白欠陥7の存在する領域に
おいても平坦性よく堆積される。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】第4の実施例の位相シフマスクパターン
の白欠陥修正方法によれば、白欠陥7の近傍領域におけ
る修正用位相シフタ8の膜厚は、位相シフタ2の膜厚d
の2倍となる。位相シフタ2の膜厚dは、光の位相が1
80゜ずれるように設定されているため、白欠陥7の近
傍領域での修正用位相シフタ8及び位相シフタ2を透過
する光の位相のずれは180゜(540゜)となる。し
たがって、白欠陥7及びその近傍領域においての光の位
相のずれは、白欠陥が全く存在しない状態(180゜)
と等価になるため、白欠陥7の存在による光の位相のズ
レは全くなくなる。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】このように、第4の実施例の位相シフ
スクパターンの白欠陥修正方法は、位相シフマスクパ
ターンの白欠陥修正を精度よく行うことができる。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】また、修正用位相シフタとして、CVD法
により形成された酸化シリコン膜を用いることもでき
る。以下、酸化シリコン膜で修正用位相シフタを形成す
る場合について、図20〜図22を参照して、第1の実
施例の位相シフマスクパターンの黒欠陥修正方法を例
に上げて説明する。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載の位相シフトパターンの欠陥修正方法によ
れば、黒欠陥領域を含む黒欠陥近傍領域上に、位相シフ
タと屈折率が同じ材質の修正用位相シフタを、黒欠陥領
域の存在により生じる光学的悪影響を取り除く程度の膜
厚で形成するため、黒欠陥領域周辺に何らダメージを与
えることなく修正することができ、黒欠陥が発生して
も、高精度な位相シフマスクパターンに修正すること
ができる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】この発明における請求項2記載の位相シフ
トパターンの欠陥修正方法によれば、白欠陥領域を含む
白欠陥近傍領域上に、位相シフタと屈折率が同じ材質の
修正用位相シフタを、白欠陥領域の存在により生じる光
学的悪影響を取り除く程度の膜厚で形成するため、白欠
陥領域周辺に何らダメージを与えることなく修正するこ
とができ、白欠陥が発生しても、高精度な位相シフ
スクパターンに修正することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスク基板上に所定のパターンで形成さ
    れた位相シフタを有するマスクにおいて、本来、存在す
    べきでない領域に形成された位相シフタである黒欠陥領
    域を修正する位相シフトパターンの欠陥修正方法であっ
    て、 前記黒欠陥領域を含む黒欠陥近傍領域上に、前記位相シ
    フタと屈折率が同じ材質の修正用位相シフタを、前記黒
    欠陥領域の存在により生じる光学的悪影響を取り除く程
    度の膜厚で形成することを特徴とする位相シフトパター
    ンの欠陥修正方法。
  2. 【請求項2】 マスク基板上に所定のパターンで形成さ
    れた位相シフタを有するマスクにおいて、前記位相シフ
    タの表面の一部が欠落することにより生じた白欠陥領域
    を修正する位相シフトパターンの欠陥修正方法であっ
    て、 前記白欠陥領域を含む白欠陥近傍領域上に、前記位相シ
    フタと屈折率が同じ材質の修正用位相シフタを、前記白
    欠陥領域の存在により生じる光学的悪影響を取り除く程
    度の膜厚で形成することを特徴とする位相シフトパター
    ンの欠陥修正方法。
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