JPH053328A - シリコン圧力センサ - Google Patents

シリコン圧力センサ

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JPH053328A
JPH053328A JP15198291A JP15198291A JPH053328A JP H053328 A JPH053328 A JP H053328A JP 15198291 A JP15198291 A JP 15198291A JP 15198291 A JP15198291 A JP 15198291A JP H053328 A JPH053328 A JP H053328A
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JP
Japan
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diaphragm
pressure sensor
layer
wafer
sio
Prior art date
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Pending
Application number
JP15198291A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Tawaragi
紀明 俵木
Muneki Ran
宗樹 蘭
Koichi Ishii
浩市 石井
Isao Inamura
功 稲村
Yoshitaka Suzuki
良孝 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Publication of JPH053328A publication Critical patent/JPH053328A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイアフラムの均一性を確保するとともに熱
応力の発生のない圧力センサを提供する。 【構成】 シリコンウエハに形成されたダイアフラム6
上に歪み検出手段15を設け,前記ダイアフラム6に印
加される圧力を前記歪み検出手段で検出する様に構成し
たシリコン圧力センサにおいて,前記ダイアフラム6は
同一材質からなる絶縁体12,14でサンドイッチ状に
挟んで形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,シリコン圧力センサに
関し,特に高温(例えば200℃以上)で使用可能な圧
力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は特開平2−132866号公報に
高温用として記載されたセンサの要部を示す断面図であ
る。図において1はp形のシリコン(Si)ウエハ,2
はp形ウエハ1上に形成されたn層,3はn層2の上に
形成されたSiO2 による絶縁層,4は絶縁層3上に形
成された不純物拡散抵抗からなる歪みゲ―ジである。5
は異方性エッチングにより除去された穴で,この穴5に
より露出したn層2でダイアフラム6が形成される。上
記の構成において,n層は穴5を形成する際のエッチン
グストップ層として機能し,絶縁層3は高温における歪
みゲ―ジからの電流リ―ク防止層として機能する。
【0003】図6は1990年に発行された電子情報通
信学会技術研究報告 VOL.90NO.277 CPM
90−59に記載された鄭 貴相 他 の報告による圧
力センサの断面図である。図6において1はSiウエ
ハ,3はSiウエハ1上に形成されたSiO2 による絶
縁層,7はSiO2 層の上に接合された単結晶Si層,
8はAl2 O3 (サファイア)からなる絶縁層,4は絶
縁層8上に形成された不純物拡散抵抗からなる歪みゲ―
ジである。上記の構成において,SiO2 層3はエッチ
ング時のストップ層として機能し,絶縁層8は高温にお
ける歪みゲ―ジ4からの電流リ―ク防止層として機能す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の圧力センサにおいて,特開平2−132866号公
報に示されたものはpn接合面の不純物濃度が理想的
(階段状)に変化していないので,ダイアフラム6形成
の際の化学エッチングのストップ面は大きくうねり,ダ
イアフラム6の厚さは完全に均一にならず,また,ダイ
アフラム6はSiとSiO2 の2層構造となるため熱膨
脹係数の違い(Si…2.5×10-6,SiO2 …0.
55×10-6)に基づく熱応力による歪みが発生し易い
という問題がある。
【0005】また,技術研究報告に示されたものは化学
エッチングのストップ層3がSiO 2 であるためダイア
フラム6の均一性は確保されるが,ダイアフラム6はS
iO 2 ,Si,Al2 3 の3層構造となり,Al2
3 の熱膨脹係数は(6.2×10-6)なので,それぞれ
の熱膨脹係数の違いに基づく熱応力による歪みが発生し
易いという問題がある。
【0006】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので,エッチングストップ層と歪みゲ―
ジ下の絶縁層を同じ材質とすることにより,ダイアフラ
ムの均一性を確保するとともに熱応力による歪みが発生
し難い圧力センサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
本発明は,Siウエハに形成されたダイアフラム上に歪
み検出手段を設け,前記ダイアフラムに印加される圧力
を前記歪み検出手段で検出する様に構成したシリコン圧
力センサにおいて,前記ダイアフラムは同一材質からな
る絶縁体でサンドイッチ状に挟んで形成されてなること
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】Siをサンドイッチ状に挾む同一材質の絶縁体
は熱応力による変型を相殺し,エッチングストップ層お
よび歪みセンサのリ―ク防止層として機能する。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すSi圧力セン
サの断面図であり,図6と異なる点は歪みゲ―ジ4の下
のAl2 3 層8の代りにSiO2 を用いSiをSiO
2でサンドイッチ状に挟んだ点にある。図2(a)〜
(c)は本発明の圧力センサの製造方法の一実施例を示
す概略工程図である。工程に従って説明する。工程1
(図2(a)参照)両面を鏡面に研磨した第1,第2の
Siウエハ10,11を用意し,Siウエハ10の片面
に公知の方法(例えば高温の水蒸気に表面を晒す)によ
り第1の絶縁層(SiO2)層12を形成する。次に,
SiO2 層12を挟んで2枚のウエハを公知の直接接合
により接合し,接合ウエハ13を形成する。
【0010】工程2(図2(b)参照)接合したウエハ
13のうちの任意の一方の側をダイアフラムとすべき厚
さ(t)に研磨加工等により形成する。工程3(図2
(c)参照)工程2で加工した面に同様にSIMOX技
術(ウエハに酸素イオン(O+ )を高濃度(1×1018
cm-3程度)にイオン注入し,1300℃以上でこれを
熱処理して成膜する)により第2の絶縁層(SiO2 )
を成層する(この方法により成膜したSiO2 層14は
表面からわずかに埋没した位置に形成され,表面は単結
晶の状態が維持される。
【0011】工程4(図1参照)第1絶縁層(Si
2 )12をストップ層としてエッチングを行ってダイ
アフラム6を形成し,次にSiMOXにより形成した第
2の絶縁層(SiO2 )14の上に歪みゲ―ジ15を形
成する。上記の構成によれば,工程2で形成したSiウ
エハ11がSiO212,14層にサンドイッチ状に挟
まれた構造となり,200℃以上の高温下で使用した場
合も熱膨脹係数の違いに基づいて発生する応力(歪み)
をキャンセルすることができる。なお,本実施例におい
ては絶縁層12,14としてSiO2 を用いたが,絶縁
層としては例えばAl2 3 やSi3 4 (窒化層)等
を用いても良い。図3(a)〜(c)はダイアフラム6
上に歪みゲ―ジ15を形成する為の他の実施例を示す概
略工程断面図である。
【0012】図3(a)は図1(c)の工程3が終了し
た後の接合ウエハ13を示している。この実施例では図
3(b)に示す様に,形成した第2絶縁層(SiO2
層の上に更に単結晶の第3Siウエハ16を直接接合に
より接合する。次に図3(c)に示す様に第3Siウエ
ハ16を研磨等により加工して数十〜数百μmの厚さに
形成し,その単結晶層に歪みゲ―ジ15を形成する。そ
の後図では省略するが歪みゲ―ジ15以外の部分はエッ
チングにより除去する。
【0013】図4(a),(b)は更に他の実施例を示
すもので,図4(a)は図1(c)の工程3が終了した
後のウエハ13の第2絶縁層(SiO2 )14の上にポ
リシリコン17を積層した状態を示し,図4(b)はそ
のポリシリコン層17を1400℃程度でヒ―タアニ―
ルして単結晶化し,その単結晶化した部分に歪みゲ―ジ
15を形成する。この場合も歪みゲ―ジ15以外の部分
はエッチングにより除去する。
【0014】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明した様
に,本発明の圧力センサによれば,ダイアフラムの両面
に同一材質からなる絶縁体を形成してサンドイッチ状に
挟んでいるので,厚さのばらつきのない高精度なダイア
フラムを形成することができ,更に熱による応力歪みが
少ないので広い温度範囲で良好な温度特性を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力センサの要部を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の圧力センサの製造工程を示す要部断面
図である。
【図3】歪みゲ―ジ製作例の他の実施例を示す図であ
る。
【図4】歪みゲ―ジ製作例の他の実施例を示す図であ
る。
【図5】従来のシリコン圧力センサの一例を示す図であ
る。
【図6】従来のシリコン圧力センサの他の一例を示す図
である。
【符号の説明】
6 ダイアフラム 10 第1Siウエハ 11 第1Siウエハ 12 第1絶縁層 13 接合ウエハ 14 第2絶縁層 15 歪みゲ―ジ 16 第3Siウエハ 17 ポリシリコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲村 功 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 鈴木 良孝 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 シリコンウエハに形成されたダイアフラ
    ム上に歪み検出手段を設け,前記ダイアフラムに印加さ
    れる圧力を前記歪み検出手段で検出する様に構成したシ
    リコン圧力センサにおいて,前記ダイアフラムは同一材
    質からなる絶縁体でサンドイッチ状に挟んで形成されて
    なることを特徴とするシリコン圧力センサ。
JP15198291A 1991-06-24 1991-06-24 シリコン圧力センサ Pending JPH053328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15198291A JPH053328A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 シリコン圧力センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15198291A JPH053328A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 シリコン圧力センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH053328A true JPH053328A (ja) 1993-01-08

Family

ID=15530479

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JP15198291A Pending JPH053328A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 シリコン圧力センサ

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JP (1) JPH053328A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006047284A (ja) * 2004-07-06 2006-02-16 Denso Corp 半導体力学量センサおよびその製造方法
CN113686682A (zh) * 2021-09-14 2021-11-23 宁波勤邦新材料科技有限公司 一种太阳能背板基膜的在线检测装置及其工作方法

Cited By (3)

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JP2006047284A (ja) * 2004-07-06 2006-02-16 Denso Corp 半導体力学量センサおよびその製造方法
CN113686682A (zh) * 2021-09-14 2021-11-23 宁波勤邦新材料科技有限公司 一种太阳能背板基膜的在线检测装置及其工作方法
CN113686682B (zh) * 2021-09-14 2024-05-28 宁波勤邦新材料科技股份有限公司 一种太阳能背板基膜的在线检测装置及其工作方法

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