JPH05333106A - 温度特性試験装置 - Google Patents
温度特性試験装置Info
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- JPH05333106A JPH05333106A JP4142786A JP14278692A JPH05333106A JP H05333106 A JPH05333106 A JP H05333106A JP 4142786 A JP4142786 A JP 4142786A JP 14278692 A JP14278692 A JP 14278692A JP H05333106 A JPH05333106 A JP H05333106A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 試験の作業効率を向上させ、その設置スペー
スを可及的に小さくなるようにした、室温と室温と異な
る温度の2つの温度環境下における被検査物の温度特性
試験装置を実現する。 【構成】 回転移動するターンテーブル型検査台2が順
次通過する4つの領域A〜Dをシャシー1a上に設け
る。これにより第1試験領域A、予熱領域B、第2試験
領域C、冷却領域Dの4つの温度領域が検査台2に対し
て順次的に配置される。高温環境下の試験を行なう第2
試験領域Cを挟んで前後に予熱領域Bと冷却領域Dを設
けたことにより、時間を短縮し、検査台を回転型とする
ことにより、当該装置の設置スペースを可及的に小さい
ものとし、検査台の1回転により1の試験サイクルを完
了させることにより作業効率を向上させる。
スを可及的に小さくなるようにした、室温と室温と異な
る温度の2つの温度環境下における被検査物の温度特性
試験装置を実現する。 【構成】 回転移動するターンテーブル型検査台2が順
次通過する4つの領域A〜Dをシャシー1a上に設け
る。これにより第1試験領域A、予熱領域B、第2試験
領域C、冷却領域Dの4つの温度領域が検査台2に対し
て順次的に配置される。高温環境下の試験を行なう第2
試験領域Cを挟んで前後に予熱領域Bと冷却領域Dを設
けたことにより、時間を短縮し、検査台を回転型とする
ことにより、当該装置の設置スペースを可及的に小さい
ものとし、検査台の1回転により1の試験サイクルを完
了させることにより作業効率を向上させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度特性試験装置に関
し、さらに詳しくは異なる温度環境下における被検査物
の温度特性を連続して測定、試験できるようにした温度
特性試験装置に関する。
し、さらに詳しくは異なる温度環境下における被検査物
の温度特性を連続して測定、試験できるようにした温度
特性試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばカーステレオなどに搭載される
ハイブリッド集積回路(以下ICという)は、温度落差
の大きい環境下に置かれて使用されるため、該ICの温
度特性試験は重要な意味をもつ。
ハイブリッド集積回路(以下ICという)は、温度落差
の大きい環境下に置かれて使用されるため、該ICの温
度特性試験は重要な意味をもつ。
【0003】従来は、このような温度特性を試験するに
あたっては、試験すべきICをたとえば移動コンベアに
載置し、複数の温度環境を順次通過させ、予め定められ
た1の温度環境下での特性の測定、試験後に次の温度環
境に送ってふたたび試験するといった方法がとられてい
た。
あたっては、試験すべきICをたとえば移動コンベアに
載置し、複数の温度環境を順次通過させ、予め定められ
た1の温度環境下での特性の測定、試験後に次の温度環
境に送ってふたたび試験するといった方法がとられてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では、移動のための場所と時間が多くか
かり、環境ごとに1の試験装置が必要で、試験に要する
コストが高く、効率の悪いものであった。このため設置
スペースが少なくてすみ、簡便な方法でしかも高効率で
温度試験を実施することができる温度特性試験装置が所
望されていた。
うな従来の方法では、移動のための場所と時間が多くか
かり、環境ごとに1の試験装置が必要で、試験に要する
コストが高く、効率の悪いものであった。このため設置
スペースが少なくてすみ、簡便な方法でしかも高効率で
温度試験を実施することができる温度特性試験装置が所
望されていた。
【0005】したがって本発明の目的は、上述の問題点
を解消して設置スペースが少なく、効率良く所望の温度
特性試験を実施することができる温度特性試験装置を提
供することである。
を解消して設置スペースが少なく、効率良く所望の温度
特性試験を実施することができる温度特性試験装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、室温環境下の
第1試験領域と、室温と異なる温度環境下の第2試験領
域と、被検査物を載置する回転移動可能な検査台と、前
記第2試験領域の温度を設定可能な温度設定手段と、前
記被検査物の温度特性を、前記第1および第2試験領域
において個別に測定し、検査可能な測定検査手段とを備
え、前記被検査物を前記検査台に載置し、該検査台を前
記異なる温度環境下の試験領域内を連続的に通過させる
ようにしたことを特徴とする温度特性試験装置である。
第1試験領域と、室温と異なる温度環境下の第2試験領
域と、被検査物を載置する回転移動可能な検査台と、前
記第2試験領域の温度を設定可能な温度設定手段と、前
記被検査物の温度特性を、前記第1および第2試験領域
において個別に測定し、検査可能な測定検査手段とを備
え、前記被検査物を前記検査台に載置し、該検査台を前
記異なる温度環境下の試験領域内を連続的に通過させる
ようにしたことを特徴とする温度特性試験装置である。
【0007】
【作用】本発明による温度特性試験装置は、被検査物を
載置した検査台を、室温環境の第1試験領域から室温と
異なる第2試験領域へ連続的に回転移動させ、上記各温
度環境下ごとに被検査物の特性を測定手段により個別的
に測定し、該検査物の温度特性を求める。温度特性試験
終了後の被検査物は、再び室温環境に戻り、検査台から
除去される。したがって、温度特性試験装置の設置スペ
ースは少なくてもよく、しかも効率良く所望の温度特性
試験を実施することができる。
載置した検査台を、室温環境の第1試験領域から室温と
異なる第2試験領域へ連続的に回転移動させ、上記各温
度環境下ごとに被検査物の特性を測定手段により個別的
に測定し、該検査物の温度特性を求める。温度特性試験
終了後の被検査物は、再び室温環境に戻り、検査台から
除去される。したがって、温度特性試験装置の設置スペ
ースは少なくてもよく、しかも効率良く所望の温度特性
試験を実施することができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例の温度特性試験装置
の外観を示す斜視図であり、図2は図1に示された温度
特性試験装置の平面視を模式的に示す図である。図1と
図2をあわせて参照しつつ、本発明による温度特性試験
装置の構造について説明する。
の外観を示す斜視図であり、図2は図1に示された温度
特性試験装置の平面視を模式的に示す図である。図1と
図2をあわせて参照しつつ、本発明による温度特性試験
装置の構造について説明する。
【0009】温度特性試験装置1は、方形台状のシャシ
ー1aの略中央に、図示されていないモータによってた
とえば矢符Rの方向に回転移動可能な検査台2が取り付
けられている。検査台2には、たとえば対称位置に4個
のソケット9が配設され、被検査物であるIC3がソケ
ット9に挿入固定される。
ー1aの略中央に、図示されていないモータによってた
とえば矢符Rの方向に回転移動可能な検査台2が取り付
けられている。検査台2には、たとえば対称位置に4個
のソケット9が配設され、被検査物であるIC3がソケ
ット9に挿入固定される。
【0010】シャシー1aは、図2の平面視にも示され
るように、参照符A,B,C,Dで示される4つの試験
領域に区分される。このうち第1試験領域Aを除く他の
領域B,C,Dには、ハウジング1bが検査台2に臨
み、かつ検査台2を覆って設けられる。ハウジング1b
の周壁と内部に設けられた隔壁1c,1dにより、前記
領域B,C,Dが形成される。第1試験領域Aのみはハ
ウジング1b外の室温環境下に露出している。
るように、参照符A,B,C,Dで示される4つの試験
領域に区分される。このうち第1試験領域Aを除く他の
領域B,C,Dには、ハウジング1bが検査台2に臨
み、かつ検査台2を覆って設けられる。ハウジング1b
の周壁と内部に設けられた隔壁1c,1dにより、前記
領域B,C,Dが形成される。第1試験領域Aのみはハ
ウジング1b外の室温環境下に露出している。
【0011】隔壁1c,1dと、領域A,Dの境界をな
す周壁部1eには、ゲート1f,1g,1h,1iが設
けられている。開口部であるゲート1f〜1iには、そ
のうちの1つを参照符検4aで示すシャッタが設けられ
ており、たとえば参照符5aで示すソレノイドが連接さ
れている。シャッタ4aは、検査台2の停止時は閉じ、
検査台2の回転時は矢符Uで示される方向に上動してゲ
ート1fを開き、検査台2上のIC3の通過を妨げない
ように制御される。制御については後述する。
す周壁部1eには、ゲート1f,1g,1h,1iが設
けられている。開口部であるゲート1f〜1iには、そ
のうちの1つを参照符検4aで示すシャッタが設けられ
ており、たとえば参照符5aで示すソレノイドが連接さ
れている。シャッタ4aは、検査台2の停止時は閉じ、
検査台2の回転時は矢符Uで示される方向に上動してゲ
ート1fを開き、検査台2上のIC3の通過を妨げない
ように制御される。制御については後述する。
【0012】ハウジング1bの周壁と、前記隔壁1c,
1dおよびゲート1f〜1iには断熱構造が施されてお
り、これによって領域B,C,Dは、たがいに独立し、
かつ室温と異なる温度環境が形成される。領域Bと領域
Cには図示しないヒータなどで実現される加熱手段が設
けられ、領域Dには図示しないクーラなどで実現される
冷却手段が設けられている。シャシー1aの前面部に
は、前記各領域B〜Dの温度を設定するための温度設定
手段である温度設定パネル6が配置され、領域B〜Dの
温度が個別的に設定される。温度設定設定手段は、シャ
シー1aとは別の場所に配置するいわゆるリモートコン
トロール方式としてもよい。後述する温度制御手段は、
前記パネル6で設定された温度データに基づき、加熱手
段と冷却手段を電力付勢し、たとえば領域Bを65℃、
領域Cを80℃、領域Dを20℃の温度環境に保持す
る。以後は領域Bを予熱領域B、領域Cを第2試験領域
C、領域Dを冷却領域Dと称する。したがって検査台2
の回転にともない、検査台2上のIC3は、第1試験領
域A→予熱領域B→第2試験領域C→冷却領域Dを通
り、第1試験領域Aに戻るコースをたどる。IC3に対
する温度特性試験は、第1試験領域Aと第2試験領域C
において実施される。予熱領域Bと冷却領域Dとは、I
C3の試験前の温度上昇と試験後の温度下降に要する時
間の短縮化を図るために設けられており、たとえば第2
試験領域Cを挟んでその前後の予熱領域Bと冷却領域D
にもIC3が存在するように検査台2の回転移動タイミ
ングを適宜調整することにより、試験時間を短縮し、作
業効率の向上を図ることができる。
1dおよびゲート1f〜1iには断熱構造が施されてお
り、これによって領域B,C,Dは、たがいに独立し、
かつ室温と異なる温度環境が形成される。領域Bと領域
Cには図示しないヒータなどで実現される加熱手段が設
けられ、領域Dには図示しないクーラなどで実現される
冷却手段が設けられている。シャシー1aの前面部に
は、前記各領域B〜Dの温度を設定するための温度設定
手段である温度設定パネル6が配置され、領域B〜Dの
温度が個別的に設定される。温度設定設定手段は、シャ
シー1aとは別の場所に配置するいわゆるリモートコン
トロール方式としてもよい。後述する温度制御手段は、
前記パネル6で設定された温度データに基づき、加熱手
段と冷却手段を電力付勢し、たとえば領域Bを65℃、
領域Cを80℃、領域Dを20℃の温度環境に保持す
る。以後は領域Bを予熱領域B、領域Cを第2試験領域
C、領域Dを冷却領域Dと称する。したがって検査台2
の回転にともない、検査台2上のIC3は、第1試験領
域A→予熱領域B→第2試験領域C→冷却領域Dを通
り、第1試験領域Aに戻るコースをたどる。IC3に対
する温度特性試験は、第1試験領域Aと第2試験領域C
において実施される。予熱領域Bと冷却領域Dとは、I
C3の試験前の温度上昇と試験後の温度下降に要する時
間の短縮化を図るために設けられており、たとえば第2
試験領域Cを挟んでその前後の予熱領域Bと冷却領域D
にもIC3が存在するように検査台2の回転移動タイミ
ングを適宜調整することにより、試験時間を短縮し、作
業効率の向上を図ることができる。
【0013】図3は、検査台2に配置されたソケット9
と、測定手段の一部を構成する測定治具を一部省略して
示す図である。ソケット9には、挿入されるICのピン
に対応した複数のピン孔9aを備え、ピン孔9a内の図
示しないコンタクトリードはソケット9の底部、すなわ
ち検査台2の裏面側に引き出され、所定の間隔で配列さ
れている。
と、測定手段の一部を構成する測定治具を一部省略して
示す図である。ソケット9には、挿入されるICのピン
に対応した複数のピン孔9aを備え、ピン孔9a内の図
示しないコンタクトリードはソケット9の底部、すなわ
ち検査台2の裏面側に引き出され、所定の間隔で配列さ
れている。
【0014】図2をあわせて参照して、第1試験領域A
と第2試験領域Cには、検査台2が停止したとき、検査
台2を挟んで、前記ソケット9の底部に配列されたコン
タクトリードと対向する位置に、測定治具10が位置決
め配置される。測定治具10の上面には、前記コンタク
トリードに接触する測定ピン11が植立されている。測
定治具10は、たとえばソレノイド12などで実現され
る昇降手段に支承され、ソレノイド12が励磁されると
矢符Hで示される方向に上動し、このとき前記測定ピン
11が前記コンタクトリードに接触する。測定治具10
は測定ケーブルGを介して後述する測定手段に接続さ
れ、第1試験領域Aと第2試験領域Cでの温度特性を測
定、試験することができる。検査台2は図示しない光学
センサなどの位置決め手段により、所定の位置で停止す
るように制御される。
と第2試験領域Cには、検査台2が停止したとき、検査
台2を挟んで、前記ソケット9の底部に配列されたコン
タクトリードと対向する位置に、測定治具10が位置決
め配置される。測定治具10の上面には、前記コンタク
トリードに接触する測定ピン11が植立されている。測
定治具10は、たとえばソレノイド12などで実現され
る昇降手段に支承され、ソレノイド12が励磁されると
矢符Hで示される方向に上動し、このとき前記測定ピン
11が前記コンタクトリードに接触する。測定治具10
は測定ケーブルGを介して後述する測定手段に接続さ
れ、第1試験領域Aと第2試験領域Cでの温度特性を測
定、試験することができる。検査台2は図示しない光学
センサなどの位置決め手段により、所定の位置で停止す
るように制御される。
【0015】個々の測定ピン11には、たとえば図示し
ないコイルスプリングなどにより、常時ソケット9に向
かう弾発力を与えておき、コンタクトリードとの接触確
実化を図っている。本実施例では、測定治具10側に突
出型の測定ピン11を植立するようにしたけれども、コ
ンタクトリード側を突出型とし、測定治具10側にソケ
ット9と類似のピン孔を配列し、測定治具10が上動し
たとき、コンタクトリードが測定治具10に挿入される
ようにしてもよい。なお以下の説明において、測定治具
10、測定ピン11およびソレノイド12は、第1試験
領域Aに設けられるものには参照符(10,11,12)
に添字aを付し(たとえば10a)、第2試験領域Cに設
けられるものには添字bを付して(たとえば10b)区別
する。上述の実施例では、ソレノイド12の励磁により
測定治具10が上動するようにしたけれども、消磁によ
り測定治具10が上動するようにしてもよい。これによ
り検査台2の移動期間にソレノイド12が励磁されるこ
ととなり、試験と移動の時間比によっては、電力消費の
低減化を図ることができる。また昇降手段として、たと
えばエアーシリンダ装置を使用するようにしてもよい。
ないコイルスプリングなどにより、常時ソケット9に向
かう弾発力を与えておき、コンタクトリードとの接触確
実化を図っている。本実施例では、測定治具10側に突
出型の測定ピン11を植立するようにしたけれども、コ
ンタクトリード側を突出型とし、測定治具10側にソケ
ット9と類似のピン孔を配列し、測定治具10が上動し
たとき、コンタクトリードが測定治具10に挿入される
ようにしてもよい。なお以下の説明において、測定治具
10、測定ピン11およびソレノイド12は、第1試験
領域Aに設けられるものには参照符(10,11,12)
に添字aを付し(たとえば10a)、第2試験領域Cに設
けられるものには添字bを付して(たとえば10b)区別
する。上述の実施例では、ソレノイド12の励磁により
測定治具10が上動するようにしたけれども、消磁によ
り測定治具10が上動するようにしてもよい。これによ
り検査台2の移動期間にソレノイド12が励磁されるこ
ととなり、試験と移動の時間比によっては、電力消費の
低減化を図ることができる。また昇降手段として、たと
えばエアーシリンダ装置を使用するようにしてもよい。
【0016】図4は第2試験領域Cと冷却領域Dの構成
を模式的に示す図であり、前述の図3と対応する同一部
分には同一の参照符を付す。第2試験領域Cと冷却領域
Dとは隔壁1cによって仕切られ、たがいに独立した温
度環境を形成している。第2試験領域Cにはヒータ7b
と温度センサ13b、冷却領域Dにはクーラ8と温度セ
ンサ13cがそれぞれ設置されている。ヒータ7bとク
ーラ8により個別に形成される領域C,D内の温度は、
温度センサ13b,13cを介して後述する制御・試験
器にフィードバックされ、それぞれの領域内の温度が一
定となるように制御される。また第2試験領域C内に
は、検査台2が停止し、IC3が領域C内に位置したと
き、IC3のパッケージと接触する検温センサ14が回
動自在に設けられており、これによりIC3の温度が検
知され、前述の制御・試験器にフィードバックされる。
を模式的に示す図であり、前述の図3と対応する同一部
分には同一の参照符を付す。第2試験領域Cと冷却領域
Dとは隔壁1cによって仕切られ、たがいに独立した温
度環境を形成している。第2試験領域Cにはヒータ7b
と温度センサ13b、冷却領域Dにはクーラ8と温度セ
ンサ13cがそれぞれ設置されている。ヒータ7bとク
ーラ8により個別に形成される領域C,D内の温度は、
温度センサ13b,13cを介して後述する制御・試験
器にフィードバックされ、それぞれの領域内の温度が一
定となるように制御される。また第2試験領域C内に
は、検査台2が停止し、IC3が領域C内に位置したと
き、IC3のパッケージと接触する検温センサ14が回
動自在に設けられており、これによりIC3の温度が検
知され、前述の制御・試験器にフィードバックされる。
【0017】検査台2と検査台駆動モータ(以下モータ
という)16は、電磁クラッチ15を介して連結されて
おり、電磁クラッチ15を励磁または消磁することによ
り、検査台2は回転または停止する。検査台2の停止時
には、第2試験領域Cに移送されたIC3、したがって
ソケット9と測定治具10bとは上下対向位置にあり、
ソレノイド12bが励磁または消磁されると、測定治具
10bが上動してソケット9の底面のコンタクトリード
に測定ピン11bが接触することは前述の通りである。
次に本実施例の動作について説明する。
という)16は、電磁クラッチ15を介して連結されて
おり、電磁クラッチ15を励磁または消磁することによ
り、検査台2は回転または停止する。検査台2の停止時
には、第2試験領域Cに移送されたIC3、したがって
ソケット9と測定治具10bとは上下対向位置にあり、
ソレノイド12bが励磁または消磁されると、測定治具
10bが上動してソケット9の底面のコンタクトリード
に測定ピン11bが接触することは前述の通りである。
次に本実施例の動作について説明する。
【0018】図5は本実施例の構成を示すブロック図で
あり、図6、図7はその動作手順を示すフローチャート
である。図5において、前掲の図1〜図4と対応する部
分には同一の参照符を付してある。制御・試験器31
は、シャッタ制御回路21、温度設定回路23、ヒータ
/クーラ電源24、温度特性試験回路25、昇降制御回
路26、検査台制御回路27の各部によって構成されて
いる。
あり、図6、図7はその動作手順を示すフローチャート
である。図5において、前掲の図1〜図4と対応する部
分には同一の参照符を付してある。制御・試験器31
は、シャッタ制御回路21、温度設定回路23、ヒータ
/クーラ電源24、温度特性試験回路25、昇降制御回
路26、検査台制御回路27の各部によって構成されて
いる。
【0019】温度制御回路23には、領域B〜D内の温
度センサ13a〜13cからのフィードバックラインL
8〜L10と、前述した温度設定パネル6からの設定デ
ータラインL17が接続され、各領域内の温度と温度設
定パネル6により設定された温度との比較がなされ、制
御ラインL18を介してヒータ/クーラ電源24に対す
るオン/オフ指令信号が出力される。各領域内のヒータ
7a,7bと、クーラ8は、電力ラインL5〜L7によ
ってヒータ/クーラ電源24と個別的に接続され、前記
温度制御回路23からの指令信号によってヒータ7a,
7bと、クーラ8が個別的に電力付勢または消勢され
る。
度センサ13a〜13cからのフィードバックラインL
8〜L10と、前述した温度設定パネル6からの設定デ
ータラインL17が接続され、各領域内の温度と温度設
定パネル6により設定された温度との比較がなされ、制
御ラインL18を介してヒータ/クーラ電源24に対す
るオン/オフ指令信号が出力される。各領域内のヒータ
7a,7bと、クーラ8は、電力ラインL5〜L7によ
ってヒータ/クーラ電源24と個別的に接続され、前記
温度制御回路23からの指令信号によってヒータ7a,
7bと、クーラ8が個別的に電力付勢または消勢され
る。
【0020】温度特性試験回路25には、第2試験領域
Cに配置した検温センサ14からの検温ラインL11
と、測定治具10a,10bからの測定ラインL12,
L13が接続され、測定データが入力される。
Cに配置した検温センサ14からの検温ラインL11
と、測定治具10a,10bからの測定ラインL12,
L13が接続され、測定データが入力される。
【0021】各領域B〜Dに設けられているシャッタ4
a〜4dは、シャッタ制御ラインL1〜L4を介してシ
ャッタ制御回路21に接続され、1の領域における試験
開始または終了後に、温度特性試験回路25から制御ラ
インL19を介して与えられるシャッタ開閉指令信号に
基づき、その開閉が制御される。
a〜4dは、シャッタ制御ラインL1〜L4を介してシ
ャッタ制御回路21に接続され、1の領域における試験
開始または終了後に、温度特性試験回路25から制御ラ
インL19を介して与えられるシャッタ開閉指令信号に
基づき、その開閉が制御される。
【0022】測定治具10a,10bを昇降させるソレ
ノイド12a,12bは、昇降制御ラインL14,L1
5を介して昇降制御回路26に接続され、前記シャッタ
の場合と同様に、温度特性試験回路25から制御ライン
L20を介して与えられる昇降指令信号に基づき、その
昇降が制御される。
ノイド12a,12bは、昇降制御ラインL14,L1
5を介して昇降制御回路26に接続され、前記シャッタ
の場合と同様に、温度特性試験回路25から制御ライン
L20を介して与えられる昇降指令信号に基づき、その
昇降が制御される。
【0023】検査台2の回転停止にかかわる電磁クラッ
チ15は、回転制御ラインL16を介して検査台制御回
路27に接続され、1の領域における試験開始または終
了後に、温度特性試験回路25から制御ラインL21を
介して与えられる回転指令信号に基づき、その回転/停
止が制御される。なお、検査台2が所定の位置で停止
し、測定治具10と正しく対向するように、図示しない
位置決め機構が設けられている。
チ15は、回転制御ラインL16を介して検査台制御回
路27に接続され、1の領域における試験開始または終
了後に、温度特性試験回路25から制御ラインL21を
介して与えられる回転指令信号に基づき、その回転/停
止が制御される。なお、検査台2が所定の位置で停止
し、測定治具10と正しく対向するように、図示しない
位置決め機構が設けられている。
【0024】次に図6と図7を参照して、上述の構成に
よる本実施例の動作を説明する。説明の便宜上、検査台
2にはICが1個載置されているものとし、参照符は図
5と同一である。
よる本実施例の動作を説明する。説明の便宜上、検査台
2にはICが1個載置されているものとし、参照符は図
5と同一である。
【0025】図6を参照して、ステップS1では、温度
設定パネル6で予熱領域B、第2試験領域C、冷却領域
Dの温度が設定される。設定された温度データは、温度
特性試験回路25に入力され、ステップS2,S3で領
域B,Cのヒータ7a,7bとクーラ8の電力付勢がな
され、領域B〜Dの温度が上昇または下降する。ステッ
プS4〜S6では、温度センサ13a〜13cによる各
領域の温度と、設定された温度との比較判断がなされ
る。IC3は室温環境下の第1試験領域Aにあり、ステ
ップS7で第1温度特性試験動作が開始される。第1温
度特性試験動作の手順は図7に示されており、ステップ
S7からステップQ1に移る。
設定パネル6で予熱領域B、第2試験領域C、冷却領域
Dの温度が設定される。設定された温度データは、温度
特性試験回路25に入力され、ステップS2,S3で領
域B,Cのヒータ7a,7bとクーラ8の電力付勢がな
され、領域B〜Dの温度が上昇または下降する。ステッ
プS4〜S6では、温度センサ13a〜13cによる各
領域の温度と、設定された温度との比較判断がなされ
る。IC3は室温環境下の第1試験領域Aにあり、ステ
ップS7で第1温度特性試験動作が開始される。第1温
度特性試験動作の手順は図7に示されており、ステップ
S7からステップQ1に移る。
【0026】図7において、ステップQ1では、検査台
2が第1試験領域Aの所定の位置に停止しているかどう
かが判断された後、ステップQ2に進んでソレノイド1
2aが付勢され、ステップQ3で測定治具10aが上昇
してソケット9の底面のコンタクトリードと接触し、温
度特性試験回路25とIC3とが接続され、ステップQ
4でIC3が能動化され、ステップQ5で測定ラインL
13を介して特性データが温度特性試験回路25に送ら
れ、試験が行われる。
2が第1試験領域Aの所定の位置に停止しているかどう
かが判断された後、ステップQ2に進んでソレノイド1
2aが付勢され、ステップQ3で測定治具10aが上昇
してソケット9の底面のコンタクトリードと接触し、温
度特性試験回路25とIC3とが接続され、ステップQ
4でIC3が能動化され、ステップQ5で測定ラインL
13を介して特性データが温度特性試験回路25に送ら
れ、試験が行われる。
【0027】第1温度特性試験について、全項目にわた
る測定が終了したかどうかがステップQ6で判断され、
終了であればステップQ7で温度特性試験回路25はソ
レノイド12aを消勢し、ステップQ8で測定治具10
aは下降してIC3との接続が断たれ、第1温度特性試
験は終了し、図6のステップS8に移る。
る測定が終了したかどうかがステップQ6で判断され、
終了であればステップQ7で温度特性試験回路25はソ
レノイド12aを消勢し、ステップQ8で測定治具10
aは下降してIC3との接続が断たれ、第1温度特性試
験は終了し、図6のステップS8に移る。
【0028】ステップS8で検査台2の駆動モータ16
が電力付勢されて回転する。ただしクラッチ15は消勢
状態で、検査台2は停止している。次のステップS9
で、シャッタ制御回路21から、第1試験領域Aと予熱
領域Bとの境界にあるシャッタ4aに「開」制御信号が与
えられ、シャッタ4aが開く。ステップS10で検査台
制御回路27がクラッチ15を付勢し、検査台2が回転
し、ステップS11でIC3がシャッタ4aを通過し、
予熱領域Bに移送される。移送後ステップS12でシャ
ッタ4aが消勢されて閉じ、ステップS13でクラッチ
15が消勢されて検査台2は予熱領域Bで停止する。ス
テップS14はIC3の予熱期間で、この間にIC3の
パッケージの温度が上昇する。
が電力付勢されて回転する。ただしクラッチ15は消勢
状態で、検査台2は停止している。次のステップS9
で、シャッタ制御回路21から、第1試験領域Aと予熱
領域Bとの境界にあるシャッタ4aに「開」制御信号が与
えられ、シャッタ4aが開く。ステップS10で検査台
制御回路27がクラッチ15を付勢し、検査台2が回転
し、ステップS11でIC3がシャッタ4aを通過し、
予熱領域Bに移送される。移送後ステップS12でシャ
ッタ4aが消勢されて閉じ、ステップS13でクラッチ
15が消勢されて検査台2は予熱領域Bで停止する。ス
テップS14はIC3の予熱期間で、この間にIC3の
パッケージの温度が上昇する。
【0029】図示しないタイマ制御などにより所定時間
経過した後、ステップS15で予熱領域Bと第2試験領
域Cの境界のシャッタ4bが開き、ステップS16でク
ラッチ15が付勢され、検査台2が回転し、IC3は次
の第2試験領域Cに移送される。IC3がシャッタ4b
を通過後、ステップS18でシャッタ4bが閉じ、ステ
ップS19でクラッチ15が消勢され、検査台2は第2
試験領域Cの所定の位置で停止する。以後ステップS2
2までは第2温度特性試験の期間である。
経過した後、ステップS15で予熱領域Bと第2試験領
域Cの境界のシャッタ4bが開き、ステップS16でク
ラッチ15が付勢され、検査台2が回転し、IC3は次
の第2試験領域Cに移送される。IC3がシャッタ4b
を通過後、ステップS18でシャッタ4bが閉じ、ステ
ップS19でクラッチ15が消勢され、検査台2は第2
試験領域Cの所定の位置で停止する。以後ステップS2
2までは第2温度特性試験の期間である。
【0030】ステップS20では、第2温度領域C内に
設けたパッケージ検温センサ14からの温度情報が温度
特性試験回路25に送られ、IC3の温度が規定温度で
あるかどうかが判断され、ステップS21で第2温度特
性試験が実施される。
設けたパッケージ検温センサ14からの温度情報が温度
特性試験回路25に送られ、IC3の温度が規定温度で
あるかどうかが判断され、ステップS21で第2温度特
性試験が実施される。
【0031】第2温度特性試験の手順は、図7に示され
た第1温度特性試験と同一手順であり、図7を援用して
説明する。ただしここではステップS7,S8をステッ
プS21,S22に、ソレノイド12aをソレノイド1
2bに、測定治具10aを測定治具10bに読み替える
ものとする。また測定治具10bからのデータは測定ラ
インL12を介して温度特性試験回路25に送られる。
た第1温度特性試験と同一手順であり、図7を援用して
説明する。ただしここではステップS7,S8をステッ
プS21,S22に、ソレノイド12aをソレノイド1
2bに、測定治具10aを測定治具10bに読み替える
ものとする。また測定治具10bからのデータは測定ラ
インL12を介して温度特性試験回路25に送られる。
【0032】図7を参照して、ステップQ1では、検査
台2が第2試験領域Cの所定の位置に停止しているかど
うかが判断された後、ステップQ2に進んでソレノイド
12bが付勢され、ステップQ3で測定治具10bが上
昇してソケット9の底面のコンタクトリードと接触し、
温度特性試験回路25とIC3とが接続され、ステップ
Q4でIC3が能動化され、ステップQ5で測定ライン
L12を介して特性データが温度特性試験回路25に送
られ、試験が行われる。
台2が第2試験領域Cの所定の位置に停止しているかど
うかが判断された後、ステップQ2に進んでソレノイド
12bが付勢され、ステップQ3で測定治具10bが上
昇してソケット9の底面のコンタクトリードと接触し、
温度特性試験回路25とIC3とが接続され、ステップ
Q4でIC3が能動化され、ステップQ5で測定ライン
L12を介して特性データが温度特性試験回路25に送
られ、試験が行われる。
【0033】第2温度特性試験について、全項目にわた
る測定が終了したかどうかがステップQ6で判断され、
終了であればステップQ7で温度特性試験回路25はソ
レノイド12bを消勢し、ステップQ8で測定治具10
bが下降してIC3との接続を断ち、第1温度特性試験
が終了して図6のステップS22に移る。
る測定が終了したかどうかがステップQ6で判断され、
終了であればステップQ7で温度特性試験回路25はソ
レノイド12bを消勢し、ステップQ8で測定治具10
bが下降してIC3との接続を断ち、第1温度特性試験
が終了して図6のステップS22に移る。
【0034】ステップS22で、第2試験領域Cと冷却
領域Dとの境界のシャッタ4cが開き、ステップS23
でクラッチ15が付勢される。検査台2が回転し、ステ
ップS24でIC3は冷却領域Dに移送される。IC3
がシャッタ4cを通過後、ステップS25でシャッタ4
cが閉じ、ステップS26でクラッチ15が消勢されて
検査台2は冷却領域D内で停止し、ステップS27でI
C3がクーラ8により設定された温度によって冷却され
る。
領域Dとの境界のシャッタ4cが開き、ステップS23
でクラッチ15が付勢される。検査台2が回転し、ステ
ップS24でIC3は冷却領域Dに移送される。IC3
がシャッタ4cを通過後、ステップS25でシャッタ4
cが閉じ、ステップS26でクラッチ15が消勢されて
検査台2は冷却領域D内で停止し、ステップS27でI
C3がクーラ8により設定された温度によって冷却され
る。
【0035】図示しないタイマ制御などにより所定時間
経過した後、ステップS28で、冷却領域Dと第1試験
領域Aとの境界に設けられたシャッタ4dが開き、ステ
ップS29でクラッチ15が付勢されて検査台2が回転
し、ステップS30でIC3が第1試験領域Aに、すな
わちハウジング1b内の温度環境から外部の室温環境下
に移送される。ステップS31でシャッタ4dが閉じら
れ、ステップS32でクラッチ15が消勢され、検査台
2が停止する。ステップ33で試験の終わったIC3が
検査台2から取り外され、第1および第2温度特性試験
が終了する。
経過した後、ステップS28で、冷却領域Dと第1試験
領域Aとの境界に設けられたシャッタ4dが開き、ステ
ップS29でクラッチ15が付勢されて検査台2が回転
し、ステップS30でIC3が第1試験領域Aに、すな
わちハウジング1b内の温度環境から外部の室温環境下
に移送される。ステップS31でシャッタ4dが閉じら
れ、ステップS32でクラッチ15が消勢され、検査台
2が停止する。ステップ33で試験の終わったIC3が
検査台2から取り外され、第1および第2温度特性試験
が終了する。
【0036】上述の説明では、検査すべきICを1個と
してその試験動作を説明したけれども、図2に示すよう
に、検査台2にはたとえば4個のソケット9が配置さ
れ、検査台2の回転により、この場合には4個のIC3
を順次的に試験できることは明らかであろう。ソケット
9の数は4個に限定されるべきではなく、さらに冷却領
域Dから第1試験領域Aに現出したIC3を取り外した
後、新たなICをソケット9に挿入することによって、
多数ICの温度特性試験を連続して実施できることは勿
論である。
してその試験動作を説明したけれども、図2に示すよう
に、検査台2にはたとえば4個のソケット9が配置さ
れ、検査台2の回転により、この場合には4個のIC3
を順次的に試験できることは明らかであろう。ソケット
9の数は4個に限定されるべきではなく、さらに冷却領
域Dから第1試験領域Aに現出したIC3を取り外した
後、新たなICをソケット9に挿入することによって、
多数ICの温度特性試験を連続して実施できることは勿
論である。
【0037】上述の実施例では、1の領域から次の領域
へのIC3の移送をタイマ制御によって行なうようにし
たけれども、たとえば1の領域での試験終了後に、温度
特性試験回路から終了信号を出し、これをトリガとして
シャッタの開閉、クラッチの接断、測定治具の昇降など
を順次実行させるようにしてもよい。また設定温度と温
度管理を試験時間に見合うものとし、各領域におけるI
Cの滞在時間を等しくすることも可能であり、これによ
って作業効率を格段に向上させることができる。
へのIC3の移送をタイマ制御によって行なうようにし
たけれども、たとえば1の領域での試験終了後に、温度
特性試験回路から終了信号を出し、これをトリガとして
シャッタの開閉、クラッチの接断、測定治具の昇降など
を順次実行させるようにしてもよい。また設定温度と温
度管理を試験時間に見合うものとし、各領域におけるI
Cの滞在時間を等しくすることも可能であり、これによ
って作業効率を格段に向上させることができる。
【0038】上述の実施例では、被検査物としてICを
例にとって説明したけれども、本発明はICに限定され
るものではなく、たとえば異なる温度環境下で使用され
る物品の試験に適用可能であることは自明である。検査
台を交換可能な構造とし、被検査物に対応した検査台を
使用可能とすることは、本発明の範囲に含まれるもので
ある。
例にとって説明したけれども、本発明はICに限定され
るものではなく、たとえば異なる温度環境下で使用され
る物品の試験に適用可能であることは自明である。検査
台を交換可能な構造とし、被検査物に対応した検査台を
使用可能とすることは、本発明の範囲に含まれるもので
ある。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明による温度特性試
験装置は、被検査物が載置された検査台を回転移動さ
せ、被検査物を室温環境の第1試験領域から第2試験領
域へ順次移送させるようにした。またその移送過程で、
第1試験領域と第2試験領域との間に予熱領域と冷却領
域とを設けたので、試験に必要な加熱と試験終了後に必
要な被検査物の冷却とに要する時間を短縮することがで
きるので、作業効率が向上する。
験装置は、被検査物が載置された検査台を回転移動さ
せ、被検査物を室温環境の第1試験領域から第2試験領
域へ順次移送させるようにした。またその移送過程で、
第1試験領域と第2試験領域との間に予熱領域と冷却領
域とを設けたので、試験に必要な加熱と試験終了後に必
要な被検査物の冷却とに要する時間を短縮することがで
きるので、作業効率が向上する。
【0040】さらに本発明では、検査台を回転移動する
いわゆるターンテーブル型としたので、検査台の駆動源
は1つでよく、しかもターンテーブル型であるために装
置の設置スペースは小さくて済み、設備コストの低減化
が実現し、産業上の効果は極めて大きいものである。
いわゆるターンテーブル型としたので、検査台の駆動源
は1つでよく、しかもターンテーブル型であるために装
置の設置スペースは小さくて済み、設備コストの低減化
が実現し、産業上の効果は極めて大きいものである。
【図1】本発明の一実施例の温度特性試験装置の外観を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】図1図示の実施例による温度特性試験装置の平
面視を模式的に示す図である。
面視を模式的に示す図である。
【図3】図1図示の実施例の検査台に配置されたソケッ
トと、検査台の下面に配置された測定治具を一部省略し
て示す図である。
トと、検査台の下面に配置された測定治具を一部省略し
て示す図である。
【図4】図1図示の実施例による第2試験領域と冷却領
域の構成を模式的に示す図である。
域の構成を模式的に示す図である。
【図5】図1図示の実施例による温度特性試験装置の電
気的構成を示すブロック図である。
気的構成を示すブロック図である。
【図6】図1図示の実施例による温度特性試験装置の動
作を示すフローチャートである。
作を示すフローチャートである。
【図7】図1図示の実施例による温度特性試験の動作手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
1 温度特性試験装置 2 検査台 3ハイブリッド集積回路(被検査物) 4a〜4d シャッタ 6 温度設定パネル 7a,7b ヒータ 8 クーラ 9 ソケット 10a,10b 測定治具 13a〜13c 温度センサ 14 検温センサ 15 クラッチ 25 温度特性試験回路 31 試験・制御器
Claims (1)
- 【請求項1】 室温環境下の第1試験領域と、 室温と異なる温度環境下の第2試験領域と、 被検査物を載置する回転移動可能な検査台と、 前記第2試験領域の温度を設定可能な温度設定手段と、 前記被検査物の温度特性を、前記第1および第2試験領
域において個別に測定し、検査可能な測定検査手段とを
備え、 前記被検査物を前記検査台に載置し、該検査台を前記異
なる温度環境下の試験領域内を連続的に通過させるよう
にしたことを特徴とする温度特性試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4142786A JPH05333106A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 温度特性試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4142786A JPH05333106A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 温度特性試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05333106A true JPH05333106A (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=15323574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4142786A Withdrawn JPH05333106A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 温度特性試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05333106A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4868678A (en) * | 1986-03-28 | 1989-09-19 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Apparatus for recording a video signal of consecutive fields on a pair of separated tracks |
JP2002243784A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Tdk Corp | 電子部品の常温・高温電気的特性測定機 |
CN103454512A (zh) * | 2012-05-31 | 2013-12-18 | 海洋王(东莞)照明科技有限公司 | 触摸屏硬度的测试方法 |
JP2014062765A (ja) * | 2012-09-20 | 2014-04-10 | Ueno Seiki Co Ltd | 部品検査装置 |
CN103913646A (zh) * | 2012-12-28 | 2014-07-09 | 北京中电华大电子设计有限责任公司 | 非接触通信芯片的高低温测试装置 |
CN105223439A (zh) * | 2015-09-29 | 2016-01-06 | 芜湖宏景电子股份有限公司 | 汽车导航自动老化试验装置 |
CN105301415A (zh) * | 2015-11-27 | 2016-02-03 | 廊坊中电熊猫晶体科技有限公司 | 改善使用网络分析仪测试贴片石英晶体谐振器的方法 |
CN111830386A (zh) * | 2019-03-29 | 2020-10-27 | 新东工业株式会社 | 检查装置 |
US10971035B2 (en) | 2014-11-11 | 2021-04-06 | Teva Uk Limited | Training in dispensing a medicament |
CN113567782A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-10-29 | 无锡市立科汽车部件有限公司 | 用于整流器的恒温防湿检测装置 |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP4142786A patent/JPH05333106A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4868678A (en) * | 1986-03-28 | 1989-09-19 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Apparatus for recording a video signal of consecutive fields on a pair of separated tracks |
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CN113567782A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-10-29 | 无锡市立科汽车部件有限公司 | 用于整流器的恒温防湿检测装置 |
CN113567782B (zh) * | 2021-07-19 | 2024-06-04 | 无锡市立科汽车部件有限公司 | 用于整流器的恒温防湿检测装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |